きまぐれな日々

昨日のエントリで「バラマキ」批判への反批判を行なうとともに、共産党まで「小さな政府」思想に侵されていた(いちおう過去形。新自由主義見直しの世論が高まった現在では違うと信じたい)と指摘したため、若干の紛糾があった。

基本的な当ブログのスタンスを書いておくと、当ブログ管理人はもちろん福祉国家指向の「大きな政府」論者である。最終目標は「高福祉高負担」であり、新自由主義勢力の「低福祉低負担」はもちろん、民主党や朝日新聞の「中福祉中負担」と比較しても、ポリティカルコンパスの経済軸では「左」に位置する。

「バラマキ批判」への反批判を行うと、「それではお前は無駄な公共事業を支持するのか」という反発を招くのだと思うが、私の基本的な考え方は、乗数効果の高い政府支出を行うべきだ、というものである。たとえば国民新党の亀井静香氏は、実は以前から無駄な公共事業を切ってきた人である。私は「日本会議」所属のタカ派である亀井氏とは、政治思想では全く合わないが、亀井氏の経済政策は、もう10年近く前から支持している。効果がなく、「政官業癒着構造」に関わる人たちを肥え太らせて財政赤字を拡大するだけの「無駄な公共事業」は、もちろんやるべきではない。しかし、この論理は注意して用いないと、「小さな政府」を指向する新自由主義者に利用されやすいと私は言いたいのである。これにつけこんできたのが、コイズミであり、竹中平蔵であった。だから、

現状認識としては、大きな政府【ただし、官僚機構ではなくサービス】でないともたないことを前提とすべきです。

というさとうしゅういちさんの指摘は、いつも念頭に置かなければならないと考えている。

昨日は、滅多にないことだが、私が常々感心して敬意を払っているmewさんのブログ『日本がアブナイ!』に、『kojitakenの日記』から注文をつけた。これに対し、さっそく『日本でアブナイ!』のエントリ「ロス三浦&元次官殺傷の小泉「異例の一括逮捕」の謎+与党、財政出動で30兆?+片山さつきのバラまき発言」でていねいなコメントをいただいた。深く感謝したい。以下、『日本がアブナイ!』から引用する。

 kojitakenさんに指摘されてみて、チョット言葉足らずだったところがあったかな?と思ったので、ここで、もう少し補足してみたい。

* * * * *

 私が、片山氏の言葉を取り上げたのは、当然にして(?)、彼女が選挙目当てにコロッと態度を変えたことを批判するためだ。

 というか、それ以前に、「バラマキでもモチまきでも豆まきでも」という表現自体、節操がないorエゲツナイように思うし。何か国民をバカにしているような感じも受ける。それに「1年は(財政支出を)まいて」という言い方は、まさに選挙を意識した言葉ではないだろうか?(**)

<麻生首相いわく、日本の経済状況は、全治3年の重症なのに、片山氏は、とりあえず1年、選挙が終わるまでしか考えていないのかな?(・・)>

また、私自身、経済対策をするために、ある程度の財政出動をすることには賛成だが、いわゆる「バラまき」政策はすべきでないと考えているので、その点からも、この言葉には疑問を覚えたところがある。

 尚、渡辺喜美氏に関しては、行政改革、構造改革の考え方については、賛同できる部分があるし。彼は筋を通そうとする政治家ゆえ、その点は評価している。
 ただ、個人的には、民主党と特に中川秀、小池氏らの小泉改革派が手を組むのには反対だ。(**)

(『日本がアブナイ!』?「ロス三浦&元次官殺傷の小泉「異例の一括逮捕」の謎+与党、財政出動で30兆?+片山さつきのバラまき発言」より)


片山さつき発言の「えげつなさ」に対する指摘には思わず笑ってしまった。片山には、確かにそういうところがあって、私としてはああいう憎まれ役のキャラがあっても良いと思う。ブログの世界では私自身も憎まれ役になっているせいかもしれないが(笑)。ただ、片山は「コイズミチルドレン」の刺客だったのであり、いわば「コイズミカイカク」のシンボルだから、そうそうこれまでの責任を棚に上げて安易に転向してもらっては困るとは私も思う。それでも、またまた国籍法改正をめぐって、新興宗教の教祖じみたブログ記事を上げてきた同じ選挙区の城内実との一対一の比較なら、片山の方がはるかにマシなのは当然だ。

とにかく、このところの城内実のブログは本当にひどい。インターネットではなぜか「リベラル・左派」の間でも人気の高い城内だが、これまで彼を支持してきた人たちも、彼のブログをよく読んでほしい。それでも支持するというのなら、当ブログの主張とは永遠の平行線を描くので、これ以上は何も言わないが。

本論に戻って、財政規模と政府支出の話に戻るが、道路整備といっても全部が全部無駄なわけではなくて、以前亀井静香氏が「陸の孤島」という表現を用いて引き合いに出した高知県宿毛市には、私も行ったことがあるので、「陸の孤島」というのが決してオーバーではなく、正鵠を射た表現であることにはkechackさんにも同意いただけると思う。

ただ、そうはいっても「政官業癒着構造」関係者を肥え太らせるだけの無駄な政府支出も多いのは事実で、それに対しては、金子勝がかねがね指摘している「再生可能エネルギー」への支出に振り替えるなどの政策転換が必要だと思う。無駄の削減は、有効な政府支出に振り替えることとセットでなければならず、財政規模を縮小するとしたら、それは「小さな政府」を標榜する新自由主義政策そのものなのである。

税収増については、自民党も朝日新聞も消費税増税を求めているが、神野直彦の指摘にもとづいて以前から当ブログが主張しているように、日本の税制では「分離課税」の多用によって、事実上高額所得者の負担が累進的ではなく比例的になっていて、金持ちが応分の負担をしていないために、他の国々と比較して個人所得課税の税収全体に占める割合が極端に低くなっている。これを改めることが急務である。

新自由主義者は、金持ちへの課税を強化すると、国外に逃げていってしまうぞ、などと脅すが、なんのなんの、実際には日本は世界でも有数の金持ち優遇国家なのである。これを放置しておいて、まず消費税率から手をつけるなどの横暴は、断じて許してはならない。

法人税率そのものは、日本は決して低くはないけれど、福祉国家においては環境税を創設して、企業を中心に負担を求めている。また、再生可能エネルギー買い取り制度によって電力会社に負担を求めている。ところが日本では、経団連は「日本の法人税は高すぎる。下げろ」と連呼する一方で、環境税の導入には強く反対している。やらずぶったくりの姿勢を露骨に見せているのだが、これに異を唱える国民世論はほとんどない。政党では社民党が環境税創設を唱えているが、全く支持が得られていない。

こんな状況だから、日本における福祉国家への道のりは、はるかに遠いと言わざるを得ないのである。


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北欧流の高負担高福祉が、これからの日本の目指すべき道であるという主張は、納得です。
しかし、公共事業を景気浮揚の手段とする論調には肯けません。
陸の孤島などに道路を通すことに依存はありませんが、その必要性を誰が判断するかが問題であり、ここに、族議員・業者・官僚の癒着がはびこる原因があると考えます。
つまり景気回復を旗印として、またぞろ同じ道を歩むことが目に見えてくるからです。
また、景気を浮揚する効果もさほど期待できないことが近年明らかになっております。
住民が要らないと言うのに、強引に予算付けをして工事を進める新幹線が、その典型です。
かつて、亀井静香が国土交通省大臣のときに無駄な公共事業を廃止したことが過大に評価されている向きがありますが、数は多くとも金額的には微々たる物で、官僚がほくそえんだと言う事実も思い起こさねばなりますまい

2008.12.05 10:50 URL | HAL #- [ 編集 ]

まず次のことを理解する必要があります。資本主義は結局資本の強者が勝者となり、勝者がルールを自分の都合の良いように決めるように出来ています。
また、資本主義は基本的に資本のことしか考慮に入っておらず、自然環境のように閉じた系に対する影響が考慮されていません。このため資本主義では金さえ儲かればいくら自然環境を変化させても良いという結論が導かれます。つまり資本主義では地球という閉じた系を持続させていくことが出来ないのです。
また、私は理想的社会主義が実現できればそれが一番良いと思いますが、人類のレベルが低いうちは支配者層が必ず腐敗するのでこれも実現できません。
ただし現代社会は犯罪を犯しても強者であれば裁かれないというダブルスタンダードがおかしいと言っているのです。
理解できましたか?

2008.12.05 12:09 URL | 問題意識が少し低いですね #- [ 編集 ]

「無駄な公共事業批判」が新自由主義者に利用されたというのは仰せの通り。私も騙された一人であります。

 80年代後半に大橋巨泉というリベラルなタレント兼作家が「こんなものいらない」という番組を開始し、都市住民を中心に無駄な公共事業を敵視する心に火を付けました。そそれを利用したのが宮沢内閣時代に出来た保守系の新党で、自民党政治に批判的な世論の受け皿になりました。
 ただ都市リベラルというのはこの時代から基本的にかわっていないと思います。税収を増やせば、公共事業も社会保障も充実でき、地域間格差の是正と経済格差の是正が両立できてみんなハッピーかも知れませんが、なかなか賛同者はいないでしょうね。
 やっぱり都市リベラルは「公共事業を削ってそれを社会保障に」という言葉に感銘すると思います。
 ただこの議論は自民党政治が続く限り、論点整理できないでしょう。自民党には

・公共事業も社会保障も削る…新自由主義&財政再建至上主義
・公共事業も社会保障も充実…ケインジアン
・社会保障は削ってもいいが公共事業はダメ…利権保守

 の3種類の意見しかありませんから。仮に政権交代が起きると

・公共事業も社会保障も充実…ケインジアン
・公共事業を削って社会保障を充実…都市型リベラル

 の争いになるでしょう。多くの国民はこの土俵に辿り着かずに、未だに「大きな政府」VS「小さな政府」という対立項で思考停止しています。
 この土俵までくればいろんな論点が見えてきます。

・国土の均衡発展は是か。地方の生活利便性をどこまで担保すべきか。陸の孤島は存在してはいけないのか?国土の一部に不便を承知で住む秘境を残してもいいのでは。とかいろいろな議論があって、公共事業を単に敵視するのではなくはどこまで必要かといった冷静な議論ができるようになると思います。

2008.12.05 18:25 URL | kechack #1/Y8RI0s [ 編集 ]

やはり論理的な回答は得られないようですね。税金の高い方から低い方へ高所得者が移住することは当然で実例もゴマンとあるのですが認めないのですね。実際あなた方のいう政策をすれば生産性の低い方々と企業ばかりが日本に残り一億総貧乏です。スウェーデンなどの北欧はこれで失敗したのですがご存知ないようですし。スウェーデンの主産業は軍需産業ですよ。これでどうにかやってこれたが、それも厳しくなってきている。そんな国が理想か?そもそも社会主義者の根本思想は結果の均等でしょ。それが高い能力の方々のやる気を無くさせ経済の活力を損なわすわけです。あなた方は相続税100%などで機会の均等を実現したと仮定した場合でも競争による格差を許さないのでしょ?あなた方は結果の均等主義者ですから。あと多数の捏造がブログに見受けられます。日本がアメリカ以上に金持ち優遇だとか、日本は格差が世界的に見ても大きいなど。確かに以前より格差は広がっていますがジニ計数を見ても世界的には格差が小さい方ですが。具体的数値をださず主観でものを言ってはいけません。新自由主義は良くないが、だからと言って社会主義というのは短絡的ですね。修正資本主義が正しいのです。これ以上説明してもご理解できないようなので書き込みは以後しません。最後に一言。自分たちが上手くいかないことを社会のせいにせず努力される方が建設的ですよ。

2008.12.05 20:36 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]

共産党の公式サイトを調べてみましたが、「小さな政府」を賛美するような主張は全然ありません。サイト内検索で出てくるのはむしろその反対ばかりです。

小さな政府と大きな政府についての共産党の主張は、
「日本の公務員の数は少ない方であり、予算を見ても、社会保障や教育の分野では小さな政府になっている、一方土建型・ハコモノの公共事業の分野では依然として大きな政府になっている、これでは国民全体の利益が損なわれる、無駄な公共事業を削って予算を社会保障や教育に回すべきだ」
・・・という趣旨です。以前から一貫しています。

従って過去形でも、共産党が「小さな政府」思想に侵されていたなどというのは、事実無根でしょう。kojitaken氏は黒川滋氏の嘘宣伝に騙されたのでは・・・。

2008.12.06 15:47 URL | hakugen #qI3gJtTs [ 編集 ]

>スウェーデンなどの北欧はこれで失敗したのですがご存知ないようですし。スウェーデンの主産業は軍需産業ですよ。これでどうにかやってこれたが、それも厳しくなってきている。

日本の名目GDPがここ5年程横ばいで順位を18位に落としているのに対して、北欧4ヵ国の名目GDPはいずれも上位5位で、ここ5年程で1.5倍前後になってます。
2007年の国際競争力ランキングでも、1位アメリカ、2位スイス、3位デンマーク、4位スウェーデン、5位ドイツ、6位フィンランド、8位日本です。
北欧の国のどこが失敗なのでしょうか。

>ジニ計数を見ても世界的には格差が小さい方ですが

ジニ係数の意味を理解してないみたいですね。
給与所得だけで計算した当初所得のジニ係数では0.5を超えていて、社会保障を入れた再分配所得のジニ係数で0.38です。
このように数値が下がるのは年収50万円以下の高齢者や生活保護への手当てによって改善してるにすぎません。

>新自由主義は良くないが、だからと言って社会主義というのは短絡的ですね。修正資本主義が正しいのです。

北欧が社会主義ですか?
北欧は日本以上に解雇が簡単ですし、アメリカなみに高額所得者も多いです。
ただ所得の再分配の割合が高くて、所得者から多く取って低所得者に多く分配してるし、
再就職のための施策がしっかりしていて再就職も容易です。
社会保障が充実してるために内需が高いし安定しています。

米国型の低福祉低負担の競争力は確かに強いけど、北欧型の高福祉高負担の社会も決して競争力が弱くないことを数値が物語っています。

また公共事業に関しても、道路は不要だけど、太陽光などの自然エネルギーの公共施設への設置・研究のような公共事業は大いにやるべきですし、公共事業は何でも悪ととらえるような考え方の方がおかしいです。

>最後に一言。自分たちが上手くいかないことを社会のせいにせず努力される方が建設的ですよ。

私も一言、もう少し勉強してから文章を書いた方がいいです。

2008.12.06 16:09 URL | のと #IN9BFm.g [ 編集 ]

訂正
>日本の名目GDPがここ5年程横ばいで順位を18位に落としているのに対して、北欧4ヵ国の名目GDPはいずれも上位5位で、ここ5年程で1.5倍前後になってます。

と書いたけど、1人あたりのGDPが日本は18位で、北欧4カ国は上位5位です。

2008.12.06 16:22 URL | のと #- [ 編集 ]

のとさんの方が勉強された方がいいですよ。スウェーデンやフランスは法改正で減税方向にあります。これは国民投票で決まったことで国民が高所得者がいなくなったことによる弊害を感じている証拠です。まだ北欧はこの政策を始めたばかりなので結果は一時的に良いのでしょうがどんどん優良企業や人材が抜けていくので10年後にはヤバいでしょう。その先行き不安を感じているのが国民でこの国民投票結果がそれを物語っていますね。スイス、シンガポールなどはかなり累進課税率が低いので世界中から金が集まり一人当たりGDPは高いのです。あと、あなた自身が自己矛盾されていますがジニ計数は社会保障で補正後に何の問題があるのか?そもそも北欧が累進課税で補正後でしょ。付け加えると日本のサラリーマンの4分の1が税金を一円も払ってないです。貧乏人優遇なのです。結果の平等が招く弊害は時間と共に明確になります。まあ理解できないでしょうが。

2008.12.06 19:51 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]

本当に最後にしますが、高福祉高負担が上手くいかないことを分かりやすく説明します。
A学校ではテストで高得点をとると低得点の人に点数を与えなければならないルールです。元々頭も良いのでしょうが頑張って勉強し100点や90点台を取った人は10点、20点の人に点数を与え50点になりました。努力しても搾取される現実に高得点の人はB学校やC学校に転校を考え始めます。転校には家族を説得したり、新居の確保など時間がかかりますが(今の北欧がこの段階と思われる)、だんだん高得点の人がいなくなっていきました。そうすると70点台がその学校の高得点層になります。しかも低得点でも救われるので勉強しなくなり低得点者層が増え、0点の人までいるじゃないか。70点の人は40点になりそれでも足りないので校長先生は他校から点数を借りてきます。 さらに高得点者が転校しないよう見張りを強化します。これにより自由もなくなります。70点の人もやる気を無くし学校は借点のし過ぎで返せなくなり閉校になりましたとさ。
現実には高得点者の転校が増えた時点でこのルールはなくなるでしょうが(笑)
経済には人の感情があります。机上では高所得者から低所得者に分配すれば上手くいくように思いますが現実は甘くなく、上記のようなことが起こるのです。これは歴史上証明されています。
数十年前、北朝鮮を理想の国と言っていた左派ですが、現実はどうでした?
次は北欧ですか?数十年後、上手くいかないことに気付くでしょう?

2008.12.06 20:50 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]

横から失礼します。

>資本主義者氏
>本当に最後にしますが、高福祉高負担が上手くいかないことを分かりやすく説明します。
A学校ではテストで高得点をとると低得点の人に点数を与えなければならないルールです。元々頭も良いのでしょうが頑張って勉強し100点や90点台を取った人は10点、20点の人に点数を与え50点になりました。努力しても搾取される現実に高得点の人はB学校やC学校に転校を考え始めます。転校には家族を説得したり、新居の確保など時間がかかりますが(今の北欧がこの段階と思われる)、だんだん高得点の人がいなくなっていきました。そうすると70点台がその学校の高得点層になります。しかも低得点でも救われるので勉強しなくなり低得点者層が増え、0点の人までいるじゃないか。70点の人は40点になりそれでも足りないので校長先生は他校から点数を借りてきます。 さらに高得点者が転校しないよう見張りを強化します。これにより自由もなくなります。70点の人もやる気を無くし学校は借点のし過ぎで返せなくなり閉校になりましたとさ。
現実には高得点者の転校が増えた時点でこのルールはなくなるでしょうが(笑)






どこが「判りやすく説明」なさっているのですか?
例え自体がトンチンカンで意味不明ですね。



>数十年前、北朝鮮を理想の国と言っていた左派ですが、現実はどうでした?
次は北欧ですか?数十年後、上手くいかないことに気付くでしょう?


北朝鮮を引き合いに出す時点で「お里が知れる」と言うべきでしょうが、北欧の事情に関してのみ言えば、「猿真似」ならば間違いなく「上手くいかない」でしょうが、そのへんは適宜現状に合わせたすり合わせをしていけばいいだけの話です。(と言うより『適宜現状に合わせたすり合わせ』をしなかったからこそ今日の混迷がある訳で)

>そもそも北欧が累進課税で補正後でしょ。付け加えると日本のサラリーマンの4分の1が税金を一円も払ってないです。貧乏人優遇なのです。結果の平等が招く弊害は時間と共に明確になります。まあ理解できないでしょうが


つまらないデマですね。
こちらのエントリでも読んで勉強し直せ…

http://takashichan.seesaa.net/article/109576584.html

とでも言いたいところですが、敢えて簡単に言ってあげましょう。

「会社のトップとか、(各種分野の)売れっ子などには『部下やらお得意様やらの食い扶持を確保しといてやる義務』がある」って事です。
そのへんを怠っておいて(あるいは、怠った手合いの肩を持ち)まるで「タックス・ヘヴンへの逃亡」を勧めるが如きお説をぶつなど笑止千万ですね。

2008.12.06 22:31 URL | てあとる☆北極の支配人 #DdiHOXp. [ 編集 ]

「資本主義者」と称する人は、「修正資本主義」を標榜しながら実際の主張は新自由主義というトンチンカンな人ですね。

「これが最後だ」と言いながら何回も出てくるところも見苦しいし、前のエントリにおいて、所得税の累進性を強化すべきだと書いた私の主張を受け入れておきながら、このコメント欄では前言を無視して、稚拙なたとえ話まで持ち出して再配分の意義を否定するという知的不誠実な態度を見せています。

ちなみに、私はアメリカより日本の方が貧富の差が大きいなどとは欠いていません。私が書いたのは、所得課税の負担率が日本はアメリカより低いということです。神野直彦さんの著書経由で宮内豊編『図説 日本の税制』(財経評論社)のデータを引くと、日本は6.6%, アメリカは11.1%となっています。

議論を捏造しているのは、「資本主義者」氏のほうです。

2008.12.07 06:15 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

 累進税率が上がったら、有力企業がすぐ国外逃亡すると考えるのは杞憂でしょう。
 元来日本人中心の企業で、経営者はじめ、優秀でまじめなスタッフ、それを支える家族、地域社会に恵まれたからここまで大きくなれたということは企業家自身わかっていると思います。
 単に税制が有利だからという理由だけなら、すでに米国なりシンガポール製が市場を凌駕してるでしょうよ。
 低所得者が少しの贅沢もできず、高所得者は金融投資に多くの資金を回す、そんな昨今の状況を政府が許していたら、日本を支える製造業がまず立ちゆかなくなるでしょう。金融崩壊で世界的にもダメだということが明らかになっています。
 要は高所得者=権力に近づき易い人々が長期的にモノを見られるか否かでしょうね。
 高福祉を実現する税制がもっとも重要だと思います。

2008.12.07 13:04 URL | cube #- [ 編集 ]

私が捏造だと指摘したのはアメリカより日本が金持ち優遇だという部分ですが。よく読んで下さいますか。
また、私が同意したのは、あなたが言いたいことが所得税率のアップによる福祉充実だということを理解したということです。その意見と同じ意見を持たなければ反論はしないという意味だったのでしょうか?だと、すると凄い統制されたブログですね。だから資本主義者のコメントがないのですね。
私の考える修正資本主義とは間接税を中心としたセーフティーネットと福祉の充実、また金融市場における過度のレバレッジや証券化に対する規制です。間接税は消費の多い金持ちの方が多く払うので問題ないのです。
私が何度も出てくるのは、私が言った事をねじ曲げられているからです。

2008.12.07 15:19 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]

>資本主義者氏
そもそもそこまで恣意的な裁量が働く学校のテストなんて、いまだかつて存在したことがないんですが(笑)

金持ちに負担を課すと金持ちが国外に退去するぞ~とおっしゃりたいんでしょうが、逆に今の日本は、貧乏人に負担がかかりすぎて難民寸前になってるんですけどね。
日本が島国であることをありがたく思わなきゃwww

2008.12.07 18:07 URL | mash #- [ 編集 ]

修正資本主義といえば、日本共産党が掲げている政策ですよね。
”資本主義者”氏は修正資本主義がこれから目指す姿だと言っておきながら、北欧社会を社会主義認定する。一般的に言って、修正資本主義とは北欧的な社会がもっとも近いはずですね。

資本主義を基盤としながらも、社会主義的な良い面も取り入れ、あくまで政策の基本の資本主義を修正していく形です。社民主義ともいわれますね。
さらに、氏は北朝鮮を引き合いに出し、徐々に北欧的な社会になると、とんでもないことになるというデマを主張し始める。
これって、日本議会や産経新聞などの右翼、新自由主義・経済保守系によくある傾向ですよね。

そもそも、修正資本主義を何たるかも分かってないで、”修正資本主義こそ正しい”と書いた時点で、全く氏は倫理的で無く、ただ単に、所得再分配=社会主義的な概念であり、このような制度を導入している社会は、資本主義の敵だ!抹殺すべき悪
という、結果を出したいだけなのでしょう。

ブッシュ大統領の脳内もこんな感じですね。
国民皆保険制度でさえ、社会主義認定されちゃうんですから。

脳内は冷戦構造そのままなのですね。
資本主義化社会主義か?どっちがいいか。
そういった単純な理論はもう終わってますね。

2008.12.07 19:40 URL | アンチ新自由主義 #- [ 編集 ]

だから~何度も言ってるけど私はアメリカ型の新自由主義には反対です。国民皆保険は良いシステムでアメリカも導入すべきだと考えていますよ。しかし、あなた方の言う北欧型社会民主主義にはもっと反対です。私は両主義の間が理想的と考えているのです。俗に言う修正資本主義とは少し違いますが修正的であることを強調したかったのです。そう言う意味では官僚主義を無くせば日本は理想的であると考えます。官僚主義を無くすには道州制の導入と本格的な二大政党制が必要です。

2008.12.07 21:10 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]

資本主義者さん、

> 私が捏造だと指摘したのはアメリカより日本が金持ち優遇だという部分ですが。

社会保障ではアメリカは日本よりはるかにひどくて、貧困層に酷薄だけれど、所得税に関しては日本の方が負担が低いって、ちゃんと根拠を示して書いたじゃん。あなた、いったいどこ読んでるのよ。

> 私の考える修正資本主義とは間接税を中心としたセーフティーネットと福祉の充実、また金融市場における過度のレバレッジや証券化に対する規制です。間接税は消費の多い金持ちの方が多く払うので問題ないのです。

消費税が累進的だとでも? あなた、正気ですか?(爆)

2008.12.08 21:12 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

は?消費税が累進的とは書いてないが。高所得者の方が高級品を買うでしょ。当然、英国やカナダのように食料品や日用品などは低率で、高級品に高率で課税ですから。(当たり前なので書いてなかったかな?)
それに私は所得税が金持ち優遇とは書いていませんが。あなたの言うように社会福祉も含めるとアメリカより日本の方が金持ちの負担が多いのです。あなたのブログのコメントか記事か忘れましたが所得税が金持ち優遇と書かず、単に日本はアメリカより金持ち優遇だ~とありましたから。(具体的な箇所は自分で探して下さい。)
そもそも社会福祉を含めない議論に意味がありますか?所得税のみのデータを持ってきたり、情報の都合の良い部分を切り取る傾向が左派にはありますね。
北欧の失業率が日本の倍以上あるのはご存知でしょうか?いくら失業保証が手厚くてもあれだけ高いとね。企業も大変なんでしょ。あの政策じゃ。
国民もあれだけ税金を取られると自由に使えるお金がほとんどないようですね。そんな世の中が良いと思うかは価値観の違いでしょうが。
まあ自由と平等は並立できないということですな。月並みですが。

2008.12.09 02:33 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]

資本主義者さんは、社会保障や財政政策の意味を全く理解していないようですね。再分配を行うのに、逆進性の強い消費税に頼るのはナンセンスだと、これは保守の国民新党も主張しています。

「具体的な箇所は自分で探して下さい」などと、ブログ管理人に指示するなど、あつかましいにもほどがあります。当ブログの編集権を持っているのは私ですし、この件の挙証責任はもちろんあなたにあります。

あと、他の方が書いておられた国民1人あたりのGDPで、日本が1993年の2位から現在の18位まで長期低落する一方、北欧諸国が高位を占めている件について、あなたは何も言っていませんね。北欧の企業がどうこうなんて書いてますけど、ノキアやエリクソンが重税を逃れるためにアメリカに移転するとでも言うんでしょうか?(爆)

2008.12.09 06:18 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

やはり失業率には触れない(笑)
逆進性って割合の問題でしょ。払う絶対量には触れず割合で逆とは。国民新党って古い自民党の財政赤字を拡大させ、将来の日本に返しきれない借金を作った奴らじゃないか(笑)それが日本の長期低迷につながっている。現代のアメリカが同じ間違いを犯しているわけです。
Nokiaが出ていくっていつ言いました?出ていくのはもっと身軽な会社、さらに、ここが重要ですが若者で起業したい人は海外で起業しますよ。魅力のない田舎を捨て都会に出ていく日本の現状と同じです。
社会主義的政策が30年で限界を迎えるのは育った有望な人材流出と、最大の要因は財政赤字なのです。前の例え話でいう借点のし過ぎね。
すでにスウェーデンは方向転換に迫られているわけです。軍需産業で持ってる国を理想とは左派得意の矛盾ですな(笑)

2008.12.09 12:51 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]

> 逆進性って割合の問題でしょ。

当たり前でしょう。

> 払う絶対量には触れず割合で逆とは。

払う絶対量が等しい税を、人頭税といって、最悪の税制とされています。

サッチャーは人頭税を導入して支持を失い、政権を追われました。
あなたの理想の税は、この人頭税なんですね。竹中平蔵並みに過激な新自由主義者というほかありません。

2008.12.09 13:09 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

福祉先進国のレポートを見ると、税金が高いことに特に不満がなかったり、教育、福祉が無料化されているので、自由主義諸国より、選択の自由があることが私達にもわかります。
日本に真似できることは、厳格な政策評価システムを導入することだと思います。

日本も高い税金でも透明性と公共性が高ければ、喜んで税金を払う国民性ではないかと思います。

所得再配分そのものが官僚の既得権になっている現状のまま 良質な福祉国家への道は遠そうですね…

2008.12.09 21:21 URL | 葉隠 #CRmGiUQU [ 編集 ]

国民の幸福度ランキングなどを
見ますと、上位に北欧諸国など
大きな政府志向の国が
多く入っていることがわかります。
さて、そんなに重税にあえいでいて
人材の外国への流出が懸念されている国が
どうして幸福度が高いという
調査結果が出るのでしょうか?

2008.12.09 21:49 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]













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