きまぐれな日々

守屋武昌・前防衛事務次官の逮捕は、当ブログ管理人が住む県で起きた祖母・姉妹失踪事件の遺体発見と重なった。後者の事件についてのテレビ報道については、私はワイドショーを見ないのでよく知らないのだが、ネットでもテレビ報道に引きずられた騒ぎが起きているようだ。だが、この事件については私は書くだけのものを持っていない。

防衛疑獄についても、例の自民・民主大連立協議が持ち上がって、その間「週刊ポスト」や「サンデー毎日」を買い込んでいながら、大連立協議にショックを受けてしまって、防衛疑獄に関する雑誌記事をろくにブログで紹介できないどころか、私自身雑誌が描く疑獄の構図も十分頭に入っていないていたらくだ。無責任なようだが、ここは東京地検特捜部と雑誌記者の奮闘に期待したいと思う。前にも書いたと思うが、テレビはもちろん、新聞も翼賛メディアと化しつつある現在にあっては、かつて馬鹿にされがちだった雑誌ジャーナリズム、特に週刊誌の奮闘に目を向ける必要が生じてきている。もちろん当ブログとしても今後気を取り直して雑誌記事をふたたび適宜紹介していきたい。

ところでその週刊誌の一つ、「週刊ポスト」の12月7日号が手元にあるのだが、これに小沢一郎の「120分インタビュー」が掲載されている。ここで小沢は、大連立協議が頓挫した時の謝罪について、次のように述べている。

 陳謝したのは、混乱を招いたことに対してであり、僕の政治判断は別に変わっていない。公約を実現する最大のチャンスだと思った。虎穴に入らずんば虎子を得ず、だ。

(中略)

 日本の場合は、ほぼ同じ権限を持った二院制なんです。だから、そのねじれを解消するには、選挙をやる以外にないんですね。それで、国民がどっちを選ぶか。そうでなければ、連立しかないんです。

(「週刊ポスト」 2007年12月7日号掲載 小沢一郎独占120分 「額賀が辞めれば福田は終わる」より)

この小沢一郎のインタビューからは、小沢は大連立に応じようとした政治判断は今でも間違っていないと考えており、自民党が解散総選挙をやらない場合は、連立を組むしかないと言っているようにしか読めず、私には小沢の意図が理解できない。

皆さまよくご存知の通り、小沢一郎を礼賛していた森田実が、大連立構想後全面的な小沢批判に転じて話題になっている。私は、安倍晋三という史上最悪の総理大臣を倒すために、参院選では「戦略的投票」として、「選挙区では自民党候補を落とし、比例区では好きな政党を」という投票パターンを呼びかけた人間だ。つまり、結果的に民主党を支援した形だが、これは何も選挙後に「大連立」なんかを民主党にやってもらうためではない。安倍政権が進めていた戦争志向のネオコン(新保守主義)政策と、国民を不幸にするネオリベ(新自由主義)政策を改め、国民のためになる政治を民主党を中心とした野党に実現してもらうために「戦略的投票行動」を呼びかけたのである。

森田氏は、地方を回って主に地方の保守層の声を聞いている人だと思う。私は、必ずしも保守ではないけれども地方在住の人間で、地方の保守層の感覚は都市部に住むリベラルの方よりは肌で感じていると思っている。だから、森田氏の小沢一郎に対する怒りはもっともだと思えるのである。森田氏が「小沢はしかたのないやつだ」などと言って矛を収めるわけにはいかないのは当然のことで、森田氏にしてみれば、あの大連立協議によって森田氏の著作やネットでの主張などがすべて否定され、顔をつぶされたという感覚なのだと思う。

その森田氏が、(最近民主党支持に転じた)地方の保守の人たちは、皆大連立などとんでもないと言っているのに、民主党の議員には大連立容認論者が増えているというようなことをよく書かれているが、これは非常に気になる話だ。

民主党は、決して民意を見誤ってはならない。再び民主党が「大連立」に走ろうとするなら、国民の多くは政治に絶望し、日本の社会はひどく荒廃してしまうだろう。今、日本の政治は瀬戸際に立っているという危機感を持ってほしい。


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日本の政治は、過去に自民党を政権から降ろし、連合政権ができたことがあるが、社会党・さきがけの大局観の無い裏切り行為により、民意を無視して、自民党と連立し、自民党を復活させ、その後社会党・さきがけは崩壊した。民主党は、政権交代のある政治を標榜して、民意を得たのであり、大連立は裏切り行為そのものだと思う。小沢代表の本音は解からないが、民主党を分裂させ、自民党と合流させ、小沢代表好みの独裁政党を作りたいように思えるし、米国とも自衛隊の海外派遣で合意しているように思える。小沢代表が大連立を捨てない限り、民主党は小沢代表にフェードアウトしてもらう方法を採るべきだと私は思う。森田氏の主張は一貫しており、小沢代表が変節したようだから批判するのは当然だとも私は思っている。民主党は、政治は生活だと訴え、国民本位の政策を正々堂々と掲げ、正攻法で政権交代してもらいたい。多くの国民はそれを望んでいる。

2007.11.29 09:42 URL | scotti #- [ 編集 ]

森田さんの矛はまだおさまりませんね。
静かに淡々と森田さんの精神生活が穏かに流れることを祈るばかりです。
個人的に小沢さんから誘って釣りなんかに行くっちゅうわけにいきませんよね。

2007.11.29 11:40 URL | 米ん徒 #- [ 編集 ]

こんちは、
(see21さんが「『11.22時局講演会』での驚くべき内容 」で
http://blog.livedoor.jp/passionmaster/archives/50178143.html

森田氏らの考え[危機感]を詳しく報じてられます。
>地方の保守層の感覚
土建屋の中でも、この辺、多様といえ、
小沢氏がいう様な(庶民は生活第一で、安保等は政治家任せという)感覚がないとも言えません。が、しかし、大連立でこそ『下々も救える』といった(有権者の投票をそんな風に曲解する)一種のエリート主義があるのでは? 
かつて田中秀征氏が、細川内閣[影の首相は小沢氏]に対して似たようなこと言ってました。「『官僚政治』を突破する」[94年7月『世界』]
われわれ有権者が選んだ議員をさえ駒のように扱う『大連立』、いえいえ、議員自身が小選挙区制という『党中央』がもつ絶大な縛りのために、個々の有権者のモヤモヤした民意を掴み切れない、選挙の顔として誰が有利かに靡いていしまう『ふがいなさ』。
本当はここらを森田氏は批判したいのでしょうが、やや遠慮しているようでもあります。

ポピュリズムで安倍氏を党の顔にして参議院選で敗北した自民。
党中央が堅古な公明・共産もフン詰まり気味。
民主党が選ぶべき道は何か? 
民意を生かせ、但しポピュリズムに流されるな! 
何よりも有権者を信頼しろ、自身のマニュフェストに書いてない『大連立など』はするな!
まあそういうとこでしょう。

2007.11.29 12:12 URL | 三介 #CRE.7pXc [ 編集 ]

私ははやく総選挙をして大連立なり政権移動なりが早く起きればいいと思うようになりました。もちろん、その時には第三極は壊滅的に大敗北することでしょう。ぜもゼロにはならないはず。
そしてその後にドラマが生じるはず。小沢氏に少なからず期待している皆さんも真実に気付くはず。結局何も変わらない、、と。単なる権力闘争だったと、、、
第三極が見直されるのはまさにこの時だと思います。今は何をやっても注目されませんし、社民党等の第三極候補が動き出そうともしてくれせんからね。

2007.11.29 18:27 URL | sdpj_2007 #RJKcIgjQ [ 編集 ]

今日の森田さん
大分和みつつあるような。
小沢さんと森田さん、どっちも堅物、融通が利かないの典型日本人に映ります。
この二つがズレた時、修復は困難におもわれますが
修復を息を潜めてじっと見守る共通のフアンは多数のような、そんな気がします。

2007.11.29 20:51 URL | 米ん徒 #- [ 編集 ]













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