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きまぐれな日々

今年の夏は例年にもまして暑い。別に地球温暖化のせいだと言うつもりはないが、朝晩にも気温がなかなか下がらないのは特にこたえる。しかし、たまに大阪などの大都市に行くと、地方都市と比較してもさらに不快な、大都市特有の暑さを感じる。そして、路上生活者の暮らしを思わずにはいられない。

8月早々の今日、内閣改造があるらしい。週明けの4日だとか、盆明けにずれ込むのではなどと言われていたが、だいぶ前から内閣改造は既定事項だったのだろう。テレビ朝日の「サンデープロジェクト」で田原総一朗が朝日新聞編集委員の星浩に向かって「結局改造はやるんですよね」と言い、星は明言しなかったものの、明らかにこれを肯定して話を進めていた。

そのあと、閣僚人事の予想なんかをしていたが、興味がないので音声だけ聞きながらネットで他の調べものをしていた。だから、田原や星らが何をしゃべっていたかは全然覚えていない。どうせすぐにわかる話だ。

ただ、自民党と公明党の間がえらくぎくしゃくしていることだけは間違いない。創価学会系の雑誌『潮』に北欧特集が載ったことは、7月7日付エントリに書いたし、7月10日付エントリではその中からいくつかの記事を紹介した。個人的には、この特集記事によって環境・エネルギー問題に関心を持つきっかけになったが(それまでは、地球温暖化陰謀論者がうるさいこともあって敬遠気味だった)、それはともかく、やはり私の予想通り、これは公明党が新自由主義の政策を見直すよう自民党に要求していることと無縁ではなかったようだ。もともと、公明党の支持層は新自由主義の政治で不利益を蒙る人たちが多い。同党の支持者や創価学会の信者から、格差社会への悲鳴が上がって当然なのだ。

田原総一朗は、番組で「自民党の中はコイズミ・竹中のカイカクを見直せという大合唱が起きている」と言っていた。つまり、自民党内でも「カイカク」路線から離脱しようという動きが起きている。

このように、現在は民主党内部より先に自公間、あるいは自民党内の亀裂がひどくなってきている状態だ。民主党代表選はというと、菅直人が小沢一郎支持を明確にし、「リベラルの会」も候補を立てず、岡田克也も不出馬の意向を明らかにした。出馬を検討しているのは枝野幸男だが、以前から小沢一郎と合わない枝野が立っても、一定の票数を得るだけで小沢に大敗するのは明らかだ。

枝野幸男は、小沢とは合わないが社民党の辻元清美と仲が良い。枝野も辻元も、加藤紘一らの「ラーの会」のメンバーで(実は前原誠司もメンバーだが)、言ってみれば「自社さ」人脈の人だ。枝野の主張は、改憲論以外ではむしろリベラルであり、一部で誤解されているような「ネオコン」ではない。菅直人ともパイプを持っている。

何が言いたいかというと、対立候補として枝野が立っても、それが民主党の分裂を誘発して、凌雲会がコイズミらとくっついて「偽装CHANGE勢力」が政権を握る、というような、一部の人たちが想定する政変が起きる可能性は間違ってもないということだ。それより警戒すべきは、もう何度書いたかわからないが、民主党と極右との野合である。次期政権は、排外路線だけはとってはならない。平沼赳夫一派を政権に取り込むと、どうしても排外主義的な傾向が生じる。それは、国を大きく誤らせてしまう。

ま、今日は週末でもあるし、内閣改造人事が発表されたら、政治ブログの世界も話題はそれで持ち切りになるかもしれないので、長々と記事を書くのは止めて、改造人事に注目したいと思う。


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