fc2ブログ

きまぐれな日々

15日夕方から17日までは、ブログにアクセスしなかった、というよりできなかった。外出先でインターネットの調子が悪かったためだ。もともと、この間投稿はしないつもりだったが、全くブログにアクセスできなかったのは予定外だった(18日午前1時頃からネットに復帰しています)。しかし、もうAbEndは自律的に動き出している。しばらく見ないうちに、TBされた記事はずいぶん増えた。

とにかく何よりも、AbEndの手ごたえだが、これは結構ある。安倍晋三の統一協会への祝電の件は、結構知られてきているようだ。当ブログからリンクを張っている、2ちゃんねるの★★反日ブログ監視所をウォッチするスレ★★からも、SOBAさんの記事AbEndなどへのリンクが張られている(302番の投稿)。

一方で、妙な動きもある。Yahoo!掲示板では、ナント美爾依さんの「カナダde日本語」のURLが投稿禁止ワードになっているとのことだ(「Yahoo掲示板にも安倍の圧力が?」?「カナダde日本語」)。Yahoo!が安倍に圧力をかけられたのか、あるいは自己規制しているのかはわからないが、あまりにもひどい言論統制ぶりに、怒りが収まらない。公序良俗に反するどころか、その対極にあって、国賊安倍晋三を倒す運動の旗振りをしている、一人でも多くの人に読んでもらいたい愛国的ブログだというのに。
(注:この件は、美爾依さんの「カナダde日本語」の検証記事「Yahoo!掲示板に投稿できない理由」により、FC2ブログのURLすべてに対するリンクが投稿検証になることが判明しました。記事をなかったことにするのもアンフェアかと思うので、この件に関しては、安倍やYahoo!の圧力などではなかった、と訂正しておきます=2006年7月19日追記)

不肖当ブログにも、先週金曜日の夕方、某省庁から妙なアクセスがあった。(おそらく)省庁の勤務時間中から残業時間にかけて、結構な長時間にわたって、当ブログのエントリーに片っ端からアクセスしていたのだ。何らかの政治的意図があるのか、それとも職員が上司の目を盗んで、こっそりネットで遊んでいただけなのかは知らない(後者であってほしいものだ)。
ただ、どの省庁からのアクセスか、どういうキーワード検索をして当ブログにたどり着いたかを、当方は把握しているとだけ申し述べておく。
さて、今月は「文藝春秋」が結構面白い(2006年8月号)。

靖国に関する上坂冬子(靖国首相参拝推進派のゴリゴリ右派)の加藤紘一(反対派)へのインタビューでは、上坂の主張をことごとく加藤に反論され、上坂がやり込められているのが面白い(笑)。また、前宮司・湯澤貞氏へのインタビュー記事で、現宮司の南部利昭氏がかつて電通に勤務していたことを知ったが、さすがというべきか、既にカマヤンによってAbEndにTBされていた(『新興宗教「靖国神社」の宮司は元電通社員』?「カマヤンの虚業日記」)。なお、福田和也の論文は全く読むに値しない。

あと、元朝日新聞編集委員の落合博実(ひろみつ)氏(中日ドラゴンズの監督と読みは同じだが、もちろん別人)の『国税「創価学会調査記録」を入手』という記事や、徳本栄一郎氏の『福井総裁が落ちた罠』という記事がある。後者は、タイトルこそ日銀の福井総裁をターゲットにした記事のように見えるが、実際にはオリックスの宮内義彦会長をメインの標的にした記事だ。各誌とも、「改革利権の追及」という視点で、小泉内閣の政策を責めるようになってきており、この記事もその流れにある。だが、宮内や村上ファンドの件については、論じ始めたら大きなテーマになるので、稿を改めることにしたい。

今月号の文藝春秋で、是非取り上げておきたいのが、ベストセラー「ウェブ進化論」の著者・梅田望夫氏による「グーグルを倒すのは'75世代だ」という記事だ。

私は60年代前半の生まれで、「'75世代」よりははるかに年上であり、梅田氏と同世代だ。「ウェブ進化論」は立ち読みして、面白そうな本だとは思ったが、本の中で、梅田氏が昨年の9・11総選挙で自民党を支持していたことを知り、買うのを止めた。昨年の総選挙で自民党に投票した人たちに対して、私の評価はきわめて低く、あの時自民党を支持、投票したというだけで、私はその人間を信用することができない。

でも、悔しいことに、文藝春秋に載った梅田氏の文章は、結構面白かったし、何より、鼓舞させられた記述があった。それを、ここに紹介しておきたい。

『?(筆者注:聞き手) 昨年九月の総選挙では「初のネット選挙」として、ブログが投票行動に影響を与えたと言われています。有力なアルファブロガーやIT企業家が、自民党の懇親会に呼ばれ、彼らが自民党にかなり肯定的なブログを書いた。それを読んだ若い読者が若い読者が自民党に親近感をもったという説です。ジャーナリズムのような客観性がなく、共感で結ばれているブログを通したネットワークは、政治的に利用される可能性がないでしょうか。

 梅田 自民党に呼ばれて喜んで出かけたのは、ブロガーの中でも一部の偏った集団でしょう。懇親会に行くなんて、ヒマがなければできないですから。だいたい自民党公式発表みたいな一次情報を取りに行くこと自体、ブロガーとしてセンスがなさすぎる。個人で取れる一次情報なんて限られています。新聞などメディアが発する一次情報に、自分なりの意見を加え編集して二次的に発信することにブロガーの役割があるんです。複数の人が物事を多面的に伝えることで、多様な意見が広がって、物事が正されるメカニズムが生まれる。"ウィズダム・オブ・クラウズ(群集の叡智)"が形成されるのです。』
(梅田望夫「グーグルを倒すのは'75世代だ」=「文藝春秋」2006年8月号より)

「群集の叡智」。素晴らしい言葉ではないか。それは、何かというと価値観の画一化を目指すファシズムやカルト宗教とは、対極に位置するものだろう。
関連記事
スポンサーサイト



このところ、AbEndへのTBの数が倍増してきてとても嬉しいです。

Yahoo!掲示板の件、今日のブログにも書いたのですが、実は、FC2のURLは全部リンクできないようになっていることがわかりました。Yahoo!とFC2って敵対関係にでもあるのでしょうか?それとも、単なる禁止用語の勘違い?

2006.07.19 12:45 URL | 美爾依 #- [ 編集 ]

甲斐新町とか言う安倍の信者が時折AbEndに貼り付けてきます。
正直言って目障りです。
この安倍信者、たんぽぽのなみださんにもイチャモンを付けたり何かと問題がありますね。
困ったものです。

2006.07.19 12:56 URL | 匿名希望(すみません) #- [ 編集 ]

美爾依さん
お知らせいただきありがとうございました。記事を一部訂正しておきました。

匿名希望(すみません)さん
ほんとに困ったものですね。ブログをお持ちなら、記事を書いてAbEndにTBし、甲斐田新町の記事などかき消すくらい「安倍を『ジ・エンド』させよう」というAbEnd本来の精神にのっとった記事で埋め尽くして下さい。
未開設なら、すぐにでも開設をおすすめします。私だってまだブログ歴3か月です。
とにかく、みんなでAbEndを実現させましょう!

2006.07.19 18:58 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://caprice.blog63.fc2.com/tb.php/95-6f07ef03