昨年最後の記事のあと、安倍晋三が靖国神社を参拝した。年末と年始の時事問題を扱うテレビ番組では、この件がもっぱらの話題になった。
かつての第1次安倍内閣時代における安倍晋三へのすり寄りが嘘のように安倍晋三に厳しい論評の言葉を発する毎日新聞元主筆・岸井成格は、昨日(5日)もTBSの番組(『サンデーモーニング』)で、総理大臣の靖国参拝は中国や韓国が怒るから問題なのではない、憲法違反なのだと正論を吐いていた。その通りであるが、国際関係もやはり気になるところだ。
中国や韓国はもちろん、アメリカが安倍晋三の靖国参拝を厳しく批判しているのが目立つ。EUやロシアも同様である。
面白いのは、安倍政権が特定秘密保護法を成立させたことを高く評価する池田信夫(ノビー)が安倍晋三の靖国参拝というか、靖国そのものに徹底的に批判的なことで、ノビーは昨年12月26日のブログ記事に
と書き、翌12月27日にはこんなことを書いている。安倍首相が靖国神社を参拝したことで騒ぎが起きているが、これはもともと招魂社という天皇家の私的な神社であり、国家の戦死者をまつる神社ではなかった。国家神道という国定宗教をでっち上げ、靖国神社をその中心にしたのは明治政府である。
靖国神社は、このような西洋の政教分離の伝統とは無関係な、天皇制のイデオロギー装置である。それが戦争に大きな役割を果たしたのは、もともと政治の一部だったのだから当たり前だ。したがって靖国に政教分離なんてありえない。そこには「政」と分離して存在する「教」がないからだ。
「どこの国でも戦争のために命を落とした英霊を慰霊するのは当然だ」という話もよくあるが、ちっとも当然ではない。戦争では非戦闘員も大量に殺されるのに、なぜ兵士だけが慰霊施設にまつられ、遺族は年金をもらうのか。それは戦争という個人的には不合理な(しかし国家的には必要な)行動を奨励する装置なのだ。
靖国神社から「A級戦犯を分祀する」なんてナンセンスだ。それは国家神道の中で名簿を書き換えるだけで、靖国そのものが政治的装置なのだから意味がない。A級戦犯だけが戦争を起こしたわけではない。戦争をあおったマスコミも、それに熱狂して旗を振って兵士を戦場に送った国民も含めた無責任体制が、あの戦争の原因である。
その伝統は今も残っている。責任の所在を明確にしないで、みんなで相談して何となく「空気」で決める意思決定が、日本の政治や経済の行き詰まる原因だ。リーダーにはそれを突破する合理的な指導力が必要だが、安倍氏は支持層に忠誠を誓う非合理主義を世界に表明してしまった。これでいちばん喜ぶのは、外交的に行き詰まっていた中国や韓国だろう。
(池田信夫blog 2013年12月27日付記事「靖国神社に『政教分離』はありえない」より)
なぜ、新春早々、私の天敵ともいえるノビーの記事を延々と引用したかというと、何も「ノビーでさえ安倍晋三の靖国参拝を批判している」などという月並みなことが言いたいからではない。そんな論法でたとえば小林よしのりなどを肯定的に引用するのは有害である。
ただ、ナベツネ(渡邉恒雄)などと同様、若い頃マルキストだった池田信夫の指摘する日本的意思決定のプロセスに対する批判が、現在の「リベラル・左派」にも見事に当てはまっていると感じたから、酔狂にもノビーの文章を長々と引用したのである。
ノビーの言う「責任の所在を明確にしないで、みんなで相談して何となく『空気』で決める意思決定」の問題とは、「同調圧力」の問題でもあろう。それが端的に見られる例の一つが、東京都知事選への出馬を表明した宇都宮健児氏の、2012年の東京都知事選における選挙対策本部の問題だと思う。
昨年最後の記事のタイトルは、「東京都知事選、宇都宮健児氏は支持できない」である。その意見は今も変わらない。
昨年暮の記事にも書いたが、私がこの立場に立った最大の理由は、2012年の東京都知事選における宇都宮氏陣営の選対が澤藤統一郎氏父子に対して取ったとされる「排除」のやり方に、私自身がかつて「政権交代ブログ村」で経験したことと同じ匂いを感じたからである。その他に宇都宮氏が昨年「緑茶会」とやらの発起人に名を連ねた一件もあるが、そんなものは宇都宮氏選対の体質の問題と比較すれば、取るに足らない軽微な問題に過ぎない。
また、私が宇都宮健児氏を支持できないと思うのは、政治的な思想信条とも関係ない。澤藤弁護士は共産党支持だそうだが、共産党は既に宇都宮氏の推薦を決めたと報じられている。澤藤氏は19日、「活憲左派の共同行動をめざす会」の発足記念集会で「特別発言」を行うそうだが、この集会で「日本経済はどうなるか?」と題した記念講演を行うという伊藤誠氏を私は買わない。昨年、伊藤氏の著書『日本経済はなぜ衰退したのか 再生への道を探る』(平凡社新書, 2013年)を読んだが、正直言って感心しなかった。伊藤氏は宇野弘蔵系のマルクス経済学者だそうだが、小泉純一郎の「構造改革」を引っ提げて登場した時、少々小泉に期待した点もあったようだ。それに限らず、全般的に小泉構造改革への批判が弱く、全く食い足りなかった。
私は、上記のような思想信条にかかわる点とは関係なく、澤藤氏父子の告発を黙殺し続ける宇都宮氏選対の体質には強い不信感を持つものである。これは、何も私だけではないようだ。ネットを見渡してみると、旧社会党を支持していた方や、生活の党に近い人など、思想信条がさまざまな「リベラル・左派」の人たちが宇都宮氏選対の体質や宇都宮健児氏本人の資質を疑う声を上げている。それに対し、宇都宮氏陣営はただ沈黙を守り続けるだけだ。
一方で、「リベラル(・左派)は団結すべきだ」「割れてはならない」と主張する人たちも多い。だが、こうした意見ほど私を反発させるものはない。この手の意見は有害な「同調圧力」を助長するだけのものだと私は声を大にして主張する。私は何も「東京都知事選には勝てる候補を出せ」などとは言わない。たとえ誰が出たって、東京都民はろくな選択はしない。私はただ嫌なものは嫌なだけである。宇都宮氏が嫌なら代案を出せと言う人もいるが、宇都宮健児氏で負けるのも白票を投じて負けるのも同じである。私は、「同調圧力」を行使する人間にさんざん悪態をつきながらも、いざ投票日になったら宇都宮健児氏に投票するという行動を取る可能性もあるが、それでも百害あって一利なしと信じる「同調圧力」に対する全的な "NO" を、ここにはっきり表明しておく。
ところで、本エントリのテーマである「同調圧力」といえば、昨年12月25日付朝日新聞オピニオン面に掲載された作家・星野智幸氏の論考「『宗教国家』日本」が記憶に新しい。私は新聞紙面で読んだが、下記Togetterで全文が読める。
http://togetter.com/li/607261
一読して強い印象を受けたので、『kojitakenの日記』に要旨と感想を書いた。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20131225/1387930380
上記記事中、2箇所で星野氏の論考を直接引用している。それを下記に再掲する。
今や同調圧力は、職場や学校の小さな集団で「同じであれ」と要求するだけではなく、もっと巨大な単位で、「日本人であれ」と要求してくる。「愛国心」という名の同調圧力である。「日本人」を信仰するためには、個人であることを捨てなければならない。我を張って個人であることにこだわり続けた結果、はみ出し孤立し攻撃のターゲットになり自我を破壊されるぐらいなら、自分であることをやめて「日本人」に加わり、その中に溶け込んで安心を得た方が、どれほど楽なことか。
(朝日新聞 2013年12月25日付オピニオン面掲載「『宗教国家』日本」(星野智幸)より)
「日本人」信仰は、そんな瀬戸際の人たちに、安らぎをもたらしてくれるのである。安倍政権を支えているのも、安定を切望するこのメンタリティーだろう。
もちろん、このように有権者が自ら主体を放棄した社会では、民主主義を維持するのは難しい。民主主義は、自分のことは自分で決定するという権利と責任を、原則とした制度だから。だが、進んで「日本人」信仰を求め、緩やかに洗脳されているこの社会は、その権利と責任の孤独に耐えられなくなりつつある。自由を失うという代償を払ってでも、信仰と洗脳がもたらす安心に浸っていたいのだ。それがたんなる依存症の中毒状態であることは、言うまでもない。みんなでいっせいに依存状態に陥っているために、自覚できないだけである。
この状態を変えようとするなら、強権的な政権を批判するだけでは不十分だ。それをどこかで求め受け入れてしまう、この社会一人ひとりのメンタリティーを転換する必要がある。難しくはない。まず、自分の中にある依存性を各々が見つめればよいだけだから。
(朝日新聞 2013年12月25日付オピニオン面掲載「『宗教国家』日本」(星野智幸)より)
引用文から明らかなように、「同調圧力」の問題とは「全体主義」の問題である。現在の日本においてもっとも広く蔓延している「同調圧力」は、星野智幸氏が書いた「『日本人』信仰」であり、安倍晋三政権を支えるものでもある。それに対抗する陣営が擁立する候補の選対が、同じような「全体主義」的体質を持っていてどうする。そう私は言いたいのである。澤藤統一郎氏父子の告発に沈黙を持って応じる。そんな体質だから、前回の都知事選で宇都宮健児氏は猪瀬直樹の4.48分の1しか得票できなかったのではないかと私は思うし、同様の意見を持つ人は少なくなかろう。
前回の宇都宮氏陣営は、その他にも選挙違反の疑いが澤藤弁護士に告発されているが、そうした具体的な疑惑以前に、宇都宮氏陣営のあり方自体が論外であると私は思う。そもそも民主的に運営されていないのである。それは「全体主義的」であるとさえいえるものだ。
宇都宮氏選対の体質に象徴される「個」なき群れたがりの度し難い集団が、安倍晋三や石原慎太郎ら国家主義者たちが立ててくる都知事候補に勝てるとは、私には全く思えない。現在いくら批判者の声を無視する全体主義的な態度を取ったところで、選挙にはあっけなく惨敗しておしまいになるだけである。
なお、2007年の都知事選における石原慎太郎圧勝のあと2か月間支持率が高止まりした安倍内閣が、その後支持率急落に見舞われて安倍の政権投げ出しに至った。都知事選に惨敗すれば安倍晋三は止められないという事態には必ずしもならない。それが唯一の救いだろうか。
- 関連記事
-
- 宇都宮健児陣営と細川護煕応援団に見る「因果応報」の皮肉 (2014/01/14)
- 宇都宮健児氏の前回都知事選選対に見る同調圧力・全体主義 (2014/01/06)
- 東京都知事選、宇都宮健児氏は支持できない (2013/12/24)
党派選挙における支持政党や支持候補の決定でも同じですが、日本の有権者のほとんどは、自分にとっての選挙の意義付けがダメなんですね。そういう思考がほとんど無い。だから勝ち馬便乗主義も五輪参加的なセクト態度もなかなか克服されない。
候補者の選定・擁立問題でも、有権者個々人の投票態度決定でも、しょせんはムラ社会的な二極化したニセの対立に回収されてしまう。多勢迎合主義と唯我主義の間での振動を繰り返す。ホーリズムかアトミズムに同化してしまう。この点は村八分にされた左派的人間が参集するプチ村社会でも見事に再生産されている。
結局、日本の有権者の多くは、当面の選挙に対して、当該選挙では自分は何を獲得目標と考えて選挙に臨むべきかをつきつめて考えない、ということでもあるのでしょうね。政治変革を大きな歴史的過程としては考えていない。個々の選挙を歴史的な「流れ」の中では考えない。この辺は、有権者個々人だけでなく、五輪型選挙に固執する政党や市民グループの多くにも当てはまるのかもしれません。
つまり、毎度毎度の選挙対応を、近視眼的な当選至上主義か敗北主義的・刹那主義的なアリバイづくりで終わらせている。だから候補者選定方法自体でも蓄積が産まれない。進歩がない。我利目的のタレント政治屋選びで終わるか孤高趣味的有権者不在に固執するかで毎度バカバカしいお笑いが繰り返される。
ポスト自公政治や反猪木後継に期待している諸兄は、今度の都知事選で何を獲得目標とするのであろうか?
先の東久留米の市長選、市議補選で露出した「珍事」(=最近増えている傾向)などもよく考え、無党派激増の下での多数派形成戦術を再構築すべき時代なのでしょうね。
迎合主義も孤高主義も、もういい加減に終わらせなければならない時代なのだ、ということ。
2014.01.06 10:07 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #CrLMSZ1k [ 編集 ]
>宇都宮氏選対の体質に象徴される「個」なき群れたがりの度し難い集団
正しくご指摘のとおり、と思います。 この集団が、村八分、職場八分、いじめで個人を圧殺し、密告社会を形成し、やがては、ナチスになるのでしょう。 宇都宮氏選対のやり口は、突然に生じたものでは無くて、過去から連続したものであるのでしょう。
私には、その体質は、戦争に於いても現れるものであるかのように思われます。 集団自殺のような神風特攻隊や、満足な武器も無しで「万歳突撃」を行い、無駄な戦死を遂げる将兵が英米には存在しなかった事実を照らせば、余りにも日本的な現象と思われます。 その根元は、日本人全てに纏わりついているかのようです。
余談ながら、その昔、湾岸戦争時に、イラクに潜入した英軍特殊部隊の一隊(8名)がありますが、その内の一人が、シリアまでの300㌔の敵地内を追撃して来る敵兵を撃破し、飲まず食わずで走破し脱出に成功しました。 脱出した兵士(クリス・ライアン)の手記(The One That Got Away)を読みながら、日本人では出来ないだろう、とふと思ったことがあります。
この書は、今では、政治・思想関連の書物を排して、私が時折、読み返す書になりました。
2014.01.06 11:07 URL | とら猫イーチ #mSWjQtqs [ 編集 ]
ブログ主さんのご主張はわかります。そうしますと今回の候補者については、とにかく中味のある人でいくべきという事だろうと思うのです。自分もそう思います。
が、しかしなあ・・・宇都宮氏ではダメだという人達の多くは澤藤さんの件ではなくて、選挙に勝てないという理由で早くからダメだと言っています。ようするに、仮に宇都宮氏が゛実直まじめで誠実なおじさん゛であっても、若い女性でいくべきだというような。中には田中康夫なんて寝ぼけたこと言っている人もいますけどね。
これまでも゛実直なおじさん゛候補はいたと思いますが、じゃその候補を反自民的にみんなで応援したかというとそうではないわけです。知名度がないとか、共産が前面に出てるのは嫌だとか、結局ダメ出しされてしまうわけですよね。
そう考えますと、反自民で知名度があり民主的で中味もある若い女性の候補・・・でないと統一候補が組めないように思えます。そんな候補が実際出てきます?・・・一方、相手側はテキトーな知名度さえ持ってれば、それだけで当選できる現状です。大きな選挙では永遠に勝てそうもないですね。
ブログ主さんは違うと思いますが、何と言うか、小沢一郎の例の゛検察との闘い゛の時の反応と似ているような気がします。検察や権力側から標的にされたような政治家や一般人は沢山いたのに、その時には何も騒がずスルーしている人達が、とたんに特定の誰かさんになると騒ぎ始めるというか・・・。
だったら普段からマジメな候補応援しといてくださいよと思いますね。でもそういう候補は、あれこれ難癖つけて応援しないわけです。・・・こりゃ勝てないわ。
>なお、2007年の都知事選における石原慎太郎圧勝のあと2か月間支持率が高止まりした安倍内閣が、その後支持率急落に見舞われて安倍の政権投げ出しに至った。都知事選に惨敗すれば安倍晋三は止められないという事態には必ずしもならない。それが唯一の救いだろうか。
この再現を期待する以外に希望はなさそうですねorz
バッジ@ネオ・トロツキストさん
>政治変革を大きな歴史的過程としては考えていない。個々の選挙を歴史的な「流れ」の中では考えない。この辺は、有権者個々人だけでなく、五輪型選挙に固執する政党や市民グループの多くにも当てはまるのかもしれません。
それなら、中味のある候補者を実直に応援するしか方法がないと思うのですが、それは孤高主義ということになるんですか?
>迎合主義も孤高主義も、もういい加減に終わらせなければならない時代なのだ、ということ。
どうやればいいんだろうか。
2014.01.06 16:11 URL | siroto #p/g4bCCs [ 編集 ]
>澤藤氏父子の告発を黙殺し続ける宇都宮氏選対の体質には強い不信感を持つものである。
宇都宮陣営がこの件について黙殺し続けていると言うことですが、以下に今回の件についての見解があります。
「澤藤統一郎氏の公選法違反等の主張に対する法的見解」
http://utsunomiyakenji.com/pdf/201401benngoshi-kennkai.pdf
すでにご存知でしたらご容赦ください。
2014.01.06 19:04 URL | Takky@UC #QMnOeBKU [ 編集 ]
sirotoさん
>それなら、中味のある候補者を実直に応援するしか方法がないと思うのですが、それは孤高主義ということになるんですか?
>どうやればいいんだろうか。
現在の日本の左派リベラル陣営は、各種選挙において候補者を具体的に決める以前に、候補者の決め方(=タマ出し方法)そのものを多くの人間によって議論すべき歴史段階に置かれているということです。首長選挙のような非党派型・統一候補型の選挙では、もう、6,70年代のように革新政党と一部団体による「ボス交渉」や その後に主流化した「プロ市民団体のセレモニー」による閉ざされた候補者決定では、多くの無党派層は従順について来ない、ということ。代行主義や請負主義の民主主義の時代は終わったのです。ネットのような新たな民主主義手段も登場している時代なのだから、「予備選挙」的な方法を採るなどもっと知恵を出そう、候補者決定過程でももっと開かれた有権者参加をすすめ決定プロセスでの代行主義や疎外状況を終わらせよう、ということです。
あと、小沢問題での対応云々について言えば、小沢シンパのように法律を抽象化・形式化した論理で愚行に走っているのは、今回の件では「見解」を出した宇都宮応援団であり、澤藤氏や醍醐氏の側では無い、ということです。(詳論省略)
なお、他の統一候補を模索すべきだという当方の立場は、上にも書いたように宇都宮氏では「選挙に勝てない」からというような単純なものではないので念のため。党派選挙の事例で恐縮ですが、先の参議院選挙で善戦し当選した共産党の吉良候補や辰巳候補は、落選経験を乗り越えられるぐらいの年齢であり、一般有権者から興味や好感を寄せられるアピール力ある人物だったからこそ党派的ハンディも克服出来たのです。そういう人物を据えて闘うべき時代ではないかということを申し上げたい。
2014.01.07 09:00 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #CrLMSZ1k [ 編集 ]
宇都宮氏擁護のための「澤藤統一郎氏の公選法違反等の主張に対する法的見解」を一読して失笑してしまいました。 何の反論にもなっていないのみ為らず、澤藤氏の批判を「私憤、私怨」に依るものである、とこれが、弁護士の「論理」か、と疑うような記載があったからです。
凡そ、弁護士に依る論説とも思えません。 これを書かれた弁護士諸子は、冤罪を償うべく国家賠償を請求される無実の人に「私怨」を晴らすのは罪とでも云われるのでしょうか。 或いは、公害病に苦しむ患者を代理して公害企業に被害を償うべく訴訟を提起することは、「私怨」を晴らすことに為り出来ない、と云われるのでしょうか。
法学徒ならば、イェーリング(Rudolf von Jhering)の次の言葉を知っているのか、と問わねばなりません。 即ち、「人格そのものに挑戦する卑劣な不法、いいかえれば、その実行の着手の仕方のうちに権利の無視、人格的侮辱といった性質をもっているような権利侵害に対する抵抗は義務である。 それは、権利者の自分自身に対する義務である」と。
澤藤統一郎氏は、この自己に課せられた義務を果たそうと「権利のための闘争」(Der Kampf ums Recht)に立ち上がられたのです。
2014.01.07 10:45 URL | とら猫イーチ #mSWjQtqs [ 編集 ]
このコメントは管理者の承認待ちです
2014.01.07 17:33 | # [ 編集 ]
猪木さえ、猪木さえ後出しジャンケンで出なければ宇都宮勝つ可能性ゼロに非ず!宇都宮には今や大義がある、今や脱原発は全世界が従わねばならない普遍的な真理であり、真理は絶対的なものである以上これに従わなければならない、そういう状況になっている、対する舛添、自民に後ろ足で砂かけて出て行った男、勝てるんだよ宇都宮は、管直人を副知事にするってやってみろ。
2014.01.07 22:18 URL | 000000 #- [ 編集 ]
バッジ@ネオ・トロツキストさん、ありがとうございます。予備選挙的な事をやって、より広く候補者を選定していこうと。そういうのはいいなと思います。でも誰が仕切るんだ、とかでまたモメるんですかねえ。ぜひこの方向にいってほしいですね。
ブログ主さんや皆さんが、勝てる勝てないの次元で宇都宮候補を批判しているわけでない事はわかっているつもりです。
ただ醍醐氏のいうような↓候補像は、少々潔癖すぎる気がします。
『大都市・東京都の知事ともなれば温厚な人柄に加え、大局的な行政判断能力、議会での予算や各種議案等に関する高度な説得力や論戦力が求められるが、私が知りえた宇都宮氏にはそうした資質が不足していると言わざるを得ない』
『東京都でも清新でしなやかな知性と見識に富む女性知事を誕生させる可能性はないのか?男女を問わず、法曹界、文化人、学界で清新で幅広い見識、安倍政権の悪政に立ち向かう意思と理性、行政手腕にも通じる問題解決能力に富む人材はいないのか?』
そんな人いる?・・いても実際出馬してくれますか?
確かに知事職は、高いハードルをクリアする人物がなるのが本来の姿ですが、こんな条件を突きつけちゃったら、知名度のある賢明な若手がますます出てくれなくなる気がしませんか?
→で、結局実直な「地味な候補」ってことになるのでは→でも、そういう候補は勝てないからダメだ→誰か若い女性候補を→無限ループです。・・・一方相手側はアホみたいな奴でいいわけで。
藤原紀香さんの言動すらバッシングされてしまう現状で、知名度のある人が(特に若い人が)確立されたポジションを投げ打って、秘密保護法を通すようなトンデモ権力にはむかう側から選挙に出るという事は、とてつもなくリスクを負う行為です。そこらへんの現実性をもう少し考慮に入れるべきだと思います。
しかし逆にポピュリズムに振りすぎてしまうと結局裏切る「民主党の候補」みたいになってしまうわけですけれど。
宇都宮候補では厳しい選挙になるだろうことは予測できますが、誰が出ても厳しい選挙になるという現実・現状は、忘れてはいけないと思います。実際今「勝てる」代わりは見当たらないわけですから。最後の最後でコイズミの息のかかった隠し玉が出てきて・・・憂鬱な今日この頃です。
2014.01.07 23:20 URL | siroto #5SVL/31E [ 編集 ]
宇都宮氏の立候補に絡む言動を見て少し暗惨たる気持ちになりました
今回はあくまでも都知事選なのに、「安倍政権に対抗する」この時点でもうおかしいんですよ。
都知事候補なんだから語るべきことは都政についてであって、
国政についていいたいのなら衆議院か参議院に立候補していうことでしょうよ。
それに、都政のためならたとえ安倍政権であっても協力したり交渉すること必要な場面もあります。
有権者の判断としては
都知事なのに国政に入れ込み都政そのものがおろそかになる可能性が出てくる
(大阪の橋下市長がこれで大きく支持を下げた。)
国との連携が出来ず東京都自体が孤立する可能性が出てくる
(福島の震災問題や東京オリンピックで協力できなくなる。)
負けるとしたらこの点だと思います。
2014.01.08 03:21 URL | 無名の一市民 #- [ 編集 ]
sirotoさん、「予備選挙」的な候補者選出活動は、合法的かつ民主的に行えますよ。
ちょっと考えてみてください。
「あなたが次の総理大臣に相応しいと思う政治家は誰ですか?」というような人気投票は、ネット上でもメディアが時々やっていますよね。
政治団体や選挙の確認団体ではない数人程度の有志グループがああいう方向を模索すれば良いのですよ。そういうグループは、乱立しても一向にかまいません。反対勢力による重複投票や組織票による攪乱・妨害さえ防げればね。そういう方法は十分可能です。たとえ複数の「予備選」サイトが出来ても、投票傾向の自然・不自然がサイト自体をふるいに掛けるでしょうしね。「仕切り争い」のような愚行は投票総数や投票結果の信頼性が防ぐのです。
なお、「高いハードル」云々についてですが、オレはそうは思いませんよ。
むしろ現行のマンネリ化した方法こそが、今回のような紛糾を招く「低いハードル」を有権者に押し付けているんです。
共産党の中でだって、吉良や辰巳のようなタマがいたことは全党員には知られていませんでしたからね。旧態依然の閉鎖的な選出方法への固執こそが、優秀な人材を発掘・採用するための障害になっているのです。情報化社会の到来が地方的閉鎖性を破り得る条件を作り出しているのに、一部の「政治ボス」たちだけに情報や決定権を独占させておくのは時代遅れでしょう。
在野には、まだまだ故・忌野清志郎クラスの人間はいますよ!w
2014.01.08 10:25 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #CrLMSZ1k [ 編集 ]
謹賀新年
リベラル陣営が本気で勝ちにいきたいのであれば、柄が悪くて喧嘩に強そうなのを候補にあげるのが一番いいと思う。
大体、宇都宮では年が食い過ぎている。
集団で数を頼んでやいのやいのという市民運動のようなノリが嫌われるのは、どこか弱々しさが感じられるからではないのかな?
都知事選とは関係ないが、例えば山本太郎ははっきりいって議員としては論外な奴だけど、アレは迫力だけはあるし、かなり昔に偶然ナマで見たことがあるのだがかなりガタイが良かった記憶がある。
先の選挙での当選理由もそのへんが意外に大きそうに思う。
弱者に寄り添う候補というのであれば、敵である鬱陶しい奴を一発でどつき倒せる強さか、弁が立つうえでものすごい迫力でまくし立てて反論を封じ込める気合いがあるか、最低どちらかは必要なのではないか。
リベラル諸氏は見かけが論理的で優しく見える(実際にはそうではないのかもしれないが)人を候補にあげることを好みすぎていないか?
力で押すことも時には必要だと思うのだが。
2014.01.08 22:40 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
無名の一市民さん
>今回はあくまでも都知事選なのに、「安倍政権に対抗する」この時点でもうおかしいんですよ。都知事候補なんだから語るべきことは都政についてであって、国政についていいたいのなら衆議院か参議院に立候補していうことでしょうよ。
それは仰るとおりです。
しかしですね、「東京都以外の事」に石原ほど口を挟む都知事もいないと思いますが「東京都の事」をおろそかにしてきた石原は長きに渡り多選されていますよね。大阪の橋下市長もその点はまるで一緒でしょ。橋下の支持が下がったのは「大阪の事」で結果を出せなかったからなわけで。
無名の一市民さんが仰りたいことは、政党色などのイデオロギーじゃなくて、都知事選なら東京の事をやってくれよという事なのだと思いますが、
もちろん毎回(今回だって)宇都宮候補や他の候補も「東京都のこと」について政策を掲げているわけで・・・むしろマスコミはそこを伝えず、有権者がそこを見て投票していない気がします。
「東京都の事」をよりを重点的に判断材料として考えていてくれるならば、石原や猪瀬があれだけの票を獲って当選し続ける事などないはずなんですけどもね・・・。
>国との連携が出来ず東京都自体が孤立する可能性が出てくる(福島の震災問題や東京オリンピックで協力できなくなる。)負けるとしたらこの点だと思います。
そうですね。ソチ真っ只中の選挙ですから、東京オリンピックをどう盛り上げるのかが最大の争点、とかになっちゃうのでしょう。そうなるとオモテナシ軍団にはかなうはずもないな・・・でもそこでオモテナシ競争をしていたら選挙をする意味がありませんけど。
バッジ@ネオ・トロツキストさん
「予備選挙」みたいな方向は、そうなってほしいと思いますし、「代わり」はまだまだいるはず!という事でしょうか。早くそうなってほしいですね。
まあ自分が都民なら宇都宮候補に投票しますけどね。
2014.01.08 23:38 URL | siroto #FuhN4FAk [ 編集 ]
小生は、日本の新聞各紙を購読していませんので、ブログ主様の御引用で知るところとなりました「朝日新聞 2013年12月25日付オピニオン面掲載「『宗教国家』日本」(星野智幸)ですが、実は、本件を考えるに当たり、念頭にありましたのは、「宗教国家」北朝鮮の実相でした。
この北の小国の実相は、金元祚著「凍土の共和国―北朝鮮幻滅紀行」(亜紀書房1984年)の出版を切掛けに、広く日本国内でも知られるようになり、その国家公定の思想なるものである「主体思想」は、如何なる意味に於いても社会主義とは異なるものであることが歴然となっています。 これは、極端な主観主義的哲学の一種で、米国の宗教統計サイトの発表では、社会文化的に明白な宗教と認定されています。
http://www.adherents.com/Na/Na_390.html#2147
Juche Adherents.com Home Page
星野智幸氏の論説と照らし合わせて観れば、道筋として交錯するようです。 日本の民主・リベラルも、仮に政権を揺るぎ無いものにすれば、北の小国の実相に似たものになることでしょう。 崩壊した民主党の○○氏に似た時の権力者が、競合する人々を粛清するのでしょう。 機関銃で蜂の巣にした上で、火炎放射機で焼き尽くすのかどうか、は別にしまして。
2014.01.09 10:48 URL | とら猫イーチ #mSWjQtqs [ 編集 ]
「同調圧力」は、日本社会内の一般的傾向というだけでなく、現に、宇都宮候補の支持を決めた政党やその周辺に位置する人々の間にも、無言の「支持しないのは闘争放棄だ」とでも呼ぶべき圧力としてかけられています。
現在起きていることは、星野氏が指摘するような「自由からの逃走」でしょう。(たとえ間違っていたとしても)自分自身の考えを保持するだけのことが、これほど全人的なエネルギーを必要とするのを自覚しない限り、プレビシット民主主義の危険は常に眼前にあると感じます。
そもそも、労働者派遣法の相次ぐ改悪や、司法改革諸法、2007年教基法、2013年生活保護改悪2法等々、下位法による日本国憲法の実質的改変が続けられているのが現在であり、それは、当時資本主義憲法としては最高の到達にあったはずのワイマール憲法の下で、全権委任法体制が確立され、ナチズムの暴虐が実現した道を想起させるものです。自らの犯した誤りの有無を、事実とともに抉り出して自己検証する姿勢を持たないまま、黙殺を持って応える者は、民衆のうちのもっとも信頼すべき集団から忌避され、政治情勢をより悪化させて行かざるを得ないと思います。
もっとも、私も、沈黙で不服従をしながら、投票箱には宇都宮候補の名前を書いた紙を入れるでしょうが…。
2014.01.09 20:33 URL | green_woods #- [ 編集 ]
細川氏が出馬する可能性はかあり高いのでは?
小泉が出馬すれば圧勝間違いなし、と言われた都知事選ですからね。その小泉が細川氏を推して民主が公認すれば、舛添自民は負ける公算がある。負けたら大恥なので、そのあたりどうなるのか?
他人の地域なので無責任にものを言ってしまいますが(実際、うちの地元もK村だもんなぁ…)、こうなったら舛添自民VS小泉細川連合が見たいな、って思いも。意外なのは、細川氏って、新聞寄稿でネオリベや小さすぎる政府を批判してたり(政権にいるときからそうだったら良かったのに)、小泉とは異なる思想の持ち主かと思ってたことです。
宇都宮批判に対しては澤藤氏に任せる面は任せて、以前にも「抽象論ばかりで具体論がない」と私も批判したことがあります。あの手のサヨク的な「方向性が同じなんだからあとはみんな支持しろ」の度が過ぎた民主集中制も嫌なんですよ。
今回、どのような主張をするか聞いてもみたいものですが、東京五輪はそのまま推進する方向のよう。一度決まったことを覆したら世界から批判を浴びるだろうし、これは賢明な判断でしょう。
かつて愛知万博が決まった後も、海上の森が存続すると決定したあともひたすら反対のための反対運動を続けた左派勢力も少しは成長したかなという気はします。
あと石原が推してる田母神ですが、ドクター中松と同レベルの「お笑い枠」でしょうね。イロモノ好きが投票してもいいところ30万くらいじゃないでしょうか?
2014.01.09 23:12 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
地方首長においては、「まんべんなく色々なことに目配りできる」能力が、思った以上に必要とされる。
この点において田母神と宇都宮にはまず問題がありそうだ。
例えば彼らが都市交通や農林水産業に関する諸問題にまっとうにとりくもうとする意思を持てるだろうか。
興味のあることしかやろうとしないのであれば非常にまずいことになる。
国政経験者の升添や細川と比べた場合の大きな不安材料はそこではないだろうか?
田母神にしろ宇都宮にしろ、学校教育には熱心になりそうな雰囲気はどことなく漂っているけど、関心の偏った者を首長にすえてもまずロクな結果にはならない。
今の大阪の失敗も、原因の一つはそこにある。
2014.01.11 02:10 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
>自らの犯した誤りの有無を、事実とともに抉り出して自己検証する姿勢を持たないまま、黙殺を持って応える者は、民衆のうちのもっとも信頼すべき集団から忌避され、政治情勢をより悪化させて行かざるを得ないと思います。
green_woods 様のこの手厳しい批判を、宇都宮氏と氏を支持される政党・政派、更には個人には、確りと受け止めて頂きたいものです。
2014.01.11 19:54 URL | とら猫イーチ #mSWjQtqs [ 編集 ]
>「予備選挙」的な候補者選出活動
舛添氏は自公にそれで選出されたんですよね。アンケートの結果は
1位:舛添
2位:池上彰
だったんです。だから自公は、陰で予備選をしていたのです。自民党のHPにはネトウヨから「舛添はチ○ンだから出すな!」とかコメントがいっぱい湧いているようですが、彼らは賢明ですので、そんな一部の狂気の雑音には目もくれず、堅実に勝てる候補を選んでいるのです。無節操と言われようが、当選すれば3日でみんな忘れます。
もっとも細川の出馬で、舛添圧勝予測も狂ってしまいそうですが…。
あと、「小沢信者」がどうこうと管理人さんは言いますが、都民のほとんどはそんなこと考えていないと思いますよ。細川と小沢の関係なんて知ってる人のほうが珍しいでしょうね。むしろ小泉人気に引っぱられるところが大きい。なぜか小泉という人の人気は今も凄いものがある。これは認めざるを得ません。
2014.01.13 02:06 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
>宇都宮氏選対の体質に象徴される「個」なき群れたがりの度し難い集団が、安倍晋三や石原慎太郎ら国家主義者たちが立ててくる都知事候補に勝てるとは、私には全く思えない。
宇都宮VS田母上の一騎打ちを見たかったです。知名度の高い舛添と細川の出馬でおかしな選挙になりそうです。DV、倫理観なし、外国人参政権賛成、佐川急便1億円、担がれて仕方なく出馬、こういった人物が東京都知事に決まってしまう事を私は大変危惧しております。ある共産党支持者のブログでも宇都宮批判がされていました。右派も左派も誰に投票するべきか非常に難しいです。舛添と細川、どちらがまだましなのかいろんな意見を聞いてみたいです。正直なところ、猪瀬がうまく追求をかわして知事を続けていてくれれば良かったのに!と感じている日本国民も多いのではないでしょうか?
2014.01.13 11:54 URL | zappo #- [ 編集 ]
今度の都知事選は絶対に勝たないとならない選挙だと私は考えています。
それはある意味安倍政権が行おうとしている原発再稼働に対して、大株主の知事を押さえることで、強い都民(国民)の意思を示すことになるからです。
そして選挙では宇都宮氏と細川氏がその条件を満たしています。
細川氏は脱原発だけで他の政策は今のところ未定です。
しかし細川氏の他の政策がある程度一致して、この両者が組めば、舛添候補を凌駕することが可能です。
私は政治はよりましな方向へ向くことを選択し続けていく作業だと思います。
いっぺんに理想的な事を実現などできはしません。
机上の世界と違い現実は多数の利害が絡むからです。
細川氏には人気の小泉元総理が後ろにいます。
私はこの人物は嫌いです。
しかしそれで細川氏が自公の推す舛添氏に勝てるならば、選択肢としてはありだと思います。
古寺さんがどうお考えになろうとも、舛添氏が自公の後押しを受けて当選するよりは遥かにましです。
舛添氏が当選すれば原発再稼働を狙う財界(銀行団)も安倍政権にも、最高の結果となります。
しかし都民(国民)にとっては原発は再稼働され、湾岸開発では利権がはびこり、カジノが開かれ、反面都民の台所の築地は危険な豊洲に移転が決まりという最悪の結果になります。
そういう点を考えれば宇都宮候補が一番の適任ですが、おそらく宇都宮さんでは勝てないでしょう。
いくらよりベストであっても勝てなければ自己満足です。
政治はそんなレベルでの自己満足・もしくは自分の投票行動のいいわけの論理では成り立ちません。
だったら宇都宮さんと細川さんが政策協定を結び、統一候補を立てて戦うのがよりベターな選択になるのです。
私は今それを強く希望しています。
政治にきれいごとは通用しません。
古寺さんは宇都宮さんですら批判されていますから、細川さんという選択などとんでもない事と考えられているでしょうが、それならそれで古寺さんは勝手に棄権でもしておけばいいだけです。
でもそうは考えない人は、よりましな人物で安倍政権の暴走を止め、都民の願いに少しでも合致する候補を選ぶべきと私は考えます。
それが政治ですし、民主主義国の国民としては当たり前の考え方です。
もしベストな選択ではないというのであれば、それはその国の民主主義のレベルがその程度であったという事だけです。
よりましな社会を作るためには改善するための積み重ねが必要なのであり、無い物ねだりは無意味でもあります。すべては自分たちが愚かだったとそれだけのことです。
2014.01.13 13:20 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]
舛添氏の圧勝で無風の選挙かと思っていたのですが、好き嫌いは別として、やっぱり小泉氏が出てくると余所のことながら選挙は盛り上がりますね(笑)。
ここで細川氏の脱原発に関して、「東京に原発はない」「原発は国政の問題だ」という批判を投げかける人がいますが、これは正直、「何言ってんだ?」と思います。
なぜなら福島で脱原発を訴えたときには、「電力の大消費地は東京だ」「福島は東京の電力を原発で作っているんだ」「東京が変わらなければ福島も変わらない」と、みなさん散々言ってたじゃないですか?
自公が細川氏立候補表明の際にいろいろな批判をしていたのはそれだけ手強い相手が来たと思っているからでしょう。自公は宇都宮氏には何も言いませんものね。見下されているんだと思いますよ。共産党支持者の私も断言できますが、宇都宮氏では残念ながら勝てません。それが現実です。
すでに多くのメディアが細川・小泉連合の圧勝を予測しています。細川氏が勝てばそれだけでも舛添・自公連合の原発推進路線に大打撃を与えることになるでしょう。自民(公明含む)一強時代が終わる公算も出てきたわけです。そこには期待したい。
安倍政権の今回の目玉は集団的自衛権の容認と、原発存続と言ってもいいですからね。
2014.01.14 22:36 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]
このコメントは管理者の承認待ちです
2014.01.17 05:20 | # [ 編集 ]
トラックバックURL↓
http://caprice.blog63.fc2.com/tb.php/1329-dd3183a4
[地方選][東京][宇都宮健児]前回宇都宮氏選対 vs. 澤藤統一郎氏のバトルのその後
きまぐれな日々 宇都宮健児氏の前回都知事選選対に見る同調圧力・全体主義 のコメント欄より。 http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1329.html#comment17467 >澤藤氏父子の告発を黙殺し続ける宇都宮氏選対の体質には強い不信感を持つものである。 宇都宮陣営がこ
2014.01.07 09:01 | kojitakenの日記