きまぐれな日々

昨日(13日)、2008年度第2次補正予算案と関連法案が衆院を通過したが、民主、社民両党のほか、自民党の渡辺喜美と松浪健太が採決を棄権した。

私は、この「採決棄権」というバカバカしいパフォーマンスは全く好まず、共産党のように反対すれば良いと思うのだが、相変わらずのドタバタが繰り返されている。

ところで、12日のエントリで書いた定額給付金批判に対する懐疑論だが、「1回こっきりの給付であって、そのあとに消費税増税を行うと政府・与党が言っているから評判が悪いのだ」という意見がある。これはその通りだとは思うが、給付金を実施しようとしまいと、与党は消費税増税を狙っているし、民主党も本音では消費税増税賛成なのではないかと私はずっと疑っている。昨夜のテレビ朝日『報道ステーション』で、民主党の細野豪志が、「カイカクはどうした」と与党議員を挑発していたが、これなど新自由主義側からの政権批判の典型であって、どんなに党執行部が抑えつけようとしても、民主党内部からはこうしたネオリベ政治家の本音が沸き上がってくる。細野豪志の選挙区は静岡5区だが、どうしてこう静岡からはろくでもない政治家ばかりが出てくるのだろうか。静岡6区には渡辺周がいるし、静岡7区の無所属・城内実に対しても、民主党は厳しく当たらず、一応対立候補として斉木武志を用意しているが、あまり力を入れているようには見えず、情勢は城内が圧倒的に優勢とのことだ。片山さつき陣営あたりが、例の国籍法改正問題で妄言を吐いた城内を批判するビラのバラマキをやると良いと思うのだが、片山ももう再選は諦めているのだろうか。

昨日は、ようやく渡辺喜美が自民党に離党届を出したが、前記細野豪志がわざわざ「渡辺喜美議員を除く」と断って与党議員を挑発していたように、民主党は渡辺喜美の離党に歓迎ムードである。山岡賢次国対委員長はさっそく、「志を同じくする人の所には我々はあえて候補者を立てない」などとのたまった。

しかし、渡辺喜美がさっそくやったことは何だったか。なんと渡辺は、大阪府知事・橋下徹に連携を呼びかけ、4時間もの長きにわたって会談したが、橋下に断られたのである。橋下といえば、強烈なネオコン・ネオリベにしてポピュリスト。こんな男にいの一番に連携を呼びかける政治家と民主党は「志を同じくする」というのだから、呆れてしまう。

民主党が対立候補を立てない選挙区というと、平沼赳夫の岡山3区があるが、平沼と渡辺喜美とは、かたや政治思想極右、かたやカイカク派の新自由主義者で水と油だが、どちらにも甘い顔をする民主党には、私はどうしても信を置くことができない。朝日新聞ともども、民主党には表裏があり過ぎる。とはいえ民主党は最大野党であり、現在の自公政権はとっくに統治能力を失っているから、民主党に対しては是々非々で臨むしかない。そうはいっても、渡辺喜美を介して橋下徹とさえつながりかねない民主党の危なっかしさを見ていると、民主党がまともな政権政党になるまでの道のりはまだまだ遠そうだ。

そうこうしているうちに、「派遣切り」はどんどん進んでいく。政治は何もしない。


↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。
FC2ブログランキング

関連記事
スポンサーサイト

本記事の結びで、「そうこうしているうちに、「派遣切り」はどんどん進んでいく。政治は何もしない」とありますが、主権者の意向と無関係に政権が存続してしまっている現状でそうなるのは、むしろ自然なことではないでしょうか? 「政治」というからには、政府(行政)・議会をあわせて仰るのでしょうが、結果として問題の所在をぼかしてしまうことになりませんか? 両院とも議会に解散権はありません。
福田政権発足のときから、選挙を忌避し、メディアも主権者もそれを容認してきたのですから、現在の政治の停滞は自然な帰結です。
国会は政局が生じやすいように制度設計されています。

2009.01.14 16:53 URL | anton #jFjG/CSQ [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://caprice.blog63.fc2.com/tb.php/824-6947dcb0