きまぐれな日々

先々週(2/10)の記事「東京都知事選、宇都宮健児と細川護煕がダブルスコアの敗北」に、数日前(20日)にこんなコメントをもらった。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1334.html#comment17710

天皇、小泉、米国といったちょっと前まで批判の対象だった存在に無批判に依存するような姿勢が出ていることに危惧を感じる。戦争云々については「安倍晋三が中国と戦争しようとしている」というが、こういう時に中国側の意図がどうなのかについて言及がないのが疑問だ。たとえば、中国があらゆる犠牲を払っても尖閣を奪取しようと決意を固めているのか、実際は国内向けであってそんな意図がないのか、さらに日本にとっての尖閣の価値はどれほどか、によって日本の対応の評価も違ってくるのではないか。

私はといえば中国の東シナ海での脅威はかなり誇張されていて、双方首脳とも武力衝突の意図はさらさらない中で、安全保障のジレンマに陥っている感を持つ。要するに領海侵入の処理と「領土問題の有無」という点についてのメンツの張り合いであって、これさえ処理できれば関係は改善しうる。現場は双方とも極めて抑制されており、衝突に至ることはなくある程度の時間をおいて緩和に向かうだろう。

ある程度のスパンで考えるなら、やはり日米同盟のリスク要因のほうが大きい。米中の(様々な)軋轢に「巻き込まれる」危険のほうが大きいと考えるからだ。米国への警戒感が薄れていることが疑問。地政学的な要因を視野に安全保障を考えなおすことが必要。

2014.02.20 18:11 優木


小泉純一郎が応援した細川護煕と、細川を応援した「リベラル」たちを批判したエントリに、なぜこんなコメントがつくのか理解不能だが、おそらくこのコメントは、当該エントリにではなく、コメント主が投稿してきた20日に書いた『kojitakenの日記』の記事「安倍晋三のブレーン・本田悦朗もWSJで火に油注ぐ」へのコメントなのだろう。「安倍晋三一味の暴走はとどまるところを知らない」という文章で始まるその記事に、私はこう書いた。

 先の都知事選で、脱原発派の候補を細川護煕に一本化せよと叫んで人々を辟易させたさる有名ブロガーがいるが、トンデモの多いこのブロガーの主張にあって、数少ない納得できる指摘が、「宇都宮健児やその支援勢力は「安倍政権は日本を『アメリカとともに戦争できる国』にしようとしている」というが、それは違う。安倍晋三は中国と戦争を起こそうとしている」というものだ。さらに言えば、アメリカの戦争に日本が巻き込まれるのではなく、日本の(中国との)戦争にアメリカを巻き込もうとしている。だからアメリカが強く警戒するのだ。


「日本が中国と戦争を起こそうとしている」というのは、目新しい指摘でもなんでもない。石原慎太郎が以前からそれを狙っていたことは、たとえば豊下楢彦著『「尖閣問題」とは何か』(岩波現代文庫,2012)が指摘している。

岩波書店の宣伝文から引用する。

 たとえば,石原慎太郎氏がなぜこれほど尖閣問題にこだわった狙いとは何であったかが分析されています.そして日本と中国の対立が生じている中で,アメリカが実に曖昧な態度を取り続けているその真意とは何かが徹底的に抉り出されています.また日本政府の主張にある「尖閣諸島は日本固有の領土である」という主張が,実は極めて危うい論拠に立っていることも白日のもとにさらしています.そして尖閣問題だけではなく,「北方領土」問題や竹島問題も視野に収めた上で,いかにして領土問題の戦略的解決を図っていくかが構想されています.
 何としても日中両国の軍事衝突を避けなければいけないという思いで,著者はこの問題がはらんでいるあらゆる問題群に眼を配り,歴史をふりかえり,未来への提言を行っています.尖閣諸島問題について,どんな意見をお持ちの方であっても,本書から大いに刺激を受けていただくことが可能だと思っております.


石原慎太郎の狙いとは何か。豊下氏の『「尖閣問題」とは何か』から引用する。

(前略)「本当はね、国が買い上げたほうがいいんだけれど、国が買い上げると支那が怒るからね」と語っているのである。つまり、尖閣諸島の「国有化」が中国の大きな反発を引き起こすであろうことを十分に織り込んだ上での購入方針の提起であった。

 つまり、東京都による尖閣購入をうちあげ、次いで政府をして「国有化」せざるを得ない状況をつくり出し、日中関係の緊張を激化させようという訳である。それでは石原氏は、より具体的に、いかなるシナリオを描いているのであろうか。例えば二〇一〇年九月の中国漁船の領海侵入事件をめぐって同氏は、「つまり、本当の軍事紛争にはならない。軍隊まがいの人間がきて、ああいうこと(船長の逮捕)をしても、捕まえるのも(海上)保安庁だった。あれは軍隊が出て行って追っ払ったらいい。それでそれが軍事紛争になるなら、アメリカが、もっとそれを拡大したら踏み込んでこざるを得なくなる」といった見取り図を披瀝しているのである(『田原総一朗 談論爆発!』ニコニコ動画、二〇一一年五月一七日配信)。

 要するに、海上保安庁が対応しているだけでは軍事的緊張状態が生まれにくいから、自衛隊を前面に出すことによって軍事紛争を引き起こし、米国が軍事的に介入せざるを得ない状況をつくりだそう、ということなのである。だからこそ、彼が主導してきた「たちあがれ日本」はその「政策宣言」(二〇一二年七月四日)で、「尖閣諸島への自衛隊の配備」を最優先課題においているのである。このように、石原氏にとって尖閣問題は今や、その「防衛」というよりは、中国との関係をひたすら悪化させて軍事紛争の勃発を導く「引き金」として位置づけられているのである。

 二〇一二年八月一五日に香港の活動家が魚釣島に上陸する事件が起こった時に石原氏は、「首相が自分で行ったらいいよ。尖閣諸島に。野田(首相)が行ったらいいんだよ。私は首相がこの段階になって行かないのは怠慢だと思うけどね」と強調したが、韓国の李明博大統領による竹島訪問が引き起こした衝撃を考えるとき、「野田首相による尖閣訪問」がいかなる事態を引き起こすか、同氏の狙いが透けて見えるというものである。

 いずれにせよ、日本と中国の軍事紛争に米軍が出てこざるを得ない状況をつくり出すというシナリオを描いているからこそ、石原氏はワシントンの財団で尖閣購入をぶちあげ、後に触れるように米国の有力紙に「支援」を求める公告を出したのであり、だからこそ久場島や大正島がおかれている「屈辱的な現実」には一切触れようとしないのである。

 とはいえ、日本が尖閣諸島をめぐって中国と戦争するとき、果たして米国は日本を軍事的に支援するのであろうか。人も住まない小さな島々のためには米国は中国と戦争をするべきと考えるのは、石原氏が講演したヘリテージ財団に象徴される、イラク戦争を主導した好戦的で対中強硬派の勢力しか存在しないのではなかろうか。つまり石原氏は、中国との関係をひたすら悪化させるパフォーマンスには長けていても、その後の戦略的なシナリオを欠落させているのである。

(豊下楢彦『「尖閣問題」とは何か』(岩波現代文庫, 2012年)94-96頁)


石原慎太郎らの思惑は上記の通りであるとして、それでは安倍晋三はどうかといえば、安倍はもともとは石原のようなドス黒い考えを持っていたわけではなく、単に「偉大なおじいちゃん」岸信介を信奉しているだけのボンボンだったに過ぎまい。第1次安倍内閣発足直後には、おそらく当時のブレーンたちの進言を容れてであろう、安倍晋三は中国と韓国を相次いで訪問し、前任者の小泉純一郎が安倍政権発足直前の2006年8月15日に靖国神社を参拝して決定的に悪化させていた日中・日韓の関係を改善したほどであった。これは、第1次、第2次安倍内閣を通じて、唯一の「善政」であったと私は考えている。

しかし、いかんせん現在の安倍晋三は、北岡伸一をはじめとする好戦的なブレーンたちに「洗脳」され切っている。安倍晋三は、先月行われたダボス会議で、現在の日中関係を100年前の第1次世界大戦勃発直前のイギリスとドイツの関係に聞かれもしないのに自分からたとえてみせ、その発言が当のイギリスを含む世界各国から激しい批判を浴びると、「真意が理解されていない」などといかにも不満そうにしていた。安倍のたとえ話は、北岡伸一たちが日々安倍に吹き込んでいる話だったに違いないことは、容易に想像がつく。従って、現在安倍晋三が考えていることも、前述の石原慎太郎と大差あるまいと推測されるのである。

そういうことを考えていたら、集団的自衛権の政府解釈変更に関して、昨日、TBSの『サンデーモーニング』で寺島実郎が大意以下のような指摘をした。安倍晋三は(北岡伸一らのお墨付きを得て、この4月にも)集団的自衛権の政府解釈変更に踏み切ろうとしているが、これが日本とアメリカが協力して中国に対峙しようという狙いであるのは明らかだ。日本はアメリカにとって「都合の良い存在」ではなくなってきている。先にアメリカが「尖閣で日中の有事が発生しても、米軍はそれに関与しない」と言っていることに注意が必要である、と。

保守の寺島実郎でさえこう認識している。つまり、安倍晋三が日中の有事を起こすことを視野に入れているのは、もはや「常識」なのだ。

最初に紹介したコメントで、「優木」氏は

中国側の意図がどうなのかについて言及がないのが疑問だ。たとえば、中国があらゆる犠牲を払っても尖閣を奪取しようと決意を固めているのか、実際は国内向けであってそんな意図がないのか、さらに日本にとっての尖閣の価値はどれほどか、によって日本の対応の評価も違ってくるのではないか。

と書くが、ここまで述べてきたように、戦争を起こす必要を感じているのは中国ではなく、日本の右翼指導者たち(安倍晋三、石原慎太郎、北岡伸一ら)なのである。中国側の意図の如何にはよらない。

「優木」氏は、

中国の東シナ海での脅威はかなり誇張されていて、双方首脳とも武力衝突の意図はさらさらない中で、安全保障のジレンマに陥っている感を持つ。

と書くが、なぜ安倍晋三に対してそこまで無警戒でいられるのか、私には全く理解不能である。

今や、「日米同盟の脅威」よりも「安倍晋三の脅威」の方がずっと重大なのである。
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北岡伸一や田中明彦らの東大知識人たちはイラク戦争に賛成して以来後戻りのきかない道を歩んでいる。事志と違って(?)もはや「親米」でもなんでもない。もう自分の非を認める途は閉ざされている。いや、そんなことをするぐらいなら、(どうせエスカレートしない)日中武力衝突を引き起こし「それみたことか中国は悪い」と自分の意見を正当化する口実にする方がベターなのだ。

こんなゴミくずイデオローグを国際問題専門家として有難がり、やつらの意見に正当性を与えてきた朝日ら日本の非右翼メディアも糾弾されなければならない。非右翼メディアこそ「日米同盟」なるものに宗旨替えしてゴミくずイデオローグをもてはやした張本人なのだ。

2014.02.24 09:53 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

中国と日本の関係が緊張した原因はあの中国人船長(似非民間人)による漁船アタックだったのだが...
しかも内々に処理する事が分かり切った政権下(菅直人政権)で
安倍、石原の思想のそれが過激かつ害悪なのは違いないが中国に原因無くしてこのような状態にはなりえないのである
経済協力してれば対立が無くなるとか融和策をとれば中国政府が軍事野心を無くすとか、ありえるわけがない前提を左派が作っている限り安倍晋三の独走は止まらないだろう
例え安倍が居なくてもアメリカの外交対外能力は落ちに落ち切っており中国政府とズブズブの関係にあるアメリカ政権は今後も日中間の係争で日本に肩入れすることは無いだろう(それがどれだけ法的かつ人道に沿ったものであろうと、チベットをあっさり見捨てたように力ないものには味方しない)

理想の政治を全て行ってくれる政治家などこの世に存在しないが、野田や安倍が中国政府やアメリカ世論に配慮すれは問題が無くなるというような小児病にかかり幻想から目を背けているのは左派なのを自覚しなくては
中国政体の軍事野心や膨張主義を批判せずに安倍のみの問題として矮小化しようとするからピントのずれた批判のように映るのである
ピントのずれた批判を左派が繰り広げれは広げるほど信用を失う、安倍や日本の政治が原因で起こる悪い結果は確かにあるだろうが中国やその共産党が原因で起こることを無視して解決を図るのは無理なのである

2014.02.24 14:00 URL | 禁煙 #- [ 編集 ]

外務省で中国課長や地域政策課長を務められた元外交官・浅井基文氏の2月21日のブログ「米軍2司令官の日中関係に関する発言」http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2014/579.html
米太平洋空軍のカーライル司令官と在日米軍のアンジェレラ司令官というふたりの米軍トップによる確かな発言を準拠に、日中の衝突にアメリカは介入する気がないことを明確に論じています。

浅井氏がまとめた2司令官の発言内容は以下の通りです。

1. アメリカにとっての死活的関心は世界経済(つまりはアメリカ)に対する悪影響となる要素を排除し、ステータス・クオを維持することであり、安倍政権の「火遊び」に付き合う気持ちはさらさらないこと(「世界経済は非常に重要かつ脆弱なので、世界第2位と第3位の中日が仲違いすることを見過ごす余裕はない」)
2. 安倍首相の靖国参拝をはじめとする言動はステータス・クオを壊す危険性をもつ容認しがたい行為であること(「緊張を軽減するのではなくて高める言辞がすべての関係者からなされている」)
3. 尖閣問題(海洋・領土問題)はあくまで平和的・外交的に対処するべきであり、軍事力行使はもってのほかであること(「ステータス・クオを乱し、平和と安全を損なうような挑発的で一方的な行動が起きたときは、我々は明確に発言し、必要に応じて行動を起こした」)
4. 日中艦船「衝突」の事態でもアメリカは軍事介入するつもりはないこと(「海洋において安全ではない行動を正当化するようなシナリオは存在しない」)

尚、浅井氏は日本共産党シンパで日米同盟反対の立場ですが、共産党の尖閣初め領土問題に対する強硬姿勢を厳しく批判しています。いまだに集団的自衛権の政府解釈変更の目的を「アメリカと一緒になって海外で戦争するため」としているような同党の見識不足あるいは思考の硬直にも苛立っていることと思います。

2014.02.24 17:16 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

>中国やその共産党が原因で起こることを無視して解決を図るのは無理なのである

現在の中国の行動は国力の向上に伴って起こる必然的な膨張傾向なのであって、「解決」などはない。もちろん安倍や取り巻きも解決策がないことは知っている。しかも解決策がないことを知りつつ、やつらは極右革命を起こし、帝国憲法復活をもくろんでいるのだ。阿呆百田、狂人長谷川の言動を見るがよい。こいつらが安倍の友人なのだ。世界のメディアから遮断された日本人には理解できないが、やつらのイデオロギーは国際的には誰も認めない出口なしの歴史修正主義・無益な復古主義なのだ。

君に問う。安倍による歴史の修正の試みは日本の平和と独立に何の益があるのだ。そんなに中国対策が大事だというなら、何のために河野談話を見直すなどど対韓関係を破壊するのだ。凝り固まったイデオロギーで動く安倍は害であることがわからないか。

さらに問う。帝国日本に生まれ変わって何ができるというのだ。何もできはしない。できるのは臣民に格下げされた普通の国民を犠牲にすることだけだ。

2014.02.24 23:00 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

河野談話に対しての見直し論には調査した機関によって大きな結果の差が出ていまして、読売と産経のみが「見直し賛成」が多数。その他のメディアは反対が多数となっています。
右派系メディアのみが「見直し賛成多数」というのには質問への誘導があると思いますが、それはそれとして、この産経の調査結果で興味深い面があります。

それは「見直し賛成派」の比率でして、自民党支持者が57%なんですが、共産党支持者でも52%に及んでいるということです。
この世論調査自体は「世論操作」かも知れませんが、同じ条件での回答なら比較することができます。これによると、支持政党に限らず、見直し賛成は40~60%に入り、特に差が見られません。

どうも政党支持や思想の左右だけでは、今の嫌韓現象というのは説明できないようです。

2014.02.24 23:54 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

新しいお題であらためてコメントします。
ブログ主さんが指摘したように安部は担ぎやすいボンボンである。靖国参拝も渋りぎみだったのは間違いない。強行させたのは小泉。本当に恐ろしいのは小泉である。今、国家で強行されている悪法の多くが小泉政権時代のも。小泉がどれほど恐ろしいか皆さんに再考してもらいたい。小泉の馬鹿殿応援演説で連呼された総理は脱原発を決断すれば必ず出来る。総理のリーダーシップで何でも可能。国のトップが決断するべきだ。まるで安部に過激なエールを送っているかのようだ。脱原発の部分を靖国参拝、集団的自衛権、辺野古移設強行等々に置き換えてみてはどうだろ。小泉登場で秘密保護法、靖国参拝、辺野古基地建設強行と安部政権はエンジン全開で暴走してきた。都知事選の勝利も安部政権の追い風になり支持率も上向きである。小泉応援団に多くの馬鹿芸能人文化人がお金儲けが目的で参加している。都民もそうした野党への失望感と不信感が落ち目のB級政治家舛添都知事を誕生させてしまった。民主党政権が小泉のイラク自衛隊派遣と靖国参拝の検証を放置してきた罪は大きい。現実に小泉を支持するファッション脱原発派エセ護憲派の馬鹿芸能人文化人議員の多くは米軍が攻撃されたら自衛隊が助けるのは当たり前だとTwitterやFacebookで平然と発信している。無知なファッション護憲派の正体である。ファッション脱原発派も反対運動に見せかけたお金儲けビジネス、商業イベント重視が透けて見える。都民も野党を鋭く観察している。無知無能で幼稚なファッション芸能人に護憲や脱原発の旗をもたせるのは非常に危険である。

2014.02.25 02:30 URL | トルストイ #- [ 編集 ]

解決策??ですか?

中国の国力の膨張に自然に伴う政策として領土拡張は自然と行われるという事だと力あるものは横暴も許されるという理論になるのでは?
戦争も帝国主義もなんでもござれなんですがー、まあ
揚げ足とりみたいでいやですけど。

正直安倍の行動で融和による平和への寄与など無いしこれからも無いだろうが
まあ、役立つ事はあります

僕は中国なんて着膨れしたバブルネオリベ国家が経済的にこのまま続くはずもなく地方政府御用達の影銀行がとんでもない額の不良債権を溜め込んで毎月連鎖崩壊しないかワクワクしながら見ているのですが(バブル崩壊時の日本の数倍の不良債権)民需を支えている影銀行が連鎖破綻するとまず内需が冷え込んでデフレが起こります、すると札を刷るか公共事業をするしかないのですが中国政府は既に札も公共事業もやりまくって完全にキャパオーバーしています(誰も住まない砂漠のガラガラマンション)つまり不良債権問題が実際にまだ起こっていない時点でデフレに片足を突っ込んでいるのです
して時間の問題で影銀行の不良債権は弾けるわけですが(李克強が必死で抑えても額と規模が大き過ぎてもう無駄、札と公共事業で更なるバブルを作るだけなのが唯一の対策、だいたい李克強は国内経済をまったく統制出来てない、不良官営会社をやっとこさ一つ潰しただけ、しかも弱小)
対策はデフレに素直に突っ込むかスタグフレーションを起こしてドーピングするのか、まあどちらにしても信用崩壊で再起不能でしょう
ダボついた官営会社だけの国になり鄧小平が敷いたレールは完全に破綻するでしょう
まあその後毛沢東主義やらなんやらで泥沼の革命劇になるか、そんなに物分りのいい権力者などいないのでまぁそのままロシアコースかな。

オバマアメリカはその破綻の瞬間に何が起こるかわからないから安倍を抑えたいのでしょうし、その時に強行に反応されたくないのでしょう。
金融屋勢力が最近必死で日本パッシングするのは中国バブルの崩壊で全世界的に起きる信用収縮に怯えているのでしょう。
僕は安倍の行動で評価もしくは利用する価値があるものは経済政策の見極めの是非を国民がある程度判断出来るようになったことと、覚醒しつつある権利意識です、皮肉なことに極右劇の安倍の行動によって国民はかつてないほど国益の意識をしていますそれは今まで左派のごく一部のおもちゃのような軽蔑すべき論理の一部だったのですが
安倍が移民やTPPについて言及すると右翼勢力内からも反対が起こるのです、それはむしろ左派よりも強烈に反対が起こるぐらいです
中国に安全に暮らす権利を侵された→怒る
アメリカが思想信条の自由に踏み込んできた→怒る
安倍が必要ない外人を入れようとしている→怒る
といった具合に権利意識は拡大していっています
僕には中国が成長に必然の膨張主義を行うように国民が政治行動を起こすのに必要な権利意識は自らの利益と国益を照らし合わせないと出てこないという必然のルートをたどっているだけに思います
今に自らの支持母体であるはずの右翼からも見放すものが増えてゆくでしょう
残念ながら延々と権利意識の向上が無かった日本で政治的無関心層が圧縮され新たな政治勢力は生活に危機が迫ってきている普通の若者や生活者です、今右派的な主張に走るのはそこに新たな権利意識が芽生えた層がいるからでしょう
インターネットの普及は国民をただの大衆から権利意識をもった人間に変えています、その時真に偏執狂じみた人間に票を投じるでしょうか?
安倍でなかったら恐らくこのような危機意識は国民には広がらなかったでしょう、ただたんたんと消費税だけが上がっていく摩訶不思議な平和国家は安倍と中国により目覚めた、その毒の薬効の部分において僕は安倍を評価している。
経済政策についてはTPPがほぼ頓挫したいま無駄な規制緩和を除いてまあまあ良い、ベターだとおもっている、増税は既に決まっていたからどうしようもないとはいえ、移民はこのままいくとシンパの右派にまで激烈な反対があるので無理
中国との戦争でもしなければ憲法改正も無理筋だろう集団的自衛権の解釈を変えるだけで終わり
臣民への降下など出来るはずもなしあのおぞましい憲法案が通るなどとは平時ではありえないし多少の戦争でもあり得ないだろう、あの劣悪な憲法案はそれほどの代物だ、総力戦の戦争でもないのにあんなもの国民が支持するはずもない。

2014.02.25 04:45 URL | 禁煙 #- [ 編集 ]

日本の内部に抱える憂慮について考えるより、外とのドンパチを考える方が楽しいのだろうか?
それともそういう考えに至り逃避したくなるほど、日本の抱える憂慮は深刻なのだろうか?
個人的には、気持ちとしてわからないでもないところがあるのが、口惜しい。
だが国民が私的に抱える逃避の思考感情と同じ劣情を、公的な立場の長たる総理首相に持ってもらっては困る。

進むべきは、共にどう生きるかを語り合う共生の道で、今こそ左右の対立軸を超えてそれが必要になっているのではないか。
左右、与野党の対立は、お互いの孤立・疎外を招き、お互いを困窮に導くだけではないか?

などということも、外とのドンパチとはまた違うベクトルでの逃避思考・感情なのだろうなと思うと、うんざりする。
結局、経済をどう回復・好調に持っていくか、それを実現した上での富・利益の再配分をどうすべきかに、全てがかかっているのだろう。
そこが霧がかった、先の見えない断崖の道であるので、ブロッケンの魔物のごとき妄想迷想に国民も政治も色々と囚われるのだと思う。
日本の今後10年の命運は今年4-9月間の景気・経済をどう乗り越えるか、そこにかかっているのであろうと、ひしひしと感じる。

2014.02.25 07:37 URL | 朱の盤 #epoDbB82 [ 編集 ]

>禁煙
中国革命への期待、痛いほど分るね。右の処方せん、いや処方せんじゃない、願望はそれしかない。で、安倍は何をしてくれるのだ?安倍がほえればほえるほど、石原がシナシナ言えば言うほどやつらは共産党政権打倒に突っ走ってくれるのか?逆だね。小泉が「毅然として」靖国参拝を続けたら、北朝鮮はなんと核兵器開発に成功した。右翼がチョンチョン言えば言うほど右翼が期待したパクさんは中国寄りになる。安倍に戦略などありはしないのだ。まったく第一次大戦前夜だ。

君の「権利意識」とは「国権意識」だ。表現の自由というのは「相手に言いたいことをいわせる」かどうかで決まるのだ。いつ田母神は他人の表現の自由のために動いたのだ?百田は?長谷川は?安倍は?自分の議論が否定されたからといって表現の自由を云々するな。やつらはそうやっていつも自分のためだけに人権を利用してきたし、これからもそうだ。

自民党の憲法改正案など通らなくてもそのとおりになる。石原の「現行憲法無効・帝国憲法復活案」がそれ。被害妄想だと思うかい?違うな。やつらはいつも本音を隠してなし崩しに進めてきたし、これからも隠す。そのうち君も「帝国憲法復活は当然だ」と言い出すことは請け負う。そのとき止めてくれるのはアメリカだけだ。

右翼は要するに中国が強くなりすぎて安心して寝られないのだ。何をおそれるのだ。世界最強の国、ベトナムはアメリカとも中国とも戦って勝った。彼らに学べばよい。その覚悟のない者だけが威勢のいい安倍に魅かれるのだ。

2014.02.25 11:18 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

ナンか「クーデター」の予感がしてきたねw
安倍は、内外政策での「命綱」だったハズのアホノミクスやTPP、辺野古移設などでも行き詰ってきている。
アメリカからだけでなく、既に自公与党内からも安倍離反の動きが出てきているから、もしかすると「クーデター」で倒されるかもよ。
ヤツのお得意になっている方向性には、やはり応援団は少なそうです。というよりも、前記のような内外政策の行き詰まりで、応援団が縮小し始めている。

4、5月以降、自民党内の動きを注視するべきでしょう。

2014.02.25 18:31 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #CrLMSZ1k [ 編集 ]

野次馬さん
僕は安倍や百田や長谷川の思想のそれとが害なすそれであることは全く否定してませんよ
ただ、ベトナムがアメリカとの戦いで能力を蓄えて中国を追い払ったようにするには現状の組織および法制度は貧弱であるといわざるえないのは確かだと思っているので、それをもって安倍シンパや全体主義の憲法への賛同者になる風見鶏だと言われるのは正直心外です。
安倍やその一味が人権や福祉に全く興味が無い連中であることなど知ってますし、その狂信的な信条に付き合うつもりも毛頭ありません
しかし、なんにしても人は使いようです安倍以外に自衛隊法制度の改正とアベノミクス第二の矢を放てるものがいない以上(他の勢力の経済政策の貧弱さを考えると誰もいない)デフレ脱却の芽が出るまでは御輿になってもらう必要がある
芽が出たら経済政策はある程度継承しつつ潰れてもらうのがベストでしょう、(緊縮政策をしつつ福祉拡大とかいう露骨な人気取りをする自称左派でなければ誰でもいい、兎に角経済政策に論理的調合性のある人間なら)福祉政策を拡大するにしてもいまは経済をなんとかしなければお先真っ暗なのは変わりません。
人権問題はそれ専門の人間についていただいた方がよいでしょう、次の首相は舛添のような性向の適度な風見鶏の方が上手くいくでしょう、安倍は所詮有力な後継のいない特異な極右です、本人が不動の権勢を維持できなければそこまで長続きしないでしょう。

2014.02.25 19:39 URL | 禁煙 #- [ 編集 ]

あらためてコメントします。
最近、右傾化とゆ表現をよく見かける。右傾化を言いかえると左劣化ある。もし安部を辞任に追い込んでも左派に政権を奪う勢いはない。もちろん政権担当能力などあるはずもない。国民も馬鹿ではない。左派への絶望感は野党の支持率を見れば一目瞭然である。本来、市民の声の受け皿であるべき左派が市民から敬遠され飽きれているのが現実ではなかろうか。ネット右翼にも勝てないまで劣化している現実を直視すべきだ。前回の衆院選、参院選、2度の都知事選の自民党の圧勝である。自民党が強烈に強かったわけではない。むしろ脱原発、消費増税など左派に有利な条件での惨敗である。都知事選においても猪瀬のような3流ド素人にも勝てないのが左派の現状ではないだろうか。引退寸前の舛添の当選も同じである。民主党の主力である連合も左派に見切りをつけ舛添を応援している。連合は多くの労働者の代弁者でありリベラルの代表格である。ファッション反原発派の異様な光景に一般都民が違和感を感じているのは間違いない。もしアウトロー小泉が田母神を応援すれば恐ろしい結果だったと断言できる。今後も政策が同じである小泉と橋下の合体は十分あり得る。結果の出せない商業化した反原発派から民意は急速に離れている。右傾化とは劣化した朝日新聞と御用左派評論家の言い訳に過ぎない。小泉に熱狂するファッション商業主義の反原発派のTwitterやFacebookの低脳な記事は左派リベラル再生の大きな弊害である。

2014.02.25 19:49 URL | トルストイ #- [ 編集 ]

>禁煙
私は外敵が侵略してきたらなんとかして闘いたい。死ぬのはいやだがしょうがない。安倍や石原は降参しかねないと思う。

経済政策は金融緩和の継続しかないことは同意。弊害が出るだろうがほかに手段がない。クルーグマンが言うように悪党の政策が成功することはある。しかし、そのために悪党はいらない。

2014.02.25 21:56 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

先ほど私が登校した「河野談話見直し賛成多数」のからくりが分かりました。
産経は「見直し」を「検証が必要」と一緒に入れていたのですね。

「検証」は、そりゃ必要でしょう。南京事件の犠牲者とか、原爆による死者数とか、長い間かけて検証する必要はあります。
「検証」を見直し派に加えることで多数派に見せるようにしたわけです。

やはり産経脳は健在でした。

2014.02.25 22:53 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

>結局、経済をどう回復・好調に持っていくか、それを実現した上での富・利益の再配分をどうすべきかに、全てがかかっているのだろう。

これは現在の日本経済の話としては間違い、順序が逆です。
経済を回復・好調に持っていくためには、まず先に富・利益の再配分が必要不可欠なのであって、それを「それを実現した上で」という順序で実現しようとするから、いつまでたっても経済が回復しないのです。

2014.02.26 01:20 URL | funaborista #Lr6tztD6 [ 編集 ]

ただですね、安倍にとっては経済の活性化とは、それこそ一部大企業が活性化すれば日本経済は好転するという考えしかないのですね。

実際、アベノミクスで活性化した分野はありますが、そのことが国民生活へ還元されていない。それを国民がなんとなく肌で感じ取っていながら、数値だけの実態のない成長報道で、安倍を支持してしまっている。

安倍は民主党の均衡財政と反対のことをして、庶民の給与を上げようとしていますが、彼の政策では、福祉とか社会保障とか再配分なんてものは優先度では最低クラスですよ。
そこにいつ国民が気づくか、ですね。

2014.02.26 23:25 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

飛び入りの凡人さんやkojitakenさんは、私が↑に書いた意味を当然理解されていらっしゃると思うのですが、こちらや「kojitakenの日記」のコメント欄には「再配分のためにまずは経済のパイを増やして~」と書かれる人が時々見受けられるようなので、その考え方のいったい何が間違いなのか、せっかくなので少々長くなりますが書いてみたいと思います。

現在の不況は、賃金削減等で消費=需要が落ち込んだことによるデフレ不況です。
であれば、それに対する正しい処方箋は「消費=家計側に資金を回し、需要と供給のバランスを修正する」となります。
しかしアベノミクスは(というかバブル崩壊以降ずっと)、日本政府は「資金を家計側から企業側に回す」という政策を取り続けています。

消費が落ち込んでいて生産が過剰ということは、商品が売れずに「不良債権」化しているということ。
そんな中、さらに家計側から企業側へ資金を移し、「その資金で業績を回復させて」賃金を上げようとしても、実際には生産過剰の度合いが増すために「不良債権」がさらに増えるだけです。
これが途上国であれば、輸出により需要不足を解決するという道がありますが(高度成長期がまさにこれ)、すでに先進国となってしまった以上それも無理筋です。

(これは蛇足ですが、寧ろ日本をはじめとする先進国には「途上国の経済成長を輸入により支える」義務がある、くらいに思った方がいいでしょう。そうやって先進国の富が途上国に流出することによって、途上国の国力が上がり、通貨も高くなり、その結果先進国の通貨が相対的に安くなることで競争力が回復するのです。富も流出させたくない、通貨は安くして競争力は維持したい、というのはただの「先進国のエゴ」です。つまりこれは、企業の「内部留保」問題と相似形なのです。)

経済とは、生産(=供給)には消費(=需要)という打ち返しがあって初めて循環し、循環することで初めて成長することができるのです。

民主党は均衡財政で家計資金を縮小させ、安倍自民党は積極財政で企業資金を拡大させる、どちらも「需要と供給のバランスをさらに悪化させている」点においては全く同じです
しかし、アベノミクスを「積極財政だから評価できる」とする人(特に左派)は、この点が全く理解できていないようです。
だからこそ「まずは経済のパイを~」なんて間違った主張を堂々とするのでしょう。
しかも自身のことは棚に上げ、「まず再配分を」派を「経済成長を軽視する経済音痴左派」とか言い出す始末。
「『まずは経済のパイを~』という考え方は『反成長』である」という批判を、上記のような「誤ったレッテル」払拭のために、そしてこれ以上無謀な供給拡大政策で傷口を広げないためにも、今以上にする必要があると考えます。

2014.03.02 23:29 URL | funaborista #Lr6tztD6 [ 編集 ]

>中国政体の軍事野心や膨張主義を批判せずに安倍のみの問題として矮小化しようとするから
>ピントのずれた批判のように映るのである

これに尽きるよね。でも、そうやって矮小化したほうがある意味楽。そうしないと対中政策や対米政策について語らざるを得なくなるけど、それが出来ない、もしくはしたくないわけだから。日米同盟は重要だ、在沖海兵隊は必要だ、とは言いたくないけど、さりとて尖閣なんぞ放棄せよとか共同開発でいい、とも言えないし、中立政策がいいとも言えない。もちろんその中間に色々あるけど、それについて何か思考を巡らせた跡もなし。

これまでは「対米追随外交」と批判していれば済んだ(ように見えた)けれど、そうもいかなくなるわけ。

それにしても「中国の意図がどうあろうと、安倍は戦争を必要としている」、って凄いなw

2014.03.05 00:32 URL | 錦織 #5CZ8/9IY [ 編集 ]

>しかし、なんにしても人は使いようです。安倍以外に自衛隊法制度の改正とアベノミクス第2の矢を放てるものがいない以上(他の勢力の経済政策の貧困さを考えると誰もいない)デフレ脱却の芽が出るまでは御輿になってもらう必要がある

そんなに簡単に国民が安部を御輿としてコントロール出来るものでしょうかね?
コントロールしようとするのなら、その誤っている点や危険性をキッチリ批判して行って暴走に制約を加えようとするしかないと思いますが。
そうしないならば取り返しのつかないことになるでしよう。権力を持った人間を甘く見ることは危険です。ヒトラーを使うつもりで権力を与えたドイツがその後どうなったかという事です。

そもそも、安部以外に経済を回復させて安全保障も強化出来る人間がいないという事が疑問です。
安部のようなおかしな歴史観持っていなくとも、安全保障を強化しようと考える政治家はいると思います。安全保障や外交に偏ったイデオロギーは必要ないし危険だと思うのですけどね。
安部の経済政策も大変にリスキーだと思います。もし幸運にも破局には至らないとしても、その政策は一層格差を拡大させる結果にしかならないでしょう。
幾ら金融緩和しても、それが設備投資や正規社員増や賃上げに繋がることはなく、マネーゲームの方に流れてバブルを生み出すだけでしょう。そしてバブル崩壊の後にはより深刻な不況が来るのが常です。

2014.03.06 21:03 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]













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2014.03.05 00:56 | kojitakenの日記