きまぐれな日々

今年に入って、いわゆるリベラル・左派系の政治ブログが低迷している。当ブログへのアクセス数はピーク時の6割程度まで減っているが、これは何も当ブログに限った話ではなく、各種ブログランキングの得点を見ても、政治ブログは全体的にアクセスが減っているように思われる。

今年に入って、民主党は与党との論戦の争点を「道路特定財源制度」に絞った。多くのブログでも、この問題に焦点を当てた記事がずいぶん公開されたが、大きく盛り上がることはなかった。沖縄米軍の女子中学生事件やイージス艦の衝突事件は、道路問題よりはよほど関心を集めたが、世論への影響力はごく限定的だった。

ところが昨日の午後9時から10時までの時間帯に、突如として当ブログへのアクセスが急増した。その理由は、テレビ朝日の「TVタックル」で「消えた年金」問題が取り上げられ、民主党の長妻昭、山井和則両議員と自民党の大村秀章、松浪健太両議員が論争を展開したからだ。このメンバーでは勝負にならないことは当然で、番組に出演していた弁護士の谷澤忠彦氏は、自民党の2人を厳しく叱責していた。大村の、一方的に噛まれる「ウナギ犬」ならぬ噛ませ犬ぶりは今回も健在で、なぜ自民党がこんな男の出演を認めたのかよく分からないが(確か参院選前はテレビ出演禁止だったはずだ)、ほとぼりもさめた頃とでも考えたのだろうか。

大村は、昨年6月に「サンデープロジェクト」で行われた長妻昭との論戦にも完敗したのだが、そのことに触れた記事を、「kojitakenの日記」 でPRしたせいもあってか、ブログへのアクセスが急増した。

多くのアクセスをいただいた当ブログのエントリは下記である。
"自民党の「年金問題の切り札」・大村秀章の醜態"
(2007年6月17日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-373.html

但し、昨日の「kojitakenの日記」では触れなかった同ブログの記事 「2ちゃんねるの大村秀章スレッド」 にまでアクセスがあったから、テレビで大村を見て呆れた人がネット検索で該記事を発掘してくれたものだろう。

新しく公開するエントリよりも過去のエントリの方がアクセスを集めたわけだが、他の案件と比較して、年金問題や社会保障の問題に対する国民の関心がきわめて高いことが改めて示されたと思う。

振り返れば、民主党は「国民の生活が第一」と訴えて、昨年夏の参議院選挙で圧勝した。しかし、その後の同党は、小沢一郎代表が「ISAFへの自衛隊参加」で物議をかもしたり、福田康夫首相と共謀して「大連立」を成立させようとするなど、迷走が目立った。今朝の新聞が「せんたく」と「せんたく議連」の合同発足総会を伝えているが、これは「大連立」構想へのカウンター的側面も強いだろう。民主党からは野田佳彦氏や枝野幸男氏のほか、顧問に岡田克也、前原誠司両氏が名を連ねている。一時、小沢一郎に接近したとの観測もあった前原氏が加わったことが、私の目を引いた。

しかしながら、「せんたく」には悪名の高い松沢成文や東国原英夫が名を連ねていることからも分かるように、ネオコン、ネオリベ的な性格も持っている。たびたび書くが、アメリカの政党でいうなら共和党的な集団だと思う。一方で、昨年夏の参院選の結果に示された民意は、新自由主義から福祉国家指向への政策転換を促すものだ。その間には、大きなギャップがあると思う。

野党第一党にして参院の与党である民主党は、参院選後、単なるPR不足なのか、本当におろそかにしていたのかはわからないが、いまいち国民に真剣さが伝わってこない社会保障問題への取り組みに全力を傾注し、国民にアピールしてほしいものだ。


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せんたくですか?

私が思うにはネオコンというよりも、「地方の土建屋」に取り込まれた人々が中心とにらんでいます。

松沢さんですが、ネオリベに見えて結構、大型事業もしまくっています。

「地方の土豪」中心であり、庶民とはかけ離れているのが「せんたく」でしょう。

広島では箱物を作りまくって保育園を突然つぶす府中市長がせんたくに参加する一方、改革派の秋葉広島市長は参加していません。

なお、広島では、民主党の演説は筋として、「土建型ケインズ主義から福祉型ケインズ主義への転換」を訴えていたように思えます。

民主党が「道路作るな主義だ」というのはブルジョワマスコミによる庶民分断ではないかと思います。市民ブロガーまでブルジョワマスコミにだまされてはいけない。

2008.03.04 18:56 URL | さとうしゅういち #- [ 編集 ]

さすがに民主だって月末の「Xデー」にかけては攻勢をかけるでしょう。
「せんたく」ですが、東北の首長に限っては
(市長)合併で膨張vs(町長)単独立町派と
「ねじれ」になってます。
まさに「同床異夢」。

2008.03.04 19:36 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

確かに、道路関係の問題への関心は低いですね。私のブログでもこの問題のエントリーへのアクセスが少ない。
 ただ私はあくまでも税金の無駄使いを糾して増税せずに社会保障を拡充する立場ですから、この問題は重視しています。
 貴殿のような道路も必要で社会保障も必要といった主張は納得できません。
 山口二郎氏のように消費税UPを主張するのか、共産党のように防衛費を削減してその分を充当しろと言うのでしょうか?

2008.03.04 23:14 URL | kechack #1/Y8RI0s [ 編集 ]

kechackさん、

たとえば、中国・四国地方では故竹下元首相の島根県などは、地元の人手さえ不要と認める立派な道路がたくさんあり、故橋本元首相の地元・岡山の山奥に開かれた道路にも、同様の感を抱きました。四国では、香川県は故大平元首相の影響かどうか、道路は立派です。しかし、他の四国3県の道路は必ずしも良いとは言えず、高知県南西部などは、同じ四国なのに、東京よりはるかに遠いさいはての地になっています。つまり、利権構造によって無駄な公共事業が行われ、有効な公共事業が行われていないと思うのですが、現在の道路の議論では、後者まで切り捨てられかねない危うさを感じます。一方で広島のさとうしゅういちさんには、「民主党は道路切り捨て主義ではない」と怒られているわけですが。

まず、こういう利権構造を正したり、国民新党が主張するような外貨準備高の切り崩し(=アンタッチャブルになっている米国債に手をつける)を行なうことが必要ですが、それでも足りない分については増税を行わざるを得ないと思います。また、防衛費に関しては、既に国防には役に立たない、アメリカの世界戦略のための出費を相当に強いられているわけですから、日米同盟の見直しとともに、これらを削減していかなければならないと思います。
現状の日米同盟関係を維持しながら、という制約のもとで政策を模索すると、どうしても新自由主義的にならざるを得ず、それはもう限界にきていると思います。

2008.03.05 06:57 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]













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