きまぐれな日々

朝日新聞は、北朝鮮や民主党・社民党などと並んで、ネット右翼にとって格好の攻撃の的だ。

24日、安倍晋三首相が「週刊朝日」 5月4日・11日合併号の記事に激怒し、提訴すると息巻いたところ、週刊朝日の編集長があっさり謝罪するという一幕があった(下記URL参照)が、当該の週刊朝日の記事は、「安晋会」の名前さえ出てこない、なんということもない記事である。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20070425/1177500023

安倍が週刊朝日を標的にしたのは、ネットウヨを煽るねらいがあったのではないかと私は推測している。実際、2ちゃんねるなどに巣喰うネットウヨは、安倍擁護そっちのけで、脊髄反射的な朝日批判に精を出しているらしい(笑)。

安倍がその程度の軽薄な読みで、ネットウヨのウケ狙いの妄言を発して国際世論の反発を招いた例が、先日来問題になった従軍慰安婦をめぐる発言だろう。結局安倍は、ニューズウィークとウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、この問題に関する日本の責任を認め、全面降伏した形だ。

そんな安倍が「言論テロだ」と息巻いたのは、噴飯ものの一語に尽きる。安倍が「訴える」と言った「週刊朝日」の同じ号の他の記事には、こんな記述がある。

平日は午後9時前に "帰宅" し、休日もこもりがち。妻に連れられ流行(はや)りの映画くらいは見に行くが、これといった趣味もなければ、運動もしない……。どこにでもいそうなオジサンだが、これが「美しい国」のリーダーだったら!? 半年間の動静分析で浮かび上がった、安倍晋三首相(52)の真の姿なのである。

長崎市長銃撃の一報が駆け巡った4月17日夜。安倍首相のコメントが秘書官を通じて発表されたのは、事件発生から約10分後だった。対応自体は敏速だったが、中身はというと、
「捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む」
 これを聞いた与党幹部は頭を抱えた。
「『民主主義に対する暴力による挑戦は許せない』の一言がどうして出てこないのか。普段からボーッとしてるから、こんなピンボケなことを言っちゃうんだ。酔いがさめたよ」
 別の与党幹部も振り返る。
「一緒に食事すると、アベちゃんはけっこうペラペラしゃべるんだけど、何日かたって、あのとき何を言ってたかなあと思い出そうとしたら、出てこない。印象に残らないんだよな」
 永田町では、首相の「軽さ」を嘆く声が少なくないのである。

(「週刊朝日」 2007年5月4-11日号掲載 『首相就任200日、アベちゃんの「平凡なる総理ライフ」』より)


こちらの記事の方がよほど「名誉毀損」にあたるのではないかと思えるが(笑)、笑い事ですまされないのが、この「軽い」安倍がやろうとしている、重大な憲法解釈の変更である。

安倍が憲法改定のために必死になっていることは、誰の目にも明らかだろうが、どうあがいても安倍の任期中に憲法改定は実現できない。コイズミが獲得した改選議席を大きく下回るであろう参院選はもうすぐだし、仮に「参院選で負けても責任をとる必要はない」と主張するコイズミの意向で、政権が延命されることがあったとしても、最低1回の総選挙を経ずに憲法を改定することは不可能だ。そして、今回の参院選の改選議席どころでない、自民党圧勝だった一昨年の総選挙の結果を安倍が再現するのは、誰がどう考えても不可能だろう。どんなに遅くとも、次の総選挙で安倍は政権の座を追われるのである。

そんな安倍が、日本が戦争をできる国にするために憲法解釈を見直そうとするのは当然のことで、既に報じられているように、政府は25日、憲法9条の解釈で禁じられている集団的自衛権の行使に関し、一部容認する方向で解釈変更を検討する有識者会議を設置した。

安倍は傲慢にも、自分の意向で有識者会議を設置するのは当然のことだなどと言っているらしいが、これに対して、自民党内からも反論が続出している。

「集団的自衛権研究、自民党内で異論」 (朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0426/TKY200704260330.html

 自民党の山崎拓安全保障調査会長は26日の山崎派総会で、集団的自衛権の行使などを研究する首相の私的諮問機関が設置されたことについて「(行使の)問題は憲法改正をもって正面から堂々と議論しなければならない。解釈改憲を積み重ねれば憲法の土台が揺らぐことになる」と述べ、解釈改憲による行使容認につながりかねないとの懸念を表明した。

 また谷垣禎一前財務相も同日の谷垣派総会で、諮問機関メンバーの大半が行使を認める立場であることに触れ、「安倍首相好みの人を集めたのではないか」と指摘。集団的自衛権の行使は「解釈の変更によって行うべき問題ではない」と語った。

(asahi.com 2007年4月26日 22時23分)

かつて「タカ派」といわれた山崎拓にまで暴走を止めようとされるほど、安倍は血気盛んだ。

いかにもきかん気のおぼっちゃんそのものという感があるが、少々おつむの足りないこんなボンボンに、日本の舵取りを任せて良いのだろうか?

一方で、先に紹介した「週刊朝日」の記事には、次のような記述もある。

 アッキーこと昭恵夫人は、産経新聞のインタビューで、こう明かしている。
「主人は夜、DVDを見るのが日課みたいになっています。(大ヒットした米国ドラマ)『24』を見終え、今は『プリズン・ブレイク』を見ています。見ている間はほかのことを忘れられますからね。主人はハラハラドキドキするような映画を、没頭して見ているような感じですね」
 この話を漏れ聞いた自民党幹部の中には、「24」を見て首相のご機嫌を取り結ぼうと日夜、努力している御仁もいるようだが、24話×5シリーズもある長編だけに前途は多難だ。

(「週刊朝日」 2007年5月4-11日号掲載 『首相就任200日、アベちゃんの「平凡なる総理ライフ」』より)


戦争を知らないA級戦犯の孫が、おじいさんの名誉を回復しようとワガママ放題を繰り返していて、それに必死でゴマをする「自民党幹部」がいる。これは笑えない喜劇だ。

それにしても、この「自民党幹部」氏って、一体誰なんだろうか?(笑)


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 こんにちは、眠り猫です。
 安倍の愚かさは、今更言うまでもありませんが、最近のサンケイ系の報道で、虚偽が流されています。
 内閣支持率ですが、確かに下げどまり、または一部の調査では、少し回復と言う状態ですが、サンケイは、論拠を示さずに、支持率が50%超え、などと煽っています。
 今回の1泊2日の訪米で何をするか、注目ではありますが、安倍の支持が延びる理由は無いと思います。

2007.04.27 08:05 URL | 眠り猫 #2eH89A.o [ 編集 ]

週刊朝日叩きはネット右翼向けではなく、右派勢力、安倍シンパの右派マスコミ向けのものなのではないでしょうかね。

2007.04.27 09:18 URL | あああ #US7Is6OM [ 編集 ]

全く根も葉もない出鱈目で誹謗中傷されたなら兎も角、この程度の記事で、一国の首相が民間の報道機関を訴える云々て、国際的に見たら恥ずかしい行為なんじゃないかと思いますが。早いところ、海外マスコミに嘲笑記事を書いて欲しいですね。本当に、吉本も真っ青でんな、今の自民党はん。

2007.04.27 10:46 URL | #mQop/nM. [ 編集 ]

>当該の週刊朝日の記事は、「安晋会」の名前さえ出てこない、なんということもない記事である。

週刊朝日を読んだ人は、なんだかみなこの調子で拍子抜けしているのでは? 
思考回路のどこがどうなっているのか、のぞいてみたい気がします。

2007.04.27 12:05 URL | とむ丸 #rZtJR6xo [ 編集 ]

岸本首相はA級戦犯容疑者として逮捕されていますが、不起訴になっていますね。
ということは、A急戦犯と呼ぶのは問題がありそうですがいかがですか?

2007.04.27 15:19 URL | 緑亀 #- [ 編集 ]













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