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きまぐれな日々

民主党の新代表に鳩山由紀夫が選出された。国会議員による投票で、鳩山由紀夫が124票、岡田克也が95票を獲得、無効が1票だった。

予想通りの結果であり、民主党は代表選に敗れた岡田克也を幹事長に、代表を退いた小沢一郎が選挙担当の代表代行に就任、従来からの菅直人と輿石東と併せて代表代行3人の体制になった。これで、きたる総選挙で仮に民主党が敗れても、その責任は鳩山由紀夫や小沢一郎だけではなく、岡田克也や菅直人も連帯責任でかぶることになり、民主党は挙党体制を確立することになった。まぎれもない小沢一郎の政治的勝利である。小沢一郎は、もっとも得意とする「軽いみこしを担ぐ」ポジションを手にした。

だが、11日に小沢一郎辞意表明、16日に代表選という日程には、異論が噴出した。福山哲郎、長妻昭、安住淳、野田佳彦の「4人組」は小沢一郎に怒鳴り上げられたというが、この叱責劇についてはネットを見る限り、小沢一郎の主張に理があると主張する人はごく少数で、長妻昭らの主張を支持する人が多い。実際、前のエントリで紹介したsweden1901さんのコメントにもあるように、有権者の範囲を党員およびサポーターに広げることには、党規約の改正など必要なく、むしろ国会議員だけによる投票の方が緊急時の措置なのである。そして、民主党で名の通った議員の多くは今回の代表選で岡田克也支持に回った。前記の長妻昭のほか、平岡秀夫、馬淵澄夫、蓮舫、山井和則らは今回いずれも岡田克也に投票したのである。

なぜこんなことを書くかというと、ネットでは今回の民主党代表選で「反自民の人は鳩山由紀夫を支持し、親自民の人は岡田克也を支持した」という俗説が撒き散らされたからである。これは、とんでもないデタラメである。「ミスター年金」の異名をとり、テレビ番組で大村秀章を論破するなどして自民党に恐れられ、一昨年の参院選での民主党圧勝に殊勲甲だった長妻昭をはじめ、耐震偽装問題で『きっこの日記』と提携して問題を追及し、ヒューザー社長・小嶋進が安倍晋三の非公式後援会「安晋会」の会員だったことを証人喚問で暴いた馬淵澄夫も、「安晋会」の理事を務めていた野口英昭氏がライブドア事件に絡んで「自殺」したとされる事件を、本当に自殺なのかと国会で追及した細川律夫も(ちなみに、この時答弁に立って野口氏は「自殺」だと強弁したのが漆間巌である)、いずれも岡田克也に投票した。果たして彼らは「隠れ自民党」なのだろうか?

今回の西松事件で必要以上に被害者意識を募らせている、陰謀論に傾きがちな小沢一郎支持者たちは、岡田克也支持が鳩山由紀夫支持を上回っているとした世論調査は、「マスゴミの捏造」であって、真剣に政治を考えている人たちほど鳩山由紀夫を支持しているという。だが、この言いぶんも大いに疑わしい。

『毎日新聞』の地方版に、今回の民主党代表選における各県の民主党議員や党員、支持者たちの動向が報じられており、ネットでも読めるが、たとえば岡山県では、民主党岡山県連が、県内の党員・サポーター約4000人のうち電話番号が分かる2516人を対象に調査を実施したところ、1556人から972件の回答があり、岡田克也が610票(62.8%)で、鳩山由紀夫の251票(25.8%)を大きく上回ったそうである。党員・サポーターの実に4割から回答を得ての調査だから、サンプル数が少なすぎて信用できないなどという理屈は成り立たないし、単なる世論調査ではなく、民主党の党員やサポーターになるくらいの政治への意識の高い、普段から政治のことを考え続けているであろう人たちの回答なのである。これを、「マスゴミにだまされた結果」だという人がいるとするなら、その人は、マスコミ盲信の裏返しである、「マスコミ陰謀論」の俗説を無批判に信じ込んでしまっているのであり、その騙され易さは、マスコミに騙される人よりひどいくらいだと思う。岡山県選出の民主党議員を見ても、津村啓介、柚木道義両衆院議員が岡田克也に投票したが、姫井由美子参院議員は鳩山由紀夫に投票した。姫井由美子といえば、昨年夏、当時民主党に所属していた極右議員たちに誘われて「改革クラブ」に参加しようとした新人議員である。当時、「改革クラブ」の背後には自民党の二階俊博がいると噂された。私は、二階よりも平沼赳夫の関与を疑っているが、いずれにしても、「親自民」とそしられても仕方のない行動だった。そんな姫井由美子が鳩山由紀夫に投票したのである。以上から、「反自民の人は鳩山由紀夫を支持し、親自民の人は岡田克也を支持している」という俗説が真っ赤な嘘であることがよくわかるだろう。

私が是非とも参照してほしいと思うのは、山口2区選出で、昨年4月の衆院補選で、耐震偽装事件に責任があるとされる元国交省の官僚にしてノーパンしゃぶしゃぶの顧客でもあった山本繁太郎を破った平岡秀夫議員のブログである(下記URL)。
http://ameblo.jp/hideoh29/entry-10262125969.html

以下引用する。

 岡田さんは、私と同じ学年です。岡田さんは、三年半前に行われた「郵政民営化解散総選挙」で大敗して、民主党代表を辞任しましたが、その後しばらくして岡田さんとゆっくり話をする機会があり、その場で、「政権交代を実現するために、この党でお互いに頑張っていこう」と約束しました。その後、岡田さんの呼びかけで、党内に「核軍縮促進議員連盟」を設立し、岡田さんが会長、私が事務局長という組合せで今日まで活動してきた仲間でもありました。

 また、政治的課題の面からも岡田さんが良いと思いました。今の政治状況は、国民が「透明性の高い政治」を求めていると思います。「透明性の高い政治」とは、「政治とカネ」について政・官・業の癒着をできる限り排除していく政治であり、「機会の平等」という観点から世襲政治から脱却していく政治です。これらの問題にこれまで真正面から取り組んできた岡田さんには、多くの国民から期待が集まっていたと思います。

(平岡秀夫のブログ「至誠通天」?「民主党代表選挙」より)


当ブログに寄せられたコメントによると、岡田克也が前原誠司に支持されているからといって、岡田克也を軍拡派だと誹謗しようとした人までいたらしいが、それがとんだ濡れ衣であることがよくわかる。

私自身は、ともに保守である鳩山由紀夫と岡田克也はどちらも支持しないし、鳩山由紀夫には安全保障政策、岡田克也には経済政策でともに懸念を持っているが、あえてどちらかをとれというのなら、改憲派ではあるが、9条改悪と集団的自衛権には反対している岡田克也をとる。消費税増税に大きく傾く岡田克也の経済政策は良いとはまったく思わないが、鳩山由紀夫だって1999年?2002年の代表当時には、強烈な消費税増税論者だったし、コイズミ内閣発足後は、コイズミと改革の先鋭さを競う方向性を取り、自民党との差別化を図るどころかコイズミにすり寄る醜態をさらして国民の民主党離れを招いた。それを覚えているものだから、鳩山由紀夫と岡田克也の比較では、消去法で岡田克也をとることは、私にとっては当然だった。そもそも、私は民主党支持者でさえない。自民党との比較では迷わず民主党をとるが、もともと私はもっと社民主義寄りの人間である。

とはいえ、代表が鳩山由紀夫に決まった以上は、鳩山批判ばかりに精を出して自公を助ける愚は避けたいと思う。しかし、ネットで「岡田克也を支持する者は親自民」というような主張をする人たちは看過できない。彼らこそ、民主党支持者を分断しようとしているのではないかと思われるほどだ。

岡田克也叩きがもっとも目にあまるのは、「植草一秀の『知られざる真実』」である。同ブログが日々行っているのはアジテーションだと私は思う。従来、熱烈な小沢一郎支持の論陣を張っていた同ブログだが、小沢一郎が辞意を表明すると、いったんは「逆風を順風に転じさせる小沢民主党代表の英断」と題したエントリで、菅直人待望論を示すとともに、岡田克也も条件つきで容認する姿勢を見せた。これは常識的な判断であり、私にも支持できるものだったが、この論調では熱心な小沢一郎支持者の納得は得られないと看て取ると、植草氏は一転して鳩山由紀夫絶賛と岡田克也バッシングに論調を切り替え、その豹変ぶりには驚かされた。植草氏はポピュリストであるとしか私には思えない。

結果として鳩山由紀夫は代表選に勝ち、小沢一郎は名を捨てて実を取る結果となった。しかし、代表選を急いだ経緯は拙速であり、先に名前を挙げた長妻昭、馬淵澄夫、平岡秀夫、蓮舫らには納得できないものが残ったに違いない。今回、彼らはいずれも岡田克也に投票したが、そんな彼らが、自民党との連立を容認する「親自民」議員であって、9か月前に民主党を出て行こうとした姫井由美子が「反自民」を貫く筋の通った政治家だなどといえるだろうか。こう見ただけでも、植草一秀氏らがリードしている論調が、全く信じるに足りないものであることは明白だと私には思われる。

私自身は、代表選が終わった以上は、鳩山由紀夫代表を容認する立場である。テレビの討論番組で社民党の辻元清美議員が言っていたように、鳩山由紀夫には野党共闘に腐心した小沢一郎の良いところには倣い、悪いところは変えていってもらって、衆議院選挙での野党勝利に向けて党を指導して行ってほしいと思う。しかし、岡田克也やその支持者を誹謗中傷する、植草氏のブログを筆頭とする一部ブログの暴走は、民主党の結束はおろか、野党共闘にも水を差すものではないかと私には思える。

前にも書いたと思うが、植草氏自身の思想信条はリベラルだと伺っているが、なぜか氏の応援団には平沼赳夫や城内実の支持者が多く、彼らに配慮しているためなのか、植草氏のブログには必要以上に反米色が濃すぎると思う。私も、これまでの自民党政権の対米従属政策には反対であるが、日米中の関係は、加藤紘一が主張するような三角形が好ましいと思う。しかし、平沼一派は周知のように反米だけではなく頑迷な反中・反韓・反北朝鮮であり、要するにどことも仲良くしない排外主義をとる。彼らは反韓・反中あっての反米なのである。そんな彼らに迎合するために必要以上に反米の論調をとるのは百害あって一利なしである。そんなことが頭脳明晰な植草一秀氏に理解できないはずはないのだが、まさか筋の通った理屈よりもブログのアクセス数でも重視しているのだろうか。そうとでも解釈しなければ、あの異常な論調は理解できない。

いずれにせよ、本当に自公政権を倒したいのだったら、鳩山支持者と岡田支持者を善悪二元論で分けてしまうような馬鹿げたことは、断じてすべきではない。あなたは一体何のためにブログをやっているのですか。植草一秀氏には、そう問いかけたい。


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 民主党の党首選は結果は予想どうりとはいえ残念な結果だった。決まった以上政権交代を目指す上では鳩山を支持せざるを得ないだろう。
 ただどこかの時点で小沢と小沢的なものとは決別しなければならないと思う。私は彼の周りの議員が去っていく状況を見て彼の浸透力を過小評価していたようだ。この代表選までそのことにきずかなかった。これだけの世論の批判にもかかわらず鳩山になるのだからその浸透力は脅威だ。そして今回の代表選を見ても自民党型の派閥政治が民主党に根付いてしまった感がある。政権交代の意義はそのような古い政治体質を変えることにあったのだが、それを担う政党の方に古い体質が出来てしまったことが残念でならない。
 もちろん間近に迫った選挙で勝たなければならないし、選挙に勝っても自民党が2分するような分裂でも起きまでは政界再編の動きは慎むべきだ。少なくとも3,4年は民主党は団結してなければならない。だがその期間が過ぎて自民党が分裂したならばそれに呼応した形で小沢と決別した新しい政治勢力を作らなければならない。出来ればその後リベラルな形でのすっきりとした政党が出来ていることを望む。

2009.05.18 02:04 URL | 政権交代を望むものとして #0Ph6EAbM [ 編集 ]

今回の投票を党員およびサポーターまで広げられなかった理由は、党規約の改正が必要だからではなく、党員およびサポーターの継続手続きの時期が5月だったため、4月でやめる党員や新規の党員、入金を済ませていない申し込みなど、きちんと整理するまでかなりの日数を要するためでした。
党規約の改正を要求したのは、今度の衆議院選の新人など立候補予定者のことで、代表辞任の前に改正していればよかったですが、辞任のあとに改正するのは問題があるのでは・・ということでした。

2009.05.18 03:11 URL | sarah #RLJMvFJw [ 編集 ]

 植草氏が、反韓・反中というのは違うでしょう。彼のブログをいつも読んでいますが、そんなことはどこにも書いていません。

 それと、岡山の民主党議員は、党員・サポーターの意見を聞いて、数の割合を大ざっぱに3人に割り振ったのではないでしょうか。もし半分ぐらいだったら、江田氏が加わって2票ずつにしたのかもしれません。
 
 もし、新代表は必ず一般党員・サポーターの投票を経て、ということなら、小沢氏は代表を降りなかったではないでしょうか。自民党が世論に不利だから解散しないのと同様、そんなことは政治家として当然の戦略です。
 また、小泉郵政選挙が愚かな結果と思っている諸氏が、世論が全てだというのもおかしいでしょう。世論など、マスコミのさじ加減でどうにでもなるのですから。

 鳩山氏の従来の行動には私も疑問に思うことがありますが、だからといって岡田氏とどちらかを選ぶとなったら、ここは鳩山氏でしょうね。
 岡田氏が、単に小沢氏と決別したいだけなら別に問題にしないし、政治家としてそれも立派だと思いますが、郵政民営化に甘く、検察に甘く、消費税に甘く、小泉に甘く、ときては、彼を選ぶことは最悪の選択と思います。彼を支持する議員の見識をむしろ疑いますね。
 郵政選挙で小泉自民党に大勝させたのは、私は岡田氏が野党側の最大の責任者だと思います。
 違いを鮮明にしなければ、民主党に存在意味はあるでしょうか。
 それで今は岡田氏も変わったのか、というと大差ない。もちろん、「政権交代」の必要性は彼も自覚していて、だから後で自民党と合同するような愚はしないのでしょうが、「非自民」としての中身が備わっていないのでは仕方ないと思います。

2009.05.18 08:15 URL | cube #- [ 編集 ]

cubeさん、

「反中反韓」というのは植草氏の主張のことではなく、植草氏を支援している平沼赳夫や城内実の熱心な支持者の主張のことです。平沼一派は反中反韓を前提とした反米というか排外主義者で、それと左翼的な反米が組もうとしている構図があり、その野合の動きをあおっているのが植草一秀氏ではないかと思います。

2009.05.18 08:21 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

私は、郵政民営化には大反対だったので、城内、平沼にはそれなりに好意的でした。小泉竹中路線に対しても、下手な民主や社民よりよほど的確に批判ができていたと考えていました。郵政民営化などに賛成している左派知識人すらいた体たらくだっただけに、彼らが素晴らしいとすら思えていました。
 しかし、彼らが郵政民営化に反対している理由は、アメリカの押しつけだからというだけでした。小泉が財務省系だからという理由は入っていません。
 アメリカの押しつけという点は、もちろん重要です。私も、かなり同意しています。しかし、城内、平沼両氏の最近の論調だと、日本がアメリカにされていることを中国朝鮮にしてやれ、というものになりかねません。彼らの拉致問題や歴史認識に、アジア諸国に対する暴力性がみてとれますね。その暴力性は、まさに弱い者を踏み台にするという点で、竹中と共通してきてしまうでしょう。城内平沼的なものと小泉竹中的なものは共存可能でコインの両面だ、というようなことをいっている論者もいます。このブログにお邪魔するようになってから、自分の中で説得力が増してきました。

2009.05.18 08:52 URL | puyonyan #- [ 編集 ]

kojitakenさん、こんにちは。

私は、このブログから植草氏のブログをも読むようになった者ですが、植草氏の岡田氏への批判は、特権官僚への対抗姿勢が見えないようなコメントを出した後だと思います。
植草氏は、自身が冤罪(?)に巻き込まれていることから特権官僚への反感がとても強いのだと感じます。ある程度は仕方のないことのように思います。

私はと言えば、鳩山氏でも岡田氏でも小沢路線を踏襲してもらえれば、どちらが代表であっても良かったと思っています。おそらく小沢氏は、政権交代を第1に考えて鳩山氏を代表にしたかったので、あのような代表選としたのだと思います。権力側からすれば、鳩山代表というのは殆ど想定していなかったのではないでしょうか。

代表選を公正にやったからとて自公を下野させることができなければ何にもなりませんし、まずは政局を考えるべき状況であったのだと思います。

2009.05.18 09:31 URL | pam #- [ 編集 ]

kojitakenさんへ

 植草氏は、城内氏を批判までしていませんが、最近は彼のブログの「関連リンク」に、城内氏や城内支持者の名前はありませんし、
むしろ、社民党HPが植草氏と国民新党長谷川氏、社民党保坂氏の鼎談記事をずっと載せているように、kojitakenさんの応援する社民主義側、野党共闘側に立っていると認められています。
 もちろん、個々の見解で一々「共闘」する必要などありませんが、以前、kojitakenさんの質問にも丁寧に返答されていました。
 痴漢事件についての真相は、もちろん、私には分かりませんが、彼の言うことは筋が通っています。自公政権打倒の「同志」として、もっと友好的に見てやって欲しいと思いますね。

2009.05.18 12:16 URL | cube #- [ 編集 ]

植草氏は小沢が良いとか岡田が嫌いだとか、感情論は一切まじえていない。
あるのはただ「政権交代」による既得権益の打破。自公政権を倒すこと。右・左・リベラル云々・・・関係ない。
そのためになる代表を選ぶべきとの一点である。その結果が岡田より鳩山が適していると言うことですよ。

2009.05.18 12:47 URL | 25 #ncVW9ZjY [ 編集 ]


TBがココログから通りません。
下記アップしました。最初のエントリーでは昨日のサンプロのYou Tubeをご紹介しています。その1、その2、その3とあり、それぞれ概略の見所をメモしておきました。

エントリーの表題にある部分は、その3の4分10秒からです。マスゴミの電波芸者田原の執拗な「世論」「世論」を繰り返しての鳩山さんへの意地の悪い突っ込みにとうとう高野孟さんがブチ切れ、それに続けてなんとあの財部誠一が続きます。マスゴミ朝日の星浩のばつの悪そうな顔とか圧巻です。

我決意す、ゆっきーとともに腐りきった政治の大掃除をせん!「愛は勝つ!!!」たとえ軟弱と笑われようとも(^^;(汗)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2009/05/post-6b3c.html

売文馬鹿ジャーナリストが、「政治ショーの最高の演出機会を逃した」だと。(笑)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2009/05/post-34bf.html

有楽町の民主党街頭演説会、帰宅後、横になったら疲れていたのか寝てしまった。さきほど起き、早速、感想。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2009/05/post-aa7b.html

2009.05.18 13:26 URL | SOBA #XPXthLJ6 [ 編集 ]

植草氏は
「政権交代」による既得権益の打破を強く主張しています。右・左・リベラルなどは思考をする上で大きな妨げになっていないと思います。
岡田氏に対しては以前、代表になって選挙に負けたという結果があることと、官僚出身のため古くからの友人を切れないのでは?との不安もあります。
そのため鳩山氏を支持したのでしょう。
反米的なのは、自公が米追従し過ぎだから
でしょう。独立するには痛みを伴う事になるので生半可な覚悟では独立は出来ないというゆえでしょう。そういう覚悟は反米的なニュアンスに聞こえるのでしょう。

他のブログで紹介されている岡田氏に対しても、今はまだという論調が多くて、批判ではないでしょう。批判に聞こえるのは代表戦中だったからであって、岡田氏支持者は、今が唯一のチャンスと思ってしまってはダメでしょう。国民のための政治であって、ポジション争いの政治にしてはいけません。そう言ういみではどのブログもちゃんと感情を制して書いていると思います。大手のメディアとは全く違いますしね。

2009.05.18 19:26 URL | 心穏やか #bBmFigmc [ 編集 ]

植草さんのブログを半年ばかり読み進んで かなり興味を持ち 滅多に買わない単行本まで買っちゃいました。 感想は 後半部分から飽きてきた、経済か政治のレポートみたいな無味乾燥な文体は小説?としてはレベルの低い感じで まぁ小輩が変な期待を持って読み進んだのがいけなかったんでしょうね。 Kojitakenさんへの回答次第ではもぅ彼のブログ読まなくなるかも知れません。 高い買い物でした。

2009.05.18 19:28 URL | ricanikanmuri #- [ 編集 ]

せっちー
「まあ何だ、植草にしろ天木にしろ唯我独尊で支持を集めるに値しないタマなのは確かだ。
それより『サンプロ』で俺の攻撃に町村が反論にならない反論をしていたのは
言うまでもなく図星だったってことだろう。
かえって醜態をさらしただけだな。」

2009.05.18 21:34 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

平野貞夫さんのメールアドレスをご存じの方
がいらっしゃいましたら教えてください。


2009.05.18 21:58 URL | 溝淵 正純 #- [ 編集 ]

今回の「分裂」をどうみるか。

・民主党自体は問題ないと思います。人事で鳩山岡田が一緒になったわけですから。それで話は終わりです。

・民主党支持者は選挙では民主党に入れると思います。これは鳩山・岡田のどちらが代表になっても変わらなかったでしょう。その意味では問題ない。

・無党派(中道派)への影響。

これが問題です。
マスコミ陰謀論はさておき、人気の劣っていた鳩山が代表になった。それも数日の選挙期間によって、です。この時点で無党派からすると「距離感」が出てしまいました。事実、鳩山が代表にふさわしいかというアンケートで半分もno!と答えてます。

この人達がどう動くのか、です。

今回のネット上での岡田や岡田的な政策への批判や中傷は、no!と答えた人達に対して「民主党に投票しなくてもいいです」と言っているようなものです。

なかには「岡田や前原グループは離党しろ」と物凄い言葉遣いで言っているブログもありますね。離党されたら獲得議席が減るので政権交代できませんよ(笑)ちょっと考えれば分かると思うのですがね。

本当にこれでいいのでしょうか。

衆院選は都市選挙区が最大の争点です。どんなに民主党支持率が上がっても、都市における支持率が相手を候補を上回らなければ無意味です。

民主党が政権交代するには(正確には忘れたが)確か、現有議席に追加で、百議席くらいは獲得する必要があります。これはもの凄い敷居です。

小沢さんですらそれを理由に「勝つのは無理だから大連立する」と会見で言ったくらいです。

だから、政権交代するには無党派の支持が不可欠です。
千葉県知事選をみれば分かる通り、あれが都市部・無党派の声です。楽観できるわけではありません。

麻生ならまだいい。しかし麻生ではなく小池百合子になったり小泉再登板がきたらどうする? 森政権末期に同じことあったじゃないですか(笑)

二度も同じあやまちを繰り返すのか。勘弁してよね。

2009.05.18 22:31 URL | 匿名 #tHX44QXM [ 編集 ]

まず、こちらのエントリーの「善悪二分論は不毛」という論調には全面的に賛同します。
与党・マスコミの一つの目的は民主党の内部分裂です。ここで「内紛」を起こすのは馬鹿馬鹿しいことです。
ただ、

>今回の西松事件で必要以上に被害者意識を募らせている、陰謀論に傾きがちな小沢一郎支持者たちは、

このようなレッテル貼りが「分断」を進めてしまうのではないでしょうか。

私は小沢一郎支持者です。
順位としてはまず「民主党支持者」だった私が3年前の代表就任以降の仕事を見て「小沢一郎支持者」になったという順番です。(政治に関心を持ったのが比較的最近なので、すみません)
民主党を政権交代に導いてくれる手腕、対等に与党と渡り合っていける手腕を与えたのは小沢一郎だと思っていて、その点において小沢一郎を強く支持します。
民主党にとって有益な人物だと思うからです。

岡田氏の問題点は、言葉の選び方なのだと思います。
たとえば今回、代表選前日の記者クラブ討論会では、まずそれぞれ3分間(だったかな)のスピーチをし、その後質疑応答となりました。
岡田さんはスピーチの際に
「皆さんの幸せを手助けしたい。笑顔をみたい」
のような主張をされました。
ところが次の質疑応答タイムに最初に岡田さんが鳩山さんに対して聞いたことは、
「消費税の議論をするのもだめなのか」
といったようなことでした。
この質問の順番が、センスなし、と思うのです。
「国民の幸せって言った先から消費税かよ」
と思います。

政策そのものは良いのかもしれませんが、政権交代を控えた代表であれば、伝える力、アピールする力は欠かせないのではないでしょうか。
小沢さん、鳩山さんともに個性は異なりますが、そうしたアピール力がある方だと思います。

最近の報道を見ていても、すべての報道は小沢さんを中心に動いているように思います。
良くも悪くもこのような「引力」のある政治家は、今の民主党にも自民党にも見当たりません。
民主党にとって両刃の剣かもしれませんが、優等生ばかりだったこれまでの雰囲気よりかは、随分まし、というように私には思えます。
岡田さんは良い方だと思いますが、海千山千の自公に対決するにはストレートすぎるような気がします。

2009.05.18 22:45 URL | fugumi #RAa2TALo [ 編集 ]

岡山での電話アンケートが現地での民意と断言するのは問題があるのではないですか?

政党員と言うものは大なり小なり利害関係があるから入党しているわけで、本部に電話でアンケートをとられても本部の意向に沿わない代表候補であれば自分は支持するとはなかなか言えないと思います。

なぜそう思うかというと、アンケートの回答率です。電話番号のわかっている数に比べて答えた数が少ないと私は思います。それはせっかくの自分の意思を示す数少ない機会なのですからもっと回答率が上がっても良さそうなものだし、ましてや政党に積極的に関わろうという意思のある方々なのでしょうから答えがないほうがおかしいと感じるのです。

約1500人から950件の回答というのもどういうことなのか?なにか変ですし、地方ではイオングループの存在は経済的に大きいですから私は岡山を例にあげるのは無理があるように思います。

2009.05.18 23:56 URL | kongasound #YzsZgp7A [ 編集 ]

kojitakenさん、
自分が応援していた岡田氏が代表になれなかったからといって自暴自棄になっていませんか。このエントリーは、いつものkojitakenさんらくしなく、かなり矛盾したものとなっているので、ひとこと言わせていただきます。

まず、タイトルに「ブログは民主党を分断するな」と書かれていますが、このエントリーを読んでみると民主党を分断しようとしているのは、ご自身ではないですか。

前のコメントにもありますが、「西松事件で必要以上に被害者意識を募らせている、陰謀論に傾きがちな小沢一郎支持者たち」と感情論にすぎない意見には、民主党を一つの党として応援している支持者を自分から分断するkojitakenさんの気持ちが現れていますよ。

いつも気になるのですが、kojitakenさん自信がブロガーなどをやたらと右派、左派に分断しているのに、民主党を分断するなとは、ずいぶんおかしなことを言ってませんか。民主党は、右派、左派などがごちゃまぜになった党ですよ。

植草さんの文章は、わかりやすくて、とても説得力があります。理路整然としているので、読者の心の中にすっとしみこんでいきます。だから、あれだけみんなに読まれているのです。別にアクセス数を稼ぐためにブログをやっていらっしゃるわけではありません。私達は、植草さんのブログで、頭の中が整理されて、今どうするべきかを考える力を養えることができるのです。

何もわかってないのに、やたらとテサロニケ風の難しい文章で、矛盾したことを書いている誰かさんとは大違いだと思います。

悪いけど、現状が全く理解できていないkojitakenさんには、失望しました。今、私たちが闘うべきは、自公政権や政府であって、内輪モメしている暇はないのですよ。それとも、こんなことを書けばまた植草さんが反論してくれて、このところ落ち込んでいる自分のアクセスが増えるとでもお思いですか。もし、そうだとしたら、あまりにもなさけないです。

左右ごちゃ混ぜの民主党だって、岡田などの右派を幹部に入れて一つになろうとしているのですから、私達ブロガーがこんな風に分裂してどうするのですか。

2009.05.19 00:38 URL | 美爾依(みにー) #HfMzn2gY [ 編集 ]

>ネットで「岡田克也を支持する者は親自民」というような主張をする人たちは看過できない。彼らこそ、民主党支持者を分断しようとしているのではないかと思われるほどだ。

全く、そのとおりですね。同感です。
ただ、

>植草氏のブログには必要以上に反米色が濃すぎると思う。

と書かれていますが、植草氏が反米なのは、かつての大蔵省(現財務省)の在職経験から、アメリカからの重大な悪影響が日本の経済と金融に及んでいると実感しているからだと思います。
氏の言葉で表せば、<外電>ということですが、これは具体的には、ロスチャイルドを中心としたユダヤ国際金融資本のことを指します。そういうところも読み込んであげてください。

2009.05.19 01:02 URL | 山科恭介 #- [ 編集 ]

私の住む選挙区(千葉六区)の民主党候補は平岡秀夫議員と同じ「リベラルの会」の会員ですが、やはり代表選では岡田氏を支持していました(96年から2期衆議院議員を務めましたが、あの郵政選挙で落選)。代表選挙についても「党員・サポーターによる代表選挙を実施すべきだった」と批判していました。民主党でも少数派の「リベラルの会」に所属する人が自分の住む選挙区の候補者であるというのは、とても幸運だと思っています。絶対に自民候補を破って国会に戻っていただきたいです(でも、比例区は民主党に入れないけど)。
岡田氏には「鳩山氏よりマシ」くらいの気持ちしかないのですが、熱烈小沢支持者(?)たちの岡田氏叩きは私としては「気分が悪くなる」の一言しかありません。特に某有名ブロガーさんの一昨日のエントリーはひどかった。「前原のバ□とか小宮山洋子のバ□」といった以前からおなじみの政策や政治信条の冷静な批判ではない全人格否定に加え、極め付きは「◯◯のバ□とか◯◯のバ□とかもクビにしたいけど、これらの腰かけ議員どもは、こっちの都合でいつでも派遣切りにできるから、当面は様子を見ることにした。」の一言。「リベラル派ブロガー」さんのはずが「派遣切り」という言葉をこんな使い方をする無神経さに絶句しそれ以上読む気をなくしました。
ところで、鳩山氏は17日のNHK番組で、国民投票法による憲法審査会を「議論は始めて結構だ」と憲法審査会を設置して議論の開始を容認する考えを表明されましたね。
上記のブロガーさん、「アベシンゾーなんか大嫌い」とよくシュプレヒコールされてましたが、アベさんと共通項が結構多い鳩山氏をなんでこんなにヨイショなさるんでしょう?
「日本がアブナイ!」さんは管理人さん(多分)や私と比べるとはるかに民主党&小沢氏寄りなのですが、岡田氏を批判するどころか「一緒にやっていく有能なパートナーにして次ぎの代表」として認めています。挙党態勢で選挙に臨むなら一般支持者としてもこれくらいの意識はもってもらいたいものです。

2009.05.19 02:21 URL | ぽむ #- [ 編集 ]

植草さんは小沢さんが辞める前から鳩山氏を評価してたと思います。岡田さんへの批判的なトーンが増したのは検察をむやみに批判すべきではないと岡田さんがいったからです。
それに植草さんのブログはそれほど米国批判はしてないと思いますけど・・・それから植草さんてリベラルですか?セーフティーネットは文明国なら当たり前のことでリベラルとかは関係ないんじゃないですか?

2009.05.19 02:31 URL | am #- [ 編集 ]

岡田が財界の犬だとか、自公の手先だとか、ブログ左翼の狂信者ぶりはここに極まれり。大連立騒動でさんざんお分かりでしょう。あなたが相手にするに値するとはとても思えません。岡田氏の検察批判への批判も、ごくまっとうな物に思えます。

このあたりの一部小沢信者のファナティックなところは、「世に倦む日々」というブログが的確に批判していますが。

たしかに、「よりまし」な選択が、結果的に望ましい方向にいくかは疑わしい。ただ、これはかなり程度の高い話です。

さしあたって、個人としてどんなに素晴らしい議員が自民党にいても、自民党には投票しない。どんなに愚劣な議員が民主党に多くとも、とりあえず民主党を支持する。こうした戦略的な行動がとれない人が多すぎる。で、自公批判を徹底した結果、小沢狂信者になったり、城内平沼のような右翼に流れたりするわけです。

小沢一郎なんて今自民党政権に手を貸していたっておかしくない人物ですからね。信者になるほうが間抜けというものです。

2009.05.19 03:33 URL | 心 #- [ 編集 ]

「左右ごちゃ混ぜの民主党だって、岡田などの右派を幹部に入れて一つになろうとしているのですから」
それなら自民党とも仲良くやればいいんじゃないですか。新憲法制定議員同盟でも一緒にやっている訳ですし。大連立とかもまたありうる話ですし。そうやってみんなで仲良くやる方が「友愛」に相応しいと思いますよ。

「今、私たちが闘うべきは、自公政権や政府であって」
どうしてそんなに闘争ポーズをむき出しにするのでしょう。これからは「友愛」の時代、そういう上辺だけの闘争パフォーマンスは流行りませんよ。民主のマニフェストにも「私たち民主党は自民党と友愛します」とか書いて、広く「友愛」を訴えるべきですね。

「西松事件で必要以上に被害者意識を募らせている、陰謀論に傾きがちな小沢一郎支持者たち」
これは感情論ではありません。事実です。彼らはオウム真理教にそっくりです。

2009.05.19 17:39 URL | Black Joker #RtNpiJ3M [ 編集 ]

5/15のエントリーで、拙文を全文掲載していただき恐縮です。
そこに書いたことに関連して、sarahさんのコメントに対してコメントします。

>党規約の改正を要求したのは、今度の衆議院選の新人など立候補予定者のことで、代表辞任の前に改正していればよかったですが、辞任のあとに改正するのは問題があるのでは・・ということでした。

5/14のエントリーに私がコメントした際に抜粋した、代表選挙規約の第4条を再掲します。

代表選挙に関して投票をすることができる者(以下「有権者」という)は、 次の各号に定める者とする。
一  党員およびサポーター
二  党籍を有する地方自治体議員
三  政党助成法にもとづく党所属国会議員(以下「所属国会議員」という)
2 常任幹事会は、両院議員総会の承認を得て、国政選挙の党公認予定候補者を所属国会議員に準ずる有権者とすることができる。
ーーー

sarahさんは、最後の
「2 常任幹事会は、両院議員総会の承認を得て、国政選挙の党公認予定候補者を所属国会議員に準ずる有権者とすることができる。」
を見逃してはおられませんか?

中井議員のblog
http://www.nakai-hiroshi.net/diary/
によると、5/13の常任幹事会で、北澤副代表から「次期衆議院の候補者、総支部長等を有権者として幅を広げるべきだと提案があった。」
ことに対して、「もし、有権者を広げるというなら、規約を変えなければならない。辞めた代表のもとで規約を変える事は選挙前に突然、有権者を増やす事になって、民主主義のルールが崩れると激しい答弁があった。」と小沢氏が反論した、と書かれているわけです。
本エントリーでkojitakenさんも触れているように、実はその前日の5/12の党役員会では、代表選の投票権者の範囲について、執行部案の国会議員だけではなく、次期衆院選の公認候補や党員、サポーターにまで広げるべきだと主張した政調会長代理、長妻氏らに対して小沢氏は
「反対は4人だな! 長妻君、君の言っていることは違う。選挙の前に有権者を広げるなんてことは民主主義としてはいけない」
とも発言しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090513/stt0905130105001-n1.htm

小沢氏のこれらの反論そのものが、実は党の規約とは矛盾していたことになると思います。
(もう少し付け加えるならば、党員・サポーター票の重みと、国会議員の票の重みに差を付けることは当然考えられます。2002年の代表選はそうでした。そして、規約にある『国政選挙の党公認予定候補者を所属国会議員に準ずる有権者』にする、ということは、党公認予定候補者の票の重みを現職の国会議員の重みと同等、あるいは少なくとも党員・サポーターよりは重くする、ということでしょう。実際2002年は現職議員の1/2の重みだったようです。いずれにしても、それは規約の「改正」を要するものではなく、運用の実際を両院議員総会で協議・承認する、という手続きで済むもの、と代表選挙規約からは読み取れると思います)

私が、「短期間」でかつ、「有権者を現職国会議員に限る」代表選を選択すべきでなかったと考える最大の理由は、
「次期衆院選で政権交代できるかどうかの鍵を握る、【無党派層】の支持を得る」ことに逆行する心配があったからです。
(2009.05.18 22:31に匿名さんが投稿された、「・無党派(中道派)への影響。(中略)これが問題です。」の部分に同感です)

もし、党員・サポーターも有権者とする代表選について、
「マスメディアの偏向報道→世論誘導→世論調査→国民世論形成→党員・サポーター世論形成」
ということが強く懸念されたのであれば、それを覆すようにマスメディア対策を講じればよいのです。
kojitakenさんが5/15のエントリーで紹介された上杉隆氏の記事でも指摘されていますが、メディア戦略が稚拙なままでは、もし政権交代を実現できたとしてもその先行きは非常に不安です。

オバマ氏は、民主党大統領候補予備選の中盤に差しかかった昨年3月半ば、ジェレマイア・ライト牧師問題で窮地に立たされたとき、フィラデルフィアで「A More Perfect Union」と題する演説を行いました。それまで、「自分が非白人であることを利用して支持を得ようとしているのではないか」という批判を受けかねないと考えて人種差別問題に触れることを避けてきたオバマ氏が、その姿勢を転換し、現実に存在する人種差別を乗り越えるために団結を促した演説でした。逆境を見事に跳ね返した名演説だったと私は思います。そしてその後約1ヶ月をかけて支持率はかなり回復しました。

これを参考にするとすれば、小沢問題を逆手に取って、「企業献金の全面禁止」をもっと前面に打ち出すことが、小沢民主党に失望した無党派層にアピールするには最も効果的だったと思います。
政治改革推進本部の本部長でもあった岡田氏は、党内の「全面禁止慎重派」にも配慮して、やや消極的とも言える言動をしてきていましたから、
参考URL: http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090423k0000m010068000c.html
鳩山氏は岡田氏との差を際立たせることができたはずなのです。しかしながら、代表選に先立って行われた公開討論会では、両氏から企業献金禁止の話は出ずじまい。
http://mainichi.jp/select/seiji/ozawa/archive/news/2009/05/20090516ddm005010022000c.html
鳩山氏も岡田氏も、政治的センスがないのかもしれません。残念なことです。

ただ、代表選後の世論調査(毎日)では、
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090518k0000m010071000c.html
・無党派層の内閣支持率は10%(全体は24%)
・無党派層のうち、衆院選での民主党勝利を望むのは54%、自民党勝利を望むのは17%
という(私にとっては)予想以上の結果が出ているようです。

少し脱線しましたが、いずれにしても、
「私自身は、代表選が終わった以上は、鳩山由紀夫代表を容認する立場である。」
というkojitakenさんとまったく同じく私も考えています。
代表選で破れた岡田氏、そして彼を支持した議員も含めて、民主党は次期総選挙での政権交代を目指して、できるだけのことをしていって欲しいと願います。
長文、失礼しました。

2009.05.20 02:57 URL | sweden1901 #SVqLzQOU [ 編集 ]

sweden1901さま お返事が遅くなりました。
>「2 常任幹事会は、両院議員総会の承認を得て、国政選挙の党公認予定候補者を所属国会議員に準ずる有権者とすることができる。」
を見逃してはおられませんか?

知っていますよ。両院議員総会の承認を得てとあります。これも選挙が決まった今というのは問題ではないかという執行部の説明を聞いたうえで議員が理解し多数の「異議なし」で総会を終了しました。長妻議員やその他、岡田氏を支持した若手、中堅の議員は代表選後、まったくしこりはないとおっしゃっています。多数決は民主主義ではないでしょうか。

2009.06.09 20:39 URL | sarah #RLJMvFJw [ 編集 ]

植草一秀のブログはつまらない。

2009.06.21 10:24 URL | 左翼ブログ #- [ 編集 ]













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