きまぐれな日々

 今年最後の記事。ふだん月曜日の更新だが、今週は飛び石連休を口実にして休んだ。しかし来週はもう年末年始休暇の時期で、その次となると、来年は今年までやっていた元旦付の挨拶のエントリはもう止めようと思っているので、1月5日付になって、前回、衆院選投開票日翌日の12月15日付記事から3週間も間隔が空いてしまう。そこで、その間1度は記事を上げておこうと考えた次第。といっても、維新の党と民主党の連携を批判するだけの、言ってみればどうでも良い内容である。

 今年の衆院選では選挙戦の最後の最後に、思わぬアンダードッグ効果があった。それは維新の党の思わぬ「健闘」(この言葉はあまり使いたくないが)だった。衆院選では当初から維新の苦戦が予想され、選挙戦が進むにつれてその傾向は顕著になった。このところの衆院選で中盤戦の情勢を報じている毎日新聞が維新の議席を24議席程度と予測したのに続き、朝日新聞は終盤選の予想で序盤戦の予想から維新の議席を下方修正して、やはり20議席台と予想した。だがそこからわずか数日で維新が盛り返し、大阪で劣勢と見られたいくつかの選挙区で自民に競り勝ち、終わってみれば解散前と比較してわずか1議席減の41議席を獲得したのだった。比例ブロックでも、維新は15.72%の得票率を記録した。これは20.38%の前回よりは大幅に下落しているものの、普段マスコミが発表する政党支持率では、維新はいつも1%前後であることを思えば、平時の政党支持率と得票率に差があり過ぎる。

 選挙では、特定の支持政党を持たない人(私もその1人である)でも、棄権や白紙投票でもない限り、どこかの政党に投票するしかない。「特に支持政党はないけれど、どれかを選ぶなら維新」という人が、想像を絶して多いようだ。2000年代前半の民主党にも同じような傾向があり、2003年の衆院選や2004年の参院選では、あれだけ普段の政党支持率が低い政党が、なぜ国政選挙になると自民党と張り合えるのか不思議だった。しかし、その当時の民主党でさえ、平時の政党支持率が1%そこそこということはなかった。維新の党とは、まさに「『風』だけが頼り」の政党だ。

 その維新の党にちょっとした変化が起きた。橋下徹が共同代表を「一時的に」退いたのである。但し橋下が同党を「離党」したわけではなく、読売新聞などは来春の統一地方選後の代表復帰の線で調整していると報じている。とはいえ、政治の世界においては口約束ほどあてにならないものはない。

 橋下や松井一郎にとっては、来年の統一地方選ほど大事な選挙はないのは事実だろう。その重要性は公明党にとっての統一地方選の重みの比ではない。安倍晋三による年末の解散総選挙は、統一地方選に影響しないという公明党の意を受けたものだと言われているが、橋下にとっても「渡りに舟」だったかもしれない。橋下は選挙戦最終日に「敗北宣言」をして注目を集め、票を掘り起こして苦戦の伝えられた大阪の小選挙区で5議席を獲得するなど、トータルでも前回総選挙より13議席減らしたものの、解散前と比べてわずか1議席減らしただけの41議席を獲得した。しかし、維新の勢いが確実に落ちていることは、比例代表の得票率が大幅に下落したことからも明らかだ。

 実は、2011年の統一地方選でも、大阪維新の会は苦戦を伝えられながら、いざ蓋を開けてみると強さを発揮し、選挙に勝った。それは、名古屋(愛知)で勢いを失った河村たかしの「減税日本」と好対照をなした。

 しかし、その時と比較しても現在は、維新の党同様大阪維新の会も支持を失っている。だから、今度の統一地方選は橋下にとっては伸るか反るかの大勝負であることは間違いない。そんな時に維新の党の共同代表なんかやってられるかというのはおそらく掛け値なしの本音だろう。

 ともあれ、橋下は維新の党の共同代表を「一時」離れた。以下これを報じる朝日新聞記事を引用する。『kojitakenの日記』の12月23日付記事「橋下、維新の党代表辞任を表明」に同じURLの記事を記録したが、その後記事が書き加えられるなどしたらしく、中身がずいぶん変わっている。
http://www.asahi.com/articles/ASGDR52CQGDRUTFK001.html

橋下氏、維新代表を辞任 都構想や統一地方選に当面専念

 維新の党の橋下徹代表(大阪市長)は23日の党執行役員会で、辞任を表明した。大阪都構想や来年4月の統一地方選の準備に専念するため。一時的に党の中枢から離れるもので、執行役員会で了承された。維新の代表は江田憲司衆院議員が1人で務める。

 松井一郎幹事長(大阪府知事)の辞任も決まった。執行役員会では橋下、松井両氏が「都構想の実現に専心したいので、いったん職をひきたい」と発言。「統一選後、すみやかに元の職に戻ってもらいたい」という意見が相次いだという。

 橋下氏は2012年9月に維新の党の前身の「日本維新の会」を結党。石原慎太郎氏らと合流した直後の一時期を除き、維新のトップを続けてきた。衆院選では公示前勢力から1減の41議席を獲得。執行部の責任を問う声はなく慰留もされたが、統一選優先という橋下氏の意向は強かった。

 役職を離れる期間について、松井氏は記者団に「当面の間」と説明。その上で「必要とされれば国のために戦い抜きたい」と、統一選後に復帰する可能性を示唆した。橋下氏は最高顧問、松井氏は顧問に就き、後任の幹事長は松野頼久国会議員団会長が兼務する。橋下代表、松井幹事長という地域政党「大阪維新の会」の体制は変わらない。

 橋下氏は対立する公務員労働組合が支援し、都構想に反対する民主党との連携に否定的だが、江田氏に党運営が委ねられることで当面は民主党との連携が深まりそうだ。

(朝日新聞デジタル 2014年12月24日00時17分)


 記事の末尾は朝日に限らず新聞記事によくあるいやらしい書き方だが、これを書いた朝日の記者が民主党と江田憲司率いる維新との連携を期待していることは明らかだ。さる「リベラル」のブログにも、橋下・松井抜きの江田維新と民主党の連携を待望する記事が上がっていたのを見かけた。

 しかし、9年前の「郵政総選挙」投開票日に小泉純一郎を持ち上げる社説を掲載した、新自由主義色の強い朝日新聞はともかく、同じ頃に小泉の郵政総選挙とその後の「小泉独裁」を批判していたはずの「リベラル」ブログまでもが民主と江田維新との共闘を期待するなど、いったい何を考えているのかと言いたい。

 江田憲司は、政治思想的には右翼色は薄いが、強烈な新自由主義者である。総選挙における維新の党のスローガンは「身を切る改革」だった。このスローガンといい、党首討論における江田憲司の発言といい、救い難い「ネオリベ」だなあと改めて思った。橋下徹も総選挙のテレビ討論に登場したが、極端な「経済右派」という点においては、江田憲司と橋下徹は同程度との感想を持った。

 そんな江田維新と民主党が国政で協調すると、鵺的な民主党の経済政策は、「経済右派」側に大きく引き寄せられるのではないか。つまり、安倍政権の経済政策の弊害として今後深刻になると思われる「格差の拡大」に歯止めをかけるどころかこれを助長する可能性が高いと思う。

 なお私は、来年1月に行われる民主党代表選で細野豪志か前原誠司が勝てば、民主と維新の合流の可能性が強まると思っていたが、人材の払底した党の中間派ないしリベラル派は、どうやら新自由主義者ではあるが維新との合流には前向きでない岡田克也を推すような気配で、その場合民主と維新との合流は当面先送りされる。とはいえ岡田克也は括弧付きの「リベラル」からさえほど遠い政治家であり、今後民主党の経済政策が「経済右派」寄りになることはほぼ確実だろうと私は見ている。

 まあ総選挙に投票した民意が維新を惨敗から救ったとしか言いようがない選挙結果だから、それも必然の流れなのかもしれないが。どの政党も支持しないが、あえてどこかに投票するなら、と消去法で維新を選んだ有権者は相変わらず多かったのだ。民主党は、一度政権運営に失敗したから、有権者の「民主アレルギー」は強い。維新はまだ国政で政権運営をしたことがないから、幻想が残っているのだろう。私が思い出すのは、一度も権力の頂点に立たなかったことを最大の強みとして、「剛腕信仰」で多くの「信者」を集めた小沢一郎である。

 しかし、かつて自由党時代に「根強い」と思わせた小沢一郎の人気も、東日本大震災・東電原発事故の際に逃げ出す臆病さを見せながら「菅降ろし」に血道を上げた頃から急下降し、今や政党要件の維持に汲々とするまでに落ちぶれた。橋下徹も江田憲司もいずれ同じように凋落すると私は予想しているが、そんな人たちが牛耳る維新の党との協調を重視する民主党が、そうでなくとも怪しかった経済政策をますます「経済右派」寄りに舵を切ると思うと嫌になる。

 そうなると、またぞろ「希望は、戦争」という声が出始めるのではないか。赤木智弘の場合はレトリックだったが、本気でそう思い始める人たちが増えるかもしれない。

 「橋下抜き」であろうとなかろうと、民主党と維新の党との連携は「地獄への道」であるとしか私には思われない。
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「民主党が、そうでなくとも怪しかった経済政策をますます『経済右派』寄りに舵を切ると思うと嫌になる。そうなると、またぞろ『希望は、戦争』という声が出始めるのではないか」

実は、同じ様な危機感を自分も抱いているんですよね。いわゆる政権批判派の中で、再分配政策に否定的ばかりか相互監視と連帯責任をセットとした相互扶助を賞賛する意見への支持が目立っていますからね。以前からはてなダイアリーや本ブログでチラホラ名前が出てくる内田樹は勿論、浜矩子もそういう持論だったりしますし。

しかも、そういう言説の支持者と例えば孫崎享辺りの「自主路線」への支持者って案外重なっていて、以前の様に政権批判=平和憲法擁護って図式ではなくなりつつある感が強まっているんですよ。少し前のエントリでも触れたかと思うんですけど、孫崎の『戦後史の正体』 http://t.co/Mfv4NeVHg9 など一連の「『戦後再発見』双書」 http://amzn.to/1yFcJLG を企画・編集した矢部宏治が「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」 http://amzn.to/1pWRXUS を著わしていますが、明らかに憲法9条を変えて(外国軍隊の駐留を禁じ)自国軍を持てとそれこそ「戦後レジームからの脱却」そのもののことを言っているんですよ(かのbilderberg954=中田安彦の書評がそのことを触れているのですが)。現に矢部と孫崎は何度か対談してたりして http://youtu.be/cBFE2dWTVQg http://youtu.be/aM1VM3Rh6yc 、日本が自主防衛したらアジア諸国も日本と仲良くなる→国連も敵国条項を外さざるを得なくなると呑気なこと言ってるそうですが、仮にもそんなこと実現したら寧ろ「日本封じ込め」への周辺諸国が動いてしまうってことを想像出来ないんですかね?

幸い(!?)、先の総選挙で右翼な政策を掲げた「次世代の党(前世代の党?)」は社会政策の面が決定的に欠けていて派手にズッコケましたけど、でも水面下で内田や孫崎・浜とか矢部更には副島隆彦といった欧州新右翼よりも更に排外的・閉鎖的で尚且つ封建遺制まで引き摺っている様な「日本側新右翼」への支持が広がって来ると、(坂野潤治風に言うと)「憲法第9条と表現の自由」だけを尊重し、「格差」に目を向けない場合の最悪の結果がどうなるか想像するだに怖ろしくなってしまいます。

2014.12.25 10:17 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

中野剛志や三橋貴明のような内田や孫崎・浜とは比べものにならない程の極右・排外主義・軍拡主義者の「自称真正保守」も政権批判を強めつつ再分配を強く主張しているのも恐ろしいです。
彼らの主張する経済政策は金融緩和・財政出動・再分配による格差縮小と比較的まともな点が余計に厄介だと思います。
財政出動を公共事業に重点を置いているところではヒトラーに通ずるものさえあります(ルーズベルトと言い換えても良いですが)。

救いなのは内田や孫崎・浜の支持者らは自称「リベラル・ハト派」で「緊縮派」が多いのに対して、連中は「保守・改憲・軍拡・反中韓・反緊縮」を公言して憚らないので、今のところこの二つの勢力が手を組む心配はなさそうなところでしょうか。
加えて一時期接近していた田母神が次世代に行ったことで今は距離を置いていますから、「御輿」が不在なので当分は国政に入り込む心配はないでしょう(彼らの一味である藤井聡が内閣参与として政権に入って既に国土強靭化を主導してはいますが、安倍の緊縮路線で思い通りには行ってなさそうですし)。

内田や孫崎・浜の「自称リベラル」極右や、中野藤井三橋らの真正極右が本格的に台頭する前に、真のリベラル・左派が力を持てるかにかかっています。

2014.12.25 13:21 URL | グッドマン #- [ 編集 ]

読んでいて事実関係で気になった点を指摘させていただきます。

>>トータルでも前回総選挙よりわずか1議席減らしただけの41議席を獲得

前回はたしか54議席なので13議席減ですね。
公示前より1議席減らしただけです

ま、石原・平沼との「日本維新の会」と江田・柿沢との「維新の党」なので前回と今回との単純比較はできませんが。

2014.12.25 14:24 URL | #- [ 編集 ]

前回の記事でもコメントで触れましたが、日本会議等の保守団体は、特にアメリカに的を絞って慰安婦問題に対する「理解」を求めるよう活動中なわけです。
また、官邸の指示か外務省の独自判断かわかりませんが、在米公使がNYTやLAタイムスに「日本の立場」を説明すべく寄稿している状況なんですね。
まぁはっきり言って狂ってるとしか思えないのですが、これが大真面目にやられていると。
で、国内では保守団体などからの働きかけで、朝日の「虚偽報道」を機に地方議会で「慰安婦修正決議」採択が加速していると。
そして予想されたように、安倍は今年にでも壊憲発議のための国民投票実施まで持っていこうとしているかのような発言をしていると。

で、対抗勢力としての民主党はと言えば・・・まず、民主党代表戦。
なんというか細野(vs前原?)vs岡田という図式では、主義主張以前に終わっている感じがしますね。

そもそも民主党最大の支持母体である連合が、(目的税ではない)消費税増税を社会保障のために賛成で、外形標準課税は原則適用と言う一方、法人税の累進課税はほぼスルーしている状態。
TPPについても最終的判断は国民合意だなんてまさに「何言ってんだ」状態。
また、傘下の大所である電力総連、電機連合あたりが原発推進ということで、連合を路線転換させるくらいの勢いのある新代表とそれをサポートする体制が組めるならともかく、そんなことはないよと。

まぁ蓮舫が代表選出馬表明してますが、せめて彼女が代表ということになったらイメージ的に子育て支援や女性支援といったところで、女性・比較的若い世代の支持を集める可能性があるので、自民党との対抗軸は間違いなく作れると思うのですが。
https://twitter.com/ikeuchi_saori/status/547529025220931585
これは共産党の池内さおりがツイートしてたのですが、すでに子どもの6人に1人が貧困であり、総計300万人を超えている上、”自販機の裏で暖を取り眠る子ども、車上生活のすえミイラ化し消えた子どもたちの声が届かない日本社会”というどこの開発途上国かと思うような事態が進行しているわけですが、民主党政権下での公共での子育てという理念は、賛否両論あったもののよかったと思うんですけどね。
自民の家父長家族主義万歳女性議員との差別化を図る上でも、蓮舫が選ばれるようならまだ少し見込みもあるかな、と思うのですが党内力学的にもまずないだろうと。

それと、さすがに年金積立金の株・為替運用に民主党は反対してますし、経済特区での雇用規制緩和にも反対ということはありますが、オール野党体制組めたとしても自民に対抗する数もないと。
そもそもTPPにしろ消費税増税路線にしろ、民主党政権下で表に浮上してきたわけで、ある意味安倍自民にとってはごっつぁんです状態でして。
仮に路線転換図るにしても、主要メディアがゴリゴリのネオリベ政策支持している以上バッシング受けるは必定でして、なかなか世論も向いてくれないと。

ということで私的には”「橋下抜き」であろうと、民主党と維新の党との連携は有害”というよりは”「橋下抜き」であろうと、民主党と維新の党との連携はさらに有害で安倍自民は好き勝手し放題に変わりなし”というしかなく、結局政権の暴走を止めるには、統一地方選までの間の安倍の失点=経済情勢の悪化しかなく、仮にそれほどひどい経済情勢となった場合は、まさに「地獄」という状況になるわけでして。
とても良いお年をなどと言ってる場合じゃない年の瀬です。

2014.12.25 23:52 URL | white noise #- [ 編集 ]

無記名の方、ご指摘どうもありがとうございます。維新は比例も大阪の小選挙区も前回より減っているはずなのになんで1議席しか減ってないのだろうと、内心誤りを予感しながら、まあ誰かが指摘してくれるだろうと書き飛ばしてしまいました(汗)。

本文を訂正しておきました。

2014.12.26 07:54 URL | 古寺多見(kojitaken) #e51DOZcs [ 編集 ]

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000041449.html
政府事故調調書公開 津波対策検討するとクビ

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014122690070039.html
津波対策「関わるとクビ」 10年 保安院内部で圧力

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141226/t10014293371000.html
原発事故 127人分の証言を公開

当時の原子力安全・保安院の担当者は、重大事故対策への電力会社の姿勢について「ほっとくとやらないし、そんなことをされると地元対策が大変で、デメリットばかりで邪魔で仕方がない、そんなことをされたら困るという意識だったのではと思う」と強い不信感を示しています。

2014.12.26 08:28 URL | #- [ 編集 ]

近畿でほとんど自民党と並ぶ勢力となり、西日本で民主党と拮抗しているという事実が、野党再編における維新の力の源泉でしょうから、そう簡単に維新の東西分裂なんてことにはならんかもしれませんが、たとえ橋下抜きでも有害というのは同感ですね。江田、岡田がどっちも通産官僚というのも、なんだか嫌な感じだ。

2014.12.27 16:33 URL | 西尾 #SVqLzQOU [ 編集 ]

その維新の「西」のほうだけど、大阪都構想の一件を通じて本格的に公明党(というより創価)に取り込まれつつある。
つい先日事態が急展開したようだが、これは公明が大阪維新に折れたのではなく、実は大阪維新が今や公明なしでは生きられなくなってしまっていることを露呈している。
しかも創価~公明党本部のルートでの決定事項。
現政権はタッチしておらず、公明独自の動きらしいよ。
それにしても、江田はどうするつもりなのだろうか。
このままズルズルいけば、党内に「第二公明党」を抱えることになるのだが。
まあ元々公明は「府市再編論者」だったし、大阪維新から主導権を奪ったうえで都構想をやろうとする動きを見せてもおかしくはないわけで。
そこんとこ見えてない人は、「公明が維新にひれ伏した」という単純な見方しかできないだろうけど。

2014.12.28 18:02 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

都構想についての公明党の態度豹変については、別に驚きはありませんね。
まぁ政権いたい党、勢力維持が自己目的化しており、平和の党なんてうたい文句はとっくに形骸化していますし。

で、この都構想云々よりも個人的に深刻だと思っているのが、橋下が発表した生活保護受給をめぐる究極の(アメリカ型)貧困ビジネス。
http://mainichi.jp/select/news/20141227k0000m040041000c.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/122602405/?n_cid=nbpitp_itptw_bottom

言ってみれば生活保護受給者を罪人扱いしている点で人権無視かつ受給者の自立を阻害する、むしろ受給をあきらめさせる可能性が高い点が大問題。
また巨大な利権が発生する点、零細小売店圧迫する点など副次的な問題もある。

さらにこれが大阪市のモデル事業であるだけではなく、NTTデータのクラウドサービスを利用していることからも、ビッグデータの活用という点で個人情報の悪用をなし崩し的に拡張されかねない、大阪市のみの問題にとどまらない危険性をはらんでいます。
橋下信者のみならず、人権というと鼻でせせら笑い「俺の税金無駄に使いやがって」な生活保護たたき当然と思っている一般市民も大喜びな政策なんでしょうね、きっと。

今のところ、公明党が本件について何らかの反応を示しているかどうかは不明ですが、旧結の党では例えば柿沢未途。
https://twitter.com/310kakizawa/status/548329463822290944
この人脱原発・脱被曝などリベラル層から人気ある人という印象でしたが、この体たらく。
ネオリベ万歳ってところでしょうか。

政府が生活保護受給額を減額方向に持っていこうとしている中、巨大企業の中抜き利権には目もくれず、生活保護受給者が徹底的に管理されるのは当然なんて思っている人が大多数だとすれば、既存政党の枠組みがどうなろうとこの国には未来がないと思いますがね。

ちなみに本件の問題点を指摘しているトゥゲまとめ二点です。↓
http://togetter.com/li/762384?page=1
http://togetter.com/li/762427
特に上のまとめは昨日UPされたにもかかわらずPVが伸びてますが、どれだけの人が問題だと認識しているのか、甚だ疑問です。

2014.12.28 21:20 URL | white noise #- [ 編集 ]

例の大阪市の生活保護の件だけど、「生活保護受給者が来る店」というイメージ(言い方に問題があるのを承知の上であえて言う)を回避したい小売店側がVISAプリペイドカード導入を一斉拒否したらどうなる?
事業は成り立たず、大阪市が無駄金払った挙げ句赤っ恥かいて終わりでしょ?
橋下に人権感覚なんてないのは分かりきったこと。
少なくともそことあわせてアイツの見込みの甘さと無能ぶりをもっと責めないといかん。
それこそが有効な攻撃。
都構想をめぐる維新の件に関しては、大阪維新自体が、今後の成り行き次第では公明に乗っ取られる可能性があるということを言いたかったんだけどね(但し接近してるのはあくまで党中央で、公明府議、大阪市議の出方はまだわからないが)。
それでも江田は彼らと一緒にやるのかなあ、と。
多分、どうなっても腐れ縁のようにズルズル行く気もするけどね。

2014.12.28 22:09 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

>例の大阪市の生活保護の件だけど、「生活保護受給者が来る店」というイメージ(言い方に問題があるのを承知の上であえて言う)を回避したい小売店側がVISAプリペイドカード導入を一斉拒否したらどうなる?

まぁ単にVISA導入にはコスト的な問題がってことでも良いわけですが、果たしてどこまで認知されているか?は大いに疑問です。
現に今までも(大阪市だけではないですが)小売業に不利な施策を気が付いたら外堀埋められて受け入れざるを得ず、結果現在に至っているわけです。

先に示したトゥゲまとめでも例示されてましたが、本来小売店と影響を受ける消費者が連動して問題提議しないといけない案件ですね。
しかしこのビジネスモデルは、税金を無駄使いしていると藁人形を仕立てあげ、煽り立ててますので、他人の人権には興味のかけらもない消費者にとって、正義と認識される可能性が高い点が巧妙なのです。
しかも橋下のハチャメチャっぷりを結果的に大阪の有権者は受け入れてきたわけでして。

いずれにせよ”大阪市で成功したら”必ずや全国で事業化されますし、しかも”生活保護にまつわる貧困ビジネス”だけにとどまる案件ではありませんので、問題化するには政党のバックアップが必要ですが、今のところ社民、共産以外で本件を取り上げてくれそうなところがないので、気が付いたらってことになりかねないかな、と危惧しています。
なにせ安倍政権にとって方向性が一致する案件ですので、仮に自民市議団・府議団が騒いだところで、スルーされるかなという点もつらいところです。

なお維新と公明の関係性については特に内部事情に詳しいわけでもなく、コメントできません。
むしろ都構想騒ぎにまぎれてこんな問題がある、という点を強調しておきたかっただけでして。
誤解を招く表現であったことをお詫びします。

2014.12.29 00:17 URL | white noise #- [ 編集 ]

生活保護費支給のプリペイドカード化についてさらに一件。
こんなことをしたら(これもまた良くない言い方を承知で言うけど)
「三井住友VISAプリペイドカード=生活保護受給者のカード」
というスティグマをカード自身が背負ってしまう。
正直な話、世間一般の人がこのカードを使いたいと思う?
少なくとも、これからプリペイドカードを使うのであれば、他社のを選ぶんじゃないか?
まあカードごときそこまで気にしないという人ばかりなら問題はないのかもしれんけど。

色々考えてみると、なんかこの話、元々実用化を念頭においておらず、テスト運用のみで収益を得るという自治体騙しのビジネスじゃないのか?
たまたま頭の悪い大阪市長だけが釣り針に食いついただけ、という。

2014.12.29 04:52 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

>「三井住友VISAプリペイドカード=生活保護受給者のカード」
というスティグマをカード自身が背負ってしまう。

銭に色はつかないと同じ理屈で関係ないでしょうね。
というかそもそも気づかないでしょう。

>色々考えてみると、なんかこの話、元々実用化を念頭においておらず、テスト運用のみで収益を得るという自治体騙しのビジネスじゃないのか?

水際作戦で悪名高い北九州市のような自治体ばかりではないとしても、多くは乗るでしょうね。
”社会的実験”とやらが成功すれば。
何と言っても生活保護費を切り詰めたい(=スティグマ利用しての受給をあきらめさせる)、しかも自治体へのテラ銭もあるでしょうから。

ちなみに東京渋谷区では、毎年恒例の年末野宿者及び支援団体の炊き出しを阻止するため公園からの追い出しを今年も強行しました。
本来生活保護が一番必要な人たちなんですが、区役所も区議会も無問題のようです。

http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2014/122600.html
ついでに言えば国、地方の公共事業に強いNTTデータはやる気満々でして、まぁ彼らにとって極めておいしい事業であることだけは間違いないです。

2014.12.29 21:15 URL | white noise #- [ 編集 ]

ファシスト集団「維新の党」と自民党野田派(前原グループ)「民主党」の連携は日本の極右化をさらに加速させるだけで有害であることは幼稚園生でもわかります。
ファシスト集団「維新の党」は総選挙で議席大幅減とならず、しぶとく生き残りました。
そのため自民党の議席数は300には届きませんでした。
そもそも結党してから右傾化するばかりの民主党に期待すること事体ナンセンスです。
民主党の代表選挙、岡田(彼もベターではない)が病気、極右排外主義者の細田の笑い顔が目に浮かびます。
細田が代表に就任だと右傾化に拍車をかけるでしょう。
民主と維新の連携の行き着く先は「大日本大政翼賛会」といったところでしょう。
自民、民主、維新の極右三人組、これに対抗できる勢力が野党になり、勢力を拡大しないといけないのですが、あまりにも微力です。



2014.12.30 01:13 URL | 風てん #- [ 編集 ]

大賛成!
維新寄りになればなるほどアベノミクスの劣化コピーに陥るだけ。
それがどれだけ、アベノミクスに不満を抱く人々を失望させることか?
残念ながら共産党では小選挙区で勝ちまくるだけの支持は得られない。
比例でさらなる躍進をという願いも大甘である。なぜか?
それは久しくメディアが喧伝し続けた『身を切る改革』という名前の定数削減の現実的な落と所が比例枠の削減になる可能性という点である。
その意味でも私は江田憲司は絶対に許せない!かつて彼の所属したみんなの党は比例のみの議員を提言していたとは記憶しているが、はたしてどこまで本気なのか?いや、その前に何処が圧倒的な議席を有しているか?比例を軸にした議席改革なぞあり得ないのだ。
加えて情けないことに民主党も小選挙区ジャンキーなので…お笑いなのが比例枠のおかけでたすけられているくせにだ!…この流れ、まず止められないだろう。
因みに『有識者に委ねろ』なんて戯言がまたぞろマスコミに出ているが
これが諸悪の根源だったことは、四半世紀前の歴史を紐解けばたちどころに分かるお話でもある。
比例で安倍晋三を倒せない。となると…非常にムカつくけど…小選挙区ということになるが、相対的に民主党が現時点では対抗馬にならざるをえなくなる…ムカつくがこれが我が国の実情である。
然るに、新自由主義街道を地方選挙でコケながらも突き進む安倍自民党に劣化コピーで対抗するなんて、愚の骨頂である。
維新の近い将来、その組織力などを天秤にかけても、こんな奴らと徒党を組む、数合わせに勤しむのは単なるバッドセンスのみならず、アベノミクスに苦しむ有権者全般への裏切り行為である。
さて、あなたの岡田克也についての解説は見事だと思う。
ただ、今いるカードで戦うしかないのも事実。細野だととんでもない結末を迎えるのは必至(笑)。
ここは再建路線でリベラル色を出している長妻と連携してもらって、野党色を強めさせるのがセカンドベストではないか?
頭が痛いが、岡田の場合は歴史教科書などのスタンスでも産経系の教科書導入に怒っていた過去もある。
ま、何れにせよ、厳しくwatchingする必要に変わりはない。

2015.01.13 01:21 URL | 社民リベラリスト #yRFG10YY [ 編集 ]













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