当ブログは先月16日で開設後丸8年を経過した。しかし、ここ数年、特に2011年に東日本大震災と東電原発事故が起きた時に、私が使用しているサーバー "blog63" でひどいトラブルが起きたのを境に、当ブログの活性が次第に落ちて行った。こう書くと他人事みたいだが、実感はこの通りなのだ。それくらい、あの時のトラブルとFC2の対応は酷かった。当時、たまたま同じサーバーを使っていた某有名ブログは、FC2を見捨てて以前使っていたブログサービスに戻っていったものだ。
原則として毎週月曜日に公開する当ブログは、前日の日曜日に書き始めるが、書き出す時点で大体の構想はあるものの、当初の構想を記事に盛り込めないまま終わることが少なくない。
上記の、記事に盛り込めなかった題材の一つが、4月24日付の朝日新聞に掲載された「論壇時評」と同じ頁に掲載された批評家・濱野智史氏のコラム「あすを探る」だった。ちなみに、同じ紙面に掲載された高橋源一郎の「論壇時評」を私は全く買わないが、朝日の読者の間では高橋の「論壇時評」は人気があるらしく、今年で連載4年目になる。あんなダメ時評が4年も続くこと自体、朝日新聞の劣化の象徴だと私は思っている。先日も本屋で、高橋と内田樹が2009年に出した共著が文春文庫に入っているのを手に取ったが、彼らが時代を見通す目を持っていなかったことを証明する以外の何物でもないこんな本の文庫化を認めたあたりに、私はこの2人の救いのなさを感じるのである。
高橋源一郎(1951年生まれ)の毎度毎度低劣な「論壇時評」とは対照的に、若い濱野智史(1980年生まれ)の批評は面白かった。その冒頭部分を引用する。
政治家、特に安倍首相とその側近たちとの妄言が相次いでいる。その多くが歴史認識問題や憲法解釈をめぐるものだが、筆者が特に気になったのは、「今月の3点」でも取り上げられた、首相が観桜会で詠んだという次の句である。「給料の 上がりし春は 八重桜」。東大教授の安冨歩氏はこれを見て、ツイッター上で「八重にあがるは 消費税かな」と見事な下の句をつけて皮肉った。確かにこの首相の句がまずいのは「日本人の大半が正規雇用者であり、春闘を通じて給料が上がった」と考えているようにしか見えないことだ。この句を見たら、例えば非正規雇用の立場にある多くの人がどう思うのか、どうやら全く視野に入っていないのである。これは由々しき事態だ。
政治家の妄言は今に始まったことではないが、あまりに知的レベルが低いとしか思えない発言が連鎖する現状を、どう考えたらいいのだろうか。(後略)
(2014年4月24日付朝日新聞「論壇時評」掲載「明日を探る メディア 〜 政治家の妄言と『世界』喪失」(濱野智史)より)
この安倍晋三の「句」は、季語が2つ(「春」と「八重桜」)あるという、「二重季語」の禁則に抵触するうえ、「上がりし」の「し」は、自ら経験したことについて用いられる助動詞「き」の連体形であることから、「安倍総理は自分の給料が上がって喜んでるのに違いない」などと、国語を学んでいる高校生から馬鹿にされていると聞く。
だが、こんな無教養な馬鹿者を党の総裁にした自民党を、2012年の衆院選と2013年の参院選で第一党に選んだのは、選挙権を持つ日本の成人であって、要するに安倍晋三の「知的レベルの低さ」は、日本人の平均的な成人の知的レベルの低さの反映にほかならないのである。安倍晋三に向かって「王様は裸だ」と言えないのは何も自民党の政治家に限らないのであって、それどころか安倍晋三に反対する陣営においても、安倍晋三に負けず劣らずの「裸の王様」だった小沢一郎に向かって何も言えないどころか、小沢を信奉する「小沢信者」なる集団が出現し、「反自民」の文化人たちも彼らに迎合した。内田樹はその典型例だったし、その内田とつるんだ高橋源一郎も同罪と言うほかない。
母方の祖父・岸信介に対する崇拝だけが言動の動機と思われる安倍晋三は、具体的な政策になるとブレーンに丸投げだが、その内容がまたひどい。大企業の正社員しか視野に入っていないとの濱野智史の批評だが、かつて大企業の正社員だった私の目から見れば、大企業の経営者しか視野に入っていないと思われる。その好例が7年前にも失敗した「残業代ゼロ」構想であり、「職務発明は企業のもの」という特許法改「正」のもくろみである。
「残業代ゼロ」の表現は正確ではなく、実際には、一定時間の残業手当に相当する手当と引き替えに、残業時間無制限の勤務を受け入れる「裁量労働制」と呼ばれる労働形態であって、私は20年以上前に経験がある。この形態に転換する以前に受け取っていた残業手当と比較すると、裁量労働制を選択することで得られる手当は微々たるものであり、賃金は激減した。むろん、成果をあげていれば残業は不要で手当だけを受け取れるのであるが、そんな恩恵にあずかった者など、少なくとも私の知っている範囲では誰一人としていなかった。
大企業で「成果主義」が声高に言われるようになったのは1990年代前半であり、そういう流れの中に小沢一郎もいたのであるが、そんなことをいつまでも覚えている私のような人間は例外中の例外であり、だから一時期の小沢一郎だの現在の安倍晋三だのが抵抗なく人びとに受け入れられるのだろうが、とんでもない話である。
そして、「成果主義」にとらわれ始めた大企業は、ある業種でバブルが弾けて業績が悪化したりしたら、すぐに従業員の首を切るようになった。日本の大企業においては解雇は難しいなどというのはとんでもない大嘘であり、従業員を「自己都合退職」に追い込む悪質な手口をよくご存じの90年代の大企業の従業員は少なくないはずである。
仮にバブルが弾けても、一定の時間が経てば再び業績が回復する例は珍しくないのだが、現実に起きたのは、リストラされた技術者が韓国の財閥系大企業などに再雇用され、日本企業が持っていた技術が流出する事態であった。
そして、その傾向を助長すると思われるのが、「職務発明の特許権は企業のもの」とする安倍政権の「成長戦略」である。この件は最近も報じられたが、安倍政権発足半年後にも報じられたことがあった。当時のブログ記事(下記URL)から引用する。
http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-3467.html
上記ブログ記事は長いので、詳しくはリンク先をご参照いただきたいが、昨年この件を報じた朝日新聞は、
と書いたし、"SankeiBiz"(ブログ主によると、「同じ社内の産経新聞と違って自民党との距離を健全に保っている記事が多い」とのこと)は、だが、企業に特許権を帰属させれば、研究者が開発意欲をそがれ、特許権を従業員側に帰属させる米国など海外に流出して日本の競争力強化に逆行する可能性もあり、議論を呼びそうだ。
と書いている。モチベーションが下がった有能な開発者たちが、チャンスを求めて海を渡る可能性は否定できない。
私の知る限り、エンジニアという人種にはプライドの高い者が多く、私の知人で、普段政治問題に関しては国粋的傾向の強い主張をする人間でさえ、「いざとなったら韓国にでも中国にでも出て行くさ」とうそぶいていた。もう10年以上も前の話である。それを記憶する人間としては、安倍政権は日本の工業を滅ぼそうとしているとしか思えない。また、ネトウヨたちには、彼らが嫌う「日本から韓国や中国への技術流出」を加速させる政策を安倍政権がやろうとしていることを知ってほしいと思う。
もっとも、従来私がもっとも恐れていたのは、国家主義的な政治勢力が「経済左派」的な政策を掲げることであった。そうなったらナチスの再来であり、ファシズムの脅威が訪れる。しかし、無能な安倍晋三は前回の政権の時も現在も、新自由主義的なブレーンや経団連などのいいなりの政策しか志向していない。
そんな安倍晋三であるなら、前回同様打倒できるチャンスは十二分にあると思っていたのだが、現実には、安倍晋三は「八重桜」云々の廃句を口走るなどの痴態を演じているのに、その政権支持率は高止まりしていて、政権崩壊の兆しなど全く見えない。
さすがに、このような事態は、一昨年末の衆院選で自民党(安倍晋三)が政権を奪回した時には、全く想像もできなかった。
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まあ、「国民はその民度に応じた政府しか持てない」という言葉がありますからね
2014.05.12 20:26 URL | ノルマ #- [ 編集 ]
安倍について概して支持しない自分から見ても、安倍がまだ「経済左派」を看板に国家主義的なことをやっていないだけ、実のところ救いだったりする気もするんですよね。寧ろ最近の動向を見ていると、安倍批判派の方が「経済左派」のみならず「サヨク」な看板を掲げてファシズムや封建主義的遺制を賛美する言説が盛んになっている方に危惧を抱いています。
例えば、安倍政権が東京オリンピックでの労働力扶桑対策で移民受け入れを表明した際に何時もは安倍を支持する様なウヨからさえも批判の声が上がったんですけど、彼らが掲げたプラカードに「移民より日本人が子どもを産める政策を」 http://t.co/9NB9rSzsgE ってのがあったんですよ。確かに現下に於いてさえ子育て支援策など貧困の極みで改善の兆しする無いのも確かなんですが、それが移民排除ってのと結びついてしまいともすれば「日本人」でない在日朝鮮・韓国・中国人やオーバーステイの外国人、更には出稼ぎでやって来た日系人にまで矛先に向かう様になってきている危うさを感じる様になりましたね。
折も折、『週刊金曜日』http://t.co/V3d2nwBYFK と『文藝春秋』 http://t.co/vXlLTIFrpc が相前後して書店の店頭に並んだわけだけど、『金曜日』の能川元一と・辛淑玉の対談と『文藝春秋』保守特集に載ってた内田樹や孫崎享・田中康夫などの雑文を読み比べると、そのあまりの内容の差に絶望的なほどの落差を感じますよ。大日本帝国賛美で何が悪い!と開き直る孫崎に、士農工商と五人組の閉鎖社会と相互連帯・監視社会を賛美する内田、社会教説とバークを引き合いに出してノブレス何鱈で政府は余計なことをするから問題だと言わんばかりのこと言う田中康夫・・・・・こういう言説が安倍批判の「主流」だとしたら、安倍の方がまだマシって思ってしまうのも道理かも知れませんが。
2014.05.12 23:33 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]
その愚かな国民を説得できなかった自分たちの力のなさをまず反省すべきでは?
国民を愚かだと批判するのは勝手ですが、
国民の選んだ結果をきちんと受け止められない人たちが、
国民を幸せにできるわけがないです。
国民がどうしてその選択をしたのかを、理解していないから。
2014.05.14 08:14 URL | #- [ 編集 ]
>国民を幸せにできるって?
戦後数十年日本は地上の楽園だったか。戦後憲法に感謝するんだな。
>国民がどうしてその選択をしたかって?
当の国民がわかっちゃいない。
馬鹿はこれぐらいにして、今みたいな知の荒廃の中で、異論をとなえるためにはラジカルでなければならない。そしてラジカルの価値は客観的に正しいこと、これに尽きる。検証を望まずそのときの気分で論ずる。大勢に流される。具合が悪くなると歴史を修正する。これが日本のメインストリームであって、その逆をやれば必ずラジカルになる。ならざるを得ない。
2014.05.14 12:18 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]
右派「国民が選んだ政権なのだから真摯に結果を受け止めるべき」
左派「原発や集団的自衛権やWEなど各論で安倍は支持されていない」
このどちらも一理があるんですよ。つまりどちらも正解な面がある。
まず安倍政権になってワタミなどのブラック企業の経営が傾いてきた。人員が集まりにくくなった、なぜかというと人手不足になってきたからです。
「人手不足」
なんとも懐かしい響きを感じさせる言葉ですが、実際、アベノミクスはそれだけの効果を出してしまっている。ここは認めなければなりません。
原発推進には国民の多数が反対しています。解釈改憲による集団的自衛権にはやはり大半が不支持です。
それでも安倍は支持されてしまう、それはなぜか。経済が成長しているからです。野党の存在が薄いという面もありますが、破綻すると言われ続けてきたアベノミクスは意外なことにここまで結果を出しているのです。
国民の多くは「原発?集団的自衛権? まあ景気と雇用の前には目をつむっておくか」と思います。左派には無念かも知れませんが、それが民衆というものです。
だから左派は「経済成長を止めない」前提で政策を語らなければなりません。
>私がもっとも恐れていたのは、国家主義的な政治勢力が「経済左派」的な政策を掲げることであった。そうなったらナチスの再来であり、ファシズムの脅威が訪れる
安倍が目指しているのは「経済左派」ではありませんが、景気の拡大を図るという面においてはナチスの手法がそのまま成されていると思います。「アウトバーン」が「国土強靭化」とダブるのですよ。
2014.05.14 23:39 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
簡単な話ですよ
「安倍政権が倒れるには景気が著しく悪化しなければならない」
これにつきます
言い換えると
「安倍を降ろすために景気を悪化させる」
と言っているのに等しいですからね
これで支持が集まるかと言えば疑問しか残りません
2014.05.15 00:18 URL | 無名の一市民 #- [ 編集 ]
景気が悪いままだと、治安の悪化も心配せねばなりませんよね。
そうなると国家間の戦争や原発事故が起きるよりも、まずは日常生活の中で犯罪に巻き込まれる確率のほうがうんと高くなると思いませんか。
一般の国民としては、それほどに景気回復は重要な要素なんですよ。
いくら憲法9条が死守されても原発が全て運転停止されても、いつどこで通り魔や強盗に襲われて命を落とすかわからないような状態では全く安心できません。
そういうことをもっと真剣に考える必要があると思います。
あと、治安が悪くなると、言論や行動に対しても強い規制が発動される可能性も、一層高くなりますからね。
デモをするどころではなくなるでしょうね。
2014.05.15 01:20 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
愚かだと切って捨てる人らを批判したまでです。
国民が選んだ結果を、愚かだと切り捨てる人らが、
国民を幸せにできるわけがない、
それすらわからないなら、国民から一生支持されることはないです。
例え愚かな国民であろうとも、
それすら受け入れ、尊重するぐらいの心構えを持ってなきゃ、
政治で国民を幸せにできるわけがないです。
2014.05.15 12:28 URL | #- [ 編集 ]
ナチスが公共投資を拡大して景気を回復させて失業を解消したみたいな言い方がよくされるのですが、その政策は既に前政権が策定していた部分も含まれています。
米国でもニューディールが実施されたように、当時は公共投資によって社会インフラを整備し経済成長に繋げることが先進国でも可能であったのだと思います。
例えば、借金をしても道路網を整備することによって交通の弁を良くして工業の発展に繋げれば、経済成長に伴なう税収増によって借金返済以上のお釣りが来るわけです。
しかし、現代の先進国に於いてはもうそういう経済段階は卒業しているのだと思います。そうでなければ、日本以外の先進国も低成長で苦しんでいるわけはないのです。
日本でもバブル崩壊後から景気対策として大規模な公共事業を繰り返して来たのですが、せいぜい景気を下支えする効果しかなく本格的な経済成長に繋がることはありませんでした。
そして、その後には国の膨大な借金が残り今も増え続けています。(もちろん、借金が増えた構造的な原因は別にあります)
要は、現在安倍政権が行っているところの公共事業拡大や金融緩和などでは見かけ上景気回復してように見えても経済の持続性を損なうものでしかないということです。
見かけ上、活気があって景気良く忙しそうにしている会社が突如倒産して、見かけに騙されて取り引きしてた業者が大火傷してしまうことはよくあります。見かけが信用ならないことは街の会社レベルでも国の経済でも同じことは既に経験していることではないでしょうか?
ナチスの公共投資には民生部門もありましたが、多くは軍事需要でした。
それは、自衛を超えた侵略用の軍備の為でした。
いくら国の借金が増えようが、それによって造成された軍備による侵略戦争が成功し資源と領土と労働力を獲得することが出来て借金以上のリターンが見込める。それがナチスの皮算用でした。
侵略戦争前提と大雑把に言ってもよいナチスの経済政策を現代で評価する余地は殆どないと思います。
2014.05.15 23:05 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]
>国民の選んだ結果をきちんと受け止められない人たち
選挙は独裁者を選ぶものではないですからね、選ばられた政治家なり政権は国民によって監視監督しなきゃ駄目だと思いますよ。
選びっぱなしで後は知らんというのでは無責任でしょ。
政治家も人間ですから。万能の神ではないですから
おかしなところがあれば批判されて当然でしょうよ。
そして、国民も一人一人は有限な人間だから議論して智恵を出し合うことが大事かと思いますね。
選んだことは選んだこととして、選ばれた人たちについて議論して検証を重ねて、善くないことがあれば修正を要求する。
これ、当然なプロセスでしょう?違いますか?
2014.05.15 23:36 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]
>国民が選んだ結果を、愚かだと切り捨てる人らが、国民を幸せにできるわけがない、
?これってそんなアプリオリなことか?
愚かなことを“国民が選んだから”自分も尊重するなんて自我を捨てるに等しい行為、滅私奉公もここまでくると流石。
あと、切って捨てるってのは、別に結果をきちんと受け入れられない事とイコールじゃない。
切って捨てるのを批判したいなら“国民が選んだことは愚かではない”というロジックで論をたてるべき。批判の筋が通っていない。
2014.05.16 00:17 URL | settering #- [ 編集 ]
国民が平和憲法万歳ってやってる時から貴方達は国民の知の劣化に警鐘を鳴らしてたんですか?
それで護憲派や左派が選挙で幅を効かせていた事も忘れ去ったのですか?
崩壊の時代にはいったから知の劣化が激しくなった?いいえ、左派も右派もコアな数はたいして変化していません、平和憲法を守ろうという運動の消極的賛同者が経済が苦しくなったからそれを打破出来そうな政治を期待しただけです
あの頃から国民の大衆化は相当に進んでいました、その時から教育の問題を語らずやおら安倍が手を出そうとすると国民の知能程度の問題にすり替える
安倍の横暴ぶりには腹が立ちますが時節を俯瞰してやおら悲観ぶり教育の再生の具体案一つないのはどういうことですか?
国民知の劣化をうたえば現状が変わるならやればいいがなんの行動も具体案もないまま対岸に立った物の見方をされてもエリート意識が見えるだけで不快なだけです
大体よほど国粋主義的に教育された戦前の人間の方が教養レベルが高い人間を出している時点で知の劣化を今更騒ぐ連中の精神は推し量れます
2014.05.17 20:48 URL | ムギ #- [ 編集 ]
最後に補足します。
我々もブログ主さんの指摘が正しいとおもう。朝日新聞の劣化は酷く購入に値しない。最悪なのはその受け皿が中日新聞[東京新聞]とゆう悲惨な状態だ。具体的な政策はなく批判するしかない蟷螂の斧の状態。対して安倍政権はヨーロッパ歴訪で積極的平和主義、集団的自衛権の容認、憲法改正、再稼働容認を取り付け外遊は成功と言える。左派のフランスまでも安倍政権の強い支持を正式記者会見で表明している。裏返せば日本の左翼にヨーロッパが三行半を突き付けた形になる。菅直人の反原発不実行、鳩山の辺野古基地県外移も出来なかった。鳩山の偽装献金、小沢の陸山会事件、菅直人の市民の党の献金事件など何一つケジメをつけていない。朝日新聞の劣化もその一つと言える。高橋源一郎は坂本龍一一派のブレーンで反原発セレブの典型ではなかろうか?小泉細川を支持した社民党一派と関係が深く真面目に働く国民とはかけ離れた贅沢な暮らしぶりには呆れるしかない。ファッション反原発派のTwitterやFacebookでのド派手でゴージャスな写真がその証拠である。あきらかに反原発を利用したお金儲けが目的だと断言出来る。政治を検証すれば坂本龍一が反対している六ケ所村再処理工場問題も茶番だと直ぐにわかる。その当時、六ケ所村再処理工場建設は反対派が強く建設は中止になると思われていた。青森知事選は推進派、北村正哉の敗北は確実だった。それを札束をトラックに詰め込んでばら撒いて北村正哉を当選させ六ケ所村再処理工場を強引に建設したのが極悪政治家、小沢一郎だ。金竹小「今畜生」とまで揶揄された金権政治、原発利権の王様が小沢一郎だ。民主党が原発推進に大きくカジを切ったのも小沢が加わってからである。その小沢大先生と仲良しなのが坂本龍一周辺の福島瑞穂一派、日教組のドン輿石東、辺りだろう。その証拠に福島原発事故後に結成された地下原発推進議員連盟のメンバーをみれば反原発運動が茶番であったか直ぐにわかる。左翼復活には安倍政権に対抗出来る本当の斧が必要だが先ずは左翼のケジメが第一歩だろう。
2014.05.18 16:36 URL | トルストイ #- [ 編集 ]
>「安倍政権が倒れるには景気が著しく悪化しなければならない」
>これにつきます
全然それに尽きてないと思いますが。
安倍政権のやろうとしていることが日本にとってマイナスとなるからです。
安倍政権より日本の国と国民の方が大事だから、安倍政権を批判されているのだと思いますよ。
特定の政治家を無批判に信者する○○信者や□□信者が批判されるのは、彼らが国や国民のことより特定政治家の方を上位に置いているからでしょう。
安倍政権の政策と方向性がおかしいと思われるからこその批判です。
>「安倍を降ろすために景気を悪化させる」
>と言っているのに等しいですからね
誰がそんなことを言っているのですか?
つうか、誰が経済を悪化させるような力を持っているのですか?
個人でそんな強大な力を持っているのは世界的な投資家かよほどの権力者でしょう。
個人でなければ、経済運営の政策を実行出来る権限を持つ政府かあるいは経済団体でしょうか。
いずれにせよ、全く意味不明な言明です。
たとえ表面上経済が順調であるように見えたとしても、経済とは別に外交や国の進路に関することで問題点があるならばその政権が批判を受けることは当然なことです。
2014.05.18 19:10 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]
さっきテレビでチャウシェスクの特集をしていました。自民党というか、新自由主義者の理想と同じだな、と思いました。
2014.05.18 21:11 URL | kusojimin #8xVP7WeM [ 編集 ]
>教育の再生の具体案一つないのはどういうことですか?
そんなに簡単に具体案が出てくるものでしょうか?
まさか、学力テストの学校別の成績を公表するとか学区性を廃止するとか教育長を首長の任命性にするとか道徳を教科にするとかではないですよね。
そんな類のことで教育再生なんて簡単に出来るものですかね。
人生の問題を解決すると称するまやかしの具体案を掲げて人々を取り込もうとする似非宗教団体じゃあるまいし、そんなに簡単に具体案が出て来るところに胡散臭さを感じた方が良いのではないでしょうか。
>大体よほど国粋主義的に教育された戦前の人間の方が教養レベルが高い高い人間を出している時点で
>知の劣化を今更騒ぐ連中の精神は推し量れます
前段と後段はどうつながるのですか?
前段が正しいとしても、それが後段の証明にはつながりませんが。
で、その戦前の教育を受けた人たちが敗戦という厳しい現実を経験し国粋主義的な教育や戦前の国家の在り方を反省して「平和憲法万歳」で戦後国家を作り上げて来たわけですが。
歴史の歩みを無視して「戦後レジーム脱却」などを唱えるのは、それこそ戦前•戦中•戦後を生き抜いた人たちに失礼なのではと思いますけどね。
2014.05.18 22:55 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]
母方の祖父である狂信的な日本軍国主義者、日本帝国主義者でありA級戦犯岸信介への崇拝だけしか脳のないというか、岸信介の亡霊でしかない安部晋三。
彼が50%強の支持率を得ているところに日本の悲劇があります。
55年体制の頃だったら彼が政権に就くことはなかった、あるいは就いたとしてもすぐに崩壊していたことは確実です。
現にA級戦犯岸信介は、国民の壮大な闘争、デモにより退任に追い込まれました。
岸信介の後には、自民党ではまだましだった池田勇人が首相に就任。
しかし、極右化した現在の自民党。
池田のような人物は見当りません。
安部政権が崩壊しても狂信的な日本帝国主義者、日本覇権主義者の石破茂が就任したのでは意味がありません。
また野党は、安部晋三と価値観を同じくするファシスト集団の維新、みんなや自由民主党野田派が多数を占め、極右全体主義化し戦前の大日本大政翼賛会さながらです。
極右安部内閣への高支持率。
民主党政権末期(自由民主党野田派と称されるほど落ちぶれましたが)、ファシスト集団の維新やみんなを支持していた人が安部内閣支持に変わったといったところでしょう。
安部内閣が高支持率を記録すると同時に両ファシスト集団の支持率は低下しました。
55年体制の頃だったら供託金没収が確実だった狂信的な日本軍国主義者、極右の田母神が、都知事選挙で高得票を獲得したりと安部晋三の痴態は日本の有権者の極右全体主義化に主因があります。
自らの力で民主主義を勝ち取れなかった日本国民。
与えれれた民主主義を維持するのは無理なのかも知れません。
2014.05.19 17:38 URL | 風てん #- [ 編集 ]
>国粋主義的に教育された戦前の人間の方が教養レベルが高い人間を出している時点で知の劣化を今更騒ぐ連中の精神は推し量れます
誰と誰を比較して「教養レベルが高い」のか、それを提示しない限りは、ただの戦前懐古主義でしかない。
そもそも時代によって人間の本質にさしたる違いはないと思われますよ。あるのは社会背景の違いだけ。誰のことを言っているのか知らないが、戦前の軍国主義者でも、もし戦後に生まれていれば優れた民主主義の先導者になったかも知れない。
そんな前提を元に考えれば、現代日本の繁栄を支えたのは、戦後の人間であり、それは戦後思想からきている、その単純なことを忘れているのではないか?
2014.05.19 23:00 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
個人的な教育の再生の具体案は何かを聞かれれば、「教育の再生」なんつー言葉を使う連中すべからく教育に関わらせないこと、これに尽きる。
2014.05.23 23:36 URL | settering #- [ 編集 ]
同意です。
あんたらに「教育の再生」なんて言って欲しくないよ、という思いです。
月並みな言い方ですが、その時々の政治家の思惑や人気取りや政争の具に利用する光景を見るのはウンザリですね。
2014.05.24 22:40 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]
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