まず、1人区の「野党共闘」は、朝日新聞(7/7)の終盤の予想で、野党リードまたは接戦とされた12選挙区で「野党共闘」は愛媛選挙区を落としただけの11勝だった。全32選挙区の合計は11勝21敗であって、改選分の1人区だけを切り取ると、ギリギリ3分の1強を確保した。しかし、その他の選挙区や比例代表、それに3年前に自民党が圧勝した非改選の分を合わせると、今回「野党共闘」の1人区がそれなりに成果を出したくらいでは、選挙の勝利に結びつけるにはほど遠い結果だった。
野党各党についていえば、民進党は1人区の「野党共闘」にも助けられて、改選分の議席は約3分の2に減らしたものの、前回の17議席よりは多い32議席(比例代表11議席)を獲得した。また共産党は改選の3議席を倍の6議席(比例代表5議席)に増やしたが、3年前の8議席には及ばなかった。社民党はまたしても議席を減らして、当選者は比例代表における前党首の福島瑞穂だけの1議席で、党首の吉田忠智は落選した。生活の党は比例代表で最後の最後にしぶとく1議席を獲得し、選挙区の「野党共闘」で生活の党籍を持つ2人(岩手の木戸口英司と新潟の森裕子)が当選したことと合わせて、実質的には改選2議席(選挙区1,比例1)を上回った。
問題の「3分の2」だが、これはメディアによって不統一で混乱が見られる。たとえば毎日新聞のサイトに載っているグラフを見ると、改憲勢力は非改選88議席、改選77議席の計165議席で、3分の2を超えたと報じている。一方、朝日新聞のグラフを見ると「改憲勢力 自民+公明+お維新+こころ 161議席」としていて、記事の見出しも「参院『3分の2』に迫る」となっている(朝日の記事を追記欄に示す)。朝日の方も、改選では改憲勢力が77議席とされているから、非改選の議員についての数え方に両紙で違いがあるのだろう(NHKは朝日と同じ数え方)。冒頭に書いた「なんとも微妙な結果」というのは、一つにはこういうことを指している。
毎日と朝日の違いは、「改憲勢力」と「改憲政党」の違いだった。毎日は、非改選の無所属議員4人が改憲派であることを理由に、「改憲勢力が3分の2超え」としたのだった。朝日も、11日付夕刊1面トップに「4党に非改選無所属含め 改憲勢力 3分の2」との見出しを打った。なお、「改憲勢力」ではなく「改憲4党」では、3分の2超え(162議席)に1議席及ばない161議席だった(=7/12追記)。
今の「非改憲」4党(民進党と生活の党は護憲政党とはいえないから「非改憲政党」」と表記する)の力ではこれが精一杯だろうし、これで「野党共闘」ができなかったならもっと悲惨な結果になっていたであろうことは目に見えている。つまり、「野党共闘」はかろうじて及第というか、なんとか「不合格」にはならない程度の成果を挙げたとはいえるが、選挙全体としてみた場合、明らかに野党の敗北である。それもまた「微妙な結果」と評する理由だ。
なお改憲勢力は、自民党が56議席(比例19)、公明党が14議席(比例7)、おおさか維新の会が7議席(比例4)、日本のこころを大切にする党は0議席だった。朝日新聞(7/7)の予想は恐ろしいくらい正確だったが、わずかにお維の比例の議席は朝日の5議席との予想を1議席下回った。選挙戦でお維が失速したことは、私の知る限り国政選挙では初めてであって、かすかながら希望を感じさせる。
お維が全国進出を賭けた東京選挙区でも、田中康夫が敗れた、私は、お維を追い落とす(お維落とす)ために、事前に決めていた共産党の山添拓への投票を、民進党2人目の小川敏夫に切り替えたから、この結果にだけは大いに溜飲を下げた。結果が出たのは深夜だったから祝杯を挙げる時間ではなかったが、「ざまあみろ、田中康夫、ざまあみろ、お維!」と心の中で叫んだ(近所迷惑になるので発声はしなかったが)。
反面最悪だったのは、私の生まれた大阪と、育った兵庫である。両選挙区の7議席は、改憲3党が独占し、うち3議席をお維が占めた。自民・公明の各2議席を上回る数字である(お維は大阪で2議席)。私はこのところずっと、大阪と兵庫を「日本最悪の極右エリア」と表現しているのだが、実際には大阪や兵庫に住んでいる人たちの大半が改憲を望んでいることなどあり得ないだろう。なのに、選挙でお維に投票するのが惰性になってしまっている。日本最悪の極右放送局である大阪の読売テレビを筆頭とする大阪の放送局の罪は重い。
今後、改憲勢力を突き崩していくためには、この「お維」の勢力を殺ぐことが欠かせないだろう(2014年の衆院選で「鼻をつまんで維新に投票しろ」などと抜かしていた連中には猛省を促したい)。
また、大阪・兵庫での改憲勢力伸長と歩調を合わせている傾向は、首都圏などにも見られる。今回の参院選では共産党が伸び悩んだが、それは「野党共闘」によって党の足腰が弱って比例票が減ったという理由ではない。東京に続く議席獲得を狙った都市部の得票力が、2013年参院選当時よりも落ちていることが最大の原因だ。
つまり、2005年の「郵政総選挙」で見られた、都市部における小泉自民党への圧倒的支持という波の再来を私は見る。一方、東北の1人区で「野党共闘」が5勝1敗だったことや、愛媛でも永江孝子が敗れたとはいえ健闘したことなどから、地方における自民党への離反という、第1次安倍内閣時代の2007年参院選で顕著に見られた波が今後再来する兆しもはっきり見えている。参院選と同日に行われた鹿児島知事選でも、自民現職が無所属新人(三反園訓)に敗れた。これらの結果をもたらしたのは、安倍政権の経済政策が都市部偏重になっている弊害だろう(他に安倍政権の原発政策への反発も考えられるが)。同経済政策には、大企業・富裕層・大都市優遇という性格がはっきり表れており、その矛盾が今後顕在化することは間違いない。
全体として、「崩壊の時代」の闇がさらに一段と濃くなったことは間違いないが、この時代が未来永劫続くわけでもないという予感も感じさせた選挙だったといえる。
ただ要注意は、今後の安倍晋三(自民党)の動きだ。彼らも自分たちが盤石でないことを感じているに違いないから、必ずや改憲に向けての行動を急ぐはずだ。それに対する備えは万全でなければならないと思った。
下記は参院選の結果を伝える朝日新聞の記事。
http://www.asahi.com/articles/ASJ765TK0J76UTFK019.html
自公と維新の改憲3党77議席 参院「3分の2」に迫る
2016年7月11日05時55分
10日投開票の参院選で全242議席の半数が改選された。与党の自民、公明に加え、憲法改正に前向きなおおさか維新の会の3党は参院で77議席を獲得し、日本のこころを大切にする党を含めた非改選の計84議席とあわせ、憲法改正の国会発議に必要な「3分の2議席」(162議席)に迫った。
安倍政権での改憲に反対する民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党は今回の参院選で、改憲4党による参院「3分の2」獲得の阻止をめざしていた。
(朝日新聞デジタルより)
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「日本最悪の極右エリア」ってことで思い出すのは、あの大阪都構想をめぐる住民投票とそれに続く大阪W選に関するここでのコメントでの物言い、殊に“野次馬”とか“元大阪府民”とかが言ってた様な「おおさか維新はリベラルが育てた!やはり保守だ・自民党だ!」って主張なんですよね。
まぁ、以前にkojitaken様が指摘した http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1413.html 様に間抜けなリベラルが維新・具体的には橋下徹の一挙手一投足の言動でリスペクトしては応援した面もありますし、大阪・関西圏の経済的地位の低下に対する鬱屈から「共産党や民主党より頼れる反体制・反役人勢力と見てる」 https://twitter.com/toronei/status/744949157597569024 って側面も否定できない訳ですが。ただ、“野次馬”にせよ“元大阪府民”にせよ、更には“こたつねこ”氏にせよ https://twitter.com/sangituyama/status/667584329594200064 おおさか維新に対するオルタナティブが昔ながらの保守、中野晃一の言を借りるなら「旧来型の同一性(アイデンティティ)に依拠した団結」に基づく“草の根保守”だったりする訳で、これってかの自民党のトンでも改憲案の方向性と親和性が高いとこがあるんですよ。社会政策の問題は軽んじて何かあれば自分であるいは家族で更には地域による“共助”で、ってのが自民党の改憲案の方向性の一つである以上、いわゆる“反維新”がこうした前時代的な「ソフトな極右」に回収されたのがこの結果だと自分は見ています。
よく自民党とおおさか維新は同じ改憲派って物言いで一緒くたにされてますけど、その根っこを見ると極右的な保守反動と市場原理主義バリバリのネオリベってとこが違っているんですよね。今でこそ両者は“呉越同舟”“同床異夢”的なとこが少なからずありますけど、ただ安倍政権が何かの拍子でネオリベ的なのとか親米的なのを捨て去ると極右反動の地が顕わになって、それに対するオルタナティブとしてネオリベしかなく、尚且つその双方ともに「反知性主義」に支えられているとしたら暗澹な気分にさせられます(嘆
2016.07.11 09:54 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]
SEALDsについてですが、共産党の党内事情もあったでしょうが、共産党を動かして野党共闘を実現したという点では、今回の選挙結果をみると、十分に評価できると思いますね。そこは、素直に「ありがとう」というべきではないかと。
もちろん、「しばき隊」ともっと早く、そしてきちんと縁切りできなかったのかとか、その闇を知っていてもおかしくない立場だったのではないかとか、強く非難すべきところもありますが。
2016.07.11 12:01 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
酷い負けっぷりだった。
選挙時らしい、短信ブログの
連打に私は
ちきしょう、テレビにやられた
と橋龍のようなコメントを寄せていた。
今回は端的に言えばそれでなくても民進党の旗色が悪いときに、一切テレビで野党側にもの申させないテレビメディアの小池百合子報道合戦にとどめを刺されたってことに尽きる。こともあろうに松原仁
、こやつが都知事偏向報道で
反抗できる立場にいた実質的な責任者なのに、だらだら対応していたどころか、増田に相乗り、あげくは小池百合子と連携もありだのと野党に目を向ける人々の思いをさかなですることをやってのけていた。反抗ではない。反党行為である。組織人として仁義に
欠ける凶行であった。
これで競り負け取りこぼしをしたところありと指摘されても弁明は許されない。
マスコミどもは散々リトル郵政選挙ショーお煽り立てておいて、野党惨敗、野党の戦略そのものが間違っていただのと好き勝手を垂れ流す。
でも、あなたが岡田なら志位さんなら小沢でも吉田でも、
野党の責任者であったらという視点はない。
野党に安倍晋三のやりざまに対抗しろと正論をぶちながら
一方で具体的な対案を明示すべきと詰め寄るのにもウンザリだ。
相手が(朝日をはじめ多くのメディアが指摘していた)安保法制などの狼藉に、同じ土俵に乗ること自体、恰もテロリストの横車にハイハイと屈するかの如きで、何の合理性もない。不破さんが山梨で述べていたことだったか、現行憲法こそ十分な対案という切り返しで十分なのだ。
昨今の(特に)テレビメディアは橋下の言葉に染まりきっている。
いかれた提案に乗っかる野党は野党ではない。
野党も『ちゃぶ台返し』を忘れて(恐れて)久しい。
たしかに二十年前も朝日なども対案を対案をと、建設的野党を国民に教育してはいた。
猿芝居の国対政治ショーも酷かった。でもさ、銭金の問題と命に纏わる問題は別物だ!
取り返しのつかぬことになりかねぬ時は身体を張る姿を国民に知らしめないと、なかなかどころか殆ど考えてくれないのだ。民主党という政党の罪はここにもある。
田原などの口の悪い奴等の攻撃をもろともしない森ゆうこ
の復活は、こうした点でも党派を超えて評価している。
一人区について言えば、愚かにもマスコミは数ばかりを強調して大敗だの繰り返し。
負けにカワリナシ。
連立与党の圧勝だ。
ただし、質という側面ではこの負けかた、実は悪くない。
松原仁や長島のバカ者ぶりを
除けば
まずは、この方式で勝ち抜けた候補者たちに縛りをつけることができたこと。
東北の人たちに農政で安倍晋三に歩み寄れるか?沖縄はもういいだろう。杉尾や社民党にもおんぶされた勝者にも、
下手な妥協は許されない。
この人たちがもし、民進党右派の変な妥協にかの党派が揺れた時にはこれに与することはまず不可能になった。正常な人間ならという条件つきだが。
鉢呂が復活した。こいつがどんだけ現行憲法に愛着があるかはともかく、おいそれと前原たちについて踊れるだろうか?三重県のやつなどはお笑いだが、そんなに右ばねがきいた奴らが勝ち抜けただろうか?右派が負けたからこいつらの履歴もデリートしますと
まではやりにくいのでは?
甘い見透しついでに言わせて貰えば、これだけ都知事偏向報道の嵐と反共攻撃にもかかわらず、善戦と言えなくもないか。千葉県の小西も比例の有田に白しんくんも、まあこの状況下では左側で勝ち抜けた側である。
野党共闘路線は小沢的な算数視点も込みで(笑)、不可避でも
あり、最善の戦略だった。
一人区は言わばでっかい小選挙区戦である。統一候補で粘れば検討できることが証明されたのだ。そもそもいなかで自民党候補者に競り勝つなんて、至難の業なのに…。
単純に数ばかりで見ると、はじめから自民党大勝という背景のある県ばかりなのだ。
山口で勝てるか(笑)?
山は動いたの時くらいか?
よほどの好条件が重なってやっと互角の相撲がとれるところが多数なのだ。
悔しかったのは神奈川で、もとはと言えばNHKの政見放送
で安倍晋三とコンビを組んで
応援をやっていた真山が勝ち抜いたこと。あとはカルトと
芸能人、麻生の手先という酷い内容。真山がかつてを反省したのか?秘密保護法案のときに造反したのは驚いたが、
ここは大敗すぎだった。
野党に求められる戦略は都市部でのダブルプレー対策である。
大阪については今や処置なしです。むしろ民意の軌跡を研究することが適切だろう。
勝ち抜けた野党候補者に言いたい!
胸を張って野党の仕事をやれよ!
国民は野党に政権なんて一ミリも期待していない。細野だの前原だのといったお利口ちゃんぶった(政策通ぶった)右派の妄想だ。
国民がおぼろ気に思っていることは、どうせ税金泥棒ならば質問、チェックくらいはやれよなのだ。
野党とは政権に鋭い質問を仕掛けて追い詰め、大まかな構想をドカンとかましてやることだ。マスコミは変なものに毒されている。わざとなのかはともかく。
2016.07.11 13:14 URL | axfxzo #ePfhgX1o [ 編集 ]
今回の10代、20代の異常な自民党の高支持率は、SEALDs的なものへの反発だったように思う。
一方、SEALDsが若者の代表と思い込んだ民進党は共産に食われた。これから奥田くんがどうするかだな。共産と大々的に組むか?
2016.07.11 19:32 URL | #- [ 編集 ]
>SEALDs的なものへの反発
いやそんなわきゃないでしょう。
政治ネタでシールズdisやってるようなのは一部の「意識高め(自意識)」ネットユーザですよ。
そんな層は一般的ではない。
昔「維新政党・新風」とかいう極右泡沫政党が2ちゃんねるで大ブームになり、ねらーの間では政権獲得も有りうるみたいな信仰が囁かれていたのを思い出します。
結果としては一議席も取れず、単にごく少数のヘビーユーザが騒いでただけでした。
若年層の与党志向は単に、現状強そうなんで「勝ち馬に乗りたい」だけと思います。
むしろ「負ける側に付きたくない」と言った方がいいかな。
2016.07.11 22:02 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]
ついでに、
>民進党は共産に食われた
についてですが、大きな流れとしては、やはり、共産は緊急避難的投票先と認識すべきでしょう。その観点からいえば、共産との関係より、単に民進の信頼が回復していないということにすぎないでしょう。それに、共闘と言っても、民進は選挙区では確か、香川で共産に譲った(といっても県委員会は共闘拒否で自主投票)だけだし、前回の参院選と比べると、民進に票が戻っているし、共産は大失速しているわけですからね。
SEALDsの影響力についても、世間一般で大きく見たときには、ポジティブにも、ネガティブにも、大きなものとは言えないでしょう。世間で、「SEALDsって…」って話題ができますか? やはり、それは敬遠されがちな一部の人たちだけの話題でしょう。私が、共産党の党内事情もあってか共産党を動かしたと書いたのは、あくまでも共産党への影響力ですし、それは、デモに選挙カーを貸すなど、共産党がSEALDsの運動に関与したいというのは明らかに見え、その関係で、共産党もSEALDsの働きかけで動きやすかったのではということですね。彼らが野党を突き上げて動かしたというような言葉も某所でみたのですが、媒介として彼らの方が利用されたという側面もあるのではないですかね。
2016.07.12 07:43 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
>若年層の与党志向は単に、現状強そうなんで「勝ち馬に乗りたい」だけ
貴方のように我々の世代を舐めて「若者は愚民」だの勝ち馬だの言う方がいる限り、政権交代はないし、与党も大喜びでしょうね。
選挙中に動画サイトに広告で流してた「給付型奨学金」の話がストレートに効いたのでしょう。学生に最も身近な懸案事項ですし。今や入学式が終わると奨学金の相談コーナーに学生の大半が流れますからね。
憲法改正反対、9条守れ、安倍辞めろ、原発再稼働反対。そんなに話題になりませんでしたから。
2016.07.12 19:13 URL | #- [ 編集 ]
>憲法改正反対、9条守れ、安倍辞めろ、原発再稼働反対。そんなに話題になりませんでしたから。
だから「愚民」だと言われるんですよ。
まあ、誰でも自分に直接関係ある話題に関心があるのは事実ではありますが。
2016.07.12 23:43 URL | Executor #- [ 編集 ]
確かに関西人からすると、沖縄や東北5県など矛盾が激化するところで反安倍自民の結果は、すごいと思う。だいたい勝てる農業だの強い農業だの自民がTPP推進のために捏造した空論でしょ。
ま、今回の選挙は与党の勝利だけど、一人区の結果からすればかなりの痛み分け。あと、だめだめな近畿をなんとかしたいもんですわ。
2016.07.13 04:51 URL | ハルゾー #ZaUT1M7A [ 編集 ]
参院選は一語で言って、平和憲法改悪派の圧勝。
極右自民党は単独で過半数の大勝。
公明党も大幅に議席増。
極右ならず者集団おおさか維新は議席を2議席から7議席へと倍々ゲーム。
その結果、平和憲法改悪派が3分の2の議席を獲得の最悪の事態です。
ちなみに護憲派は、民主党は予想より議席減が少なかったように思います。前回共産党に投票した人が今回はかなり民主党に投票したものと思われます。
これも日本の右傾化を象徴しており良からぬ事態です。
そのあおりで共産党は伸び悩みました。
社民党は議席が半減。
今回は、狂信的な安倍極右政権による憲法違反の悪法「戦争法制の制定」「集団的自衛権の容認」「武器輸出三原則の撤廃」などの横暴の数々(55年体制の頃だったらこういった政権はとっくに崩壊していたことでしょう)といった野党にとっては極めて有利な状況であったにも関わらず結果は極右与党の圧勝です。
野党のふがいなさもさることながら、日本の極右全体主義化が最大の要因でしょう。
現に参院選後安倍政権の支持率が再度上昇しています。
上昇するような要因などどこにもないはずです。
この惨状は救いようがありません。
2016.07.18 23:15 URL | 風てん #- [ 編集 ]
良識ある皆様に問題提起です。
『「空気」に異議あり!』
http://blog.goo.ne.jp/taichi200707
と、そのスピンオフブログ
『メディア研究会』
http://3498893.blog.fc2.com/
いずれも、自分はネトウヨではないと言い張るものの、内容からにじみ出てくるのは
ネトウヨそのもの
で、
隠そうと隠そうとしても、その正体がどうしても内面から湧き出てきてしまう
今問題になっているのは、安倍総理のやり方・あり方そのものなのに、彼らによるとそれは
マスコミが悪いらしい
そして、正当な批判・報道でさえも、彼らに掛かれば
レイシスト
と言うことになってしまう
だから、同ブログへの避難・講義は欠かせないと思います。
2016.08.29 22:47 URL | 京葉八王子 #- [ 編集 ]
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