きまぐれな日々

11月に入った。3日の「文化の日」は昔、日本国憲法の公布(1946年)を記念した祝日だと習ったような気がするが、ある時明治天皇の誕生日(戦前は「天長節」と言ったらしい)でもあると知った。恐らく、その日に合わせて日本国憲法の公布の日にしたというのがありそうなところだろう。現天皇の誕生日に東条英機らA級戦犯の処刑が行われた(1948年)ことも、もちろん間違っても偶然などであろうはずはない。前者には敗戦後も天皇を崇拝する保守政治家らの思惑が、後者には戦勝国の戦敗国に対する見せしめの思惑がそれぞれあったであろうことは想像に難くない。

ところで、現在も当時と比較されるべき、時代の大きな転換点(但し悪い意味でのそれ)に差しかかっていると思うが、あの寺島実郎でさえ「政界再編ではなく極右の再編に過ぎない」と喝破した(11/4のTBS『サンデーモーニング』)「第三極」とやらの動きも、今後の日本を焦土へと導く政治家同士の縄張り争いといえるだろう。

そんな中、民主党が次期衆院選で「中道」路線を打ち出す方針を固めたという。以下毎日新聞(11/1)より。
http://mainichi.jp/select/news/20121101k0000m010132000c.html

民主党:次期衆院選 「中道」路線を打ち出す方針固める

 民主党は次期衆院選で「中道」路線を打ち出す方針を固めた。自民党の安倍晋三総裁、日本維新の会の橋下徹代表、新党結成を表明した石原慎太郎前東京都知事が保守的な言動を強めていることに対し、差別化を図る狙いがある。次期衆院選マニフェスト(政権公約)や策定中の新綱領に盛り込む。

 野田佳彦首相は31日、衆院本会議の代表質問で、民主党の仙谷由人副代表から「改革志向の『民主中道』こそが民主党の理念、立ち位置だ」と水を向けられ、「主張に共鳴する。私なりの言葉で言えば『中庸』の姿勢で明日への責任を果たすということだ」と応じた。

 首相は前日の30日、細野豪志政調会長や安住淳幹事長代行らと首相官邸で会談し、次期衆院選をにらんで「中道」を全面アピールしていく方針を確認している。代表質問の答弁もその一環だ。

 同党幹部は「安倍、橋下、石原3氏の右傾化路線に対する明確な対抗軸になる」と解説する。

 ただ、馬淵澄夫政調会長代理は「『中道』を分かりやすくしっかり伝える言葉を考えなければならない」と語っており、具体的な打ち出し方は定まっていない。

 民主党は98年の結党時に定めた「私たちの基本理念」で「『民主中道』の新しい道を創造する」とうたったが、今年8月の党綱領原案には盛り込まれていない。【横田愛】

(毎日新聞 2012年11月01日 02時30分)


これに関連して、その少し前には同党の細野豪志がこんな発言をしたと報じられていた。産経新聞(10/28)より。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121028/stt12102819070003-n1.htm

安倍、橋下、石原3氏は「タカ派」 細野氏「民主はど真ん中」と強調

 民主党の細野豪志政調会長は28日、名古屋市で講演し、自民党の安倍晋三総裁や日本維新の会の橋下徹代表、新党結成を表明した石原慎太郎東京都知事に関し「3人は極めてタカ派的な言動をしてきた」と指摘。「戦後日本の平和主義、専守防衛という考え方は間違っていない。世論がタカ派の方向に流れるかもしれないが、民主党は真ん中にどっしりと立つ」と強調した。

(MSN産経ニュース 2012.10.28 19:06)


私に言わせれば、細野豪志はせいぜい「中道右派」だろうし、野田佳彦(「野ダメ」)は明白な「右派」政治家だと思うが、安倍晋三、橋下徹、石原慎太郎の3人はいずれも、政治思想と経済思想のどちらかまたは両方において「極右」と言って差し支えない政治家だろうと思う。細野はもちろん、「野ダメ」の比でもないことは当然だ。

このところ、「日本維新の会」の結成、安倍晋三の自民党総裁復帰、「たちあがれ日本」の「石原独裁党」(「たちあがれ日本」が一昨年から存在する以上「新党」という表現はおかしいので「石原独裁党」と表記する)への衣替えなど、まさしく寺島実郎が言う通り「極右再編」の流れが相次いだから、それより少し左の普通の「保守」のニーズを満たす政党がなくなった。だから、それを取り込もうとして民主党が「中道」を掲げたのは当然の流れである。実はそんなに大きくない「極右」のパイを安倍・石原・橋下の3人が取り合う形になったから、大票田をカバーするポジションが空いた。民主党はそれにつけ入ろうとしているのである。

谷垣禎一が自民党総裁だった頃には、私も「民主党は粛々と下野すべきだ」と考えていたし、当ブログにもそう書いたと思うが、安倍晋三が自民党総裁に復帰したあとは、「第2次安倍内閣ができるくらいなら、民主党政権が続いた方がまだマシだ」と考えるようになっている。それでも民主党の下野と第2次安倍内閣発足は不可避だとは予想しているけれども。

事実、10月28日に行われた衆議院鹿児島3区の補選で、自民党は国民新党から議席を奪回したものの、民主党が支持する国民新党の候補がかなり善戦し、「第2次安倍内閣発足確実」と楽勝ムードに浸っていた自民党執行部を慌てさせたらしい。谷垣総裁のままなら99%確実だった自民党の政権復帰の見通しに、安倍晋三というマイナス要因が足を引っ張り始めているようだ。やはり有権者の多くは5年前の安倍晋三の「政権投げ出し」を忘れていないとともに、国民生活そっちのけで「改憲」にばかりかまけた安倍晋三に対する否定的な評価は今も生きていると思われる。

この情勢に敏感に反応したのが橋下徹である。橋下は、配下の松井一郎、松野頼久と「たちあがれ日本」の平沼赳夫、園田博之を交えて石原慎太郎と3日に会談した際、「立ち上がれ日本」の標榜する「真正保守」を批判した。

こういう話になると、産経新聞の独擅場だ。ウェブサイトにも結構長い記事が出ているが、その中から一部を引用する。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121104/stt12110401110001-n2.htm

第三極結集、遠い「薩長連合」 橋下氏「『真正保守』とは組めない」

(前略)会談では、石原氏が「中央集権の支配から変えるのはこの機会しかない」と「官僚支配打倒」による大同団結を呼びかけた。

 橋下氏は、この場でもたちあがれ批判を展開した。

 「『真正保守』とか言っているメンバーとは組めない!」

 「大変失礼だが、石原御大もたちあがれとはカラーが違うじゃないですか?」

 「真正保守」について、平沼氏が「日本の伝統・文化を守りたいという意味で言っているのだ」と説明しても、橋下氏は「政策の決定基準にするのは違う。もっと合理的に決めなきゃ」と攻撃を緩めなかった。

 同席者の一人は「平沼氏が怒ると思ったが、黙って聞いていた」という。

 たちあがれ内には、橋下氏について「政策が違う」「本当の保守なのか」との異論があったのは事実だ。しかし、たちあがれは「石原新党」への合流を機関決定した。石原氏が突き進む橋下氏らとの連携を拒否する選択肢はもはやない。(後略)

(MSN産経ニュース 2012.11.4 01:09)


「真正保守」という言葉は久しぶりに聞いた。ひところ中曽根康弘ら自民党のタカ派勢力が、2006年の(第1次)安倍晋三内閣発足に乗じて、「保守本流」を僭称しようとしたことがあったが、「保守本流」(宏池会)からクレームでもついたためか、ある時期から「真正保守」をやたらと名乗った時期があった。

「真正保守」でググると、2009年10月10日に私が『kojitakenの日記』に書いた記事「『保守本流』と『真正保守』の区別もつかないネット右翼の劣化」が上位で引っかかるが、この記事にはその頃の空気の名残をとどめている。しかし、自民党の下野もあってその後「真正保守」なる言葉をネットで目にする機会はぐっと減っていた。その言葉を橋下が思い出させたのである。

世の中にはいろんなブログがあって、民主党の「中道路線」を歓迎しながら、つまり、民主党支持と思われるにもかかわらず、橋下が「真正保守」を批判したといって喜んでいるところもあった。しかし、橋下の狙いは「中道」を掲げた民主党と同じで、安倍晋三と石原慎太郎の参入で極右支持のパイの割に極右のプレーヤーが増えすぎてしまったために。支持層をそれより「左」側の普通の保守層や一部のおめでたい「リベラル」層に求めているに過ぎない。橋下はそういう損得勘定でのみ動いている。

その橋下の意図を読めずにか、あるいは読めていてあえてしているのかはわからないけれども、橋下の「真正保守」批判に拍手喝采を送るのは、それこそ民主党が獲得するかもしれない票を「第三極」とやらに流し込む効果しかないのではなかろうか。これは何も橋下・石原連合についてだけではなく、未だに橋下に秋波を送ることを止めようとしない小沢一郎の「国民の生活が第一」と橋下が組んだ場合にも当てはまる、というより、このケースの方が民主党の票をより大きく食うであろうことは明らかだ。それにもかかわらず、橋下と小沢が組むことを願うかのような論調は、はっきり言って私には理解不能だ。

それと比較すれば、小沢一郎が橋下に秋波を送るのを止めて「国民の生活が第一」に「リベラル政党になれ」と求めるブログの主張の方がまだ筋が通っている。面白いと思ったのは「リベラル政党であれ」というのではなく、「リベラル政党になれ」という表現であって、つまりたとえ小沢一郎を支持する人であっても、今の「国民の生活が第一」は「リベラル政党ではない(リベラル政党とみなすことはできない)」と思っているということだろう。

実際、原発政策一つとっても、民主党、国民の生活が第一、日本維新の会のいずれも「脱原発政党」とはみなされない。それは、この3党のどこをとっても「脱原発」とは矛盾する「核燃料サイクル」の継続を求める議員が多いことから明らかだ。3党はいずれも「なんちゃって脱原発」政党と言うほかない。

また、集団的自衛権に関しても、「国民の生活が第一」は小沢一郎の長年の持論に従って、基本的には政府解釈の変更を求める立場だ。「日本維新の会」は憲法9条の明文改憲派である。この点では集団的自衛権の政府解釈を偏向しないと打ち出した民主党が3党の中ではもっともマシだといえるだろう。

とはいえ、その民主党にしても、間違っても「リベラル政党」だとは私は思わない。保守政党である。しかし、その民主党の中でもタカ派の野田佳彦の内閣の方が、安倍晋三だの石原慎太郎だの橋下徹だのが首班になる内閣と比較すればまだしもマシだとしか思えないところに、日本の政治のどうしようもない閉塞感がある。
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「鹿児島3区補選で共産党が候補者を擁立しなければよかったのに」とほざいているシンパがいる自民党野田派に未来なんかないさ。
国語と算数ができれば言えない理屈が通用するのは「ふざけんな」という話です。
件のシンパだって解党されれば言ったことを忘れて自民党安倍派とかに擦り寄るだろうし。

2012.11.05 20:54 URL | 不肖の弟子 #hgGo7H3Q [ 編集 ]

濱口桂一郎氏のブログより。

「天声人語はネオリベサヨがお薦め?」
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/3344/3288/83251603

確かに「リベラルで小さな政府」指向の政党って、いかにも朝日新聞やその熱心な購読者層が好みそうなパターンですね。
こういう人たちってどこに投票するんでしょうか。非常に興味があります。
民主がこけた今の状態では、とりあえずは「石原新党以外の第3極」しかないと思うんですがねえ。

つーか暗に維新を一押ししてるだろ、天声人語さんは。
「抜き身のままでは~日本維新の会も引くだろう」
というあたりの表現にそれが匂ってくるよ。

2012.11.05 22:03 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

>とはいえ、その民主党にしても、間違っても「リベラル政党」だとは私は思わない。保守政党である。しかし、その民主党の中でもタカ派の野田佳彦の内閣の方が、安倍晋三だの石原慎太郎だの橋下徹だのが首班になる内閣と比較すればまだしもマシだとしか思えないところに、日本の政治のどうしようもない閉塞感がある。

御意。
自公民、それに金権腐敗政治の元凶自民党という泥舟から脱出して、雨後の筍のように生まれた、ルーツを同じくする、本籍自民党の極右諸政党。
アメリカ、日本財界の手のひら上で右往左往しながら、国民をイジメて搾取を強めている。
これ等の悪党は、変えることが不可能な人類普遍の原理である「国民の命、暮らし、生業、自由・権利、議会制民主政治、地方自治」をズタズタにしつつ反動政治を押し進めている。「法の支配」の政治などは眼中に無いようだ。残るはファショ政治だけか。
主権者である国民との矛盾は益々強まり、拡大するばかりである。従って、これ等の悪党には未来は無いものと思う。

2012.11.06 11:31 URL | 矛盾元太郎 #wMyNaENg [ 編集 ]

民主党がマシですかねえ・・・。

このたびは「生活保護を事業仕分けする」とトンデモないことを言い出しましたが・・・。
ご存知とは思いますが、日本の生活保護受給率は欧米諸国と比べて1/3~1/5という低率です。
それというのも、受給レベルにある人が救済されていないからに他なりません。つまり現在でも、日本の生活保護は低いレベルにあるというのに、さらにレベルを下げようというのです。
これは芸能人親族へ一連の「ナマポ叩き」に端を発する、毎度お馴染みの日本人妬みの構造に民主党が迎合したものといえるでしょう。
民主党の政策はいつもそうです。とにかく大衆人気を狙いたい、でもいつまでもそれが続くわけがない、その結果が今の悪評です。

マスコミは第三極をなんとしてもネオリベにしたいわけですよ。だから石原(ややネオリベ)と河村(超ネオリベ)橋下(激烈ネオリベ)とといったネオリベの連携を、朝日・毎日からすれば自分たちの主張とは違う政治的右翼発言に目をつむっても進めたいのでしょう。
思想右翼の安倍自民、ネオリベの野田民主とくれば、第三極は当然社民主義であるべきだと思うのですが・・・。
いつの間にか、第三極候補は石原や橋下に決まっているかのような煽動報道がされている、残念なことにたぶん、日本人はこの流れに乗ってしまうでしょう。
かつて戦争をすれば泥沼化して国が焦土となるまでやめようともしなかった国民性です。転落するところまで転落しなければ気付かないでしょう。

2012.11.06 22:10 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

飛び入りの凡人 様

同意します。
今の松下政経塾出身者の保守の民主党では支持できない。「中道」でなない、前原、野田あたりは保守。
「それでも、まだマシ」か、どうか悩みどころです。
まさに転ぶ所まで転げ落ちないとわからないのか?
近代史から何の反省も勉強もしていない国民なのでしょうか?
1930年代にもどってしまうのか?

2012.11.07 08:46 URL | まんなかが一番 #- [ 編集 ]

飛び入りの凡人さん、

> 思想右翼の安倍自民、ネオリベの野田民主とくれば、第三極は当然社民主義であるべきだと思うのですが・・・。

そりゃそうですよ。で、現在「社民主義的」な政策を掲げてるのって、共産党しかないと私は思っています。で、選挙ではそれこそ「消去法」で共産党に入れますよ。でも、共産党政権なんてできるわけないでしょ。

言わずもがなですが、記事では民主党と自民党、日本維新の会という、政権を争う政党にを比較しています。

まさか、「国民の生活が第一」や社民党あたりに期待してるんじゃないでしょうね。「生活」の政策は(ポピュリズム政党としての性格も)、本質的に民主党と変わらないと私は考えていますし(もともと同じ党にいたんだしね)、小沢にすり寄るだけの社民党は解散した方が良いと私は思っています。

2012.11.07 08:58 URL | 古寺多見(kojitaken) #e51DOZcs [ 編集 ]

>選挙ではそれこそ「消去法」で共産党に入れますよ。

今の日本共産党は、政策的にも体質的にも色々と弱点や欠陥だらけだけれど、それでも、オレも選択肢は共産党しかないと思うね。

ただ、「議席倍増」程度の「ホラ」しか吹けない今の志位共産党じゃ、「ホラ」どころか日本の政治・経済情勢が求めている変革のための気迫や構えさえ出来ていないと思うけどね・・・・(泣き笑い)

例えば、湯浅氏程度の著名人を自党「推薦候補」として送り出すための候補者政策や折衝努力とか・・・(ノーベル賞作家モラビアを自党候補としたむかしのイタリア共産党や、近年の南米左翼の統一候補政策を見よ!)

2012.11.07 10:06 URL | バッジ@ネオ・トロツキスト #CrLMSZ1k [ 編集 ]

今頃慌てて(?)中道だと言い始めても白々しい感じがします。極右政治家と比較して中道だなんてアピールする前に、歴史的に見て戦後日本の歩みの中で、この3年やってきたことを「中道」なんて呼べるのかと言いたい。

一概に日米同盟強化が「保守」「タカ派化」というつもりはないが、それにしても中道アピールの一方で、日米ガイドラインの再改定協議がはじまったとかいうニュースも出てる。武器輸出緩和、「動的防衛力」、普天間基地への対応、韓国との軍事協定(直前でストップしているらしいが)、これらのどこが中道なのか、専守防衛と矛盾しないのか、しっかりした説明を民主党の政治家から聞いたこともない。また、下野する前に中韓との関係をなんとかすべきだと思うし、普天間基地の現行案にしがみつくのは止めるべきだと思う。

2012.11.07 11:10 URL | Tsunoda #tHX44QXM [ 編集 ]

結局、Tppに反対かどうかが重要と思います、見た目やことばだけの思想なんか無視ですよ。

政策とその条文になにが書いてあるかです。
あとは消費税増税撤廃。原発はごまかしが利くのでその次ぐらいかと。

そうすると共産か国民生活連合で。共産党は政策を国民と合わせなくても、選挙協力を裏でやっていたら本気を感じるんですが…
財政政策で野党としては政府支出を増やせと言いづらい状況においてこの消費税増税などの税制の戦いは重要かと思いますから。頑張って下さい。

因みに不況からの回復と不況の原因と見られるネオリベ的銀行の規制緩和に関しては ポールクルーグマンの不況を終わらせろ という本があります。

2012.11.07 20:45 URL | 基礎固め 基礎 #9vmGcdU. [ 編集 ]

個人の自由や権利をただひたすら追求するだけの「思想的リベラル」だけならむしろ選択肢は増えていますよね。
みんなの党にしろ維新にしろ、公務員以外の自由は別に制限してませんから。
しかしながら、「リベラル+経済左派」というのは確かに共産党だけですね。
思想的リベラル度だけなら、
「民主」「みんな」「維新」「社民」の4党が共産よりさらに上かと思います。
「生活が第一」については正直よくわかりません。
何だかつかみどころがなくて。

2012.11.07 21:46 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

>「基礎固め 基礎」さん
自分は、TPPに前のめりになってる(?)民主党などの一部にも危うさを感じるしTPP批判派の主張にも一定の理解はあるんだけど、昨今の反TPPの言動ってのを見ていると危うさを感じるんだよね。

彼らの言説にはよく「国民の生活」とか「国民経済」とかが登場するんだけど、それはTPPなど外圧によってシバき政策を強いられる際には有効なのは確かだけどね。でも仮にTPPに不参加になったとしても、今度はTPPに対抗するため・中国や韓国などに対抗するためって名目でシバき政策を行われた場合には、寧ろ「国民の生活」って言葉は推進の旗印になってしまう可能性が高いんだよ。

政府債務や需要とかの問題でも、外国に依存してないから大丈夫とかって主張は結構見受けられるんだけどね。それは国内問題だと無茶振りで荒業繰り出して強行解決が出来てしまう、ってことが含意されてると見るべきなんだよ。外国に依存してないから安心じゃなくて、国内で支えていることはいつか自分たちがツケを払わされるって考えるべきってことで。

>「元大阪府民からの伝言」さん
加藤陽子氏が佐高信氏との対談で、日本を戦時協力・総動員体制に持っていく中で「不幸の均霑」って大義名分が持ち出されたことを指摘していたんだよね。

菅政権の「最少不幸化社会」を批判する意図で加藤氏は「不幸の均霑」を指摘していたんだけど、加藤氏の意図とは裏腹に寧ろこれこそが日本のリベラルの弱点を示しているって気がするんだよ。つまり「不幸の均霑」的なソーシャルな助け合いには否定的で、個人の自由や権利を追及する「思想的リベラル」に留まってしまう訳で。で、そうした「不幸の均霑」への不満が皮肉にも(加藤氏が同時に批判した)小泉純一郎的なネオリベへの拍手喝采になってしまうんじゃないかと思ったりするんだよね。

2012.11.08 12:32 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

そのシバき政策がどういう市場や政策かに寄ります。
競争原理を入れればどこでも改善するというのはありません。マスコミはそういうレトリックで話しますが
tpp所謂自由協定で日本の脅威になった市場は?そしてその国は繁栄しているか?韓国もメキシコも衰退しています。サムソンを繁栄させるために外国にかわれた債権による金融危機も住宅バブル、銀行倒産ではデメリットがおおすぎます。
また自由協定とは環境基準などの規定も許しません。アメリカ以外は、冗談ではなく。
遺伝子操作品種の制限はできず、それに関連して種子が自然交配した場合、悪意のある第三者による特許の訴えがあります。規制を出来なくするメリットは?そして放射線問題があるのにメリットは?不況やデフレの今割安品や外国産で資産を中で回さず外に出すメリットとは?アメリカのコーポラティズムを注目。

国内のツケもよく言われますよね。でも現実は韓国やロシア、タイそしてユーロはどれも外国による債権者の問題です。米国、英国日本の負債額は遥かに多いのに。国債自警団を注目。
tppは郵貯や銀行金融の緩和も入っています。今は規制緩和や建設に対する支出ではなく、福祉やそれに関する人件費を支えたり、パイを大きくする政策ではないでしょうか。

そしてあまり知られていないのが交渉や条文情報を得るには条約締結が義務付けられた参加をしなければならない条約だということです。交渉にはいったら抜けることは出来ません。
冗談ではなくユーロが反対するきっかけはウィキリークスのたれ込みがあったからです。そしてアメリカ大企業だけには通知されていました。まさにショックドクトリンの準備としては申し分ないやり方です。

長くなりすみません。もっともっと勉強してもっと答えられるようがんばります。

2012.11.08 22:28 URL | 基礎固め 定義 #23OeevKQ [ 編集 ]

リベラルが、ただ個人の権利や自由を追求するだけのものとは思えないんですけどね。
そういうリベラルもあるとは思いますが、自分の権利や自由を追求するならば当然ながら他の人の権利や自由も尊重しなければおかしいですよね。
そう言う社会的なリベラルと言うのもあるわけです。
米国で保守VSリベラルと言う場合には、保守が個人主義濃厚な自由主義であり、リベラルとは社会全体で個人の権利や自由尊重出来るようにしようという社会性重視な思想でしょう。そこで、保守からはリベラルは社会主義と非難されるわけです。

日本でも、社会民主主義とはそういう意味でのリベラルと言えると思うですけどね。
だからリベラルをもって、ただ個人の権利と自由ばかり追求するものと捉えることは一面的でしょう。それは、むしろ自由主義と呼ばれて来たものであり従来の範疇では保守に分類されるものではないでしょうか。
私は、社会全体を底上げして全ての人に普遍的に権利や自由を保障するような社会民主主義的なものをリベラルとして呼びたいです。

2012.11.08 23:57 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2012.11.09 18:44  | # [ 編集 ]

>「基礎固め 定義」さん
自分もTPP推進論者の語るバラ色の未来には流石に同意しかねるし、矢鱈自由化したことが齎したマイナス面ってのも無視できないとは思うんだけど・・・・・

>>自由協定で日本の脅威になった市場は?そしてその国は繁栄しているか?韓国もメキシコも衰退しています。

自由貿易地帯であることを選択して一応は繁栄を遂げたシンガポールってのもある(しかもTPPを最初に呼び掛けた国でもある)んだが・・・・・それは兎も角、よく反TPPの言説では(それに先立つNAFTAで)メキシコが被害を被ったって言われてるんだけど、その一方でカナダでの国民皆保険は維持されているってことはスルーされているんだよね。岩上安身ですら認めているんだけど。 https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/186878645191720960

そもそも「サムソンを繁栄させるために外国にかわれた債権による金融危機も住宅バブル、銀行倒産」って言うけど、外国どころか国内の資金でそれやって、その後始末に未だ苦しんでいるのが我が日本だったりするんだよね。仮にTPPに入らないとしても、同じことを繰り返すってことは考えない?

>>国内のツケもよく言われますよね。でも現実は韓国やロシア、タイそしてユーロはどれも外国による債権者の問題です。

最近『国家は破綻する──金融危機の800年』 http://amzn.to/Xp7nRL って本を読んだんだけど、対外債務よりも国内債務に於いてこそ結構デフォルトとかそれに近い様な(歴史で言う「徳政令」みたいな)踏み倒しや国民へのツケ回しってのが行われたりされているんだよね。

考えてみるとそれも道理で、対外債務では下手すれば外交や貿易が絡んだりして(食料とか資源とか対外依存している国だと)一つ間違えれば「国民の生活」まで大打撃を受けかねないってこともあるのに、国内の債務は政治的に決着をつけるのがずっと容易だったりするんだよね。日本は国家破綻しないと頻りに唱えている三橋某とか高橋某とかが「いざとなれば税金を取り立てたりインフレで何とかなる」ってことをどう理解してるんだ?まぁ、デフレ傾向だからインフレがどうした!って言うかも知れないけど、徴税権とかシニョリッジとか口にしている論者が往々にして福祉政策や再分配に否定的ってことを考えると、あまり首肯は出来ない。

>>今は規制緩和や建設に対する支出ではなく、福祉やそれに関する人件費を支えたり、パイを大きくする政策ではないでしょうか。

敢えて言うが、それはTPPに加入しないと回避できることなのか?と言うのか、「国民の生活」のために規制緩和をしてパイを大きくする、って言うのが他ならぬ10年くらい前に盛んだった「コーゾーカイカク」だったのだが。

アメリカの何鱈要望書に従って改革が行われていた、って関岡某が喧伝したお陰で意外に忘れ去られているんだけど、そもそも規制緩和にせよ公共事業などの支出にせよパイを大きくする政策にせよ、実は国内の経済界や政官界が「国民の生活」のために、更にはアメリカやアジア新興国に対抗するために、散々主張されたり論議されたりしたことの繰り返しなんだよ。「そのシバき政策がどういう市場や政策かに寄ります」なんて尤もらしいこと言ってるけどさ、それはここ何十年もやられていることの堂々巡りだってことくらいは理解した方が好いよ。

2012.11.09 20:30 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

日本において社会民主主義型のリベラルは、いまだ根付いていないと私は感じています。
原因のひとつは、リベラルが救済対象とする属性が長らく固定化されているからではないでしょうか。
具体的にいうと女性、外国人、貧困者などですが、現代では彼らが必ずしも社会的に不利な立場におかれているとは限りません。
女性のエリートや富豪の外国人も普通に存在します。
貧困層でも人的コネクションに比較的恵まれており、とりあえずの生活には困らない者もいます(意外とここが見落とされがち)。
反面、若年層、とりわけ男に対してリベラルは概して冷淡にみえます。
雇用の冷え込みに直撃され、運よく就職できても激務に追われ、結婚においても同年代の女性より不利にさらされている若年男性層に対し、左派政党が支援策を強く打ち出している様子は感じられませんね。
これでは民主や維新やみんなの党と一体どこが違うのか、と。
上記3党も社民も共産も女性、外国人、貧困者に対しては多かれ少なかれ擦り寄ってはいますが、一方で若い男をしばきまくっているようにしか見えません。
若年層に自民党支持が多いという話を聞いたことがあるのですが、このような状況を踏まえればまあわかる気もします。
第3極の「みんな」「維新」も若年層の男にとっては不愉快な政党だと思います。
20代で安定した高支持率をキープという話は一度たりとも聞いたことがありませんし。

2012.11.09 20:52 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

杉山様わざわざ返信すみません。情報ありがとうございます。

杉山さんもtppの危なさはわかられていると思います。そして貴殿が心配しているツケというものを起こりやすくしてしまうということを私は思っています。
まず杉山さんが書かれているように日本がここ最近どの製品サービス市場でどのような規制緩和や規制や補助をやってきたかを調べ定義することによって解決策が見つけやすくなる、また自由競争はどの市場でどのような規制水準がよいのかしらべる、そういう意味で最初のほうの文章は書いています。杉山さんの知識を生かして更に自分のちしきの正確を高めようと思います。
此処から先は反論もはいるのですみません。羅列も。
シンガポールがどこの製品市場で成功したかそしてそれをどのようなに国民に還元しているのか調べてみます。

カナダの例どういう趣旨の例でしょうか?論理の展開が見づらかったので。繁栄というより保険が崩れずにすんだ例?岩上さんも一緒に調べてみます。

国内債権で起こったというのは住専やバブルのことでしょうか。住宅バブルは私もまた起こる可能性はあると思います。銀行金融規制緩和やtpp参加なら尚更。ポールクルーグマンの不況を終わらせろという本は良いですよ。

勿論デフォルトもあります。しかしデフォルトや政府介入にはメリットがあります。例えばアイスランドは銀行のむちゃな債務をデフォルトしツケは国民は負わせませんでした。これが外国債権者だった杉山さんが書かれているように硬直です。
その硬直性悪い例がスペインで統一通貨だったため経済の停滞を政府が金融政策で通過安に出来ませんでした。なんとか欧州銀行がその役割をやる方向になりましたが。杉山さんのツケとはなんなのかどういうものか指摘の本で調べてみます。
私は税金逆効果だと思います。某ではなく名前だして貰うと助かります。どんな奴なんだろ。インフレに関しては否定はしません。ハイパーインフレを叫んでるアホは無視。どのようなに上げるかどこまであげるかは重要政策で、悩みどころでもあります。名目と実質や石油など短期インフレの重視度合いなど勉強いっぱいです。

私は小泉構造改革のネオリベ的に規制緩和だけパイが広がるとは思ってません。また自民党がやってきた建設に対する支出ももう必要ないと思っています。そういう意味で書いたんですがわかりずらかったですかね。

2012.11.09 23:45 URL | 基礎固め 返信 #sK7dvhWA [ 編集 ]

肝心なとこを親指姫が書き損じているので追加します。推測できそうなとこは省きます。娘にあまあま。

解決策は不況に対する解決策です。また小泉の改革でパイが広がるとは思っていません。

むしろ逆効果で、非正規雇用の拡大や看護師雇用の規制緩和は私が考える福祉に関する政府支出とは逆です。雇用側や資産家側が得になるだけ。
杉山さんのいうシバき政策とはこれらが入っていると思います。

2012.11.10 07:00 URL | 基礎固め 親指姫 #l1q0NCG. [ 編集 ]

民主が駄目認定されたのは、結局はまともな経済政策が実施されなかったからだと思います。
子ども手当というある種のベーシックインカムは与えても、公共事業に消極的で雇用は創出できなかったし、その気すらなさげでした。
再分配や給付だけでは人間の承認欲求は満たせないという意見をしばしば見かけるのですがまさにその通りと言えましょう。
給付に頼るよりは、可能な限り仕事について自分の力で稼ぎを得たいというのが日本人の一般的な考え方だと思います。
失業者には給付を与えていれば済むという問題ではありません。
これはある意味排除にもつながります。
特に地縁血縁に恵まれない、出身地から遠く離れて住む若年単身者や核家族の世帯主が失業した場合、社会からほぼ完全に孤立してしまいます。

自民党人気の盛り返しは過去の実績によるものが大きいですよ。
小泉時代にネオリベに傾倒したとはいえ、それ以前では曲がりなりにもなんとか転がしていたわけですし、福田麻生ではネオリベ色を薄めつつありましたし。
別に右バネばかりを評価してる人ばかりではありません。
列島強靭化等、公共事業の復活にも期待はあるかと思いますよ。
実施されるかどうかは別として、公共事業のやり方を知っている(と思われる)のはもはやこの党しかないですから。
国民新党にはもう亀井静香はいませんし。
かといって自民マンセーというわけではないので、誤解なきよう。

2012.11.10 08:30 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

>「基礎固め~」氏
>>カナダの例どういう趣旨の例でしょうか?論理の展開が見づらかったので。繁栄というより保険が崩れずにすんだ例?岩上さんも一緒に調べてみます。

繁栄とまでは言えないけど、少なくとも反TPPの言説ではミスリードや極論を引き合いに出していることが結構見受けられるんだよね。あの後、TPP原加盟国やその後の参加国での医療制度を少し調べてみたんだけど、完全に民間に委ねているのはアメリカくらいなんだよね。他は何らかの形で国の管掌の医療保険が存在していて、その一方で民間の医療保険や自由診療も存在しているのが主なんだよ。まぁ、現行の国保中心の医療体制が縮小されてしまうってのは危惧するのも当然なんだけど、少なくともアメリカみたいな完全廃止を引き合いに出すのも説得力に欠けると思う。

あと、よく反TPPの言説で引き合いに出されるISD条項にしても、例えば日本企業が(ISD条項が無かったが故に)損害を被ったりした例もあるし、アメリカの企業が有利だってのも実際調べてみるとそうとも言えないってことがあるんだよ。一応、ミスリードの典型みたいなのを一つ示しておくので。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1474790004

>>しかしデフォルトや政府介入にはメリットがあります。例えばアイスランドは銀行のむちゃな債務をデフォルトしツケは国民は負わせませんでした。これが外国債権者だった杉山さんが書かれているように硬直です。
>>その硬直性悪い例がスペインで統一通貨だったため経済の停滞を政府が金融政策で通過安に出来ませんでした。なんとか欧州銀行がその役割をやる方向になりましたが。

一つ確認するけど、アイスランドもスペインも対外債務が大きかったんだよね?

てことは日本で同じことやっちゃうと、先ず国債を買っている国内の金融機関は大損害・あっという間に企業への貸し渋りに向かって経営破綻が続出し、しかも徴税権だの通貨発行権を行使してあっという間に重税や物価高ってことになるじゃん。それで何らかのセーフティーネットを整備すりゃ未だ慰み様があるもんだけど、そもそも(国内債務だから大丈夫って論者は)再分配や社会政策に否定的なのが常なんでしょ?これでも大丈夫なんて言われるのかしら??

>>私は小泉構造改革のネオリベ的に規制緩和だけパイが広がるとは思ってません。また自民党がやってきた建設に対する支出ももう必要ないと思っています。

>>非正規雇用の拡大や看護師雇用の規制緩和は私が考える福祉に関する政府支出とは逆です。雇用側や資産家側が得になるだけ。

うーん・・・クルーグマンを読まれているなら御存知なのかも知れないけど、所謂パイを増やすってのは言うなれば経済成長を目指すってことなんだよね。で、そのために需要を増やしたり生産性を向上させる様促したりするために色々やったりする訳だ。

ところが経済政策ではもう一つ重要なのがあって、如何にパイを巧く分配させるかで今何処の国も頭を痛めているんだよ。具体的に言えば、パイを増やすために規制を緩和しました・起業を促しました・自由化もしました、確かにパイは増えちゃった・でもパイの分配は偏っていてパイさえ食えない人々も目立ってる、それが今の世界経済。

何と言うかさ、「パイを大きくする政策ではないでしょうか」ってのを口にしている時点で、実のところ問題を理解出来ていないのでは?って思っちゃうんだよね。

2012.11.10 20:41 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]

共産社民などなどの革新陣営が退潮しなかなか注目されない理由は、たぶん、kojitakenさんのように万事上から目線でインテリぶりっ子で、いかにも大衆どもは阿呆に見えて仕方がない俺がこんなに啓蒙してやってるのにという傲慢さがにじみ出ている方がかなり多いからだと思います。
かの池上彰氏がどうして大衆の心をつかんだのか今一度省みぬかぎり左翼陣営の躍進は期待できないでしょう。

2012.11.10 21:45 URL | 東富士三太郎 #gKumvUXs [ 編集 ]

>元大阪府民からの伝言あ様

まあ、現実のリベラルや左派政党が問題を抱えている事は事実です。特に社会構造の変化に対応した政策や方向を打ち出せてないことは事実でしょう。(それは保守や自民党も全く同じだと思いますが)その事を認めた上での話ですが。

>リベラルが救済対象とする属性が長らく固定化されている
>具体的にいうと女性、外国人、貧困者など
別に何か特定のものを救済対象としていることはないと思いますよ。
女性の社会進出をはかり、その労働力を生かすことは社会全体の利益となりますし、各家庭においても家計を助けることになります。外国人も同様なことは言えます。
また貧困者を支援しなければならないのは、誰もが貧困に陥るリスクが高くなっている現代社会の安定と維持とを図るためです。貧困であってもネットワークがあり「とりあえずは困らない者」ばかりではないことこそが社会の問題なのです。
貧困リスクを減らし、たとえ失業や破産しても再出発が出来るような社会であるためにこそ貧困支援は必要と思います。
そのような人を切り捨てる社会に未来はありません。

>若年層、とりわけ男に対してリベラルは概して冷淡にみえます
そうですかね。現在の格差拡大の犠牲となっているのは、中高年も女性も同じでしょう。
大企業の事は分かりませんが、零細中小では経験と技能のある中高年が「年寄り」扱いされバンバン切られていますよ。
別に自民党のせいで格差が拡大したとは思いません。それは、経済構造の変化によるものです。
それに対して有効な対策を打ち出せないのは、リベラルも左派政党も保守も自民党も同じですよ。
若年層に冷淡と言うのなら、政権政党であったにも係らず若年層対策が出来なかった自民党の責任も問われる筈です。もちろん、そんな特定の政党や勢力にだけ責任を被せてもしようがないことですよね。

>若い男をしばきまくっている
先ほども言ったように、しばかれているのは若い男に限らない。そして、しばいているのはリベラルではなくてグローバル化とIT化の進展による経あ済構造の変化なんですよね。
何か、世代間の格差が本質問題かのような議論が世の中にはあるわけですが、それは格差問題の本質を逸らし何かを悪者にして気分を晴らすに過ぎないものです。
もちろん、年金などで若年層に大きな不利益が生じていることは事実ですし、現在の社会保障制度が現役世代を支えるものでないことは確かと思います。

2012.11.10 23:53 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

東富士三太郎さんがおっしゃるところの
「インテリ左翼の上から目線」
という弱点をついたのが橋下であるという説は結構出回っています。
確かにこれは一理ありますね。
まあアイツの場合はそれがしつこすぎたことと、自らの言動や維新の政策における矛盾をつかれ、インテリ左翼と「同類」であると見なされて大幅に勢いを落としたのですが。
橋下をうまく攻撃したのはやはり適菜収でしょう(ここでは評判が悪いけど)。
著書でもツイッターでももう糞味噌に名指しでけなされているのに、なぜ橋下は彼を攻撃しないのか。
自身が左翼よばわりされていることをこれ以上知られたくないからだと思いますけどね。
だからひたすら無視するのでしょう。

2012.11.11 05:27 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

>元大阪府民からの伝言様

上から目線なのはインテリ左翼ばかりではないと思いますよ。
数年前の派遣切り問題の時の保守系知識人の「自己責任論」や、西部邁の大衆論など上から目線としか思えませんが。

申し訳ないですが、適菜収もそうではないかと思います。
週刊新潮6月21日号『民主主義が生んだ「B層」即ち「衆愚」のメカニズム』という適菜収の寄稿を読みましたが、特定の階層を「B層」「衆愚」と固定して攻撃するものです。
もちろん、大衆というか人間誰しもの中に「B層」や「衆愚」と呼ばれるような要素はあるわけで、それをみんながそれぞれ自戒しなければならないことは事実です。それは人間誰しもの中に「悪」を為す要素はあるのだから、それを自戒しなければならないのと同じです。
しかし、「B層」や「衆愚」を特定の世代や階層・グループにおっ被せてしまうのは、「悪」を特定の階層・グループにおっ被せて自分たちは「悪」からは免れている「善」であるという傲慢な考え方と同じようなものであり「上から目線」でしょう。
そのような考え方の基礎にあるのは、西部などの「エリートVS大衆」という国民分断の図式であり、大衆蔑視から棄民論につながるものと思います。

橋下が適菜を攻撃しないのは、反論する必要性を感じていないかに過ぎないと思いますけどね。

2012.11.11 12:03 URL | ミリシヤ #- [ 編集 ]

杉山様

私は再分配支持でセーフティーネットは政府の失敗はおこりづらいと思いますので不況の政府支出ではまずやるべき政策だと思います。また不況時に緊縮や増税は逆効果だと思います。

アイスランドはデフォルトの例。債務の比率までは調べていません。すみません。スペインは通貨政策の硬直の例です。日銀は欧州銀行より大幅な国債買取が出来るので危機発生間近で止められと思っています。勿論政治の方がそれをやらない可能性があるのが懸念です。今の民主だと遣らない可能性有ります、前原なんて日銀に外国債権買えとか言ってますし。

杉山さんが整理してくれたので、他の方に分かりやすくするため再分配反対者や緊縮や増税論者の考えを推論して見ます。

前者、トリクルダウン信教者、後者は安心の妖精の信教者の可能性がたかいです。
トリクルダウンとは経済が繁栄または一部分が繁栄すれば勝手に自動的に下部や労働者に恩恵がいくという考え。安心の妖精はその名の通り破綻する恐怖感が増税や緊縮で安心感に変わり需要が増えていくという考え。日本における建設業界みたいに飽和的と思われる市場は予算を減らして変わりに別の支出や政府保障に回した方がいいと思われるけど…。

後者が以前の私含めて陥りやすいですが、二つとも学問的にも歴史でも実証されておらず、反証の事実ばかりだとクルーグマンは言っています。ちなみに二つとも金融資本家には特に得になる…。

2012.11.11 12:41 URL | 基礎固め 信教 #yDpBpGe. [ 編集 ]

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2012.11.15 07:13  | # [ 編集 ]













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