fc2ブログ

きまぐれな日々

当ブログの昨日のエントリには、ずいぶんご批判をいただいた。

当ブログはコメントおよびトラックバックを承認制にしているが、スパムや、神学論争と化して永遠に平行線をたどる内容のもの(主にネット右翼の嫌がらせ)以外は掲載することにしている。

たまたま、昨日の記事はあるブログをタイトルで名指しして罵倒したものだったため、多くの読者から共感を得られず、批判のコメントが殺到した。

これらを読んでいて、当ブログの読者には「信者」はほとんどいないんだなあ、と思った。良いことである。ブログの記事が間違っていると思ったら間違っていると率直に指摘してくれる読者というのは、ブログの管理人にとってはありがたい存在である。お追従のコメントを寄せる人たちばかりが目立つブログというのは、良いブログとはいえない。

とはいえ、どんなに読者の反発を招こうとも、一昨日及び昨日のブログの主張を撤回するつもりはない。私は、盟友のブログに対してあるブログが行った誹謗中傷に対して激怒したのであり、当該ブログを弾劾するために、「禁じ手」をいくつか使った。罵倒用語、ブログのアクセス数への言及、それに相手ブログを排除しようとする物言いなどである。

当ブログは、これらが「諸刃の剣」であることを承知の上でエントリに盛り込んだ。つまり、「やるか、やられるか」の真剣勝負の覚悟で、該ブログ(「雑談日記」)を非難したのである。当ブログは該ブログと同じ立場に立つとは思っていない。不倶戴天の敵であると認識していることを明記しておく。

但し、上記の「不倶戴天の敵」以外に当ブログがこれまでに何度か非難したいくつかのブログに対しては、そのような認識は持っていない。もちろん批判はいろいろ持っているが、批判と人格の否定は異なる。当ブログ管理人には、批判を受けて喜ぶ天邪鬼なところがあり、それは当ブログ管理人が自分の書いた記事に対して自信を持っていることの裏返しでもあるのだが、適切な批判はブログやブログ管理人を成長させる糧だと考えている。

だから、当ブログへの批判を遠慮される必要は何もない。今日は、いただいた批判コメントの中から、お玉おばさんのコメントを紹介したいと思う。内容についてはあえて何も言わないが、当ブログに批判コメントをするに際して、心理的障壁が高かったように見受けられることについては、当ブログ管理人の不徳のいたすところであり、それについては心からお詫びしたい。

それでは以下にお玉おばさんのコメントを紹介する。いくつかいただいたコメントの中で、このコメントを選んだ理由についても、読者の方々でお考えいただければ幸いである。


kojitakenさま
このあなたへの苦言を全て表に出された行為を私は潔い事だと思います。今のこの状況で、批判コメントを表に出す
あなたに敬意を表します。

その上で、私たちは政治ブロガーとしての真の「危機感」を共有することはできませんか?私はあなたほど知的に読者を引きつけることができません。いつもまず感性と感情、そして素朴な思いが先立つ者です。
その上、実は誰とも共闘というワクの持てない変わり者です。多分誰とも違う・・でもあなたも元々は誰とも違う方ですよね?
色々批判されてますが、そして私も今のあなたには思うところはありますが、元々の理知的な記事を書かれていたあなたを知っている人が多いからあなたは人気ブロガーであるのではないですか? 
敵対することのやめられないブログを一切スルーする。多少考え方が違うブログでも許容する、なにか疑問があるならばまず、個人的にメールする、(もちろんそれが叶わなければ仕方ないですが。。)そういう寛容さで、真の敵と戦っていけませんか?

私も反省すべき点を見いだしております・・・でも、いま一番困るのはリベラル系ブログが2分してしまうことだと私は思います。よそのブログが何をやっているか、なんて本当はあなただってどうでもいいことではないでしょうか・・・もちろんあなただけではない、あなたを影で批判する方に対してもこの文章は向けております。

あなたにコメントするのに私は手が震えるほどの勇気を出しております。・・・でもきっとそれはあなたも同じだったのかな?とも感じております・・・
私はリアル社会で護憲運動をすることが大事なので、つい、所詮ブログだと申してはおりますがあなたのように影響力のあるブログにはたくさん教えて頂きたい、そう思っております。

こんかいの騒動のせいで、今真に問わねばならない政治の話が全て追いやられております。でも私たちは、リベラルブロガーのもめ事に終始しています・・気がつけた人間からこれをやめない限り・・何をも動かせない。

失礼なことを承知でコメントさせて頂きました。このような無礼をどうかお許し下さい。

2008.01.12 23:55 URL | お玉おばさん #e2xIBKiE [ 編集 ]


[追記]

たんぽぽさんから、下記のコメントをいただいた。

わたしのことでしたら、とくに気にしてないですので、
あまり気を遣わないでも結構ですよ。
『雑談日記』の反応は予想通りで、むしろ失笑したくらいですので。
(どうか、怒りを静めていただけたらと思います。)

当人(わたし)の気持ちがどうあろうと、
他人のブログをいやしめてまで、自分のブログを自画自賛するのは、
糾弾されることである、という考えかたも、もちろんあるけれど...

2008.01.13 01:33 URL | たんぽぽ #ZiqE0vWU [ 編集 ]

今回、私が「雑談日記」に対してブチ切れた直接の原因は、たんぽぽさんが書かれている件だが、「雑談日記」は、従来からさまざまなブログに対して同様の誹謗中傷やいやがらせを行ってきた。かかる同ブログの言動を見ていると、例の「STOP THE KOIZUMI」の紛争にしても、一方的に主宰者側に非があったとはいえないのではないか、と思うようになった。それに、同ブログは「リベラル・平和系」のブログ言論の質を向上させるために何の貢献もしていない。それ以前に、その卑劣な行動には、人間として許せないものがある。以上を考え合わせて、同ブログを排除すべき時がきたと判断した次第である。記事中でたんぽぽさんを示唆する表現をしてしまったのはいささか軽率だった。お詫び申し上げる。


#この記事は、「トラックバックピープル・自民党」 および 「トラックバックピープル・安倍晋三」 にトラックバックしています。ここにTBされている他の自民党および安倍晋三関係の記事も、どうかご覧下さい。

↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。
FC2ブログランキング

関連記事
スポンサーサイト



わたしのことでしたら、とくに気にしてないですので、
あまり気を遣わないでも結構ですよ。
『雑談日記』の反応は予想通りで、むしろ失笑したくらいですので。
(どうか、怒りを静めていただけたらと思います。)

当人(わたし)の気持ちがどうあろうと、
他人のブログをいやしめてまで、自分のブログを自画自賛するのは、
糾弾されることである、という考えかたも、もちろんあるけれど...

2008.01.13 01:33 URL | たんぽぽ #ZiqE0vWU [ 編集 ]

たんぽぽさん、

コメントありがとうございます。私がブチ切れた直接のきっかけはおっしゃる件ですが、「雑談日記」の管理人は、以前から同じ手法でいろんなブログに迷惑を撒き散らしているうえ、ブログ言論の質の向上には何の貢献もしていないので、排除すべき対象だと判断した次第です。

2008.01.13 10:11 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

kojitakenさん
奮闘に敬意を表します。
「自民党TBP」の設置管理者の裁量に属することですが、私はSOBAさんのエントリーが「自民党TBP」からパージ(SOBAさんも過剰反応してましたが、なかなかどうして異化効果のある言葉です)されることは致し方ないと思います。あの人が日頃から行なっている独善排他的行為はパージそのものです。個人の自由の領域でやっていることは関わらず放置しておけばいいのでしょうが、難癖をつけて独自のTBPを立ち上げた時点で、すでに彼は自ら「自民党TBP」をパージしていることを知るべきです。
アナーキーといってもいいネット世界で“普遍性”を持つ個人/集団的な言論空間はうまれるのでしょうか。たんぽぽさんやkojitaken
さんの指摘に耳目を閉ざす人々の共依存のような反応/言説をみていると、かなり大変な道のりだなとあらためて思いました。
おきている事態にクールに対処できず、「真の敵」なるものを仮構して曖昧にすることは極めて「政治的」であり、そうせず一石を投じたkojitakenさんの一連のエントリーは不快な思いをした読者もあるようですが、私は「政治ブログ」の面目躍如だと思います。
「いい加減」が要諦でもあります、今後のご活躍を期待しています。

康博拝

お玉おばさん様の批判コメントを当てこすろうなどという意図は一切持っていません。
いらぬ波風が立ちそうだと判断されたら、どうぞ削除してください。

2008.01.13 12:05 URL | なごなぐ #hiiZJbic [ 編集 ]

kojitakenさんへ
当ブログと同じですが、こちらにも、コピーしておきます。

速攻のコメント、ありがとうございます。
本文では触れませんでしたが、ぶいっちゃんや、お玉さんの主張にも、問題ありと、私は思っています。

ただ、バトルを起こすまでもないと、眺めているところです。

SOBAについて言えば、結構みんな敬遠しているし、うっとおしいと思っているようですが、バトルを起こすと、本来の記事が書けなくなるので、押さえているのが、実情でしょうね。

しかし、kojitakenさんのイメージが変わりましたよ。(笑)
応援させてもらいます。

2008.01.13 13:51 URL | simanto114 #.HUrAvmg [ 編集 ]

なごなぐさん(康博さん)、
コメントどうもありがとうございます。

昨年末からの陰謀論/擬似科学批判と、今回の「雑談日記」バッシングは一連のものですが、ともに、ブログ言論を普遍的なものにするためには避けて通れないもので、安倍内閣倒壊以来低迷するブログ言論の課題だと思います。

今回の「SOBA」問題についてですが、康博さんや私、さらにコメントをいただいたお玉おばさんは、いずれも「SOBA」の標的になりました。腫れ物に触るように彼に接する態度をブロガーがいつまでもとり続けるようでは、新しくブログに参入しようとする人も腰がひけるでしょう。今回、たまたまたんぽぽさんに対する「SOBA」の誹謗中傷が私の怒りに火をつけた形になりましたが、いずれとらなければならなかったアクションだと思います。

なお、「パージ」という言葉は、「SOBA」を最大限怒らそうとして、副作用を承知であえて用いました。

2008.01.13 13:56 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

simanto114さん、
コメントありがとうございます。

ぶいっちゃんと私の間には、一昨年にトラブルがあり、その後和解していたのですが、昨年の「衆議院選挙・野党共闘TBP」設立以来再び険悪になりました。そんなバイアスがかかった状態下での今回の件だったので、私からの批判には必ずしもフェアでない部分もあったかなとは反省しています。

「らんきーブログ」が、「4つの目」がどうこうという擬似科学愛好ブログを肯定的に紹介したので、あんなトンデモブログを推奨されたのではたまったものではないと思って「4つの目」を批判するとともに、それを好意的に紹介した「らんきー」を当てこすったところからこの問題は始まりました。但し、私がたんぽぽさんを教唆したのではなく、むしろたんぽぽさんの陰謀論・擬似科学批判に私が影響を受けたのがきっかけです。「4つの目」が紹介していた「ケムトレイル」のトンデモを批判する記事から、「水からの伝言」が見つかり、そこからさらに「らんきー」が過去に「水からの伝言」を肯定的に紹介していた記事が出てきたのは、不幸な偶然でした。

最初に私が擬似科学・陰謀論を批判した時、あるいは最初にたんぽぽさんが「水からの伝言」を取り上げたときに、ぶいっちゃんが適切な対応をしていればこんなことにはならなかったと思います。しかし、そうならなかったのは、管理人を煽った取り巻きの悪影響もありますが、この手の問題に対するぶいっちゃんの認識不足が最大の原因だったと思います。これは、昨年来私が批判したポピュリズムに対してもそうで、私は彼がポピュリズムなり陰謀論なり擬似科学を広めようとしているとは全然思いませんが、それらにつけこまれやすいブログであるとは言わざるを得ないと考えています。

とはいえ、私が一番批判したかったのは、「4つの目」のような擬似科学ブログおよびそれがリベラル・左派ブロガーにある程度の影響力を持っている現状でした。今回は、ちょっと脇道にそれ過ぎました。

そのそれた道をさらにそらせたのがSOBAで、ぶいっちゃんに連帯を表明したのはよいけれど、その記事の中でお得意の他ブログへの誹謗・中傷を連発して墓穴を掘りました。自業自得です。私にはSOBAを許すつもりなど毛頭ありません。

2008.01.13 14:22 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

お玉さんのコメントにはちょっと首をかしげたくなるくだりがあったので、指摘させていただきます。

>でも、いま一番困るのはリベラル系ブログが2分してしまうことだと私は思います。よそのブログが何をやっているか、なんて本当はあなただってどうでもいいことではないでしょうか・・・

リベラル系ブログはすでに2分されているのではないでしょうか?それぞれに分かれて同じ目標に向かっていけばいいだけの話です。別に一つにまとまらなくてもいいのでは?だから、別に2分して困るということはないと思います。

「よそのブログが何をやっているかなんて本当はあなただってどうでもいいこと」ではないですよ。そのよそのブログが自分の属するグループの人たちに不快感を味わせたとしたら、それは大きな問題です。それをスルーするよりも、真っ向からその問題に立ち向かったKojitakenさんはすばらしいと思います。

>こんかいの騒動のせいで、今真に問わねばならない政治の話が全て追いやられております。でも私たちは、リベラルブロガーのもめ事に終始しています・・気がつけた人間からこれをやめない限り・・何をも動かせない。

政治の問題をブログで指摘することはもちろんとても大切なことですが、今回Kojitakenさんが投げかけた問題はそれ以上に大切なことです。一人の不届き者をみんなで事なかれ主義のようにかばいあったら、何も変わりません。自民党の悪政をそのまま放置するのと同じことです。自エンドするためには、同じ目的をめざす者同士の一致団結が不可欠ですが、その不届き者によってその団結が乱されるとしたら、自エンドもままならなくなるからです。そういった意味で、自エンドのTBPで彼のTBを拒否するということはとても重要なことだと思います。こういった小さなことからみんなが団結できるのだと思います。

2008.01.14 10:56 URL | 美爾依 #HfMzn2gY [ 編集 ]

美爾依さん、

コメントありがとうございます。
今回のトラブルは、前段の擬似科学/陰謀論批判と、後段の某ブロガー排斥に分かれていますが、ブログ言論の質を高め、リアルの政治に影響力を与えるには避けて通れない問題だという点で共通しています。

この一連の議論で、いくつか印象に残ったブログのエントリがあり、その最たるものは、「カナダde日本語」にも掲載された、「なごなぐ雑記」の康博さんによる下記の記事でした。
http://miyagi.no-blog.jp/nago/2008/01/post_f9e9.html

今回批判されたブログの管理人は、「ブログ言論」という言い方がお嫌いのようですが、陰謀論/擬似科学批判は、ブログ言論が普遍性を獲得する上で避けて通れない問題だと思います。ただ、批判を受けたブログは対応がまずかっただけで、これに関してはブログ管理人よりそれを煽った無責任なコメンテーターたちの責任が重いと思います(でもまあ、コメンテーターもひっくるめてのブログではありますけどね)。

SOBA氏の問題については、政治ブログに参入しようとしても、あちこちのブログに目を光らせていて、ちょっと気に食わないと誹謗中傷を連発するゴロツキがいるのに、ブロガー連中がいつまでも唯々諾々とそいつのバナーを張り続けているようでは、ブログ参入への心理的障壁が高くなり、有為な人材を発掘することもできないでしょう。SOBA氏の排斥もまた、ブログ言論に普遍性を持たせるためには必要不可欠だったと思います。

SOBA氏と連帯する人たちとは私は連帯できませんし、その意味で、「リベラル系ブログはすでに二分している」といえると思います。

2008.01.14 11:22 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

kojiさん、毎度。
久々に。TB代わりに、リンク貼ります。
http://blogs.dion.ne.jp/ivanat/archives/6693921.html
頑張りや~。
「わが道を行け! 他人にはその言うに任せよ。」ダンテ&MARX。

2008.01.14 12:42 URL | 三介 #CRE.7pXc [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://caprice.blog63.fc2.com/tb.php/549-d8aa9343