きまぐれな日々

一昨日のエントリの書き出しで、「『AbEnd』系のリベラル・左派ブログにも分裂傾向が出てきた」と書いたら、さっそくまたプチトラブルがあった。これを見て、かつての社会党系と共産党系の間の平和運動のトラブルや、先人のブログ運動「STOP THE KOIZUMI」におけるトラブルを思い起こされる方も多いだろう。当ブログも、もし「AbEnd」キャンペーンに創始時からかかわっていなかったら、同じ感想を持ったかもしれないが、片側に近い当事者としてはそんなことは言っていられない。

だが、当ブログのなすべきことは、騒ぎを拡大することではない。これまでのことについて、言いたいことはいくらでもあるが、それらにはあえて言及せず、今後のブログの記事で答えを出して行きたいと思う。過ぎたことは、もうしかたがない話だ。

さて、守屋前防衛事務次官の証人喚問で、防衛商社「山田洋行」の元専務による接待攻勢のすさまじさが明らかになった。元防衛庁長官も宴席に同席していたという。だが、多くの方々同様、当ブログも接待攻勢自体には興味はない。その見返りに、元専務側に発注や契約などで便宜を図ったのかどうかが焦点なのだが、守屋氏は「一切ない」「記憶にない」と言い続けた。ロッキード事件の時、故小佐野賢治氏の証人喚問の際に小佐野氏が連発した「記憶にございません」が流行語になったことがあるが、今回もその伝統は守られたようだ。守屋氏は、海上自衛隊の給油量訂正に絡む隠蔽工作への関与も否定した。

とにかく、この証人喚問は疑惑追及のほんの入り口に過ぎない。福田康夫首相は、守屋氏を厳しく批判するコメントを発したが、政府・自民党には全責任を守屋氏に被せて幕引きをしようとしている意図がありありと感じられる。

証人喚問に関しては、書いていてバカバカしくなる。一部で報道されていた沖縄の米軍基地移転問題に絡む疑惑は、報道を流し読みする限り、ほんのわずかに民主党議員が質問で触れた程度だったようで、期待はずれもいいところだった。耐震強度偽装問題に関するヒューザーの小嶋進社長(当時)の証人喚問で、馬淵澄夫議員(民主党)の質問によって、小嶋氏が「安晋会」の会員だったことを明らかにしたようなクリーンヒットもなかった。防衛利権は、もとはというと自民党竹下派の利権であって、民主党の小沢一郎代表も、叩けば埃が出るから、自民・民主両党で手打ちをしたのではないかという見方もある。それならそれで、社民党や共産党にもっと頑張ってほしいところだが、証人喚問の報道を見ていると、それもあまり期待できないかもしれない。

さて、ブログ後半では、27日のエントリ 「極右新党を立ち上げ、自民党との連立をたくらむ平沼赳夫」 へのコメントから少し紹介したい。これは、批判や反論をある程度予想して書いたエントリであり、いつもより多くのコメントをいただいている。

この記事を、「復活!三輪のレッドアラート!」 にTBを送ったところ、三輪さんから2件のコメントをいただいた。そのうち、あとの方のコメントを紹介する。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-484.html#comment2198

知っておられる方はご存知でしょうけど、私は連合系の組合の役をしていた自分に、労働基準監督署と組んで、いろいろな人達の賃金問題を解決して来た男です。

その最中に思ったのは、「今の日本はどうにもならないほどに使用者も被雇用者も金に困っているんだ」と言う事でした。
その問題を真面目に考えたのが民主党だったと言う事です。

結局、日本では仁慈の政治以外受け入れられないのです。
我々の本当の敵は貴方がたの言う「極右」ではない。私はここで断言致します。

私はkojitaken様であれ、ぶいっちゃん様であれ、お玉おばさん様であれ、俗に言う「左翼」の人達に対して拒絶反応を示した事はありません。(テサロニケだけはどうにも嫌でしたが)

我々の本当の敵は、社会を不安定にする仕掛けを無理強いする勢力だと思います。
私は前にも申しましたが、固めた拳骨の右手です。
kojitaken様とその支持者の方々は柔らかい左手でしょう。
その様な両手を持つ者が正しい人間だと思います。私はだから右翼ではあっても強すぎる右手の小泉に反旗を翻したのです。

私、貴方がたが大好きです。心が綺麗で私の様に人の善意を心底信じられない男から見れば羨ましいです。
だからこそ、貴方がたに不寛容になって欲しくないとも思います。
人には排除の自由、他者の否定の自由は無いのだと。
そう言う事だけは弁えて頂きたいです。

そう言う方々は「お前達は外国を排除するじゃないか!」と言われるでしょうね。
でも、今のご時世の問題点と言うのはkojitaken様もご指摘のとおり、外国が日本の富を美味しく食べようと群がって来ている事が問題なのです。

まずは当事者であり、同胞でもある我々が結束し、外部の餓鬼道に落ちた国々の干渉を撥ね退ける事から始まると思います。

我々民族主義者の言う事も少しは耳にして頂きたいのです。
三輪は対話を望みます。このブログに集う方々もそうであればと願います。

2007.10.28 16:20 URL | 三輪耀山 #X.Av9vec [ 編集 ]

私が三輪さんのブログにTBを送ったのは、決して喧嘩を売る意図からではなく(エントリのタイトルを見たら、喧嘩を売っているようにしか見えないかもしれないが)、右派の人たちが期待しがちな平沼赳夫という人物の正体は新自由主義者であって、こんな人物に信を置くことはできないと主張したかったからだ。幸い、三輪さんの記事は平沼に批判的だったので、TBを送った次第だ。

このところ当ブログでは、ずっとネオリベ(新自由主義)とネオコン(新保守主義)の関係を考察しているのだが、私の得た結論は、「ネオリベは、それがもたらす苛烈な結果(格差問題)への不満をそらすために、共同体への同一化というネオコン思想を取り入れざるを得なくなる」というものだ。つまり「ネオリベであればネオコン」だということである。

だが逆に、三輪さんのような民族主義者が新自由主義者かというと、そんなことはなく、三輪さん自身が反例になっている。右派の方々にお願いしたいのは、平沼赳夫のような新自由主義者に肩入れしないでほしいということだ。いくら郵政民営化法案に反対したからといったって、サッチャーの「教育カイカク」なんかを信奉している政治家は、まぎれもない新自由主義者であり、当方は新自由主義者とは決して共闘はできない。

右派の政治家が新自由主義者かどうかは、彼らがサッチャーやレーガンに対してどういうスタンスをとっているかで測れると思う。当ブログは、反新自由主義の民族主義者の方々とは、民をいじめる新自由主義と対決するために、部分共闘が可能であると考えている。


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守屋前防衛事務次官の証人喚問、赤嶺衆議院議員の質問時間がもっと長かったらなあ
 宴席に防衛長官経験者 守屋前次官が認める 衆院証人喚問 赤嶺議員が追及(「しん

2007.10.31 02:03 | 嶋ともうみ☆たしかな野党を応援し続ける勇気を!