きまぐれな日々

選挙戦の2日目になり、衆院選の投票日まであと11日となったが、当ブログは明日から4日間お休みをいただくことにする。選挙前に書きたいことはほぼ書き尽くした。大新聞に情勢調査の結果が掲載されるのは明日だろうか。公示前に中日新聞が掲載した東海・北陸地方の自民党退潮、民主党躍進の情勢がその後どうなっているか、また中部地方以外の全国ではどうなっているかが注目される。テレビのワイドショーは、解散直後には政治家を呼んで討論会を行っていたが、その後芸能人の麻薬騒動ばかりが取り上げられていたようだ。それが、選挙が公示されたことで再び政治家たちの論戦が繰り広げられることになるはずで、これも選挙の情勢に影響を与えるだろう。

今日(19日)からは、期日前投票もスタートした。投票先を既に決めている方には、この制度の利用をおすすめしたい。投票先を迷われている方は別だが、有権者の義務である投票は早めに済ませてしまって、投票日当日は子供たちの夏休み最後の日曜日でもあるので、レジャーなどのリフレッシュに充て、投票日の夜に開票結果に一喜一憂すれば良いと思う。期日前投票は、通常は今日(19日)から投票日前日の8月29日(土)からの期間中、毎日午前8時30分から20時(午後8時)まで利用可能だが、一部の地方自治体や施設によっては若干異なる場合がある。郵送された「選挙のお知らせ」に記載されていると思うのでそれをご確認いただくか、不明の場合各地域の選挙管理委員会に問い合わせされるのが良いと思う。

さて、今回の選挙の位置づけだが、公示日の大新聞の社説には共感できるものがなかった。右派系の新聞は最初から論外だが、朝日新聞毎日新聞もダメだ。東京新聞でさえ、無難にまとめてしまって心に響くものがない。

その中で、朝日新聞の社説をまな板に上げたい。「総選挙公示―「09年体制」の幕開けを」と題されたこの社説でいう「09年体制」とは、「政権交代可能な二大政党制」が機能する政治体制を意味する。社説は、尾崎行雄(咢堂)の言葉や戦前に5年しか続かなかった保守二大政党時代に触れながら、後者が失敗して日本が戦争への道を突き進んでいったことにはなぜか触れず、90年代の「政治改革」に話題を移し、その核心だった小選挙区制の意義を強調している。社説は、

似通った多様な主張が両党内に混在している。そのこともこの「政権選択選挙」を分かりにくくしている。小政党の主張をどうすれば反映できるかも課題だろう。

と指摘しておきながら、課題の解決策については何も書かずに、

 だが、せっかくの2大政党・政権交代時代の流れを逆戻りさせることは許されない。

と、いきなり結論に飛ぶ。そして、

 政権党は日々の政治の中で自らの理念や存在理由を問い直し、政策を実現させていく。敗者は野党に徹し、「政権準備党」として次の総選挙に向けて自らを鍛え直すことがあくまで原則である。

 政権交代時代にふさわしい政党文化を日本でも育てなければならない。私たちはそのとば口にいる。

 政権交代がごく普通に繰り返される「2009年体制」の政治。30日の投票日、民意の力で新しい民主主義のページをめくりたい。

と社説を結んでいる。朝日新聞は、民主党と自民党による「二大政党制」の確立とその長続きを望んでいるようだ。

だが、その朝日新聞に先日掲載された細川護煕元首相インタビューを読むと、「政治改革」の波に乗って非自民・非共産連立政権の総理大臣を務めた細川元首相自身が、二大政党制よりも「穏健な多党制」の到来を予想している。

当ブログは後者を支持し、総選挙後の政治に、「二大政党制」対「穏健な多党制」の対立軸が生じると考えており、選挙制度は現在の保守二大政党が志向する小選挙区制重視ではなく、比例代表制重視の制度に改めるべきだと考えている。私自身は、そういう視点を持って選挙に臨むが、これは無論読者の皆さまにもおすすめするというものではなく、ただ一人一人が望ましい選挙制度について思いを致していただければ幸いと思う。

[追記]
コメント欄でご指摘いただいたのですが、期日前投票は、衆院選については19日から可能ですが、衆院選と同時に実施される最高裁判事の国民審査については、8月23日以降でなければ審査ができません。市民団体からは疑問の声も上がっているとのことですが、決まりは決まりなので、最高裁判事の審査も行いたい方は、23日以降に期日前投票をされることをおすすめします。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009081902000170.html
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2009.08.19 09:30 | 2009年衆議院選挙 | トラックバック(-) | コメント(9) | このエントリーを含むはてなブックマーク

主さんが支持されるのはやはり社民党か共産党辺りですか?それらのどのような所を支持されるのかを教えて頂ければと思います

2009.08.19 16:13 URL | どーも #syYSEaHs [ 編集 ]

期日前投票の場合、投票日の1週間前にならないと、同時に行われるはずの最高裁判官の国民審査ができません。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009081902000170.html
期日前投票を勧められるなら、23日以降をお勧めになるのがよいと思います。

2009.08.19 18:40 URL | おかしなことだと思いますが #- [ 編集 ]

どーもさん、

ご質問にはお答えできません。当ブログの過去の記事をお読みいただければ、答えは自明です。

おかしなことだと思いますが さん、

ご指摘ありがとうございます。本文に追記しました。

2009.08.19 22:24 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

今回の選挙では、やはり自公や民主を除く第三勢力の埋没が顕著のようです。

私が特にやばいと思っているのは、「国会の質問王」の異名をとる、東京8区の社民・保坂展人氏が、ぎりぎり落選すると観測されている事です。保坂氏は現在当落上を奮戦しているようですが、小選挙区で石原に僅かに及ばず、社民が異常なほど選挙に弱い為、比例復活もぎりぎり不可と分析されてます。

保坂氏は、その突っ込み能力から、
「社民にはもったいない人物」
等という、褒められてるのか貶されてるのか解らない評価をされる人でして、今年のコミケに顔出しをしたという一件からも解る通り、ネットのようなニューメディアにも非常に理解ある生粋のリベラリストで、これまで、無茶な規制をかましたくてうずうずしている自公を食い止める功績は絶大でした。民主と社民のパイプ役を務めている人でもあり、一歩間違えれば右側に傾く民主を引き留めていた功労者なんです。

民社連立、なんて言葉が早くも出てますが、保坂氏抜きでは、これがどんな代物になるやら、解ったもんじゃありません。

まあ、選挙期間中ですので、はっきりとは書きませんが。ただし、現状ではまるきり絶望的ではなく、「ぎりぎり不可」という情勢なので、東京比例区の人は、「すんごい重い一票」を持っているとだけ書いておきます。

2009.08.20 22:17 URL | ASD #JalddpaA [ 編集 ]

WBSで、自民のマニフェスト作製中心人物として船田総務会長代理が出ていました。
そこで話した内需振興策が「企業内留保に課税して、給与への再配分や投資を促す」って・・・えええええ??

のべつ消費税増税ばっかり言ってるのに企業課税なんかできるの??? 
初めてそんなコンセプト聞かされたし、従前の政策姿勢とは正反対、全くの選挙対策で言ってるとしか・・・・・。
本気だったら悪く無いと思いますが、今までを見てると到底信用できません。

もしかすると法人税の劇的な軽減とセットにして、全体では企業減税に抑える言い訳なのかな。

2009.08.21 00:10 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]

こちら北米では既に投票が始まって、あさってまでです。まだ迷っています。次の件に絞って候補者を吟味しているのですが、正直言って民主党は小沢さんが入ってから、信頼なくしています。金権のにおいがするようになったから。次の公開質問したのですが、返事がなく投票に挑もうとしています。これらの内容に毅然とした態度を取っている党は?
ー憲法9条を擁護しますか。その態度を米国も含む対外国へ宣言できますか。

ー核燃料、原発の放射能への危険をどれほどか、対策は?代替エネルギーについて予算を含めた具体案は?

ー公共設備投資と国家予算のバランスはどうあるべきですか。減税といっておいしいえさに食い付く選挙民ばかりでは有りません。具体的にどの公共設備が必要で、どれを削って莫大な国の借金を返済していくめどは。海外への融資は、融資先国のどこまで浸透しているかを末端まで責任持つと言った態度も融資する側に必要と考えますが、どう思いますか。政治家が知名度をあげるため為、融資を振りまいている人いるので。

ー教育、ゆとり教育/学力向上は必ずしも反比例しないのではないでしょうか。大事なのは何ですか? 国の学力レベルをあげて日本の識字率を誇張することですか、子供の心身とも健康ではないでしょうか。子供の心のすさみ、犯罪へ、家庭崩壊これらは、行政のその場しのぎの方針に揺さぶられ、現場の教師たち戸惑っています。

2009.08.21 08:00 URL | 在外選挙人です。 #mfGyOBKA [ 編集 ]

これって、結構重要情報じゃないですか。ブログ的に。

http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082101000430.html
>鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が自身のブログに、30日投開票の衆院選で特定の候補者と政党を支持する書き込みをしていたことについて、阿久根市選挙管理委員会は21日までに、公選法には抵触しないと結論付けた。
>公選法では、選挙期間中に特定候補者や政党を支持する文書などの頒布や掲示が制限されているが、同委員会は「投票を呼び掛けたのではなく、あくまで個人の主張を述べたもの。選挙活動とはみなされないと判断した」としている。
>竹原市長は19日のブログで、対立している市職員労働組合を支持基盤とする政党の候補者への不支持と、対抗馬の候補者への支持を明記。比例代表についても支持政党名を挙げていた。

つまり、「○○候補を支持します」「○○党を支持します」「××候補は支持しません」とブログに書き込むだけなら、公選法には抵触しない、という初めての判断です。

ちなみに、私は前に投稿した通り、
私は東京比例区で社民党を支持していまーす!

東京8区では保坂展人候補を支持していまーす!
対立候補の石原は支持しませーん!

2009.08.22 01:47 URL | ASD #- [ 編集 ]

未だに2大政党制万歳なんて、あの世で、石川真澄氏(故人。2大政党制批判派。朝日新聞政治部記者、退社後、桜美林大学教授)もきっと嘆いていることでしょうね。
(朝日在籍中に、2大政党制批判記事を「世界」、「週刊金曜日」(だったと思います)等、外部のメディアに書いても、朝日が石川氏を処分しなかったこと(したくてもビッグネームなのでできなかっただけかもしれないが)は一応評価できますけど。しかし、2大政党制を万歳する朝日の政治部記者は自分たちが批判派で大先輩の石川氏より偉い(私にはとてもそう見えないが)とでも思っているんですかね?)

2009.08.22 08:57 URL | bogus-simotukare #- [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2009.08.29 23:10  | # [ 編集 ]













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