きまぐれな日々

 衆院選から3週間が経った。

 選挙直後には小選挙区制に対する批判の声が挙がりながら、それはすぐに沈静してしまい、相変わらず無為無策のまま時間が過ぎるパターンに、今回もはまろうとしている。

 たとえば、市民連合は衆院選翌日の10月23日に、「10.23【第48回衆議院議員選挙に関する見解】」を発表した(下記URL)。
http://shiminrengo.com/archives/1954

 この見解に、

与党の巨大な議席は、勝者にボーナスを与える小選挙区制度がもたらした、民意からの乖離といわなければなりません。

と書かれている。

 また、「野党共闘」の指導的立場にいる学者とされる中野晃一は、衆院選の直後に下記のツイートを発信した。
https://twitter.com/knakano1970/status/922258719907311616

改めて小選挙区制が極めて非民主的な選挙制度であることと、メディアがそのことを問題視しないで「野党分裂で自民漁夫の利」とか報じてことにうんざりするな。 野党側が共産党から希望の党まで一緒にならないと、創価学会と日本会議が一緒になってる与党に勝てない選挙のあり方っておかしいだろ。


 同じ中野晃一は、衆院選総括のインタビュー(上下2回に分けて公開)で下記のように述べている。
https://thepage.jp/detail/20171026-00000005-wordleaf?page=2

穏健な多党制で2つ程度のブロックに

 今回の選挙と希望の党との合流による一連の騒動によって、「二大政党制を追い求めていくことの不毛さが見えた」と言います。前原代表は希望の党への合流の理由を「二大政党の一翼を担うような大きな政党をつくらなければならない」としましたが、「純粋にリベラルだけでいく、純粋に保守だけでいくとなれば大きな政党は作れない」「無茶な企て」と断じました。

 中野教授は「二大政党制に選択肢を狭めることが出来るほど、今は単純な社会に生きていない」といいます。「大きな政党をつくるとなれば政策が焦点ボケする。ペプシコーラとコカコーラのどちらがいいですかと言われても、どちらもちょっと、という人はたくさんいるはず。第2政党をつくるためだけに永田町だけで離合集散を繰り返すというのはもうやめた方がいい」(後略)

(「THE PAGE」 2017年10月27日)


https://thepage.jp/detail/20171026-00000006-wordleaf?page=2

選挙制度見直し「せめて議論を」

 中野教授は、今回の選挙での民進党の分裂騒動が、政治家の政策的な立ち位置をはっきりさせた役割もあったとみます。一方で課題がたくさん明らかになった選挙ともいいます。

「立憲民主党はリベラル色をはっきりさせたことで、躍進したが、戦後の最大野党としては一番少ない議席数であることには間違いない」。現行の選挙制度が、96年の導入から20年以上経過し、「自民党支持者を含め、多くの人が、政治が劣化したといっている。小選挙区制のひずみが明らかになってきたので、広く国民の中でこの制度でいいのか議論するべき」と提起します。

「個人的には、比例の結果で全体の議席を配分する中で、小選挙区で選ばれた議員が優先的に当選するドイツやニュージーランドの『小選挙区比例代表併用制』の仕組みがいいと思うが、中選挙区に戻す方がいい、現行のままでいいのかなど、せめて議論を始めないといけない。過度に小選挙区に依存し、比例的配分が無視されているままでは、混乱は続いていくと思う」(後略)

(「THE PAGE」 2017年10月28日)


 だが、現実に「野党共闘」を推進する政治家や運動家や論客らの間からは、なかなか商戦区制廃止を目指して選挙制度を議論しようとの議論は上がってこない。

 なにしろ、「小選挙区制廃止 野党共闘」を検索語にしてネット検索すると、「kojitakenの日記」の記事「『小選挙区制廃止』を野党共闘の統一綱領に!」とこの日記の前回のエントリ「立憲民主と野党共闘は『小選挙区制を改める』方向に舵を切れ」及びそれにリンクを張っただけの「kojitakenの日記」の記事の計3件が最上位でヒットするのだからお話にならない。

 この日記にも、選挙制度から論点を逸らせようと必死になるコメンテーターの執拗なコメント(今朝も前回のエントリに3件いただいたのでそのまま承認した)が投稿されているが、彼らの同志たちは各所で同様の意見を発し続けている。

 たとえば、「こたつぬこ 選挙制度」を検索語にしたネット検索経由で引っかかったのは、こたつぬこ(木下ちがや)氏のツイートに反応した下記URLのツイートだった。
https://twitter.com/yocibou/status/928268383576924160

よしぼ~
@yocibou
返信先: @Eminenkoさん、@sangituyamaさん

今の選挙制度は、野党が纏まりさえすれば、国民の生活を第一に考えない政権は簡単に取っ換えることができる、というのが売りでしょう。みんな欲が出てきますから、今の選挙制度では、巨大与党体制のメリットはないのではないですか。ギッタンバッコンをするようになっていますよ。

6:30 - 2017年11月8日


https://twitter.com/yocibou/status/928271461478838272

よしぼ~
@yocibou
返信先: @Eminenkoさん、@sangituyamaさん

そうですね、小沢一郎が唱えていた、民進+社民+自由による3党合流或は”オリーブの木”とそれに並行する共産との密接選挙協力が実現すれば良かったですね。そうした合流に、枝野幸男や菅直人が反対したのではないでしょうか。民進の大半が合流してしまえば、小池の手足をもぐことができたと思います。

6:42 - 2017年11月8日


 これらは、民主党・国民の生活が第一の元衆院議員で、現在では自由党を離党したものの今でも小沢一郎を支持しているという三宅雪子氏のTwitterなどで「極オ」(極端な「小沢信者」)とも「極マ」(極端な「前原信者」)などと馬鹿にされている人間のツイートだ。小選挙区制が巨大与党にとってなんのメリットもないとは噴飯ものだが、そんな馬鹿げた意見が目立ってしまうくらい議論は低調なのだ。

 こんなことでどうする。このざまでは、何度国政選挙をやっても自民党の圧勝を許し続けるばかりだぞ。

 「小選挙区制廃止」を野党共闘の統一綱領に!

 そのための議論をもっと活発に!!
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先週から延々と続く議論とは関係がないし、小選挙区制は悪しき制度だと思いますが・・・

選挙制度改革を野党共闘の公約に掲げるのは無理でしょう。理由は単純。一般有権者にとって優先順位の高いアジェンダではないから。選挙公約を訴えることに関しては、ただでさえ野党は与党に比べて不利な立場。であれば、一般有権者の声に耳を傾け、最も関心の高い事項を公約として掲げる必要があるんじゃないですか。一部のマニアにしか関心のないことに関わっている余裕などないでしょう。実際、若狭勝が「国会の一院制が一丁目一番地」と言った時皆さんどんな反応をしましたか?

もちろん、市井のブロガーたちがこういった意見を発信するのは悪いことではないですが、当の野党に今までこういった発想が欠けていたのは困ったもので、それが与党の牙城を崩せなかった大きな原因なのは明らか。

あと、選挙制度云々よりも、直近の問題は自民党に対抗する受け皿がないこと。これが事の本質です。ここが改善されない限りは選挙制度をいくらいじっても仏作って魂入れずでしょう。この衆院選のごたごたから少しは明るい兆しは見えてきましたが、野党の混乱はまだまだ続く気配で、何とか形になるにはしばらく時間がかかるでしょう。もし私がブログ主様と共通点があるとしたら、状況をあまり楽観視していないということでしょうか。私の場合はそれほど冷笑的ではありませんが。

それに、政党や政治家は全面的に支持するものではありませんね。少しでも欠点があればこの党・この政治家は支持しないのようなゼロかイチか、白か黒の態度はあまり市民として感心できるものではないような気がします。同時に、いったん支持するとなったらどんなに悪い点があっても見て見ぬふりをするのもいかがなものか?それでは宗教になってしまいますね。

余計なお世話かもしれませんが、僭越ながら一言述べさせていただきました。

2017.11.13 11:33 URL | D.J. #- [ 編集 ]

こんなブログ主様援護レスみたいなことを書くと、また、どこかの有名リベラルブログの有力常連氏(てか氏というより奴)に嬉々としてコメントのネタにされそうですけどね、それは、慇懃無礼が過ぎるんじゃないですかね。白か黒かの市民として感心できない態度ですって? 批判をするから? それは違うでしょ。次善の行為を選ぶことをどこで、いつ否定していますか? むしろ、繰り返しそれを述べているでしょ。

冷笑的? 政治的決定の過程への明に暗に広がる不満を無視して、一部のマニアにしか関心がないなどと言い捨てる方が、よほど冷笑的ではないですかね。

っで、結局、立憲民主か希望か分からないですが、夢よもう一度で、自民に代わる大きな受け皿を作りたい、それに対するノイズをやめてくれ、ということですよね。それって、今や死んだ子の年を数えるようなものではないですかね。それこそ、「宗教」ではないかと。

だいたい、アメリカの状況を見ると、二大政党制自体が目指すべき方向だとはとうてい主張できない現状では。

「議論」は好まない方だったと思いますので、レスは求めたいとは思いませんが。

2017.11.13 14:22 URL | suterakuso #- [ 編集 ]


ドイツが内閣の組閣が以前の大連立の拒否から上手くいかなくて、再選挙になりそうです。恐らく、メルケルの党とそれに批判的なAFDが伸びて緑の党や社民党は議席を減らすと思います。私は政策の異なる大連立が基本だと一時的に自民党が議席を減らしても、政権交代後の失望から自民党が得票を増やすことになると思います。今回の選挙で比例のみだったとしても維新含めば良いだけで希望も含めれば憲法改正発議可能だったんですよ。

更に一般大衆にまで政権不満が強まれば政権交代が起きるのが小選挙区の良さです。完全小選挙区のイギリスでは与党は過半数割れになりたした。 今は分裂してメイ首相が下ろされそうです。

2017.11.13 19:12 URL | 比 #- [ 編集 ]

kojitakenさんのブログはいつも参考にはなりますが、最近の比例代表制推進の投稿を見ると、やはり左翼の人間というのは本気で国を変える気はないのか、と思ってしまいます。

完全小選挙区制だと守旧派政治屋を全員落選させることも夢ではありません。そして、日本人は何かの拍子に世論は大きく動きます。

小沢一郎先生が小選挙区制を導入したのも、2009年の成功例を見ると正しかったと思います。もしも比例代表制であれば、2009年の総選挙でも民主党は単独過半数を握れなかった恐れが高いです。

以下は私のFacebookからの引用です。参考になれば幸いです。

https://www.facebook.com/tomoki.hino.5/posts/1151684151628361?pnref=story

何度も指摘しているが、本気で日本を変えたい人間が「小選挙区制はダメ、比例代表制にすべき」等と主張することはあってはならない。
仮に完全比例代表制を導入すると、拘束名簿式の場合は各政党の重鎮が、非拘束名簿式の場合は各業界団体の利益代表が、半永久的に議席を独占する。
そもそも、一般の有権者には拘束名簿式と非拘束名簿式の区別がつかない方も多いだろう。
拘束名簿式と非拘束名簿式の比例代表制は全く異なる結果を生むのであるが、それすらも知らない国民に対して「小選挙区制はダメだ、完全比例代表制にすべき」と洗脳している人たちがいる。
仮に拘束名簿式の完全比例代表制を導入すると、自民党が複数の政党に分裂し、第二自民党、第三自民党、第四自民党が連立を組むだろう。(立憲民主党や社会民主党と自民党宏池会の連立政権もあり得る。)
非拘束名簿式の完全比例代表制の場合は、与党の候補者は経団連の、野党の候補者は業界団体や反政権的な宗教団体で占められる。
「比例代表制」と言うが、それは選挙を「国民が特定の層に政治を委ねる儀式」にする、という意味である。(今でもその傾向はあるが、それに拍車がかかるということだ。)

2017.11.13 20:06 URL | 日野智貴 #VTST6Ozk [ 編集 ]

理想を言えば、党や無所属の投票率と議席数が近いのが理想です。
この違いを無視して、野合で一時的に(2009年のように)自民党を倒しても駄目なんですよ。
時間がかかっても、反自民の受け皿になる政党を作らないと。
政策の違いが分かりにくい野合政党を作っても繰り返しです。
野党の野合がこれだけ何度も失敗しているのに、主に小沢支持者は、
なぜ失敗を繰り返させようとするのですか?

2017.11.13 21:46 URL | 一般的ウロタ #- [ 編集 ]



比例だとドイツのように選挙の後に野合になるのですよ。二大政党がずっと連立組んでたり、保守政党が左派政党に経済自由主義政党と連立組むんですよ。この政治が続いてあらゆる層の有権者が既成政党に嫌悪を持ち始めている。

もっとAFDがどの層から何票得たのか検索すると出てきますから棄権層、無党派、右派からだけじゃなく、左派からもかなりの得票を得たことを危機感を持たないと。5%条項で押さえられてきた期間分、既政党の野合政治への不満からいきなり第三党に躍進した。


小選挙区なら野党第一党には与党批判票という世論のボーナス票が来るから野党第一党が信頼や期待に値すると判断されたなら直ぐに政権交代後出来るというのに。民主党が駄目だったのは野党第一党になる時に所属議員が政策が全く異なるのに同じ党という政党の概念を否定する存在だったからです。2009年ならどの野党第一党でも政権取れました。その一年前に右派のみか左派のみかで今のように分離になっていたら野党第一党だった党が勝ってたでしょう。その政党なら恐らく党内で分裂を見せることで過度に支持を失うことなく、もう少し健闘出来たはず。2009年に対してぐだぐた見せて以降も民主党は得票を減らしたが、2010年の自民党はかといって大した得票得てないのが証拠。

比例になったらなったで、今の参議院比例のようにタレント候補の人気投票か各々労組の代弁者ばかりが当選する悲惨な結果になるだけ。拘束ならかつての比例のようにカネ問題になる。

2017.11.13 22:29 URL | 比 #- [ 編集 ]

小選挙区制とは保守党と労働党(自由党)、共和党と民主党のように非常に幅広い体制の中から二大政党制やるということと、選挙によって政治が可変する可能性が極めて高いのがメリットである。
しかし日本で二大政党制とは全く言えず、小選挙区制のメリットを受けているのは自民党だけであるし、従って可変性もない。
つまり日本は小選挙区制に適合的でない。
そもそも小選挙区制とは幅広い体制があるのが前提条件であるが、日本社会は多様性とは程遠い状況であるので、おそらく歴史的に小選挙区制不適合である。
私はこのような事実があるにも関わらず、小選挙区制を是認する論があるのは小池に似たり寄ったりの、相対的少数派を政治の場から排除したいという意図があるとしか思えない。

2017.11.13 23:51 URL | 川口浩史 #- [ 編集 ]

>完全小選挙区制だと守旧派政治屋を全員落選させることも夢ではありません
残念ながら、岩手3区の左翼(社民は除く)は権力闘争しか興味のない政治家を支援し
当選させてしまいました。本当に恥ずかしいことです。
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1189/20171024_09.html

2017.11.14 01:40 URL | 岩手3区住民 #- [ 編集 ]

>残念ながら、岩手3区の左翼(社民は除く)は権力闘争しか興味のない政治家を支援し
当選させてしまいました。本当に恥ずかしいことです。<


私は右翼の人間ですが、安倍政権を倒すのに右も左もないと思います。

小沢一郎先生が権力闘争にしか興味のない政治家だとは思いません。

社民党と共産党を合わせたとしても、仮に完全比例代表制でも左翼政権の樹立は不可能です。せいぜい、社共併せて野党の中をかき混ぜるか、過半数割れの際に保守政党と連立政権を組むか、です。

国民は残念ながら左翼には期待していません。政権交代を実現させたのは土井たか子ではなく、小沢一郎なのです。

無論、小選挙区制だと風さえ吹けば左翼政権の樹立も可能かもしれません。保守・右翼の候補が互いに乱立して、各地の小選挙区で左翼系候補が一票でも多ければ、左翼政権の誕生です。

しかし、比例代表制では永遠に左翼の皆様の望む革新政府は誕生しないでしょう。なのに比例代表制導入を望む左派の皆様を見ると、やはり左翼はなんやかんやで守旧派勢力の補完勢力に過ぎないのか、と思ってしまいます。

本気で政権を握る気ならば、小選挙区制でないといけません。それとも、自分たちが政権を握った後も自民党に何百議席も恵んであげるつもりですか?

2017.11.14 08:55 URL | 日野智貴 #VTST6Ozk [ 編集 ]

恐れ入ったw
選挙制度の問題を「一部のマニアしか関心のないこと」だってさぁwww

こういう無知蒙昧・思考停止には、近代市民社会において参政権の保障のかたちが民主主義実現上の根幹問題として闘われて来たことすら知られていないんだろうね。

有権者資格や選挙制度の問題は、議会制民主主義の根幹問題であって、けっして「マニア」の問題などではありませんよ。
こういう主張が通るなら、民衆は個別政策の内容にしか関心をもつべきではなく、個人独裁だって一党独裁制だって君主や最高権力者による任命制の代議員だって、政治家の選ばれ方については何でも良いことになる。

恐るべき主張ですwww

2017.11.14 09:34 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

なんか、小選挙区制批判は反民主主義者にとっての「虎の尾(猫の尾?w)」みたいだねw
呆れた大合唱が巻き起こっていますわwww

「小選挙区制を擁護するリベラル」なんて、国際的にみても背理なんですよ!!!
人為的な選挙制度採用によって少数にしか支持されていない党派・党派連合を政権党に就かせようという願望は、少数独裁制度の擁護思想でしかありません。

2017.11.14 09:46 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

私は、小選挙区制度と一緒に総括しなければいけないのは、民進党と前身の民主党(民主党と自由党)の合併すら間違いだったのではないかということです。
『小選挙区制であるために政権交代可能な大きな政党を作らなければならない』という前提が小沢さんを中心とした人々によって合併されたことは事実と言えるでしょう。
管理人さんが小選挙区制改善にこだわるのは、そういう思いがあるからではないかと思います。比例代表制でも中選挙区制でも欠点はあります。憲法調査会同様に超党派の懇談会を国会内に創設してもいいと考えます。国会議員の最も身近な問題なため、憲法調査会よりは議論が進むことを期待したいです。
参議院選挙までに受け皿作りを急ぐ論調がありますが、選挙にとらわれずにじっくりと組織作りをするのが良いと思います。

2017.11.14 21:06 URL | 侍 #CRmGiUQU [ 編集 ]

小沢のような保守反動を崇拝している時点でリベラルでも何でもなくただの右翼だろう。
小沢は様々な犯罪的な活動をしてきたが、PKOと小選挙区制は特に最悪だった。あとは国旗国歌法か。
だいたい小沢がほざいていた保守二大政党政治とは、読んで字のごとく「保守派だけで政治をやるよ」ってことで左派殲滅の謀略に過ぎないだろう。
それが落ち目になった途端に社民やら共産やらに擦り寄ったり、かと思うと小池や前原にも近く。その無様な行動に低脳な信者も追従する。
見苦しいにも程がある。高齢の小沢ともども、さっさと信者連中も消えて欲しいものだね。害にしかならないから。

2017.11.16 19:37 URL | 広松 #- [ 編集 ]

「政権交代を可能にするために二大政党制を」という政治(政策)の中身無き二大政党論は、つまるところ、政策はどうでも良いから政権に就きさえすればよいという権力亡者たちの「転倒(逆立ち)」でしかなく、論理の必然は、大政翼賛会的政党状況に帰結する政党政治否定論でしょう。

2017.11.17 10:07 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

原真人(笑)は論外
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20170105/1483574379

などと罵詈雑言を吐いたおそらく安倍信者であろうkojitakenですが

https://twitter.com/tokiwa_soken/status/929199932103208960
改定後のGDP、民主党政権の期間中の実質GDPの増加分(09年対比でみた12年の数字)が26兆円(3年間で)、安倍内閣の期間中の増加分 (12年対比でみた16年の数字)が23兆円(4年間で)なので、そもそもアベノミクスの「成功」を謳いあげられる数字にはなっていないような気もw

アベノミクスは民主党政権に比べて成長はしてませんねw
なぜですか?

2017.11.17 22:21 URL | #- [ 編集 ]

GDP信者のみなさんは、GDPやGNPという抽象的なモノサシ自体にも疑問の眼を向けてほしいですね。  軍需や原発みたいな部門で生産高がいくら上がっても国民生活は実質的には良くなりませんし、大企業や富裕層が3年間で100兆円も内部留保積み上げたり租税回避しているような再生産構造の欠落ではGDPやGNPなんて全く空疎な指標です。
最近は、共産党や「赤旗」までGDP指標を無批判に使っていますが、もともと戦後直後の「国民所得論争」ではマルクス派の多くがGDP・GNP指標の二重計算や幻想性、インチキを厳しく批判していたのです。

kojiさんも従来から強調しているように、真の課題は分配・再分配問題です。
いくら経済規模が拡大してもジニ係数やエンゲル係数のような数字が悪化しているようでは「人間のための経済」にはなっていないのですから、GDP妄信は止めるべきです!(ある意味では、GDPは「参考」にさえならない、「隠ぺいツール」なのです) 

2017.11.18 09:08 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

ちなみに、マルクスが分配ではなく、生産の方を重視した理由は、民衆の生活困窮を無視したからではなく、資本主義を超える経済システムの究明、経済システムの歴史的発展を問題にしていたからです。

その点で、ここの投稿者のみなさんにもどうしても考えて欲しいのが、経済システムの未来に向けた発展です。
そう、現代の労働種類の多くが、ロボットやAIの導入などによってやがて駆逐されてしまうだろうなどと予測されている、モノとサービスの産出場面の問題です。

新自由政策の蔓延による劣悪状況雇用の増大によって、左派的な人など多くの人々は「同一労働同一賃金」スローガンの完全実施や賃上げ・「働き方改革」の課題に良くも悪くも目が奪われていますが、現代に新たに登場してきている高次元の課題は本当は別のものなのです。

そう、経団連が自らの貪欲を強行するための口実にしているものの、否定できない労働現場の変化・発展の動向です。
「労働の成果が労働時間に比例しない」労働が、多くの分野で賃労働化しているという、未来の暗示の問題です。製造業離れが不可避にもたらす、資本主義経済システムの自己否定過程の顕在化の問題です。
ここでは、社会保障の切り捨てを伴わないベーシックインカム制度の導入のような課題が、賃労働制度を超える未来社会への架け橋として問題になっているのです。

だから、分配や再分配の方法を課題とする政治や社会運動と共に、「現代の(資本主義)経済の実態」に内在した経済学的問題意識が求められるのです。
「文献を学ぶ経済学」ではなく、「現実を直視して課題把握や政策立案する経済学」がです。

2017.11.18 10:04 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

小選挙区制度は自民党の得票に対する議席の占有率を見るたびに腹立たしいですね。しかし、いまの野党共闘は小選挙区での共闘がメインで、実際、沖縄、あれはオール沖縄であって野党共闘ではないのかしらんが、自民党落とすことには成功してるわけやし。やっぱ選挙制度というより、投票したくなるような争点の掘り起こしや候補者の演説力じゃないですかね。頼むで、共産や立憲民主さん。

2017.11.19 01:21 URL | ハルゾー #ZaUT1M7A [ 編集 ]

政策論点の掘り起こしや各政党の独自色を出していくためにも、
野合で政策や独自色を分かり難くしやすくする小選挙区制はなくすべきだと思います。

2017.11.19 07:08 URL | 一般的ウロタ #- [ 編集 ]

ハルゾーさんのような左寄りの人でさえ「やっぱ選挙制度というより、投票したくなるような争点の掘り起こしや候補者の演説力じゃないですかね。」と仰られる現実は重いし、直視するべきでしょうね。

小選挙区制の害悪は大問題ですし、非民主主義的な制度は早急に撤廃されるべきでしょうが、確かに沖縄ではそれさえも乗り越えてしまっている。
共産に応援され当選できた森裕子などが小選挙区制幻想を克服できない理由も、この辺と関連しているのではないでしょうか?「小選挙区制(1人区)でも闘い方いかんでは勝てる、自分はそれを証明している」と。

民主主義では、選挙制度のような「形式的な次元の問題」の重要性と共に、やはり「内容面の問題」も問われています。そして、そこで有権者に向けての有益性や鮮明性・的確性、実現可能性などが求められる。

その点で「候補者の演説力」も問題にするハルゾーさんの指摘は無視出来ません。「演説力」には、内容と形式の両面が問われるからです。
紋切り型の政策内容を講釈師や解説者・評論家みたいにダラダラ語っているだけの野党や「革新」勢力じゃダメだということでしょう。知性も感性も空疎であり、理論的思想的退廃が疑えるからです。

そういうことがどの政党より求められていたはずの共産なども、今では「革命党」というよりも「国民生活防衛党」「国民の党」「現実主義・改良主義の党」としかイメージされないようでは、よっぽど困窮し切実な問題意識を抱えている絶望一歩手前の一般有権者しか「一丁賭けてみよう!」という気にはならない。低迷理由にはそういう部分も少なくないだろう、ということです。

そういった意味で、選挙制度の問題から離れた上記2本の書き込みもしましたが、もっと有権者に未来や夢も感じさせられる政策内容や表現形式(例えば、有権者の心に鋭く刺さるような)が求められているのではないか?
少なくとも、選挙目当ての小池百合子に「内部留保『課税』」や「ベーシックインカム」政策をツマミ食いされ、政策的に塵を拝しているようなレベルの左翼や野党、反体制じゃ、有権者にはインパクトが感じられないのです。(ある意味では、「ヒトラーやトロツキーを見習え!」ということです)

生活上の切実性への訴求(沖縄型)と、夢や未来を感じさせる(芸術的ビジョン性)という両面を政策アピールでも求められているのが現代先進国の改革運動なのだと思います。

2017.11.22 10:38 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

再分配を重視するkojiさんには、タックスヘイブンや内部留保への対策、税制などについて、政策的提言にまで至る検討をして欲しいですね。

そして次には、分配論も考えていただきたい。
そう、資本主義市場経済を前提としつつも、現代の資本主義において、どういう分配原則、分配政策が求められているか、ということです。
この点は、再三書いているように、高プロや成果主義賃金を導入したがっている経団連・財界・資本がその強欲の口実にしている「労働成果が労働時間に比例しない」職種・業種の拡大をどう見、どう対応するかという問題です。

更に、現代資本主義の生産構造。
GDPイデオロギーの腐朽性・退廃性の直視に始まり、ロボットやAIがやがて賃労働の駆逐を進めるであろう現代は、どういう経済社会を求めているのか?ということです。(ここからはマルクスの資本主義把握の正しい理解とその理論的発展・現代化が求められていると思いますが)

そう、再分配論から分配論、生産論(さらにそこから不可避化される「世界システム論」)が必要になっている現代人類社会なのだと思います。

2017.11.25 09:28 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

もはや、大企業の製造業現場にとどまらず、流通、サービス部門から大学の研究室でまで、労働の駆逐が進んでいる。

https://kamogawakosuke.info/2017/11/28/no-1203-%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%94%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ae%e8%84%85%e5%a8%81/

https://www.youtube.com/watch?v=i3zrfIKkkAQ

https://www.youtube.com/watch?v=T-M4K1rStDM

2017.11.28 14:34 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

今日の「kojitakenの日記」の相撲記事、良かったね。
トピずれで恐縮だけど、今、「日記」には書き込めないのでこちらに失礼。

「大相撲界の諸問題」では、歴代理事会と仲良しだった「赤旗」も批判力を蝕まれているし民族主義的一国変革論から来る視野狭窄もあるだろうから、誰かが的確な論陣張らないといけないんですね。引き続き期待してますよ。

(ただ、貴乃花については、白鵬が40回も優勝してかつては自分のものだった「平成の大横綱」の看板をすっかり取られちゃったことからくるライバル意識やコンプレックスなどもあるだろうから、多面的に考えてみてください)

2017.12.01 10:36 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

>小沢のような保守反動を崇拝している時点でリベラルでも何でもなくただの右翼だろう。
小沢は様々な犯罪的な活動をしてきたが、PKOと小選挙区制は特に最悪だった。あとは国旗国歌法か。<

私は右翼だし、小沢一郎先生を崇拝はしませんが尊敬しています。
皇室軽視の安倍晋三は左翼ですが、小沢一郎先生はまだ右翼の魂を持っていると感じます。

しかしながら、左翼であれば余計に、小選挙区制を支持する必要があるのではないですか?

仮に比例代表制を導入すると、何度選挙をやっても既得権益側の政党が相当するの議席を持ちます。鳩山政権は小選挙区制だからこそ民国社で3分の2の議席を握れたのであり、完全比例代表制だと自民党がしぶとく生き残っていたでしょう。

左翼は日本を社会主義国家にするのが目的のはずですが、小選挙区制でないと既得権益を打破する強い政府は作れません。

右翼だろうが左翼だろうが本気で日本を変えたいならば、小選挙区制しかないはずです。

2017.12.05 15:25 URL | 日野智貴 #VTST6Ozk [ 編集 ]

>本気で日本を変えたいなら

つまりテロリズムですね。

2017.12.06 20:19 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/
      ↑  
こっちのブログには右だ左だ云々を書いているわけだがオマエはもうそのことについて意味がないと過去に書いているだろう?
お前の経済政策に関して安倍晋三の批判を聞かせてくれないか?

>これは本当にその通りだろう。一昨年の「安保法反対」は一時期安倍政権の支持率を大きく下げたが、ほとぼりが冷めると安倍内閣の支持率はV字回復した。この日記でも、野党は何を旗印に国政選挙を戦うべきかという論争が昨年あったが、SEALDs式の「民主主義って、(休符)なんだあ」「立憲主義って、(休符)なんだあ」を争点にしようとした政治勢力であるところの「国民怒りの声」がいかなる選挙結果に終わったかを思い出せば結論は明らかだろう。当時、野党は反安保法や立憲主義を争点とすべしと主張したコメンテーターは、かなり前からこの日記のコメント欄に現れなくなった。

2017.12.09 00:20 URL | hahaha #- [ 編集 ]

何らかの点で相対的に安倍晋三を評価したら右で、SEALDsを批判したら左という発想によってなりたつコメントかしらん。

2017.12.09 10:48 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

ちょうど某所でこんなコメントをみたのですが(某所とはこちらの方々にはおすすめできないところです…いちおう)、

>2006年~2010年位までマスコミがワーキングプアに注目し反貧困運動が盛り上がりを見せていた頃は共産党も若者の貧困と格差を第一テーマとしてオルグや全国青年大集会を開催して各地で派遣村を開いてきました。しかし、3・11以降の原発事故から派生した脱原発運動や2014~5年の安保法制改悪運動に赴き反貧困運動は片隅に追いやられました。湯浅誠氏は大学教授、宇都宮健児氏は都知事選のゴタゴタで共産党が距離をおき(母親大会には出てますが)、首都圏青年ユニオンは内部分裂で活動が沈静化しました。反貧困運動はシングルイシューの先駆けでしたが、脱原発運動や2015安保法制反対運動の団体との運動や都知事選のあり方で溝が出来てしまいました。藤田孝典氏が反貧困運動で奮闘してますが。
反貧困運動を定着できず、プチプル層が主体の脱原発運動や2015安保法制反対運動を優先したのが今日の日本共産党の低迷になりました。

それって当たっているのかもしれないなと感じました。運動にもリソースが限りがあったり、時勢を読んで効果を上げなければならないということもあるのでしょうが、やはり何かだけを突出させたり、エクスタシーを動力にしようとしたりの弊害ってあるよな、と感じます。

2017.12.09 11:44 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

連投失礼します。

今度は、赤木智弘氏のツイッターで、次のような流れのツイートをみました。

>Shotaro TSUDA‏ @brighthelmer
氷河期に雇用を絞ったせいで企業内で40代前半の層が薄いというインタビュー記事が話題になっている。この年代とは少し時期がずれるのけれども、2000年代初頭の就職氷河期、ネットでも有名なある人(Uさんと呼ぶ)が次のような発言をしていたことがあった。

>Shotaro TSUDA‏ @brighthelmer
「彼ら(フリーター:引用者)は『正社員になってもいいような(やりがいのある)仕事であれば』という条件をつけた上で『正社員になりたい』と言っているのではあるまいか」――要するに、非正規の人が正社員になれないのは「仕事を選んでいるからだ」という主張。

>Shotaro TSUDA‏ @brighthelmer
Uさんは時々良いことも言うので、全否定はしないのだけれども、やはりこれは酷いと思う。こういう議論――しかも現在では「リベラル」と目される立場からの――が、氷河期世代の問題を「自己責任」に還元し、今日に至るまで深刻な問題を生み出していることはやはり総括しておかねばならないと思う。

>赤木智弘@中了潤巾退‏ @T_akagi
内田樹だろ。どうせ。>RT

https://twitter.com/brighthelmer/status/938976203981012992
https://twitter.com/T_akagi/status/939320829845782529

共産党というか、脱資本、脱階級、再分配系…本来の共産党的ということでしょうか…の人たちが、連携の相手を間違ったというか、本来持ちあげるべきない人たちまでシンボルにして、運動していないか、ということもいえるのでしょうかね。

それは野党共闘を批判するということとはまた別だと思うのですが、ともいちおう申し添えますが。

2017.12.09 12:07 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

さらに連投を失礼します。

知的な怠慢やご都合主義は、長い目で見ると、というか、大して長い目で見なくても、運動において自身のイメージを低下させる大きな要因になりますが、想田和弘氏というのは、今、そういう風にしてイメージを低下させている部分のある、リベラルの象徴であり、さらにはそういうフォロワーに安易に自身への満足を与える似非権威なのかなと、氏の甲状腺がん関連のツイートをみて感じています。

ま、それは私が他所でした、ある人たちとのやりとりとの文脈があるのですが。

2017.12.09 12:14 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

suteさんの問題提起は重要なのかもしれませんね。
ただし、問題状況の原因を探れていないようですから、今後もっと大いに議論、研究されるべきでしょうが。
こういうことは、ブレディみかこなんかもオレとは違った観点から言っているようですから、世界的問題なんでしょう。(みかこの労働者像はイギリス的古典的で古く、労働者階級の分断・分裂状況を克服するような展望が示せていない)

以下は試論ですが、今日、劣悪労働条件問題が世界を覆っている原因には、どうも従来「ケインズ政策の破綻」によって登場してきたと表象されていた新自由主義政策の本当の原因が、もっと深い別のところにあるように思います。
そう、過剰蓄積や余剰労働力人口のハケ口としても進められてきた経済のサービス化(広義のポストインダストリアル資本主義)の問題です。

格差問題やその背景にある非正規・テンポラリー雇用の増大、長時間労働の蔓延には、経済のサービス化が大きな原因になっているようです。
日本ではトヨタのような大企業の製造現場でも以前から期間従業員のような雇用形態がありましたから、新自由主義の原因論としてサービス経済化を持ち出してきてもピンと来ないかもしれませんが、日本でもリクルートやパソナのような口入屋が政治家とツルんで劣悪雇用を普遍化してきた歴史をみれば、その入り口にサービス業部門就労があったことは否定できないと思います。

つまり、今日の賃労働世界の問題状況の原因には、連合的労使協調主義の労働戦線右傾化があるというより、その逆で、労働戦線の右傾化も含めその深部には資本主義のポストインダストリアル段階への到達が原因として座っているように思える。

だから、19世紀的、20世紀前半的製造業資本主義のスローガンや戦術で曇った眼で賃労働の世界をマンネリ的に眺めていても、せいぜい「正社員待遇至上主義」や「最低自給1000円」要求、「残業代ゼロ政策、断固反対」のような観点しか出てこないのでしょう。小池百合子あたりに社会保障切り捨てと抱き合わせにされた選挙目当て公約として「ベーシックインカム」を持ち出され、視野狭窄の露呈と後塵を拝す結果しか産まない。

「労働を失った20世紀」とは、そういうことでもあるんですね。
「労働を失う」とは、階級闘争史観や所有論的社会主義の問題だけではないのです。
現代労働の現実を、社会分析においても、各種運動の実践においても、左翼的政策立案においても、認識論においても失って来たのが20世紀なのでしょう。

上記はかなり舌足らずですが、案外問題の核心に迫っているのかもしれません。
「労働を喪失する」弊害は、世界観的問題以前に、労働運動や労働戦線に時代錯誤状況・立ち遅れを招いているのではないか?

2017.12.11 10:05 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]

20世紀左翼の「労働」観の問題点には、フランス共産党の見解と、日本共産党見解を典型的な両極とする分裂と現実への無力がある。
フランスマルクス派では、労働者を古典的ブルーカラー製造業就労者に限定して脱製造業時代の「労働者階級の収縮」を嘆くような「労働者」カテゴリーの矮小化が行われた。(イギリスでも同様か)
一方日本のマルクス派左翼は「労働者とは生産手段非所有の賃金生活者」であり、今日の日本社会では全生産年齢人口の7割以上を占めるに至っている、というような労働者階級の内部構成比を全く不問にした見解が通説化している。
そしてそれら両極のいずれの側に立っても、あまり現実的実践的な対応・対策はとられていない。赤木智弘やブレディみかこのような言動には、良くも悪くもそういう理論・思想状況の影響がみてとれる。
つまり、20世紀マルクス派内部において、すでに根拠なきペシミズムと無策放置のオプティミズムが両者疎遠な状態で並び立っている。
だから、新しい労働運動も政治展望も出てこない。
労働戦線への実践的放置・放任が続く。
存在するのは、古い革袋の中で半分気の抜けた古酒の残りものだけである。

それでは現代が求めつつある再分配や分配を、脱製造業資本主義時代の生産や労働の実態にそくして究明・追求することはできまい。

2017.12.11 13:37 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #- [ 編集 ]













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