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きまぐれな日々

 2016年を振り返ると、政治関係だけでも嫌なことばかりが思い出される。キーワードを挙げていくと、小池百合子、蓮舫・野田佳彦、トランプ、共産党の右傾化。

 「官邸が仕掛けた」との観測もあった「舛添降ろし」に狂奔したのはテレビのワイドショーだった。しかし、前東京都知事・舛添要一が辞任に追い込まれたあと行われた東京都知事選に小池百合子が出馬したのは官邸の想定外だっただろう。極右でもあるが本質的には新自由主義者としてとらえるべき小池という政治家は、テレビ(特に在京キー局。在阪準キー局はさらに後述の傾向が強い)がもっとも好むタイプの人気取り政治家であって、テレビの後押しも得て都知事選に圧勝したが、私がもっとも呆れたことは、「リベラル・左派」に小池を応援する人間が続出したことだ。

 「リベラル・左派」とはいっても、主に都市部に住み、戦争反対には熱心であっても、格差や貧困の問題には比較的関心の薄い人たちが小池応援の旗を振った。どこだったか忘れたけれども、どこかのメディアが行った(おそらく東京都民を対象とした)世論調査によると、小池を積極的あるいは消極的に評価する人たちは実に9割に達するらしい。私はそれには属さないから、小池、あるいは小池を持ち上げるテレビを批判する記事をしばしば書くが、それらの記事は他の記事よりアクセス数が決まって少ない。やれやれ、と思いながら蟷螂の斧を振るっている。

 その小池百合子を応援する人たちと、東京都知事選の3週間前に行われた参議院選挙で東京選挙区から立候補した蓮舫に投票した人たちとは支持層がもろに被るだろう。私は民進党は支持しないが、小川敏夫が当落線上にあり、かつ小川が落選した場合おおさか維新の会公認候補の田中康夫が当選する可能性が高いとのマスメディアの情勢調査報道を知って、田中康夫を追い落とすために小川敏夫に投票した(比例区では社民党に党首の吉田忠智の名前を書いて投票したが落選した)。やっとこさ小川敏夫が当選、田中康夫が落選して胸をなで下ろしていたら、都知事選に小池百合子がしゃしゃり出てきたのだった。小川敏夫の得票の少なさは、今や新自由主義者と右翼で議員の多くが占められるようになった民進党の都市部の支持者もまた、格差や貧困への関心の薄い、人によっては「リベサヨ」と呼ばれる人たちが中心であることを示している。

 その蓮舫が民進党の代表になり、幹事長に財政再建原理主義者の野田佳彦を選んだ。これは、参議院選挙の1人区で、事前のマスメディアの予想との比較において辛うじて成果のかけらを見せることができた「野党共闘」にとって大きな打撃だった。野党第一党のネオリベ(新自由主義)化は、自民党への支持をさらに盤石にする以外の何の効果も持たないからだ。

 経済右派政策を掲げる民進党をそれでも熱心に応援する支持者たちは、私の目にはもはや「民進党信者」としか映らない。支持者が少なくなると原理主義化する点において、後述の「小沢信者」と酷似している。彼らは、なぜ自分たちが支持する政党なり政治勢力なりが支持を減らし続けているのかを理解しようとする姿勢が最初からないように見受けられる。この日記にも一時期「タブクリア」と名乗るコメント投稿者からの批判のコメントをいただいたが、最近になってこのコメンテーターが対話を行うつもりがないらしいことを自らのコメントに明記したので、このコメンテーターのコメント禁止処分を行った。

 以上は主に都市部の「リベサヨ」に絡む話だったが、11月に投開票が行われたアメリカ大統領選で、アメリカのメディアの予想と願望を覆したトランプの当選に、アメリカの保守や右翼や差別主義者と一緒になって大喜びしたのは、植草一秀や、植草に心酔するこの日記のかつてのコメント常連投稿者・「風太」を代表格とする「小沢信者」たちだった。彼らへの批判はこれまでさんざん書いてきたので繰り返さない。

 最後に「野党共闘」について。私は「野党共闘」自体は止むを得ない選択肢だと思う。もともとは野党共闘は相乗効果どころかもともとの支持者が離反する副作用の方が大きいとして批判的に見ていたのだが、前述の参院選の一人区で、マスメディアに激戦が予想された10〜12の選挙区において、愛媛選挙区を除いて全勝した結果を受けて意見を変えた。これらの選挙区において相乗効果は確かに認められたからだ。

 とはいえ、「野党共闘」の旗の下、妥協してはならない部分まで妥協する共産党の姿勢には強い疑問を感じる。先週来首を突っ込んだ、ニセ科学者にして右翼である阿部宣男による「ナノ純銀除染」を批判し続けた東京都板橋区の共産党区議を共産党が除籍処分に付した一件は、板橋の共産党に「ナノ純銀除染」に加担した人間がいるらしい理由のほか、共産党がニセ科学を信奉する自由党の元国会議員にして小沢一郎の側近である平野貞夫に迎合したという要因もあるのではないかと私は疑っている(むろん根拠はない。いわば「陰謀仮説」である)。昨夜(12/25)に『kojitakenの日記』にいただいたコメントによると、25日日曜日の「しんぶん赤旗」8面右下に、4段横半分の『野党協力の深層』(平野貞夫。詩想社発行、星雲社発売。小沢一郎との対談も収録)の広告が掲載されたという。この新書本は、私が三連休初日の23日に本屋で見かけたのと同じ本だと思うが、目次をペラペラとめくってみると、平野貞夫が共産党の志位委員長を絶賛している文章が載っているらしいことがわかった(民進党はこき下ろされていた。但し本文は立ち読みしていない。そこまで私は酔狂ではないので)。

 昨日(25日)、図書館で辺見庸(これも「しんぶん赤旗」的にはタブーの名前だろう)が2013年に書いた小説『青い花』(角川書店)を読み始めた(4割ほど読んだ)。当時の日経の書評(文芸評論家・井口時男氏執筆)によると、「近未来、大地震や大津波に繰り返し襲われた後の三陸を思わせる地域」が舞台で、「どうやら原発事故も繰り返されたらしく、そのうえ近隣国との戦争もつづいている」状態が設定されている。書評は辺見庸を「現代の『無頼派』」と形容しているが、たまたま坂口安吾や太宰治と共に「無頼派」の一人とされた石川淳の「無尽灯」(1946)を含む短篇集を並行して読んでいるところで、2人の小説の印象は確かに被ったので、「現代の『無頼派』」とは確かにその通りだな、と思った。その辺見の『青い花』に、こんな一説が出てくる。

祖国防衛戦争の位置づけをめぐって共産党がやはり分裂したという。主流派は救国統一戦線形成を呼びかけている。事実上の祖国防衛戦争支持である。どのみちこうなるとおもっていた。
(辺見庸『青い花』(角川書店,2013)69頁)


 この小説は民主党政権末期の2012年に書かれたと思われる。当時、共産党が戦争支持なんてまさか、と誰もが思ったに違いない。私がこの小説の雑誌掲載(『すばる』2013年2月号)当時に読んだとしてもそう思っただろう。しかし、それから4年経った今読むと、「今の共産党ならやりかねない」と思わせるものがある。但し共産党は分裂などしないだろう。一枚岩で「祖国防衛戦争」を支持するに違いない。

 4年前に今を見通していたといえば、2012年に「崩壊の時代」の到来を予言した坂野潤治を思い出す。2012年12月が1937年7月に相当するなら、今はもう1941年7月ということになる。もちろん歴史が正確に繰り返すはずもないからあまり意味のない対比かもしれないが、大変なことが次々と起こるのはこれからではないか、との暗い予感をせずにはいられない。そんな気分のうちに2016年が過ぎて行こうとしている。

 今年も、「皆さま、良いお年を」との締めくくりの挨拶を書く気にはなれない。
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論点が幾つもあるので、それぞれにコメントします。

「戦争反対には熱心であっても、格差や貧困の問題には比較的関心の薄い人たち」と言えば、ここやはてな日記でもコメントしていた“野次馬”=zenzaburo氏辺りを想像しますね。SEALDsのデモに参加して戦争法反対と言う一方で、安倍政権の“国家社会主義”的社会政策をも含めて全ての再分配を否定し結局は自分たちが「分配する側」で「分配される側」には「せいぜい稼いでくれたまえ」と自己責任を押し付ける本性を顕わにしましたが。

数日前の朝日新聞でしたか、井出英策が「中の下の反乱、食い止めよ」 http://www.asahi.com/articles/DA3S12717431.html っていう論説を寄稿していたのですけど、既にalice氏が突っ込んでます http://www.econmoneycafe.net/2016/12/24/ide-newliberal/ が「新しいリベラル」という看板とは裏腹に安倍政権の政策をなぞった様なものでしかないんですよね。そもそも「中の下」「下」というのも、現実の所得分布を見ていると殆ど差が無かったりするのが現実で、それが分断されているのを問題にするならまだしも分断を持ち出してワザワザ政権への援護射撃をすることが「新しいリベラル」なら、そういう「新しいリベラル」は願い下げです。

で、alice氏の突込みの中では税制調査会の資料「日本の格差に関する現状」 http://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/zeicho/2015/__icsFiles/afieldfile/2015/08/27/27zen17kai7.pdf が載っていますけど、そこでは経済成長が貧困問題を解決する上で必要条件と指摘しているんですよね。白井聡と内田樹の漫才 http://toyokeizai.net/articles/-/125090 なんか典型だったりしますけど、所謂「戦争反対には熱心であっても、格差や貧困の問題には比較的関心の薄い人たち」には経済成長を兎に角否定してノブレス=オブリージュにすがって貧困層は食わせて貰えというのが目立ってます。言い換えるなら格差や貧困問題に無視を決め込みたいがために、経済成長を否定しその道具に戦争を持ち込もうという意図が見え見えな訳です。少なくとも「中の下」どころか「上」だったりする白井や内田の言動(あと「戦争反対には熱心であっても、格差や貧困の問題には比較的関心の薄い人たち」)など見ていると、自分たちの身分が安泰であるために経済成長を否定しそれがためには戦争も右傾化も利用する、寧ろ右傾化や戦争を肚の底では望んでさえいるんじゃないかと勘繰りたくなりますが・・・・・

2016.12.26 20:32 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

ここ1ヶ月ばかり岡田一郎『革新自治体』http://amzn.to/2gnFMkN を読んでいて、自分が以前から抱いていた戦後革新や革新自治体のイメージについて認識を改めさせられているとこがある(いずれ「鍋パーティーのブログ」で感想を書くかも知れません)のですが、末尾の岡田の以下の指摘は現状においても示唆的なんですよね。

かつて飛鳥田(一雄)や美濃部(亮吉)を熱狂的に支持した人々と、青島幸男や横山ノック、石原慎太郎や橋下徹を熱狂的に支持した人々は思想信条こそ大きく異なるが、自分たちで問題を解決しようと考える前に、自分たちの要望を聞いて実現してくれる『名君』の出現を期待している点では通底しているように思われるのである」(太字引用者)

青島やノック・石原はまぁ兎も角として、橋下に関して言えば地方議会とは別に直接有権者との遣り取りをするなどしていて革新自治体で盛んにおこなわれたことと案外にして似ているとこがあるんですよね。で、以前のコメントで指摘したかも知れませんが、そうした遣り取りの中でプロデューサー宜しく政策を実現していくというのも実は革新自治体の政策実現と同じだったりするんですよ(だから「元大阪府民~」氏は盛んに橋下は自民党や保守じゃないと強弁したかも知れませんが)。テレビに乗っての登場というのも、NHK『やさしい経済教室』の講師をやって選挙ビラでは樫山文枝とのツーショットを載せた美濃部がそうだった訳ですし。

いや、極端なハナシ(前コメントとも関連しますけど)「思想信条こそ大きく異なる」どころか一連の連綿とした流れって気もするんですよね。高度経済成長で社会政策が未整備だった時代には革新自治体のブームが起き、それで豊かな生活環境を享受した層が低成長時代には自らの地位を安定たらしめる保守や右派・ことに経済右派の主張になびいていくという具合で。それで「戦争反対」などの戦後民主主義的な素朴な価値観だけが一貫しているだけで、自らの立場によって革新になったり右派になったりし、しかも政治参加の“質”に関しては半世紀を経過してもプロデューサー的な『名君』を求めているという点では何ら変わっていないのではないかとさえ考えてしまうのです。

2016.12.26 21:00 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

そういえば、昨年暮れのエントリ http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1420.html では「それでは、皆さま、良いお年を」で〆・一昨年のそれ http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1372.html では民主党と維新の党(当時)の共闘を批判してましたけど明くる年(つまり昨年)の冒頭では「それでも、それは可能だと信じて前進するしかないと思う今日この頃」とまだまだ強気なところがありましたね。

前エントリで政治参加の“質”はこの半世紀あまり変わっていないのではと述べたのですけど、とにかく自分たちの思いを実現してくれるような“面白さ”を追及するばかりで、肝心の立ち位置や政策課題がお留守になってしまって結果的に「左派・リベラル」が自らの足許を掘り崩してしまっている・・・・・そんなことの繰り返しが現在なのではって気もします。ただこの10年ではネットで可視化された面で目立ってますけど、大局的に見れば30年以上前の中曽根政権の頃の「戦後政治の総決算」の頃から退却戦と自己憐憫の繰り返しじゃないかって思います。

2016.12.31 08:37 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

はてなのIDを持ってませんのでこちらにて。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20161013/1476312505

で取り上げられた三浦弘行九段ですが12月27日に開かれた第三者委員会の会見にて完全に濡れ衣であるとの発表がありました。
三浦弘行氏の名誉回復のためにも何らかの対応をされるべきだと思いますがいかがでしょうか。

なお日本将棋連盟の対応ですが、第三者委員会の名誉回復をせよとの勧告にもかかわらず、竜王戦の再戦拒否・今季A級順位戦に復帰させず来季最下位扱いでの復帰、例年参加している地元の「上州将棋祭り」を本人の承諾なくキャンセルという名誉回復の意思の欠片もない対応に終始しています。

2016.12.31 21:54 URL | 2割しかいない少数派の府民 #rZFRC36c [ 編集 ]

suterakusoへ
三浦九段の件は冤罪にもかかわらず現在も名誉回復がなされまいまま将棋連盟によるパワハラまがいの行為が続いています。記事として取り上げた以上、その後の進展について、まして今回のような当初報道と全く逆な結論が出ているのですから何らかの形で結果を伝えるべきではないのかということでご意見申し上げたということです。
あなたは「興味をもっていた人はすぐに知ったでしょうからね。」と言われてますが、では興味がなくてたまたまブログの書き込みをみた読者は、疑惑が晴れたにも関わらずいまだに三浦九段が疑惑の棋士であると思っていることになりますがそれでもいいってことですが?

だいたい、私はブログ主様に対して対応を求めているのに、なぜあなたがしゃしゃり出てくるのですか?ここやあちらのブログの管理権限でもお持ちなのですか?

2017.01.01 13:57 URL | 2割しかいない少数派の府民 #rZFRC36c [ 編集 ]

ブログ主様、取りあえずご対応いただきありがとうございます。本音を言えば独立したトピックスとして扱っていただけたらとは思いますが。
それと
>言及するのが遅れたのは、単に一昨年から大晦日から三が日にはネットに記事を書かないことにしているからなので、悪しからず。
とのことですが、大晦日に公開コメントをする前に鍵コメでお知らせしたかと思うのですが。見ていただけなかったのでしょうか。

今回の件は疑惑を証明する証拠がなかったというレベルでなく、疑惑そのものがなかったというとんでもない冤罪です。三浦九段の一刻も早い名誉回復を祈っています。
なお、将棋連盟が勝手に出演キャンセルした「上州将棋祭り」はスポンサーのヤマダ電機の働き掛けもあり1日目の「こども将棋大会」の冒頭に登場されました。

この件の経緯に関してはこちらがよくまとまっていますので、お読みいただければと思います。
http://toyokeizai.net/articles/-/152088?display=b

2017.01.04 14:34 URL | 2割しかいない少数派の府民 #rZFRC36c [ 編集 ]

suterakusoへ
またあちらにしゃしゃり出てますが、せめて私の示した東洋経済の記事を読んでからものを言ってもらえませんか。
第三者委員会の報告では
・不正根拠の一つである「夕食休憩後に三浦九段が自分の手番で30分離席した」という事実がそもそも無かった。(中継映像で確認済み)
・連盟内で疑惑が出てきた後の竜王戦挑戦者決定戦でに連盟理事が三浦九段を監視していたが、不審な行為は認められなかった。対局者の丸山9段もいずれの対局に不正行為が行われたとの疑いは抱かなかった。
・不正根拠の一つであるソフトとの一致率とやらが、分析ごとにばらばら(20%以上のブレ)であり、しかも三浦九段よりも一致率が高い棋士が存在した。したがって証拠となりえない。
・連盟棋士にヒアリングをしたところ「三浦棋士が将棋ソフトの助けを借りずに自力で指した指し手としても不自然ではない。離席の長さやタイミングが不正の直接の根拠とはならない」との意見が多数
・三浦九段が提出したパソコン・スマホを専門業者か解析した結果、不正の痕跡はなかった。

何度でも申し上げますが、疑惑があるけど証拠が出なかったのではなく、疑惑といわれる状況や行為そのものが存在しなかったということ。皮肉なことに三浦九段は現在の将棋連盟所属棋士の中で最もシロな棋士ですよ。

中途半端な情報で適当なことを言うのはやめていただきたい。

2017.01.04 22:22 URL | 2割しかいない少数派の府民 #rZFRC36c [ 編集 ]

>疑惑そのものがなかった

という、そのままでは理解しにくい言葉だったんで、エントリー中にある引用記事中に書いてあったことを、おぼろげな記憶をたどって、書いただけなんですけどね。だって、素で読んだら、疑惑を持った人たちがいるから騒動が起きたのだろうに、疑惑そのものがなかったってどういうこと?って思うでしょう。過剰に反応されたくなかったので、こういう書き方はしませんでしたが。

それから、1日1記事無料を使って読み返すと、私の記憶がでたらめで、当該記事には一番肝心な30分の離席のことがちゃんと書いてあって、私が書いたことは書いてなく、自分でも情けない限りですが、だからといって、三浦氏にまだ疑惑があるというような書き方は一切していないのですがね。それとも、あらゆる離席があることまで否定してほしかったのですか? まさかそんなことはないですよね。その離席の中で、不正が不可能な状況であったという証言が得られたと書いたのですよ。私は。

2017.01.05 01:21 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

上のコメントだけでは中途半端で、荒れた言葉の応酬が長引くことになるかもしれませんので、付け加えます。

まず、上のコメントのあらゆる離籍があることまで否定してほしかったのですか?というのは、後で読み返すと、なんかいろんな妙な離籍があるみたいな表現にもとられるので、言い直しますが、ようするに、離籍が一切なかったと言ってほしいのですかということですね。

それから、あちらにコメントした動機ですが、貴殿のコメントから、貴殿がこの件に感情的に入れ込み過ぎているために、冷静な判断ができなくなっているとか、そもそもそれが苦手であるとか推測する人も、決して少なくないと考えたわけですね。あげていくと、年末年始のそれぞれの事情等のある時期に、管理人様の様子をみずに、強く催促する、私のそのへんを踏まえての

>、あらためて見ましたが、判断留保の姿勢で書かれていますよね。趣旨は、なんとまあという話だけど本当かね?っていうことではないかと。
>ま、追記だとか新記事で続報にリンクをはった方がていねいだとは思いますが、興味をもっていた人はすぐに知ったでしょうからね。

というあちらへのコメントに対して、HN呼び捨て、しゃしゃり出るという言葉でなじるという態度をとる、その言うことも多少無理がある…kojitakenさんの記事だけを見てこの件を知って、でも興味がなくて、でも、三浦氏を疑惑の棋士として記憶している、でも、新たなこの件のニュースには気づかない、というなかなかレアな人を想定していますからね…、次のコメントでは、別記事にしろと管理人様の裁量権に口を挟む…もちろん、そこまでしないと、三浦氏の名誉が回復されないという判断からでしょうが…でも、それ、やっぱり無理がありますよね…、大晦日「から」記事を書かないと決めていたと明示していたのに、大晦日に知らせたのになぜ書かないというようなことを書く、というようことですね。

そのような貴殿が、

>疑惑そのものがなかった

というような表現をすると、疑惑の対象としてあげられた行為のうち重要ないくつかは、その行為そのものが存在しなかったという風には読めなくても自然なわけですよ。入れ込むあまり、なかったことをあまりに強調しようとして、よくわからないことを言っているなと。だから、2回目のあちらの記事を、とりあえず、ばーっと書いたわけです。書きなぐりだったので、記事からの引用としてはでたらめになってしまいましたが。しかし、不当に三浦氏の名誉を貶めたままにしようとするものでは全くなく、あった行為についても疑惑をもたれることではないことを書いたわけですし、他も含めるとまったく報道されていない虚偽を書いたわけでもありません。

いちおう書きそえますが、あなたが入れ込んでいる、なかったという印象を強めたい、という表現をしましたが、だからといって、三浦氏の名誉が不当に貶められたままにしようとするものではまったくありません。むしろ、多くの人が納得できるように、これは名誉が不当に傷つけられたのだということを、説明しようとしたものです。

2017.01.05 08:45 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

偉大なるsuterakuso大閣下様へ

長々グダグダと言い連ねてますが、私の提示した東洋経済の記事は読んだんですか。読んでいればあんな発言、出るはずないですがね。大体、離籍だけにこだわって必死にあげつらっているのが記事を読んでいない何よりの証拠ですよ。離籍以外に疑惑の状況や行為がそもそもなかったというのは第三者委員会での結論ですよ。ソフトの動作痕跡のないスマホでどうやってスマホでカンニングするんです?理事の監視下、何の疑惑もないと認められた対局をなんで処分の対象にするんですか?
言われる通り対象はレアな人かもしれませんが、ではそのレアな人に伝えなくてもいいと言われるわけですか。ずいぶんと上から目線ですね。
この問題、あなたが考えているほど甘っちょろい問題じゃないんですが。中途半端な知識でしゃしゃり出て来ないでいただきたい。

2017.01.05 21:49 URL | 2割しかいない少数派の府民 #- [ 編集 ]

だから、繰り返しますが、貴殿が

>疑惑そのものがなかった

という意味不明なことを書いていたから、それに対応して、疑惑とされたこと(=離席)についても不正ができないことが確認されたということを書いたんですって。疑惑についての騒動なのに、疑惑そのものがなかったって、なんなんですか? 貴殿のめちゃくちゃな態度とあわせると、なに言っているんだ?ってなるだけですって。実際、私、コメントする前には確かに紹介の記事を読んでいませんでしたよ。ええ、はい。ばたばたしてたこともありますが、別にこんな人に紹介されたものを読むまでもないんじゃないって感じたところもあったのかもしれませんね。後で朝日の非公開部分を確認して、自分のでたらめな記憶にあぜんとしたことで、紹介の記事も読んでみる気になりましたが。っで、読んでみると、確かによくまとめられていると思ったというのにですね。私が言ってもおまいう案件ですが、もう少し、上手に訴えたらいかがでしょうか。っていうか、では、そもそも、なんで、そんなにkojitakenさんの記事だけに固執しているのですか? たとえば、ですが、朝日に電凹して、30分の離席がなかったという部分を非公開にするのはおかしい、公開しろ、とかした方が、効果が高いのではないでしょうか? あ、いちおう、効果云々言っているのは、お前の出る幕じゃない、俺がやる、ってなってるからですが。それとも、俺がkojitakenさんを正しい方向に導いてやるってなっているんですか?

…って言いつつも、もうこれで終わりにしますが。

2017.01.06 00:24 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

原真人を批判するのはいいが安倍チョンはもっと脱成長を実績として残していますね。
2012年経済成長率  1.742%  世界130位 安倍政権になる前
 
2013年経済成長率  1.588%  世界136位 ←増税前でもこれ
2014年経済成長率  -0.101%  世界172位

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20170106/1483661416

http://my.shadowcity.jp/PK2016020902100031_size0.jpg
実質賃金指数
2009年 98.7
2010年 100.0
2011年 100.1 +0.1
2012年 99.2 -0.9
2013年 98.3 -0.9
2014年 95.5 -2.8
2015年 94.6 -0.9

やはりこれを見ると日本人の生活が向上したのは、鳩山首相あたりぐらいだよな。

2017.01.09 01:17 URL | #- [ 編集 ]

https://twitter.com/sunafukin99/status/817149565505654784
これが本質をついていると思いますが原真人を批判するkojitakenはアベノミクス、特に金融緩和を支持している宮崎哲弥みたいだね。

実際には脱成長政策をしているしプライマリーバランスが改善=緊縮しているのに関わらずkojitakenが望む安倍晋三政権の金融緩和=物価を上げて景気を良くしてほしいですね(棒
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/?of=5

2017.01.17 00:07 URL | #- [ 編集 ]

>1/17 00:07にコメントされた方へ
御名前が無いのでどうお呼びしたらいいかわかりませんが(1/9 1:17にコメントされた方と同一でしょうか?)、認識に関しては自分も同意です。
そう言えば先日、「kojitakenの日記」の方にも「脱真実」という言葉が出てきてましたけど、「ああ、脱真実ってとどのつまり『民主党政権は何ら成果を残せなかったが安倍政権は金融緩和や雇用回復で結果を出した』とか『ヒラリーがトランプに負けたのは貧困層の不満に手をさしのべなかったせいだ』などと言っている人たちのことでしょ」と言いたくなりますね。

2017.01.22 02:15 URL | 地球防衛組 #CsESbU9s [ 編集 ]

論ずるに値しないとか、何周も周回遅れでこれにうなずく人を相手にしても仕方ないとか、「民主党信者」のサンプルとしてさらしておくかとか、そういう理由で承認だけされて、放置されているのだとは思いますが、性分として、そろそろつっこみたくなったので、つっこんでおきますね。

まず、この3つ上のコメントですが、デフレ円高対策=インフレ円安政策としての「アベノミクス」という性質を考えると、おそらくドル換算の「実質」成長率で語ることがナンセンスだということはお分かりでしょうか。また、実質賃金は、低賃金の新規雇用者が増加することは、押し下げ要因になりますし、総賃金がどう推移したかということがあります。さらには、国民の生活実感としては、賃金以外の収入も含む家計収入を考えなければなりません。「中間層」には、ある程度の投資収入を得ている人も増えているのではないかということも考えなければなりません。

2つ上のコメントについては、民主党政権も規制緩和的で構造改革的な「新自由主義」的政策はとっていたということは、kojitakenさんがまさしく指摘したというのはお分かりでしょうか。むしろそういう側面は安倍政権の方が弱い、では安倍政権は何で経済に「ブレーキ(限界)」をかけているかというと、それは企業・投資ばかりに資本を投入して、肝心の家計はあいかわらず苦しめる政策をとっているというものです。それから、永続的なデフレのもとで財政赤字を縮小していくということは恐ろしく困難であるということはお分かりでしょうか。財政政策と金融政策を混同していませんかということも言うべきでしょうか。

以上、誤読で筋違いなことを言っているのなら、失礼しました。でも、そうだとしても、あまり読者の責にできないと思いますが。

上の方については、こちら↓

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1451.html#comment20046

のコメントについてですが、松尾氏は、有権者はリーマンショック前の状態を基準に生活実感をもつのではないかという仮説をもとに論を展開しているということを無視されると、それを「自分も読ませてもらった」とは言えないでしょうと言わざるをえません。また、そもそも、松尾氏の問題意識は、なぜ民主党の経済政策が支持されないのか、それは「マスコミガー」などで説明できるものか、有権者からみた実感はどうなのか、というところにあるのです。「マスコミガー」が原因のほとんどとか、しまいにはkojitakenさんをふくめた逆張り冷笑系のせいだとか、「あーあーあー聞こえないー」「お前のせいだ」って、やけくそ八つ当たり傾向の人とは、そのへんから話がかみ合いません。それは、そのコメントの上にならんでいる、すでにコメ禁になっている人の話だったりしますが。

2017.01.22 11:19 URL | suterakuso #- [ 編集 ]













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