最近激しく失望したのは、加藤紘一がよりにもよって中川秀直と手を結んでいるらしいことで、あれほどコイズミの新自由主義を批判していた加藤が、もはや自分を民主・社民・国民新党連合に売れなくなったからといって新自由主義者と手を組むとは、加藤もやはり信念など何もない男であったと言わざるを得ない。
自民党の自壊に伴って増長してきたのが民主党内の保守派であって、たとえば選択的夫婦別姓制度を柱とした民法改正が、総選挙マニフェスト(政権公約)から削除されることになった(朝日新聞記事参照)。記事によると、
とのことで、民主党の保守政党としての地金が出始めたといえるだろう。「ネットウヨクより」というHNの方からは、下記のようなコメントをいただいている。ある(民主党)幹部は「これまでは野党だから(否決前提に)提出できた」と説明したという。
鳩山次期総理(と呼びましょうか)が核兵器の持ち込みについて、どちらともとれる逃げ道を用意しつつ肯定的な発言をしたことに対して、民主党の右旋回とからめた論評をお願いしたいと思います。最近の民主党は明らかに態度がおかしいですよね。
・給油撤退のマニフェストの削除
・思いやり予算の検討の表現の軟化
・核持ち込みの肯定的発言
・経団連との懇談会での法人税増税容認と年金の全額消費税方式
・マニフェストから夫婦別姓の取り下げ
・赤松の単独過半数確実発言
2009.07.16 05:38 ネットウヨクより
論評も何も、当ブログは鳩山由紀夫が民主党代表に選出された時以来、鳩山氏が「小沢前代表の傀儡」批判に対して、右寄り、新自由主義寄りの言動を繰り出すことによって小沢氏との違いを打ち出していくのではないかと懸念していた。これは、当ブログをずっと読んでこられた読者ならご存知のことだろう。
衆議院解散の日程が決まったことにより、政府と野党3党がそれぞれ国会に提出した労働者派遣法の改正案が廃案になる見通しとなった。これに関して、昨日のエントリにいただいたぽむさんのコメントを紹介する。
(前略)ところで「今年初め頃にはあれほど盛り上がった反貧困の声が聞かれなくなった」とはこのコメント欄でもかなりの方が書いている事ですが、半年前には総選挙の争点になるだろうと言われていた派遣法問題もここまできてしまいました。
今日の朝日新聞からです。Webにはアップされていません。
─────────────────────────
派遣法改正 仕切直し
業界、規制阻止の動き
政府と野党3党がそれぞれ国会に提出した労働者派遣法の改正案が廃案になる見通しとなったことで、人材派遣業界は改正に反対する署名集めを始めるなど巻き返しの動きを強めている。総選挙後には、改めて規制の範囲をめぐる攻防が繰り広げられそうだ。
政府の改正案は雇用期間が30日以内の日雇い派遣の原則禁止が柱。一方、民主、社民、国民新党の対案は、日雇い禁止に加え、仕事がある時だけ雇用契約を結ぶ登録型派遣や、製造業派遣の原則禁止などを盛り込んだ。
派遣労働の規制を強化する方向だったが、どちらの案も中身の審議にさえ入れなかった。
審議が先送りされる中、人材派遣業界には規制の強化を阻止しようという動きが目立ってきた。
「登録型派遣の禁止は業界の存亡に関わる」と、日本人材派遣協会は6月末から、派遣法改正への反対署名を始めた。同協会は「規制の強化は雇用を減らし、企業にも働く人にも不利益が大きい」と主張。すでに10万人分の署名が集まったという。
製造派遣・請負の業界団体である日本生産技能労務協会も今月上旬から、インターネットなどで、登録型や製造業派遣の禁止に反対する署名を募り始めた、民主党議員への働きかけも進めている。東京商工会議所も今月上旬にまとめた「労働政策に関する要望」で、製造業派遣の禁止への反対を盛り込んだ。
法改正の先送りで、与野党双方が原則禁止をうたう日雇い派遣事業を強化しようという企業も出てきた。短期派遣大手のフルキャストホールディングスは昨秋、規制強化を見越して、今年9月末をメドに日雇い派遣事業から撤退すると表明していた。だが、5月に発表した経営計画で方針を撤回、日雇い事業の強化を打ち出した。(後略)
2009.07.15 14:58 ぽむ
だから民主党政権になったって結局政治はそんなに変わらないのである。ただ、統治能力を完全に失って、1年近くも政治空白を作ってしまった自民党に代わって、それよりは統治能力のある政党の政権ができるだけ、空白よりはマシという程度だ。そのほかで民主党に期待できるとしたら情報公開くらいだろうか。そういえば、沖縄返還をめぐる日米政府の密約にからんで起きた1972年の西山事件において、毎日新聞の西山太吉記者(当時)の起訴状に「ひそかに情を通じ」と異例の表現で起訴状を書き、問題を「知る権利」から下半身スキャンダルにすり替えてしまった佐藤道夫という男が死去したが(朝日新聞記事参照)、この男はなんと民主党参院議員だった(2001?07年、一昨年の参院選に出馬せず引退)。「佐藤道夫」でGoogle検索をかけると、一昨年に書いた当ブログのエントリが上位に表示される。こんな男が民主党議員を務めていたことを考えると心許ない気もするが、参院の民主党議員は一昨年の選挙で(佐藤氏の引退も含めて)ずいぶん入れ替わったし、次の衆議院選挙でも相当入れ替わって若手が増えるだろうから、多少なりとも前進を期待したいところだ。
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1か月ほど前でしたか、共同通信の「津軽海峡等に公海が残っているのは、米国の核が通過できるようにするため」という趣旨の記事に驚きましたが、民主党が政権をとったらそういった類の情報が明るみに出るようになるのでしょうか? 期待されます。
ところで、鳩山代表下の民主党の右旋回には私も懸念を感じますが、夫婦別姓問題は現時点では超党派で取り組むべき問題であって右旋回とは別の問題であると思います。
社会の根幹に関わる重要な部分に限っては、誰しも、「自分の生きる社会はこうあって欲しい」と要求する権利を持っていると思うので、選択制にしてやりたい人だけそうすればいいという話でもないと考えます。
必ずしも夫婦別姓を否定するものでもありませんが、それを基準として政党を色分けすることには反対です。 党派を超えたコンセンサスが必要な問題であり、夫婦別姓問題を有権者の投票行動の踏み絵としてはいけないと思います。
2009.07.16 09:41 URL | Aranjuez #- [ 編集 ]
>最近激しく失望したのは、加藤紘一がよりにもよって中川秀直と手を結んでいるらしいことで、あれほどコイズミの新自由主義を批判していた加藤が、もはや自分を民主・社民・国民新党連合に売れなくなったからといって新自由主義者と手を組むとは、加藤もやはり信念など何もない男であったと言わざるを得ない。
全くおっしゃるとおり。放火などの嫌がらせにも屈しない信念の持ち主の方だと思っていましたが・・・、人間土壇場になると本質がちらついてきますね。
低俗テレビメディアは、「悪徳タケナカ・コイズミ政治VS怒り狂う国民の魂炸裂」と云う今の構図を、なんとかカモフラージュしようと躍起になっているようで、そこから国民の視線そらしを行う目論みを持って、自民党内のどたばた劇を発信しまくっている。しかし皮肉なことにも自民党のオールドファンをも失望させている。
悪徳タケナカ・コイズミ麻薬にどっぷりつかって、何もかも蝕まれているようだ・・・。
国民は、、「悪徳タケナカ・コイズミ政治VS怒り狂う国民の魂炸裂」と云う今の構図を決して見失ってはいけないとおもう。
2009.07.16 12:05 URL | ・ #sSHoJftA [ 編集 ]
加藤のようなリベラル派でも新自由主義者中川秀にくっつくと言う事は、所詮加藤も世襲議員で自分の選挙OR自民党下野におののく政治業者と言う事か。
>加藤もやはり信念など何もなかった男と言わざるおえない。
この指摘は当たっている。
>人間土壇場になると本質がちらついてきますね。
その通り。同感。悪あがきと信念、性根を据える覚悟がない。
あの小泉でも郵政民営化をやりたい。改革で国民を信を問う。漫談家パフォーマンスがB層国民をひきつけた。(それが300議席やりたい放題の状況を作り、今日の悪あがきの原因になっている。)
オバマは核廃絶をチェコで発言して世界の心あるひとを感動させて人の心を揺さぶった。
今の麻生自民の政治業者にオバマのような信念すらない。
2009.07.16 13:38 URL | ぶじこれきにん #U9m.xr6A [ 編集 ]
結局、政権交代はほぼ確実に実現しますが、いまさら何?という話です。
相変わらず、三種の神器な人々は、鳩山だ植草だ、と喧しいですが、彼らを待ち受ける厳しくも切ない現実を思うと憐れでさえあります。
民主党は国民を救ってなどくれませんよ、皆さん。
自公に取って代わってグダグダ政治を引き継ぐだけです。
鳩山は素晴らしい政治家なのではありませんよ、皆さん。
前回党首時より多少は磨かれた、程度のものです。
本質はなにも変わってはいないのです。
壊し屋・小沢の大仕事が、またひとつ増えそうですね。
さぁ、どのセンセイが最後まで生き残れるでしょうか。
そのまえに庶民がくたばってしまうかもしれませんがね。
2009.07.16 14:13 URL | 謎のカスパール・ハウザー #- [ 編集 ]
米国支配、輸出大企業中心の戦後日本史であってみれば、自民党が潰れたぐらいではそう易々と根本的あり方は変わらない、いや変われないでしょう。変わろうとするなら、いろんな脅しやリスクが待ち受けている。そんなものに耐えられる度胸が国民一人一人にあるでしょうか。
理想主義者は、なぜ民主党は日本の非核化をはっきり主張しないと、いらいらするんでしょうが、そんなことして欲しくない臆病でその日暮らしのB層ばかりなのです、現実の日本は。
「非核三原則」なんて、浮気夫婦の建前みたいでホント、虚しいとしか言いようがないですね。これはほとんど全ての国民の責任だと思いますよ。
民主党がともかく、最低賃金千円、派遣労働制限、高校無償化、子育て手当、高速道路タダなどと言っている。とりあえずこれらに期待しましょうや。最低賃金を上げるからには、失業も増えるかもしれないから、生活保護も充実させていかなければならない。
左派的理想論だけでなく、国際的現実の中で、民主党政権が日本の格差縮小と繁栄について実現可能なことを応援し、提案していきましょう。
2009.07.16 15:59 URL | cube #- [ 編集 ]
そもそも政治家なるもの、社会をしっかり見つめ、自分の事よりもより良い社会を築こうと云う志を強く抱き、努力する人のことである。
「改めて、依頼品である、自分の政治生命ばかり考えてドタバタ劇をやっている自メツ党員を観ててみよう。」
「おーぷん ざ ぷらいす」
「国民は、怒るというより笑っちゃうよ。」
2009.07.16 16:25 URL | ・ #sSHoJftA [ 編集 ]
党内左派との結合が、代表時代の小沢の民主党での力の源泉となっていた。しかし二大政党であれば、政策が真ん中に寄って行くのはごく自然なこと。変化を期待する層が社共に流れない今、中道保守あるいは保守派、そして財界につながる精力の取り込み、少なくとも離反を防ぐのは当然といえば当然なのでしょう。
2009.07.16 20:36 URL | KKR #- [ 編集 ]
私の理想としては自民が大敗して、民主党と社民党の連立で安定多数というのが望ましいのですが、おそらく今後は自民党が割れて、自民党小泉とその仲間たちが新党を作り、自民党の看板をすげかえただけのエセ新党ができそうな気がします。そこに民主党からも造反組が出て再編成される。結果、何一つ変わらない、官僚主導、経済優先、国民不在の腐敗政治が繰り返される、そんな気がします。社会民主主義がこの国に根付くことはないのでしょうかね。
2009.07.16 21:13 URL | 屯倉廣 #s.Y3apRk [ 編集 ]
天木直人氏が本日のブログで書かれていましたが、田中康夫の冬柴潰しの出馬は、政界地図を予測する上でとてもインパクトがありますね。当然、兄貴分の小沢が公明党党首潰しに打って出るのは既定でしょう。
麻生や森ではなく、公明党に敵対するところが面白い。小沢、田中、民主党にとっては創価学会相手の方がむしろリスクが高いでしょう。
手強い選挙強者の大カルト集団を今後も相手にしない覚悟は、なまぬるい利権保守政党になるつもりがないことの決意の表れではないでしょうか。
2009.07.16 22:01 URL | cube #- [ 編集 ]
しかし今の時期にわざわざ非核三原則にアヤをつけるとか、鳩山氏はやはりバカですね。
見識の善し悪し以前に戦略性とかそういうものが理解できず、大局よりも自分のちっぽけな自負心を優先させてしまう。利害得失の計算ができない、要するに「バカ」。
ちょいと前に安倍氏が慰安婦や何やらで、踏まなくていい地雷をわざと踏みに行ったのと同様です。
鳩山氏の場合、こういう行動で傀儡とか言われている立場の中、「独自性」を主張したつもりなんでしょうが。
こんな子供じみた当てつけしかすることがないのは、むしろ立場の弱いコンプレックスの裏返しとしか思えません。
小沢後継の時にも不安でしたが、党首或いは国家首脳としては、安倍麻生同様に心許ないという思いがまた強くなりました。
管氏ならこんな配慮に欠けた無駄なことはしないでしょう。
2009.07.16 22:44 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]
加藤は新自由主義と繋がりあります。
加藤は前山形県知事の斎藤氏を担いでいました。
斎藤氏のとった政策は新自由主義そのものでした。
斎藤氏を担いだ時点で新自由主義かと懸念を持っています。
2009.07.17 01:04 URL | 宇宙人 #k8pbphSo [ 編集 ]
Kojitekenn さん。
派遣法改正阻止に関するコメントを昨日のエントリで取り上げてくださりありがとうございました。
引用した朝日の記事にある
>製造派遣・請負の業界団体である日本生産技能労務協会も今月上旬から、インターネットなどで、登録型や製造業派遣の禁止に反対する署名を募り始めた
なんともやりきれないことに、署名の多くは他ならぬ派遣労働者によるもののようです。もちろん、中には「自由な就労スタイルが奪われる」などの理由から自発的に署名した方もいるでしょうが、派遣労働者の弱みにつけこんで署名を集めるというのが業界の本音でしょう。
「誰でも一人でも入れる労働組合・ジーケーアイ」のHPが詳しく述べています。
雇用が失われると脅し文句連ね
派遣切り問題の責任感まったく欠如
http://gkipress.blog42.fc2.com/blog-category-2.html
私も日本生産技能労務協会の署名を募るページを見てみましたが、
https://f.msgs.jp/webapp/form/13251_rpt_5/index.do
─────────────────────────
もしも、派遣規制が強化されたら.....
◆ 「 製造業界において派遣ができなくなります 」
◆ 「 30日以内の派遣が出来なくなります 」
◆ 「 専門業務以外の登録型の派遣ができなくなります 」
○ 製造業で働いていた多くの人たちの雇用機会を奪うことになります。
○ 短期間労働を望んでいる人たちの働く場所を取り上げることになります。
○ 登録型派遣で、軽作業を望む人たちの仕事先がなくなります。
●企業にとっても、必要に応じた人員の確保が得られなくなります。
─────────────────────────
明らかに、企業ではなく、派遣で働く人が呼びかけの主な対象ですね。
これは、日本人材派遣協会の同コーナーも同じです。
http://www.jassa.jp/syomei/index1.jsp
2009.07.17 01:51 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]
夫婦別姓の件、待ち望んでいた多くの女性を民主党は敵に回しましたね。早速抗議しましたが。それにしても女性議員は何をしていたんだろう?
2009.07.17 10:45 URL | メロディ #uA2ejRQc [ 編集 ]
日刊ゲンダイに拠れば、中川グループが次期総裁候補として担ごうとしているのは加藤紘一氏だそうです。
まあそういう事なのでしょう。
2009.07.17 12:54 URL | ☆諒 #WYLK6y5k [ 編集 ]
やっぱり民主党は、「小泉がぶっ壊す前の自民党」、古きよき時代の自民党だなと思いました。右派・保守派に配慮して右傾化するのもある意味「国民政党」だからでしょう。
今度の総選挙で政権獲得の可能性が濃厚なだけに良い方向へと向かうことが政権交代の意義ではないのでしょうか。
共産党の総選挙に対する決意表明を読み、これなら比例は共産に入れて良いと思います。社民、国民新党でも良いが、ここはそれぞれの思想信条に任せます。
民主党に勝ちすぎないためにも、きちんと良い点はほめ、悪い点はどんどん指摘するためにも・・・。
2009.07.18 06:55 URL | ゴルゴ十三 #DTxGwd9Y [ 編集 ]
>派遣切り問題の責任感まったく欠如
日本の企業にモラルを求めることが、そもそも間違っているってことなんでしょう。
私も建設業相手の人集めをしたことがありますけど、ほんと、企業なんて人間を都合の良い道具ぐらいにしか思ってないことが良くわかりましたよ。
派遣労働がダメだと、また外国人労働をふやしそうですね。
パスポートをとりあげて、狭いアパートに閉じ込めて逃げないようにし、それで”研修生”だっつって低賃金でこきつかうんす。
バブル時代になってタコ部屋労働は復活してましたのでね。また増えますよ。
2009.07.18 07:51 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
鳩山由紀夫次期新政権近しですね 総理になった途端に故人献金問題の再燃で辞任なんて面白いですね期待してますよ。
2009.07.19 14:17 URL | ミンス党 #- [ 編集 ]
そもそも自民、民主を右派左派ではわけられないと思いますね。
左派、リベラルという点では民主ではなく共産でしょうし。
民主はどちらかというと改革路線というだけで、特に小沢が頭になってからは物によっては左よりだったり自民より右よりだったりしますし。
小沢になってから左派、リベラル色より改革色のほうが強いですね。
軍事方面では脱米従属主義だけど一定親米路線、独自路線を取るという意味で当然対アジア外交の親ア外交路線なだけですし。
ネトウヨはアジア外交を否定してますけど、米従属やめて、脱アジアってまたアジア太平洋戦争でもするつもりなんですかね?
また内政において民主を支持する人は
半世紀の自民、政官民癒着の打破、軽減を見てる人も多そうですし。
一番は自民が想像以上にだらしなさそう
って所ですかね。
民主が選挙に勝ってもそれに対する大きな政党は必要と思うのですが。
自民は負けたらバラバラになりそうな感じですね。
所詮利権に群がってる奴らばかりなので。
2009.07.19 18:00 URL | とおりすがり #- [ 編集 ]
>最近激しく失望したのは、加藤紘一がよりにもよって中川秀直と手を結んでいるらしいことで、あれほどコイズミの新自由主義を批判していた加藤が、もはや自分を民主・社民・国民新党連合に売れなくなったからといって新自由主義者と手を組むとは、加藤もやはり信念など何もない男であったと言わざるを得ない。
全くその通りですね。
「加藤の乱」が目指した森下ろしは、一応筋が通っていたと思います。森首相は、小渕首相の死去を受けて、密室で五人組によって決められた総理、という経緯がそもそもありましたから。
しかし麻生首相は違います。安倍首相、そして福田首相の政権投げ出しのあととはいえ、総裁選という正統な手続きによって自民党が選んだ総裁でした。
それなのに、「都議選で負けた。このままでは自民党は崩壊する」 から総裁選前倒し?
森下ろしのときでさえ、執行部(主に野中幹事長)の切り崩しで不信任案可決を阻止されたのに、今回は大義名分があまりにお粗末過ぎました。麻生下ろしが成立する見込みが、どのくらいあると加藤氏は考えていたのでしょうか。
そして、麻生下ろしに加担してそれが失敗したら、自分の政治生命は本当に終わる、ということを、加藤氏は理解していなかったのでしょうか。 まあすでに政治生命は終わっていたとも言えるわけですが。
それにしても森の懐刀だった、中川秀直氏と組んでしまうくらい、加藤氏の頭の中は、ぐちゃぐちゃになってしまったのでしょうか。
6月27日掲載の産経新聞のインタビュー記事
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090627/stt0906271302004-n1.htm
などを見ると、加藤氏は、自民党の下野は、もう仕方ないものとして覚悟している様子がうかがえたので、余計に今回の行動は解せません。
加藤の乱までは、自民党の中では骨のある政治家だと思っていましたし、検索してヒットしてきたkojitakenさんの2006年11月のエントリー
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-187.html
を読み返してみても、なかなかの人物だと思うのですが、残念です。
さて、いよいよ解散です。
7/15のエントリーに、
>9月に成立するであろう民主党を軸とした新政権は、はやばやと国民の失望を招いて支持が低下することは火を見るより明らかで、(中略)
>仮に総選挙で民主党が過半数を制したって、新政権は決して安定しない。
とkojitakenさんが書かれている通り、その可能性は決して低くはないと私も思うのですが、そう簡単に民主党政権が瓦解したとすると、有権者はもう二度と自民党以外の政党に政権を委ねることはなくなってしまうと思います。
だからといって民主党の政策に問題があっても一から十まで反対すべきでない、などと主張するつもりはもちろん全くなく、個々の政策に対して、選挙前も選挙後も、是々非々で判断し、必要に応じて個々の議員や党への直接的な行動もしていくことが重要だと思います。
これからが正念場ですね。
2009.07.21 01:56 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]
【雇用問題】各政党メール・フォーム
雇用に不満がある人は政党に直接メールした方がよい。
メルアドを知られるのが嫌なら、使い捨てのフリーメールを取得して使用すればよい。
今がチャンス。というより、今が「ラストチャンス」かもしれない。
●民主党 web-site
https://form.dpj.or.jp/contact/
●民主党 ネクスト厚生労働大臣 藤村修
衆議院議員 藤村修
ttp://www.o-fujimura.com/voice.html
●民主党 ネクスト厚生労働副大臣 山井和則
衆議院議員 やまのい和則(かずのり)
ttp://yamanoi.net/
山井和則 <kyoto@yamanoi.net>, 山井和則 <tokyo@yamanoi.net>
●民主党 ネクスト厚生労働副大臣 中村哲治
中村てつじ公式WEBサイト - メール
ttp://tezj.jp/modules/contact/
●社民党OfficialWeb┃お問い合わせ
http://www5.sdp.or.jp/central/inq/inq.htm
●日本共産党ホームページの著作権について
http://www.jcp.or.jp/service/mail.html
kenpou25@jcp.or.jp
非正規雇用の対象業務 - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?ie=auto&q=%22%C8%F3%C0%B5%B5%AC%B8%DB%CD%D1%A4%CE%C2%D0%BE%DD%B6%C8%CC%B3%22
2009.08.01 00:44 URL | #gUK8S.K2 [ 編集 ]
◆技術者等の非正規雇用を明確に禁止すべき
▼民主党は、マニフェスト案において、『原則として製造現場への派遣を禁止』とす
る一方で、『専門業務以外の派遣労働者は常用雇用』としています。『専門業務』の
『常用雇用』が除外され、かつ『専門業務』に技術者 (エンジニア) 等が含まれると
すれば、これは看過できない大きな問題です。
技術者 (エンジニア) 等の非正規雇用 (契約社員・派遣社員・個人請負等) を明確
に禁止しなければなりません。
改正前の労働者派遣法に関する「政令で定める業務」の内容は、技術の進展や社会
情勢の変化に対し時代遅れになっており、非正規雇用の対象業務を、全面的に見直す
必要があります。
また、派遣社員だけではなく、「契約社員」・「個人請負」等を含む非正規雇用を
対象としなければなりません。
【理由】
●技術者等の非正規雇用が『製造現場』の技能職に比べて、賃金・雇用・社会保険等
において有利だという誤解があるならば、そのようなことは全くない。長時間労働
など過酷な労働環境に置かれている割には低賃金の職種で、雇用が安定しているか
というと、『製造現場』の技能職以上に不安定である。
技術者等が『製造現場』の技能職に比べて過酷な労働環境に置かれているにもかか
わらず、非正規雇用として冷遇されるのであれば、技術職より技能職の方が雇用・
生活が安定して良いということになり、技術職の志望者が減少して人材を確保でき
なくなる。努力して技術を身につけるメリットがなくなるため、大学生の工学部・
理学部離れ、子供の理科離れが加速する。一方、技能職の志望者は増加し、技能職
の就職難が拡大する。
●技術者等の非正規雇用が容認されると、マニフェスト案『中小企業憲章』における
『次世代の人材育成』と、『中小企業の技術開発を促進する』ことが困難になる。
また、『技術や技能の継承を容易に』どころか、逆に困難になる。さらに、『環境
分野などの技術革新』、『環境技術の研究開発・実用化を進めること』、および、
『イノベーション等による新産業を育成』も困難になる。
頻繁に人員・職場が変わるような環境では、企業への帰属意識が希薄になるため、
技術の蓄積・継承を行おうとする精神的な動機が低下する。また、そのための工数
が物理的に必要になるため、さらに非効率になる。事業者は非正規労働者を安易に
調達することにより、社内教育を放棄して『次世代の人材育成』を行わないように
なる。技術職の魅力が低下して人材が集まらなくなるため、技術革新が鈍化、産業
が停滞する。結局、企業が技能職の雇用を持続することも困難になる。
●派遣社員だけではなく、「契約社員」・「個人請負」等を含む非正規雇用を対象と
しなければ、単に派遣社員が「契約社員」・「個人請負」等に切り替わるだけで、
雇用破壊の問題は解決しない。
企業は派遣社員を「契約社員」や「個人請負」等に切り替えて、1年や3年で次々
に契約を解除することになり、現状と大差ない。
▲上記の様に、『製造現場への派遣を禁止』するにもかかわらず、技術者等の非正規
雇用 (契約社員・派遣社員・個人請負等) を禁止しないのであれば、技能職より雇用
が不安定となった技術職の志望者が減少していきます。そして、技術開発・技術革新
や技術の継承が困難になるなどの要因が次第に蓄積し、企業の技術力は長期的に低下
していきます。その結果、企業が技能職の雇用を持続することも困難になります。
これを回避するには、改正前の労働者派遣法に関する「政令で定める業務」の内容
を見直して技術者等の非正規雇用を禁止し、むしろ技術者等の待遇を改善して、人材
を技術職に誘導することが必要です。これにより、技術者等は長期的に安心して技術
開発・技術革新に取り組むことに専念できるようになります。その成果として産業が
発展し、これにより技能職の雇用を持続することが可能になります。
もしも、以上のことが理解できないのであれば、管理職になる一歩手前のクラスの
労働者ら (財界人・経営者・役員・管理職ではないこと) に対し意識調査をするか、
または、その立場で考えられる雇用問題の研究者をブレーンに採用して、政策を立案
することが必要です。
2009.08.23 15:57 URL | #gAE7LgKA [ 編集 ]
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