きまぐれな日々

何の因果か、平日はほぼ毎日政治のことをブログに書く日々が続いているが、もちろん未来永劫続けるつもりはない。しかし当面は続ける。今黙るわけにはいかない、そんな思いが強い。

いつしか、エントリ数は900件に迫っている。アクセス数は、決して直線的には伸びていかず、政局になるたびに増え、それが一段落したりマンネリ化したりするたびに徐々に減りを繰り返し、ちょうど山道を稜線に沿って縦走しながら徐々に高度を上げていくような具合だ。

でも、時々政治のことを書くのがいやになることがある。一昨年秋の大連立騒動の時がそうだった。西松事件以降の今回はまた少し違う。ネット言論の世界にもファシズムの波が押し寄せてきているのを感じるのである。

西松事件の直前には、麻生内閣の支持率が日本テレビの調査で1桁に落ち込み、政権交代間近のムードが高まった。西松事件が起きると、一転して民主党と小沢一郎の支持率が下がった。

政治と金の問題については、政治に金がかかるのは事実だが、一部の小沢一郎支持者は、企業・団体献金をもらって何が悪い、と開き直った。その途端、小沢一郎自身が企業・団体献金の全面禁止を打ち出した。企業献金は、見返りがあれば贈収賄になるし、見返りのない献金なら企業に対する背任になる。だからこれは禁止すべきだとは、あの自民党べったりの電波芸者・三宅久之だって主張していることなのだ。ところが、小沢が全面禁止を言い出す前の小沢支持者は、それまでの主張をなかったことにするかのように企業献金を正当化した。ご都合主義もいいところである。

現在でも、岡田克也は企業・団体献金を禁止はするけれど猶予期間を設けたいという意向で、それよりも世襲制限に力を入れる方向性を示したが、小沢一郎の意中の後任候補であった鳩山由紀夫は、この点で岡田克也との違いを際立たせることをしなかった。だから、この点で両氏に大きな違いを見出すことはできない。

岡田氏で一番まずいと思ったのは、消費税増税に積極的な姿勢を見せたことだった。この点では、今後4年間は消費税増税の議論もする必要がないと言った鳩山氏の方に、議論の分があった。

しかし、いずれにしても、鳩山由紀夫と岡田克也に決定的な違いがあったわけではない。ところが、同じ民主党支持者であっても、このところ急激にアクセス数を伸ばしていたあるブログが、ある時新進党を解党した当時の小沢一郎を批判し、岡田克也支持を明確に打ち出したところ、突如として罵詈雑言を浴びるようになり、その後代表選で鳩山由紀夫と岡田克也の対決になったこともあって、コメント欄で「自公の工作員」呼ばわりされるに至るという例を見てしまった。鳩山由紀夫と岡田克也の違いは、私の見るところ、前者が小沢一郎の意中の後継者であり、後者はそうではないというだけのものだ。両者とも党内の保守派であり、私はどちらも支持しないが、世襲の鳩山由紀夫よりは非世襲の岡田克也をとるというスタンスだった。

だから、岡田克也支持者が「自公の工作員」だなどとはお笑い種で、ブログを始める前から掲示板で罵倒合戦に慣れっこになっていた私などは、別段そんなことを言われたくらいで「またか」という感じなのだが、岡田克也支持のブロガーの方には「ブログ論壇」の異常さがショックだったようだ。攻撃側には、岡田支持ブロガーを「嘘つき」呼ばわりしたブログまで現れる始末だから、無理もないかもしれない。私は、『きっこの日記』までもが鳩山由紀夫を反自民、岡田克也を親自民と言い出した時、この流れを止めなければならないと思うようになった。

ここで、ネットの議論とはそんなものと言ってしまったら身も蓋もない。熱心な小沢一郎支持者たちが、小沢から距離を持った言説を叩く過程で、小沢一郎の指示があったなどとは決して誰も思わないだろう。むしろ、小沢一郎自身は反米を掲げた人たち(その実態は反米左翼と排外主義極右の野合である)に担ぎ上げられていることなど知らないか、知っていても相手にしていないのではないか。今、ブログで小沢一郎擁護論をぶっているリーダー的な人が、民主党政権のブレーンになるかというと、絶対にそんなことはあり得ない。例えば経済政策だったら、榊原英資氏あたりが中心的なブレーンになるだろう。榊原氏は、やや新自由主義寄りのリベラルであり、もちろん反米などではない。

現在ネットで小沢一郎や鳩山由紀夫支持の中心になっている勢力は、いわば草の根から盛り上がっていったものだが、その過程でありがちな排他性を身につけ、まず共産党を自公の補完勢力であるとして排除し、次いで民主党でも岡田克也を小沢一郎に批判的な前原誠司らに支持されていることを理由に、また菅直人を小沢一郎に辞任勧告を突きつけたといわれていることを理由に、それぞれ批判の対象とした。自らは「反自公が分裂していてどうする」と言いながら、岡田克也支持のブロガーに「ブログ論壇」に恐れをなさせてしまっている。

この現象を説明する時に思い浮かぶ言葉が「ポピュリズム」である。この言葉は、以前かつさんから「大衆迎合主義というより大衆扇動主義というべきだ」と言われたような記憶があるが、まさしくポピュリズムによってアクセス数を伸ばしていったブログが存在する。こうした「暴走」ともいえる動きに対しては、ほかならぬ民主党関係者や同党支持者、あるいは必ずしも民主党支持でも小沢一郎支持でもないけれども反自公だ、という人たちからも苦情が出ているのが実情だ。

こういうのは、誰かが異議申立しないと話が始まらない。今なら、ポピュリズムがファシズムに至る前に食い止めることができる。そう考える次第である。「リベラル・市民派ブログシーン」に自由闊達な議論の空気を取り戻したいと強く願う。


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『サンデー毎日』5月31日号に、鳩山氏支持議員に "怪文書" が送りつけられていたとの報があります。<岡田氏の代表断固反対!>と題されたもので、自民党の関係者の「岡田氏が代表になると総選挙を闘いにくい」発言は「まんじゅう怖い」発言である、という主旨。

"怪文書" ですから、内容の信憑性も流布する意図も不明ですが、「自民党やマスゴミは岡田がお望みのようだが」という一節があるそうで、自民党とマスコミが共闘してるとでもいいたげです。

マスコミですが、ついこの間まで自民党をたたきまくっていたように見えてたのは、私の錯覚なのでしょうか。

私は、次の選挙では、マスコミは政権交代を煽るのではと予想しています。そのほうがおもしろい、そのほうが盛り上がりそう、となれば、特にテレビはどうしてもそうなるんじゃないか。

2009.05.21 12:56 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]

 民主党の代表選で、自分の支持しない候補を、むやみに他党に通じているなどと言ってみたり、節度を越えた罵倒をしてみたり、ネットの他候補支持者に失礼なコメントを入れたり、というのは、確かに下手な分断を起こしかねないことで、慎むべきでしょうが、
 ここで鳩山氏と岡田氏を大差ないなどとするご意見にも全く同意しかねますね。
 消費税もそうですが、検察に対する対応にも、岡田氏は非常に疑問があります。あからさまに不当な捜査・逮捕が行われ、にもかかわらず国家機関への批判は控えた方がいいなどと言うのは、もはや自分がイニシアティブをとり政治と行政機関を刷新する意志がないという表明としか思えません。
 悪意がないとしても、とんでもなく寝ぼけた意見です。
 亀井静香氏が、岡田氏は国策捜査批判に消極的だから負けたのだと言ったそうですが、全くその通りですし、負けなくてはならないのです。
 田原総一朗氏が小沢批判について、共産党の小池氏に助け船を求め、それに小池氏が素直に応じる場面などは、まさに左翼政党の権威が地にに墜ちたところでしょう。
 右も左もありません。不当な国策捜査は厳しく糾弾しなくてはいけないのです。今そこにある危機を放っておいて、民主主義だの、平和だの、労働者の権利だのと言ったところでどうしようもないでしょう。

2009.05.21 12:57 URL | cube #- [ 編集 ]

小沢・鳩山ライン支持者の傾向
・国策捜査批判最優先
・マスコミや自民党の陰謀を主張
・小沢批判への同調を陰謀への加担として非難
・小沢氏個人への期待が非常に大きい

岡田支持者の傾向
・選挙戦略への影響を優先
・献金問題については是々非々のスタンス
・政治的リベラル性を特に重視
・小沢氏個人についても是々非々

ところでcubeさんとかsonicさんとか風太さんとか、そろそろ自分のブログでもたれた方がよくありません?

なんだかここのブログのコメント欄をご自身のブログ代わりにされているような気がしますよ。

2009.05.21 13:36 URL | 黒騎士 #xcskwfhY [ 編集 ]

小沢も鳩山も岡田も、お世辞にも評価に値する政治家とは思いません。基本的に新自由主義を推進する側に立ち続けてきました。今になってそれなりに政策を転換していますが、高所得者や大企業への課税強化はまったくなしです。金持ち優遇を捨ててはいません。(平沼も実は同様。亀井は再分配を主張しているが)。あげく、小沢は若年失業者いびりまでしています。大体この人は、とっくに塀の向こう側にいっているべきでしょう。微罪で刑務所送りになった政治家がいるのに、理不尽なものです。ところが、小沢の立場が変わるなり、旧悪を蒸し返されたました。右派路線まっしぐらの時期なら、全く野放しにされていたことを、左にシフトするなり咎められたわけです。私にしてみたら、二重の意味で不当だと思います。
 今のところ、民主党は自民党との協調路線をかなり放棄している、とは思います。私をは社民共産の方が圧倒的にいいとは思っていますが、比例代表で投票するしかないでしょう。また、民主が自民と互角以上とれないと、社民共産が影響力をもてません。
 政権交代をすれば、社民共産がキャスティングボートを握れます。そのこと自体は理想的でしょう。しかし、それをよしとしない民主党内極右が離党カードをちらつかせつつ、平沼などと同調しながら逆にキャスティングボートを行使しかえしてくるでしょう。
 そんな感じで、民主政権は立ち往生してしまうかもしれませんが、今自民党に勝たせたら、消費税増税など必至です。勝てば官軍といわせてはいけません。

2009.05.21 15:12 URL | puyonyan #- [ 編集 ]

小沢一郎は、決して首相の座など欲していない。60年間続いた官僚社会主義的政府から政治を国民の手に取り戻し格差社会の是正を民主党にやらせたいだけだ。政権奪取してからじゃないと公務員の2割削減又は、給料の2割カット等できない。地方分権も出来ない。安全保障は政権を取ってから存分に議論すれば良い。今みたいに歯止めがきかない自衛隊の派遣など有りえない。民主党を分断させたいのか貴方は。自endの推進者でしょうが。

2009.05.21 15:14 URL | YAMACHAN #- [ 編集 ]

黒騎士さんへ

 コメント欄に、ブログ主さんへの反論を書いても構わないのではないでしょうか。もとより、私は個々のコメント欄にしばしば書かせていただいていますが、いつも是々非々です。いちゃもん専門にしているわけではありません。
 ネットはどっかの大学の研究室じゃないんだから、付和雷同みたいな堅苦しいことをおっしゃることの方が愚だと思いますよ。言葉の礼節は守らなくてはいけないが、議論は無礼講でいいじゃないですか。
 それから、上記、「小沢・鳩山ライン支持者の傾向」「岡田支持者の傾向」というのも随分一面的ですね。
 他の方はどうか知りませんが、私は「岡田支持者の傾向」などと一方的に括って主観的に決めつけるつもりはありません。
 ただ、岡田の主張があまりにエッセンシャルな要素に欠け、民主党を骨抜きにする危険があるので、危惧しているのです。それは「小沢支持者」だけでなく、週刊誌や夕刊紙なども最近取り上げだしていますよ。

2009.05.21 15:25 URL | cube #- [ 編集 ]

昨今、多く見られる「小沢一郎支持者」というのは本当なのか怪しいです。少なくとも伝統的な自由党支持者の流れとは別物にしか見えません。ちゃんと日本改造計画を読んだ人がいるのだろうか。賛同しているのだろうか。かつて自由党はネットで交流してたりしてましたが、その辺の人とか、一新会の周辺とか。そういう伝統的な小沢支持の流れとはまったく関係なく、突如として「検察問題」をきっかけに「にわかファン」が激増したように見えます。その多くはが自由党ではなく社民党や共産党に近い立場みたいなんですね。実にふしぎです。

(民主党内でも旧社会党と旧自由党は親しいという。同じ現象がネットにも出ているのかもしれない。)

理念の離れた人達同士で、どこがどう通底しあう部分があったのかと想像すると「ああ、なるほど」とわかることがあります。いわゆる「体質」の側面です。公正な競争よりも「ウラで操る方」の望むということ。非正規雇用よりも正社員雇用を重視すること。無党派よりも組織団体、労働組合寄りであること。ぜんぶ通底してますね。

ふと、気づけば「護憲」といった理念は消失してしまいました。

労働者の味方をしている人達がFTA積極推進派の小沢を支持する・・・実に奇妙です。

逆に岡田のような、一定の市場原理を肯定しつつセーフティネットを作るという立場(欧州型リベラル)であったり、組織団体よりも無党派寄りっていうのは、彼らからすると敵対関係になるのでしょう。

そうなると、「そもそも民主党はどっち何だ」というアイデンティティの話になります。

鳩山さんはかつて「ニューリベラル」と称してました。それは社民党共産党のような「極端な左派」からは距離を置き、かといって新自由主義的な立場はとらない、という中間主義的発想でした。最近、岡田さんの言っていることと同じですよ。

てっきりそういう、中間主義的・中道的な方向性を目指していて、それを多くの人が支持していたのかと思ったんですけどね。

ここにきて、ネットではその方向性が否定されている・・・・ってことかい???

じゃあ社会主義国家でも目指すのかいな。
現象面だけでいえば、戦前の「国家社会主義」運動と似すぎですよ。

それこそ、まさにポピュリズムですよ。

そーいや、ランキングの上のほうに来てるブログは、はっきりいって「ネットウヨ」とまったく同じ手法を使ってますよ。イラストを多用したり荒い言葉を使ったり。媚びることによってアクセスを稼ぐ。TVタックルや太田総理みたいなもんです。TVタックルもUFO特番やってたしね。

戦前は、「挙国」一致を建前に不公正がまかり通り、ポピュリズムが蔓延し、労働者に優しい政策=大陸利権の獲得。が人気を得てしまった。その歴史を忘れてはいけない。

労働者の意見 = 正義 ではない。

今回の件は、国家社会主義の流れにとても似ていて、怖い。

2009.05.21 16:59 URL | 無党派 #- [ 編集 ]

違法献金を合法に見せかける偽装に加担してばれたら、捕まって起訴されるのは当然でしょう。それを「不当な国策捜査だ」などというのは逆ギレと同じです。
http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2005/01_03.html
「政治資金透明化への取り組み」
「外部監査」
「迂回献金(マネーロンダリング)の禁止」
「公共事業受注者等からの献金禁止」
「「ウッカリ」不記載という言い訳は認めずに「チャッカリ」不記載とみなして罰則を加える厳しい姿勢」
などと書いているのがまさに地に堕ちたところですが、その辺りの自覚と反省がない小沢とその取り巻きはとんでもなく寝ぼけています。

2009.05.21 17:11 URL | Black Joker #RtNpiJ3M [ 編集 ]

ご意見はもっともですが、過去に同じような仲間割れをたびたび演じてきたkojitakenさんが上記のような主張をされるのは、変な感じです。

2009.05.21 18:17 URL | ラッツォ #TY.N/4k. [ 編集 ]

> 企業献金は、見返りがあれば贈収賄になるし、見返りのない献金なら企業に対する背任になる。

小沢支持者としては(笑)、「開き直った」かどうかは別にして「企業・団体献金をもらって何が悪い」と、あえて言うべき状況があったということです。
今回の小沢氏のケースで、注視すべきはただ一点だったはずで「贈収賄」の有無がそれです。あるいは特定の献金によって、政策に歪み・偏りが生じたか否か。企業献金の是非とは、峻別して議論することは正当なことです。
それと、筆の滑りだとは思いますが、政治家を「企業に対する背任」で責めることなどできるはずもありません。政治家は、特定の企業に対して、なんの責任も負っていません(負ってはならない)。この点で、小沢氏が、献金は「浄財」といったのは、みずからの政治資金に色をつけさせず政治的自由を確保するうえで、的確な表現です。政治家のおざなりの陳腐な美辞麗句や隠語ではない。企業の思惑に関知しないことが、政治家の倫理であり、また、実際に彼らが自らの身を守るうえでも必要になる技術です。企業の政治参加が是認されている現状で、政治家に求める倫理はこの程度でいいと思う。自宅と議場を手弁当で往復するだけの「清廉な」政治家だけは、勘弁してほしい。

ところで、kojitakenさんは、現状のブログ状況を嘆いてらっしゃるようですが、みなが書きたいことを書くわけで、ある程度論拠を示しながらある程度整合性をもって立論していれば、「親自民の岡田」でも「菅退場」でも好きに書けばいいと思う。コメント欄での罵詈雑言や中傷は論外ですが。

2009.05.21 19:13 URL | anton #jFjG/CSQ [ 編集 ]

antonさん、

> 政治家を「企業に対する背任」で責めることなどできるはずもありません。

誰がそんなことを書きましたか。見返りのない無償供与の政治献金だと、企業の経営陣が企業に対する背任を働いたことになるという意味ですよ。

冷戦時代だったら、「共産主義勢力の脅威から自由主義社会を守るため」とかいう大義名分で、見返りのない企業献金もあり得たけど、冷戦が終わった今では、贈収賄か背任かしかあり得なくなっているなんて、いまや常識ですよ。政治家にとっての「浄財」は、株主から見たら経営陣の「背任」以外のなにものでもありません。

> kojitakenさんは、現状のブログ状況を嘆いてらっしゃるようですが、みなが書きたいことを書くわけで、ある程度論拠を示しながらある程度整合性をもって立論していれば、「親自民の岡田」でも「菅退場」でも好きに書けばいいと思う。

違う違う、過激で排他的な意見が天下を取って暴走してしまうことを警戒してるんですよ。ここで示唆してるのはファシズム論なんだって。ちんけな内輪もめの是非を論じてるんじゃないですよ。

2009.05.21 19:23 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

西松問題に関連して法律論としては小沢の言っていることに法律論としては理があるとも思えるし、この次期に狙い撃ちした検察にも疑義がある。だが一方で小沢にも問題がある。
 問題は法律論や検察の問題だけでなく政治家として小沢の態度がどうなのかということだ。アレだけの献金をもらいながらその団体に何も知らなかったのだろうか。知らなかったとしても小額な献金ならともかく億単位の献金を受けながらその団体を調べないという感覚が政治家としてどうなのだろうか。また問題が表面化した後の対応でも違法でないから調べなくとも問題がないという態度は果たしてそれでいいのだろうか。違法でなければそれでいいのだろうか。私はそうは思わない。
 検察に対する批判をするのは当然だ。だがその一方で小沢にも批判をするべきだと思う。政治家は法律だけ守っていればそれでいいとは思わない。政治家に法律以上のものを求めることは当然だと考える。

2009.05.21 23:10 URL | 政権交代を望むものとして #- [ 編集 ]

当初、多くの「リベラル・左派」とされるブロガーが西松事件を国策捜査として小沢氏を擁護したのは当然だと思いました。小沢氏の支持者でない私だってあの捜査はおかしいと思うし、朝日新聞などの強引に辞任をうながすような報道にも反発を感じずにいられませんでした。言論の自由の基本「私はあなたの意見には断固反対だが、あなたの意見を力で封じ込めようとする者がいたらあなたの側に立つ」に従うならばこれは当然でしょう。
それで、民主党や小沢氏の全面支持者はともかく、多くの「リベラル・左派」のブロガー&読者は上記のようなスタンスでこの件に臨んでいると思っていました。程度の差はあれ「リベラル・左派」の譲れない立ち位置(と私は思っている)「反新自由主義」と「護憲」に立つ以上、どう考えても小沢氏や民主党を全面的に支持するというのは無理があるからです。
しかし、もともとは、その立ち位置にいたはずの人たちの多くが「企業献金は悪くない」と言い出したことに象徴されるように、全面支持に移行したかのようになっていったのは驚きでした。そして、「国策捜査&メディアの偏向報道」を批判しつつも小沢氏の政治思想には賛同しないKojitakenさんのようなブロガーを「隠れ自民」などと非難したのです。

熱心な支持者たちはブログで連日「がんばれ小沢一郎キャンペーン」をくりひろげましたが、その雰囲気は政治や社会問題を論じる場のそれではなく、タレントなどのスキャンダルをこれでもかと繰り返すワイドショーを思わせるものでした。そして、その間、年度末の派遣切り・母子加算手当の廃止・海賊対処法案・グアム移転法の成立・裁判員制度など重大な事がたくさんあったのに、小沢応援に夢中なブログはほとんどスルー。(その点、反貧困フェスティバルなどをこまめに取り上げていた例の「右でも左でもない」ブロガーさんのほうがまともでした)
いつの間にか、護憲も反新自由主義の声も消え、聞こえてくるのは「諸悪の根源は官僚支配」ばかり。

前のエントリーのコメントで「民主党べったりの狂信者たちは、改憲を言い出した時どうするのか見ものです」と眠り猫さんが言ってましたが、「今はそんなことで分裂させてはいけない」とかの理屈つけてなんとなく妥協してしまうのではないかと思っています。「企業献金OK」で既に「自民党的なもの」を受け入れてしまったのですから。

単なる思いつきにすぎませんが、昨今の「小沢一郎支持者」って全共闘世代の新左翼に影響を受けた人が結構多いのではないかと。左翼的ではあるけれど共産党には強い反感をもち社民党もいまいちで受け皿になるところがない。で、検察に弾圧された小沢さんにそれを求めてしまったような気がします。彼らのフィルターを通して見た「反体制のヒーロー・小沢一郎」への完全に一方的な片思いです。

2009.05.22 00:22 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

> 誰がそんなことを書きましたか。見返りのない無償供与の政治献金だと、企業の経営陣が企業に対する背任を働いたことになるという意味ですよ。

「贈収賄」と書いてらっしゃったのと、「小沢一郎支持者」「小沢一郎自身」が主語となる文がつらなる文脈上からの判断で、政治家側(収賄側)の議論かと思いました。

> 過激で排他的な意見が天下を取って暴走してしまうことを警戒してるんですよ。

日本語によるブログは、好悪の感情をベースに論理を組み立ててしまう傾向があると思う。読む側も好悪の感情でブログを選択する傾向が強いと思うので、棲み分けが随分進んでいるのではないか。たとえば、あるブログで極右の主張に染まる者がいても、もともとそのような考え方に癒される素養をもっていたからウヨになったのだ、と。ある人気ブログがあったとしても、自分の考えと随分ちがうが参考にしよう、と考えて読む人はほんとうに少ないと思う。
kojitakenさんが危惧するような「ファシズム論」は、ブログをめぐる言論状況について考えるかぎり起こりにくいのではないか。むしろ、その棲み分け、たこつぼ化のほうがやっかいだと思う。web上ではindexがない不便さに加え、ひとびとは感情によって、接する言説を取捨選択してしまう。ファシズムではなく、部族化でしょう。
ある部族が他の部族に対し警察権を主張してもしかたがないし、他方から見ればkojitakenさんの言説も「過激で排他的」と映るかもしれません。それなりに論理的に書こうとしている諸ブログをみるかぎり、それほど危惧するような論調があるようには見えません。『きっこの日記』にしても、個人の考えを述べているだけでしょう。kojitakenさんと同じですよ。

2009.05.22 19:04 URL | anton #jFjG/CSQ [ 編集 ]

「ブログ炎上」が広辞苑に入っているかどうかは、広辞苑を持っていないので判りませんが、今日の内容は特に考えさせられました。
TVが広まった頃に「一億総白痴化」と言われたのを思い出します。
ところで、他人の排他性を見つけると「差別」と言いつのって止まない「草の根市民」が、小沢と鳩山の事となると排他主義とは、笑ってしまいました。
私は、後出しじゃんけんしか能の無い鳩山より、岡田さんに期待していました。

2009.05.22 23:58 URL | 太郎の嫁 #czwcMj9s [ 編集 ]













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