きまぐれな日々

昨日のエントリで、衆院山口2区の補選に関して、
選挙区には、母子殺害事件があった光市も含まれ、自民党は、前首相安倍晋三が、光市母子殺害事件の被害者親族の方までも山本繁太郎の応援に駆り出して必死だったが、結果は惨敗。
と書いた。

上記のように書いた根拠は、安倍が光市で山本繁太郎の応援演説をしている以下の動画ファイルを見たからだ(注:一時閲覧不能でしたが、復活しました)。



この動画は、「きっこの日記」 (4月30日)でも紹介された。ここで安倍は、本村さんが出席していることを紹介した上で、「自民党は犯罪被害者対策に力を入れている」と言っており、聴衆に本村洋さんが山本繁太郎の応援に来ているかのような印象を与えている。

この「きっこの日記」によると、きっこさんが江川紹子さんを介して本村さんに真意を聞いてみたところ、本村さんは「自民党から応援の要請など一度もないし、どうしてこうなるのか」と困惑しているとのことだった。

4月30日付の 「Egawa Shoko Journal」 にも、この件が取り上げられている。下記URLに飛んでご参照いただきたい。
http://www.egawashoko.com/c011/000260.html

ここで江川さんは、次のように書いている。

 お昼休みに会社の近くで演説会があったので聞きに行った。誰から頼まれたわけでもなく、ましてや応援の依頼があったわけでもない。ところが、たまたまテレビ局の人が来ていて、本村さんを見つけて声をかけてきたので、「一市民としているだけなので、お構いなく」と言ったけれど、そのやりとりで周囲の聴衆も気が付いて囲まれるような形になってしまった。ということもあって、弁士が「今日は本村さんも来ておられるが、自民党は犯罪被害者対策にも力を入れ」云々と、演説の中で本村さんの名前に触れた。
 
 ただそれだけなのに、この事実が伝えられていくうちに、それぞれが自分の価値観や思惑を加味し、新たな意味づけがされて、ネットの世界で広がっていったのでした。なんと、次の選挙では本村さんが自民党から立候補するというウワサにまで飛躍しているらしく、話に尾ひれがついた、というより、背びれ胸びれまでくっついて、ネットという大海を泳ぎだしてしまった感じです。
 本村さんは、自分が無防備に演説会に行ってしまったために、候補者を初めとする他の人たちに迷惑をかけてしまったのではないか、自分が色づけをされることで犯罪被害者の立場を向上させるための活動に何らかの影響が出るのではないか、と自分を責めていました。そのうえ判決の後の記者会見やら手記の執筆、その他いろいろな対応をした後とあって、とてもくたびれている様子でした。

(「Egawa Shoko Journal」 2008年4月30日付記事 "ネット社会を生きる人へ?自戒を込めて" より)

本村さんに関する、「自民党からの立候補云々」という噂がネットで出てきたことは、私も何回か見た。それどころか、本村さんは広島大学工学部在学中からの 「日本会議」 のメンバーであると喧伝する輩まで存在することを知っており、かねてからそれは根拠のないガセネタだろうと考えていたので、このことを 「kojitakenの日記」 にも書いた(下記記事)。

"kaetzchenが言っている「本村洋氏は日本会議のメンバー」という主張には根拠があるのか?"
(「kojitakenの日記」 2008年4月25日)
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20080425/1209129168

リベラル・左派系のブログの間では、このkaetzchenと友好関係を保っているところが多いが、当ブログは以前から不信を抱いていたところに、当ブログに彼から寄せられたコメントや、「水からの伝言」批判派を「解同」(部落解放同盟)呼ばわりしたブログに彼が寄せたコメントを読んでブチ切れ、当ブログへの出入り禁止措置をとった。kaetzchenと友好関係にあるブログは、その言論の信頼性を疑われると私は思っているので、ブロガーの方々にはkaetzchenとの関係を考え直すことをおすすめしたい。

江川さんは次のように書いている。

 それより私が問題だと感じたのは、本村さんがその場にいた経緯など、事実を確認しないまま、それに様々な意味づけや憶測を付け加えて流していく人たちです。どこかのサイトや掲示板で見たウワサをコピー&ペーストすれば、今度は自分が発信源になれます。しかも、日本のネット社会は匿名が当たり前のようになっているので、自分が責任を問われません。すごく安易に、とても気軽に、かなり無責任に、情報の流通の担い手になっている人たちがいます。彼らにとっては、単なる面白い情報の一つにすぎなくても、そうやって流された情報によって傷ついたり、困ったりする人がいる、ということを、もう少し考えてもらいたいと思います。

(「Egawa Shoko Journal」 2008年4月30日付記事 "ネット社会を生きる人へ?自戒を込めて" より)

kaetzchenの流した、ほぼ間違いなくガセの情報などはその最たるものだろうが、当ブログ管理人も、安倍が山本繁太郎の応援をしている動画で、安倍が「本村さんが出席している」と明言しているのを確認したので、昨日のエントリで、「自民党は、前首相安倍晋三が、光市母子殺害事件の被害者親族の方までも山本繁太郎の応援に駆り出して必死だった」と書いた。当ブログでも光市母子殺害事件に関してはいくつかのエントリを上げているが、それと当ブログの「反自公政権」の政治的スタンスはなるべく絡ませないように注意を払ってきたつもりだ。しかしそれでも江川さんの書いた上記の苦言を肝に銘じなければならないと反省させられた次第である。


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きっこのブログを見たんですが、偶然居合わせて利用されたというストーリーは無理があります。動員されたんですよ。私の勤め先などでも、別に支持者ではないが、○○候補がお見えになりましたので、集まってくださいなんて聞いたことがあります。本人の意志はどうであれ、この場所(企業)演説会の目玉であるのは間違いないでしょう。たまたま近くでやっていたので自由意志で行ってみたというのは無理があると思います。
個別事例ではなく、管理人さんブログの趣旨には賛成です。

2008.05.01 09:56 URL | nutrocker #- [ 編集 ]

地方では、選挙演説のための動員、日常的ですね。ぼくは、たまたま、知事選の真っ最中、こっちの県庁に、用事があって、行きましたが、動員をかけられた、県職員が、県庁の玄関前で、並んで、知事の話を聞いていました。公務員ですら、こんな状態なので、一生、窓際でいるつもりなら、ともかく、動員を拒否できるサラリーマンは、多くはないと思います。国や自治体からの仕事が多い会社などは、仕方がない面もありますが、こういう企業ぐるみ選挙のようなものは、政治をゆがませますね。沖縄や岩国での選挙が、いい(悪い?)例ですが、最近は、与党が勝たなきゃ、仕事が来ないとか、補助金がなくなると露骨に脅すやり方が、目立っています。

2008.05.01 17:55 URL | T #/2CD/BNk [ 編集 ]

然し、馳浩氏のホームページには、以下のように書いてあります。
どちらが本当なのでしょうか。今回の話は、そんな簡単なことなのでしょうか。
なにか深いものがあるような気がします。

>  また、安倍さんから、山口2区補選のお詫びと、感謝と共に、エピソードあり。
>  「4月25日の光市の演説会では、本村さんから、山本繁太郎さんを応援しています、
>  がんばってくださいと、声をかけていただき握手しました。 その映像は全マスコミが
>  撮っているのに、どこも流しませんでしたね。 平岡だけは許せない、ということでしたが、
>  残念です・・・・」
>  光市母子殺害事件での、平岡さんの法務委員会での言動を、どれだけの人が知っていたのか・・・・

平成20年4月28日(月曜日)はせ日記
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s080428.html

2008.05.01 20:58 URL | 生き物係 #y/0N78cE [ 編集 ]

本村さんが聴衆の前ではっきり言ったのか、安部と握手をする時に激励しただけかはわかりませんが、自民党の候補を応援していたことは確かだと思います。
(安部がこんなことで身内の議員に嘘をついても何の得にもならないし)
http://alcyone.seesaa.net/article/95280366.html

2008.05.01 21:49 URL | のと #IN9BFm.g [ 編集 ]

動員でしょうね。
支持団体がかき集めるんですよ。
私も自民党時代の小澤さんとこには、よく動員されました。

選挙運動と言うのは、支持団体に動員させて、動員させられた人たちをどれだけ抑えるかと言うのが大事らしい。

動員された側もわかっていて、動員されたからといってその通り投票するわけではないので、別に動員そのものや動員されたことに違法性が生じるわけではありません。

木村さんがそこにいたならば、自民党にとっては木村さんは支持してくれる可能性があるのだから良い顔をするのが当然。
逆に木村さんにしてみれば、まだニュートラルと言うことです。

いったい、この時点で何が問題なのか、私にはわかりません。

むしろ有権者ならば、動員だろうが動員でなかろうが、複数の政党の演説や講演を聴いて、政治的な判断の幅を大きくしておくことが望ましいと思います。

2008.05.02 07:03 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]

はじめてコメントさせていただきます。

この件に関しては、
本村氏本人からの正式なコメントが出るのを待つしかないと思います。
メディアの記事報道が今のところ産経系の夕刊紙だけというのはどうも解せませんが、
メディアが判決直後の本村氏の『応援』について『報道自粛』していた可能性もあるのではないでしょうか。
選挙報道、特にこういう注目選挙で接戦で投票日直前の報道というのはとてもデリケートで、
現場はとても気を遣います。

本村氏が自民党支持者であるとしても、
私はまったく驚きません。
まがりなりにも民主主義国家、
誰を支持・応援しようが自由です。
「裁判の当事者は政治的には中立であって欲しい」なんて、勝手な第三者の思い込みというもの。
本人も迷惑でしょう。

そんなことより気になるのは、
本村氏本人の説明がなされていない今現在、
江川さんや「きっこのブログ」の記事を鵜呑みにして、それを元に判断するのは危険だということです。
自分のブログやHPにに書いた言葉など、後になっていくらでも消したり書き直したり可能です。
誤解を恐れずに書けば、
江川さんや「きっこ」さんの発言だって、
本村氏に個人的な思い入れと好意を前提にした「様々な意味づけや憶測」の1つに過ぎないのです。





2008.05.02 23:05 URL | ひつまぶし #U6M1AWu2 [ 編集 ]

ひつまぶしさん、

はじめまして。名古屋のご出身ですか?
(HNに用いておられる単語は、いつも「ひまつぶし」に見えます)

ところで、当エントリが、"江川さんや「きっこのブログ」の記事を鵜呑みにして、それを元に判断" しているように見えますか?

私は、光市母子殺害事件に関しては、きっこさんや江川さんと違って、死刑判決は妥当ではなかったと考えています。本村洋さんに対する立場もニュートラルで、これまで本村さんについて価値判断を伴う記述をしたことはありません。

にもかかわらず、ひつまぶしさんが

> 江川さんや「きっこ」さんの発言だって、本村氏に個人的な思い入れと好意を前提にした「様々な意味づけや憶測」の1つに過ぎないのです。

と書かれること自体、ひつまぶしさんのコメントも、ひつまぶしさんご自身の「意味づけや憶測」を反映している、ということを指摘しておきたいと思います。

2008.05.02 23:31 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

はじめまして、トラックバックありがとうございます!
ちなみに、小生も『自エンド』を主張しております! んまぁ、これ以上あまり日本に期待できるものはそうないでしょうが、少なくとも現自民党体制が崩れるぐらいの甲斐性ぐらいは残っていて欲しいと思います。

Kaetzchen氏と付き合っている理由は基本的に個人中傷やよほど酷い荒しでなければ「来る者は拒まず」という姿勢であるからです、 Kaetzchen氏は小生に興味を寄せてくれている(たまに酷いこということあるけんど、基本的に仲良くはしたいらしいという意味)から別に追放する理由はないし、こっちへ来てくれた御礼に向こうのブログにもコメントしているだけです。

2009.01.16 06:24 URL | 恩義(Oblige347) #- [ 編集 ]













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