きまぐれな日々

余裕がないので、今日は断片的な記事になるがご容赦願いたい。

韓国大統領選は、下馬評通り野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)氏の圧勝となった。10年ぶりの保守政権への政権交代となったが、指摘されつくしているように、右派思想の勝利ではなく、すさまじい格差拡大を招いてしまった盧武鉉(ノ・ムヒョン)左派政権の経済失政の責任が問われた形だと思う。保守の李明博に格差縮小を期待するのは難しいと思うが、日本の自民党や民主党、国民新党がそうであるように、保守といってもいろいろだから、格差拡大に歯止めをかけるくらいはできるかもしれないと思う。

一方、日本の保守政権は誰もが納得しない薬害肝炎訴訟の和解協議への対応でますます国民の信認を失い、もはや死に体といえるだろう。朝日新聞の世論調査では、福田内閣の支持率は31%にまで落ちた。共同通信35%、毎日新聞33%、朝日新聞31%と、各社が調査するたびに内閣支持率が落ちていく。今自民党が大連立工作に走ることは、民主党を分裂させるどころか自民党自体が分裂するリスクが高まるだけだから、いよいよ手詰まりになってきた。いま自民党には、コイズミチルドレンら新自由主義勢力と、中川昭一、麻生太郎、それに無所属の平沼赳夫ら極右(陰に安倍晋三もいる)がそれぞれ執行部に対する潜在的な抵抗勢力として存在し、しかも新自由主義勢力と極右勢力は互いに犬猿の仲だ。だから、自民党には三分裂する可能性さえある。新自由主義勢力と極右勢力はそれぞれ民主党に接近するだろうが、民主党と体質的にいちばん近いのは福田首相らの執行部を含む旧保守にあたる勢力だから、今後はむしろ民主党が自民党の分裂を誘う揺さぶりを強めるのではないかと思う。コイズミチルドレンら新自由主義勢力と、「AHA?N(アハ?ン)の会」(安倍、平沼、麻生、中川のイニシャルより)という能天気な異名を持つ極右集団を排除した上での自民・民主連立になる可能性もあるかもしれないが、連立に対抗する勢力としては公明党もあるので、政局はなお波乱含みだ。ただ、一つだけいえることは、かつての新自由主義マンセーの雰囲気から一転して、新自由主義的政策が世論の冷たい視線を浴びる傾向が今後さらに強まるだろうということだ。

NHKの会長人選問題については、朝日新聞が「財界人には務まらない」というタイトルの社説で古森重隆・NHK経営委員長の暴走を批判している。
http://www.asahi.com/paper/editorial20071221.html#syasetu2

しかし、その朝日新聞は、社説で自ら認めている通り、9月には古森氏を持ち上げるような社説を書いた。この問題を考える上で必読なのは、「醍醐聡のブログ」 である。管理人の醍醐聡氏は東京大学大学院経済学研究科教授で、「市民の手でNHK会長を」と呼びかけている。
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_2493.html

また、朝日新聞が9月に古森重隆を持ち上げる社説を掲載した時には、これを鋭く批判した。
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/nhknhk_bb11.html

「醍醐聡のブログ」は連日精力的に更新されているので、目が離せない。

それにしても、単に福田政権のみならず、自民党政権自体が急速に崩壊へと向かっているようにしか見えない。単に自民党が政権を維持するためだけなら、コイズミの再登場しかないと思えるくらいだ。もちろんこれは国民にとって最悪の選択肢だが、コイズミ自身自らの名声を地に落とす選択は行わないと私はにらんでいる。阿鼻叫喚の中、自民党は内部から崩壊していく。来年の政界がどうなるのか、私には想像もつかない。来年のことをいうと鬼が笑うというが、この情勢だと来年には確実に総選挙がある。今年以上の激動の年になりそうだ。


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