きまぐれな日々

今日(7月5日)の「四国新聞」の記事「政局最前線」を見ると、参院選で劣勢が伝えられる自民党が、ダメージを立て直そうと局面打開に必死らしい。

記事によると、自民党は、『無党派層の支持離れを食い止めるため、小泉純一郎前首相を東京選挙区応援に投入する方向で調整。佐藤ゆかり氏ら一昨年の郵政選挙で初当選した女性衆院議員のキャラバンによる激戦区回りも計画しており、"あの手この手" で巻き返しを図りたい考え』 だそうだ。

安倍晋三がよりにもよって小池百合子なんかを久間のあとがまの防衛大臣に据えたのは、小池が一昨年の総選挙で出身地の兵庫2区から東京10区に鞍替えし、「刺客」第一号として郵政民営化法案に反対した小林興起を葬ったことと無関係ではあるまい。つまり、安倍はついに「コイズミ人気」に頼り出したのである。

前記「四国新聞」の記事をさらに紹介すると、コイズミは 『7日に京都、滋賀で講演。東京選挙区では元女性アナウンサーの丸川珠代氏への支援を求める方向だ。キャラバンには小泉チルドレンの片山さつき、藤野真紀子、井脇ノブ子各氏も参加し、勝敗の鍵を握る改選一人区のうち執行部が「当落線上」と分析する青森、秋田、栃木、鳥取、愛媛、徳島、高知、佐賀、鹿児島などを回る』 とのことだ。

これは非常に興味深い記事であって、たとえば四国に関しては自民党はどうやら香川県はあきらめ気味で、他の三県は大接戦だととらえているものと思われる。あと、当初自民党の楽勝と見られていた鹿児島まで執行部が「当落線上」と考えているということは、いろいろな学者や評論家による情勢分析が報道されているが、自民党はそれらの中でも劣勢を伝える予想に近い線で現状を把握していることが推測される。

それにしても、カリスマ的人気を誇るコイズミに頼り出したということは、自民党がまたしても「B層作戦」を開始したことを意味する。

「B層」については、当ブログでは参院選終了後にじっくり論じようと考えていたのだが、そうもいかなくなりつつあるので参考資料を簡単に紹介したい。

この件は、共産党の佐々木憲昭議員が国会で追及したが、マスコミでは「サンデー毎日」が詳しい記事を書いた。

『竹中平蔵の「広報疑惑」を暴く??8月解散説浮上 大量造反で「郵政国会」一寸先は闇』 (「サンデー毎日」 2005年7月24日号)
http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/tokusyuu/news/20050713-182250.html

続いては 「B層にフォーカスした、徹底したラーニングプロモーションが必要と考える」と明記された、「スリード」社の資料。

『郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)』
http://tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf


この資料は、「B層」を下記のように定義している。

小泉内閣支持基盤

・ 主婦層&子供を中心
・ シルバー層

具体的なことはわからないが、
小泉首相のキャラクターを支持する層
内閣閣僚を支持する層

このように定義した上で、「B層」を 「IQが低く」 、「構造改革に肯定的」と位置づけている。

「サンデー毎日」の記事は、郵政解散の前の月、2005年7月に掲載された。私はこれを読んだ時、「これで自民党政権は終わりだ」と欣喜雀躍したものだ。だって、コイズミや竹中平蔵がいかに国民をバカにしているかをはっきり示す記事だったからだ。しかも、竹中平蔵の「口利き疑惑」まであった。

しかし、これだけの事実がありながら、「B層」はコイズミ自民党の圧勝を許した。この事実は私にはとても衝撃的だった。これは自分自身声をあげなければどうしようもない、そう思ったのがブログを始めた動機の一つになっている。「B層」とは決して「いい層」なんかじゃなくて、「どうしようもない層」なのである。

もし今回、自民党の「B層作戦」が再び功を奏して巻き返しに成功し、惨敗を免れるとしたら、この国の民度の堕落はもうどうしようもないところまでいっていて、手の施しようがないことを意味するだろう。そうでないことを願うばかりだ。

なお最後に、前記「四国新聞」の記事中で 「コイズミチルドレン」として紹介されている藤野真紀子の正体を暴く、「きっこの日記」 のとても痛快な記事を紹介したい。私はこれを読んで、腹を抱えて笑ってしまった。

「きっこの日記」より
『お菓子の国のセレブ』 (2005年10月7日)
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20051007



↓ランキング参戦中です。クリックお願いします。
FC2ブログランキング

関連記事
スポンサーサイト

 コイズミ人気は、今もあるとしても、「チルドレン」には人気なんか無い。応援に行っても役に立たないだろう。
 それよりも、国民は(B層は)、いい加減、今の格差と、福祉の削減、増税が、全てコイズミガ原因であることに気づけと言いたい。もちろん、それを全て継承すると断言した安倍にも責任はあるが、コイズミこそ日本をアメリカに売り渡した売国奴なのだ。
 政治家の人気投票が選挙ではない。
 だから、B層なんていわれるんだ。

2007.07.05 09:46 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]

小泉人気はもう過去のもの。今の国民はここまで生活を破壊した小泉に対して怒りしか持っていないだろう。そんな小泉が参院選の応援をしたって逆効果になるだけだと思う。小泉にはどんどん自民党議員の応援をしてもらおうじゃないか。

2007.07.05 12:26 URL | 美爾依 #- [ 編集 ]

でもいるんですよね、実際のところ。私の周りのおばさんたち、自分と家族のことしか見えてないから。まあ、彼女たちでも安倍は気味が悪いとは思っているみたいだけれど。ただ、とりあえず食べられていれば、対抗馬(小沢)が弱いですから普通に「自民党」って書くと思いますよ。リアルで彼女たちを説得する大変さは想像以上です。

2007.07.05 15:52 URL | メロディ #- [ 編集 ]

四国4県の改選対象自民党参議院議員の投票行動
県・名前:郵政民営化05年8月:05年10月:教基法改悪:国民投票法
徳島・北岡秀二:棄権:賛成:賛成:賛成
香川・真鍋憲二:反対:賛成:賛成:棄権
愛媛・関谷勝嗣:賛成:賛成:賛成:賛成
高知・田村公平:反対:賛成:棄権:賛成

四国は自民党参議院議員の投票行動の振れ幅が大きいのが特徴。たった4県ですが3/4が郵政民営化に賛成していないというのは際立っています。民主党の選挙基盤・体制は弱いが、自民党選対が危機意識を持つのは当然ですね。東京からのアクセス・コストを考えたら高知を捨てるべきなんでしょうが、そうもいかないようで(笑

2007.07.05 17:21 URL | ゴンベイ #eBcs6aYE [ 編集 ]

ニセバカ層さえいれば、
ニセ佐藤ゆかりが落選することは
ありませんv-8

2007.07.05 20:22 URL | pニセ佐藤ゆかり #- [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2007.07.06 13:15  | # [ 編集 ]

ゲンダイネット 2007年07月06日 掲載
民放 安倍拒絶
http://gendai.net/?m=view&c=010&no=19490

 逆風にさらされている安倍“不人気”首相が民放テレビ局にソッポを向かれている。国会閉幕するや参院選に向けてテレビに出演して攻勢に打って出るつもりがアテが外れた。いくらテレビ出演を打診しても、お呼びがかからない。野党と一緒に出ると突っ込まれるから、単独出演を条件にしたのも悪かった。結局、食いついたのは日本テレビだけという情けなさ。

2007.07.07 00:39 URL | 民放 安倍拒絶 #eBcs6aYE [ 編集 ]

「頼みは小泉」日程ビッシリ 参院選で自民|選挙|政治|Sankei WEB
http://www.sankei.co.jp/seiji/senkyo/070706/snk003.htm

>小泉前首相の応援は14日の群馬選挙区を除き、すべて屋内での講演形式。安倍首相が街頭に立つのとは対照的だが、同党の関係者はこう打ち明ける。

 「小泉前首相だと街頭に出れば、数千人ぐらいは楽に集まるが、党の顔はあくまで安倍首相。小泉前首相と対比されて首相の人気のなさが際立つのは避けたい。だから、動員力の差が目立つ街頭演説はしたくてもできないのが現状」

2007.07.07 00:43 URL | 「B層作戦」 の本命はこれだが、 #eBcs6aYE [ 編集 ]

小泉B層はかつてのレーガン民主党と同じ。小泉ワイドショー劇場政治のファンである小泉B層は、その言動だけで政治エンターテインメントとなり、テレビ・ワイドショーの話題を独占していた小泉がいてこそ成り立っていた。自分から売り込まなければテレビに出られない、政治エンターテインメントの面白さを生み出せない安倍の手の中にはない。小泉が去った今、小泉B層はすでに幻。
いまだに小泉B層が存在すると思っている安倍はリーチが届かないと思っているので、「みのポリティクス」にすがる。

もっぱらテレビしか見ない小泉B層にブログは手が届かなかったが、IQが低いと馬鹿にしたことだけは伝わり、小泉側に追いやっただけだった。ブログのネットワーク運動では「一犬虚に吠えれば、万犬これに倣う」ということがある。いまだに小泉B層を罵倒するのは、かつての小泉B層の亡霊を呼び覚ますだけ。
反安倍ブロガーは手の届かないところに敵を作るより、ネットのリーチの届く範囲で反安倍B層を見つけ出し、味方に引き入れよう。さしずめネット版ワイドショーといえる「きっこのブログ」のファンあたりが反安倍B層の有力候補だろうか。


     ・・・・・

支持率低迷の原因は「抵抗勢力の消滅」…小泉前首相

 自民党の小泉前首相は7日、京都市で講演し、安倍内閣の改革姿勢について、「社会保険庁を民営化するなど、私も考えつかなかった」と述べ、高く評価した。

 内閣支持率が落ち込んでいる理由について、「自民党に抵抗勢力がいなくなったからだ。自民党が賛成することは改革ではないと思われてしまう。これは苦しい」と語った。
(2007年7月8日2時15分 読売新聞)

2007.07.08 04:38 URL | 小泉B層の幻に惑わされるな! #eBcs6aYE [ 編集 ]

小泉B層は幻と消えている:

asahi.com:郵政選挙→参院選、自民離れ4人に1人 朝日・東大調査 - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0707/TKY200707070426.html

2007.07.08 09:25 URL | 小泉B層の幻に惑わされるな! #eBcs6aYE [ 編集 ]

顔が見えないネットでは些細な行き違いで敵を作るのは簡単。

何となく安倍自公支持の方に、その誤りに気づいてもらえる場を増やして、味方になってもらうことにこそ力を入れよう!

2007.07.08 10:45 URL | 小泉B層を叩くな。反安倍B層をゲットせよ! #eBcs6aYE [ 編集 ]

小泉B層にとって代わる安倍B層、アベベ(安倍の隷属民集団=安倍部)がいるとは思えないが、安倍を着飾るメディアおべべの読売と産経は間違いなくアベベといってよいだろう(笑)


集団的自衛権 行使容認へ議論を深めるべきだ(7月9日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070708ig90.htm

2007.07.09 15:18 URL | アベベの読売叩きを! #eBcs6aYE [ 編集 ]

世耕は小泉B層獲得がなぜ成功したのかを完全に見誤っているようだ。また、あの成功が自分の手柄だと錯覚しているようだ。

世耕が成功体験の罠に陥って次々と失敗を繰り返しているのを見ていると、ブロガーは手が届かない小泉B層を叩くなんてしないで、ネット版ワイドショーが好きな「きっこA層」に反自公の政治エンターテインメントを提供するべきだという私の確信をますます強固にしている。


AbEndフォーラム

安倍の言語能力を分析する(笑)
http://atbb.jp/abend/viewtopic.php?t=260

【みのポリティクス】にすがる安倍
http://atbb.jp/abend/viewtopic.php?t=432

2007.07.11 07:54 URL | 小泉B層獲得成功体験の罠に陥った世耕 #eBcs6aYE [ 編集 ]

「将を射んとすれば馬を射よ」

ITQで上下に区分された小泉A層とB層の関係は、将と馬との関係にあるとも見えます。

いずれにしても小泉を政治エンターテインメントとして敏感に反応するグループであります。

チャートに書かれた言葉だけに単純に反応、上滑りしてはOUT。スリード・レポートの性格、全体を読みこんだ対応をとっていれば、05選挙もあれほどのボロ負けはしなかったかもしれません。

2007.07.12 09:06 URL | 小泉B層はA層の馬 #eBcs6aYE [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://caprice.blog63.fc2.com/tb.php/390-3a32512f