きまぐれな日々

前のエントリ 『脱力の報道相次ぐ...』は、やけっぱちで書いた記事なのに反響が多くてビックリしています。
この記事に限らず、弊ブログにお寄せいただくコメントやトラックバックにはすべて目を通していますが、なにぶん自由時間はそれほど多くありませんので、反応が遅れがちであることをお詫びします。

さて、ですます調はここまでにして、今日もわりあいに簡単な記事でお茶を濁すことにする(ブログに割ける時間がもっとほしいとつくづく思う)。

時事通信の報じるところによると、ユニセフの調査で、先進国中、イギリスの子供が「もっとも不幸せ」という調査結果が発表され、イギリス人にショックを与えているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000011-jij-int

以下引用する。

英国の子供は「最も不幸せ」=先進国でランキング最下位−ユニセフ調査

 【ロンドン18日時事】英国は子供が育つのに先進諸国で最悪の国−。国連児童基金(ユニセフ)がこのほど公表した報告書で、このような結果が明らかになり、英国人にショックを与えている。
 報告書は経済協力開発機構(OECD)加盟21カ国を対象に、子供の福祉にかかわる6つの要素について分析して指数化、国別比較した。英国は「家族・友人関係」「飲酒や麻薬の危険度」「幸福度」の3項目で最低の評価を受け、総合ランキング最下位に。上位はトップのオランダのほか、北欧のスウェーデン、デンマークなどが占めた。日本など一部の国はデータ不十分で、順位付けされていない。 

2007年2月19日7時0分配信 時事通信

イギリスというと、弊ブログの昨年11月16日の記事 『安倍晋三につながる極右人脈』で指摘したように、安倍晋三が「教育改革」のモデルとしている国である。

安倍は、イギリスのマーガレット・サッチャー元首相に心酔している。前述の昨年の記事でも紹介したように、2004年に、先日病気に倒れた平沼赳夫を団長にして「英国教育」調査団を当地に送り込み、サッチャーによる教育改革について自民党総務会に報告書を提出させている。そして、それを受けて、安倍らは「正論」2005年1月号誌上で、「自虐史観教育、学力低下、不登校‥‥‥ 『左翼教育病』克服のために サッチャーカイカクに学べ! 教育再興の任は国家にあり」と題する座談会を行っているのだ。

その「教育先進国」のはずのイギリスが、『「家族・友人関係」「飲酒や麻薬の危険度」「幸福度」の3項目で最低の評価を受け、総合ランキング最下位に』なったというのだ。

安倍がモデルにしようとしているイギリスの教育改革というのは、ネオリベ(新自由主義)とネオコン(新保守主義)が合体したような醜悪な代物で、国家主義的な価値観を基本としながら、弱肉強食の競争原理を導入したものだ。日本のプロパガンダ放送局であるNHKなどは、時々イギリスの教育改革の「成果」を報道して、いかにも効果があったかのように見せかけているが、ユニセフの調査は、それが惨憺たるものであったことを報告しているわけだ。

私にはイギリス人の知り合いがいるが、彼はサッチャリズムをいつも罵倒している。もちろん、それをもって全ての英国人がサッチャーを憎んでいるなどとはいえないが、前述の昨年11月16日付エントリに、元道さんから興味深いコメントをいただいているので、ここに紹介する。

新自由主義者はどうしようもない嘘つき野郎たちだと分かっていたつもりですが、アベシンゾーたちがサッチャーの教育改革を高く評価しているのは驚きでした。
私はよく若い英国人とよく仕事をともにします。
彼らのサッチャリズムへの憎しみは、新自由主義に批判的な私も眉を潜めるほど強烈なものです。
サッチャーの教育改革によってどれほどイギリス社会が破壊されたのかイギリスの若者は唾を飛ばして非難します。
これは政治的な右左は関係ありません。少なくとも私が仕事で関わった数十人の英国人は全員がサッチャリズムを憎んでいました。
サッチャーが倒れた時は、サッチャーの死を願ってパーティーを開いたほどです。
今や保守層からもサッチャーは「英国の伝統を破壊した」と評価され「保守ですらない」と言われているのです。これは息子のマーク・サッチャーが犯罪的な奴隷貿易と傭兵家業に手を染めていたことへの非難も含まれています。
日本の新自由主義者にかかるとブレアもサッチャリズムの後継者になってしまうようですが、彼らは大嘘つきです。
「英国はどうしてこんなことになってしまったのだろう?」
ブレアが英国首相に就任した時、国民に呼びかけたのはサッチャリズムの全面否定でした。
そして「新しい労働党の重要な政策はみっつある。教育、教育、そして教育だ」と述べて、サッチャーの教育制度を全面改革したのがブレアです。
アベシンゾーとブレアの教育改革で一致するところがあるとすれば、公立学校の選択制だけでしょう。
これもブレアが公立学校の地位向上を目的としているのに対して、アベシンゾーは教育を私物化するためとしか思えません。
新自由主義者がイギリスを引き合いに出す時は、嘘八百だと思った方が良いと思います。

「きまぐれな日々」 2006年11月16日付 『安倍晋三につながる極右人脈』にお寄せいただいた、元道さんのコメント)

安倍内閣の「教育カイカク」の行き着く先は、教育の荒廃でしかないことは、火を見るより明らかだろう。


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全面的に賛成いたします。
子供の世界に競争原理を導入すると、
世間知に長けてはいても、
思いやりのない子供が育つでしょう。

2007.02.20 18:20 URL | vannsonn #- [ 編集 ]

あとで読むよー【ライブドア】から
http://d.hatena.ne.jp/yomuyo/20060207
名称未設定
http://www.geocities.jp/holly_eimon/index5.html

とにかくヤ(ア)ベーとその内閣もろともをはやく排除しないといけないのではないでしょうか

893と朝潜のうようよ系みたいなのはもう辞めて(ヤ(ア)ベテー!)(ーー);

2007.02.20 23:54 URL | おさらい雑記隊 #- [ 編集 ]

イギリスが、総合ランキング最下位とは!

日本は、経済、安保はアメリカの真似をし、教育はイギリスの真似をし、世界で最悪の国のまねをしているということですか。

これじゃ、少子化があたりまえですね。こんな国で子供を生むには、覚悟が必要ですもの。

2007.02.21 09:58 URL | 非戦 #tRWV4pAU [ 編集 ]

次のサイトに詳しいことが
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5109/1139404084/

ストップ・ザ・安倍!

2007.02.21 18:42 URL | モンキー #- [ 編集 ]













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