きまぐれな日々

10月に入ってようやく涼しくなった。

西日本では、今年の残暑は考えられないほど厳しかった。本来なら、とっくに南下し、退場していなければならない太平洋高気圧が、まるで安倍晋三のようにいつまでも居座って、暑苦しく不快な空気をもたらしていたからだ。それが、9月25日の安倍内閣総辞職に合わせるかのように、ようやく勢力が衰え、西日本も秋の空気に包まれるようになった。

ところで、ある時期から当ブログでは「ブログ論」を書くのを止めていた。意味がないと感じるようになったからだ。

しかし、このところいくつかのブログでさまざまな記事を読んで、少し思うところがあったので書いてみたい。

まず、マスコミなど不要、情報はインターネットで十分という意見に対しては、テレビは必要ないが、文字媒体は必要不可欠だというのが私の意見だ。一次情報を持たないブロガーが、盲点になっている情報をハイライトすることで、新たな視点を提供することができれば、その記事は注目されてアクセス数が増え、読者に影響を与えることができる。その際、そのアクセス数が数百件や数千件だからといって、無力感を感じる必要は全然ない。同じようなことをやる人が10人、100人といれば影響力は高まる。むしろ、ブログで記事を書いたくらいで、1人でマスメディアに対抗する影響力を持つことができると考える方が傲慢だ。

また、マスメディアやネットで流れる情報(特にメジャーなサイトに載っている情報)をただ右から左に流すだけでは何の意味もない。読者をあれっと思わせるものが必要だ。新聞には、そのような情報が結構含まれている。時々経験するのは、昼休みに食事をとりながら新聞を読んでいて、意外な記事に遭遇することだ。それをあとからネットで確認しようとしても、新聞社のサイトの目立たないところに置かれていたり、ネット版では新聞本紙に載っていた表現が削られていたりする。新聞本紙でも、大阪本社や名古屋本社発行の紙面には出ていても、東京本社版には掲載されていないこともある。そして、それをブログで紹介すると、アクセスが殺到する。そのような経験が何度かあった。はなはだしい場合には、読売新聞がトンデモな社説を掲載していたのを批判的に紹介しただけで、ブログへのアクセス数がはね上がったことさえある。そうではなくて、現在のマスメディアが政府寄りに偏向しているために、せっかく新聞記者が良い仕事をしていても、良い記事が政府の政策のプロパガンダ記事に隠れてしまうこともあり、そういう記事を紹介した時にもブログへのアクセス数が増えた。

とにかく、情報に興味を持ったら、それについてよく調べてみたいものだ。その「調査」も、ネットサーフィンのレベルにとどまっていてはダメで、自分でブログ記事を書いてみればわかることだが、大した長さを持たない記事でも、書くのにはかなりの時間がかかる。つまり、ブログの記事の情報量など高が知れているのだ。テレビ番組の情報は、ブログよりは圧倒的に多いが、新聞よりは少ないし、偏向の度合いも新聞よりはるかに大きい。だから新聞を読む必要がある。そして、絶対に必要だと思うのは、特に興味を持った事柄については本を読むことだ。ネット情報を追うのに時間がかかり過ぎて、本を読むヒマもないというイイワケは通用しないと思う。そんな状態だったら、ブログの記事など書かない方が良い。私は、基本的にネット情報のみに頼っているブログはダメだと考えている。そして、アクセス数の多いブログが良いブログかというと、必ずしもそんなことはない。

当ブログはもうすぐ「FC2カウンタ」の累計で100万アクセスに達するが、「反安倍晋三」の時流に乗った影響が大きいと思う。昨日のエントリで、立花隆さんが安倍を早いうちに退治しなければならないと思って雑誌の連載を書いていたとご紹介したが、2002年から安倍晋三を嫌い続けていた私も、安倍だけは絶対に倒さなければならないと思って、はじめはネットの掲示板、のちにはブログで意見を発信してきた。掲示板では、森政権の頃から政府批判を繰り返しており、コイズミの頃には、最初の1か月だけ様子見だったが、コイズミが貴乃花の優勝に「感動」して絶叫した時にコイズミのポピュリストとしての正体を確信し、明確な「反コイズミ」となった。その頃は、世論の90%を敵に回しての意見の発信だった。

このように、私は少数派としての時期が長かったから、数が多いことが良いことだなどとは全然思っていない。現在当ブログは「FC2ブログランキング」の政治部門に参加しており、上位にいるが、これは「AbEnd」などと叫ぶ以上、アクセス数を増やす努力もしなければならないと思って、「カナダde日本語」の管理人・美爾依さんのお勧めにも従って参加したものだ。FC2のブログランキングはごくマイナーなもので、今見ると「週間IN」が3790点、1回のクリックで10点だから、1週間に379件、1日あたりだと平均54件のクリックをいただいているに過ぎない。上位にいるに越したことはないという程度のものだ。1日のアクセス数が500件くらいしかないのに、一時1位にいた右翼系のブログもあった。ヒロシくんが1位をずっとキープしている某「人気ブログランキング」に登録すると、そこ経由のアクセスがかなり増えるそうで、当ブログも登録を勧められたことがあるが、インチキネット右翼が上位に軒並み名を連ねているランキングに登録する気にはどうしてもならなかったし、今後も登録するつもりはない。

ランキングの話を長々としてしまったが、要はランキングの順位やアクセス数を気にしながらブログを運営するのはバカバカしいと言いたいわけで、自分の書きたいことを書くのでなければブログを書く意味はない。私がブログをやっていて一番楽しかったのは、安倍晋三の統一協会への祝電問題を追及するようになってブログのつながりが増え、「AbEndキャンペーン」の参加に至った昨年6月以降のおよそ半年ほどだった。その後は、何が何でも安倍晋三を参議院選挙で倒さなければならないという使命感みたいなものが生じ、それがプレッシャーともなって、楽しみよりも苦しみの方が多くなった。これでは本末転倒だと思うのである。

明日か明後日あたり、なぜ私がかくも激しく安倍晋三を嫌うのかということを総まとめする記事を書いて、当ブログとしての「AbEnd」の締めくくりにするとともに、連休明けに、「AbEndリンクリスト」の表示をブログから外すつもりである。但し、以前にも書いたように、「AbEnd」のバナー及びそこから張り直す予定の「安倍晋三TBP」へのリンクは記念の意味も込めて残しておく。

読者の皆さまには、長い間の「AbEndキャンペーン」へのご愛顧にお礼を申し上げたい。


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 今日中に100万ヒット行きそうですね。おめでとうございます。

2007.10.07 10:25 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]

眠り猫さん、

ありがとうございます。でも3連休でアクセスが少ないので、今日中の100万アクセスは多分無理ですね。明日(10月8日)になると思います。

2007.10.07 11:47 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

こんばんは。時々チラッと見てはいるのですが、久しぶりに全文読みました。難しいのは苦手です。でも、これは、そうよそうよ、と、読んでしまいました。足が悪いので、街頭での議会報告代わりに、と、パソコンの練習も兼ねてブログを始めましたが、他の方のを見ても、やっぱり、新聞がいい、と思っています。安倍さんについては、あの声・顔、嫌悪感をおぼえます。政策以前の問題です。こういうことで、人を判断するのはいけないことでしょうが。

2007.10.08 21:03 URL | ひとみ #HsoC/3b6 [ 編集 ]

ひとみさま、

コメントありがとうございます。
まさか共産党の市会議員さんに「難しい」と言われるとは思ってもみませんでしたが(だって、共産党の方ってマルクスに親しまれているイメージがあるものですから)、テレビは本当にどうしようもありませんよね。

安倍が政策以前に拒絶反応を起こさせるというご意見には、全面的に賛成します(爆)。

2007.10.10 00:21 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]













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