きまぐれな日々

今日(3月25日)の「サンデー・プロジェクト」(テレビ朝日)を見ていたら、巨額の粉飾決算を行った日興コーディアル証券が上場廃止されなかった理由として、コメンテーターたちが政界からの圧力を指摘していた。

この件については、当ブログ3月14日の記事 『安倍晋三と石原慎太郎についての短信』 でも触れたが、一昨年末に発売された月刊「現代」2006年2月号に掲載されたフリージャーナリスト・町田徹氏の記事 『日興コーディアル証券「封印されたスキャンダル」』 でスクープされながら、なぜか捜査の手が入らず、手つかずになっていたものだ。

この記事は、2006年度の「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」に、「本間正明税調会長『愛人と官舎同棲』をスクープ撮!」(「週刊ポスト」 2006年12月22日号)とともに選ばれたものだ。
http://www.asahi.com/national/update/0305/TKY200703050241.html?ref=rss

新聞社の記事は、すぐにリンクが切れてしまうので、以下に引用する。

週刊ポストなど受賞 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞

 06年の「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」が5日、決まった。大賞は「本間正明税調会長『愛人と官舎同棲』をスクープ撮!」(週刊ポスト12月22日号)、「日興コーディアル証券『封印されたスキャンダル』」(町田徹、現代2月号)の2作。118人の編集者有志の投票で選ばれた。今年で13回目。

 話題賞「『NEWS23』山本モナ新キャスターが『イケメン代議士と不倫愛』」(フライデー10月13日号)▽スクープ賞「中国情報機関の脅迫に『国を売ることはできない』と首を吊った上海総領事館領事」(週刊文春1月5・12日号)▽作品賞「細木数子 魔女の履歴書」(溝口敦、週刊現代5月20日?8月19・26日号)、「『豪憲君の父親』独占手記」(米山勝弘、週刊新潮7月6日?13日号)▽企画賞「テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実」(週刊現代7月29日?12月30日号)

(asahi.com 2007年03月05日19時04分)


賞に輝いたこの記事は、私は雑誌の現物を持っているので、抜粋して紹介しようと思ったが、調べてみると、町田徹氏のホームページに掲載されており、ネットから読むことができるので下記リンク先に飛んで、ご参照いただきたい。
http://www.tetsu-machida.com/machida2005/article/article001.html

問題は、町田氏のスクープにもかかわらず、この件が放置され、その間関係者が政界工作を行う時間が十分あったことだ。

前述の「サンプロ」でも指摘された、日興コーディアル証券と深いつながりのある政治家とは、いうまでもなく安倍晋三首相であり、番組でも安倍の実名が声高に語られていた。

町田氏は、月刊「現代」の今年3月号、4月号に続編を執筆する一方、「週刊現代」の今年3月10日号の記事 『日興コーディアル「巨額粉飾決算人脈」と安倍首相』 および3月31日号の記事 『日興コーディアル「安倍担当常務」の正体』 で、日興コーディアル証券の有村純一前社長や鈴木則義常務と安倍晋三の深い関係を指摘している。とりわけ、安倍と同じ成蹊大卒の鈴木常務は、驚くべきことに、社内で「最大の功労者」と呼ばれ、社長レースのトップに躍り出たのだそうだ。
これらの雑誌は、すべて現物を持っているので、当ブログでじっくり紹介していきたいと考えている。

番組では、コメンテーターが、日経や朝日などの主要紙が「日興コーディアル証券、上場廃止へ」と書きながら、毎日新聞とNHKだけがそういう観測報道をしなかったことに触れていた。
毎日新聞の記者は、「政界からの圧力があったため、上場廃止はないと判断した。そのことは、(毎日新聞の)記事の内容から十分読み取れるはずだ」と語っていたそうだ。

つまり、毎日新聞は安倍の圧力を強くにおわせながら、結論としてはそれを書かないという玉虫色の紙面作りをしていたということだ。それでも、安倍の圧力があることをにおわせて書いただけ、毎日はマシだったのかもしれないが。

これは、ブログの記事を書く側の印象と実によく一致する話で、ネット検索をしていたら、権力が実にたくさんのよからぬことをしていることが容易に推測できる材料がごろごろ転がっている。だが、なぜかそれらはマスコミで大きく問題とされることはほとんどないのである。「物言えば唇寒し」もよいところで、こんな言論状況には、とてもフラストレーションがたまる。

だが、上記のような論議が、「御用メディア」であるテレビ朝日の番組の中でも、とりわけ「御用番組」の色合いの強い「サンデー・プロジェクト」で堂々と語られるようになり、NHKや日本テレビでは「支持率の低下に歯止めがかかった」と形容される安倍のことを、田原が「支持率が低下している」としか形容しなかったあたりに、安倍が見捨てられ始めていることをはっきり感じた。そんな今日の「サンプロ」だった。

誰が安倍を見捨てようとしているんだって? そんなの決まってるでしょう。アメリカですよ、アメリカ。


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またまた、アメリカさまの筋書き通りになるのねんのねん?
アメリカで騒がれている、従軍慰安婦問題ですが、なかなかうがった見方をしているBl

2007.03.26 06:53 | おたきち雑記帳