きまぐれな日々

今朝は都合によりブログを更新できなかったのだが、前回の記事のタイトルにもした「安倍晋三を批判する言論が絶え果てた」状況に意気阻喪気味のせいもある。

一昨日(5日)に行われた、「国民栄誉賞」にかこつけた安倍晋三の憲法96条改正パフォーマンスは、少し前だったら思いっきり怒り狂った記事を連発したところだったに違いないが、5日6日の『kojitakenの日記』で軽く(?)disったくらいだ。生中継やあれを報じたニュース番組の視聴率がどれくらいあったかは知らないが、私はその映像を未だに見ていない。あまりの汚らわしさに拒絶反応を起こしてしまったのである。

7月の参院選は安倍政権の経済政策と憲法96条改正が争点になるのだろう。前者については、不況期に財政出動と金融緩和を組み合わせた政策をとること自体は、何も総理大臣の名前を冠した経済学であるかのような仰々しいネーミングなど必要ない、普通の政策だろうと思う。しかし、安倍政権は生活保護切り下げに端的に見られるような明白なデフレ政策を打ち出している。安倍政権を批判する側は、まずこういう明々白々に誤った政策の批判から行うべきではないか。

憲法96条の改正に至っては論外で、既に多くの方面から指摘されているように、安倍晋三(自民党)や橋下徹(日本維新の怪)、それに渡辺喜美一派(みんなの党)は、憲法をどう変えたいかを棚上げにして憲法96条の改正に熱を上げている。彼らは憲法改正案の是非は本来国民が選択できる(=国民投票)のに、「3分の2」という高いハードルに阻まれていると言って国民に取り入ろうとしているが、ポピュリズム政治ここにきわまれりの観がある。その代表格が、こどもの日に東京ドームで行われたプロ野球の試合の始球式で、アンパイア役のくせに読売とかいうプロ野球球団の背番号「96」のユニフォームを着て醜悪なパフォーマンスをして見せた安倍晋三だろう。毎日新聞は5月3日の社説で

改憲案は最後に国民投票に付すことから、首相や自民党は、発議要件を緩和するのは国民の意思で決めてもらうためだと言う。こうした主張は、代議制民主主義の自己否定につながる危うさをはらむ。

と指摘したが、その通りだと思う。

なお、今日の記事にはもう少しごちゃごちゃと書き込むつもりだったが、あまりにもこなれていないので止めた。また機会があれば改めて書きたいと思う。この理由によって今日は短くそっけない記事となったが、これにて切り上げたい。
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毎日新聞は、相変わらず変なことばかり書いてるんですね。

3分の2必要となれば、3分の1の人間が3分の2の人間を支配できるということ、少数が多数を支配すれば、これは立派な独裁、これこそ議会制民主主義の否定でしょう。

憲法改正の発議は、国民投票を伴うものだから、過半数ギリギリ取ったからと言って、むやみにできるわけもないから、乱用される心配もなし。
だいたい発議は、予備審査のようなもので、本チャンは国民投票にあるのに、予備審査の方がハードル高いなんて、常識ではありえないよね。

2013.05.07 23:06 URL | 新参者 #fbL1xQQ. [ 編集 ]

>これこそ議会制民主主義の否定でしょう。

なに呆けたこと書いてるんだか。

http://kotobank.jp/word/%E7%A1%AC%E6%80%A7%E6%86%B2%E6%B3%95

どこの国も改憲のハードルは高い。

アメリカが何回、ドイツが何回、と改憲回数をあげる連中は多いが、その高いハードルを越えただけのこと。
日本が改憲できなかったのは、ハードルを越えるための素案が作れなかっただけ。

2013.05.07 23:37 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

>3分の2必要となれば、3分の1の人間が3分の2の人間を支配できる
>ということ、少数が多数を支配すれば、これは立派な独裁、
>これこそ議会制民主主義の否定でしょう。

それは詭弁というもの。
そもそもそれを言うなら「民主主義」ですしね。

ま、小選挙区制なんか導入して議会制民主主義が既に崩壊状態の日本で今更感はありますが。

2013.05.07 23:45 URL | #- [ 編集 ]

↑いの一番にコメントした阿呆は日本に憲法がないと言っていることになる。こんなロジックもわからない馬鹿が政治に関与できるのも今の憲法のおかげなんだが。

2013.05.08 00:04 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

言葉遊び、論理的演繹、実証的帰納法、仮説検討検証。
一番さんは~ 言葉遊びと演繹をいったり来たりしているだけです。
実体上も明文上も直ぐ全く空論だとわかります。今の自民党支持者はこんなにバカばっかですか!?
やはり自民党は官僚出身議員でなんとかもってたのかな

2013.05.08 20:04 URL | 基礎固め #0brjZxgI [ 編集 ]

もし安倍政権が北方領土を1島でも取り戻したり拉致被害者を1人でも帰国させたりアベノミクスの効果が出て経済が好転し雇用・労働条件が改善したりしたなら、たとえマグレやけがの功名であれ手柄は手柄として認めてやるつもりでいますが(嫌われたら手柄があっても認めてもらえないという風潮になると結局ポピュリズムを利する事になるので"嫌いな安倍に手柄があっても認めるべきじゃない"という意見には反対です)国民投票と言うのならむしろTPP参加についてこそ国民投票をやるべきでした。
ネオリベ勢力お得意の国の経済の家計への例えに今回はあえて乗ってTPPは個人でいえば何に当たるか?と考えると「町内の顔役やママ友グループリーダーといった近所の有力者にオゴリを強要されタカられたお金」に該当すると思います。
賛成派の言ってる事を聞いていると「後難を考えると素直にカツアゲされた方がむしろ損害が少ない」という意見であり個人であれば心情的には払う気持ちもわからなくもないのですが国の話なんですから前原の様に正直に内容を言った上で「後難を恐れて素直にカツアゲされるかイジメを受ける事を覚悟で断るか」をきちんと国民が決めるべきでした。

2013.05.08 23:27 URL | A #HfMzn2gY [ 編集 ]

一番にコメントすると、いろいろ珍妙な返信をいただけて、楽しいですね。

ところで凡人さん。
私は、いつ硬性憲法を否定しましたかね。
各議院の総議員の過半数と国民投票の過半数、立派な硬性憲法じゃないですか。
あなたの引用でも、硬性憲法の典型は日本だと書いてある。
つまり世界の常識を上回る硬性憲法だということですよ。

アメリカやドイツを引合いに出すなら、国民投票なしで改正できることを言わないといけないね。
国民投票に憲法改正の判断を委ねておきながら、議会の発議を事実上できなくしていることを、おかしいと思わないのかな。
国民は60年以上もの間、憲法に対する意思表示の機会を奪われているんだから。

それと小選挙区制についてですが、導入したのは、小沢主導の非自民党政権なのをお忘れなく。
もっとも、私はそのころは日本新党や新進党に入れてましたから、結果的に支持してしまったことは白状しておきます。

2013.05.09 00:20 URL | 新参者 #fbL1xQQ. [ 編集 ]

>国民投票に憲法改正の判断を委ねておきながら、
>議会の発議を事実上できなくしていることを、
>おかしいと思わないのかな。
>国民は60年以上もの間、
>憲法に対する意思表示の機会を奪われているんだから。

全く奪われてないわけですが。
要は3分の2条項と国民投票は改憲までのハードルを吊り上げるダブルブロックなわけです。
国政で言えば、衆院と参院があり、両院で多数を形成しなければ政権を取れない仕組みと同じ。
ポピュリズムによる暴走を阻止する狙いが込められているのでしょうね。

常識的に考えて、3分の2条項を満たす事態は、国難期くらいのものでしょう。
たとえポピュリズムに毒されたとしても、現状が示すように、改憲は依然として困難です。
しかし3分の2条項がなかったとしたら、どうなっていたでしょうか?
容易に改憲されていますよね。
自民党が持ち出している個人の自由を縛りつける大日本帝国憲法を復古させたかのような時代錯誤の改憲案も、
1950年代や1960年代だったなら、3分の2条項さえなければスンナリと通ったはずです。

またもう一つ別の観点として、現行憲法が、ドイツでナチスが政権を取り、ポピュリズムの嵐が大惨禍を招いた衝撃の冷めやらぬ間に作られた事も3分の2条項と無関係ではないのでしょう。

憲法を勉強した人間なら理解している事ですが、現行憲法は非常に完成度が高く、改憲も加憲も一切必要のない作りとなっています。
加憲という言葉は、所詮、9条を改憲する為の心理的ハードルを低くする狙いで出てきた概念に過ぎません。

また自民党が3分の2条項撤廃を目指すのは、自分達の統治に都合の良い改憲を行いやすくする為です。

日本は自力で民主主義を掴み取った国でない為、国民の民主主義を護ろうとする気概や気持ちが他の欧州諸国とは比較にならないほど低い。
これは現実です。自民の改憲案がどれだけ後進的で、個人の自由を制限するものだと警笛を鳴らしても、マスコミがまともに批判しないので、改憲が通る可能性があります。
はっきり言いますが、自民の改憲案のようなとんでもない代物が欧州諸国で出てきたら、マスコミが糾弾し、国民がデモを展開し、非難批判の雨霰となって、出した政党の党首は辞任を余儀なくされるでしょう。
そんな代物が発表されても、全く問題視されず、その政党の総裁が首相になり、高い支持と人気を博しているのが、この日本という国の現実なんです。

こういう程度の低い、民主主義を理解せず、蔑にして暴走する事態を危惧したからこそ、3分の2条項は制定されたのでしょう。
つまり憲法を作った人達が危惧した通りの情けない事態に、今の日本は直面しているという事です。

まあ、でも、もう駄目かも知れませんね。
戦後70年近くも経ったのに、ついぞ日本に民主主義と自由が定着する事はなかった、国民はお上に支配される事を寄らば大樹の陰と称賛し、無抵抗で従順な羊のままだった。
3分の2条項を設ける事で、日本が民主化を完了させるまでの猶予を与えたのでしょうが、猶予期間中に民主国家として新生される事はなかった。
その代償に、改憲が行われ、大日本帝国憲法が復活し、戦前のような言論弾圧、思想弾圧が平然と罷り通る社会に逆戻りし、最期は革命かクーデターで体制崩壊と相成るのでしょう。


ネットで検索を掛けたら、サイトそのものは左寄りですが、批判そのものは中立的で優れていたので、内容を転載しておきます。
読めばわかるでしょうが、「公益及び公の秩序に反しない限り」という文言は、個人の自由を制限し、言論弾圧を合法的に行う事を憲法に明記したものです。
同改憲案21条の「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」は、政府にとって都合の悪い政治団体と政党は認めない、またその言論も取り締まる、という意味です。
共産党と社民党、新社会党は解党でしょうし、労働組合も左翼的な団体は全て解散、その他の左翼政党や左翼的な団体、御用組合でさえ、公安の監視対象下に置かれ、活動を制限される事でしょう。恐らく戦前のように左翼系の人士が国によって非合法に暗殺される事件も起きるでしょう。フィリピンでは現にそのような暗殺事件が多発していますから。
現在公安と名乗っている特高警察の流れを汲む組織が、旧東側の秘密警察よろしく、大々的に弾圧を開始する事に疑いの余地はないでしょうね。
最悪の場合、ここにこうして書き込んだだけで危険人物として監視対象下に置かれ、突如呼び出されて拷問を受ける事でさえ現実的には想定されます。
安倍首相や自民党の実態というのは、改憲案を見る限り、やはりファシズムなのかも知れません。
欧米基準の自由と民主主義を堅持する現代的な保守政党が出してくる内容ではありませんから。

(以下、転載)

自民党草案では
 自民党草案では、 現在の憲法の「公共の福祉」という言葉がすべて「公益及び公の秩序」という言葉に変えられています。「公益及び公の秩序に反しない限り」では、まさに政府の政策が個人の人権を制約することが一般的な原則となってしまいます。
 大日本帝国憲法にも「臣民権利義務」という項目があり、一定の権利が認められていました。しかし、それらにはすべて「安寧秩序を妨げず及び臣民たるの義務に背かざるにおいて」「天皇大権の施行を妨ぐることなし」という制限が付いていました。まさに自民党草案の「公益及び公の秩序」とは「安寧秩序」なのです。
 人権の制約は人権相互の衝突の場合にのみ限られ、「公共の福祉」とはそのことを示すものだというのが憲法学会の定説です。
 ところが自民党草案のQ&Aでは、この定説に異を唱え、「公共の福祉」という言葉をすべて「公益及び公の秩序」にすることで「曖昧」さをなくしたと述べています。つまり、国益・公益こそが基本的人権を制約できるのだときっぱりと述べているのです。

  自民党草案で新たに設けられた条項として、こんなのもあります。
第21条 (表現の自由)
2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。
 これでは、「秩序を乱す」という理由で自由にものを言えなくなる恐れがあります。例えば、政府の政策と対立する脱原発のデモや市民団体の結成・活動が禁止される危険さえあります。

2013.05.09 02:16 URL | #- [ 編集 ]

日テレの粕谷氏、‘主筆軽くてパー’の岸井氏、そして朝日も社説で疑問を投げかけている、ただみのもんたを除いて。今回のことで参院選、野党を‘無化’させてやろうと意気込む有権者の数が増殖しなければと思う。中国要人の顔にも間接的にドロを塗った。

2013.05.09 14:56 URL | 南浜 神一郎 #- [ 編集 ]

「もう総理も議員もイラネ」って気分です。そもそも「こんなお坊っちゃんに低所得者の何が分かるんだ」って思います。

2013.05.09 15:21 URL | ゆき #- [ 編集 ]

今の自民党の憲法改正の目指す本丸は9条ではないということですね。
本丸は、公益メイン人権サブの国家にすることだと思います。
9条改正は現状を追認するだけであり自衛隊を法的に位置づけるだけだから、その9条を改正し易くするための96条改正ならいいのではと思っている国民は意外に多いかもしれない。
しかし、実はそうではない。改憲反対派も9条だけに焦点を当てた運動は転換する時期だと思います。

なお参議院の委員長解任騒動ですが、全く野党は国益を考えていないと思われても仕方ない。情けない話です。反転攻勢どころか自滅しかねない
大愚行です。

2013.05.09 21:35 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

アメリカに‘事大’する乞食権力者よ、こういう事の積み重ねは結局、次の参院選自民党の圧勝に導いていくことに繋がるであろう、アメリカはすでに6世紀後期、7世紀の東ローマ帝国と化してゆくのであろう、名誉韓国人・コジキケンは恥を知れ!!そんなにフランス文庫の主人公見たく韓国人の奴隷・白丁になりたいのかい!!てめえ一人がなりたいなら勝手にしろ!!ってことだが、日本を巻き込もうとしやがって!!バカ

2013.05.11 23:22 URL | 外患誘致の乞食野郎 #- [ 編集 ]

外患誘致の乞食野郎様

スルーすることがベストなのでしょうが、敢えて反応させてもらいます。
あなたの文章読んでも、何を仰りたいのか殆ど意味不明でございます。

或いは、ご自分自身が外患誘致の考え方をしていると表明されているのでしょうか。
それなら分らなくもないですね。

2013.05.12 10:52 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

みなさんのコメントを読んでいると、???の連続です。

「公共の福祉」はよくて、「公益及び公共の秩序」は弾圧だとか?

「公共の福祉」は、教科書的には人権間の衝突を避けるためのものと説明されていますが、実際には「公益及び公共の秩序」として使われているのが現状ですよね。
例えば、外国国旗損壊罪、猥褻物陳列罪、ポルノ規制、海外要人来日や国際会議に伴う抗議活動への規制などなど。5年前の某国国家主席訪日時の抗議活動への規制や洞爺湖サミットのでの規制を思い起こしてください。
また、判例でも「公共の秩序維持」を理由として合憲としたものがあります。

自民党案は、9条改正にしろ、公益及び公の秩序にしろ、現状解釈に頼っている部分を適正な言葉に置き換えるというだけのことですから、今より規制が強化されることはないのです。
もっとも、「人権擁護法案」のように、それ自体が憲法違反である法律が通ってしまえば話は別でしょうが、それは今の条文であっても同じことです。
そもそも、日本国憲法についての判断はGHQ占領下、検閲実施下の衆議院選挙のみであり国民投票も経ていないものであり、占領下での恒久的な法制変更は明確に国際法に違反します。
そして憲法96条の事実上不可能な制約のもと、賛成にしろ反対にしろ、どうせ国民の声が憲法に反映されることはないという諦め、安心から徹底した議論を行う場が、奪われていたというのが実態であったと思います。
今回、具体的に96条改正が現実味を帯びてきたことにより、史上はじめて憲法に国民の意思が反映されるかも知れないという切迫感のもと、議論しあえるということは、例え改正されなくても、意義深いものだと思いますけどね。

2013.05.13 00:19 URL | 新参者 #azNr0LKw [ 編集 ]

新参者さんはやっぱり誤解してるかと思います。
人権間乃衝突を避けるためではありません。其れでは国家等が人権を無視して規制できる根拠を与えているようなものになってしまいます。
人権間乃衝突が起きて、そのあとどちらかの人権が重要か天秤にはかりその人権を根拠に規制出来るんです。
そしてその明文を表しているのが最高法規の憲法で、明文化されていなくても人権はあると言うのが現在立憲主義的考えです。日本国憲法は現代の人権がほとんど網羅されていますが国民の民主化が鈍いため、おかしな法律を是正するとかの民主化は遅い化と思います。
そうしますと最高法規の変更を変える根拠はそれ以外にはあり得ません。もしそんなことをしたら歴史に名を残すことになりますよ。市民でもなく軍隊でもなく立法府いや自民党が反民主的革命を起こした党としてナチス並みの汚点をです。

2013.05.13 21:25 URL | 基礎固め 根拠は #- [ 編集 ]













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