今日(9月15日)は世間の多くの人は三連休の初日かと思う。
ブログ管理人個人としては、ひどかったこの残暑と、成功裏に終わった 「AbEndキャンペーン」 活動による疲れを癒す三日間にしたいと思っている。
キャンペーンは、「安倍を『the End!』させよう!」という「AbEnd」から、「自民党を『the End!』させよう!」の「自End」へと移行する。私が提案した「ジミヌエンド」はSOBAさんの「自 End」に敗れて選に漏れたが、当然だろう。私が選考する立場でもそうする。「ジミヌエンド」は、何を指しているのかわかりづらいのが最大の難点だった。これは、音楽用語として知られる「ディミヌエンド」(だんだん弱く)を自民党の衰退と引っかけたネーミングで、コンピュータ用語では「異常終了」、ドイツ語では「夕暮れ」という意味を持つ「Abend」を、「安倍政権の終了」と三重に引っかけた「AbEnd」と対応させたものだが、わかりやすい「AbEnd」と比較すると数段劣った。そこにいくと「自 End」は一発でわかる。キャンペーン名として文句なしだろう。
それにしても、安倍政権が終わった日には、「祝! AbEnd達成!」と大々的にぶち上げるつもりだったのだが、私の想像をもはるかに超えた、KYな安倍の「異常終了」ぶりに対する怒りの方が先に立ってしまった。
政権を奪われた上、入院までした安倍に対する同情の声もあるが、私は同情などとんでもないと思う。真に同情すべきはコイズミや安倍の悪政のせいで自殺させられた多くの日本国民であり、コイズミや安倍がアフガン戦争(これが国際的な呼び名)やイラク戦争に協力したために日々米軍に殺されているアフガンやイラクの人々である。
そもそも、「テロとの戦い」なるもの自体、殺人の正当化に過ぎないと私は考えている。2001年の「9・11」は確かに悲劇であり、犠牲者には同情するが、それを招いたのはビンラディンらイスラム過激派というよりは、それまでのアメリカの帝国主義だ。9日のエントリでも書いたが、アメリカのクリントン前大統領は、自らのスキャンダルから国民の目をそらすためにアフガンを爆撃し、米国民はそれを支持した(1998年)。一事が万事、アメリカはいつもそうだ。「9・11」はそれに対する報復を受けたに過ぎない。そして、アメリカの言う「テロとの戦い」は、報復に対する更なる報復だ。アメリカが行っていることは、国家によるテロにほかならない。
こんな「報復の連鎖」は不毛だ。「テロとの戦い」なんて欺瞞だ。「グローバリズム」なんて「ジャイアニズム」(ジャイアン主義)に過ぎない。なんでこんな当たり前のことが言えないのだろうか。これを言えるようにするためには、そして、「グローバル・スタンダード」という名の「米国標準」を押しつけられ、弱肉強食の新自由主義が跳梁跋扈したおかげでズタズタにされてしまった国民生活を立て直すためには、自民党そのものを倒さなければならない。自民党の「スネ夫主義」から脱却しなければならない。米国債は、必要に応じて売却しなければならない。
自民党の新総裁になるであろう福田康夫は、表向き新自由主義を修正する方向を装うだろう。しかし私は、一夜にして福田康夫が優勢になったのは、福田とコイズミが手を結んだからではないかと推測している。私は、大胆な仮説を含んだ記事は、「kojitakenの日記」 の方に書くようにしているが、昨日(9月14日)の 「これはコイズミの手口だ」 という記事に書いたように、自民党の「カイカク派」(経済右派)と「反カイカク派」(党内穏健派)は、きたるべき総選挙において、民主党という「共通の敵」を倒すために、手を組んで、自民党の支持率を下げるだけの存在である安倍晋三と麻生太郎という、「政治右派」を代表する二人を同時に切り捨てたのだと思う。こんな荒技ができるのはコイズミしかいない。福田の裏にはコイズミがいると考えるべきである。今後、福田政権の党内抵抗勢力になるのは、コイズミら「カイカク」勢力ではなく、カルト的・極右的な「政治右派」だろうと私は思っている。学者では京大教授の中西輝政らが「右からの政権批判」を行うようになると思うが、われわれとしては、右翼のたわごとなど、まともに相手にすべきではないし、彼らと共闘する必要もないと思う。しかし、福田政権が総選挙を乗り切ったあとは、またまた新自由主義が幅を利かせて、アメリカやその手先である経済右派によって国富が収奪されることは間違いない。だから、決して福田政権にダマされてはいけないのである。
昨年、自民党内が安倍に雪崩を打ったように、今また福田に雪崩を打とうとしているが、これは、自民党自体が「権力を維持する」以外に何の目的も持たない集団になり果てていることを示している。そして、自民党政治の行き着く先は、日本の荒廃、焦土化である。
とにかく、何が何でも自民党を倒すことだ。民主党を中心とした政権をいったん樹立した上で、徐々に「より良い政権」へと作り変えていけば良いと思う。
そんなわけで、「自 End」キャンペーンにも参加したいと思うので、今後ともよろしくお願い申し上げたい今日この頃である。
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ブログ管理人個人としては、ひどかったこの残暑と、成功裏に終わった 「AbEndキャンペーン」 活動による疲れを癒す三日間にしたいと思っている。
キャンペーンは、「安倍を『the End!』させよう!」という「AbEnd」から、「自民党を『the End!』させよう!」の「自End」へと移行する。私が提案した「ジミヌエンド」はSOBAさんの「自 End」に敗れて選に漏れたが、当然だろう。私が選考する立場でもそうする。「ジミヌエンド」は、何を指しているのかわかりづらいのが最大の難点だった。これは、音楽用語として知られる「ディミヌエンド」(だんだん弱く)を自民党の衰退と引っかけたネーミングで、コンピュータ用語では「異常終了」、ドイツ語では「夕暮れ」という意味を持つ「Abend」を、「安倍政権の終了」と三重に引っかけた「AbEnd」と対応させたものだが、わかりやすい「AbEnd」と比較すると数段劣った。そこにいくと「自 End」は一発でわかる。キャンペーン名として文句なしだろう。
それにしても、安倍政権が終わった日には、「祝! AbEnd達成!」と大々的にぶち上げるつもりだったのだが、私の想像をもはるかに超えた、KYな安倍の「異常終了」ぶりに対する怒りの方が先に立ってしまった。
政権を奪われた上、入院までした安倍に対する同情の声もあるが、私は同情などとんでもないと思う。真に同情すべきはコイズミや安倍の悪政のせいで自殺させられた多くの日本国民であり、コイズミや安倍がアフガン戦争(これが国際的な呼び名)やイラク戦争に協力したために日々米軍に殺されているアフガンやイラクの人々である。
そもそも、「テロとの戦い」なるもの自体、殺人の正当化に過ぎないと私は考えている。2001年の「9・11」は確かに悲劇であり、犠牲者には同情するが、それを招いたのはビンラディンらイスラム過激派というよりは、それまでのアメリカの帝国主義だ。9日のエントリでも書いたが、アメリカのクリントン前大統領は、自らのスキャンダルから国民の目をそらすためにアフガンを爆撃し、米国民はそれを支持した(1998年)。一事が万事、アメリカはいつもそうだ。「9・11」はそれに対する報復を受けたに過ぎない。そして、アメリカの言う「テロとの戦い」は、報復に対する更なる報復だ。アメリカが行っていることは、国家によるテロにほかならない。
こんな「報復の連鎖」は不毛だ。「テロとの戦い」なんて欺瞞だ。「グローバリズム」なんて「ジャイアニズム」(ジャイアン主義)に過ぎない。なんでこんな当たり前のことが言えないのだろうか。これを言えるようにするためには、そして、「グローバル・スタンダード」という名の「米国標準」を押しつけられ、弱肉強食の新自由主義が跳梁跋扈したおかげでズタズタにされてしまった国民生活を立て直すためには、自民党そのものを倒さなければならない。自民党の「スネ夫主義」から脱却しなければならない。米国債は、必要に応じて売却しなければならない。
自民党の新総裁になるであろう福田康夫は、表向き新自由主義を修正する方向を装うだろう。しかし私は、一夜にして福田康夫が優勢になったのは、福田とコイズミが手を結んだからではないかと推測している。私は、大胆な仮説を含んだ記事は、「kojitakenの日記」 の方に書くようにしているが、昨日(9月14日)の 「これはコイズミの手口だ」 という記事に書いたように、自民党の「カイカク派」(経済右派)と「反カイカク派」(党内穏健派)は、きたるべき総選挙において、民主党という「共通の敵」を倒すために、手を組んで、自民党の支持率を下げるだけの存在である安倍晋三と麻生太郎という、「政治右派」を代表する二人を同時に切り捨てたのだと思う。こんな荒技ができるのはコイズミしかいない。福田の裏にはコイズミがいると考えるべきである。今後、福田政権の党内抵抗勢力になるのは、コイズミら「カイカク」勢力ではなく、カルト的・極右的な「政治右派」だろうと私は思っている。学者では京大教授の中西輝政らが「右からの政権批判」を行うようになると思うが、われわれとしては、右翼のたわごとなど、まともに相手にすべきではないし、彼らと共闘する必要もないと思う。しかし、福田政権が総選挙を乗り切ったあとは、またまた新自由主義が幅を利かせて、アメリカやその手先である経済右派によって国富が収奪されることは間違いない。だから、決して福田政権にダマされてはいけないのである。
昨年、自民党内が安倍に雪崩を打ったように、今また福田に雪崩を打とうとしているが、これは、自民党自体が「権力を維持する」以外に何の目的も持たない集団になり果てていることを示している。そして、自民党政治の行き着く先は、日本の荒廃、焦土化である。
とにかく、何が何でも自民党を倒すことだ。民主党を中心とした政権をいったん樹立した上で、徐々に「より良い政権」へと作り変えていけば良いと思う。
そんなわけで、「自 End」キャンペーンにも参加したいと思うので、今後ともよろしくお願い申し上げたい今日この頃である。
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賛同いたします。
実は、今日は、私がブログを開始して丁度1周年の記念日です。その日が、「自エンド」の開始と重なることに、新たな決意がわきあがってきます。
今朝書いた記事は、昨日聞いてきた、品川正治さん(経済同友会終身幹事と言う財界の重鎮でありながら、護憲の発言を続けている方)の講演会の感想記事です。
この講演の中でも、品川さんは数字を挙げて、そして元金融機関の社長であったことも踏まえて、新自由主義並びに、アメリカ追従を徹底的に批判していました。国民のためでなく、資本のために奉仕するのが、フリードマンの直弟子である竹中平蔵の考えであるが、それで何がよくなるのかと言う展望はまるで無い。無機質なペーパーマネーの残高がアメリカの金融機関に積み重なっていくだけだということを、強く批判されておられました。
自エンドに向けての私の抱負は夕方記事にする予定です。
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雑談日記では「自End」(=自民政治をジ・エンド)に切り替えました。AbEndはバナーだけを残し、AbEndライブリンクは非表示としました。
バナーだけを残しリンクリストをいつでも見られるように残してはおきました。 こ
2007.09.15 11:46 | 雑談日記(徒然なるままに、。)