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きまぐれな日々

 去る10月8日、韓国の検察が、セウォル号事故当日の朴槿恵・韓国大統領の7時間の行跡に関する疑惑を報じた、加藤達也・産経新聞前ソウル支局長を起訴した。

 この件に関して、韓国のハンギョレ新聞が韓国の検察と朴槿恵を批判している。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/18491.html

[記者手帳] 日本の極右新聞を“自由言論闘士”に仕立てた韓国政府
登録 : 2014.10.11 00:51 修正 : 2014.10.11 06:58

 1980年代中盤まで韓国を見つめる日本の視線には深い闇が垂れ込めていた。 1973~1988年にかけて月刊誌『世界』に連載された「韓国からの通信」は、軍事独裁に苦しむ韓国の事情を日本社会に伝える通路だった。 これを見て日本の多くの市民が韓国の民主化を応援し、時には直接支援に乗り出しもした。

 在日韓国人歴史学者である姜徳相(カン・ドクソン)滋賀県立大学名誉教授は最近の『ハンギョレ』とのインタビューで、「解放後、韓国では独裁政権が続いた。そのために日本人は『あの国は人権のない恐ろしい国』と考えるようになった」と話した。 火に油を注いだのは1973年8月に白昼の東京都心で韓国の中央情報部(現、国家情報院)が実行した“金大中拉致事件”だった。 そしてまた別のイメージを挙げろと言われれば、おそらく“キーセン観光”だったろう。 独裁とキーセン観光の国、恐ろしくて後進的であるため近づいてはいけない国、それが民主化以前の韓国に対する日本人の平均的思いだった。

 それから数十年の時間が流れた。 韓国は“漢江(ハンガン)の奇跡”を成し遂げ、1987年夏には市民が直接街頭に出て民主主義を勝ち取り、オリンピックとワールドカップも行った。 韓日関係に限ってみれば、1998年の金大中・小渕パートナーシップ宣言以後、両国の関係は飛躍的に発展する。 2002年に『冬のソナタ』がヒットして韓流旋風も吹いた。 今でも日本の高齢の知識人に会えば、韓国の民主化に感激した経験を延々と語り続ける。 しかし、現在両国関係は冷え込み、韓日間の海峡には憂鬱な戦雲だけが漂っている。

 8日、韓国検察がセウォル号事故当日の朴槿恵(パク・クネ)大統領の7時間の行跡に疑惑を提起した『産経新聞』の加藤達也 前ソウル支局長を起訴した。 日本政府とマスコミは連日韓国を強く非難している。 菅義偉 官房長官は9日、韓国政府に向けて「民主主義国家で最大限に尊重されねばならない言論の自由に対する法執行は、最大限に抑制的でなければならない」と“入れ知恵”をしたし、主要新聞も10日「韓国の法治感覚を憂慮する」(毎日新聞)、「大切なものを手放した」(朝日新聞)、「韓国ならではの政治的起訴」(読売新聞)などの社説をのせた。 韓国が1973年に金大中拉致事件を起こしたその時期に戻ったように扱っているようだ。 その背景にはもちろん濃厚な嫌韓の雰囲気も漂う。 気の早い日本のメディアはすでに11月に韓日首脳会談が開催できなければ、その責任は韓国にあるという報道を吐き出している。

 加藤前支局長の起訴は、日本人が韓国に対して持つイメージを大きく悪化させ、国際的にも韓国の民主主義に対する憂慮を増幅させるだろう。 実際、米国政府は今回の事件に関連して韓国政府の官吏たちと接触したと明らかにし、この事案を言論および表現の自由という基本的人権問題と見て、韓国政府に憂慮を伝えたことを示唆した。 ジェン・サキ米国務部報道官は8日「この捜査に当初から注目してきた」として「知ってのとおり、私たちは報道機関と表現の自由を広範囲に支持し、毎年出す(人権)報告書を通じて韓国の関連法に対する念慮を表明してきた」と話した。

 韓国検察が自ら決めたことか、“上層部”の指示に従ったことか、とにかく韓国の検察は日本の“極右メディア”を全世界的な「言論自由の闘士」に仕立ててしまった。

 普段から交流のある日本の経済週刊誌『東洋経済』の福田恵介 副編集長は「私は韓国の国民が民主主義をどのように獲得したかを知っているので、韓国国民の民主主義に対する姿勢を理解し尊重している」と話した。 しかし「苦労して言論の自由を手にして享受してきた国民の選択した政府が、わずか四半世紀が過ぎてこういう事をしていることに対して、本当に複雑な感情を持たざるをえない」と話した。 彼の言うとおり産経が憎らしくとも国家の品格を失ってはならない。 そんなことをすれば本当に大韓民国が“産経”になるだろう。

東京/キル・ユンヒョン特派員


 朴槿恵の親父である朴正煕は、私が高校生の頃に射殺された。その頃、私は連日のように「朴正煕大嫌い」と公言していたものだ。だから、朴正煕が射殺された時、「おい、お前、朴大統領が殺されたぞ」と旧友に教えてもらった時には、正直言って「身から出た錆」だと思った。私の朴正煕に対する嫌悪は、何も「嫌韓厨」であったからではなく、軍事独裁政権に対する反感から生じたものだった。

 昔、日曜日にテレビ朝日で田原総一朗司会の『サンデープロジェクト』をやっていた頃、第2部でよく韓国の政局を特集していたため、朴槿恵の名前はかなり前から知っていたが、私は朴槿恵を「朴正煕の娘」という理由で嫌っていた。それは、ちょうど安倍晋三を「岸信介の孫」という理由で嫌うのに似ていた。朴槿恵は早くから有力な大統領候補と言われていたが、2007年の大統領選前の保守政党・ハンナラ党(現セヌリ党)内の予備選挙で李明博に敗れた。2007年といえば、自民党が参院選で惨敗して安倍晋三が総理大臣の座を投げ出した年である。当然ながら私は朴槿恵と安倍晋三の敗北を歓迎した。しかし、2人は2012年に揃って日韓のトップになったのだった。

 岸信介の孫で韓国系の利権も継承しているはずの安倍晋三と、1973年に自らの指示で起こした金大中事件を田中角栄に「政治決着」してもらった朴正煕の娘・朴槿恵の政権で、日韓関係がここまで悪くなるとは私は全く予想しなかった。安倍晋三と朴槿恵が、ともに自国のネトウヨを含む右翼民族主義的な心情を持つ支持層に媚びるために日韓関係が悪化することが予想できなかったのは不覚だった。そしてその背景には日韓両国の国力低下がある。韓国は、高齢化自体はまだ日本ほどではないが、出生率の低下は日本よりひどい。また、派遣労働者の比率も日本より高く、財閥系大企業の力は強いものの、財閥系企業は従業員を容赦なく切り捨てていき、運良く就職できても一生の仕事が保証されているわけでも何でもない。しかも、昨今はサムスン(三星)グループの斜陽が言われている。日本の没落も酷いが、韓国も日本のあとを追おうとしているように見える。

 こうした日韓両国でともに右翼政権ができ、安倍晋三も朴槿恵もネトウヨに媚びるばかりでろくな仕事をしていないというのが実際の姿だろう。韓国のネトウヨについては、上記に引用したハンギョレ新聞の記事を批判するのに、「やはりサヨクは『親日』だ」などと言っているらしいから、手に負えなさでは日本のネトウヨといい勝負かも知れない。

 そのハンギョレ新聞の記事は、文句のつけようのない正論だ。産経を「言論自由の闘士」に仕立ててどうする、と私も思う。だが、日本に住む人間としては、果たして朴槿恵を批判しているだけで良いのかとも思うのである。

 上記ハンギョレ新聞の記事についた「はてなブックマーク」のコメントには、右翼からのものと思われるろくでもないものが多いが、中には共感できるものもある。それらをピックアップしてみる。

coper この一件は言論・報道の自由を脅かす一大事には違いない。しかし、産経のゴシップ報道の自由のために声を挙げることには馬鹿馬鹿しさ恥ずかしさが伴うので、どうにも力が入らない。 2014/10/12

filinion メディア 政治 言論の自由は韓国国民にとってこそ重大な問題なわけで、これは応援せざるを得ない。引き金になったのが我が国の新聞の下衆記事だというのはなんというか申し訳ない。 2014/10/12

questiontime ハンギョレが左派であることを気にする人達がいるけど、日本で同じようなことが起きたら、読売や産経は確実に政府を支持するだろうし、今や、朝日が批判できるかどうかもわからない。 2014/10/12


 最後のブコメの「日本で同じようなことが起きたら、読売や産経は確実に政府を支持するだろう」というくだりに特に共感した。

 そう、安倍晋三政権下で日本の検察が韓国のメディアを起訴するなどという事件が起きた時、毅然として検察と安倍晋三を批判できる者だけに、今回の韓国検察の暴挙を批判する資格がある。

 産経にそんなことができるはずがないのは明らかだ。
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オレはさぁ、今回の件では「別件逮捕」の側面があるんじゃなかろうかとも疑っている。つまり、「坊主憎けりゃ・・・」の類いです。
サンケイが韓国内の取材活動でいままで何をやって来たか、オレたち日本人もその全貌は知らんでしょ?
その辺はどうよ?

2014.10.14 10:04 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #CrLMSZ1k [ 編集 ]

いわゆるネトウヨが民主主義の根本~、表現の自由~と得意顔で批判しているのはギャグにしか聞こえない

日本でもし外国特派員が首相(より厳密には右翼的な首相)に対する恋愛スキャンダルのデマを流して起訴された場合、連中は間違いなく擁護の論調をとるだろう
もしくは今回の事件が産経でなく朝日や赤旗であった場合は韓国批判が薄かったはず

韓国右翼の二重性も酷い。これも間違いなく逆の場合は日本の検察を批判していた
日本のつくる会を批判しながら政権寄りの国定教科書を作ろう主張し、日本の軍国化を批判しながら武器輸出を訴える社説を書く

私が韓国が好きでない理由は、まさしく日本のネトウヨや産経を嫌悪する理由と同じだ

今後日本で、言論を発端にした外国記者の起訴などという馬鹿げた事態が起こらないと信じたい

2014.10.14 13:01 URL | #- [ 編集 ]

政府は、エログロなど、文句を言いにくい弾圧しやすいところから弾圧を始めやすい。だから、それがエログロであろうと、ゲス記事であろうと、政府が弾圧を始めたら批判しなければならないと、原理原則的には思います。

ただし何かしら力が入りにくいですが。

2014.10.14 16:27 URL | a #/pdu0RA. [ 編集 ]

言いたいことがよくわからない。

例えば、
>>日本のつくる会を批判しながら政権寄りの国定教科書を作ろう主張し、日本の軍国化を批判しながら武器輸出を訴える社説を書く
だけど、

つくる会批判と国定教科書策定と何ら矛盾しないでしょ。自分たちの考える歴史観がつくる会とは合致しないというだけでしょう。

日本を敵国と考えているから軍国化していると非難するのであって友好国ならそんな批判はしないのだから武器輸出とも何ら関係ないよ。

chatpadで紹介されていたので偶々来たけれどまだこんな言説を書く人がいるんだね。

2014.10.15 00:32 URL | dalpa #mQop/nM. [ 編集 ]

dalpaさん
そうでもないと思いますが

向こうの右の主張は「自分達に都合の良い教科書を作って洗脳するとは何事か」なのだから、韓国で「自国を貶める洗脳をやめ、誇りある子供を育てよう」と主張するのは明らかにロジックとして破綻してるでしょう。

武器輸出にしても、「地域の軍事的緊張を高める」と批判しておいて「中国との対立で需要が高まる東南アジアに武器輸出をしよう」と主張するのも破綻です。

あなたは要するに自分(とその友好国)には甘くて敵(とその友好国)には厳しいのは当たり前、と言ってるわけですが、そのことと主張の矛盾とは別の話で、私には思考放棄に思えます。

例えば普段は政治家を批判していた評論家が、その問題行動を自分もやっていたことが発覚したときには矛盾を指摘されます。それについて「当たり前」といっても、そうだね、で終わります。

今回の産経の起訴問題にしても、普段の右翼の主張や言動を考えると君たちがそれを言うの?と矛盾を突っ込まれるのは当然でしょう。

論理学的には「お前が言うな」的な反論は反論になっていないとよく言われますが、それでも「言う資格はあるのか?」という指摘は避けられないでしょう。

2014.10.15 13:00 URL | マクシミン #- [ 編集 ]

何かを批判する際には、資格がいるのかな。
感情的な話はさておき、誰が言ったかではなく、何を言ったかで評価されるのが原則だと思いますが。

2014.10.15 17:20 URL | #- [ 編集 ]

別に産経と韓国政府の双方を批判するのもありでしょう。

産経と朝鮮日報の朴槿恵批判は方向を間違っているような気がする。品性的にもよろしくない。かと言ってこんなことを検察が起訴するなんてさらにバカげている。東スポや日刊ゲンダイの記事に安倍総理が訴訟を起こすようなもの。

それに韓国事情を聞くと背景が分かってきます。
まず、国民による朴政権の支持率はジリ貧であること。韓国政府はセウォル号事故でも見られたような無能ぶりを発揮していること。今回の起訴には韓国民の間からも疑問の声があがっていること。同じような名誉棄損としての批判封じ込めが韓国では横行していること。さらに韓国国会野党は「言論弾圧」として政府を追及する姿勢を見せていることなどです。

つまりこれは韓国の検察によるスタンドプレイの様相が強く、李明博の竹島強行上陸などと同じような政権末期のパフォーマンスの意味合いが強いように思えるのです。反日感情を煽って支持率アップを図ったが、今回は当の韓国国民からも批判されているということで、朴政権の余命は短いのかも知れないですね。

朴正煕といえば「漢江の奇跡」と呼ばれる大成長を成し遂げましたが、これはいわゆる「開発独裁」。この頃は産経は韓国と蜜月関係でしたから、民主化なったあとの韓国が、これまで封印してきた「日本に耳の痛いこと」を言うようになって嫌韓に走るようになったように見えます。
いずれにせよ、民主化したとはいえ、韓国の権力は独裁時代から脱却しきっていないように見えます。

産経も朴政権を批判するなら、もっと真正面からすればよいのにとも思います。「坊主憎けりゃ…」は産経と韓国政府双方に言えることではないですかね。

2014.10.15 22:54 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

上記の飛び入りの凡人さんの指摘が、事態の大局をほとんど的確に網羅しているようですね。
座布団3枚!www

これで結論は出たでしょう。

2014.10.16 08:13 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #CrLMSZ1k [ 編集 ]

>いずれにせよ、民主化したとはいえ、韓国の権力は独裁時代から脱却しきっていないように見えます。

このコメントは私も評価できると思います。そしてもう一歩踏み込んで、「日本が好きな少数派韓国人の迫害」、「権力による幼いうちからの反日教育の強制」なども指摘して頂ければもっと良かったと思います。

>産経と朝鮮日報の朴槿恵批判は方向を間違っているような気がする。品性的にもよろしくない。

これは違うと思います。重大事件が起こっているのに、同性の友人と会っていたら報道がOKで、異性であれば下品であるから報道すべきではない?おかしいでしょう。その人とどのような下品な行為をしていたとかを報道すれば、それは週刊誌レベルと言って非難されればいいのです。それから過去に次のようなこともありました。ビル・クリントンのモニカスキャンダルや宇野総理の芸者スキャンダルです。下品な話ですね。でもこれを報道しないわけにも行きません。なぜなら、事の成り行き次第で、政治的指導者の行く末を大きく左右するからです。そういう意味では、韓国の政治的指導者に対するスキャンダルが、韓国内で報道されたり大いに噂話になっているという事実は、韓国政権の今後の動向を判断する上では、重要な情報であるといえるでしょう。よって、話題自体は下品な話であろうとも、そのような話題が存在するという事実を伝えることは、芸能人の不倫話などとは全く異なります。政治的意味の重要性から極めて意味のあることです。

>民主化なったあとの韓国が、これまで封印してきた「日本に耳の痛いこと」を言うようになって嫌韓に走るようになったように見えます。

これも違いますね。民主化されなかったら日本批判は許されなかったのでしょうか?韓国初代大統領は李承晩だ、ということはご存知ですね。彼の思想があの国の根幹になっているので歴史認識問題とかいうものがずっと存在し続けるのです。以下、ウイキペディアの「李承晩」より一部をコピー)

『朝鮮の独立運動に併合前後から関わっていた経歴から、李承晩は日本を激しく嫌った。アメリカ滞在中には併合以前の李朝を「東洋の理想国家」であったと積極的に言論活動を展開し、これがハースト系新聞によって宣伝された日本=野蛮国論の一部となりアメリカが極東に政治介入する政策の根拠となった。また、李承晩は朝鮮が日本統治下にあった時期の殆どを海外で過ごしていたため、日本や日本人というものを抽象的にしか理解できず、反日政策をいたずらに煽ることにつながったとも指摘されている。』(コピーここまで)

李承晩の思想により日本批判は許されていた。というより日本に対抗意識を持つことが韓国という国のアイデンティティーです。よって、民主化されて日本批判できるようになったのではありません。

2014.10.16 17:57 URL | zappo #- [ 編集 ]

ゴシップ的なものであろうと品性がどうのとかに関係なく言論の自由は保障されなければならないと思いますけどね。
特に権力者に対するものは尚更であって、品性に問題があるからと言って権力者への批判を封殺しようとするような動きには断固抗議しなければならないと思います。

そうだとすれば韓国の公権力による産経への言論弾圧が糾弾されるのは当然だし産経の抗議も当然なことと思います。
しかし、産経自身が今までやってきたことは、その言論の自由を尊重するという原則には程遠いのではないかと批判されても仕方がないでしょう。
産経は我が身に降りかかったことから、今までの自身のたち位置と言論の自由や権力的なものへの姿勢を省みるべきじゃないかと思います。
政府や国の在り方に対する批判的な言論をぶっ叩くような側にいるんじゃないですか?と思います。

>誰が言ったかではなく、何を言ったかで評価されるのが原則

その通りだと思います。産経は日本国内においては、その「何を言ったか」の部分で私は評価出来ません。

>日本が好き少数派韓国人の迫害

果たして本当に少数派なのかどうか分かりませんが、少数派への迫害はあってはならないのが民主国家の原則ですね。
それなら当然なこととして日本国内においても少数派への迫害はあってはなりません。少数意見への迫害や少数民族への迫害などがあってはなりません。
「中国や韓国とも対立する面はあっても友好協力の面も進めるべきだ」が仮に少数意見であったとしても迫害されるようなことがあってはなりません。まして、少数民族へのヘイト行動もあってはならないことです。

>権力による幼いうちからの反日教育の強制

そうですね。権力による教育の強制は好ましくないですね。日本国内においても権力による強制の動きが強まっていますが、今後そのことを指摘されることを期待しております。

2014.10.18 09:46 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

ミリシヤ様へ
お久しぶりですね。相手を罵倒するだけのタイプの人が増えた昨今、そうではないミリシヤさんの復活をうれしく思います。今回のコメント前半3割くらいまでは完全に私と同じだ!と頷いておりました。しかし、8行目くらいから雲行きが怪しくなってきました。

>>誰が言ったかではなく、何を言ったかで評価されるのが原則

>その通りだと思います。産経は日本国内においては、その「何を言ったか」の部分で私は評価出来ません。

誰が言ったのかは問題ではないのですよね?それなのになぜか「しかし産経自身が今までやってきたことは、」 というように議論が”産経の過去”に導かれています。”産経の過去”については、私は研究・調査していません。 しかし、産経が今(今ですよ!)、「何を言ったか」ということが重要で、それを評価するべきでしょう。「何を言ったか」は”今回の事件で”何を言ったか・・ということです。「過去に何を言ったか」を根ほり葉ほり批判するのであれば、それは「誰が言ったか」にこだわっていることになるでしょう。

>政府や国の在り方に対する批判的な言論をぶっ叩くような側にいるんじゃないですか?と思います。

「言論をぶっ叩く」という表現は、何か悪いことをしているようなイメージ操作ではないでしょうか。よくあるケース、まず朝日・毎日新聞が安倍政権を批判します。しかし第4の権力者たる朝日・毎日が絶対的に正しいわけではないですね。そこで弱小新聞社たる産経が、朝日・毎日の主張のおかしな点を批判する、という流れになるのです。そういった批判をするな!というほうが暴論であることは明らかです。

>少数意見への迫害や少数民族への迫害などがあってはなりません。

慰安婦問題研究の第一人者、西岡力氏の書籍を読めば、左派による”少数意見への迫害”がいかになされてきたか・・がよくわかると思います。「強制連行説を否定」したような」発言を少しでもすると、脅迫的な非難や迫害に近い状況に陥ることも述べられていました。”少数民族への迫害”に関して言えば、「少数民族が悪い事をしていた場合に、その悪いことに対する抗議」・・・これはOK。「少数民族自体の否定」・・・これは絶対にダメ。このことをしっかり理解する必要があるでしょう。

>「中国や韓国とも対立する面はあっても友好協力の面も進めるべきだ」が仮に少数意見であったとしても迫害されるようなことがあってはなりません。

これには完全同意します。しかし、このような状況はまずあり得ないでしょう。私は、「今は距離を置くべきだ」ですが、例えばNHKという公共放送がそのような主張をできると思いますか?「友好」「平和」「人権」などの文言は、自分たちの側に握っているほうが有利になるのが現在の世界です。「友好」という言葉を唱えている側が、どうしても正義のようになるのです。慰安婦問題でも「人権」という事を主張する勢力の方が、史実をごまかしていても勝ってしまう傾向があるのです。それで上述の西岡氏も苦労されてきたのです。

>権力による教育の強制は好ましくないですね。日本国内においても権力による強制の動きが強まっていますが、今後そのことを指摘されることを期待しております。

「韓国での幼少期からの反日教育は好ましくない」・・これを理解していただけたことは大変うれしいです。”日本での権力による強制”が何を指しているのかはわかりませんが、「日本が権力で幼少期から韓国を恨むような教育はしていない」ことだけは、はっきりしていますね。そのような権力の強制は日本では絶対にあり得ないでしょう。”恨”からは何も生まれないのです。あえて推測すると”日本での権力による強制”とは、自民党の改憲案における”個人の権利”と”公”の関係のことでしょうか?その程度のことであれば、日韓外交問題と全く無関係です。(”その程度”と言ったのは日韓関係への悪影響に視点を置いている為です。) 反日教育や産経記者身柄拘束といった国家権力の行使は、日韓の外交と密接な関係があるのです。そのような性質の違いを考慮したうえで、”日本での権力による強制”の問題??は指摘していない、ということをご理解ください。

2014.10.18 14:08 URL | zappo #- [ 編集 ]

>Zappo様

お久しぶりです。御活躍のようで何よりなことと思います。

>相手を罵倒するだけのタイプの人が増えた昨今
>そうではないミリシヤさんの復活をうれしく思います

私のことを「相手を罵倒するだけのタイプ」ではないと思われているのならありがたいことですが、私はこのコメント欄にいらっしゃる他の皆さんと何も変わるところはありません。ここのコメント欄にいらっしゃる方々(荒らし目的の書き込みは別として)が「相手を罵倒するだけのタイプ」ではないことは明らかなことと思います。

私は過ぎ去った過去のことで産経を批判しているのではありません。「今までやってきたこと」と言えば、現在も継続している行為のことを意味すると思います。
「あいつが今までやってきたことは裏切りばかりだ」と言えば、過ぎ去った過去に裏切りをしていて現在はやっていないということではなくて、今もなおしばしば裏切りをやるということだと思います。
過ぎ去った過去の行為について言うのであれば「あいつは昔は裏切りばかりやっていた」と過去形の言い方になるのではないかと思うわけです。

裏切りの常習犯が自分が裏切られた時に「裏切りはいけないことだぁ」と叫べば、その言葉自体は全く正当であり彼を裏切った者が非難されねばならないことは当然なこととして、正にそのこと自体によってその常習犯も非難されるということと理屈の構造は同じことかと思います。

>「言論をぶっ叩く」という表現は、何か悪いことをしているようなイメージ操作ではないでしょうか

イメージ操作ではありません。政府や国のあり方に批判や疑問を呈する言論に対して例えば「反日だ」「国賊だ」などと罵倒してぶっ叩くような言論は、ネット上においてもマスコミにおいてもいくらでも見ることができます。そして産経もその一員ではないかと思うわけです。

左派•右派を問わず少数意見への迫害は現実に存在していますね。左派の例を挙げるのなら同時に右派による少数意見の迫害の例を挙げられると、問題の深刻さを考える上で一層良かったのではないかと思います。
少数民族に対する考えについてはほぼ同意見ですね。少数民族にも多数民族にも共生への努力が求められるーというかそういう民族という括りはなるべく薄めて行くほうが良いと思います。

>例えばNHKという公共放送がそのような主張をできると思いますか?

質問の意味がよく分からないのですが、国際関係において政府や公共放送が友好協力を唱えることは当然なことではないでしょうか。現に安倍政権においても対外的にはそう言っているのです。
いたずらに対立を煽るのは国家同士の関係がどのようなものか理解してない無責任な輩です。
問題は、現在の日本においてそのような意見を言いにくい空気が強まっていることです。これは誠に憂うべき状況と思います。

あと続きます。



2014.10.18 23:22 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

>Zappo様

悪いんですが、韓国の李政権が自らの失政への不満を逸らせるために反日宣伝と反共宣伝を盛んに行っていることは当時から認識されていたし、その後の政権も多少ともそれを継承したこと、そして「反日教育」なるものを強制することが外交関係に限らず好ましくないことは今更理解される話でもないと思うのですけどね。
何に限らず教育の強制というものは良くない(例えば親日教育と称するものであっても)と思うのですが、それはさて置き日韓関係への悪影響に視点を置くとするならば韓国における「反日教育」の強制も日本における「嫌韓」の煽りも良くないと言えそうです。
国際関係を真剣に考えるならば、馬鹿げたナショナリズムの煽りあいとは決別しなければと思うのですけどね。

2014.10.19 00:31 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

ミリシヤ様へ
>私は過ぎ去った過去のことで産経を批判しているのではありません。「今までやってきたこと」と言えば、現在も継続している行為のことを意味すると思います。

要するに、「現在の産経は批判されるべき新聞社だ。そのような新聞社が言うからダメなんだ!(正義の新聞社が言えばその主張に同調していただろう!)」ということですね。10月15日17時20分にコメントされた方の意見に全然賛成ではない、というようにしか受け取れないのですが・・。「その通りだと思います。」とコメントされていることと全く辻褄が合いません。

>例えば「反日だ」「国賊だ」などと罵倒してぶっ叩くような言論は、ネット上においてもマスコミにおいてもいくらでも見ることができます。そして産経もその一員ではないかと思うわけです。

「思うわけです。」だからきちんと逃げる準備は出来ていますね。産経はその一員(罵倒する一員)ではありません(新聞協会に問合わせてみてください)。「売国奴」「国賊」という言葉は、週刊誌の見出しで目立つために、右翼週刊誌??・右翼新聞??と何でもかんでもごちゃまぜにしてしまったのでしょうね。結局、産経はぶっ叩くような(罵倒するような)言論はしていません。「朝日・毎日等の左翼系新聞の主張を日本国民の世論とすべし。」というのが本音ですね。違いますか?(もちろん朝日・毎日の主張と違う一括りにできない主張がある事は私も理解していますが。)反対の主張をすることを「ぶっ叩く」と表現するのは、止めた方がいいでしょう。

>政府や国のあり方に批判や疑問を呈する言論に対して

産経は、菅直人政権、鳩山由起夫政権、という権力に対して、たくさん批判していたと思います。上記のコメントだと、「産経は権力におもねる新聞だ。」と聞こえてしまいます。安倍政権に対しても、小渕・松島両大臣に対して、きちんと批判をしています。是々非々です。どうも左派の方々は、「政権=権力=悪、あるいは批判されるべきもの」という考えに凝り固まっているのではないでしょうか?政権が正しい方向を向いているのに、それを自分たちのみが正しいと考える方向に力づくで引っ張ろうとする、・・それが第4の権力なのです。これを抑えるものがなかった・・ところがネットの発達で、「おかしいのでは?」という声が挙げられるようになった、というのが現状です。その流れを叩きつぶしたい、そのために発明されたのが、いわゆる「ネトウヨ」という単語だということでしょう。そもそもこの単語の定義は何なのでしょうか?

>同時に右派による少数意見の迫害の例を挙げられると、・・・・一層良かったのではないかと・・・

あるとは思うのですが、適当なものが出てきません。是非、具体例をそちらで挙げてください。前述の西岡力氏の例をよく考えてくださいね。この類のものが非常に多いのが現実です。聞こえの良い言葉を握ってしまっているのは左派だ、ということは認めてもらえますね。これが決定的に右派の少数意見が迫害される原因です。少し違いますが「日本も核武装すべき」という少数意見も袋たたきですしね。

>>例えばNHKという公共放送がそのような主張をできると思いますか?

>質問の意味がよく分からないのですが、国際関係において政府や公共放送が友好協力を唱えることは当然なことではないでしょうか。

文章の流れを意識すればわかって頂けると思います。まず私はあなたに完全同意しています。ですから、「国際関係において政府や公共放送が友好協力を唱えることは当然なことではないでしょうか。」という疑問を持つ必要はありません。「そのような主張」というのは、直前の「今は距離を置くべきだ」という主張です。「できると思いますか?」というのは、「できるはずがないでしょう!」という時によく使う表現です。以下により丁寧に再度述べます。
「例えばNHKという公共放送が、”中国韓国とは今は距離を置くべきだ”という主張をするのは、国際的にもみっともないし日本国は非友好的な国だと自ら宣伝することにもなるし、現実的にはそういうことはできないですよね。!?」

2014.10.19 23:57 URL | zappo #- [ 編集 ]

>その後の政権も多少ともそれを継承したこと、そして「反日教育」なるものを強制することが外交関係に限らず好ましくないことは今更理解される話でもないと思うのですけどね。

今までの韓国の政権は、最初は友好的な態度をとっていたのです。パククネ政権は最初から外国で告げ口外交をしてきました。”多少ともそれを承継”では事態を矮小化してしまいます。それから、”今更理解される話でもない”とのことですが、「理解する」のと「深く認識する」のとでは大違いです。「深く認識」していれば、「韓国側のおかしな主張にはきちんと反論すべきだ!」という結論が出てくることでしょう。ということで、左派が本当に理解しているのかが疑わしいのです。左派の中には、「韓国は反日教育をしていない!」と言っている人もいるのではないでしょうか?

>韓国における「反日教育」の強制も日本における「嫌韓」の煽りも良くないと言えそうです。

喧嘩両成敗といった感じで、すごくかっこいい主張だと思います。しかし、「反日教育」と「嫌韓」とは全くレベルが違う問題だということは、しっかり理解するようにしましょう。

ここまで、なかなか建設的な議論がなかったので、ひとつ、現代史家 秦郁彦先生の最新の発言(クマラスワミ報告書についての『幻の反論文書』の公開について)を紹介し、考えてみましょう。以下、秦氏の発言の一部です。(産経新聞10月19日朝刊のP21特集「秦郁彦氏に聞く」より)

「クマラスワミ報告書に対する反論文書は今でも生命力があり、直す必要もない。一番の長所は、日付が古いことだ。96年当時の反論文書となれば言いがかりをつけにくい。なぜ引っ込めたのか経緯を含めて積極的にオープンにすべきだ。このまま他国を刺激したくないという日本外交の風習を続けていたら、歴史戦争は負けてしまう。・・・・以下省略」

そもそも、この『幻の反論文書』について、朝日・毎日は読者に情報提供しているのでしょうか?万が一していなければ、”国民の知る権利”とか言っていたのはいったい何だったのか?となってしまいます。私は60%くらいの確率で紹介していない、と予想します。仮に紹介していたとしても、どの程度なのか?この『幻の反論文書』には、クマラスワミ報告書に対して、「客観的資料は無視」「事実調査に対する姿勢は甚だ不誠実」「法的には成り立たない恣意的な解釈に基づく政治主張」など、逐一、反論しているのです。吉田清治氏の証言が引用されている点など具体的な事例を示しながら反論しているのです。万が一、左翼系新聞に載っていないのなら、日本国民同士で議論すらできなくなってしまうのです。

まさか左派の人たちでも、秦先生を”ネトウヨ”だ、と言うことはできないでしょう。私は秦先生に完全同意で、河野談話より先に、クマラスワミ報告書に対してきっちりした反論をしていくことが重要だと考えます。ミリシヤさんもそう思いませんか?

2014.10.20 00:00 URL | zappo #- [ 編集 ]

すみません。23時57分のコメント、少し抜けていました。抜けたままだと???です。正しくは、下記のとおりです。


>>例えばNHKという公共放送がそのような主張をできると思いますか?

>質問の意味がよく分からないのですが、国際関係において政府や公共放送が友好協力を唱えることは当然なことではないでしょうか。

文章の流れを意識すればわかって頂けると思います。まず私はあなたに完全同意しています。そしてその後ろの方で、『「友好」「平和」「人権」などの文言は、自分たちの側に握っているほうが有利になるのが現在の世界です。』と述べています。つまり”友好協力”を唱えて有利な立場に立たなければならない、との主張です。ですから、「国際関係において政府や公共放送が友好協力を唱えることは当然なことではないでしょうか。」という疑問を持つ必要はありません。

2014.10.20 00:31 URL | zappo #- [ 編集 ]

>Zappo様

>現在の産経は批判されるべき新聞社だ
>そのような新聞社がいうからダメなんだ

前段は全くその通りで、産経は現在日本で最も批判されるべき新聞社だと思います。
しかし、どのような新聞社であろうと今回のような弾圧を受けた際にそれに抗議し、言論の自由を唱えることそのこと自体は正当です。従って後段は「そのような新聞社であっても言論の自由の主張そのものは正しい」ということになります。
このことは前コメの「その言葉自体は全く正当」からも明らかなことと思います。
産経には、今回の出来事をキッカケとして言論の自由の大切さを真に実感して欲しいと思います。

>全く辻褄が合いません

そうですかねえ?誰が言論の自由を主張しようとも、そのこと自体は正当だと思うので「その通りだと思います」とコメントしたのですが。

例え産経が新聞紙上において『国賊』『売国奴』『反日』などの用語を使ってないとしても(自らの品位を下げますから)ぶっ叩く側の一員であることに少しの違いはありません。そのことは『産経』『正論』に登場する論者の言動からもそう言えます。

>「朝日•毎日等の左翼系新聞の主張を日本国民の世論とすべし」というのが本音ですね。違いますか?

朝日と毎日が左翼系というなら産経は右翼系ということになりそうですが、朝日と毎日が相対的に産経よりマシなのは政権や権力に批判的あるいは監視の立場を取ろうとするジャーナリズム本来の姿勢が残っているからです。
「政権=権力=悪、あるいは批判されるべきもの」ということは民主主義国家にあっては当然なことですよ。不完全で有限な存在である人間が権力を行使するのであるから、それは常に国民に監視され批判にさらされなければならないのも当たり前な話だと思います。

新聞も第四の権力と言われます。それが権力的なものの一つなら当然批判の対象となります。しかし、それなら先ずは第一の権力への批判がされねばなりません。第一の権力批判をなおざりにしては全く権力批判としては無意味ですね。
ネトウヨの一つの特徴は、第一の権力たる政権に批判的な新聞やメディアは第四の権力だとして批判(罵詈雑言が多いが)するが本来の権力たる第一の
権力批判は嫌う傾向があるということです。


とりあえず今日のところはこの位にします。
近頃リアルが結構忙しいので、続きはいつになるか分かりません。悪しからず。


2014.10.22 00:05 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

自由や権利を抽象化させてはいけない!

自由や権利を抽象化してしまうと、「(他人の)自由を圧殺・破壊する自由」や、「奴隷所有の権利」のようなものまで許容してしまうからです。

ドイツは、基本的に今の日本以上に言論の自由が保障されている国ですが、ナチズム礼賛のような言論だけは、徹底的に追及され刑法犯として検挙されます。

zappoなる人物がここで好き勝手に歴史を歪曲・ねつ造出来るのも、日本がドイツより「自由」や「権利」の理解について遅れた認識水準しかもたない国であることの証明でしかありません。

2014.10.22 09:17 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #CrLMSZ1k [ 編集 ]

ミリシヤ様へ
どうかお仕事を大切にしてください。とうことで、私もすぐに反論せず休日までお返事を延ばすように努めました。

>産経には、今回の出来事をキッカケとして言論の自由の大切さを真に実感して欲しいと思います。

産経が、現在、言論の自由の大切さの認識が不足している、とでも言いたげな文章ですが、そのように認識されているのでしょうか?そうであれば具体例を挙げてください。

>全く辻褄が合いません
>>そうですかねえ?誰が言論の自由を主張しようとも、そのこと自体は正当だと思うので「その通りだと思います」とコメントしたのですが。

「誰が言論の自由を主張しようとも、そのこと自体は正当だと思う」・・・これって100パーセント当たり前のことですよね。こんな当たり前のことに対しては、わざわざ「その通りだと思います」とコメントする人は普通はいないと思うのですけれどね。あなたが、”その通りだ”と発言された、10月15日17時20分の人のコメントは、まさに座布団3枚!だと思います。よって再度下記にコピーします。

『何かを批判する際には、資格がいるのかな。
感情的な話はさておき、誰が言ったかではなく、何を言ったかで評価されるのが原則だと思いますが。』(10月15日17時20分の人のコメント)

[その通りだと思います。産経は日本国内においては、その「何を言ったか」の部分で私は評価出来ません。] (ミリシヤ様のコメント)

このやりとり、後者(ミリシヤさん)が、巧妙な歪曲を行っています。前者が言うところの”何を言ったか”というのはパククネ大統領非難記事(の紹介)及びそれに対する韓国側対応への非難・・以外には考えようがないと思います。しかし後者(ミリシヤさん)は、現在において産経が広く一般に何を言ったか、というようにすり替えてしまっています。”広く一般に何を言ったか”になると、結局は産経批判へと論点が変わってしまうのです。

あまりミリシヤさんのチョンボを執拗に攻めるのもお気の毒なので、朝日新聞における同様の事例に話題を移しましょう。

8月5日付朝刊の検証記事「慰安婦問題の本質 直視を」で、「『慰安婦問題は捏造』という主張には決して同意できません」と書かれていました。これも100パーセント当たり前のことですよね。慰安婦がいて筆舌に尽くしがたい苦痛を受けた女性がいた、という問題は間違いなくありました。それを捏造という人がいればそんな人は誰からも同意されません。これは正しく表現するのなら、「『慰安婦報道は捏造』という主張には決して同意できません」となるのでしょう。

なぜ、『慰安婦報道』とすべきを『慰安婦問題』としたのでしょうか?これについては、広く左派の人たちからも意見を述べて頂きたいのですが、私は次のように考えます。

①、「『慰安婦報道は捏造』という主張には決して同意できません」であれば、少し反省したふりをしたことが台無しになる(全く反省していないことになる)。誰が見ても(というか普通の日本人が見れば)報道は捏造であるから、捏造か誤報かの結論を出すところまで追い詰められたらまずい!という意識があった為、この文章は避けた。

②、「『慰安婦問題は捏造』という主張には決して同意できません」であれば、朝日の主張と反対側の立場の人たちにレッテルを張ることができる。つまり、慰安婦報道は捏造だ!と主張する人たちを悪者にするためには、彼らが慰安婦の存在自体を否定しているように見せかければいいのだ!という作戦があった為、こちらの文章表現となった。

①は、慰安婦”報道”で ②は、慰安婦”問題”です。違いに気をつけて読んでください。でも、朝の忙しい時間に、ここまで気づく人は殆どいないのではないでしょうか。それが朝日新聞社の狙いです。非常に巧妙な罠が仕掛けられていますので注意して読むようにしてください。

次の論点に行きたかったのですが、今日は我慢しておきます。お互いにゆっくりの方がいいでしょう。

2014.10.26 22:50 URL | zappo #- [ 編集 ]

ミリシヤ様へ
>ネトウヨの一つの特徴は、第一の権力たる政権に批判的な新聞やメディアは第四の権力だとして批判(罵詈雑言が多いが)するが本来の権力たる第一の
権力批判は嫌う傾向があるということです。

ネトウヨの意味がよくわからないので、仮に右派と置き換えて反論します。あなたの意見の前提は、安倍政権が日本国を動かしている、ということにあるのでしょう。第一の権力が菅直人であった時はどうだったかをよく考えてください。右派は第一の権力を批判していましたけどね。

『政権が正しい方向を向いているのに、それを自分たちのみが正しいと考える方向に力づくで引っ張ろうとする、・・それが第4の権力なのです。これを抑えるものがなかった・・ところがネットの発達で、「おかしいのでは?」という声が挙げられるようになった、というのが現状です。その流れを叩きつぶしたい、そのために発明されたのが、いわゆる「ネトウヨ」という単語だということでしょう。そもそもこの単語の定義は何なのでしょうか?』

私の以前のコメントの重要部分を再掲しました。この部分は重要なので、しっかり読んで、違うのであれば、(他の方でも結構ですので)反論してください。

2014.11.02 18:04 URL | zappo #- [ 編集 ]

ミリシヤ様(及びミリシヤ様と同意見の方)へ
次のやり取りが停止したままになっています。

>>同時に右派による少数意見の迫害の例を挙げられると、・・一層良かったのではないかと・・・

>あるとは思うのですが、適当なものが出てきません。是非、具体例をそちらで挙げてください。前述の西岡力氏の例をよく考えてくださいね。この類のものが非常に多いのが現実です。聞こえの良い言葉を握ってしまっているのは左派だ、ということは認めてもらえますね。これが決定的に右派の少数意見が迫害される原因です。少し違いますが「日本も核武装すべき」という少数意見も袋たたきですしね。

”右派による少数意見の迫害の例”は、本当に深刻なものがあるのなら、左派がすぐにでも例を挙げなければならないのではないでしょうか?それを挙げようとしないのは、ほとんど困難だからなのでしょうか?

2014.11.09 21:54 URL | zappo #- [ 編集 ]

「左派による少数意見の迫害」は、「右派による少数意見の迫害」よりも明らかに多いのではないか、という気持ちがますます下記の件によって強固になりました。


新聞赤旗が、ホームページ上で次世代の党を、「日本版ネオナチ」としての本性をむき出しにした、という表現で避難してしまいました。これはどう考えてもアウト!でしょうね。


いわゆるレッテル貼りです。このブログの常連の方々、この赤旗の意見に賛成されますか?万人が”悪”と捉えるものを例えにするのは、韓国・中国と同じやり方ですね。卑怯このうえないです。「慰安婦の軍による強制連行」を否定するのは悪人である、という風潮もできていました。このようにして左派は正しい言論を封じてきたのです。共産党を始めとする左翼系の政党は、特定秘密保護法に反対しています。そのような政党が、「ネオナチ」というレッテルを貼って言論封殺をしているという矛盾をしっかり見つめることが大切だと思います。

2014.12.11 08:53 URL | zappo #- [ 編集 ]

言論封殺より、党と考え方の違う人間は悪なので殺してしまえという粛清体質を感じますね。演説中に倒れた人を目の前にしても平気で演説を続けていたようですし、共産党には失望したので共産党に票を入れるのはやめようと思います。

2014.12.12 20:59 URL | 白紙投票か #- [ 編集 ]

>「左派による少数意見の迫害」は、「右派による少数意見の迫害」よりも明らかに多いのではないか、という気持ちがますます下記の件によって強固になりました。

よくそんなデタラメが書けるな。
「憲法」や「原発」を題材にした集会が、公的機関から会場使用を断られるという事例がどれだけ起こっていると思うんだ。「はだしのゲン叩き」はなんだったんだ?「朝日バッシング」はなんだった? どれも権力側からしたら「少数派」だぞ。

次世代? あれは「戦う民主主義」の国なら、候補者すら擁立することも認められないぞ。田母神の主張を見てみろ。ありゃ「イスラム国」並だ。
左派が批判する右派の主張は、あまりにも良識からかけ離れたものであり、右派の批判は市民的な主張広範に及んでいる。このふたつを並べて「どっちもどっち」などというのは、悪党を利するだけだ。

2014.12.13 14:29 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

>党と考え方の違う人間は悪なので殺してしまえという粛清体質を感じますね。演説中に倒れた人を目の前にしても平気で演説を続けていたようですし、共産党には失望

100パーセント同意します。「中国では2歳児が血を流して道路に倒れていても、通行人は気にかけず無視して通り過ぎる」ということも画像付きでニュースが流れていました。共産主義というのはそういうものです。中国共産党と距離を置いたほうがいいのでは?との発言も聞き入れてもらえないようです。

>よくそんなデタラメが書けるな。

ミリシヤさんがお忙しく返答のない中、私の11月9日の問いかけに、ようやく例を挙げて頂き有難うございます。

その3つの例が、いかにおかしいかを、おかしな順に回答致します。

①、「朝日バッシング」・・・・私は西岡力さんが、吉田清治証言やそれに便乗した朝日新聞の慰安婦報道に異論を唱えたために、どれだけ迫害されてきたかを前にも述べていますので是非読んでください。今年8月迄、朝日新聞の慰安婦問題の主張は、どう考えても多数意見のように幅をきかせていました。それに異議を唱えるのがどれだけ大変だったかを理解してください。その日本最大のマスコミ権力者が、嘘がバレてしまって追い込まれているのが現状です。これをバッシングということ自体が、朝日新聞という権力に寄りかかっている証拠ですね。

②、「はだしのゲン叩き」・・・・日本人なら、誰が見ても真実でない、と考えるような嘘の漫画で子供を害することが明らかであるために、非難されたのですよ(嘘の漫画というのは後半の巻に限った話ですけど)。子供というのは、強烈なイメージの物を与えると、一生記憶に残って大人になっても引きずっていきます。通州事件で日本の女性がやられたこと(一升瓶を押し込まれ・・・)を日本兵がやったように描いている、こんなことは子供に見せるべきものではないですよ。嘘や猥褻漫画を批判すれば「少数意見の迫害」とは非常に驚きです。

③、左翼集会で会場使用が断られた例としては、私は、「ニコン慰安婦写真展中止事件」がすぐに思い浮かびます。まあこれあたりを左派の人は言ってくるかな、という気はしていたのですが。ニコンは政治的な特定勢力の味方をしていると思われたくなかったのではないでしょうか。それに写真の説明で事実と違うことを書けば、それは会場が写真展ではなく洗脳会場になってしまう。こういう想像が出来るかと思います。朝日新聞が嘘を認めた現在では、ニコンの判断は正しかったと見るべきでしょう。

「憲法」や「原発」を題材にした集会なら、上記のような物よりもまだまともだと思いますよ。ただ過激な反対派は本当にいなかったんですか?国会前や自民党本部前で騒音をまき散らしている連中を見ると条例に引っかかってアウトとかいうケースもあったのではないですか?完全に、過激な反対派なしで騒音条例にも違反せず、紳士的な集会であるにも関わらず、公的機関から会場使用を断られるというケースがあったのならば具体的にお教えください。

>次世代? あれは「戦う民主主義」の国なら、候補者すら擁立することも認められないぞ。田母神の主張を見てみろ。ありゃ「イスラム国」並だ。

次世代の党を「ネオナチ」と共産党は言って問題になっています。今度は「イスラム国」ですか?前のコメントで赤旗発言アウト!と述べましたが、まさかセーフだと仰るのですか?すごいレッテル貼りですね。「戦う民主主義」の国なら、候補者すら・・の意味がよくわかりません。田母神候補のどこが「イスラム国」と同じなのでしょうか?

PS 「はだしのゲン」の話を持ち出されましたが、そのことは、今回の選挙で共産党の得票数を減らすことに貢献するでしょう。あの漫画の後半部分は共産党の主張が入っていると言われています。「消費税廃止はいいけど共産党の歴史感には反対」という人はたくさんいると思います。

2014.12.14 03:36 URL | zappo #- [ 編集 ]













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