きまぐれな日々

 私は今回の大阪ダブル選挙には何も期待していなかった。最初から大阪維新の会の2候補が圧勝するだろうと予想していた。そしてその通りの選挙結果になった。各候補の得票数は下記の通り。

[大阪府知事選確定得票数]
 松井 一郎 2,025,387票 64.1%
  栗原 貴子 1,051,174票 33.3%
  美馬 幸則   84,762票 2.7%

[大阪市長選確定得票数]
 吉村 洋文 590,645票 56.4%
  柳本  顕 406,595票 38.5%
  中川 暢三  35,019票  3.3%
  高尾 英尚  18,807票  1.8%


 政治に限らず、社会にもっとも強く働くのは惰性力だ。大阪維新の会に対抗した側には、その惰性力を止められるだけの力が全然足りなかった。前回までの自民党と民主党の共闘に共産党が加わったところで、2007年末に橋下徹が大阪府知事選への出馬を表明して以来8年の長きにわたって大阪に働いてきた惰性力を止めるにはほど遠かった。

 府知事選の場合、ただでさえ「現職の強み」がもっとも発揮されるとされる2期目の選挙なのに、その候補が維新の松井一郎だったから、メディアの情勢調査は告示前にフライングで行われた時から松井圧勝が示されていたし、それは終始変わらなかった。

 一方、市長選の方は、「本尊」の橋下徹が出馬しなかったからある程度勝負になるともいわれた。メディアの情勢調査は、告示前の時点では接戦で、中には柳本顕候補の名前を先に書くメディアもあった。しかし、告示1週間後に行われた情勢調査では、どの報道機関も吉村洋文のリードを伝えた。結局、このダブル選挙は維新のお家芸である選挙戦終盤の驚異的(私にとっては脅威的)な追い込みを発揮するまでもなく、選挙戦中盤で大勢が決した。

 「リベラル」や穏健保守の側が「橋下徹的なもの」、つまりマッチョなクーデター体質に惹かれる心情を克服し得ていない現状では、何度選挙をやっても勝てない。

 橋下に関しては、もう指にタコができているけれども、「脱原発に頑張る橋下市長を応援しよう」と書いた左翼人士、大阪府市の特別顧問に就任した「脱原発」人士たち("I'm not Abe"のフレーズで反安倍晋三派に大受けした某新自由主義者を含む)、かつて「ヒーローを待っていても世界は変わらない」というタイトルの本を書いた「『反貧困』の星」、それに「立憲主義を理解している橋下くんを自民党のアブナイ改憲論に対抗する戦力として活用したい」と書いた「リベラル」のブロガーなど、橋下的なものを克服できず、橋下に惹かれた(ことのある)人たちは数知れない。

 7年前に橋下が大阪の市立女子高生たちを「恫喝」した姿を見た私は、そこに橋下のあさましい人間性を見て、何があっても橋下に騙されてはならないと肝に銘じたが、橋下に騙されたり橋下に接近する人たちは後を絶たなかった。

 そういえば、2009年の「政権交代選挙」目前にも、民主党の代表や幹事長が橋下に熱烈なラブコールを送っていた。当時の「剛腕」幹事長はその後民主党を割って出たが、その時にも「私の意見は橋下市長と同じだ」というのが彼の口癖だった。しかし橋下は「剛腕」氏の熱烈なラブコールを振り切って石原慎太郎とくっついた。

 今また、民主党を割って出るどころか民主党解体を目指してクーデター活動にいそしんでいるタカ派にして新自由主義者の某人が、「橋下氏らも排除しない」などと言っている。橋下(や安倍晋三ら)から排除されるのはあんたの方だろうが、と私などは思ってしまう。

 選挙前から自明ではあったが、今回の大阪ダブル選挙の結果は、国政にも悪い影響を及ぼすことは必至だ。

 かくして、「崩壊の時代」の崩壊は進む一方である。崩壊を止める目処は全く立たない。何か大きな外力が働かない限りそれは止まりそうにもないという悲観的な予想を否定することは、今の私にはできない。
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 雑感という形になると思いますが、まず、杉山真大さんやkojitakenさんが紹介した橋下氏に恫喝された女子高生による

>「大阪の「教育改革」は、国の先を行ってるんです」
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1414.html#comment19161
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20151122/1448173300

という言葉に刺激されて思い付いたのですが、大阪の状況は、大阪の大衆心理や経済情勢が特殊というよりも、むしろ、私たちの置かれている政治的経済的閉塞状況の中で、私たちが陥るべくして陥るニヒリズムを先取りしているのでは?ということを感じます。

 それから、橋下氏を選ぶ「大阪」の民意を非難する声がありますが、それを言えば石原慎太郎を長年選び続けた東京はどうなるのか、結局、私たちは、橋下的石原的マッチョイズムを政治だからと許しているのだな、ということを感じます。そして、まずは、橋下的石原的マッチョイズムだけは、政治の上で許されないようにしなければと。


>杉山真大様

 このコメント↓

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1414.html#comment19161

についてですが、杉山さんが、「ボンダイ」を引いて、「「マイルドヤンキーになり損ねた地方人」の「自己中心的な枠組み」が案外にして大阪市民や府民にも目立ってしまっている気がする」というように状況認識することと、いっぽうで、適菜収氏とか藤井聡氏とかの衆愚視を揶揄することの、杉山さんの中での整合性が、私には分からないのですが、どのように理解すればよろしいのでしょうか?

2015.11.23 10:19 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

>suterakuso氏
kojitaken様の一連の主張とも関連するんですけど、"意識高い系"が陥り易い陥穽ってのを感じるんですよね。適菜の著書に『日本を救うC層の研究』 http://amzn.to/1SV3X2z がありますけど、要は"意識高い系"の"保守反動"ってことなんですよ。これが"ネオリベ"になると、そっくりそのまま橋下支持者の多くを説明できてしまう。で、今回のW選挙では双方ともに"意識高い系"の声が大きく、「マイルドヤンキーになり損ねた地方人」が「自己中心的な枠組み」で主張したり議論したりするのが(傍目から見ても)目立っていたんですよね。

そもそも"意識高い系"って、市民革命的なモノよりクーデター的なのに親和性が高いとこがあります。市民革命だと意識の高低に関わらず何らかの利害や切実な課題を動機としているところがあるのに対し、クーデターは"意識高い系"が思いのままに自分の理想を実現出来る面があるのです。説得や衆議という過程を省けて官僚機構や専門家を思うがままに・場合によってはそういうのが"意識高い系"だったりして、(彼らにとっての)「自己中心的な枠組み」を実践し易かったりするのですから。"左翼人士"に"「脱原発」人士"・"『反貧困』の星"に"「リベラル」のブロガー"が橋下に幻惑したのもSEALDsの面々が自民党に好い様に扱われたのも道理で、彼らが"意識高い系"だったが故なんです。ボンダイの中の人は「社会問題や政治に接点のない意識も高くない一般大衆が主体だったから」SEALDsが成功した http://gudachan.hatenablog.com/entry/2015/11/17/151354 と彼らを買ってましたけど、寧ろ運動に関わる過程で"意識高い系"の陥穽に嵌ったって気もします。

というのか、明治維新の"草莽蹶起"に始まって明治の自由民権運動・大正デモクラシーや昭和にかけての様々な"革新運動"に至るまで、"意識高い系"が主導して挙句体制やクーデター的なモノに回収されるものばかりでしたよね。結局、それが「崩壊の政治」を生み結果として敗戦という「大きな外力」でしか変え得なかった訳ですし。

2015.11.23 20:49 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

>杉山真大様

 ご返答ありがとうございます。つまり、自己中心的な視点から、他者を蔑視するとともに、自分の思いのままに理想を実現しようとする勢力同士の対立が生じているのではないかということですね。そして、そういう勢力によって政治が進められる(破壊される)、改められることのない構造があるということですか。

2015.11.23 22:17 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

マスコミやネットではあれこれ分析が出てますが、結局、公明党の姿勢が一番影響したんじゃないでしょうか。残念ですが、大阪に限らず、この国の選挙は公明党の態度に左右される場合がかなり大きいですからね。つまり、橋本の公明への無言の脅しが功を奏したということ。

2015.11.23 22:56 URL | 通りすがり #- [ 編集 ]

ところが、公明党支持層が案外にして自民党候補への支持を自民・民主の支持層以上に集めていたりするんですよね。
http://www.sankei.com/politics/news/151122/plt1511220037-n1.html

2015.11.24 08:53 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

大坂ダブル選挙は、狂信的な極右ならず者の橋下徹が率いるファシスト集団大阪維新の圧勝。
私の当たってほしくない予想が的中してしまいました。
橋下徹と価値観を同じくする安倍晋三の喜ぶ顔が目に浮かびます。
これで両者の協力の下、平和憲法改悪、戦前回帰へと急速に舵を切ることが必至です。
日本の民主主義は崩壊の時代に入りました。
待ちかまえているのは、戦前の暗黒時代への回帰です。

2015.11.24 22:27 URL | 風てん #- [ 編集 ]

結構、今回の選挙結果を受けて"反維新"な方々から何時も通りと言うのか民度が云々・意識が云々って物言いが目立ってたりする中で、想田和弘氏がこんな呟きをしていたんですよね。

https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/668465357779247104
大阪W選のおぞましさは、その結果もさることながら、維新の対抗馬に自民しかなり得ないという構図そのものにある。敵の敵は味方だとばかりに、反橋下陣営は自民候補を応援せざるを得なかったわけだが、そういう構図になってしまったこと事態が、末期的症状に思える」

これにこたつぬこ氏が以下の様に批判して

https://twitter.com/sangituyama/status/668616227258957826
「こういう発想のほうが末期症状だと思う。ならば、元自民党の翁長さんを推した沖縄はどうなのか。反維新で一致することで、自民党候補を党派を超えた候補に育て上げたことが、これからにむけた大切な財産になる」

更にポンピィ氏の以下の突っ込みへと続く訳ですが
http://twitter.com/mtcedar1972/status/669045125226459137
「沖縄と大阪はだいぶ事情が違うと思う。沖縄の郷土愛的な連帯は反基地の『オール沖縄』を生んだ。けど大阪の郷土愛・地元愛・大阪ナショナリズムから生まれたのは橋下維新だ。『オール沖縄』の『反中央・反東京』的なものを大阪では維新がやってる

自分は、最後のポンピィ氏の指摘に思わず膝を打ちましたよ。確か以前にkojitaken様が『敗北を抱きしめて』 http://amzn.to/1NOJaKd のジョン=ダワー氏に対する朝日新聞のインタビューで「郷土を愛することを英語でパトリオティズムと言います。狭量で不寛容なナショナリズムとは異なり、これは正当な思いです」と好意的に引いていた http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1402.html のに違和感を持っていたのですが、この指摘で腑に落ちた感があります。パトリオティズムって一つ間違えると「狭量で不寛容な」ものにもなり得る諸刃の剣だったりもしますし、外野の人間から大阪府民・市民の民度云々・意識云々と劣化言説を投げかけていることが反って彼らを意固地にさせているって気もします。

翻って沖縄にしても、これは他人事とは思えないことだと思うんですよね。直近の沖縄知事選の結果にしても大阪W選と比して案外に接戦だった訳です。よく政権批判側で「オール沖縄」とか言って持ち上げていますけど、その一方で大阪の橋下一派の強さを見て民度云々って言っているとしたら、お前ら論理矛盾してるだろって突っ込みたくなりますし、何より「オール沖縄」でさえ内部矛盾を抱えているってことを考えないと、一つ罷り間違えると想像すらし得ないカオスが起きるって気がします。

2015.11.25 19:25 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

「安保関連法賛成議員の落選運動を支援する・弁護士・研究者の会」が島尻大臣を告発しましたけど、そういった地道な活動をしていくしか安倍政権に対抗する方法は何でしょうね。

2015.11.28 01:39 URL | 筒木 #- [ 編集 ]

上の方への返信ですが、ここのコメント欄で建設的な意見を書く人はだいぶ前からおりません。ちょっと前は革マル(くずれ)やら中核シンパの阿呆が騒いでました。

ここのところ目立つのは左のロジックを使いつつ左だけ叩いている人たち。もちろん自分は何もしない。いや行動の提案すらできない・しない。それを指摘するとまぜかえすだけ。彼らにとって左のロジックとは枕言葉です。決して本気にしてはいけません。

今は崩壊の時代ですから、そういった転向組がぞろぞろいるのです。世に倦む日々もその一人。こういった人々とロジックで話しても無駄です。聞く気がないからね。いい歳だし。

2015.11.28 13:07 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

 っで、「左だけ叩いている」とか「行動の提案すらできない・しない」って、誰のこと?

2015.11.28 14:20 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

キミも似たようなものだがキミじゃない。なお、ここのコメントは承認制だから毎回返事はしない。まだ回答をもらっていないとか言っちゃダメだよ。

2015.11.28 16:08 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

 「左だけ叩いている」とか「行動の提案すらできない・しない」ってのは杉山真大さん、中核シンパってのはwhite noiseさんということですね。それから分かりにくいけど、革マル(くずれ)ってのは、バッジ@ネオ・トロツキストさんということなのでしょうね。

 っで、杉山さんは、過去のコメントや彼のツイッターをみれば、「左だけ叩いている」なんてことはまったくないし…っていうか、そもそもあなたの主観の「左」ってなに?って話だし…、精力的に政治的に「行動」しているし…っていうか、これも、あなたの主観の「行動」ってなに?って話だし…、「提案」だって、「○○の時に具体的にどうすべきですか?」「××すべきです」ってのだけが「行動の提案」なのかよと。それから、white noiseさんは、中核派を逮捕しろと警察に迫ったSEALDsの取り巻きや、中核派の不当逮捕に抗議の声をあげないSEALDsを批判しているだけで、中核派の思想とか言動とかに一切シンパシーを表明していないでしょ。でも、シンパ扱い。バッジさんについては、なんか、トロツキストを名乗ったら革マルってレッテルを貼りやすい理由があるのかな?って感じ。

 ようするにこの「野次馬」って人は、相手の話をきちんと踏まえもせずに、相手にレッテルを貼って、相手を貶めることで、自分の主張を通そうとする人だってことですよね。SEALDsって、「民主主義ってなんだ!?」「民主主義はこれだ!」ってのが決め台詞らしいけれども、その代表的シンパが、こちらのコメント欄では、こんな人だったり、こんな人↓

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1412.html#comment19126

だったりするって、なんか趣深いですね。

2015.11.28 19:27 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

 少し話を広げますが、よくある「左翼のお家芸の内ゲバ」という批判について、それは、決して、立場の細かな差異に拘って異議を申し立てる奴が必ずいるという、よくある分かったような左翼批判ではないですよね。むしろ異議の申し立てに対する対処の問題で、それを反動だとか、迷惑な味方の方が害悪だとかいう言葉で切り捨てようとして、きちんと相手と向き合うことから逃げることから始まるのでしょう。ここで、組織やそのリーダーと自らを同一化することでアイデンティティを保とうとするタイプの人間が、粛清を始めると。

 ようするに、長らく民主主義の重要テーマとなっている、フロムの「自由からの逃走」的な、民主主義とファシズムの問題だということでしょう。っで、断片的にみる(←フォローしていないので)「しばき隊」の話なんかをみると、これはもう、完全にファシズムですし、「しばき隊」を取り巻きに抱え、↑こういうシンパを抱え込んでいっているSEALDsだって、そこに陥る危険性が極めて高いといえます。だからこそ、その危険性がしっかりと指摘されることは、SEALDsのためにも必要なはずなんでけどね。ちなみに、共産党も、ずっとファシズム体質できたことがやはり最大の問題でしょう。だから、「もう共産党しかないのに、敵を利するようなことは言うな」みたいな言は、絶対にあるべきではないですね。っで、SEALDsは、その共産党の純然たる下部組織である民青をも、実動部隊として活用しているのですよね。

 っで、SEALDsの特徴って、よくも悪くも、しばき隊だとか民青だとかの企画力・動員力を、微妙な距離感を保ちながら活用する、したたかさだといえるでしょう。だから権力にも積極的に近づこうとする。ファシズムタイプのシンパを抱えてるってのも、民主主義の特徴をよくも悪くも理解した上で、したたかに、敢えて、そうしているのかもしれませんね。だから(蛇足だけど)、

>奥田さんも同じくメンバーの牛田さんにしても(おそらく『T-ns SOWL』『制服向上委員会』の人達も)、
>「将来が不安でいたたまれない」
>「『崩壊の時代』をどう生きたらいいのかわからない」
>と強く思っていると思うんです。
>ならば、同じ悩みを抱えるものとして

なんて言うのは、ちょっと的外れじゃないかと思いますけどね。そもそも、そんな言動があったのかな?(←これも、フォローしていないので、分からないですけど。シンパがこう言うのだから、あるのかな?)

2015.11.29 14:20 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

>suterakuso氏
この問題について、津田正太郎氏の次の指摘が示唆的なんですよね。

「政治の季節」の過ごし方【追記あり】 - 擬似環境の向こう側 http://brighthelmer.hatenablog.com/entry/2015/08/06/231814

富永格・朝日新聞特別編集委員の呟きに端を発する一連の騒動を枕に、「『味方』からの異議にどう応じるか」って問題を取り上げているんですけど、その中でこう述べています。

「多様な人たちがお互いの違いを曖昧にしたままでまとまることは、結果として印象操作の対象となるリスクを増すことになる。『味方』の陣営のなかでもっとも極端な意見を持っている人物や集団が選び出され、あたかもその人物や集団が『味方』全体の意見を代表しているかのようなイメージを敵側によってばら撒かれやすくなるのだ

「加えて、ネット上の可視化された環境において『味方』内の異論を押さえつけようとすることが運動全体に対する印象をかえって悪くしてしまう可能性もある。敵側は容赦なく運動のそうした言論弾圧的性格を槍玉にあげてくる」

「『味方』内の異論と激しくやりあえば内ゲバとして嘲笑され、異論を曖昧にすれば敵側からの印象操作の対象となる可能性を増し、異論を押さえつけようとすれば言論統制や全体主義といった批判がやってくる。敵と味方の対立構造が存在する以上は、『味方』内の異論に対してどのように対処しようとも攻撃は受ける

結局、谷川雁が言う様な「連帯を求めて孤立を恐れず」で広汎に「連帯」することは簡単に思えて、実は反対勢力との攻防という現実を前にしては何処かで一線を引いて"排除の論理"を行使しても逆に無謬性で押し通しても批判や攻撃の対象にされてしまう困難に直面せざるを得ないジレンマに陥っちゃうんですよね。ちなみに谷川の「連帯を求めて孤立を恐れず」を「ケツの穴まで連帯するのか?」と皮肉ったのが、かの久野収だったりする訳ですが。

2015.11.30 18:19 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

>杉山真大様

 この文脈でその話を出されると、私に対する牽制も含めて、示唆されていることとして、いろいろなことが考えられて、そのうちどの話をすれば適当なのか、難しなあと思いながらになりますが…。

 一つ思ったことを書くと、それは、情報の受け手側の民主主義的成熟度と、情報を発信する各勢力の発信力のバランスという問題として論じることもできるのではないかと。つまり、「政治の季節」を経て、そういう情報戦の中で適切な判断をする民衆が育ってくるのかということと、それができるに十分なほどに対立する勢力に情報の対称性があるかということですね。ある意味、アメリカの民主党と共和党の関係なんかは、そこだけをみると、そういう状態が実現しているともいえるのではないかなあなどと感じました。そこだけをみると、ですけどね。

2015.12.01 07:32 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

いや驚いた。ステ君、革マルくずれや中核派が誰かなんてよくわかるね。われわれが一致して認めた以上これにて確定だ。

さて、レッテルがどーのこーのといきり立ってるが、そもそも「お前は権力に取り入る腹か」なんていきなり言い出したのは杉坊だ。ステ君からはファシスト呼ばわりまででてきた。これがレッテルでなくてなんなんだ?

「連帯を求めて」やら久野谷川まで知ってるんだからなかなかのインテリなのに、なんですぐバレる言行不一致をしでかすんだ?答えを教えてあげると、それはSEALDsでもなんでもいいが、自分の気に入らないものを叩くことしか考えてないからだ。だから提案も行動もするはずがない。

これは「内輪揉め」じゃない。何もしないお彼岸組とそうでない者との差です。残念だがお彼岸組はあっちに行ってしまった。ちょっと前まで左的だったなんてのは意味ない。世に倦む日々を見てみたまえ。最後はオウムを賛美した吉本隆明の方かな。

若い方々、こんな調子で自分の思いつきを歴史的偉業と勘違いして騒いでいた(いる)のが大昔の過激派だ。昔からなんの役にも立ちません。真似しないでください。おっと過激派呼ばわりは失礼ですね。薀畜派と呼ぶことにします。

2015.12.01 16:29 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

ここまで失礼なことを言われると、流石に自分としても黙っていない。言うべきことを言っておく。

正直なとこ、自分は東日本大震災の被災者で少し歩けば自衛隊の補給処があることから防衛に関することだって他人事ではいられない身ではある。原発問題だって大震災以前の東海村の臨界事故が起きた際には生きた心地がしなかった経験上、少なくとも再稼働論や推進論には与せない。首都圏とは言え東京へ行くにも片道1000円以上はかかる(18きっぷが最安な移動手段だったりする!)とこに住んでいては出来ることだって限られてるけど、機会あれば政治的なマターでモノを言ったり署名したりしていることもあるし、東京へ行く所用序でみたいな格好で反原発のデモに参加もした。多分、野次馬氏とやらは直ぐにでもデモに出かけることが出来ているんだから、こういう出来ることが限られた人間の心情なぞ省みず、自らの"意識の高さ"を鼻にかけて「何もしないお彼岸組」などと手前の暇人振りを棚に上げて誹謗中傷を平然とすることができる訳だ。

そもそもレッテル何鱈と言うなら「自分に向かってこない手頃な相手を選んで切りまくる」と言い出した貴方こそがそのレッテル貼りの濫用者じゃないのかね?さっきのコメントでも「何もしないお彼岸組」「自分の気に入らないものを叩くことしか考えてない」「自分の思いつきを歴史的偉業と勘違いして騒いでいた(いる)」自分としてはこれらの罵詈雑言を熨斗付けて貴方にお返しするね。

で、「なかなかのインテリなのに、なんですぐバレる言行不一致をしでかすんだ?」お前が言うな。"反維新"で"戦争法案反対"って言ってる振りで、まだ棄権や白票なら兎も角「舛添なら慎太郎よりはるかにマシ」「私は自民に入れるでしょう。2択だから」と平然と口にしているこれが言行不一致でなくて何々だって言いたくなるよ。それで人様に説教こける様なことをしている貴方こそ「自分の思いつきを歴史的偉業と勘違いして騒いで」いるとしか傍目には映らないけどね。

最後に。内ゲバとかリンチとかやらかして自滅したり逆に自分が利用するつもりで権力に取り込まれていくのは、所謂「薀畜派」でなはく自分の行動や言動を相対化することすら出来ず他人に提案や行動を矢鱈求める癖に「自分の思いつきを歴史的偉業と勘違いして」"意識の高さ"を鼻にかけている野次馬氏のような輩だということは幾ら強調してもし過ぎることは無い。

2015.12.02 17:56 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

>いや驚いた。ステ君、革マルくずれや中核派が誰かなんてよくわかるね。われわれが一致して認めた以上これにて確定だ。

 ふざけないでください。6つ上にある、私の2015.11.28 19:27のコメントは、あなたの当て付けを否定するコメントですよね。っで、中核派の逮捕に抗議しないことを非難するだけで、white noiseさんを中核シンパと呼び、トロツキストと自称しただけで、バッジさんを革マル(くずれ)と呼んだことを否定せず、そのように開き直ったような態度を取るのですね。


>そもそも「お前は権力に取り入る腹か」なんていきなり言い出したのは杉坊だ。

 この↓エントリーのコメント欄のことですね。そして、きちんと読めば、事実は「いきなり」なんてことではないことは、普通の読解力があれば分かることです。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1414.html


>これがレッテルでなくてなんなんだ?

 私のがレッテルなら、フロムもヴェーバーもリースマンもレッテルでしょうよ。そして、あなたの中核シンパだとか、革マル(くずれ)とかは、それらとは全く違う。


 っで、杉山さんが提案も行動もしていないのですか? ネット上ではしていますし、あなたに杉山さんのリアルのことがなにか分かるのですか?

2015.12.02 22:38 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

野次馬氏が他人を何を持って人を彼岸組と言うのかな?
ここに自分の意見をしっかり書くだけでも、傍観者ではないでしょう。
他者を批評するのは自由です、私も他者の意見に批評はしてますから。
ただ、少なくても私は、ここでのコメント以外では野次馬氏、杉山真大氏、suterakuso氏(他の方も)の事は分かりません。
つまりここにコメント書くだけなら彼岸組というなら野次馬氏もそうなのでは?
もう少し他者への批評内容を具体的に書いてくれるといいのですが。
杉山真大氏の意見に反対の場合もありますが、野次馬氏より丁寧に自分の意見を書いてますよ。

2015.12.03 20:59 URL | 一般的ウロタ #- [ 編集 ]













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