きまぐれな日々

ペシャワール会は、ソ連のアフガニスタン侵攻4年後の1983年から活動を続け、人道的援助で名高く、現地でも信頼されていた。だから、まさか伊藤和也さんが殺害されるとは思わなかった。

それだけに、昨日、伊藤さんの死を知った時の衝撃は大きかった。またネット右翼が「自己責任論」を撒き散らしているかと思って掲示板などを見てみたが、「自己責任論」の声は思ったほど多くなく、「イラクの人質と同じにしてはいけない」という意見も結構あった。私は、4年前のイラク人質事件での「自己責任論」も否定しており、あの時に世論を煽った勝谷誠彦や、内閣官房長官として冷たいコメントを残した福田康夫を今でも許していないが、当時と今では風がずいぶん変わり、新自由主義のエッセンスともいうべき「自己責任論」なる、実は無責任きわまりないことを言う人間が激減したことを好ましく思う。

もっとも、産経新聞のブログ「iZA!」界隈には、今でもいわゆる「自己責任厨」がいて、くだらないエントリを上げてきたが、それに多数のネガティブコメントを伴った「はてなブックマーク」がついて晒し者になっている。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://ponko.iza.ne.jp/blog/entry/694828/

これを見てもわかる通り、もう新自由主義の時代ではない。どうやら解散総選挙は年末年始になりそうだが、コイズミチルドレンには「座して死を待つ」以外の選択肢はない。昨年の参院選でも、自民党は何の手も打てなかった。仮にコイズミ一派が新党を立ち上げたところで、自民党、民主党との三つ巴を制することはできない。仮に、前原誠司がコイズミ一派と合流しても、前原にくっついて民主党を出ていく者など誰もいない。だから、前原はこれまで同様、民主党内で異端の声をあげ続けるだけだろう。つい一昨年には、この男が民主党の代表だったなどとは、今となっては信じられない。コイズミは、「政治家は使い捨て」だといって、余生をオペラ三昧で過ごすだろう。キングメーカーにはなり損ねたが、コイズミにはさほどの執着もあるまい。

前原が、「アフガンへの空自派遣も検討せよ」と主張しているようだが、これもちょっと考えられないくらいのKY発言で、国民の多くは、武力でアフガニスタンに平和をもたらそうという試み自体が不毛であることに気づき始めているのではなかろうか。

いや、不毛だけならまだしも、このところ政府がアフガンへの陸上自衛隊派遣を検討していると報じられたことが、もともとは親日的だったアフガンの人たちの対日感情を悪化させ、それが今回の伊藤さんの痛ましい死につながったのではないか。そのうえに空自派遣まで主張する前原は、単なるミリヲタの右翼野郎としか思えない。

一方で、コイズミチルドレンの中にも、自己責任論を批判する山内康一のような人もいる。もっとも、こんな主張を持っているのにもかかわらず、イラク人質事件で自己責任論を煽りまくったコイズミ自民党の公募にどうして応じたのか、そこは理解できない。

朝日新聞の報道によると、ペシャワール会現地代表の中村哲医師は、「治安の悪化に対する認識が甘かった」と話した。同会は、約20人にいたジャララバードの日本人スタッフの半数を4月に帰国させ、残りも年内に出国させることになっていた。「以前は日本人なら大丈夫だったが、4月ごろから対日感情も急速に悪化していた。伊藤くんをとどめた私が悪い」と中村氏は悔やんだとのことだ。

毎日新聞は、下記のように伝える。

 事件が報じられた26日午後から繰り返された記者会見。それまで冷静さを失うことのなかった福元さんの声が一段と大きくなったのは、政情不安が高まるアフガンで、活動を続ける是非を問われた時だった。「ここで挫折しては絶対にだめだ。非難の声は甘んじて受けますが、これでやめると日本人はだめになる」。ほおには悔し涙がこぼれていた。

 伊藤さんの訃報(ふほう)を伝えてきた中村医師は電話口で「良くない方の推測になった」とつぶやいたという。誤報であってほしい願う半面、遺体を確認したのが現地の村人だったと聞き、希望は絶たれた。5年間、共に畑で汗を流した伊藤さんの顔を、村人が間違えるはずはない。その後、ペシャワール会のスタッフも身元確認をしたという情報も入り、望みは打ち砕かれた。

 現地スタッフは、拉致された伊藤さんを捜索するため、1000人もの村人が総出で山を登ったことを伝えてきた。その話を紹介した福元さんは「伊藤君、つらかったなと。でも君はやったなと、そう言ってやりたい」と語り、一瞬救われた表情を見せた。

(毎日新聞 2008年8月28日 0時01分(最終更新 8月28日 0時48分))


大部分の住民から信頼されていても、一握りの悪意を持った人たちがいるとこういう事態になってしまう。そして、それを誘発したのは新テロ特措法であり、町村信孝による陸自のアフガン自衛隊検討発言だ。

中村医師は、「9・11」テロから1か月後の2001年10月に、日経BPのインタビューに答えている。
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/150/150174.html

このインタビューの最後に、中村医師は次のように述べている。

 嘘みたいな話ですが、1億円もあればカブールの人が全部助けられる。我々が今回やる緊急の食料援助プロジェクトで試算すると、1家族10人が3カ月の冬を越すのにたったの6000円で済む。これで急場をしのいでいるうちに、国連などが動き出すはずです。

 こんなふうに死にかけた小さな国を相手に、世界中の強国がよってたかって何を守ろうとしているのでしょうか。テロ対策という議論は、一見、説得力を持ちます。でも我々が守ろうとしているのは本当は何なのか。生命だけなら、仲良くしていれば守れます。

 だから、日本がテロ対策特別措置法を作ったのは非常に心配です。アフガンの人々はとても親日的なのに、新たな敵を作り、何十年か後に禍根を残します。以前は対立を超えてものを見ようとする人もいましたが、グローバリズムの中で粉砕されていく。危険なものを感じます。

(「アフガンで活動18年、中村医師が語るタリバンの真実」=日経BPネット、2001年10月24日=より)


この発言から7年、中村医師の懸念は現実のものとなった。それも、ほかならぬペシャワール会の職員が犠牲になった。

伊藤和也さんのご冥福を、心よりお祈りしたい。それとともに、今回の悲劇が、新テロ特措法の延長などという愚挙のために悪用されないことを、心から念じる。


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>もともとは親日的だったアフガンの人たちの対日感情を悪化させ、それが今回の伊藤さんの痛ましい死につながったのではないか。

kojitakenさん、何を根拠に「アフガンの人たちのは、もともとは親日的だった。」…などと云われるのですか?

人を馬鹿にしちゃあいませんか?イラクの三人組「金持ち娘の道楽ボランティア、共産党系労組の馬鹿息子、一旗挙げたがりの低俗カメラマン」の彼らと、中村医師の立ち上げた組織とは、立脚点や活動歴からして大きく違うことを皆さん理解していると思います。

福元さんの云う「ここで挫折しては絶対にだめだ。非難の声は甘んじて受けますが、これでやめると日本人はだめになる」とか中村医師の「生命だけなら、仲良くしていれば守れます。」などの発言が事実なら、真にそう思います。

2008.08.28 08:33 URL | パフパフ #- [ 編集 ]

パフパフ様に横レスを失礼いたします。


>kojitakenさん、何を根拠に「アフガンの人たちのは、もともとは親日的だった。」…
>などと云われるのですか?

私は、アフガニスタンに行った事は無いので、現地の状況を直接見たことは
ございませんが、おおむねアフガニスタンが親日的だったというのは
各種メディアにて伝えられているところでしょう。

貴殿もあげておられるペシャワール会代表の中村医師ご自身の記述読まれました?
コジタケンさんがあげておられる日経BPのインタビュー記事の結びにも以下のように
ありましたよね。

「日本がテロ対策特別措置法を作ったのは非常に心配です。
アフガンの人々はとても親日的なのに、新たな敵を作り、何十年か後に禍根を残します。
以前は対立を超えてものを見ようとする人もいましたが、
グローバリズムの中で粉砕されていく。危険なものを感じます。」

また 2007年8月31日の毎日新聞での中村氏の記述にはこうあります。

「これまで現地が親日的であった歴史的根拠の一つは、
日本が他国の紛争に軍事介入しなかったことにあった。他人事ではない。
特措法延長で米国同盟軍と見なされれば反日感情に火がつき、
アフガンで活動をする私たちの安全が脅かされるのは必至である。
繰り返すが、「国際社会」や「日米同盟」という虚構ではなく、
最大の被害者であるアフガン農民の視点にたって、
テロ特措法の是非を考えていただきたい。」

http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/kaiho/nakamuramainiti.html

現地で20数年にわたって最前線で、パフパフさんも評価されておられる立脚点に
基づいて活動してこられた中村氏がアフガンが親日的だったと繰り返しおっしゃっています。

参考までに。

2008.08.28 13:58 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

28日付けの産経抄は
>4年前にイラクで拉致された若者たちの幼稚なふるまいとは次元の違う、プロの仕事ぶりだった。
などとしております。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080828/trd0808280247000-n1.htm
何がどう次元が違うとこの筆者が考えているのかはわかりません。
私はブログ主さんの意見と少し違い、今回「自己責任論」が伊藤さんバッシングに使われないのは、お亡くなりになった人を責めるのはあまりにむごい、というシンプルな感情からなのではないかと思います。場当たり的な感情であり、「新自由主義」をめぐる評価が変わったからだとはあまり思えません。

2008.08.28 15:52 URL | nori #PPucW/LA [ 編集 ]

今回の伊藤和也さんの訃報には、心からご冥福をお祈りしたいと思う。また、ペシャワール会の方々にも、めげずに引き続き活動されることを望みたい。

中村医師の活動は、現地で"護るべきもの"と地域の方々から信頼・評価され、現在に到っているんだと思います。

それは、彼(中村医師)とそのグループの並々ならぬ奉仕と努力があったればこそのことだと思います。しかしながら、彼が感じている親日的という意識は、重宝されている地域の断片的・部分的なものであり、例えマスコミが端々に感触を得たものであろうと、1970年代後半の動乱から続く内戦で疲弊している国民が、親日的という意識を持っているという事実は受け入れ難いと思う。(金に為るから親しいというのはある。)

今回の犯人も、幼い時から昼夜戦場であるという過酷な状況下で生きてきた人々のひとりであろうし、戦うことで生計を為しているという現地の生活ならば、伊藤氏と御遺族には申し訳ないが、誰が彼らに罪を問えるのだろうか。(アフリカの少年兵にしても然り)

2008.08.28 16:25 URL | パフパフ #- [ 編集 ]

パフパフ様

中村氏のいくつもの記述を読みましても、アフガン人の
一般的な親日観というものを述べているように読解できます。
何度読み返してもそう読み取れます。

つまり、その中村氏の認識に対して、パフパフさんは
それは彼の部分的、断片的なものであるという
異議をもっておられるわけですね。

ならば、その根拠ですが、

>1970年代後半の動乱から続く内戦で疲弊している国民が、
>親日的という意識を持っているという事実は
>受け入れ難いと思う。

これでは、論拠になりませんし、パフパフ様の憶測でしかないように
読み取れます。

しかし、貴殿がそこまでおっしゃるからには、
やはり根拠がおありなんでしょう。
他の現地活動家や専門家、ジャーナリストによるエッセーや
論文などにソースがおありなんでしょうか?
あれば後学のためにご教示いただければありがたいです。
または貴殿ご自身が現地に触れて得られた認識なのですか?

それとも、アフガニスタンの歴史的、政治的、社会的状況から
貴殿が考える想像、憶測なのですか?

2008.08.28 17:30 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

「こんなふうに死にかけた小さな国を相手に、世界中の強国がよってたかって何を守ろうとしているのでしょうか。」
「正義の対テロ戦争」とやらを続けたい連中にとっては、耳障りな発言というか、「何とかして黙らせてやりたい、追い出してやりたい」と思うかもしれませんねぇ・・・。連中はイラクで「五月蝿い報道機関」のいた事務所やホテルを攻撃したこともありますし。

「国民の多くは、武力でアフガニスタンに平和をもたらそうという試み自体が不毛であることに気づき始めているのではなかろうか。」
さあ、どうでしょうかね。少なくとも、海自のインド洋給油を継続したい連中にとっては、今回の拉致殺害事件は好都合なんでは。「こういう悪のテロリストがまだまだいるのだから給油継続が必要だ」とか「国際貢献のために海自だけでなく陸自や空自も出すべきだ」みたいにアピールできる。
民主党は昨年は給油継続に反対しましたが今年はどうなることやら。そもそも小沢だってISAF自体には賛成している訳だし。

2008.08.28 17:36 URL | Black Joker #RtNpiJ3M [ 編集 ]

反知性派ラジオ「アザーサイドジャーナル」です。毎度どうも。
一時、物議を醸した2ch風に言えば例の「イラク三バカ事件」と同列に語られた日には伊藤さんも死んでも死に切れないってもんですよ。根拠は他のコメンターにおまかせしますが。
で、アフガンが親日的かどうかは定かではありませんが、ロシアに国境を接するイスラム諸国の国民の内、ちょいと知恵のある者は日露戦争でロシアを破った日本にある種の敬意はもっているのは確かです。トルコの革命なんかもそれに刺激されたって言う話ですしね。今日のところはこの辺で。

2008.08.28 21:55 URL | 秀太郎 #- [ 編集 ]

秀太郎さん、

マスコミ、っていうか勝谷誠彦ら扇動者の言うがままに、「三馬鹿」なる軽薄な言葉を無批判に使うあたり、やはりあなたには「反知性」というレッテルがふさわしいようですね。

2008.08.28 22:18 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

日露戦争がどうとかって、よく2ちゃんねるで言われてる奴ですよね。成る程そこらへんが主な情報源ですか。さすが反知性。

2008.08.28 22:56 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]

4年前の、あのイラク人質事件における
被害者に対する自己責任論、ばか者論、
迷惑者論ですが、
当時日本中を席巻しており、
ちょっとでも彼らを庇おうものなら、
誹謗中傷をこっちにまで
浴びせられていた
日々を思い出しました。(苦笑)
あれは一種の集団ヒステリー状態だったのではないかと思っております。
しかも未だにくすぶっているようで・・・

2008.08.28 23:04 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

秀太郎さんだけのことではありませんが、下記のようなコメントに疑問があります。

>「イラク三バカ事件」と同列に語られた日には伊藤さんも死んでも死に切れないってもんですよ。

伊藤さんに対して失礼なのは、2004年に人質にされたNGO活動家らと同列に語ることではなく、理由も述べずに被害者間に区別をもうけ、一方を絶賛、もう一方を非難するような言論、行為ではないかと推察します。

>根拠は他のコメンターにおまかせしますが。

今のところ根拠を述べた方はおられないようです。ですから、ぜひその根拠を聞かせていただければと思います。
あの時(2004年4月20日)、フランスの『ル・モンド』紙は、下記の記事を掲載しました。
「日本の閣僚は人道支援の情熱に駆られた若者たちを誇るべきだった。ところが、日本の政治指導者と保守系マスコミは解放された人質たちを『無責任』だと嬉々として貶めている。彼らに励ましのことばを与えたのはアメリカのパウエル国務長官だった。」
皮肉たっぷりの記事ですが、米国の国務大臣・パウエルが人質になったNGO活動家らを讃えるのは当然のことです。米国のアフガン攻撃の目的に「圧政に苦しむアフガン人民の援助・解放」という名分が入っている以上、パウエルは、論理構成上、アフガンの民間人を支援しているNGOに感謝こそすれ非難する余地はまったくないことをきちんと理解していたわけです。
珍妙なのは、彼らを非難した日本の政府、マスコミ、世論でした。それでは政府がアフガン攻撃を支持した理由、根拠は何だったのか。「米国のやることだから」という理由しか持っていなかったのではないか、またその正邪、是非について政府としてなんら突き詰めた考察も議論もなされていなかったのではないか。そう疑われてもしかたのないことで、お粗末極まりなかったと思います。

2008.08.29 16:19 URL | junko #- [ 編集 ]

1970年代に中東地域に駐在していた人の中には、昔の生活を懐かしみ現状を嘆いてる人達も少なくない。

(今でもそうであろうと思われる)現地は、部族間の争い(権益)が激しく治安事情も悪かったが、中央政府の保護義務など遥か遠く及ばない地域では、長老・地域有力者たちの調整(話し合い)でなんとか調和を守っていた時代であった。そんな中で、地域の医療・農業指導等の利益を無償に近い形で与えてくれる支援活動が来たら、大事にするし他の地域からは羨望・嫉妬の的であり、過激な輩に至っては、全ての外国の支援組織が標的となり得るだろうと言っているのだ。(イラン革命でもそうだった)また、ソ連による侵攻により、戦時中の対立国であった日本を友好視する向きも多いのも事実。だからと言って親日的と判断するのは、大間違いである。中村医師や他のジャーナリスト達が思うのは、願望であり一時的・表面的なものであり、かの国の方々の生活を考えるに「心底、(宗教や生活の違う)外国人に心を許せるはずも無かろうに…」と思っている人は私だけでは無い筈だ。

「武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する」という理想を掲げるのは良いことだと思うが、その国の地域性・宗教・歴史等から考えれば、自分たちの活動や組織の防衛に対しては、あまりに無防備かつ稚拙だったのではないかと思う。

ここ数年間の諸外国での日本人殺害事件、特に女性の殺害事件が此処のブログの書込みにもあった毎日新聞の影響があるとすれば、メディアを信用すぎることも愚かだし、情報に踊らされている輩も哀れである。どんな場合でも、自らは自らが守らなければならないと思う。

2008.08.30 09:16 URL | パフパフ #- [ 編集 ]

>「武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する」という理想を掲げるのは良いことだと思うが、その国の地域性・宗教・歴史等から考えれば、自分たちの活動や組織の防衛に対しては、あまりに無防備かつ稚拙だったのではないかと思う。

稚拙なのはあなたの方です。
アフガニスタンに攻撃を加えれば加えるほど、住民の生活が破壊され、ケシ栽培が増え、ケシ栽培が増えるとタリバンが潤うという悪循環が繰り返されてる現状では、
武力攻撃よりも農業指導によりケシ栽培を減らすことの方がタリバンを減らす上で重要だということがわかってきています。

紛争地域で活動している方は、自分の身が危険にさらされても現地の人を助けたいと思っていますし、そういう勇気ある行動を素直に賞賛したいですし、
安全が確保されなければ活動してはいけないなんてことを言い、
問題が起きると”自己責任”とか”迷惑をかけるな”と言って叩くようなことをやってると、人道支援なんてほとんどできなくなってしまうし、世界から”自分のことしか考えない国”と思われてしまいます。
(批判をする馬鹿な連中にもめげず活動している方がいるから、日本の人道支援が評価されてます)

2008.08.30 11:41 URL | のと #- [ 編集 ]

>武力攻撃よりも農業指導によりケシ栽培を減らすことの方が…

現地を知らないから、そう言うのだ。仮に知っていたとしてもあの荒廃した土地を見たら、ほとんどの方が「何造れるんだろう…」と思うはずだ。そんな中で奉仕されていたからこそ、今まで現地で何も起こらなかったんだろう。

>ケシ栽培が増えるとタリバンが潤うという悪循環…

タイとミャンマーの国境地帯でケシ栽培を撲滅しようとして、タイ政府が主導して他の農作物を推奨したことがあり、日本のボランティアも多数関わった経緯があったけど、結局赴任期間が終わると帰国して後はほったらかし。現地もその時は、お金が貰えるからとケシ栽培は止めたけど、去れば元通り。学校で「ケシ栽培は悪い!」と教えたところで、病院もない地域でケシでの有効性を知る者たちの服用を、誰が悪いって断罪できるのか。


>紛争地域で活している方は、自分の身が危険にさらされても現地の人を助けたいと思っていますし、…

自己犠牲で成り立っていると勘違いしている自己満足ボランティアほど、はた迷惑なものはない。「人道支援の情熱に駆られた若者たちを誇るべきだった。」この皮肉たっぷりなもの言い方のフランスでは、アフリカで人道支援での活動者が誘拐または殺されても、こうは騒がないよな。

2008.08.30 16:26 URL | パフパフ #- [ 編集 ]

>中村医師や他のジャーナリスト達が思うのは、
>願望であり一時的・表面的なものであり、
>かの国の方々の生活を考えるに「心底、(宗教や生活の違う)外国人に
>心を許せるはずも無かろうに…」と
>思っている人は私だけでは無い筈だ

現地をよく知る人、現地に取材した人と、
遠く離れたところから想像や憶測で
ものを言う貴殿の違いがこれで明白になりました。
20数年にわたって心身をかの地に捧げて現地人への
人道支援に当たってきた中村氏と、貴殿と、
願望で表面的にものを語っているのは
どちらでしょうか。

元々がおおむね親日的だった地域で、なぜ近年になって
長年にわたって人道支援をしてきた日本人にまで
危険が及ぶようになったか。
中村医師もそこを訴えておられるわけです。
そういう状況の変化が何によるものなのか。
その原因が問題とされるのでしょう。
このエントリーもそこが論点とされているのです。

>そんな中で、地域の医療・農業指導等の利益を無償に
>近い形で与えてくれる
>支援活動が来たら、大事にするし他の地域からは羨望・嫉妬の的であり、
>過激な輩に至っては、
>全ての外国の支援組織が標的となり得るだろうと
>言っているのだ。


パフパフさんは以前のコメントでは

>ペシャワール会の方々にも、
>めげずに引き続き活動されることを望みたい。

こういうことをおっしゃっておきながら、
一方でテロの一因にもなりうるとお考えなわけですね。(笑)

2008.08.30 16:53 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

「善意と奉仕の行動」は、全て正しく許される…ということではない。ミャンマー、スリランカ然り、他のアフリカの国々然りである。かの国々も当地の方々が、それなりの自国民のために活動・施政しているのだ。欧米列強国から見たら自国の民主主義とは程遠く、一部の富裕者が権力を行使し、略奪・搾取しているように見えるが、遅い歩みであろうとも彼らが着実に踏み出していることも事実であるし、国際的な視線もあるため無謀なこともできない。他国のボランティアも、その国の政策下で歯軋りをしながら行動しているのも事実だ。ただ、環境の違いから起こる主張の食い違いで、マスコミがクローズアップして騒ぎ立てていることが、現地の管理当局とうまくいく筈もない。

教育水準が未だ遠く及ばない地域においては、住民の行為全てが宗教に密着していることが多い。社会倫理・規範・罰則等々、村長が年長者と話し合いながら進めている。イスラムという宗教は、「慈悲」が基本だと聞いた。しかし、罰則に関しては他の宗教よりも厳しく、未だ鞭打ち・手首の切断等の刑もあると聞く。そのことだけ見るとむごい宗教と思うが、砂漠や荒涼とした地域で起源した宗教であるが故に、厳しく断罪せざるを得ないのだ。そういう背景にある地域においての活動も、地道に現地に合った形態になるべきだ。

中村医師とペシャワール会の活動に敬意を表するが、現地の生活や慣習に合わせた活動をしていても攻撃の対象にならないという保障はない。どんな外国の組織であってもだ。ましてや、アメリカの属国と評される国にあっては、攻撃の対象となるはずだ。


伊藤さんの告別式に、外務副大臣が参列したそうだが、いちいちそんなことで参加する必要があるのか?そんなことなら、海外で(毎日の記事による影響の可能性で)亡くなった方々の葬式にも、参列すべきだ。また、アフガン政策のマスコミ・国民対応とでも言いたいのか、愚策な対処である。東京都内には、はや「アフガンの伊藤さん…」という募金箱を持ったエセ・ボランティア集団が出現したそうだが、そういう輩を逮捕するのが先決ではないか。


2008.09.01 09:13 URL | パフパフ #- [ 編集 ]

>パフパフ

これまでの一連のコメントを読み返すにつけ、お前さんはどうやら「kojitaken氏にイチャモンをつけたいだけの粘着馬鹿」と断定せざるを得ない手合いらしい(この手の『~認定』は好きじゃないが)。

その根拠は、以下のフリスキー氏の指摘にある。

>パフパフさんは以前のコメントでは

 >ペシャワール会の方々にも、
 >めげずに引き続き活動されることを望み  たい。

 こういうことをおっしゃっておきなが   ら、
 一方でテロの一因にもなりうるとお考えな わけですね。(笑)









何 と 言 う ダ ブ ス タ 。
  
>伊藤さんの告別式に、外務副大臣が参列したそうだが、いちいちそんなことで参加する必要があるのか?


行かなきゃ行かないで文句を言うくせに…。

>海外で(毎日の記事による影響の可能性で)亡くなった方々の葬式にも、参列すべきだ。また、アフガン政策のマスコミ・国民対応とでも言いたいのか、愚策な対処である。東京都内には、はや「アフガンの伊藤さん…」という募金箱を持ったエセ・ボランティア集団が出現したそうだが、そういう輩を逮捕するのが先決ではないか。


論点をずらすな。

だいたい、「海外で(毎日の記事による影響の可能性で)亡くなった方々」の事をこのエントリで挙げるのは「スレ違い」もいいところ。

後、それほどまでに「海外で(毎日の記事による影響の可能性で)亡くなった方々」にこだわるならばそれこそ「具体例」を挙げてもらいたい。

勿論、2ちゃんねるの駄法螺コピペやら、某S友社とか某T島者とかの屑本はなしの方向で。

2008.09.01 14:59 URL | てあとる☆北極の支配人 #DdiHOXp. [ 編集 ]

>…と断定せざるを得ない手合いらしい(この手の『~認定』は好きじゃないが)


この手の輩は、そう云うんだよね。2チャンネルとか、ね。別に、ブログ主に噛み付いているだけでもないし、馬鹿は馬鹿でもちゃんと説明していると思うんだけどなぁ。判らなかったら、別に良いけど。


>行かなきゃ行かないで文句を言うくせに…。

いいえ、文句つけませんよ。そんなことしてたら外務省も大変だってことですよ。現地の大使館は、警報を関係各所に通報してたのだから、建前上落ち度はないわけでだ。


>論点をずらすな。

別にずらしているのではなく、関連付けているのだけど。海外での殺人事件ということでは、起因は別としても同列だと思う。また、「群集心理に動かされ毎日新聞叩きをしている人達」というエントリーで次のコメントがあったでしょ。確認してね。

「約10年間も嘘の日本を世界発信したのが問題じゃないというのに驚き。その手の報道があった年は海外での日本人の性的暴行被害が増えてるというのに。実際に被害にあった人がいることをお忘れなく。」…と。被害を感じている人は、私だけではないってことよ。

2008.09.01 15:53 URL | パフパフ #- [ 編集 ]


>パフパフ
>別にずらしているのではなく、関連付けているのだけど。海外での殺人事件ということでは、起因は別としても同列だと思う。また、「群集心理に動かされ毎日新聞叩きをしている人達」というエントリーで次のコメントがあったでしょ。確認してね。

「約10年間も嘘の日本を世界発信したのが問題じゃないというのに驚き。その手の報道があった年は海外での日本人の性的暴行被害が増えてるというのに。実際に被害にあった人がいることをお忘れなく。」…と。被害を感じている人は、私だけではないってことよ。

あのなぁ、こちとら「具体的」にって言ったんだけど?

「海外での日本人の性的暴行被害が増えてる」実例を出せって、ここまで言わなきゃ判らないのか?

「精神的被害」だけならどれだけでも(それこそ無限に)出て来ると言う事をお忘れなく。

…まぁ、言い出したらきりがないのでこの話は置いといて、結局何が言いたいかと言うと、お前さんはアフガンに関して「TVニュースをざっと見ただけでも判るような知識」もないくせに知ったかぶってるだけなのが見え見えだから勉強して出直して来いと言う事。

2008.09.01 17:26 URL | てあとる☆北極の支配人 #DdiHOXp. [ 編集 ]

ちょっとぉ、言葉が乱暴ですよ。知性の欠片も見えませんね。

>あのなぁ、こちとら「具体的」にって言ったんだけど?

ハワイ、イタリア、オーストラリアなどなど、詳細は確認してね。テレビのニュース観てますか?アニメばっかり観ていて、ミクロマンに夢中になるのも良いけど、周りもよく注意しましょう。

>知ったかぶってるだけなのが見え見えだから勉強して…

「日々是学舎」ということで、勉強しているつもりです。どなたかのコメントでもありましたが、現地に行ったことが無い方・知らない方は喋るな…という発言はイケナイと思う。その人なりの感想で喋ることは、受け手側が判断すれば良く、その意見を排除する行為は良くない! 言いたくなかったんだけど、私は、パーレビ国王時代のイランに居ました。某大手商社と某大手化学会社の関係でした。休みの日に、隣国(アフガンや西パキスタン)にも行ったことがあるだよ。




2008.09.02 09:13 URL | パフパフ #- [ 編集 ]

>パフパフ
>言葉が乱暴ですよ。知性の欠片も見えませんね。

をいをい、どんだけ打たれ弱いのかお前さんは。
「乱暴な言葉使い」ってのは以下のようなのを言うんだよ。(以下、少しばかり『乱暴』に迫ってみる)  
          ↓

他人の趣味や主張ををあげつらうしか能のないたわけ者が知性を云々するとはちゃんちゃらおかしいわい。

何なら貴様が私のブログに残したアホコメを『直接』晒してやろうか?

>テレビのニュース観てますか?

貴様よりはな。

>現地に行ったことが無い方・知らない方は喋るな…

少なくとも私はそんな事は言っとらん。
「おのれの知識不足を認めずに居直るような真似はするな」と言う趣旨の事は言ったがな。

2008.09.02 19:43 URL | てあとる☆北極の支配人 #DdiHOXp. [ 編集 ]













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2008.08.28 13:02 | by jp & Blog-Headline