きまぐれな日々

先日(13日)、自民党の菅義偉選対副委員長が国会議員の世襲制限を唱えたことが報道され、これに対して世襲3世の麻生太郎首相が難色を示していることには笑える。

この件が、昨夜のテレビ朝日『報道ステーション』で取り上げられた。政治家の世襲制限については、番組でも市川寛子キャスターの質問に対して菅直人が答えていた通り、民主党が公約に盛り込もうとしていたもので、岡田克也がとりまとめ役のはずだ。番組では、自民党の国会議員に占める世襲議員の異様な多さを指摘し、本当に菅義偉が言うような世襲制限ができるのかと疑問を呈するとともに、メインキャスターの古舘伊知郎が、これでますます自民党と民主党の政策が似てくると言っていた。

だが、現実には政策が似ているのではなく、自民党が民主党の政策をパクっているだけの話なのだ。たとえば経済政策では、民主党の政策は基本的にコイズミ以来の構造カイカク路線へのカウンターで、少し前まで自民党はこれを「バラマキ」として批判していたはずなのだが、自民党は民主党の政策を大企業や富裕層を優遇する方向に修正をかけた財政出動路線にいつの間にか転向したのである。いうまでもなく、「政策は自民党も民主党も似たようなものですよ。だから、これまでずっと政権を担ってきた自民党にこれからも政権を任せて大丈夫ですよ」という印象を有権者に与えるのが狙いだ。しかし、現実には自民党は郵政総選挙で圧勝したコイズミの頃の政策とは全然違うことをやろうとしている。

もっとも、コイズミ自身も前回の総選挙ではほとんど「郵政民営化」しか言わなかった。しかし、選挙に勝ってしまったら、社会保障の削減をバンバンやった。コイズミが勝手に総理を辞めると、後継の安倍晋三が狂ったように改憲に向かって邁進したあげく参院選で惨敗し、もはや民意は自民党政権を支持していないことは明白なのに、安倍、福田康夫、麻生太郎と政権を党内の世襲政治家がたらい回しした。その間、コイズミ、安倍、福田と三人続けて政権を投げ出した(世間では安倍と福田のことばかり言われるが、政権投げ出しの元祖はコイズミである。あそこでコイズミが政権を投げ出すなら、安倍は首相就任直後に衆議院を解散すべきだった)。

このように、世襲政治家はろくなことをやらない。『報道ステーション』で一色清が言っていたように、かつては世襲政治家が総理大臣になる例はきわめて珍しかった。当ブログでも何度も指摘しているが、三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の「三角大福中」に世襲政治家は一人もいない。番組でもイギリスの例が引き合いに出されていたが、イギリスではトニー・ブレア率いる労働党が政権をとった1997年に世襲議員制度の改革が行われ、政治家の世襲は制限されている。日本でも、民主党が政権をとれば世襲議員を制限する選挙制度改革が行われることが予想されており、例の小沢一郎の国替えの件も、地元選挙区(岩手4区)における元小沢秘書・高橋嘉信との確執もあるのだろうけれど、世襲議員制度改革との絡みもあるかもしれない。小沢一郎自身が世襲議員だからである。

菅義偉と民主党の案には、ともに親と同じ選挙区からの世襲議員の立候補を認めないことが盛り込まれるようだが(たとえば鳩山由紀夫はこれをクリアしている)、これは菅義偉と反りの合わないコイズミの次男・小泉進次郎に対する牽制ともいわれている。しかし、菅の意図はどうあれ、方向性としては間違ったものではない。しかし、実施時期は次の次の選挙から、としており、自民党に大量にいる世襲議員に配慮した形だ。

『週刊文春』の1月15日号に、宮川隆義による衆議院選挙の予想が出ていて、これは西松事件の前の記事だから、民主党が280議席で圧勝し、自民党は149議席しか取れないという予想になっているが、この記事には、コイズミチルドレンは大量に落選するものの、世襲議員の減り方は相対的に少なく、次の選挙のあとでは自民党の世襲議員の比率はますます上がるという試算が出ている。現在でも37.3%の自民党の世襲議員占有率は、予想された選挙結果になると43.8%にまで上がり、一方民主党は小沢一郎が国替えすれば選挙後の予想世襲議員占有率は6.3%にとどまる(この記事では、「選挙地盤世襲議員」と「政治家家系の二世議員」を区分しており、親と同じ選挙地盤でなければ後者となって「世襲議員」にはカウントされない)。43.8%対6.3%ともなれば、どっちもどっちの世襲議員王国政党などとはとてもいえないだろう。

結論は、世襲政治家の弊害を取り除こうと思ったら、自民党を選挙で葬るしかないということだ。民主党は、代表の小沢一郎と幹事長の鳩山由紀夫の印象が強いために、自民党とどっちもどっちの世襲政党と見られがちだが、両党は実態が全く異なり、本当の世襲王国は自民党である。菅義偉が持ち出した世襲制限案は、一種の目くらましであり、選挙で勝ってしまえば自民党はそんな案など平気で反故にする。お隣の韓国には直接世襲国会議員は一人もいないそうだが、この上まだ自民党なんかに選挙で勝たせると、ネット右翼が見下して止まない韓国よりもはるかに遅れた、民主主義の後進国ニッポンの迷走がますます続くことになる。

騙されてはならない。世襲政治家の弊害を改めるためには、自民党を総選挙で惨敗に追い込み、下野させるしかないのである。


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こうぞう氏
「オラは前から恒雄に譲れって話があんだが、
オラらも世襲禁止って言っている以上、県内の違う選挙区から出すつもりだ。
ほんでもオラの4区はガラ空きにできねえべ。
んだから地元財界誌はオラのいとこの速夫(三菱自動車役員)ば出すなんて言ってるぞ。
まあ当たらずども遠からずってしとくべ。
こんな調子で自民党なら『自分の所は親戚、隣の選挙区に息子や娘』ってお得意の抜け道戦術で、
かえって王朝支配ば強めるだけだべ。
んだから『同一都道府県からの出馬禁止』くらい民主党はハードル上げるしかねえべな。」

2009.04.17 10:20 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

世襲批判はけっこうですが、イギリスの例を出すのは不適当です。イギリスは政治家の地位を世襲していましたが、日本では政治家の子であっても選挙を経ねばなりません。

また世襲政治家を規制しろと一部で出ている考えにも反対です。憲法は「人種、信条、性別、社会的身分又は門地での差別の禁止」「職業選択の自由」「勤労の権利」「被選挙権」を認めているのですから、立候補自体はなんら問題ありません。
護憲をうたう人にもこうした規制に賛同するのはどういうことか? 自分の言っていることが違憲だと気づかないのか?
世襲を減らしたければ、単に七光りだけで出てきたバカ息子候補を落選させればよいのです。これは制度の問題というより民度の問題なのです。

2009.04.19 11:31 URL | 七紙 #mQop/nM. [ 編集 ]

 自民党が、憲法の立候補の「自由」を理由に民主党を攻撃したら、まさにお笑いですね。
 いいんじゃないでしょうか。世襲制限なんて、自民党が自民党である限り、できっこありません。
 経済対策と称して、子沢山で、大きな買い物もできるし、相続すべき金品もある、金持ちだけは、今後の消費税増税もちゃらにできるほどの還付を受けられる。
 そういう政党なのです、自民党は。
 何を選んでどう報道するかも、報道機関の「自由」かもしれませんね。森田氏が疑惑まみれでも殆ど報道しないし、一方で小沢氏や周囲が何か言うと、針小棒大に報道する。
 結局は民度に帰結します。だからデモや集会など政治運動や、ネット情報は盛り上げていかなければいけないでしょうし、普通選挙という民主主義の最後の砦だけは、断固守らなくてはいけないでしょうね。日本人はくれぐれも電子投票などという悪魔にだけは手を染めてはいけません。

2009.04.19 13:01 URL | cube #- [ 編集 ]

首長3選の禁止とかそういった制限は当り前にあるのに、地盤世襲制限程度のことで護憲がどうとか言うのも無茶な話のような。
単に反対したいだけに聞こえますよ。

2009.04.19 21:38 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]

首長の多選制限も違憲だという見方があることをご存知ですか?
例えば自民党の総裁を3期つとめてはならないというのは自民党という組織内部だけの話なので問題ないが(国会議員であることはできるわけだから)、首長は職業のひとつですよ。

地盤世襲制限を広範に受けとめたらどうなりますか?
父親が公務員として働いた地域では、その子は同じ地域で公務員になれないという制限を設けたら、これは立派な憲法違反です。

「反対したいだけに聞こえる」というのは完全なレッテル貼りです。
私は左派リベラルの立場を崩したことはないし、ただ右派に不利になるなら違憲でもOKという考え方には賛同できません。

2009.04.19 23:38 URL | 七紙 #mQop/nM. [ 編集 ]

七紙さん、
ご意見は承りましたが、できれば「七紙」ではなく、投稿者の特定のできるお名前で投稿をお願いします。私としては、「ななし」と読める単語はすべて禁止ワードにしようかとも考えています(一部は実際に禁止ワードにしています)。
世襲の制限に関しては、親の選挙区以外では立候補できるのだから、憲法違反だとはぜんぜん思いませんね。なにか、昔野球の江川卓がごり押しで読売ジャイアンツに入団しようとした時に、国会で「ドラフト制度は職業選択の自由に反しているのではないか」という質疑があったことを思い出しました。
ところで、今の世襲議員の多くは、生まれも育ちも東京のくせに、親の出身地である山口4区だとかの地方で選出されて国会議員になっていますが、全然地方のことを知らないそんな議員が跳梁跋扈していることの方がよほど問題だと思います。そんなやつを当選させる方が問題だと言われるんでしょうけど。

2009.04.19 23:51 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

それは失礼しました。このHNは絵ロ具さんブログで通っていたのでそのまま使っていました。
次からははっきり判別できるHN「組合員A」にします。

ただこの考えは、はっきり憲法違反だと思います。
「A市職員の子供も他の地方へ行けば公務員になれるのだから、A市では職員になれないのは構わない」と考えればそのおかしさが分かります。

ドラフト制度の話は比較になりません。それならば国会議員も全国比例代表にして、各地域ごとに担当を決めるというのなら問題ないと思いますが。

2009.04.20 00:05 URL | 七 紙改め組合員A #mQop/nM. [ 編集 ]

公務員一般なら問題でしょうよ、そりゃ当り前。前提を間違えています。

しかし首長や国会議員は権力の集中する役職であり、利権の独占や癒着など長期に渡れば弊害の可能性も生じますし実際指摘されます。

弊害防止の観点から一定の範囲で制限があることが職業選択の自由に触れるというのは暴論でしょう。
「言論の自由」が保証されると言っても何を言っても勝手なわけではないように。(内容によっては侮辱罪や名誉毀損などを構成し、当然に法的な制限を受けます)
憲法の保障は、公共の福祉に反しない限りであるのは所与の話というのが常識と思いましたが・・・。
要するに他者の権利を侵すほどにまで、特定個人の自由が無限に保証さることはない、ということです。

あと、この問題は権力を民衆側から制限する観点の発想であり、憲法というのは国民の自由や権利を保障する目的で権力を縛るものである、という基本から真っ当な筋であると考えます。

2009.04.20 00:09 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]

今まで世襲規制案が通らなかった最大の理由は「職業選択の自由」より「門地での差別の禁止」のほうが問題視されていたからです。
部落差別の逆バージョンということです。

世襲が公共の福祉に反するという根拠はどこにありますか?(世襲<裸一貫とする根拠などないはずですが)
それとイギリスは議員の地位的世襲は廃止されましたが(1997年まで続いていたのか! それが驚き)、選挙を通れば問題ありません。
また世襲などとは最も遠そうなアメリカでも世襲議員はたくさんいますよ。

前にも書きましたが、ドラ息子・バカ息子を当選させたくなければ票を入れないという意識を持つことの方が重要です。

2009.04.20 00:23 URL | 組合員A #mQop/nM. [ 編集 ]

 麻生は3世どころか5世ですよ。吉田の奥さんは内相牧野伸顕の娘で牧野の実父は大久保利通です。大久保はともかくやはり4代上に三島通庸というロクでもない官僚がいます。

 出自や親のことで人を叩くのがいいこととは思えませんが、出自や親のおかげで議員になれた人物では仕方ないですね。

2009.04.20 01:03 URL | #OARS9n6I [ 編集 ]

>世襲が公共の福祉に反するという根拠はどこにありますか?

自民党を中心として世襲議員が資質に関わらず容易に当選しがちな環境は政治の質を貶めることで公益に反するでしょう。
また、既得権益構造が温存される環境を助長します。(こんなことをわざわざ書くのもどうかと思いますけど)
その辺りの問題はここのブログでも何度も批判されていたと思いますが。
バカ息子が当選する、という現象が実際にあることは貴殿も前提になさっていますよね。

>票を入れないという意識を持つことの方が重要
だからといって、制度的制限をしていけない理由には全くなりません。
犯罪を防ぐ最良の方策は万人の順法精神が高まることが一番かもしれませんが、刑法は不要にならないでしょう。

2009.04.20 01:30 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]

一般的に世襲議員とは、別に本人の政治家として国民に奉仕しようという崇高な理念でなっている様なものではないですよね。
あれは、その地域を束ねるボス達の利権統合の象徴としての議員なのですよ。
だから、本人の資質や考え方などお構い無しなのです。
そのせいで、息子だけではなく、急場しのぎの場合は奥さんが出馬することすらもあるのですよね。
つまり世襲議員は、その地域の利害を独占しようとしている連中にとって、都合のいいロボット、コントロール出来る代表なのですよ。
そして世襲議員を当選させる為には、ありとあらゆる汚い事も平然と行われる。
例えば選挙区内のある地区で、別の候補の投票数が多いと、あとで様々な嫌がらせが行われたりもする。
その為に、選挙投票日数日前からは、町の角々に、抜け駆け工作を恐れる連中の辻番が立ったりもする。
まあ実態を知らない、頭でっかちの机上の空論でなら、憲法違反などという言葉も出てくるのでしょうが、知る人達から見れば、噴飯ものの意見です。
世襲議員は、断固として無くすべきですし、少なくとも、親と同じ選挙区では立候補を出来なくすべきです。
本当に資質があるならば、別の選挙区から出ればなんら問題が無い。
変革を訴える民主の小沢代表が息子を跡取りにしなかったのは、当然の賢明な選択です。
翻って、国民には痛みを伴う改革とやらを押し付けた小泉元総理が、息子を跡取りにしたのが、自民党の情けない真実の姿です。
自民党には何も出来ません、民主党の多くの議員達が、自分達で作った後援会組織で頑張っているのに、自民党議員の大多数は、すでにある地域の組織に丸乗りしているだけですから、結局はその組織のボス連中の意向には逆らえないのです。
つまり現状維持しか出来ないのですね。
そのせいか、自己アピール(他の議員からの差別化)をはかる為に、国民の要望とはかけ離れた、例えば軍事力強化とか、憲法改正とかの主張をするようになるのです。
これならば出身母体の組織の利害に反する事もなく、自由に言えるからですね。
情けない話です。

2009.04.20 06:18 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

世襲で問題なのは、単に「地盤を引き継ぐ」という点だけでなく、それに伴う無税の「政治資金」も引き継ぐという点です。安倍晋三や小渕優子などは相続税を払うことなく親が貯めた政治資金を遺産として引き継いだとされます。これこそ、平等の精神に反するというものです。

組合員Aさんは、問題を逸らすために、あるいは誤解させるために、曖昧な表現で英国の例を取り上げていますが、英国では下院議員については、親の地盤を子が引き継ぐことなどはありません。不文憲法であるため、憲法として明確に規定しているわけではなりませんが。

「(それとイギリスは議員の地位的世襲は廃止されましたが(1997年まで続いていたのか! それが驚き)、選挙を通れば問題ありません。」と書いていますが、何を根拠に書いているのでしょうか。ブレアが1997年に選挙に大勝して改革を行おうとしたのは、貴族院でしょう。貴族院は日本の参議院と違い、実質的に政権に影響力はありません。

2009.04.20 08:00 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

>自民党を中心として世襲議員が資質に関わらず容易に当選しがちな環境は政治の質を貶めることで公益に反するでしょう。

それは根拠がありますか?
1世議員のほうが2世議員より優れているというのは、そう思い込んでいるだけかも知れませんよ。
「ワンルームマンションの住民はマナーが悪い」ことを理由に税金をかけた区がありますが、ワンルームの住民のマナーが悪い根拠はありません。

>貴族院は日本の参議院と違い、実質的に政権に影響力はありません

イギリスの貴族院の審議レベルは、党勢によって左右され、有名無実化した参議院よりはるかに高いと聞きましたがそれは違っているのでしょうか?

政治家の子が他の地域に行かないと政治家になれないとすると、生まれながらの差別を行うことです。
「親の因果が子にむくい」を体現する前時代的な考え方です。子は親を選んでは生まれません。
こんな差別的な規制を私は絶対認めることはできません。

2009.04.20 11:25 URL | 組合員A #mQop/nM. [ 編集 ]

菅直人のニート息子は、三度目の正直となるのでしょうか?

鳩山兄弟も中曽根親子も河野親子も菅直人親子も
親子で立候補地区こそ違いますが、親の影響力(知名度・選挙ノウハウ等)を当てにし当選しそうな地区から出ているのでは?
単に数字を操作するために「世襲」の定義から「同じ選挙区」を外すのは納得できません。

2009.04.21 11:17 URL | 太郎の嫁 #- [ 編集 ]

ウィンストン・チャーチルの父親が大蔵大臣経験者で、従ってチャーチルは世襲政治家であったことを知っていましたか?

しかし、チャーチルは生涯何度も(確か通算5回)落選し、その度に「当選できそうな選挙区を探して」選挙区を移動していたことを知っていましたか?

そうそう、チャーチルは貴族ではない(父は侯爵家の出身だったが、3男だから家督相続していない。ましてチャーチルの代は!)ので、政治活動はずっと庶民院でしたが、20世紀初頭に貴族院の権限は大幅に縮小され(例えば予算案をはじめ重要法案の否決権を奪われた)形骸化していて、今では全面廃止論すら存在する(庶民院の邪魔だからではなく、単に意味がないから)のを知っていましたか?

2009.04.21 17:27 URL | 英国の例 #mQop/nM. [ 編集 ]

現内閣の小子化担当相は小渕首相の急死で立候補なさっていますが、彼女とりあえず個人として知名度も実績もゼロに近く、当選以後もこれといって実績はありません。
親の地盤でなかったら政治家になれない資質の個人です。でも当選してしまう。
資質を問わず政治家になってしまうようなシステムが温存されることは明確な害でしかないはず。
資質が充分あるなら選挙区が違う程度、何のことがあるでしょう。
組合員氏だって「バカ息子が当選する」と、何が害なのか明確に認識なさっていながら、でも表向きシラを切っていますね。

差別がどうと言うなら、むしろ生得の地盤でそういう地位が約束されてしまうというのが逆差別という問題なのではないですか。
特定個人だけ極端に非合理な優遇をされる仕組みを排除するのは差別とは言えないはず。

2009.04.21 22:38 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]

>「当選できそうな選挙区を探して」選挙区を移動していたことを知っていましたか?
それはイギリスの民度が日本より高いということでしょう。地盤を受け継いだだけで当選できなかったというのはそれだけ有権者の目が肥えているという証拠です。自分が当選できそうな選挙区を探して歩き回るのなら自由だと思いますが。
いずれにしろ、強制的に法で選挙区を縛るのとは問題が違うと思いますね。

>資質を問わず政治家になってしまうようなシステムが温存されることは明確な害でしかないはず
それならばタレント議員も同じではないですか? 親の名前を受け継いだ知名度と、タレントとして得た知名度で違いはないはず。タレント議員はすべて害ですか?
同じことです。二世議員には無能なのもいるが、有能なのもいるかも知れない。有能か無能か、どちらかに偏る話はしていませんよ。
もし無能な二世やらタレントやらを選出しても、それは有権者がバカだと思うしかありません。それでなければ現在の選挙制度そのものを否定することになりますが。

それと以前「公共の福祉」を理由に述べた方がいましたが、二世議員は公共の福祉に反するほどの存在ですか? 政治家の子に生まれるということはそれだけで唾棄されるようなことですか?
「公共の福祉」を理由に道路やらダムやらに追い立てられた人たちがいるのをご存知ですか? 
左派は政権をとったら同じことを仕返すのですか?
それと出生差別を「公共の福祉」で正当化した例はさすがにかつての自民党にもないと思うのですが。
カルデロンさんの問題でも、左派は「子供に罪はない」と柔軟な対応を求めています。政治家の子供には生まれながらに立候補すら制限される「罪」があるのですか?

左派は9条解釈改憲を非常に強く批判します。自分に反する思想ならば、憲法の解釈を拡大してもいいと考えるのですか?
なんだかこの問題に置ける左派の態度は、右派自民党のかつての強権的な政策を鏡にうつしただけの行為に思えます。

2009.04.21 23:37 URL | 組合員A #mQop/nM. [ 編集 ]

世襲制の議論は、いろんな側面で見ないといけませんね。

私は、『世襲する人が親の選挙区で立候補する自由権』と『それ以外の(地盤や資金や知名度で劣る)一般の立候補者の当選する可能性を高める平等権』を比較した場合、どちらが公共性が高いかの議論だと思います。

後者を優先すべきだと考えています。世襲議員が有能か無能かは判断することは大変難しいことです。

それより、国家権力を握る可能性のある人物に対する選挙が 公平な当選確率ではないことを改めて認識しなければなりませんね。

郵政選挙で自民党に投票した人は、実感しているはずです。 選挙後に行われた様々な不利益な政策の信任を与えたのは自分達であることを…

2009.04.22 07:46 URL | 葉隠 #CRmGiUQU [ 編集 ]

 日頃ネットウヨがバカにする中国だって、政治トップが世襲ということはない(昔、李鵬が周恩来の養子というのはあったが)。
 この点でも、北朝鮮並でしょう。自民党(支持者)と、北朝鮮はこの点でも似たもの同士という感じ。
 なるほど、鳩山邦夫氏が言うように、これは法律で縛れる問題ではない。要は自民党が内規をつくれるか、あるいは国民が投票しないか、の問題でしょうね。ま、任せておきましょう。

2009.04.22 07:59 URL | cube #- [ 編集 ]

今朝のラジオで上杉隆氏が、イギリスでは世襲は恥ずかしいことなんだと話してしました。
それから、『アメリカでも世襲議員はたくさんいる』とのコメントがありましたが、アメリカの世襲議員の割合は5%だそうです。

久留米大学の児玉昌己氏はイギリスの世襲に関して詳しいので、興味のある方は是非ご参照くださればと思います。

2009.04.22 08:33 URL | #- [ 編集 ]

kojitaken様。

08:33のコメントですが、記名を忘れてしまい失礼致しました。以後気をつけます。ななしにもかかわらず、アップしていただきありがとうございました。

2009.04.22 09:23 URL | yuko-pon #- [ 編集 ]

>騙されてはならない。世襲政治家の弊害を改めるためには、自民党を総選挙で惨敗に追い込み、下野させるしかないのである。

私も、今回はこれだと思います。民主政治の原点、多様な民意を国政に反映するためには、この世襲制度はガンです。そして、今後根本的な解決として、小選挙区制を比例代表制に変えるのが、一番、民主的、合理的で、憲法違反なんて言われることなく、主権者国民の多様な民意を政治に反映することが可能になる最善の改革ではないかと思います。

2009.04.22 12:06 URL | hamham #C.lQWnc6 [ 編集 ]

相変わらず極論ですね。
無能な議員は出自に関わらずいるでしょう、しかし世襲はその確率を如実に上げているという害があるということです。
議員は国家を動かす責任のある職分であり、それが無能であることは公共の福祉に「大きく」反すること疑いありません。
大きな職分には大きな責任と義務が伴うのです。社員が有能でなくてもそれなり職を保証されることと、社長が無能であればクビを切られることは矛盾しないと言うより違って当り前です。
高い地位にある人間は、その地位で多くの人間の運命を担っているのですから。

ダムがどうとかは「公共の福祉」を表向きの理由に使って、個人の「公共の福祉」を蔑ろにした例に過ぎません。
そんなものは全く実例としての価値はないと言うか、只の詭弁ですよ。

政治家の子弟が全く政治家になれない等という話は誰もしていません。単に選挙区の制限をしろという程度です。
他の人々と近い(まだ有利ではあるはず)スタートラインに付くだけのことを「出生差別」などと摩り替えて呼称するのは噴飯ものです。

憲法というのは国民のため権力を縛る目的で存在するもので、議員というのは権力側に立ったことで「縛られる」義務を負っているのです。

2009.04.22 23:33 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]













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