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きまぐれな日々

黄金週間の谷間に更新する今回は、記事番号が区切りの1300番(公開前または公開後に削除した記事が14件あるので1286番目の記事だが)になる。だが、気分は重く、記事を書く力がなかなか入らない。

連休直前、大量の国会議員(朝日、毎日、日経などは168人、読売は169人としている)が靖国神社の春季例大祭に合わせて参拝した。「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久自民党参院議員)とやらの行事だそうだが、副総理の麻生太郎も参拝した。総理大臣の安倍晋三は参拝しなかったが、靖国神社に真榊(まさかき)とかいう祭具を奉納した。これを中国・韓国に強く咎められた。

能天気な安倍晋三は、中韓に配慮して節を曲げてまでも参拝しなかったから、まさか真榊を奉納したくらいで非難を浴びようとは全く思っていなかったらしく、ブチ切れて「脅かしには屈しない」と放言したが、靖国神社は単に戦犯を合祀しているのみならず、戦没者を鎮魂するのではなく顕彰する施設である。安倍晋三が批判されるのは当然であり、それは何も中韓のみならず、いつものようにワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズといったアメリカのメディアからも安倍は痛烈に批判されている。特にワシントン・ポストは保守系の新聞であるが、同紙は社説で、その書き出しではTPP参加を決断した安倍晋三を評価しながら、後段で安倍の歴史修正主義をこき下ろしている。

先週は他に「主権回復の日」の式典があった。これも発想が占領政策の全否定からきているので、切り捨てられた沖縄のみならず、アメリカもこうした安倍自民党を警戒しているのではないかと思う。こんな式典を開催するという発想は、私には孫崎享のトンデモ史観を連想させるものだった。孫崎は米軍の駐留を許しておきながら何が主権回復かと言っているようだが、この先も安倍晋三が歴史修正主義をアメリカに咎められるなどされ続ければ、切れやすい生来の性格を持つ安倍が切れて、日米関係が険悪になる可能性だってある。もしそうなったら、孫崎のトンデモ史観を持ってすれば、「安倍総理は『自主独立派』の偉大な政治家だった祖父・岸信介の精神に立ち返った」ことになり、大いに称賛されてしかるべきという結論になるだろう。「孫崎史観」とはそれほどまでにも論外なものであり、孫崎はそのトンデモ本『戦後史の正体』で日本国憲法を「押しつけ憲法論」にもとづくわずか4頁の記述で切り捨てるという暴挙に出ているのだが、そんな孫崎を「リベラル・左派」側から批判する言論がほとんどないことも、日本の危機的な言論状況を物語っている。

危機的な言論状況といえば、最近右翼雑誌などが「朝日新聞が変わった」などと言っていることも気になる。第1次安倍内閣の時のような朝日の厳しい政権批判は影を潜め、最近は妙に安倍晋三に友好的なのだという。朝日新聞の沈黙ないし安倍晋三への迎合のみならず、安倍晋三や自民党を批判する言論が全く力を持たなくなった。

それは何も昨年末の総選挙以来そうなったというわけではなく、それ以前から準備されていたことは、上記の孫崎享のトンデモ本に多くの「リベラル・左派」がなびいたことからも明らかだが、総選挙以降一層ひどくなった。昨年の総選挙以降しばしば思い出していたのは、昨年読んだ坂野潤治氏の著書『日本近代史』の巻末におかれた下記の言葉だった。

これ(引用者註・近衛文麿内閣が発足し、日中戦争が開戦した1937年)以後の八年間は、異議申立てをする政党、官僚、財界、労働界、言論界、学界がどこにも存在しない、まさに「崩壊の時代」であった。異議を唱えるものが絶えはてた「崩壊の時代」を描く能力は、筆者にはない。

 「改革」→「革命」→「建設」→「運用」→「再編」→「危機」の六つの時代に分けて日本近代史を描いてきた本書は、「崩壊の時代」を迎えたところで結びとしたい。(略)第6章で「危機の時代」が「崩壊の時代」に移行するところを分析した筆者には、二〇一一年三月一一日は、日中戦争が勃発した一九三七年七月七日の方に近く見える。

(坂野潤治『日本近代史』(ちくま新書, 2012年)より)


安倍自民党が圧勝し、明白な自民党の補完勢力である日本維新の会が比例代表で第2党になった衆院選を終えて、ああ、これで日本は「崩壊の時代」に入ったんだなあと思っていたが、先日、知人に教えてもらった毎日新聞夕刊に載った坂野氏のインタビュー記事で、坂野氏自身が下記のように語っていることを知った(下記URL)。
http://mainichi.jp/feature/news/20130422dde012040021000c.html

 「今はもう崩壊の時代に入っちゃっていますね」

 新緑がまぶしい庭を望む東京都大田区の自宅で、歴史学者の坂野潤治さんはあっさりそう答えた。幕末の1857(安政4)年からファシズムが台頭する1937(昭和12)年までの80年間の歴史を改革、革命、建設、運用、再編、危機の六つの時代に分けて描いた著書「日本近代史」(ちくま新書)は200字詰め原稿用紙で1200枚を超える大著。新書大賞2013(中央公論新社主催)で3位に入るなど、大きな反響を呼んだ。

 実は危機の時代の先には、日中全面戦争に始まり、太平洋戦争の敗戦で終わる「崩壊の時代」があるという。この7段階の歩みは戦後史の中にも見いだせるというので、今はどの時代にあたるのかと尋ねたところ、冒頭の答えが返ってきた。内心、まだ「危機」のあたりだろうと思っていたので意外だった。

 「危機の時代は小泉純一郎政権から野田佳彦政権まで。第2次安倍晋三内閣で崩壊の時代に入りました。みなさん、今はアベノミクスに満足しています。昨日もタクシーに乗ったら、運転手さんが『いい時代になりました』と言っていました。安倍内閣の支持率が70%近くという世論調査の結果は正しく反映していると思う。しかしその先に何があるのかなんて誰も想像できません。未来がなくて、今の状態だけに満足している」

 今が戦前の第1次近衛文麿(このえふみまろ)内閣が発足した崩壊の時代の始まりと重なって見えるというのだ。近衛内閣はあらゆる政治勢力を包摂して発足し、異議を唱える者が絶え果てた時代という。確かに今も巨大与党に対抗する勢力の衰退が止まらない。「あの時は戦争に負けて焼け野原になったように崩壊の形が目に見えた。しかし今回はこの国の体制がどういう形で崩壊するのか、その姿すら浮かびません」(後略)

(毎日新聞 2013年04月22日 東京夕刊)


坂野氏にインタビューした毎日新聞の大槻英二記者は、「内心、まだ『危機』のあたりだろうと思っていたので意外だった」と書いているが、私には想像通りだった。

一昨日参院選山口補選で、考えられる限りもっとも劣悪な候補である自民党公認候補の江島潔が、民主党系無所属の元法相・平岡秀夫をダブルスコアを上回る圧勝で下すという不愉快千万なニュースもあった。これなども「崩壊の時代」でなければ起こり得なかったことだと私は考えている。
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日本は資本主義国として成熟しきったので、あとはイギリスやアメリカのように、老国家として緩やかに衰退して行くのみです。

これが資本主義の原理であり、イギリスやアメリカの取った新自由主義政策の正体は、その流れに抗い、特にアメリカの場合は、超大国の地位を維持する為の足掻きであったわけです。

衰退は国民の全体的な生活水準の低下(=貧乏化――窮乏化ではないですよ)をもたらし、下位の国民は貧しくなっていきます。

新自由主義政策が実施されると、再配分が停止する事で、上流階級と中流上層階級の生活水準は維持されますが、露骨に中流中層・中流下層階級の生活水準が低下し、経済成長によってほぼ消滅したはずの労働者階級と貧困層が復活し、目に見えて貧しい国民が現れてきます。

プレカリアートなどという言葉で茶を濁していますが、あれなどは完全にプロレタリアート(労働者階級)ですよね。

TPPは日本がアメリカの経済植民地になる事を意味しますので、上記の貧困層増大の循環に加えて、植民地化による窮乏が発生しますので、国内は恐らく地獄絵図になります。

日本企業は壊滅的な打撃を受け、企業倒産とリストラによって失業率は上昇し、職はあっても不安定で、若者達の多くが、職を求めて海外に出稼ぎに行かざるを得なくなるでしょう。

日本人のサラリーマン達が東南アジアや旧東欧で買○ツアーや愛○を囲ったように、金持ちのアメリカ人や中国人が、日本に来て若い女性を愛○に囲うという屈辱的な現象も起きるでしょう。

外国人が日本に来て愛○を囲う現象は、戦前にも見られたものなのでそれが復活するだけの話ですが、貧しくなるという事はそういう事なのです。

貧困層や労働者階級の家庭に生まれた女性は、本人の意思とは無関係に、水商売や風○産業に従事するか、売○婦にならざるを得ない状況になって行くでしょう。

まあ、現在でも、風○嬢や売○婦は、借金を負った貧しい女性や、貧困家庭の女性、借金を返せずに風○や売○を強要されている女性が多いですけどね。

アメリカなどは既に国民の半数が労働者階級・貧困層によって構成される貧困大国化していますし、フードスタンプと言って、低所得層が食いっぱぐれないように食べ物を支給する制度があるのですが、それに依存しないと餓死してしまう国民が何千万人もいるような、悲惨な状態に陥っています。

TPPによって経済植民地化した日本では、そのアメリカを上回る貧富格差が発生し、戦前のように上流階級が1%、中産階級が15%、残る85%の国民が全て貧しいという、とんでもない社会構造になることさえ考えられます。

こんな状況になれば、日本でも当然、国民の怒りに火がつきますし、社会全体に憎悪が渦巻きます。

貧しい人達が声を上げ、社会を変革しようとする社会主義的な志向を持った運動が自然発生的に現れてくるでしょう。

反米極右団体や反米極左団体も力をつけるでしょうし、戦前の血盟団のような団体ができて、親米派の政治家や財界人が暗○されるという政治的テロ事件も当然起きるでしょう。

安倍氏をはじめ親米派勢力は飴と鞭で国民を懐柔し、暴力と謀略で弾圧し、操縦できると甘い考えを持っているのでしょうが、無理ですね。

貧富格差是正を唱える政治勢力を汚い手を用いて潰す事は容易ですが、潰したところで現実の貧富格差を是正しなければ国民の怒りと不満は鎮まりません。

むしろ国民の怒りが爆発した時のエネルギーが増大するだけの事です。

選挙によって反米政権が樹立されるという穏健な形で体制転換が図られないのであれば、巨大な反政府デモが起きて体制崩壊という革命型の体制崩壊劇が生じるでしょうね。

まあ、馬鹿な話ですよ。

TPPに参加してアメリカの経済植民地になる選択などしなければ、こんな悲惨な状況は生まれずに済んだわけですから。

2013.04.30 13:16 URL | #- [ 編集 ]

この記事には同感なのです。
コメントの方の
「国民の怒りが爆発する~」
果たしてそこまで日本が持ちますでしょうか?
私は第二の原発事故が起きて、日本国民絶滅状態になる可能性もあるよな~と思ったりします。
二度も原発事故を起こしたあほな国を救護する国なんてどこもないでしょうからね…(助けるべきだ、なんて言ってくれるのは今、日本国民がバカにしている人権保護団体ぐらいかな?)
そうなっても自業自得でしょうが…;

2013.04.30 21:47 URL | うろこ #- [ 編集 ]

正確には「日本国憲法終焉の時代」だ。わかっていない人のために解説すると、①96条改正は、「日本国憲法をつぶすための要件緩和」なんであって、そのあとできる帝国憲法の改正要件はまた三分の二だ。畏れ多くも主権者に復活される皇帝の位を定める憲法をこともあろうに過半数で変えていいなんてことはない。②一院制は民選議員が一院制。官選の貴族院が復活する。③人権は国際人権規約があるからそれなりに残る。でも拷問と尊属殺は復活だ。

大日本万歳の情緒以外何もない連中が指導するんだから船出の後は大変だ。中国が少しでも混乱したら、帝国憲法では指導者は責任はとらないことになっているから心おきなく戦ができる。日本人の敵は昔も今も日本人自身なのだ。

2013.05.02 00:48 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

うろこさん&野次馬さんへ

きりが良いという事であえてこう書きますが、現在40歳の人は、若者の困窮化・格差社会・非正規問題の波を直接的に受けた世代で、男性なら生涯独身の人が半数に達する世代です。
30年後にはその世代が70歳になり、60代は現在30~39歳までの世代が占め、より深刻な格差を経験している現在の20代が、50代を構成する社会となります。
言うまでもない事ですが、高齢となれば保守化するというのは満足な生活の出来ている高齢者の話で、そうでない高齢者は「何とかしてくれ」という感情を強く抱き、変革を望みます。
革命は若年層の厚い社会で起きやすいというデータがありますが、30年後の国民の年齢・階級構成を考えた場合、革命が起きてもおかしくない状況になります。
はっきり言って、どんなにお上が大日本帝国憲法を賦活させて合法的に反貧困勢力(左翼系の社会主義的な勢力のみならず、宗教系の反貧困派も含む)を武力弾圧しようが、30年後の時点で貧困問題を解消できていなければ、日本国政府は確実に自壊し、自滅します。
30年後、60代の30~40%が、50代に至っては実に50%(半数)以上が貧困層か、資産を持たない労働者階級となっているわけで、「彼らを怠け者だったからこうなったのだ、当然の帰結なので政府は一切保証しない」などと国民の蔑視感情を煽って切り抜ける事は不可能であり、もしもそのような事をしようものなら、デモで政府が倒れる程の社会不安が覆っている事でしょう。
改憲が行われれば、一時的に、日本が暗黒時代に突入する事になるでしょうが、エスタブリッシュメントがし放題出来る猶予は最大でも30年しかないという事です。

また、もう一点言わせて頂くと、大日本帝国憲法の復活は、将来、革命によって政府が倒される状態を演出するツールとさえなると考えます。

ヨーロッパ流の民主主義を保障し、選挙を通じた無血革命については容認するのであれば、破滅的な革命型の国家崩壊は回避できるでしょう。
もしもエジプトで起きたように、政府に反発する民衆がデモを行い、賛同者が続々と加わって巨大化し、自衛隊や警察もデモに同調して政府が倒されたとしても、
あくまでも民主化の為のデモの延長線上という事で暫定政権が作られ、国家崩壊にまでは至らない為、国家変革の為に流れる血は、必要最小限で済みますし、ほぼ無血革命と呼んでも差支えない程度で済むでしょう。
しかし、それを封じ込めるという事は、国家体制の変革、あるいは根本から国を再構築する作業を行う為には革命以外にない状況を作る事になるので、国が行き詰まった際には、確実に革命が起きる事を意味します。
1917年に起きたロシア2月革命も、下記のような形で進行したのであり、端緒は通常のデモでした。

>1917年2月23日、ペトログラードで国際婦人デーにあわせてヴィボルグ
>地区の女性労働者がストライキに入り、デモを行った。食糧不足への
>不満を背景とした「パンをよこせ」という要求が中心となっていた。
>他の労働者もこのデモに呼応し、数日のうちにデモとストは全市に
>広がった。要求も「戦争反対」や「専制打倒」へと拡大した。
>
>ニコライ2世は軍にデモやストの鎮圧を命じ、ドゥーマには停会命令を
>出した。しかし鎮圧に向かった兵士は次々に反乱を起こして
>労働者側についた。2月27日、労働者や兵士はメンシェヴィキの
>呼びかけに応じてペトログラード・ソヴィエトを結成した。
>メンシェヴィキのチヘイゼが議長に選ばれた。一方、同じ日に
>ドゥーマの議員は臨時委員会をつくって新政府の設立へと動いた。
>ニコライ2世は退位へと追い込まれ、ロマノフ朝は崩壊した。
(以上、ウィキペディアより引用)

大日本帝国憲法を復活させ、苛烈な弾圧を復活させれば、反政府勢力は地下に潜らざるを得なくなるでしょう。
誤解してならない事は、この反政府勢力というのは極左勢力でなく、穏健な左翼勢力でさえ含まれているという事です。
また地下に潜伏する事で、逆に過激化し、穏健左翼の比率が低下するという事も予想されます。
まさに逆効果というものですね。
そしてデモが巨大化していく中で、反政府勢力が表に出てきて、デモによって体制崩壊すれば、反政府勢力が権力を握り、臨時政府を樹立する公算が高まります。
民衆も政府を一切信用していない為、崩壊した政権幹部が暫定政権を作ろうとしても支持されず、臨時政府の方を支持する事となって、国家崩壊が生じます。
軍が旧政府を支持してクーデターを起こそうとしようにも、国民が支持しない為、それも出来ない状態となるでしょう。
貧富格差是正に真面目に取り組まなければ、30年以内に、このような事態に直面する可能性が高いのです。

しかし、戦前の国家体制も、上流階級が富を独占し、そのおこぼれを少数の中産階級が与るという酷い構造だったので、仮に戦争がなかったとしても、極端な貧富格差により、革命やクーデターが起きただろうと考えられますので、戦前の体制に戻す事で、予想された戦前の政府の崩壊の形と同じ形で政府が崩壊するというのも、ある意味、当然ですけどね。

2013.05.02 02:47 URL | #- [ 編集 ]

どうかな。日本が貧困に向かうとは言えないと思う。TPPの影響なんて知れたものだ。

仮に貧困になっても今の世界には貧困と絶え間ない国家イデオロギー注入が独裁を支える構図がある。北朝鮮のように。おまけに儒教の伝統(「権力は正当だ」)がある。天皇制もある。当分安泰だと見る。

なお、ロシア革命は第一次大戦ぬきにありえなかっただろう。だから参考にならない。

2013.05.02 11:04 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

A級戦犯で、皇国史観、国家神道、日本帝国主義者、日本軍国主義者だった岸信介の亡霊である安部晋三が靖国神社にまさかきを奉納。
靖国神社は、戦前の日本の侵略戦争を賛美する神社であり、戦前は国家神道の中枢的な神社であった。
そこにまさかきを奉納するということは、戦前の日本の行為を自らが肯定することを内外に表明する行為であり、また民主主義の基本原則である政教分離に違反する行為である。
当人が靖国に参拝しなくても、内閣の閣僚が参拝するのは大問題である。
まして今回の春季例大祭には、何と国会議員が168名も参拝するのだから、どうにもこうにも救いようがない。
戦前、日本帝国主義の餌食にされた中韓両国が怒るのは当然である。
確かに現在の日本は1937年の状況によく似ている。
政界は極右化した自民党、似たり寄ったりのファシスト集団維新の会、悪名高い新自由主義のみんなの党、これら3党で大日本大政翼賛会と瓜二つ。
自民党の改憲案は戦前の大日本帝国憲法にそっくりさん。
高支持率を維持し続ける極右の安部内閣。
そういうと近衛内閣も国民の人気はありましたね。
彼の目的は、日本を戦前のように戦争の出来る国にし、国民の人権を縛り、大日本帝国を復活させることである。
中韓両国は、安部晋三の脅しに屈することなく、また挑発に乗せられないように厳重な警戒が必要である。

2013.05.02 23:39 URL | 風てん #- [ 編集 ]

野次馬さんへ

TPPは日本がアメリカの経済植民地になる事を示し、中南米化する事を示しますので、

>日本が貧困に向かうとは言えないと思う。TPPの影響なんて知れたものだ。

というのは甘いですよ。
また戦前の大正デモクラシー後の歴史を見ればわかるように、クーデター未遂事件が多発しています。
成就しなかったのは単なる偶然に過ぎません。
北朝鮮が体制崩壊しないのはスターリニズムを引きずった国である為で、あの国こそ参考になりません。
安倍政権、及び自民党が目指しているのが戦前型の国家である以上、崩壊は必至と言えるでしょう。

>なお、ロシア革命は第一次大戦ぬきにありえなかっただろう。だから参考にならない。

チュニジアで発生した民主化デモの元凶は、原油高騰による食糧の高騰と、それによる生活困窮が原因です。
要するに貧しい国民が増えて、そこに食糧難が発生すると、政府は倒されるという事です。
だから参考にならない、等という事はなく、同じ状況が発生するのに戦争などは必要ないんですよ。

2013.05.03 10:10 URL | #- [ 編集 ]

祝!!在日朝鮮人の兵役義務化!!在日朝鮮人の諸君は喜びたまえ!!日本人は喜んで在日朝鮮人の帰国と兵役義務化を応援するよ。さあ、在日韓国朝鮮人の諸君は祖国に帰りたまえ!!

2013.05.03 17:03 URL | らんま #0/HLcGmk [ 編集 ]

護憲派を名乗りつつも内心1条~8条や88条を改正し出来れば天皇制廃止、それが無理でも行事の際に敬う態度を取る事の強制禁止を追記したいと思っていたり、15条の公務員は全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではないという条文を削除し官僚がどれだけ天下りをして不祥事を起こそうとも再分配機能維持のためあまり目くじらを立ててはいけないという事にしたいと思っていたり、89条を改正し朝鮮学校・ナショナルスクール・その他私学助成をはっきり合憲だと明記したいと思っていたり、93条を改正し在日外国人の参政権について追記したいと思っている人は多いのではないでしょうか?
左派も変えるべきところはきちんと改憲を主張するべきで"将来、左派に都合の良い改憲がなされるリスク"を右派に感じさせ改憲抑止力とするのも一つの手ではないでしょうか?

2013.05.03 21:58 URL | A #HfMzn2gY [ 編集 ]

ワシントン・ポストが保守系??

はて、容共・左派とも、ポトマック河畔のプラウダとも呼ばれた新聞が、保守系?

その国の政治家が戦没者を顕彰するするのは当然のこと、安倍さんが責められるとしたら 米中韓におもねって、靖国参拝をせずに真榊奉納という小細工を用いたことでしょう。
これに懲りて、8月15日は、堂々と参拝してほしいものだと思います。

中国の靖国批判がに反日カードの小道具に過ぎないことは、いまどき高校生でも知っていること。
A級戦犯合祀がどうのともっともらしい理由をつけてはいるが、合祀は昭和52年、それを当時の野党が政局に利用して政治問題化したのが54年ごろ、ところが中国は、そのころ批判も何もせずに、昭和60年になって、はじめて批判を開始、結局日本を属国化する方針のもと政治利用しているに過ぎないことは、明白ですね。
そして、そのお先棒を担ぐ自称リベラル、これじゃ安倍批判が力を持たなくなったというのも無理からぬことですな。

容共・リベラルは、そろいもそろって格差反対だの弱者救済だの分配の話に終始し、その分配のための資金をどうやって稼ぐのかという戦略がまるでないから、国民の信頼を得られない。
あたかも、今の収入は何もしないでも維持されて、ただ分配だけが問題だと考えてでもいるように。
分配の原資となる成長戦略、産業政策がまったく語られない、おそらく空っぽなのだろう。
これじゃ国民は耳を傾けようとも、投票しようとも思わないだろう。


2013.05.04 00:44 URL | 新参者 #azNr0LKw [ 編集 ]

①「中南米化」?ベネズエラもブラジルもアメリカの植民地どころか政治的に十分独立している。TPP大いに結構なんじゃないの?
②クーデター未遂はあったけど崩壊はしていない。軍国日本も「崩壊」ではなく自爆。
③なんでTPPで食糧難になるんだ?妄想もほどほどにどうぞ。
④「よい改憲がなされるリスク」?96条改正は戦後憲法を壊すためであって、復活する帝国憲法はやはり三分の二かそれ以上になるに決まっている。「国民的論議」のための96条論なんであって、ずっとそうするつもりなど右翼本流には最初からない。そんな下らないウソにひっかかるのは末端だけ。

2013.05.04 01:15 URL | 野次馬 #mQop/nM. [ 編集 ]

野次馬さんへ
正直お話にならないのでこれで終わりにしますね。

① 中南米の歴史を見ましょう。中南米において、アメリカは不都合な政治家や軍人、宗教指導者などを暗殺していますし、チリ・アジェンデ政権の末路は知ってますよね?
② 崩壊しなかったのはただの偶然です。
③ TPPで食糧難とは書きませんでしたが(食糧難でロシア革命やチュニジア民主化革命が起きた、とは書きましたが)、起きる可能性は十分ありますよね。この点については調べてみたら幾らでも情報が見つかりますよ。
④ 何が言いたいのかよくわかりません。

やはり安倍政権が何をしたのか、東京新聞のスクープを載せた方が良さそうなので、貼っておきますよ。
TPP参加交渉に参加する事というのは、安倍政権が日本の国益をアメリカに売り渡した証拠ですので。
安倍政権を信用してる人がいるのだとしたら、お人好しにも程があります。
アメリカの一方的要求に唯々諾々と従った安倍政権が、農業を守るわけがないんですから。
騙されたと気づき、農家の人達がデモを起こした時には時既に遅しで、デモは弾圧されるんでしょうね。
【】内は記事名と記事の出た日時


【TPP 米、車・保険で譲歩要求 東京新聞 2013年3月12日 朝刊】

 民主党の前原誠司衆院議員は十一日の衆院予算委員会で、環太平洋連携協定(TPP)の事前協議で、米側が自動車の安全審査の除外やかんぽ生命の学資保険の内容変更などを交渉参加入りの条件として民主党政権当時の日本政府に要求していたと明らかにした。安倍晋三首相は近く交渉参加表明する意向だが、米側は安倍政権にも同様の要求をしている可能性が高い。

 前原氏は、米政府が野田政権当時の日本政府に、TPPの事前協議で(1)米国が輸入乗用車に2・5%、トラックに25%を課している関税撤廃に猶予期間を設ける(2)米国の安全基準を満たした車は日本の安全審査なしとする輸入枠を米韓自由貿易協定(FTA)と同様に設ける(3)かんぽ生命の学資保険の内容変更-を要求したと説明した。

 前原氏は、これらの要求について「米政府が、これらを武装解除しなければ(日本がTPP交渉に参加するために必要な)米議会への通告をしない、と言っていた」と指摘。「われわれは、あまりに日本に不公平だったので妥協しなかった。安倍政権は妥協して交渉参加表明することはないですね」と譲歩しないよう迫った。

 首相は「交渉していることをいちいち外に出していたら交渉にならない」と明確には答えず、「守るべき国益は守っていきたい」と述べるにとどめた。

 首相は、事前交渉の内容について「(当時の政府関係者として)守秘義務がかかっているはずだ」と前原氏をけん制したが、前原氏は「本当に国益にかなうか、(首相が)見切り発車をしないために言った」と反論した。

 前原氏は野田政権で民主党政調会長を務め、昨年十月から衆院解散までの三カ月間は、TPP交渉問題を担当する国家戦略担当相だった。

 衆院予算委では民主党の玉木雄一郎氏が、首相がオバマ米大統領との日米首脳会談で確認した日米共同声明で自動車や保険部門が懸念事項として明示されたことを追及。「譲歩を具体的に行わなければ交渉参加できないのではないかと言われているが、門前払いを約束したものになっていないか」と指摘した。


【TPP参加に極秘条件 後発国、再交渉できず 東京新聞 2013年3月7日 夕刊】

 環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加問題で、二〇一一年十一月に後れて交渉参加を表明したカナダとメキシコが、米国など既に交渉を始めていた九カ国から「交渉を打ち切る権利は九カ国のみにある」「既に現在の参加国間で合意した条文は原則として受け入れ、再交渉は要求できない」などと、極めて不利な追加条件を承諾した上で参加を認められていた。複数の外交関係筋への取材で七日分かった。

 各国は今年中の交渉妥結を目指しており、日本が後れて参加した場合もカナダなどと同様に交渉権を著しく制限されるのは必至だ。

 関係筋によると、カナダ、メキシコ両政府は交渉条件をのんだ念書(レター)を極秘扱いしている。交渉全体を遅らせないために、後から参加する国には不利な条件を要求する内容だ。後から入る国は参加表明した後に、先発の国とレターを取り交わす。

 カナダなどは交渉終結権を手放したことによって、新たなルールづくりの協議で先発九カ国が交渉をまとめようとした際に、拒否権を持てなくなる。

 交渉参加に前向きな安倍晋三首相は、「『聖域なき関税撤廃』が前提ではないことが明確になった」と繰り返しているが、政府はカナダとメキシコが突きつけられた厳しい条件を明らかにしていない。日本がこうした条件をのんで参加した場合、「聖域」の確保が保証されない懸念が生じる。

 カナダ、メキシコも一部の農産品を関税で守りたい立場で、日本と置かれた状況は似ている。国内農家の反対を押し切り、対等な交渉権を手放してまでTPPの交渉参加に踏み切ったのは、貿易相手国として魅力的な日本の参加とアジア市場の開拓を見据えているからとみられる。

 先にTPPに参加した米国など九カ国は交渉を期限どおり有利に進めるため、カナダなど後発の参加国を「最恵国待遇」が受けられない、不利な立場の扱いにしたとみられる。

 <TPP交渉参加国> 2006年、「P4」と呼ばれたシンガポールとニュージーランド、チリ、ブルネイによる4カ国の経済連携協定(EPA)が発効。これに米国、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアが10年に加わり、9カ国に拡大した。その後、カナダとメキシコも参加を表明し、12年10月の協議から11カ国で交渉している。


【TPP条件 政権移行直後に把握 東京新聞 2013年3月9日 朝刊】

 安倍晋三首相は八日の衆院予算委員会で、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に関して日本政府が把握していた情報について、昨年末の政権移行直後に関係省庁から報告を受けたことを明らかにした。その中にはカナダ、メキシコ両国がすでに交渉を始めていた米国など九カ国から不利な条件の受け入れを求められていた問題も含まれていた。

 首相は「私からTPPについて、事前の交渉の状況について説明してもらいたいと指示して説明を受けた。就任からそんなに時間がたっていなかった」と述べた。報告は関係省庁から聞き、野田佳彦前首相や政府高官からは直接受けなかったという。

 野田前政権当時の日本政府は、後から交渉に参加した国はすでに合意した条文は受け入れ、再協議も要求できないなど不利な条件が課せられたとの情報を得ていた。安倍首相は近く、TPP交渉参加表明をする方針だが、引き継いだ情報をこれまで公表していなかったことになる。また岸田文雄外相は予算委で、交渉に後から参加を希望する国には(1)包括的で高いレベルの貿易自由化を約束する(2)交渉進展を遅らせない-との要求があることを明らかにした。

2013.05.04 11:39 URL | #- [ 編集 ]

基本的なことかいておきますが、皆さん靖国神社が国営だとかおもってないでしょうね!? 左右は戦争乃意義とかの話していないで本当に戦没者を思うなら国営施設乃話をしろと思います。
其れから中国がカードとして使うのは国際力学的似当たり前、むしろカードを与えてしまっている安部のほうが国際政治的には不利です。国際的には中国乃言い分通るか
らです。でも国内的は対立を見せて求心力を高めることになるということで、右乃嫌いな韓国が新自由主義で経済がひろうしているためずっとやっていることです。 日本もこの方向で経済政策と文化政策やインテンシブが作られていくでしょうね。

2013.05.04 15:56 URL | 基礎固め 基本的 #cKjIa1.Y [ 編集 ]

>その国の政治が戦没者を顕彰するのは当然のこと
戦没者ではないし敗戦責任がある者たちまで顕彰するのはおかしいですね。ま、一宗教法人が慰霊や顕彰をしていることに無理があるかと。
アーリントンのように特定宗教によらずに戦没者の慰霊や顕彰をする施設を作らないといけないのではないでしょうか。

>容共・リベラルはそろいもそろって格差反対だの弱者救済だの分配の話に終始し
確かに、成長戦略や産業戦略の視点が欠けるところはあると思います。分配の元手を稼がなくてはいけないわけです。
しかし、成長戦略と言っても簡単でないことも事実です。そのことはこの10数年ずっと成長戦略が策定され実行されて来たのにも関わらず成果が挙がっていないことからも明らかだと思います。
アベノミクスの金融緩和策や財政出動策も既に過去の経験から効果は無くて財政破綻のリスクと隣り合わせのものだと思います。

格差反対や弱者救済を考えるのは当たり前なことでしょうね。それを考えること自体は何ら非難されることではありません。

2013.05.04 22:03 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

>>戦没者ではないし敗戦責任がある者たちまで顕彰するのはおかしいですね。ま、一宗教法人が慰霊や顕彰をしていることに無理があるかと。

敗戦責任ある人を除く戦没者顕彰なんて聞いたことないですね。
例えば作戦を誤った司令官は、除きますか?
民間人であっても、敵に捕らわれ、処刑されれば戦没者なのですよ。
一宗教法人とせざるをえない状況にしたのは、誰でしょうかね。国家護持に反対したのはいったい誰だったのでしょうか。
生き残るために、やむなく宗教法人の登録をしたまでのこと。
むしろ戦没者の顕彰を一宗教法人の自助努力に押し付け、何もしてこなかった国の責任を追及すべきでしょう。

>>格差反対や弱者救済を考えるのは当たり前なことでしょうね。それを考えること自体は何ら非難されることではありません。

誰か非難している人が、いるのですか?
私について言えば、成長戦略がないことについて、国民が不安を持ってることを忠告したまでです。

>>そのことはこの10数年ずっと成長戦略が策定され実行されて来たのにも関わらず成果が挙がっていないことからも明らかだと思います。

自民党時代も含めてのことですが、デフレ時代に緊縮財政というインフレ対策やってデフレを悪化させることを成長戦略とは、あのフーバーでさえ言わないでしょう。

追伸
靖国を非難のために、いつも引合いに出されるのが千鳥ヶ淵墓苑ですが、リベラルのみなさんは、千鳥ヶ淵にいつ参拝していますか?
私は靖国に行くときは、いつも千鳥ヶ淵にも行きます。
いつも夕方に行くと、閉まっているいることも多く、その時には門前で礼をして帰ります。
千鳥ヶ淵はいつも閑散としています。靖国参拝者が千鳥ヶ淵に行くというパターンがほとんどではないでしょうか。
彼岸参拝などを主催し、千鳥ヶ淵の支援活動をする人たちは靖国にも参拝する人たちです。清掃活動にも靖国奉賛会の人たちが多く応募、参加しています。




2013.05.05 10:47 URL | 新参者 #fbL1xQQ. [ 編集 ]

>敗戦責任ある人を除く戦没者顕彰なんて聞いたことがないですね
ドイツでは、ww2での最大敗戦責任者であるヒトラーを除いていますけどね。それにA級戦犯は戦没者ではないですよ。

>国家護持に反対
政教分離の観点からは無理でしょうね。それか完全に特定宗教色をなくして、どんな宗教でもあるいは非宗教でもOKなら別でしょうけど。
特定宗教に依らない国立の戦没者慰霊施設を早く作るべきです。

>誰か非難している人がいるのですか?
ネット上では、格差当然や公然たる弱者切捨ての意見も目にしますが。それに戦前の地主制度を擁護する意見もあります。

>デフレを悪化
緊縮に入ったのは小泉政権からですね。それ以前は財政出動政策。しかしデフレ傾向は変わらずで、財政悪化。何らかの緊縮策で財政悪化を食い止める、財政出動は行わないというのは小泉政権以後でも基調でしたよ。前の安部政権でもそうだったと思います。



2013.05.05 15:44 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

>野次馬さん
私は護憲派を名乗るのであれば1条~8条や15条、88条、89条、93条といった条文も守る様にするべき、そうでないなら守りたくないところについてはきちんと改憲を主張するべきと考えているので96条改正論が出て国民的論議がなってる今、左派も改憲案を出す様にし、出さないなら不本意でも全条文に従うべきだと言ったのです。
そういう意味では憲法を一切変えず尊重しろという人間が天皇を認める"フリ"すらしたくない(私も内心、皇族は大嫌いですがフリだけはしてやります)と言ったり不祥事官僚叩きバッシング(いかなる団体・組織・職業であれ不祥事を起こせば叩かれるのは当然です)をするのには疑問があります。
もう一つ、さすがに左派=絶対善&右派=絶対悪と言うつもりは無いので左派に都合の良い改憲=よい改憲とは一慨には言い切れません。

2013.05.05 22:59 URL | A #HfMzn2gY [ 編集 ]

>安倍晋三を批判する言論が絶え果てた

えっ、保守の安倍批判ブログが増殖してるけど・・・・

格言「小泉は右から攻めろ」通り「安倍は右から攻めろ」よ。

◇WJFプロジェクト       http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/
◇まさか、右翼と呼ばないで!   http://politiceconomy.blog28.fc2.com/
◇ポン吉のブログー反TPP宣言ー http://ameblo.jp/ponkiti-2013/
◇真実の政治家(保守派通信)   http://d.hatena.ne.jp/shinjitunoseijika/
◇亡国壺三を切る         http://botsubo.publog.jp/

2013.05.06 00:58 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]

>>ドイツでは、ww2での最大敗戦責任者であるヒトラーを除いていますけどね。

ドイツの基準は知りませんが、ヒトラーは戦陣以外の場所での自殺です。日本の基準に照らしても除かれるでしょうね。

>>それにA級戦犯は戦没者ではないですよ。

話を整理しておきましょう。
いわゆるA級戦犯も含めて、全ての「戦犯」の靖国合祀は、昭和27年の独立後、戦犯の名誉回復運動が起き、全国で4000万人もの署名が集められ実現した。特に熱心だったのは社会党の議員であった堤ツルヨさんです。その結果本人や遺族に恩給が支給され靖国合祀が開始されました。靖国合祀について言えば「援護法」「恩給法」のいずれかに該当し、厚生省が祭神名票を靖国神社に送付し、神社側の総代会が承認した人が対象になります。「戦犯」は国内法上犯罪者ではなく当然基準に該当しますので「BC級戦犯」からはじめられ「A級戦犯」については、昭和41年祭神名票が神社側に送付されました。しかし神社側は事が事だけに慎重に取り扱い、世論の動向を見極めるためすぐに合祀せず、昭和53年にはじめて合祀したのです。一回合祀したら取り消しはできませんからね。この間ことはすべて公開の下に行われ、諸外国からの批判もいっさいなく、中韓が批判しだしたのが昭和60年だったのは以前述べたとおりです。
話をまとめると国が神社に合祀するように指示し、神社側は誠意をもって時間をかけて何度も国に確認したうえで行われた合祀について、20年後になって中韓の反日カードにビビった政治屋たちが、靖国が悪いだの軍国主義だのと非難し出したのが事の本質です。普通の人だったら詐欺罪で国を訴えるところじゃないですか。

>>緊縮に入ったのは小泉政権からですね。それ以前は財政出動政策。しかしデフレ傾向は変わらずで、財政悪化。

だから自民党時代も含めてと申し上げたのです。
正確にいうと、バブル崩壊後の歴代内閣で、小渕さん以外はその責任を負うべきでしょうが、リーマンショックという誰が見ても一目瞭然のデフレ要因のも関わらず麻生さんの景気対策をデフレ政策に転換して売国的円高になすすべもなかった民主党政権の責任は、無能を通り越して犯罪的だと思いますね。

2013.05.06 12:21 URL | 新参者 #fbL1xQQ. [ 編集 ]

靖国神社参拝は、1975年の終戦記念日に三木武夫首相(当時)が「私人として」参拝して以降大きな政治問題になり、1978年の終戦記念日にはタカ派で鳴らした福田赳夫首相(当時)が準公式参拝しました(「総理大臣」と記帳しながら「私的参拝」だと強弁して批判を浴びた)。松平宮司はそんな時流に便乗してA級戦犯の合祀を強行しましたが、昭和天皇の強い怒りを買ったことは、既にこのブログが開設していた2006年に日経新聞がスクープした「富田メモ」によって常識になっています。

中国・韓国からの批判以前に、国内で靖国について長年活発な議論が行われてきていました。「新参者」さんにはその程度のことくらいは認識しておいていただきたい。あなたのコメントは全く誤った認識に基づくものです。

2013.05.06 14:48 URL | 古寺 多見(kojitaken) #e51DOZcs [ 編集 ]

追記しますが、A級戦犯の合祀は1978年に行われましたが、それは「議論を経て堂々と行われた」ものではありません。国民がそれを知ったのは、翌1979年の朝日新聞のスクープによってでした。

2013.05.06 14:56 URL | 古寺 多見(kojitaken) #e51DOZcs [ 編集 ]

今日本では戦犯と言う考え方はないのですよ。たしか昭和28年だったでしょうかに国会で決議された事実を都合よく忘れていますね。彼らは、戦犯刑死ではなく、法務死です。戦犯扱いは名誉棄損になります。

2013.05.06 22:28 URL | 〇〇 #- [ 編集 ]

古寺多見さま
逆に言うと、1975年の三木総理参拝までは問題にならなかったということですよね。
その間、いったい何人の総理が靖国参拝したと思ってますか?
むしろしていない総理をあげてもらった方が早いと思いますが。
ぶ三木総理が、8月15日に参拝したという事実をネタに野党の政治屋の政治利用が始まったというだけのことですよ。しかもそれはA級戦犯合祀前のことです。
中韓は、その時ですら抗議していない。
国民の議論という意味では、昭和28年の援護法改正より「戦犯」の名誉回復が左右社会党まで賛成して決議された時点で決着がついている問題です。
国内法上「戦犯」という犯罪は存在しないのです。
それに基づいて、祭神名票が送付され総代会が承認された時点でいつ合祀してもいい状態になっていたから、神社側は合祀したまでのことで、大々的に発表するようなことでもない。
新聞記者が普通に調べてわかる程度のことが、何がスクープなものですか。
問題になるなら、祭神票送付や総代会の承認の時になぜ問題にならなかったのでしょうか。
長年の議論ではなく、1975年に靖国の政治利用が始まったという認識の方が正しいと思いますが。


2013.05.07 00:19 URL | 新参者 #fbL1xQQ. [ 編集 ]

新参者様

>ヒトラーは戦陣以外の場所での自殺
そうですかねぇ?
ヒトラーはドイツ南部に移動してそこで指揮を執る選択枝があったにも係わらずにベルリンに留まり、ソ連軍侵攻後も地下壕にある司令部から指揮を執り続けました。そしてヒトラーが自決した時には、ソ連軍は数百メートルの距離まで迫っていました。
これは、硫黄島における栗林中将や沖縄における牛島中将の自決と同じような状況と思われますけどね。
ヒトラーの自決が戦陣以外での場所というのは当たらないと思います。
ヒトラーが除かれている理由の一つは、自衛でもない戦争始めて敗北を招いたことにあると思います。


A級戦犯合祀の経緯については、ブログ管理人さんが書かれておられますので、ここでは触れません。

>デフレ政策に転換
緊縮政策に転換したという意味なら違いますね。民主党政権下でも財政支出自体は増えているわけです。それでもデフレ進行はとまりませんでしたが、麻生政権下でもその前の福田・安部政権下でもデフレ進行は止まっていません。
民主党政権がデフレ政策に転換したという表現は間違いです。

>売国的円高
全く意味不明ですね。円高は内外情勢のいろんな原因があります。一国の政府の政策でどれだけ制御出来るものかどうか。為替介入もさしたる効果はありません。
現在の円安は、基本的には貿易赤字増大と日本経済の実力低下と言う実態経済の傾向を反映したものです。

2013.05.07 11:38 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

>今日本では戦犯という考え方はない
>彼らは戦犯刑死ではなく、法務死

BC級戦犯については気の毒な戦争の犠牲者という捉え方が出来ると思います。国内法的に戦犯は法務死としなければ、遺族年金の支給が出来ないという事情から国会で決議がなされたのも当然でしょう。
しかし、A級戦犯とされた人(全てとは言いませんが)たちには、そのBC級戦犯とされた人たちをも犠牲にし、多くの戦没者・犠牲者を生み出して国家破滅に追い込んだ戦争を始めた大きな責任があると思います。
戦犯という考えがないというのなら、戦争責任と言う考えもないのでしょうかね?(もちろんBC級戦犯とされた人たちに戦争責任がないことは言うまでもありません)
指導者に戦争責任を問えないのなら、もうそれは国家ではないです。国家意識のはなはだしき欠如としか言いようはないですね。

2013.05.07 12:03 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

>国民の議論という意味では、昭和28年の援護法改正より「戦犯」の名誉回復が左右社会党まで賛成して決議された時点で決着がついている問題

A級戦犯の戦争責任まで免除されたものではありません。
それは、訴追さえされなかった岸信介でさえ、1957年の総理大臣就任時に戦争責任を問われて「巣鴨などで充分に反省した」と答弁したことにも現れていると思います。
他にもA級戦犯で減刑釈放されて政界で活躍した人もいますが、彼らには主要な責任が無かったのだと認識されていたからだと思います。

元々社会党が戦犯遺族の救済や海外に拘束されている戦犯の早期帰国を提起したのは、労働者大衆の党を自認する立場からすれば当然なことでしょう。BC級戦犯こそは戦争に狩り出された労働者大衆に他ならないからです。
そのような背景をわきまえずに、A級戦犯の戦争責任まで免除され名誉回復がなされたと考えることは不当です。本来、戦争の犠牲者たるBC級戦犯救済を主な目的とされた決議などをもって、A級戦犯も名誉回復されたというのはおかしいと思います。

2013.05.07 12:49 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

国会決議の「戦犯」にはBC級という特定はありません。BC級を対象としているのであれば、そう明示したはずです。
この決議の考え方は、東京裁判は国内法上存在せず、そもそも日本に「戦犯」は存在しないというものです。
それは、援護法改正によりA級も含めすべての遺族に恩給が支給され、それに対して何の異議もなかったことでも明らかです。

2013.05.07 22:43 URL | 新参者 #azNr0LKw [ 編集 ]

>A様

ご説ごもっともな面もあるのですが、89条に関しては「学校教育法に則った教育をしている教育機関は公教育として扱う」ということですでに決着しているのではないでしょうか?

いまだに「89条があるから私学助成は違憲だ」なんて言ってる人も見ますが(ネオリベ系に多い)、むしろこういう意見にこそ「公=お上」的な扱いをしていて無理を感じます。

2013.05.07 23:23 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

>国会決議の「戦犯」にBC級という特定はありません
遺族に恩給が支給されるのだから区別つけるべきではないと言う当たり前な措置でしょうね。

国内法の上で戦犯が存在しないというだけで、国際的には講和条約締結に際して極東軍事裁判については受け入れているわけです。

それとは別に戦争始めた人たちの責任問題は別だと思います。もちろんA級戦犯とされた人全てに責任があるわけではない。
しかし、当時の総理大臣や軍統帥部や陸海軍大臣、外務大臣などの責任はあるのではないかと思います。

2013.05.07 23:40 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

新参者 さん、

いきなり私への返信が

> 逆に言うと、1975年の三木総理参拝までは問題にならなかったということですよね。

という文章で始まっていますが、その前のあなたのコメントにあった

> 話をまとめると国が神社に合祀するように指示し、神社側は誠意をもって時間をかけて何度も国に確認したうえで行われた合祀について、20年後になって中韓の反日カードにビビった政治屋たちが、靖国が悪いだの軍国主義だのと非難し出したのが事の本質です。普通の人だったら詐欺罪で国を訴えるところじゃないですか。

という文章は誤りであることをあなたは認めた、という認識でよろしいですね?

2013.05.08 00:42 URL | 古寺 多見(kojitaken) #e51DOZcs [ 編集 ]

以下、高橋哲哉『靖国問題』(ちくま新書, 2005年)から引用します。

> 今日の日本では、「A級戦犯」合祀問題は中国や韓国との間の問題であり、「外交問題」であるかのような印象が広まっている。中には、「靖国問題は中国や韓国による批判から生まれたもので、それ以前には何も問題はなかった」というような「論」まで見受けられる。しかし、そうした印象や「論」は誤っている。

> 「A級戦犯」合祀でさえ、中国政府による公的批判が開始される数年前から国内で問題かしていたのだし、一九六〇年代半ばから七〇年代半ばにかけて、まだ中国政府や韓国政府から靖国問題に関する公的発言がまったくない時代から、国内では「靖国神社国家護持法案」が政治問題化し、国論を二分する熾烈な論争が展開されていたのである。

2013.05.08 00:50 URL | 古寺 多見(kojitaken) #e51DOZcs [ 編集 ]

>飛び入りの凡人さん
それもこれもグレーゾーン状態で放置されているからで左派が自衛隊の事を「本当は9条違反なのに拡大解釈で合憲という事にしている」と叩き続ける様に右派もまた「本当は89条違反なのに拡大解釈で合憲という事にしている」と、合憲だと明記する改憲をしない限り永遠に叩き続けてくるでしょう。
それに政府の89条改正案を見ると宗教団体への公的資金投入を認める内容となっている事に注目すべきで公明党が89条(と20条)を改憲したい気持ちは総理が9条を変えたい気持ちよりおそらく上でしょうから私は9条より先に89条がおかしくなるのでは?という危惧を抱いています。

2013.05.08 22:36 URL | A #HfMzn2gY [ 編集 ]

新参者とかって忠魂碑訴訟とか知らないのかね。

社会党議員がどうしたとか言ってるけど、旧社会党の右派にはもともと大政翼賛会に参加した社会大衆党(安倍磯雄ら、後に民社党に流れる)の系列も含まれているから。

2013.06.30 20:09 URL | Executor #- [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2013.12.19 00:04  | # [ 編集 ]













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