きまぐれな日々

私は今までの人生でいろんな新聞を購読してきた。三大紙(読売、朝日、毎日)のほか日経や地方紙もとったが、朝日新聞をとっていた期間がもっとも長く、一昨年に一時購読を止めていたが、昨年からまた朝日新聞をとっている。なんだかんだいっていまだに「朝日離れ」ができないでいることは白状しなければなるまい(笑)。

しかし、このところの朝日新聞の紙面はますますひどくなってきた。特に経済政策に関して、日経新聞かと思うほど新自由主義に傾斜しているところは全くいただけない。また朝日は、民主党びいきで同党への影響力の強い新聞と思われているが、時に民主党の人事を動かそうとするかのような記事を掲載することがある。

今でも苦々しく思い出すのは、一昨年の東京都知事選で民主党が候補者選びに難航している時、菅直人代表代行の都知事選立候補を強く求める社説を掲載したことだ。民主党執行部から菅直人が抜けると、党の新自由主義色が強まる。私は菅氏の都知事選立候補には断固反対だった。

朝日新聞が、菅直人が小沢一郎代表に辞任を迫ったと報じたことは、昨日のエントリで紹介したが、わざとさらっと書き流した。記事の信憑性に疑問を感じたからだ。民主党の公式サイトにもこの件に言及した記事があり、

菅代行は、24日の小沢代表会見の前に行った小沢代表との会談について事実と違う内容が朝日新聞で報じられたことに言及。「辞任を促したのではなく、(結論を出すのに)もう少し時間を取って判断をされた方が良いのではないかと申し上げた」と事実を説明し、24日時点の状況に対して国民の受け止め方などを少し時間を持って判断すれば良いとの考えを提言したと語った。そのうえで菅代行は、今後は代表とともに信頼回復を含め、日本の置かれている課題に立ち向かうため全力を挙げていく考えを明らかにした。

と書かれている。菅直人が小沢一郎の辞任を視野に入れていることは間違いなく、それは選挙に勝たなければならない以上当然だが、朝日の記事の書き方は菅直人と小沢一郎の双方にダメージを与えるものであって、陰謀論的思考からいうと、民主党東京都連の反菅直人の人たちと気脈を通じているかに見える朝日新聞が針小棒大に書いた記事ではなかったかと勘繰ってしまうのである。

今回、小沢一郎批判の口火を切った民主党議員の中に、左派の小宮山洋子がいたことに注目する向きもあるが、小宮山洋子は左派でありながら菅直人より前原誠司に近く、菅にではなく前原に呼応して小沢批判の声をあげたと考えるのが自然だ。そもそも、「凌雲会=前原・枝野グループ=民主党内右派」というよくある見方は誤解であって、前原誠司は外交・安全保障面ではゴリゴリのタカ派であり、かつ構造改革論者ではあるものの、その他の政策は概ねリベラルであり、党内では中間派にあたる。党代表時代には「小さな政府論には与しない」と明言して自公政府と論戦を戦った。私は前原誠司を支持しないが、だからといって彼の全体像をことさらに歪めて見る、特にブログの世界で顕著に見られる傾向には賛成できない。「凌雲会」にしても右から左までいて、小宮山洋子のほか、香川県の小川淳也もリベラルな傾向の強い政治家である。

民主党内右派は、旧民社系が最右翼で、次いで旧自民党・旧自由党の人たちだ。前原誠司が台頭した時、これら「保守派」の人たちから警戒感を持たれたのである。そして、いうまでもなく小沢一郎は自由党の党首であり、自由党を解党して民主党に合流した当初には、新自由主義者たちから歓呼の声を持って迎えられ、「小さな政府研究会」なる小沢応援団までできたが(2004年1月)、小沢自身はそれには参加せず、旧社会党の人たちと接近した。この裏に、小沢一郎が建設業界の支援を失い、労組政治家に転向したいきさつがあったことは、当ブログへのコメントで教えられて最近知った。つまり、小沢一郎は民主党入りと同時に、大きく「転向」したのであって、ここを押さえておかないと議論を誤る。「イチローくんが反権力のわけないっしょ」というのは当然であって、小沢は49歳にして党の大先輩の宮沢喜一、渡辺美智雄、三塚博の3人を総理大臣への適性があるか「面接」した男である。反権力どころか権力の権化のような人物だった。安倍晋太郎も、がんで死去していなければ小沢の面接を受けたはずだ。時に1991年。もう18年にもなるが、ついこの間のことのような気がする。しかし、このことを覚えている人は少ないらしく、ちょっと小沢一郎を批判しただけで「隠れ自民党」呼ばわりされたのではたまったものではない。

ただ、その小沢一郎の「政権交代」への執念だけは本物だと私も思う。しかし、その過程でなされた「政治改革」、特に選挙制度改革には私は大反対であり、小選挙区偏重の現行制度が政治の劣化というか政党中枢の独裁化を招いた。選挙制度改革に大反対していたコイズミが、改悪された選挙制度を最大限に利用して「郵政選挙」に圧勝し、日本の社会をめちゃくちゃに壊してしまったが、それを招いた最大の戦犯の一人が、「政治改革」の旗を振った小沢一郎だというのは、大いなる歴史の皮肉だ。そして、小沢一郎の最大の功績は、民主党を左旋回させて、「国民の生活が第一」というスローガンのもとで2007年の参院選に圧勝したことだった。こんな展開は誰にも予想できなかったことで、コイズミと小沢一郎という二匹の「一匹狼」が、90年代から2000年代の政治を引っかき回したのだなあ、と改めて思う。

だが、前にも書いたと思うが、いつかは民主党も小沢一郎離れをしなければならない(もちろん、今すぐに小沢一郎の辞任などは求めない。辞めるならもっと早い段階であるべきだった)。自民党も、いつかはコイズミ離れをしなければならないのに、コイズミが引退を表明した今でもコイズミ離れができず、誤った「構造カイカク」路線に束縛されていっこうに支持率が上がっていないが、だからこそ民主党が自民党との政策の違いを打ち出していくチャンスだろう。

ピンチをチャンスに変えるしたたかさがなければ、政権交代など夢のまた夢である。


[参考記事]

当エントリには政局のことしか書いていませんので、政策についての言及がある下記ブログ記事の併読をおすすめします。

『広島瀬戸内新聞ニュース』 より
「小沢進退に関わらず「社民主義的経済政策」「企業団体献金禁止」追求で政権交代へ」(下記URL)
http://hiroseto.exblog.jp/9921068


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冗談でも、新聞社やTV局に対して国民の支持率をとりたい今日この頃です~!(爆)

2009.03.27 09:53 URL | ・ #sSHoJftA [ 編集 ]

今朝のテレ朝のスーパーモーニングは面白かった。
出演者のコメンテーターがほぼ反小沢なのに対して、民主党を代表して参加した原口議員一人で正論を吐いて向かい合っていました。
その内コメンテーター陣も攻撃の切れ味が悪くなるのがよくわかりました。
あれは各自、自分自身に後ろめたいところがあるからでしょうね。
ところが一人だけ無茶苦茶な言い方で小沢攻撃を緩めなかった御仁がいました。
それが岩見という元毎日の記者です。
原口議員の言い分の方が、どう見ても正しいのに、無理やり小沢代表を貶めようとしていて、その時の彼の顔は、まるで時代劇の悪代官の様にみえましたね。
彼を見ていると、余程小沢に対して悪意を抱いているのだろうなと思いました。
小沢代表への個人的な感情で、日本全体のことなど何もみえていないかのようでしたね。
それにしても原口議員は見直しました。
あんな風に頑張るとは、単なる電波議員ではないのですね。
彼は小沢代表がいかにマスコミによって作られたイメージで裁かれようとしているかを、こんこんと解き明かして訴えていました。
小沢代表の秘書が問われているのは贈収賄でもなんでもない、ただの政治資金規正法にすぎず、それをあたかも重大な罪を犯したかのように印象付けるのはおかしいと、理路整然と主張していました。
そして、このような事で代表辞任に追い込まれたら、誰がなっても同じ事の繰り返しで、結局検察(現国家体制)に睨まれたらすべて悪にされてしまうと。
まさにそのとおりで、よく原口議員にここまで言わせたと、逆に感心しました。
でも、この番組は今日で終わりだそうです。
最後に(反小沢のコメンテーターの監視付きですが)原口議員に小沢代表の側に立った主張をさせられたのも、結局番組が終わりだからだったのでしょう。
本当にこの国は生まれ変われるかの瀬戸際にきています。
そしてだからこそ、小沢代表の率いる民主党では困るのでしょう。
小沢代表一人にここまで血道を上げて潰しにかかる。
逆に考えると、この国のいわゆる55年体制の長きにわたる弊害のいかに大きかったかがわかりますね。

2009.03.27 10:52 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

自民広報紙、産経と読売はもちろんだが、朝日なども小沢追い落としには必死なようです。では、ゴミコウジ、いや、尾身幸次の疑惑には目を瞑るのですか。

二階はもはや議員を辞めないと駄目でしょう。西松から事務所をあてがわれていたとは。二階の秘書は聴取をしないのですか。そういえば、二階の「新しい波」の「会計責任者」は参議院議員の泉信也元国家公安委員長兼内閣府特命担当大臣(防災・食品安全)でしたね。それでは無理ですかね。国策捜査と言われても仕方ないですね。

週刊誌も尾身幸次の疑惑を取り上げているが、ブログ記事で特筆すべきものがあります。以下です。このゴミコウジは許しがたい。沖縄を食い物にしたところが許しがたい。是非、以下のブログ記事を皆さんに読んで頂きたい。

http://yaplog.jp/ichijihinan/category_24/

http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/f145a71263798e9a4cde18a2ff6f4ae8

また、マスコミは亀井静香の「自民の資金団体はダミー」という記者会見の内容を大きく伝えないのか。本当のことを言われたので、マスコミは沈黙するのか。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009032500727

なお、以下の記事も真っ当なものです。

http://www.data-max.co.jp/2009/03/post_5000.html

皆さん、閲覧を願います。

2009.03.27 11:03 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

また、お邪魔します。
私も、小沢氏の間違いは、二大政党制を目指して小選挙区制中心の選挙制度実現の一翼を担ったことだと思いますね。熱しやすく冷めやすく、権力に従順なこの国民には最も適しない制度です。仮にこの制度を導入するのであれば、英国のように二世議員や地盤の継承といったことが起こらないような制限を設けなければならなかったのです。小泉政権の出現は小選挙区制がなしたわざです。今の制度が続くようであれば、独裁者の誕生もありえます。それを垣間見させたのが、アベ政権です。

さて、二大政党制の本家本元である英国は、実はずっと以前から、二大政党制ではありません。政権を握ってきたのは、確かに労働党と保守党ですが、現時点でいえば「自由民主党」という第三政党が存在するのです。以下の記事によると、なんとこの政党は19%の支持を得ているのです。いかに二つの政党に不満を抱いているかがわかるはずです。

http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnTK307964020070220

2009.03.27 11:30 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

かん氏
「全く朝日のねつ造は芸がありませんね。
せいぜい『かん氏、おざわ氏の写真を的にダーツ』とか
『かん氏、おざわ氏愛飲の酒をこっそり拝借』くらいの
微笑ましいレベルでやりゃいいのにw」

2009.03.27 13:29 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

こんにちは。ご紹介、深謝です。少なくない左派・市民派ブロガーが、客観的事実を蔑ろにし、希望的観測に身を委ねてしまう。この現象は、はなはだ危険ですね。希望的観測は、なぜか自己増殖を遂げ、イチローくんには米国にがつんと物を言って欲しいが、いつの間にやら、イチローくんなら米国にがつんと物が言えるにメタモルフォーゼしてしまう。自民幹事長時代はもとより、つい昨日の岩国市長選に於ける小沢民主の対応を見れば、それはあり得ないことなのに。貴ブログの折にふれ歴史的経緯を辿り、現況を冷静に判断しようとする姿勢に、敬意を表します。

2009.03.27 13:56 URL | BLOG BLUES #- [ 編集 ]

民主党と朝日新聞の分析は、大変勉強になりました。
麻生首相は、反小泉そして反改革発言で、支持率が低迷している。

2009.03.27 14:43 URL | 左民主・左朝日 #- [ 編集 ]

>今朝のテレ朝のスーパーモーニングは面白かった。
出演者のコメンテーターがほぼ反小沢なのに対して、民主党を代表して参加した原口議員一人で正論を吐いて向かい合っていました

へー、秘書が逮捕された翌日のスパモニは小沢氏擁護を露骨にやっていたのにねwたしかyoutubeにも上がっていたはず。マスコミの身がわりの早さにはいつも驚かされますw
こんなことばっかりやってたらマスコミは信用を完全に失いますね。まあNHK以外の信頼性が著しく落ちているという調査もありましたけどw

2009.03.27 19:26 URL | nono #- [ 編集 ]

>イチローくんなら米国にがつんと物が言えるにメタモルフォーゼしてしまう。

やっぱり過大評価ですよね。
小沢さんの役割は、とにかく日本を選挙で政権が変わる普通の国にしてもらうこと、これにつきます。
これっぽちのことで、こんなに時間とエネルギーを使わなければならない日本はやはり異常な国なんでしょう。
途中わずかな中断はありましたが、1955年から60年近く自民党政権なわけですよ。
これはもう我が国はソ連と一緒なんでないですか?
こんな異常な国を何とかしようったって、小沢さんだって政権交代以上のことは出来ないでしょう。それだけで精一杯ですよ。
具体的に日本を変えるのは小沢の次に期待することになるんでしょう。

でも、その小沢でつまずかされてんですよ。
小沢なしの民主党じゃ第二自民党になっちゃいそうで怖い。
そうすっと、もう我が国はソ連以下なんじゃないでしょうかね?
やだやだ。

2009.03.27 21:14 URL | くっにそ #GCA3nAmE [ 編集 ]

kojitakenさん、皆さん、こんばんは

私も原口議員と大谷氏の検察批判を聞いていました。
原口議員の論理立てた説明は見事でした。
日本人は情緒、雰囲気でしか考えられない中にあって、論理的に考えられる原口議員は希有な存在のように思います。
感銘しました。
しかし、最後までみなかったので、スパモニが終わるとは思いませんでした。
朝日のムーブといい、まともな番組が無くなるというのは、権力の暗い影を感じます。
ブログが頑張らねば、と思います。

2009.03.27 23:52 URL | 愛てんぐ #PARia3Ic [ 編集 ]

「小沢氏に失望」さん、
せっかくのコメントですが、批判させていただきます。
小沢一郎は、安倍晋太郎の世話になんかなっていませんし、それどころか田中角栄から竹下登、金丸信の流れですから安倍晋太郎の政敵に当たります。そして、安倍晋三を総理大臣の座から引きずり下ろしたことは、小沢一郎最大の功績であると私は考えています。

2009.03.28 06:37 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

>失われた十年となったのだと思います。

日銀の通貨供給と準備率のグラフをさがしてみましょう。
「失われた10年」は金融当局によって「つくられた10年」だったことがわかりますよ。

>外国人参政権の付与を推進したり、対馬の問題にもまったく無関心です。

それは岩手県民だから。

>世話になった安部晋太郎さんの息子を政権から引きずり下ろした

1、晋太郎さんは小沢の面倒などみていなかった。
2、晋三さんは岩手県民にとって裏切り者なので叩きのめして良い。
3、小沢は岩手県民。

>マスコミがなぜ小沢氏になびくのか不思議

「なびく」ではなく「虚偽報道で叩きのめす」の間違いでしょ。

>国を乱す国賊

自民党サイドから見たらもちろん国賊。
自民党政権を倒そうとしているのだから、そう思われて良い。
しかも岩手県民だし。

原敬も当時の薩長藩閥からは国賊だったろうし、実際、原敬が暗殺されたとき西日本の一部の人々は喜びのあまり提灯行列をやった。
で、今、原を国賊だと思う人はどのくらいいる?

今の日本国は150年前に西日本の人間たちが東北を叩きのめしてつくった。
だから岩手出身の政治家は、これを覆すために頑張っている。
今の小沢はその流れにある。
小沢の出身地がどういうところなのか、地元で小沢を支えている人々がどういう連中なのか調べてみよう。
特に2002年が岩手県民にとってどういう年だったかが分かれば、小沢が左派に転がった真の理由が見えてくる。

今のままで良いと思っている人間にとって、小沢は国賊で良いのだ。
そう思われてこそ岩手県民なのだから。

2009.03.28 08:36 URL | にっそく #GCA3nAmE [ 編集 ]

「小沢に失望」氏コメント内容があまりにもネトウヨコピペの引き写しで笑っちゃいました。
中立を装うのでしたら少なくとも、対馬とか外人参政権とか、一部特定右派しか興味のないことは逆効果だから、触れないほうがいいですよ。
一発で馬脚が丸出し、「なんだネトウヨか」で終了。

2009.03.28 11:11 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]

ココログからTBが通らないようなので、下記アップしました。

TBS武田記者、民主輿石参院会長の「大久保秘書が容疑の一部を認めたと言う事実は一切ない」接見弁護士の話し、を紹介⇒mp3
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2009/03/post-c0d4.html

↓もよろしくです。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2009/03/post-c360.html


http://soba.txt-nifty.com/zatudan/0anime/jiminwotheend78.gif

2009.03.28 12:14 URL | SOBA #XPXthLJ6 [ 編集 ]

きっこのブログ
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/03/post-5db5.html
に書かれているように、大久保被告が西松による献金と認識していたと供述、という新聞各社(朝日も含む)の昨日の虚偽報道は、国策捜査を証明するものですね。たぶん民主党の議員総会にぶつけてきたのでしょう。すぐばれる嘘をリークしてまで、小沢氏と民主党潰しにやっきになっているということ。
未だに、検察が西松の裏金事件捜査の副産物だとか、時効が近いからとか、長野県知事秘書の自殺からやむなく小沢側に切り替えたとか、国策捜査を疑う言説がまかり通っておりますが。

2009.03.28 13:15 URL | cube #- [ 編集 ]

「小沢氏秘書の弁護人、報道機関へのコメント公表」

http://www.asahi.com/special/09002/TKY200903270484.html

朝日が上記の記事をひっそりと載せている。政治のカテゴリーではなく、社会のカテゴリーから見つけたものです。

産経と読売には見当たりません。

大手マスコミは「大久保被告が西松による献金と認識していたと供述」の虚偽報道に落とし前をつけてもらいたい。普通間違ったら、誤るものですよ。

なお、産経は、社民党の福島さんの国会での質問を

「自民は民主を批判できるか」 社民・福島氏“代理戦争”は不発

と表現。全くどうしようもない自民党広報紙であることか。

2009.03.28 16:18 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]

本当に朝日の小沢代表辞任誘導作戦は目に余るものがありますね。続投表明翌日夕刊の素粒子にWBCに絡めて「不振のイチローが打って勝つ決勝もあれば、不信の一郎続投で負けそうな選挙もある」と書いてあるのを読んでずいぶん失礼な書き方だなあと思ったら、翌日の素粒子では全部使って中原中也の「汚れちまった悲しみに」をパロっての小沢批判。主義主張以前に品位さえ疑わせる書き方に積極的な小沢氏支持ではない私も不快感を覚えずにいられませんでした。今日の朝刊も一面トップで党内からの不信の声をとりあげていましたね。

ところで、2~3週間くらい前だと思いますが、ここのコメント欄に「小沢氏が残したマイナス面」として改憲論を促進させた事と小選挙区制の導入を書いたところ、「小選挙区制度が導入されず中選挙区のままだったら、ずっと55年体制、つまり自民党政権がこれからも続いたのではないか」という趣旨の意見をいただきました。このエントリーのいくつかのコメントを見ても「55年体制」は自民党一党支配を象徴するものとして非常に評判が悪いようです。確かに1955年から細川内閣が発足した1993年まで続く「55年体制」は自民党一党支配の時代で今日に至る政財官癒着の構造を作ってしまったのですが、国民生活の点から見れば今と比べてはるかに格差の少ない健全な社会だったといえるのではないでしょうか。特に60年代後半~80年代のいわゆる「一億総中流」時代は故小田実氏の言葉を借りれば世界でも稀なほど中間層が充実した提灯型社会を形成していました(今は中間層がやせ細った砂時計型と言われています)
こう書くと、まるで自民党一党支配を賛美しているみたいですが、もちろんそうではありません。中選挙区制のもとでかなりの議席数を国会で占めていた中道~左派の議員が、与党・自民党に緊張感を与えて暴走を許さなかった事が大きかったのではないかと思うのです。2大政党ならぬ1.5大政党といわれたように野党第一党の社会党はほとんどいつも自民党の半数程度の議席でしたが、そこに今よりずっとまともな中道政党だった公明党・共産党・二院クラブのようなリベラルな少数会派が加われば自民を牽制するくらいの数にはなっていたのです。もちろん、憲法改正のための国民投票法案の成立などもありえませんでした。だからこそ小選挙区制導入は長い間右よりの保守層の宿願だったわけです。それゆえ私はこれこそが戦後日本のあけてはいけなかったパンドラの箱であり、細川政権に加わるために旧社会党が従来の主張を変え小選挙区比例代表並立制を受け入れた罪は非常に重いと思っています。
(尚、主要政党の変遷と国会内勢力の推移についてはhttp://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200504_651/065104.pdfに詳しいデータがあります)

ところで気になるのが、最近言われ始めた国会議員数の削減です。無駄をなくす・公務員叩き・政治家不信などから国民の支持も簡単に集まりそうですが、安易な定数削減は今以上に少数派に不利になるばかりです。先週のサンデーモーニングでリベラル保守の寺島実郎氏も主張していたくらいですから、政権交代後の民主党政権下でも持ち出される可能性は充分あると思います。もし完全小選挙区制+議員数削減が導入されたら少数政党・会派はそれこそ息の根を止められかねないでしょう。
いろいろ不満はあるものの私もとりあえずは民主党主導による政権交代を強く望むひとりです。でも、あるブログに「今日本の政治で一番大事なことは、政権交代である。町に巨大スーパーが一軒だけの状況より、2軒あったほうが消費者にはプラス面が多い。」とありましたが、巨大スーパー2軒だけでなく、個性豊かな小さな店もいくつかあるほうが、当然よりプラスになると思うのです。
90年代初頭の政治改革そして小泉改革と改革の美名のもとに行われたのは結局弱者・少数派の排除でした。政権交代後の改革もその繰り返しでは政権交代の意味がありません。管理人さんがたびたび紹介されている民主党員のさとうしゅういちさんは何度も小選挙区制の弊害を書かれてますが、さとうさんの考えが民主党のスタンダードであってほしいです。

>時に1991年。もう18年にもなるが、ついこの間のこ>とのような気がする。しかし、このことを覚えている>人は少ないらしく、ちょっと小沢一郎を批判しただけ>で「隠れ自民党」呼ばわりされたのではたまったもの>ではない。

鶴見俊輔氏やダグラス・ラミス氏等の共著による「日本国憲法をよむ」という本を持っているのですが、この本が発行されたのが細川内閣が発足した1993年(つまり「55年体制」が終わった年)でした。1990年の湾岸戦争での自衛隊のペルシャ湾派遣は廃案になったとはいえ、小沢氏が提唱した「普通の国」論の盛り上がりや前年1992年にPKO法(国連平和維持活動協力法)が制定された事などからの危機感から出版されたのだと思います。八重洲ブックセンターで平積みされていたのを買ったのが、ついこの間のことのようです。さらに、大規模店進出の規制緩和のために「大店法改正」が成立したのが1991年でした。ネオリベとネオコンは歩調を合わせるかのように進展したわけです。

話は全く変わりますが、私は千葉県人なので明日選挙に行ってきます。燃える太陽をアレンジしたイラストをバックに満面の笑顔という未だに青春してるらしい森田健作さんのポスターには「政党より県民第一」とかいうわけのわからないキャッチコピーが踊っています。当初は、なぜか共産推薦候補以外はすべて政党名を書いてなかったのですが、終盤になって吉田候補のポスターは「民主・社民・国民新・新党日本推薦」を明記したものに替わっていました。

2009.03.28 22:55 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

cubeさんが取り上げた、「大久保秘書が容疑を認めた云々」報道は、私は読売が最初だと思っていたのですが、NHKが3月25日午前零時のニュースで報じたのが最初だったのですね。
NHKのweb siteにも出ていたようですが、現在はリンク切れなので削除された模様です。
NHK↓3月25日0時24分
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014950021000.html
政治資金規正法違反の罪で起訴された民主党の小沢代表の秘書が、東京地検特捜部の調べに対し、「西松建設からの献金だと認識していた」と、うその記載を認める供述をしていることが関係者への取材でわかりました。
ーー

読売↓3月25日03時05分
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090304-527751/news/20090324-OYT1T00987.htm
捜査関係者などによると、大久保容疑者は起訴事実の一部を認めているという。
ーー


いずれにしても「黙秘している」「否認している」と報じられてきた容疑者が大久保秘書「容疑を認め始めた」と報じることで、「やっぱり有罪なのだな」という印象を持たせる意図が明白です。
そしてそのタイミングが、小沢代表が「続投表明の記者会見」を終えたあと。
まさに小沢代表の言葉をひっくり返す意図がありありです。

時事通信や朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0327/TKY200903270484.html
は、「起訴事実を認めている、という報道」に対する大久保秘書の弁護人の否定コメントを報じていますが、それ以外のメディアは無視。
非常に不快な気持ちになります。

「国会探検」を書いている田中良紹氏の感想とまったく同じ思いを私も抱きました。
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_179.html
西松建設の事件でも民主党の小沢代表が「続投表明」の記者会見をした直後に、NHKは「秘書は容疑を認めて自供した事が関係者を取材した結果分かりました」と報道した。それを聞いて私は不思議な報道だと首をひねった。NHKは誰に取材したのか。「自供した」事が分かるのは取り調べた検事か、自白した本人に聞くしかない。おそらく検察に取材した結果だろう。ではウラは取ったのか。ウラは本人に聞くしかない。NHKが「分かった」と言うのは本人にウラを取っていなければ言えない話だ。どのようにして拘留中の本人に聞いたのだろう。
これがまともな報道機関なら、「検察が自供したと発表した」と報道し、一方の主張だけでウラは取っていないことを明示する。よりしっかりしたメディアなら「検察は自供したと発表したが、被疑者に取材をしていないので確認は取れていない」と報道する。ところがNHKは「分かった」と断定した。これは秘書が否定すればNHKが意図的に「誤報」を流した事になる。
 私の想像では、検察は「検察が発表した」と言われると困る。なぜならそれは嘘だから。だから「検察」と明示しないようにNHKに要請し、NHKはその要請を受けて嘘だと知りながら「関係者への取材で分かった」と自らの判断という体裁を取った。権力をかばったことになる。おそらくはその報道でどこからも指弾されないと甘い見通しの下にやったのではないか。
ーーー引用以上ーーー

2009.03.29 02:19 URL | sweden1901 #- [ 編集 ]

私個人としては、小沢代表続投を応援したいですね。辞任でも続投でも茨の道なのは間違いなさそうです。小沢代表は辛くても、何度でも国民に説明することで
麻生総理との違いが分かりやすくなって
くるかもしれません。

政治改革論議でさんざんやりましたが、 小選挙区制でも中選挙区制でも多大な資金がかかるのは変わらないことは、忘れてはいけない気がします。

例えば、【選挙資金の上限を設定して違反した場合には当選無効】とか【選挙公約に著しい違反が認められたら当選無効】というような縛りを設ける方が我々が多大なコストを負担する意味も出てくると思います。


企業・団体献金の禁止も政治活動に関しても、相当数の税金を投入することに対する支持がない限り、禁止は難しいのではないでしょうか。


2009.03.29 03:15 URL | 葉隠 #CRmGiUQU [ 編集 ]

ココログからTBが通らないようなので、下記アップしました。


↓よろしくです。
白昼堂々、読売のこの数字の改竄は凄いね(笑)「堂々とつく嘘は大衆に信じ込ませられる(ヒットラー)」ってか。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2009/03/post-d7df.html


↓26日大久保秘書が認める供述を始めたと言う検察のリークに基づく垂れ流しニュースが出鱈目について、TBSの武田記者です。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/0housou/20090327openning_takeda1.mp3
↑音が出ない場合、普通ページを読み込みなおせば出ます。

http://soba.txt-nifty.com/zatudan/0anime/jiminwotheend78.gif

2009.03.29 14:50 URL | SOBA #XPXthLJ6 [ 編集 ]













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