きまぐれな日々

またまた日経BPの立花隆氏のコラムからだが、「ポスト小泉を呪縛する靖国問題と竹中問題」と題された記事で、次期首相候補として福田康夫氏の支持率が急上昇し、先行する安倍晋三に肉薄していることを紹介したあと、次期自民党総裁選に影響を与える要因として、靖国神社参拝問題の他、竹中平蔵総務相をめぐる問題があると指摘されている。

立花氏によると、これまでずっと密接な関係だった小泉首相と竹中総務相の関係が、急に冷たくなったというのだ。これに伴い、竹中の政治力が失われ、自民党内でバッシングを受けているのだという。

実は、小泉と竹中の不仲について読んだのは、これが初めてではない。数日前には、某サイトで、竹中が小泉から安倍に軸足を移そうとしているのを察知した小泉が激怒し、竹中との仲が一気に冷えたという記事を読んだ。さらに言うと、ポスト小泉をめぐって、いずれ竹中は小泉より安倍に近づくようになり、それがもとで関係は冷却化するであろうという観測は、今年の1月頃には早くも流れていた。
だから、小泉と竹中の反目自体は、特に驚くような話ではないのだが、この反目が事実であれば、今後、面白いことが次々と起こすことが期待される。先日の「菱和ライフクリエイト」の社長逮捕なども、その一環かもしれない。菱和ライフについてネット検索したら、すぐに「安晋会」が引っかかったが、それほど安倍晋三と関係が深いのに、なんであからさまに暴力団の組長と一緒に逮捕されたのかと、意外な気がした。しかし、権力構造が変化し始めていると考えると、合点がいく。

あるいは、村上ファンドが日本からシンガポールに逃げ出したのも、この地殻変動と関係があるかもしれない。そして、ライブドア事件をめぐっても、何か変化が起きるのではないかという期待を、かすかに抱かせる。

小泉と竹中の反目には、読売新聞の渡邉会長(通称ナベツネ)あたりの工作が実を結んだのかもしれない。ナベツネは、安倍を次期総理・総裁候補として認める条件として、靖国に参拝しないことと、外資と結託した勢力と縁を切ることを挙げた。後者についてナベツネがイメージしているのは、いうまでもなく竹中平蔵であろう。しかし、安倍晋三にとっては、靖国不参拝も、竹中との縁切りも、ともに不可能な話なのである。
そもそも立花氏に「経済に弱いのが定評の安倍」と言われるほど、安倍は経済政策が苦手だ。というより、安倍は、知的レベルが国民平均をはるかに下回っている無能な男なので、何らかのうしろだてなくして経済政策を決める能力など、そもそも初めから持ち合わせていないのだ。

となると、今後の「ポスト小泉」レースでトップを走っているかに見える安倍晋三は、実は既に事実上脱落しているのではないかとさえ思える。安倍が失速すれば、安倍にバックアップされている新興IT企業のトップたちの首筋も涼しくなるだろう。

今後の展開が注目される。
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2006.05.19 22:06 | 安倍晋三 | トラックバック(-) | コメント(-) | このエントリーを含むはてなブックマーク