きまぐれな日々

今日(3月9日)の当地は、気温がだいぶ上がって春らしくなった。夜になって小雨が降ったが、このあと暖かくなるらしい。これまでは、雨が降るとそのあと大陸の高気圧が張り出してきて寒くなったが、天気の変化のパターンが春のものに変わってきた。

そういえば、関西では「奈良のお水取りが終わると春が来る」と言うことを思い出した。お水取りは、狭義には奈良の東大寺で3月12日深夜に井戸から香水をくみ上げる行事を指すが、この香水は福井県小浜(おばま)市から送られてくるものだ。この小浜市がアメリカ大統領選の民主党候補争いでヒラリー・クリントン氏と激戦を演じているバラク・オバマ氏を応援していることは、皆さまよくご存知だろう。昔、NHKの連続テレビ小説に「ひらり」というのがあって石田ひかりが主演していたが、彼女はヒラリー・クリントンを応援しているのだろうか?

しかし、今朝のTBSテレビ「サンデーモーニング」のトップがこのヒラリーとオバマの米大統領選民主党候補争いだったことにはちょっとがっかりした。イージス艦が漁船を真っ二つにした事件など、マスメディアはあっという間に忘れようとしているようだ。その前に騒がれていた防衛利権の闇の問題など、もう誰も触れようとしない。あまりに物忘れがよすぎるというものだ。こんな調子だったら、気がついたらいつの間にか安倍晋三が首相に返り咲いてしまうのではないかと危惧するほどだ。

世の中には、絶対忘れてはならないものがある。冤罪に問われた人たちの問題はその一つだ。「長野智子blog」 で知ったのだが、明白な冤罪事件の一つである引野口事件についての福岡地裁での裁判で5日、片岸みつ子さんに無罪判決が出て、この模様が今日午後のテレビ朝日「ザ・スクープ」の冒頭で紹介された。片岸さんは兄を殺された上、殺人犯に仕立て上げられ、夫は捜査を苦に自殺してしまった。無罪判決が出たのは喜ばしいが、失われたものはあまりにも大きい。

ましてや、番組の後半で取り上げられた御殿場事件や、瀬戸内海放送(本社・高松市)が追っている高知のスクールバス・白バイ衝突事件などは、地裁でも高裁でも有罪判決が出て、現在最高裁で争われている。

当ブログは、2月28日のエントリで、仙台の「筋弛緩剤事件」で守大助被告の上告を最高裁が退けた決定を出したことを紹介した。この事件も、「週刊ポスト」や月刊「現代」のほか、前記のテレビ朝日「ザ・スクープ」(まだ「スペシャル」ではなく通常枠で放送していた頃)でも取り上げられ、守大助さんは無実だと考えている人が多いと思うが(私もその一人である)、最高裁の決定は、ニュースなどでもさほど大きく取り上げられず、みんな忘れっぽいんだなあとため息をついた。さすがは、戦争犯罪人である岸信介(安倍晋三の母方の祖父)を、戦後十数年で総理大臣にしてしまった国民だけのことはある。

あいにく、私はものごとをしつこく覚えている人間なので、上記の冤罪事件には今後も注目していきたいし、民意を無視したKY政治をやった安倍晋三が復活を狙う動きをするたびに、安倍の旧悪をしつこくほじくり返して批判し続けていきたいと考えている。


#この記事は、「トラックバックピープル・自民党」 および 「トラックバックピープル・安倍晋三」 にトラックバックしています。ここにTBされている他の自民党および安倍晋三関係の記事も、どうかご覧下さい。

↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。
FC2ブログランキング

関連記事
スポンサーサイト

防衛利権やイージス艦衝突事故の件は忘れっぽいというか、わざと触れないようにしているのでしょうね。自分たちに都合の悪い情報はマスコミに圧力をかけてあえて削除させているのでしょう。隠滅王国日本バンザイ!

岸を総理大臣にしただけでなく、その孫まで総理にするくらいですから、日本人ってのは、熱しやすく冷めやすい人が多いのかもしれませんね。

2008.03.10 01:11 URL | 美爾依 #HfMzn2gY [ 編集 ]

 ちょっと読む人から反発を受けるかもしれないコメントですが、事実なのであえて書きます。
 私が昔仕事をしていたある県。
 その当時はバブルで、土地の値段が馬鹿みたいに上がる時代だった。
 だけど、同じ場所にあっても、土地の登記簿台帳で、「農地」になっていると、農業以外への使用が基本的に禁じられており(農地法)、そこが自治体や国の行政によって、「宅地」に地目が変わるだけで、土地の値段は10倍に跳ね上がった。
 だから、私が仕事をしていたその地方の、中心都市の郊外で、農地と新興住宅街が混在してるような場所では、農地の所有者は、何とか行政に組み込んでもらって、宅地に変えることをいつも考えていた。
 そしてそのために、地元の町や村の議会。そこの首長に影響力を及ぼすために、選挙の時に露骨な買収と、その逆に敵の票の切り崩しをするために、正気とは思えないようなことをしていた。
 たとえば、買収した集落の票を、敵勢力に切り崩されないために、集落の入口にバリケードを作って、ドラム缶に火をたいて、棒をもった支持者たちが、24時間交代制で監視をするのだ。それを双方がしていた。さらにそれを切り崩すために、自宅では無く、サラリーマンなら職場に押しかけ、さらに買収をする。
 選挙民の側は、態度を最終的に明らかにしない方が双方が何度でも金を持って買収に来るので、両方から金をもらいながら、しれっとして態度を明らかにせず、最終的には一番金をくれた勢力に投票していた。
 その地方では、町村の選挙ですら買収行為が当たり前で、金を出さない共産党や社会党(当時)の議員など当選するはずもなかった。
 さらに醜いのは、買収して固めたと思っていいた票の数が違うと、選挙管理委員会に、相手が不正をしたと申し立てて(事実上因縁だ)、再選挙を行わせようと、訴訟まで行うことがしばしばあった。
 警察はすべてを知りながら、その地元出身の国会議員のボスに尻尾を振っていたから、その議員の集票マシーンになる、町村の首長、議員選挙での不正行為など、まったく取り締まらなかった。
 そんな行為ができないほど人口が多い中心部の都市に住んでいる人も、住民票は実家に残したままだった。金がもらえるからだ。
 私が聞いた話では、国政選挙で、1票2万円が最低線で、それを保守系が乱立すると双方からもらえるのだ。
 つまり、悪いのは政治家だけでは無い。
 自分の農地を宅地にしてもらおうと自治体選挙に絡む連中、そこからの買収を当たり前のこととして自分の儲けしか考えない選挙民。そしてそれを取り締まらない警察。
 腐敗しているのは、政治家や官僚だけでなく、選挙民のすべてが腐敗しているのだ。それがその地方の常識だったのだ。
 転勤で来て、中央都市に住んでいた私は買収されたことはない。しかし、地方に住民票を持つ人間は、住んでいるものはもちろん住民票を移さないことにより、地元での選挙で金をもらうことを期待していたのだ。

 自分の権利である、選挙権を、小遣い稼ぎの道具としか考えない愚劣な選挙民たち。
 そんな彼らが、国政や、外交などに関心などもちはしない。
 彼らの関心は、誰が一番金をくれるかだけなのだ。
 事件や不正を「忘れやすい」のではない。
 そもそも彼らはそんなものに何の関心もなく、次の選挙でいくらもらえるかだけを考えていたのだ。
 だから、kojitakenさんがいくら頑張っても、目覚める国民はごくわずかだろう。

 しかし、あきらめてはいけない。人口が多い都市部にまでは買収の手が及ばないように、不良政治家たちにも資金や実働部隊に限りがある。さらに、この20年間での公職選挙法の改正や、連座制の導入により、相手が買収行為をすればそれを暴露すれば相手を潰せるという状況が出来上がった。
 だから、あきらめずに情報を発信し続けることが、徐々にではあっても、日本を変えていくことになると信じたい。
 私も自分のブログでそれを心がけていきたい。

2008.03.10 12:52 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://caprice.blog63.fc2.com/tb.php/588-e8663500