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きまぐれな日々

それに気づいたきっかけは金子勝氏のTwitterだった。
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/213671421409366016

大手メディアの社説やコメンテーターが「決められない政治」脱却を大合唱。若者の非正規雇用化や家族の解体でもたない社会保障制度はそのまま、自民党の国土強靱化法案を批判せずに社会保障をバラマキと言い、なし崩しの原発推進も肯定。逆戻りしても日本の未来はない。変われない政治が問題なのです。


6月16日付朝日新聞社説を見てみると、タイトルが「修正協議で3党合意―政治を進める転機に」となっており、本文には「この合意が『決められない政治』を脱する契機となることを願う」、「なぜ『決められない政治』に陥ったのか。それは、政治家が厳しい現実と向き合うことから逃げてきたことが大きい」といった文章が並ぶ。

他紙も、毎日「『決める政治』を評価する」、読売「『決められる政治』に転じる貴重な一歩としてもらいたい」、産経「『決められぬ政治』回避したが社会保障抑制は不十分」と、朝日も合わせて「決める政治」「決められる政治」「決められぬ政治」「決められない政治」とみごとなまでのワンフレーズ・ポリティクス。しかも4社で語尾が少しずつ異なっているところまで笑わせてくれる。

大新聞、特に朝日新聞に対する批判は、『kojitakenの日記』にも書いてホッテントリになったが、そこで触れなかったことをこの記事に書く。

私は、マスコミが政府を批判する言葉として「決められない政治」というフレーズを用いていることはもちろん知っていたが、それを朝日や毎日も前面に押し出して堂々と使ってくるとまでは思わなかった。それは、「決められない政治」批判を行う者が念頭に置いているに違いない政治家を思い起こさせるフレーズだからだ。

そう、橋下徹である。

検索語「決められない政治 橋下」でネット検索をかけると、下記日本経済新聞の記事が引っかかる。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2401H_U2A520C1EB1000/

橋下現象の背景に「決められない政治」 米紙分析

 米紙ワシントン・ポストは23日付の1面と14面で、次期衆院選に向けて注目を浴びる橋下徹大阪市長に関する記事を掲載した。橋下氏が支持を集める背景には政治、経済の現状への「国民の不満」があると指摘。「決められない政治」への嫌悪感が改革を訴える橋下氏への支持と結び付いていると分析している。

 「橋下現象」を巡る米側の関心の一端が米メディアを通じて表れた。橋下氏について「部外者が日本の政治に一石を投じた」とし、「橋下氏の政治手法が名声を広げた。敵をつくり、その敵と競うという能力に優れているからだ」と説明した。

 橋下氏が代表を務める「大阪維新の会」は現在、国会で議席はないものの、衆院選では200人の当選を目指していると紹介。現実に200議席を獲得した場合、橋下氏が一気に首相になる可能性もあると記した。(ワシントン=吉野直也)

(日本経済新聞 2012/5/24 10:12)


上記日経の記事が言及している『ワシントン・ポスト』の記事については、5月28日付当ブログ記事「マスメディアが作る『橋下ファシズム』&片山さつき批判」でも言及したが、現実に前述の「『決める政治』を評価する」と題したトンデモ社説を執筆したという毎日新聞論説委員長・倉重篤郎は、「ハシズム」批判のシンポジウムに出席して、「私は橋下さんをある程度評価する者です」と断った上で、「震災直後にあれだけ『頑張ろう日本』『頑張ろう東北』『絆』と叫ばれていたのに、がれき処理になったら一斉に拒絶。全ては憲法9条が原因だと思っています」という橋下の発言に対して、「私の心にも響くものがある」と述べたという(『五十嵐仁の転成仁語』のエントリ「橋下大阪市長の『ハシズム』で日本を沈めないためには」より)。同じ場で倉重は、橋下政治の「決める政治」は既成政党にも好ましい影響を与えているとして、決められない政治から抜け出しつつある点を挙げたとのことだ。

このことは、倉重が社論に責任を持つ毎日新聞や、私が前記『kojitakenの日記』でこき下ろした朝日新聞、それに主筆の渡邉恒雄(ナベツネ)が橋下を痛烈に批判したはずの読売新聞(当ブログ3月19日付記事「ナベツネは単なるワンマンマン、橋下徹の方が1万倍危険だ」参照)を含むマスメディアが、橋下(流)の「決められる政治」を肯定的に評価していることを示すものだ。

だが、いったい橋下は何を「決められる」政治家だというのだろうか。どういう実績があるというのだろうか。大阪府の財政は、黒字どころか過去最悪の赤字を記録した。大阪府知事時代から大阪市長就任後半年以上経過した現在に至るまで、橋下に何の実績があったのか。

何もないのである。

試しに、「橋下 実績」でググってみた。何も出てこない。それどころか、府職員や府立学校の教師志望者を激減させたり麻生太郎が「大阪維新の会の国政進出は市長として実績挙げてからにしろ」に言われた、などという記事ばかりが見つかる。橋下信者は人件費削減が成果だと言っているが、実際には橋下知事の下で大阪府の財政は悪化した。

まさか、マスメディアは「教育基本条例」(「教育行政基本条例」と「府立学校条例」)の成立が実績だというのか? あるいは「『親学』なるカルトに基づくトンデモ条例」として話題になった「家庭教育支援条例案」を、批判を受けたら早々に撤回したことが「決められる政治」になるとでもいうのか(そんな条例案を提出したこと自体、維新の怪の体質が問われねばならないことはいうまでもない)、あるいは、「脱原発」で人気取りを狙って、飯田哲也、大島堅一氏らを「市特別顧問」に任命し、「脱原発を争点にして解散総選挙を行え」と息巻いたことを評価でもしているのか?

橋下は、先月31日に大飯原発再稼働を「容認」した。橋下からの攻勢に手を焼いた野田佳彦(「野ダメ」)政権が球を関西広域連合に投げたところ、最終的に橋下の掌の上で球が炸裂した形だ。橋下は例によって掌返しを行って原発再稼働を「容認」し、責任を関西電力と政府だけに押しつけようとしたが、大阪府知事時代最高で83%もあった支持率を54%(毎日新聞・MBS調査)にまで落とした。しかしなおも半数以上の大阪市民が橋下を支持している。

支持率はともかく、橋下には実績が何もないことは明らかだ。すぐに何かをブチ上げたり、掌を返したりすることが「決め(られ)る政治」なのか。前述の毎日新聞・倉重篤郎が書いた社説や倉重の発言などを参照すると、そうとしか思えない。最初に引用した金子勝氏のTwitterでいうと、橋下も政府・民主党も自民党も「変われない政治」には該当する。たとえば橋下の「脱原発」がポーズだけだったことは、大阪市特別顧問を辞めて山口県知事選に立候補する飯田哲也氏を、大阪維新の会が一切支援しないことからも明らかだ。自民党がめちゃくちゃに強い山口県では、仮に「維新の会」の支援を受けたとしても、飯田氏は「ノーパンしゃぶしゃぶ」で悪名高く、2008年の衆院補選と翌年の衆院選で民主党の平岡秀夫に惨敗した自民・公明推薦の山本繁太郎に勝てない。だから橋下は飯田哲也を切り捨てたのである。飯田氏は、少し前の朝日新聞土曜別刷「be」に大きく取り上げられ、もし橋下政権ができたら古賀茂明氏と自分は入閣する、みたいなことを言って舞い上がっていて、みっともないなあと思っていたが、橋下に切り捨てられてようやく橋下の正体を悟っただろうか。だが、仮にそうだとしても、あそこまで橋下のスポークスマンを演じた飯田氏に、知事選で頑張ってほしいという気には、私にはなれない。

16日、ついに大飯原発再稼働を認めた「野ダメ」政権は、消費税増税の3党合意に続いて、2日連続で「決め(られ)る政治」を断行した。

消費税増税にも原発再稼働にも賛成している読売や産経は、まだ敵ながら筋が通っている。しかし、朝日や毎日は、原発再稼働には反対しながら、消費税増税には諸手を挙げて賛成するどころか読売・産経以上に熱心に推進し、ついには誰しもが橋下を連想する「決められない政治からの脱却」「決める政治」を社説で連呼し、論説の責任者自らが橋下のシンパであると認めるに至った。読売・産経よりもはるかに罪が重いのが朝日・毎日だといえるだろう。東京の人間なら、まだ東京新聞(中日新聞東京本社発行)をとるという選択肢があるし、兵庫県なら神戸新聞、京都府なら京都新聞があるのだろうけれど、大阪には何があるのかとも思う。昔の大阪には夕刊紙が乱立していて、神戸にも京都にもない、独特の猥雑な雰囲気があって面白かったものだが、その「庶民の町」はいまや「橋下ファシズム(ハシズム)に支配された町」に変わってしまった。

思えば、朝日新聞も毎日新聞も大阪発祥の新聞だった。残念な偶然である。
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「決められない」だの「決められる」だの本当にそれが必要なのか?という最も重要な部分とは全く関係のない単なる主観ですわな。
また無意味なワンフレーズを流行らせて押し切ろうという算段なんでしょうがもはや日本の大新聞は怪文書のレベルにまで堕したと思われてもしかたがないでしょう。

2012.06.18 10:35 URL | otenki #- [ 編集 ]

金子勝氏のいうように、『変わらない政治』が良くないのならば、
『どこをどう変えればいいのか』
を具体的に考え、発信していかないといけない気がします。
(うちの選挙区の人も言ってたけど、政治は調整も大事ですし)

今回は『公助』重視の民主と『私助』中心の自民という違いも出たと言われてます。
変えるとするなら(累進課税を強化しつつ)、公助中心にすることですよね。

2012.06.18 12:56 URL | SPIRIT(スピリット) #Bcjh3QfU [ 編集 ]

>橋下は何を「決められる」政治家だというのだろうか。どういう実績があるというのだろうか。大阪府の財政は、黒字どころか過去最悪の赤字を記録した。

なんだ。橋下の悪口か。

2012.06.18 15:26 URL | bruckhardt #JalddpaA [ 編集 ]

 橋下の登場は決める決めないというような小さな場面での出来事ではなく、ある意味で歴史的な必然であるように思います。
 歴史を紐解いてみれば経済悪化や政治が混迷するときには独裁者や独裁的な勢力が人々の支持を得てきました。ヒトラーしかり、日本の軍部、共産党など左右の全体主義勢力の力が伸長する例が数多く見られます。つまり左右の極端な勢力が伸張してくるというのが歴史の法則ですらあると思います。
 今回の橋下の伸張もその法則の中で見るべきではないかと思います。今世界的にも勢力を拡大しているのは極右と極左です。日本では共産党は退潮していますが、極右は拡大しています。橋下もその流れの中で出てきた存在であると思います。であるならば橋下を過小評価するのは危険だと思います。

2012.06.19 12:30 URL | つづき #- [ 編集 ]

私は橋下市長は霞が関などの既存勢力の傀儡(手先)にはなり得ても、それ以上の恐れる様な存在にはなり得ないと考えていますよ。
彼は所詮そういう役割を演じる駒として名乗りをあげているだけです。
彼の率いる維新の会などみても、あんなのは所詮張り子のトラで実態など皆無です。
マスコミが持ち上げるので大きな存在に見えるだけですよ。

考えてみてください、あの小沢一郎ですら官と組んだマスコミによるマイナス報道で、国民一般からは感情的に忌み嫌われているではなりませんか。
橋下市長とて叩けば埃の出るような元街金の顧問弁護士です。
彼の今までやってきたことをまともに検証したら、人気などあっという間に消滅してしまいますよ。
ただ彼は今は利用価値があるので生かされているだけです。
橋下市長自身もそこのところを良くわかっているからじつにお利口さんにふるまっていますよ。
彼が原発再稼働を容認してくれたおかげで、府民の多くは仕方が無いかなと納得させているではありませんか。

問題はそんなことではなく、せっかく長い霞が関=自民党政治から政権交代を経て新たな時代へ進もうとしたのに、それが民主党内の権力争いで頓挫してしまったことです。
その責任は一に検察にあり、二にマスコミにあり、三に党内の反小沢派にあります。
マニフェストを実行すれば国民は政権交代により自分たちの意見が政治に反映される事を学習したことでしょう。
そして情報公開で霞が関中心の政治の隠された本当の問題点がすべてあぶり出されたことでしょう。
そこで初めて国民は一人一人が自分自身で政治をどうするのか判断する機会を得るわけです。
ここから民主政治がスタートするのですよ。
それを小沢憎しに凝り固まる連中が妨害しやがったのです。

そして小沢さんの代わりに立った鳩山さんも、つづいて潰されました。
その後は菅さんが霞が関とマスコミに媚びて小沢切りをして党内はボロボロにされました。
菅さんは霞が関・財務省に騙されて、愚かにも増税を焦点にして参議院選挙に打って出て惨敗しましたよね。
おかげで政権運営に自公の介入を受け入れてしまう結果になり、今度は脱原発で菅さん自身が降ろされて野田さんで見事な霞が関の傀儡政権になったわけです。

この一連の流れを見ていれば橋下市長なんか正直単なる脇役に過ぎません。
それよりも野田傀儡政権により増税と原発再稼働とTPP参加がセットで進められようとしています。
これは大変なことですよ。
どれ一つとっても今の日本には致命症になりかねない問題です。
それを霞が関は野田総理にやらせて、解散総選挙で一気に野田総理ごと民主党を潰すつもりです。

そこでさらに手が込んでいるのは、本来は上の三点セットに唯一すべて反対している小沢さんに国民の期待が集まり、総選挙で小沢支持派が勝つようなことのないように、くだらないゴシップ記事を文春と言う体制派雑誌が書きたてるわけです。
これで消費税問題や原発問題に敏感な主婦層の票は、少なくとも小沢支持派には流れにくくなるわけですね。

そしてだれに投票したらいいのか国民が迷っている間に低投票率のまま自公が勝利して、再び霞が関の傀儡政治復活です。
これでいいのですか?!
いいわけないでしょ。
こんなくだらない三文芝居に引っかかっては駄目ですよ。
我々の本当の敵は橋下市長なんぞというものではなく、実際に政策を動かしている連中です。
ここの構図をしっかりと押さえておかないと情勢を見誤る事になりますよ。

マスコミに騙されては駄目ですよ。

2012.06.19 16:30 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

今日の讀賣が詐欺市長賛美の特別記事掲載、弱者苛め原理+ネオリベブレーン+レッドパージ条例の翼賛だ。金主はまた居たーーー三井不動産か、記事の最後に、市営地下鉄や水道局処分、うめきた開発しっかりやれと。へタレ絵描きを妄想独裁に駆り立てたスイス銀ら金融寡頭グループ、クズブルジョワ弁護士を大阪解体に利用する○井グループってか。

2012.06.19 17:42 URL | ヒロシ税理士 #- [ 編集 ]

んなアホな(笑)。

小沢は親原発ですぜ。それにTPPにも全然反対なんかしてませんよ。まぁ究極の理念なきオポチュニスト小沢ですから、今便宜上反対のジェスチャーを見せてるだけで、消費増税にだって賛成でしょう、本音は。斎藤次郎(大蔵省ーザ・霞ヶ関)と組んで国民福祉税7%画策したのは他でもない小沢ですからね。事実を見ましょうね。

2012.06.20 00:24 URL | tonybenn1973 #hj3M6W3Q [ 編集 ]

福祉の削減や文化破壊を批判するより、やはり教育への無駄過ぎる投資をぶっ叩くのがいちばんいいんでなかろうか?
小学校にタブレット端末なんか導入しても、すぐに壊してしまうかもしれんのに。
相手は子どもだよ。
ろくに勉強もしない奴らに何でそこまでせにゃならんのだ。
私学無償化の中所得者層への拡大しかり、学校給食しかり。
別にお金に困ってない層にまでつぎ込まなくていいだろう。
そこまでしてやったところで、彼らが将来にわたって大阪に住み続ける保証もなければ、例え成功者になったとしても、大阪に何ひとつ還元してくれる保証もないんだよ。
将来に夢を託すのではなくて、今を大事に一年一年が勝負。
はっきりいって、教育に出ていく無駄金を市バス維持に回すべき。
路線の再編はある程度必要かもしれないが。
あと、路線を民間に譲渡しようとしても、引き受け手が現れないケースも想定しておかねばならないし。

2012.06.20 01:00 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

すみません。はてなユーザーでないのでkojitakenの日記の方に書けませんのでこちらにて。
橋爪大三郎とかいうトンデモが出てきたそうですが、トンデモぶりならこちらも負けていません。

http://www.news-postseven.com/archives/20120511_106005.html
(引用開始)
「独裁者」と橋下徹氏批判する人は負け惜しみでも人道外れる
2012.05.11 16:00

 ヒトラーか織田信長か。反橋下派は、氏の政治手法を「ハシズム」と糾弾する。軍靴の音が聞こえると戦前の日本に例える者もいる。果たしてこの国で橋下的なるものは許容されないのか。「和を以て貴しとなす」国に現われた異端児を作家・井沢元彦氏が歴史的に考察する。
 * * *
 橋下徹は独裁者か? という問いに端的に答えるなら「独裁者ではない」というのが答えであり、これは私の意見ではなく客観的な事実である。
 なぜならば独裁者とは議会制民主主義を否定し、軍事力等の強圧的手段で反対者を弾圧し自己の権力を確立している者のことを言うからである。例えば北朝鮮の金日成とその後継者の金正日・正恩親子、あるいは一党独裁しか認めず、集会の自由や言論の自由を厳しく弾圧している中国共産党のトップは独裁者と言ってもいい。
 しかし橋下徹氏は大阪府知事になった時も現在の大阪市長になった時も、選挙という民主主義で法治国家の日本での厳正なルールに基づき出馬し、不正もなく当選し現在の地位を確立したのである。これがどうして独裁者か?
 あるいは独裁的手法などというあいまいな言葉を使う批判者もいるが、橋下氏は軍隊の力で民衆を抹殺したわけでもなく秘密警察を使って民衆を投獄したわけでもあるまい。すべて法治国家日本での憲法も含めたルールの範囲内で行なっていることだ。これを批判するのは民主主義の否定である。
 橋下氏のやることは選挙を通して大阪府民あるいは大阪市民の支持を得ているということを忘れてはならない。これを否定したいなら、市長選や市議会選挙で橋下氏の意見に反対の対立候補を立てて争うのが、民主主義のルールというものである。それに負けたからといって「独裁者」などという「民主主義に対する犯罪者」と同義の言葉を使って、橋下氏を批判するのは負け惜しみにしても人間としての道を外れている。
 例えば人を殺してもいないのに、他人からいきなり「人殺し」と言われたら、人は激怒し、その言葉を発した連中に撤回と謝罪を求めるだろう。同じことだ。「独裁者」などという「民主主義殺し」に等しい言葉で橋下氏を批判している人間は、直ちにこの言葉を撤回して、橋下氏に謝罪すべきであろう。
(引用終了)

恐れ入ったことに橋下氏を擁護するために、橋爪大三郎でさえ独裁者と認めるヒトラーさえも独裁者にあらずと言う結論に達するトンデモ理論を「客観的な事実である」と言ってのけています。

独裁者はどう選ばれたかでなく、何をやったかで判断すべきだと思うのですがね。

2012.06.20 01:10 URL | 2割しかいない少数派の府民 #rZFRC36c [ 編集 ]

中之島図書館の件に関して、的確な批判をしていると感じたのが以下のツイート。

http://twtr.jp/user/mayousa_desuga/status/215057430860660737

http://twtr.jp/user/mayousa_desuga/status/215097287754518528

文化破壊云々より、まずは立地など諸条件の問題から企画自体がすべっているということ。
橋下にも松井にも、文化以上に商売のセンスが欠けている。

2012.06.20 02:12 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

昨晩民主党内の集会で前原政調会長が例によって一任とか勝手に宣言して遁走したようです(この卑怯者め!)。
野田総理一味(と呼ばれても仕方がないな)は、党内の意向をも無視して強権発動も辞さずに突っ走っています。
そして自公とマスコミと組んでの大増税強行と社会保障制度改革放棄に原発再稼働とTPP加入。

ここではなぜか橋下脅威論ですが、橋下など、叩く為の材料に上から提供されただけの存在なのにどうしてわからないかなあ。
あんなの叩きやすいだけの藁人形のようなものですよ。
それよりもみんなの当面の敵は野田総理なのですよ。
今すぐにでも正式な民主党議決機関である両院議員総会を開かせて野田総理一味をなんとかしないと国民は大変なことになります。
その為に小沢支持派や中間派の人たちが必死で頑張っています。

金子先生や神野先生ではないですが、このまま野田総理の暴走をつづけさせたら、それこそ失われた30年どころではなくなるかもしれません。
時代に逆行するやり方は国民を奈落の底へ落とし込むようなものです。
私は今日も民主党へ抗議のメールを送り続けるつもりです。
本当に許せないと思っています。

2012.06.20 08:47 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

>onybenn1973さん
小沢真理教の信者に何言っても無駄ですよ。
都合の悪いことは初めから無かったことになっていますから。

権力闘争のためには何にでも迎合する政治家より、
迎合しない霞が関の官僚のほうがある意味評価できるわな。

大阪市が岩手の瓦礫を受け入れる方針だそうですが、
ありがたいものの輸送や処理などのコストを考えると心苦しくもあり。
(大阪市に限ったことではありませんが)
一方で、例によって放射脳どもが騒ぎ出しそうで頭の痛い話です。
例えばこんな人。
http://www.hige-toda.com/_mado04/gennpatu/index.htm
リンク先が実に香ばしいのですが本人も小沢信者(左派)のようだ。
小沢信者で放射脳、なんとタチの悪いことよ・・・

2012.06.20 16:03 URL | 岩手4区住民 #- [ 編集 ]

 小沢信者はまだ彼のことを信じているのですね。具体性がまるでない抽象論ばかりの彼らになぜ信じているのか理解できません。
 今の民主党の主流派は問題だらけですが、その中で成果として評価できることはこの小沢排除ではないでしょうか。今回の採決で反対しようと棄権しようとこれで小沢の政治生命は終わるでしょう。ようやくこれで小沢に振り回された日本の政治が小沢から解放されます。

2012.06.20 22:33 URL | つづき #- [ 編集 ]

日本全国で瓦礫を受け入れるとかいう環境省がリードする新たな公共利権を評価するコメントが出ていますが、意味分かっているのでしょうかね??
多分よくわからないで言っているのだと思いますが、元々ゴミはなるべく焼却などせずに処理するのが世界の趨勢です。
勿論震災で出た瓦礫も、なるべく防潮壁などに使用するべきなのを、やたら焼却場を建設して焼却処分してメーカーや建設業者をもうけさせるのに貢献しているのが今の環境行政なのです。
それをさらにわざわざ日本全国に分散して、関係する業者に恩恵をばら撒いているのがこの絆作戦とかなんとかいうものの実態なのですね。
本当にこんなことを真に受けている人がいるというのが信じられないのですが、マスコミ情報をそのまま信じてしまう様な単細胞では仕方が無いのかもしれません。(苦笑

それはそうとして国会ではなんら審議なく、民・自・公の三党が改正著作権法違法(ダウンロード罰則を科す法案)を成立させてしまいました。
この法律は実際に運用されると、例えばYoutubeやUstreamなどにアップされた映像情報のDLに厳しい罰則をかけることも出来る法律です。
となると今話題の野田総理の白アリ演説なども、情報拡散をさせようとDLすれば、とたんに違法となり厳しい罰則を受けることになりかねないのですね。
今野田政権下では、この様な問題法案が、マスコミの協力もあって?すんなりと通ってしまっています。
このような事はあとできっと大問題になって我々ネットユーザーにも跳ね返ってくると思います。
そんな重要法案も審議もせずに強引に成立させてしまっているのが今の野田政権の恐ろしいところです。

我々の気が付かないところ、知らないところでじわじわと統制が始まっているということかもしれませんね。

2012.06.20 22:35 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

つづきさん、何もわかっていないねえ。
小沢一郎が問題ではなくて、小沢一郎により日本の隠されていた問題点が表に出てきたというのが実際なんだよ。

小沢一郎がいなくなれば弱小野党などなんら力もないから、日本はこれまで以上に霞が関中心の自民・公明・民主の談合政治に突き進むことになるよ。
そしてマスコミも都合の悪いことはこれまで以上に隠蔽してしまうだろうから、国民は何も知らされないままに日本は状況をどんどん悪化させていくでしょう。

消費増税・原発再稼働・TPP参加。
このどれ一つとっても日本には致命傷なんだけどね。
でもあなたは小沢排除の方が大事なんだな。
日本人のこの視野狭窄ぶりにはいかんともしがたいものがあるよ。

まあ本当に救いようがないなあ。
これでは1945年当時となんら変わりはしないよ。
成長がないというか・・・いやはやなんとも。

2012.06.20 22:55 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

瓦礫処理や原子力発電について、やたら利権利権と叫ぶのはいかがなものかと思います。
そういう物言いが度を越してしまうと、既得権益打破を謳う利己主義者に餌を与えてしまいますから。
現に「関電停電テロ説」などというトンデモを主張したクズ脱藩官僚がおるでしょうが。

2012.06.20 23:50 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

瓦礫処理が利権なのは事実ですので、事実は事実として述べるしかありません。
ただこの問題はマスコミがあまり熱心に報じていないので実態がなかなか表面化していないだけです。

瓦礫処理は日本では焼却主義により殆どが焼却処分されます(これも問題)。
その為に一兆円を超えると言われる巨額な予算(これも実はかなりいい加減な査定で出された数字ですが)が、焼却処理施設建設にからむ、例えば鉄鋼各社、焼却炉メーカー、建設業者などの懐に入り、彼らは復興景気に沸いているのです。
そしてそれは広域処理と言う名の利権のバラマキにより日本各地に分散されようとしています。

実際に瓦礫の処理費用は阪神淡路の頃の3倍で、新潟中越の2倍に相当します。
不況で財政が厳しい折に、被災地の人達の為と言うよりも、利権に群がる業者の懐に貴重な予算が食われてしまっているのです。

ここでは詳しくは述べませんが、そこに利権の実態があるのに過小評価してしまうのは、逆に問題を矮小化する事につながります。
正直実態を知れば知るほど、この国の現体制(霞が関とそこに群がる癒着企業)がいかに滅茶苦茶なことをしつづけているかがわかります。
そこから目をそむけていては駄目です。
この国の行く末を見誤ることになりますよ。

2012.06.21 00:22 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

 小沢信者の人には何を言っても無駄だというのは本当ですね。具体論がなにもなく抽象論しか述べていないのにそれでも信じられるのですから宗教なんでしょう。私も彼らの言っていることは別に反対派しません。但しできるのならばですが。彼らは具体的な実現性をもった提案をしていません。それで信用しろというのはもはや政策ではなくて宗教の類ではないでしょうか。

2012.06.21 12:20 URL | つづき #- [ 編集 ]

違うなあ、つづきさん。
昨日NHKのニュース9に小沢支持派の階 猛さんが出演して、その事についても大越キャスターの質問に丁寧に応えていましたよ。
番組内で階さんが仰ったように、鳩山内閣時代に根本的な行政改革を実現する為の各種法案作りに携わったのが、鳩山内閣崩壊後はほぼすべての法案が事実上放棄され、具体的な作業は頓挫したままなのです。
その後は小沢バッシングが酷くなるに反比例して霞が関が力を盛り返し、菅さんを経て野田さんで民主党は完全に性格を変えてしまったわけです。
抽象論しかないなどというのではなく、実際に具体的にやろうとしたことはすべて菅内閣、特に野田内閣で葬られたという事が実態です。
そこに手を貸したのが報道をサボタージュして国民に何が起きているのかを届けなかったマスコミでしょう。
このことは別の番組内で民主党菅派の桜井充さんもはっきりと認めていましたよ。
彼は階さんらの頑張りを認めたうえで、それらが無駄にされてしまったのだから彼らの怒りも理解できると述べていました。
ただマスコミ報道はそういう事実については殆ど報じていませんからね、あなたのように受け止めてしまうのも仕方が無いのかもしれません。
みんな騙されているのですよ。
私が紹介した金子先生と神野先生の「失われた30年」をぜひ一読されてください。
小沢一郎の是非は置いておいて、いかに今の日本の体制が間違った方向へ流されているかがわかりやすく書かれています。
いま小沢さんらが民主党内で最後の抵抗を試みています。
しかし明日にも増税法案が採決されてしまうのでしょう。
その後は原発再稼働とTPP加入が控えています。
もうそうなったら小沢信仰がどうたらなどと遊んでいる暇は無くなります。
私は今の日本をみていて、ああ、太平洋戦争当時の日本もこんな感じだったのかなと思いました。
民主党・自民党・公明党の体制翼賛会が成立し、以後はなんでもかんでもすべてやりたい放題になるのでしょう。
その時に自分たちが間違えていたと気が付いてももう遅いのです。

2012.06.21 15:02 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

風太さん、初めまして。

橋下氏が恐るるにたりないかどうか、そんなことははっきり言ってどうでもよいのです。

橋下氏は独裁嗜好を隠そうともせず、憲法違反の思想調査を行っても開き直るだけで何の反省もしないばかりか、入れ墨調査というまたしても同じ憲法違反を侵そうとするような政治家であることは疑いようのない事実です。

小沢さんはそういう男と手を組みたがっているのですが、あなたはそれをどう思うのか。そんなことをやっても良いとお考えなのか。

単刀直入にそこをお伺いしたいと思います。


2012.06.22 10:42 URL | 秋原葉月 #449pMq2M [ 編集 ]

ここのコメント欄は風太さんの様な
比較的冷静な反対意見も読めて面白いと思う。

私自身は、橋下が傀儡なら
野田や前原や枝野も同様に、仙谷由人の
操り人形ではないか、という印象だけど
この何年か日本の問題は、小沢によって浮き彫りになった
という指摘は賛同したい。

ちなみに橋下支持ながら若手批評家・宇野常寛も
橋下を過小評価してはいけない、という意見を
先々月だか、雑誌サイゾーで述べていて面白かった。

2012.06.22 17:52 URL | ひまそう #mjPE0GIo [ 編集 ]

小沢信者の人って本当にすごいですね。
本当に小沢真理教なんですね。

橋下市長に連携しようとしている姿は理念など何もなく選挙のことしか考えていないことは明らかですね。

まあ、もっとも橋下市長にも振られましたからピエロもいいところですけど。

橋下市長に振られてピエロになった小沢さんですけれど、橋下市長に尻尾を振っていたのは事実です。

そうなると反橋下と親小沢って矛盾なく成立するんですかねぇ。
それとも小沢信者の人たちは小沢さんのことだから深い考えがあるからとそのまま信仰するんですかねぇ。

2012.06.22 21:03 URL | kagatai #- [ 編集 ]

民主党の小沢グループって、皆が皆
「反消費税増税・反TPP・脱原発」
の3点セットなんだろうか?
それとも単なる反執行部派集団なのか?
そこのところが外部からははっきりわからない。
そもそも小沢自身も上記3点セット派なのかもよくわからない。
あまり知られていないけど、大阪維新の会もいくつかのグループに分かれている。
大きく分けて、橋下・松井・浅田(維新の会政調会長)の3派らしい。
小沢グループもこれと似たようなものを感じる。
もし民主党内反主流派で形成された属人的集団だとしたら、時間が経つにつれて色々と齟齬が出てくるだろう。
維新八策や、国政進出の必要性に関するちょっとしたゴタゴタみたいなのを見てるとわかると思うけど。
あれは芝居のようで芝居じゃない部分もあるから。

2012.06.22 23:14 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

秋原葉月さんへ

>風太さん、初めまして。

こちらこそ初めまして

>橋下氏が恐るるにたりないかどうか、そんなことははっきり言ってどうでもよいのです。

その通りですね

>橋下氏は独裁嗜好を隠そうともせず、憲法違反の思想調査を行っても開き直るだけで何の反省もしないばかりか、入れ墨調査というまたしても同じ憲法違反を侵そうとするような政治家であることは疑いようのない事実です。
>小沢さんはそういう男と手を組みたがっているのですが、あなたはそれをどう思うのか。そんなことをやっても良いとお考えなのか。
>単刀直入にそこをお伺いしたいと思います。

前にもここでお話したと思いますが、橋下市長のやり口は、それが彼なりの人気取りのための戦略であっても、例えば生活者(職員)の生活を奪うようなことまでするのは問題だと思っています。
勿論憲法の精神を踏みにじるような行為もしかりです。
だから私も橋下市長についてはその問題点を含めて以前に何回も問題点を指摘してきています。

で、小沢さんと橋下市長の件ですが、まずそのことを考える前提として、彼は一人の政治家(それもリーダー)であるということです。
ここが政治家としての小沢一郎を評価する上で一番重要な点であると私は考えています。

そこで小沢一郎と橋下市長について考えて見ます。
まず考えないといけないのは、大阪の人達が支持しているのが、たとえ虚像でしかない橋下市長だとしても、それが今の大阪の人達の民意なのだということです。
それを我々の様にいきなり否定してみても、それでは現実の政治の世界では通用しません。
橋下市長を信用して支持している多くの人達の反発を買うだけの結果におわります。
そして小沢さんが、同志の人達がせっかく橋下市長と引き合わせようとしているのを拒否したら、同志の人達も小沢さんは何もわかっていないと落胆するだけです。
彼らの行動は、大阪の同志が選挙で逆風を受けないようにと、橋下市長人気を取り込めないにしても、せめて敵に回したくないという思いからなのでしょうからね。
だから私は小沢さんが橋下市長に対しては、その体制変革をしようとする姿勢を取り上げて、その点を評価したのは当然の行動と思いました。

小沢さんはそもそも橋下市長のすべての政策を評価しているとは述べていません。
よくみれば小沢さんはあえて橋下市長が演じる改革者像(イメージ)を評価しているのです。
つまり大阪の人達が期待している変革者としての橋下像を否定することなく、そのところは評価して、大阪の人々の変革への思いを共有しようと努めているわけです。
私は政治家としてはそれで良いと思います。
したがって小沢さんのそんな姿勢をとらえて、小沢さんはだから駄目あのだと決め付けるのは性急な判断だと思います。

政治家は目的を達する事を第一に考えなくてはなりません。
国民に対しては政治家が果たす役割は最後はそこに集約されていくのです。
そして何を自分は目的にしているのかを国民に示すのがマニフェストなのだと思います。
また目的を果たすために戦略をもって行動するのが政治家です。
そこが学者や評論家などとの大きな違いです。
私はそういう戦略を持った日本では稀有な政治家として小沢さんを見ています。
だからせっかく小沢さんが果たそうとした役割を、果たせないように画策している連中(霞が関やマスコミ)がとても腹立たしいのです。
彼らは政治がわかっていないし、民主主義そのものを否定しようとしているわけです。
私にとって小沢さんは、民意が反映されやすい政治体制の実現を目指す貴重な政治家の一人なのです。

私は彼の政策のすべてを認めているとか支持しているわけでは毛頭なく、ただこの体制のままでは幾ら立派な政策を掲げる政治家が出てきても実現出来るようになっていないので、第一段階としての政策が実現出来る体制への変革を、私は小沢さんには期待しているわけです。
それが達成できればもはや私にとっての小沢さんの役割は終了です。
あとは南の島でででもゆっくりと釣りでもしてもらえればいいのではないでしょうか。
そして変革が達成できた後は、色々な人達が政策を出し合って、国民がそれを見比べて判断して新しい日本を作っていけばいいのですからね。
それが民主国家のあるべき姿であり、それがなければいつまでも我々の生活の向上はありえません。
もし日本が国民が選んだ政治家が政策を自由に変える事が出来る普通の国になれば、それこそ社民党も共産党も同じ土俵の上で勝負が出来る事になります。
そうなれば国民は、この分野だったらこの政党が良い、この分野はこの政党の政策を取り入れようと選ぶ事が出来、それこそ国民主権のあるべき姿が実現されるわけです。
多くの政治家が政策を競い合う事により日本はより最善の道を選択できるようになっていくのです。
(逆にいえば、それを実現させては日本をコントロール出来ないと思う外の勢力の意向が、日本の体制の特異な点に現れている様な気もします)
今のままでは幾ら良い政策があっても決してそれは政治には反映される事はないでしょう。
はじめから決められている様なカビの生えた時代遅れの政策のみが延々と行われていくわけです。
そして言葉は悪いのですが、我々は決して実現しないであろう政策の論議をして、無力な政治家の悪口を並べ立てて溜飲を下げるという無駄な作業を続けて行くことになります。
それではもう意味のない事に気が付かないとと私は思いますよ。
日本はまだ民主国家になっていないのです。
そりゃあそうです、何が何でも変えられない、変わろうとすると潰しにかかるような体制が民主主義であるはずもないのです。


それとここで再び金子先生と神野先生の共著「失われた30年」を、あらためて皆さんに必読書として提言しておきます。
この本は非常に優れた日本の構造的問題の分析が行われていて、しかも私の様な素人にもとてもわかりやすく書かれています。
そこで皆さんに注目していただきたいのはTPP加入問題です。
ここで先生方はTPPがいかに日本にとって後戻りできないくらい危険なものかを指摘なされています。
アメリカの戦略に自らはまりに行くようなものなのに、日本の霞が関も財界も、そして殆どの政治家もあまりにも意識が低すぎます。
この点は小沢さんの同志である山田さんが中心になり尽力なされて、超党派で加入阻止の運動をなされています。
また小沢さん自身もこの問題がアメリカの戦略であるという事を指摘され、反対の意思表示をされていました。
ところがこの消費税問題で小沢さんらが追いつめられて民主党離脱となると、政権党の民主党内で反対の論陣を張る勢力が崩れてしまいます。
政権党のなかでの阻止勢力が弱くなれば参加を推進する連中が力づくのは明らかです。
野田さんらとその背後にいる霞が関経産省・外務省は、原発問題と同様に情報を隠ぺいして、早く参加しないとルール作りに参加できないと脅しをかけています。
これは原発再稼働しないと電力不足で大変な事になるという脅しと同じ手口です。
しかし参加したらアメリカの作ったルールの下、日本は隷属関係が恒久化され、アメリカ資本のいいなりにコントロールされる事になるわけです。
こんなバカげた協定に自ら必死で参加しようとしているのが野田政権とその取り巻き連中なのです。
TPPは一旦参加を決めてしまえば日本の都合だけで離脱など簡単に出来なくなります。
皆さんはなぜかこの問題には橋下市長問題に比べてもあまり関心がなさそうなのですが、もっとその危険性について考えてみてください。
よろしくお願いします。


ひまそうさん、あの部分賛同してくださりありがとうございます。
私は仙谷さんは野田政権の黒幕のような役割を演じていると思ってはいますが、所詮彼も現体制の中で踊らされている一人に過ぎないと考えています。
この国の主役が人であればそういう事になるのでしょうが、そうではない日本においては、しかも体制の枠組みに組み込まれている仙谷さんではその程度が限界でしょうね。
彼だって小沢さんと同じように行動すれば途端にバッシングを受けて失脚させられます。
それが日本という国なのです。


元大阪府民からの伝言さんへ
小沢支持派がすべて消費税増税反対・TPP加入反対・脱原発なのかはわかりません。
小沢さんは自身はインタビュー等でそう語っていますからそうなのでしょう。
ただ大事なのは、我々国民が、小沢さんに限らず政治家にそういう立場を取れば支持するという態度を示して、行動を促すようにもっていくことだと思います。
それを怠っていると、今回の民主党執行部の様に、国民との約束を反故にしてまで財務省のいいなりになってしまうわけです。
小沢支持派に対しても4点セットで国民の期待に添うように落後者が出ないように後押ししてやることです。
それでも裏切る政治家が出てきたら、次は支持しないようにすればいいわけです。


民主主義社会では主役は国民である我々であり、政治家は公僕です。
ですからこの4点セットでも我々の側も政治家にアプローチをしていく事が大事なのです。
逆に我々の都合の悪い事をしようとする政治家にはノーの意思表示をして圧力をかけていくのですね。
選挙で信任されないと次が無い政治家の場合そういうコントロールが本来は効果があるはずなのです。
(したがってまたしても政権の公約(マニフェスト)を無視された国民が、逆にこのことで政治を諦めてしまう(投票率低下)と、政治家は特定の団体の支持だけで身分が安泰(当選)となり、国民の政治家への縛りが無くなる事になるわけで、野田総理らのやっていることの意味がいかに重要な事なのかがわかります。
その点からもマニフェストを軽視する政治家は全員落選させなければならないわけで、野田総理らの行為の国民への背信性は極めて重いということになります)
そこが霞が関の役人と政治家との違いです。

ですから我々の直接的なコントロールが制度的にも効かない霞が関の役人の暴走は絶対に許してはなりません。
だから私は沖縄の基地問題で鳩山総理の指示を無視して、あろうことかアメリカに御注進申し上げるような官僚は首にしないとならないと指摘したのです。
ところが公僕のくせに国民に背信的行為を取る役人を、この国のマスコミはどこも糾弾しない。
むしろ鳩山総理の優柔不断ぶりに話をすり替えて問題の本質を曖昧にしてしまいました。
そしてそれが通ってしまったから今日の野田総理の暴走があるというわけです。


まあそんなところです。(^^)

長文失礼しました。

2012.06.23 01:28 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

 ですから抽象論ではなく具体的論を提示していただかないととても納得できないのです。
 確かに無駄の削減や行政改革は必要でそれに対して反対を唱える人はいないでしょう。ですが小沢派の人はそういうお題目しか言いません。具体論がまるでないのです。
 「ムダ」とか「行政改革」とか「公共事業」とか「社会保障」とかそういう抽象論ならば誰にでもいえます。もしそれが抽象論でないというのならば、具体的に「何」の「何という事業」を「廃止又は削減」することによって「何億円」のカットができるかを示し、その積み上げで十何兆円積み上げてほしいものです。それをせずに未だに組み換えで金が出てくるといっているのは無責任の極みではないでしょうか。
 

2012.06.23 05:46 URL | つづき #- [ 編集 ]

つづきさん、個々の小沢支持派の人たちは色々と得意分野では一応の突っ込んだ発言はなされていると思います。
でもね、私はそれよりももっと基本的なところを抑えておかないとこの議論は意味をなさないと思いますよ。

まず霞が関は情報を握りそれをなかなか公開しません。
たとえば原発エネルギー政策一つをとっても、大事な情報は隠蔽して自分達の体制維持に都合の良い情報のみ公開してきました。
だから今回の重大事故が引き起こされたのですよね。

霞が関はまた、国会議員が国政調査権を元に情報請求しても彼らは都合の悪い事は決して出してきません。
したがってあなたの主張はその霞が関が出した作為がなされているかもしれない情報を元にしての話と言う事になります。
だったらすでにもう彼らの術中にはまったも同然です。
それでは無意味とは言いませんが、具体的にどこをどうしろという話は意味をなさなくなってくるのです。

いいですか、霞が関は過去にも例えば大蔵省は銀行の不良債権処理問題で当時の橋本総理を騙して本当の銀行不良債権の規模を教えませんでした。
だからのちに橋本総理ご自身もその周辺も、あれで大蔵の手中にはまって対策を誤まったと述べています。
各省庁がそれぞれ白書なる物を出してはいますが、正直そんなだから信用できません。
つまり本当のところ日本はどうなっているのか、我々にはまったく知らされていないのです。
まるで二重帳簿があるようなとんでもない話です。

これはたとえ大臣とて同じであり、上で触れたように総理でも嘘をつかれて騙されているのです。
だからますは予算案の内容の精査と行政法の法改正を並行して実行し、それにもとづいての予算の組み替えをしないと駄目なのですよ。
各省庁に大臣・副大臣・政務官・その他国会議員でも専門分野を持つ人間を多数投入し、それでも足りなければ外部から専門家を投入して霞が関を徹底的に丸裸にしないと、具体的な計画など立てようもないのです。
だから鳩山内閣時代に行おうとしていたことがとても重要だったのです。
そしてそれは政権交代とともに見事なまでに放棄させられました。
こんなことを述べている私自身も本当はいやになるのですが、これが現実ですから仕方がありません。
そこんところがわからないと、今までとおり霞が関の出してきた数値をもとにしての無駄な作業が延々と続く事になります。
そして日本は破綻です。

それでいいわけないでしょ。

2012.06.23 12:18 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

風太さんのおっしゃることの一部はそれなりに理解できます。ただとうしても賛同できないのは小沢一郎への評価です。小沢一郎がTPPに反対してるというソースは何かありますか?彼は農家の個別所得補償と自由貿易は何ら矛盾しないと述べてますよ。本丸と思われる金融や医療分野に至っては具体的政策をこの人の口から聞いたことがないし(笑)。さらに脱原発という根拠は?恐らくないと思いますよ。だって近視眼的な脱原発は現実的じゃないとか言ってませんでしたっけ(ソースないので間違ってたらごめんなさい)。要は彼の言う「体制変革」とか「統治機構を変える」って具体性もなきゃ、なんなら方向性(橋下のそれは新自由主義的な極小サイズの政府をめざしていることだけは明らかです)すらも見えませんよ。少なくとも自由党時代までは親米、新自由主義的改革を訴えていたわけで、そんな方向での体制変革であれば願い下げですし、より社民的な再配分を重視する社会を目指すのであれば自らが考え方を180度変えたことについて明確に説明すべきです。私が小沢一郎がオポチュニストだと言ったのは、説明なしに「国民の生活が第一(抽象的過ぎてよくわからないスローガンですが)」と再分配重視のポーズをとってみたり、その真逆の河村たかしや橋下と「共感できる」と言ってみたりするところなのです。この明らかな問題点に目を瞑ったまま、小沢一郎に期待することはできませんよ、仮に稀代の政治家だとしてもね。

2012.06.23 12:40 URL | tonybenn1973 #hj3M6W3Q [ 編集 ]

 霞ヶ関が情報を出さないから計画が立てようがない。正論だと思います。だとしたら組み換えで十数兆円捻出するというのは何だったのでしょうか。その論でいけば、具体性も根拠もなくあれだけの金額が出るといったことになります。そうなれば詐欺ではないでしょうか。
 しかも小沢派は未だにそんなことをいっています。小沢派の東など最近のテレビ番組でもそんなことを恥ずかしげもなくいっていますが、仰るとおりならば彼らは具体性も根拠もなく以前と同じことを言っていることになります。
 霞ヶ関改革は必要でしょう。ですが小沢派はそれを超えて組みかえで多くの金が出てくるとしています。だとしたらその根拠を示すのが当然でしょう。ですがそれが示されておりません。それについて仰るには情報がないから示せないのだということですが、だとしたらそんな程度のもので多額の金が出てくると煽る小沢派の面々は無責任の極みというほかないのではないでしょうか。

2012.06.23 16:55 URL | つづき #- [ 編集 ]

小沢さんがTPPに反対しているのはネットのインタビューで御本人が語っていますよ。
いわくTPPはアメリカの戦略であり日本側には交渉力もないので加入には反対だと。
自由貿易論者なのでそれを言うと、普段言っている事と違うと言われるので難しいところでしょうが、
このTPPに関しては日本の為のものではないので加入は出来ないという事のようです。
自由貿易=TPPではないので小沢さんの立場はそれでいいのではないかと思っています。
あと脱原発についてですが、彼の立場は原発は過度期のエネルギーであり一気に停止は出来ないにしても、
脱原発にもっていかないとならないという立場の様です。
これもまたネットのインタビューでそういうように質問に答えています。
ちなみに小沢さんは大飯原発再稼働反対署名議員の一人です。
また小沢さんは消費増税反対で民主党内で孤軍奮闘しているわけです。
まあ私としては小沢さんに期待しているのは霞が関のあり方の変革なのですが、
でもこういう国策に関する問題で一応まともな考えで頑張るのはなかなかのものと思っていますよ。
他の有力議員の殆どはいざとなると怯んでしまうのですからね。

また予算の組み替えによる財源の捻りだしの件ですが、私は捻りだしは可能だとみています。
おそらく小沢さんの下には霞が関の官僚の中にいるシンパから色々な情報も集まってきているはずですから、
そういう情報でどこに問題点があるかぐらいはつかんでいると思われます。
だからこそ小沢さんは代表でありながら例の金と政治の問題とやらのマスコミあげてのバッシングで政権中枢に参画できなかったのです。
もし参画すればまずいですからね。
まただったら具体的にいえばいいと言うような愚問はやめにしてくださいね。
もし小沢さんが政権を掌握する前にそんな手の内をさらけ出したら、内部で協力している官僚らはすべて排除されてしまうでしょう。
こんな当たり前のことを戦略家の小沢さんもするわけがない。
でも彼のインタビューを聞いているとそれが容易に伺えますよ。
まあ霞が関の出してきた数値を前提にしてそれだけでやれば何も出ては来ませんよ(くだらない仕分けなんて茶番がありましたよね)。
彼らが出す数値はそういう風に作られているのですからね。
そんなこたあ過去の色んな事件で少しは明るみに出ていますからね、当然の前提です。


あと小沢さんが目指すのが新自由主義的な小さな政府かどうかですが、
それも彼自身が新自由主義を否定していたので(インタビュー)違うとは思います。
でもそれが皆さんが思っている様な政治形態でないとしたらそれはそれで否定すればいいだけですね。
私も目指すべき政治形態は金子先生達が主張するようなおよそ新自由主義などとはまるで違うものですから。
だから前から言うように私は何から何まで小沢さんらの言い分を丸のみしているわけではないと言っているでしょ。
どうしてそれが理解できないのですか。
私はね、小沢さんらに日本の一番の問題点である政策を変えられない体制をいつでも変えられるような体制に作り変えて欲しいだけなのですよ。
これをねえ、やろうとしている政治家で戦略を持っておこなっている有力政治家は、私が知る限りでは小沢さんらしかいないではありませんか。
だから彼らにやらせてみるのです。
わかりますか?小沢さんらに民主主義の国では当たり前の事が出来ない日本の体制を壊させるのですよ。
そのあとは自分らの好きな政治家を育てて自分たちの為の政策を実現していくのです。
ね、それが政治なのですよ。
今の段階でいくらあれは駄目これは駄目といってみたところで、私たちの思いに100%合致する政治家で、
しかもこのがんじがらめな体制を変えて新たな政策を遂行しようとしている力のある政治家なんていますか?
いたらあげてよ。
いるわけないんだからさ。
だから小沢さんを使うの!これがわからないのならば政治は語れないよ。
いつまでも実現性のない、政治談議でも延々と続けていればいいだけです。


今朝の新聞各紙を見ましたか?
昨日の首相官邸を取り巻いた4万5千人規模(警察発表でも1万1千人)の原発再稼働反対デモを、
朝日も読売も日経もその他テレビ各局も殆ど無視しているのです。
取り上げたのは東京新聞と毎日新聞くらいのようです。
この異様な状況をなぜ皆さんは何も問題視しないのですか。
橋下がどうたらとかどうでもいいことです。
首相官邸を組合の動員でも無い、ネットやツィッターで情報を知って集まった一般国民4万人が包囲したのです。
それだけの規模の市民デモを新聞などのメディアが無視している異様な状況。
そのなかで検察に嵌められて被告にされても、身内のゴシップ記事を大々的に報じられても、必死で初志貫徹で踏ん張るのが小沢さんたちでしょ。
それをあんたがたは全く見ようともしないでひたすら揚げ足取りに終始している。
いいのですか、それで。
私たちが今問題視しないといけないのは小沢さんの事ではなくて、異様な日本の現体制でしょう!
私たちの目的に、言葉は悪いのですが、有効に使える政治家である小沢さん達を攻撃して、なんでもかんでも小沢さんにかこつけて非難する。
そんなでは、本当に我々に不幸をもたらすようなことを現に今しようとしている連中を押しとどめることなど出来るわけがないでしょう。
このままでは原発は再稼働、消費税は大増税、そしてTPPにも加入してアメリカ資本に蹂躙されるのですよ。
本当に皆さん何を考えておられるのですか。
もっと大局を見て物事を判断してください。

お願いします。

2012.06.23 18:23 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

間の抜けた小沢信者の 風太 #seTEoywg がうざい件。

2012.06.23 18:23 URL | teac #- [ 編集 ]

もし私の同僚の誰かが入れ墨を使って人を脅す事件を起こし問題となり私の勤め先にマスコミ取材が来て社長がインタビューを受ける羽目になったとして一部で橋下が取るべきだったと言われている対応「入れ墨は個人の自由なのだから事件を起こした一人だけを処罰すればそれでよく他の従業員に関しては聞く事すらしなくて良い」とマスコミを通じて世間に宣言するという対応をうちの社長は取る事が可能だろうか?と考えると入れ墨問題に関して"だけ"は橋下に理があると言わざるを得ませんが(だからといって支持なんかしませんけどね)他には見るべき点は何もありませんね。

2012.06.23 19:58 URL | A #AtAD9fD6 [ 編集 ]

「反増税と反原発で選挙は勝てる」

また左派小沢信者が狂喜しそうな(というかほっとするような?)旗をかかげるわけですね。ついでに「辺野古移設反対」「TPP反対」も持ち出すかな?

2012.06.23 20:21 URL | ハナミズキ #- [ 編集 ]

小沢グループ、何が何でも維新の会と組みたけりゃ、手がないわけでもない。
必死になって公明を抱き込めればその芽はある。
維新は公明には強気に出られないので、少なくとも動揺はするだろう。
まああくまで政策は無視して数の論理に走りたければの話だが。
大阪では、維新は「みんな」より「公明」に気を遣っているという見方が半ば定説化している。

2012.06.23 22:38 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

http://twtr.jp/user/masahiro_x/status/conversation/216542081311707136

このツイートに大いに同意。
確かに、橋下は女性の社会進出支援に不熱心だ。
ただしその主たる理由について、彼自身がマッチョな男尊女卑思想だからというのは私も違和感がある。
それよりも、従来の地域コミュニティの弱体化を狙ってるからだと解釈したほうが合点がいく。
因みにこのツイートの人(マサヒロさん)は現役の堺市民のようだ。
大阪の人の視点から、たびたび鋭い橋下批判をされているので、興味ある方はフォローしてみるとよろしいかと。

2012.06.24 00:30 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

 全てが推測なんですね。「可能だとみている」とか「思われる」とかそういう根拠のないことで信用しろというのどうなんでしょうか。
 それから手の内云々で愚問と仰りますが、そんな根拠も定かでないことで国民に対して金が出てくるという宣伝をすることはそれが正しい行為でなんでしょうか。
 仕分けが茶番だというのならばそれはそれでいいでしょうが、だとしたら具体的に何をいくら削るか明確にするべきではないでしょうか。よくある議論の中でそんな細かいことではなく大きな議論をするべきだと言う論がいます。別に大きな議論を否定するつもりはありませんが、そのような論の中には大きな議論をすればそれがまるで魔法の杖のようにそれで全てが解決するというような錯覚をしているものが少なくありません。金を捻出するということは今現在なんらかの事業に使われている金を削減するということです。大きな議論ができればそれで全てが終わるというような単純な物語ではないのです。つまりは事業仕分けのような細かい具体論の積み重ねに他なりません。
 もちろんそれをするのにも対官僚として改革は必要でしょう。また事業仕分けが不十分であるというということも事実でしょう。ですがだからといって大きな議論さえできれば全てうまくいくというような単純な物語で政策を語るのはまちがっているのではないでしょうか。そういう物語と十何兆円でるという現実な話の間には具体的な根拠が必要なのです。にもかかわらずその間の根拠を飛ばして自分たちを言っていることを信用しろというのは正しいことでしょうか。
 結局全てが推測に基づいてお話されているようにしか思えません。小沢さんがやってくれる「はず」という「はず」に基づいてお考えになってるようにしか思えません。小沢さんは変えてくれる「はず」、そうなればお金は出てくる「はず」、小沢さんにはそのための深謀遠慮がある「はず」ということにしか思えません。ですがそんな「はず」で政治を動かしていっていいんでしょうか。そうではないと思います。
 

2012.06.24 04:30 URL | つづき #- [ 編集 ]

つづきさん、あなたの考え方だと現状霞が関の出してきた数値を基本的に受け入れて、その範囲内でやれる改革しかないということになりますよ。

予算は各省庁がプランを出してそれを積み上げて省庁ごとに予算案を出してきます。
それを財務省が査定をして最終的な予算案を出して、最後は政治が審査して国会へ提出されます。
でもね、問題はこの予算案の出し方なのですよ。
殆どが各省庁ごとに予算を、あたかも民間企業の売上ごとく考えて出してきますからね、売り上げが少しでも減ったら大変とばかりに必要性の低いものもうまくお化粧して予算案に潜り込ませてくるのです。
だから各省庁別の予算額割合は殆ど変化がないのですね。

まあそんな予算はそれこそ我々外部の者がちょっと見にはすべて整合性が取れていて、けちのつけようの無いものに見えるわけです。
そこで思慮の浅い政治家は、だったら財務官僚と組めば予算案を動かすことが出来るのではと考えるのですが、いままでそれですべて失敗してきたわけです。
現に野田総理もその後ろにいた藤井元財務大臣(この人元財務官僚ですが)も、ミイラ取りがミイラになってあの体たらくです。
だからこの予算の抜本的組み替えが重要になってくるというわけです。
省庁別の予算割合をすべて現実の国の社会構造変化に合わせて変えてしまう事が前提となります。
それなしでは結局霞が関のいいなりで国民無視の政治が未来永劫に続くことになりますよ。

だからね、そういう役所の内実を知って失望した人たちは、天下りも拒否してやめていくわけです。
それは何もあの古賀さんだけではなく、ここ数年でも数百人規模で辞めていっています。
私はそういう一人で元キャリア官僚だった人の話も聞きましたよ。
彼が言うには役所の中はまるで精●病棟の中のようだったということです。
とにかく少しでも変えようとすると抑えつけられるのだそうです。
だからただただ黙々と上から言われたとおりの事をし続けることを要求されるのです。
もはや人間としてのまともな感性は否定されていくのですよ。
そんな、歯車にされたような人たちが出してくる予算案が、国会で殆どそのままに追認されていくのが今までの国家予算なのです。
だから必要なところになど予算はつかないのです。絶対に!
私はあなたと違ってそういうのは嫌ですね。
受け入れられませんよ。
だからまずは予算の組み替えをして外部の審査を入れても内容を精査していくことが重要なのです。

今まで通り内内でやらせていたら絶対に変えることなど出来ませんよ。
そして予算の抜本的な組み替えが出来たら、必要なところに予算をまわす事も出来るようになるのです。
事業仕分けの茶番など、あんなのは財務官僚が適当に各省庁に根回しして演出しているものに、軽薄な連中が国民への点数稼ぎに乗っただけのものです。
だから小沢さんは若手政治家があんなのに関わるのをやめさせたかったのでしょうね。
まあ先ほどの元キャリアだった人ではないですが、騙されるなよ!です。

結果的にどれだけの予算額を付け変える事ができるかはわかりませんが、多分我々が予想もつかないことが出来ると思います。
小沢さんは、この私でも知り合いから色々と聞くことが出来て驚かされたのですから、小沢さんの立場なら相当色んな事を知らされていると思います。
でもあなたに言わせれば霞が関が否定していればそれを鵜呑みにしてしまうのですから、この話は受け入れられないのはそうなのだろうなと思います。
でも本当に霞が関はそんなに信用していいのですか?
だったらいいですか、こう考えましょうよ。
もし予算の抜本的な組み替えをしてみて、どれだけ予算の付け替えが出来るのか試してみましょう。
それが逆にいえば今の日本の国家財政で出来る精いっぱいの限度だというわけですからね。
そして私の真の目的はその過程で、主役を霞が関から国民へ移していくことにもあるのです。



余談ですが、知り合いの研究者らから日本の基礎研究の現場の悲惨さを聞く機会がありましたが、それによればあのIPS細胞の研究ですら殆ど予算が付かないのです。(最近では予算が潤沢に付いたのは日本人のDNA研究に対してだけだそうです)
山中先生も信じられない位苦労しておられます。
霞が関はそういう先生方の話を真摯に聞くわけでもなく、平然と門前払いしてきたのですよ(ここではふれませんが本当はもっと腹立たしい事をしているのですがね)。
そのくせあの八ッ場ダムの様なものにはお手盛りで何千億円も平気で予算をつける。
もう滅茶苦茶です。
これではどんどん人材が流出していってしまいます。

介護社会福祉医療研究教育、こういう分野はまだまだ予算が足らずより多くの予算が必要なのですが、現状では既存の予算枠の中で分配するだけですから大きなことは何も出来ません。
研究に関して言えば、民間はといえば、たとえば民間企業の研究機関は研究者の自由な研究などさせてくれません、だからせいぜい私立の大学で研究予算がなんとか付く位かな。
主力の国立大学は、山中先生らをみていればあきらかなようにあの程度で、むしろ研究予算が先細り状態です。
公共事業をみても、大型案件は国土交通省は好んで予算を付けますが、生活道路に関しては非常に冷淡です。
それは作業量が多くて今の人員では対応など出来ないからですね。
だったら地方に財源ごと移譲しましょうよ。
でも彼らはそれをやると売り上げが減らされるとばかりに猛反対です。
介護福祉の現場はもっと悲惨です。
現場を知らない官僚達が医師を頂点として介護福祉現場をピラミッドのような形にしようとしています(その方が管理しやすい)。
おかげで病院などに多くの介護現場が抱え込まれていき、それに組み込まれない事務所や施設はたぶん数年もしない内に閉鎖に追い込まれるでしょう。
もう現場では取り込みが始まっていますよ。
介護関係ではその為に医師をトップに据えて必死で対応しています。
そこには主役である利用者の事など何も考慮されていないのです。

結局国民本位の政策など何も出来ないようにもっていっているのです。
すべて霞が関の都合で動かされているのですね。
それじゃあ、だめじゃんが私の考えであり、辞めて行った官僚の人達もそういうことでは国民に申し訳ないと辞めていったのです。
そして本来はそういう気概のある人たちこそ役所に残って国民の為に頑張って欲しいのですが現状では生かされないまま排除されるか辞めるかしかありません。
だから政権交代だったのですが、野田さんらの裏切りでこの体たらくです。
残念でなりません。

2012.06.24 09:12 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

何でもかんでも官僚のせいにしていれば、自分の応援する政治家には傷がつかないからね。
しかしながらそれが結果として政治家を甘やかすことになってると思うんだけど。
もういっそのこと官僚の一斉大量退職でも起きてしまえばいいんじゃないか?
そういえば大阪市交通局では、運転手の大量早期退職でバス事業の存続そのものが危うい状態になっているのをご存知かな?
あれは民営化するというより、民営化せざるを得ないというのが実態。
運転手が確保できそうにないんだもんね。
霞ヶ関もいずれ同じことになる?

2012.06.24 11:29 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]

風太さん、長々と書かなくたって一言ですむんだョ。あなたの説は何で結局「小沢さんが!」って所にいきつくの?(笑)

ヒント=政権交代時、民主党内で実質上、最も力を持っていた政治家はだあれ? そして何をしてくれましたか?

ヒント②=あなたのヒーローは脱原発で役に立った? 3・11以後に何をして何を語ってくれました?

>だから政権交代だったのですが、野田さんらの裏切りでこの体たらくです。残念でなりません。

正解=「小沢さんの数々の裏切り(不実行)でこの体たらくです。残念でなりません」

あなたはの根っこはいつも一緒。小沢がダメ政治家と認めると、「熱烈応援していた自分自身の負け」になると思っているからかな。政治家ってもっと自由に応援したり批判したりしてもいいんですよ?(笑)

いい加減、自分でブログでもやって好きに長文書いていたほうがいいと思う。小沢はもういいから。もうすでに終わってる政治家ですから。

政局騒ぎの時だけ、はしゃがないでほしいですね。小沢もそれを応援する人も。

2012.06.24 17:36 URL | siroto #m.7Jyogc [ 編集 ]

小沢がネットのインタビューで脱原発、反TPPを述べたって?
ニコ動かなんかで言ったのか? ネットで発言するというのは特定の支持者向けのものでしかない。堂々と国民向けに発言すれば政策の本気度や、過去の発言との矛盾などをマスコミや反対派から検証される。そういう過程を経ない内向きの言説は政策の発表として意味をなさない。

風太さんは、小沢はなんでもわかっている(はず)、予算組み替えをやりたかった(はず)、霞ヶ関に抵抗した(はず)なんてことを延々と説きまくるが、なんで、それを今までやらなかった?

政権獲得後の9ヶ月は幹事長という党の要職にいたぞ。その間、なにかやったのか、霞ヶ関の意思を排除した予算の組み替えとかやったか。党務だから、そっちの方は関与できない? 党改革をやって有能な議員をそれなりの地位につけたらよかっただろう。訴訟中だったので動けなかった? 小沢派の議員に知恵をさずけてやらせばよかっただろう。それとも小沢派というのは小沢ひとりがえらくてなんでも出来るが、子分は金魚のフンということか。それができないのならば、その程度の政治リーダーに過ぎないということだ。

>私はね、小沢さんらに日本の一番の問題点である政策を変えられない体制をいつでも変えられるような体制に作り変えて欲しいだけなのですよ。

小沢は政治改革と称して小選挙区制、交代可能な(保守)二大政党制を作り上げた。党代表に就任したこともある。政権与党のもとで党幹事長に就任もした。でも何もできなかった。風太さん、あと、何がほしい?

2012.06.24 19:42 URL | タラリ #- [ 編集 ]

 いえ、別に改革を否定してはいませんよ。ただ私が言いたいのは根拠も示さないで膨大な金が出てくるなどという物語を言うべきではないというのがその趣旨です。
 改革をするべきだで終わっているならばそれはそれで理解できます。また付け替えてみましょうというならばそれはそれでいいでしょう。ですがその根拠も見通しもなく十何兆円もでてくるなどというのは詐欺ではないかと申し上げているわけです。
 やはり根拠を示さずに具体的な膨大な金額が出てくるなどというお話は問題ではないでしょうか。いくら出てくるかわからないと仰っていますが、だとしたら膨大な数字を挙げて国民を惑わすようなやり方はすべきではないのではないでしょうか。どのような人からどのようなお話をお聞きになっているのかわかりませんが、ここで拝見している限りではその人たちの印象か、または所謂否定なされる事業仕分けレベルでのムダがあるということをお聞きになっているだけのように思います。確かにムダはあるでしょう。ですがそれら個々の場所にムダがあるということとあれだけの膨大な金が出てくるということには間があるのです。そこを飛躍して一緒くたにされるのはいかがでしょうか。もしそうでない、印象や細かい話ではないというのであれば、具体的な積み上げをお示しいただけるものと思います。そうでなければお聞きになってるお話は印象か事業仕分けレベルの細かいお話であるとおもわざるを得ません。
 そもそも行政改革をしなければならないということとそれによって十何兆円がでてくるという話とは別の話です。山中氏が苦労している、だから行政改革派しなければならないという話と十何兆円も出てくるなどといって国民を惑わすことは別の次元の話です。行政改革をしなければならないからといって、いくらでてくるかわからないと仰っているように、根拠もなく国民に膨大な金が出てくるといって惑わしてもいいことにはならないのではないでしょうか。
 行政改革のお話と十何兆円というお話は直ちにイコールではありません。まして具体的数字を挙げて国民に根拠もなく金が出てくると態度をとるのはあまりに無責任に過ぎます。そして根拠もなく十何兆円も出てくるという話に対して、その間の議論を飛ばして「行政改革が」と仰るのはどうなのでしょうか。私はまったく賛同できません。
 

2012.06.24 19:47 URL | つづき #- [ 編集 ]

元大阪府民からの伝言さん
いまや政治家のほとんどはそれほどの力などありませんよ、それは単なる幻想です。
力があれば日本はとうに変わっています。
そして何でもかんでも官僚のせいにしているわけでもありません。
何度も繰り返しますが、私が問題視しているのはこの現体制と体制を支える霞が関という組織です。


sirotoさん、タラリさん
すこしは自分の頭で物事をきちんと考えてくださいよ。
手の付けようがありません。


つづきさんへ
予算の組み替えで十何兆円出てくるのかどうかは私にはわかりません。
だから数値を並べても無責任と言われれば、今の時点ではその通りになってしまうのかもしれませんね。
でも日本は普通の民主主義の国ではなく、言ってみればかつてのソビエトみたいな官僚国家なのですよ。
普通の国ならば官僚に命じて情報を出させて、それで精査して予算のねん出がいくらかも出す事は出来るでしょう。
だから日本が普通の民主国家ならばあなたの言うとおりだと思います。
でも日本は普通ではないのです。
日本では官僚は政治家の言う通りにはしないのです。
だからあなたの言われている事はこの日本では当てはまらないのです。

また必要な情報を入手できても、それは表に出来ないルートからの情報になります。
よって仮に誰か政治家が財務省の情報を入手出来たとします。
でもそれを根拠にしてその政治家が何か改革プランを発表したとすればどうなりますか?
その情報を流した官僚は役所にいられなくなるでしょう。
そうなれば省内に確実にいる改革派官僚の信頼は得られなくなり協力が得られなくなることでしょう。
だから何度も言いますが、実際に政権を掌握しないと、たとえ知っていても情報源を守るためにも具体的な事は何も口には出せないというわけです。
したがって根拠など示せるわけもなく、それこそそんなことをしたらこの変革はその時点で潰されてしまうでしょう。

予算の組み替えでいくら出てくるのかはわかりませんがそれでもやるしかないのです。
そこを変えられないからいつまでもこの流れを変えられないのですからね。
そこを変える事はこの国のあり方を根底からから変えることです。
だからやってみて財源があまりでてこなかったら、その時はその部分は批判すればいいとしか今は申し上げられません。
でもやらないうちに無責任な事を言っていると非難し否定してしまうのはすこしおかしいと思いますよ。
それはつまり霞が関・マスコミから流される一方の言い分を信じ込んでいることにもなります。

予算の組み替えとはある意味財政の革命です。
これが出来れば日本の体制は根本的に作り変える事が可能になります。
ですから私は予算の組み替えで出る金額よりも、組み替えで霞が関財務省の力の源泉を奪う事の方がより重要だと思っています。
すべてはここからなのです。
そして同時にやることは情報公開です。
この情報も霞が関が現体制を守る為の力の源泉ですからね。


皆さんの言い分を聞いていると、どうして日本がこれだけ構造的な問題を抱えていても変えられないできたかよく理解できます。
それは政治家個々の批判や政策の是非についてはよく勉強している(違う人もいるけど)けど、肝心の政策をどうやったら実行出来るかについては何もないのですよ。
政治は政策が実現できてなんぼのものだよ、言いっぱなしではなんら意味を持たない。
だからどうしたら自分たちの考えている事・思いが政治に反映されて、実際に国を変えられるのかまでを考えなくてはならないんだよ。
その為には素晴らしい事を並べ立てているだけの政治家では駄目で、それを実現する戦略をもった政治家でないとだめなんだな。
だから私は小沢さんをかっているわけであり、ここの皆さんはそれを非難はするけど、では誰がどの政治家が自分たちの思いを実現してくれるかとなると何も言えない。
言えないわけだよ、いないんだからね。
またそれでも他に実現出来る政治家がいない事を認めようとしないのは、それはつまり本当は変えようという気が無いからなのではないでしょうか。
だから現体制の枠内で、上から与えられた範囲内の改革のようなもので我慢しようとしている。
すべては受け入れる事で始まるというわけでしょうか。
でもこれが日本人の中でもわりと政治経済社会に関心を持つ人のレベルかと思うともの凄く寂しくなります。
せめてこのコメント欄を見ている皆さんは、私達のやり取りの中から、この国は変革が必要なのだということ、そしてこの国を本当に変えるにはどういう意識改革が必要なのかも含めて、少しでも分かってくれれば幸いと思います。
そうでなければ私のこの長い長い書きこみも全くの無駄な徒労で終わり、それこそ無意味ですからね。


それにしても世の中小沢嫌いが本当に多いですねえ。
なにかにつけて小沢はどうたらとか、だから小沢はこうたらとかそんな話ばかりです。
でもそんな人達は、ではどうしたらいいのかというと、何もない。
結局自分たちがマスコミの作り上げた小沢悪党論に踊らされて言わされているだけだという事に気が付いていないのですよね。
それはまさに私から見ると信仰のようにもみえてしまいます。
上で小沢非難をしていた人達の言い分の殆どはマスコミで言われているものそのままの受け売りです。
自分自身で考えていない証拠です(だから信仰かな)。
そして結局のところみなさんは現実を何も見ていない見えていないのでしょうね。
だから今何が起きているのか日本がどういう立場に置かれているのかもまったく関心が無いというかそこに危機感がない。
野田政権が進める消費増税の意味も、原発再稼働の意味も、そして原子力基本法の改正で安全保障を入れた意味も、そしてTPP加入についてもよくわかっていないのではないかな。

※何度もふれますが金子先生と神野先生の共著「失われた30年」を読めばここらへんの流れがよくわかります。

もしわかっていたら小沢非難よりも、彼らがどうして反対しているかもわかるはずです。
マスコミは小沢さんらの反対行動を単なる政局づくりと矮小化して非難していますが違います。
消費増税は民主党政権の役割を放棄して霞が関変革を断念する事につながりますから反対するのは当然です。
これをやったら民主党は存立の意味を失います。
また野田さんらの進める事が本当に危険な方向だということもあります。
それは、つまり野田さんらの進む方向の先にあるのが、アメリカ追従の日本を恒久的に続けるということなのですからね。
もうそうなったら変革も何も出来なくなる、後戻りできないのですよ。
だからいまが本当に引き返して舵を切り替える最後のチャンスなのですよ、それがあなたがたときたら小沢さんらがいなくなれば日本が良くなるという風に、ピントがはずれたようにすら考えている。

どうしょうもないなあ。

2012.06.25 02:02 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

政権交代から数カ月後に「子ども手当に所得制限を導入しなさい」と言ったのは当時幹事長だった小沢さんです。これ、マニフェスト違反じゃないのでしょうか?

結局鳩山さんが所得制限をつけないと決め、菅さんも財源問題やら「バラマキ」批判やらありながらも所得制限とは言いませんでした。野田政権になって、公債特例法案との取引で自民公明に押されて導入するハメになりましたが。

まだ「ねじれ」状態にもなってなかった時に、すべての子どもを支援する理念を曲げようとした小沢さんが、国民との約束を守ってくれる人なんですかねえ。ああ、それも官僚の陰謀なんですか。

2012.06.25 04:47 URL | kiriko #- [ 編集 ]

kirikoさんへ

小沢さんが幹事長の時代に、党の要請でそれを言ったように報じられていますね。
だとしたらそれは間違った考え方だと私も思います。
たしか厚労省はそれに反対していたと思います。
厚労省の対応は正しいと思いますね。

何度も繰り返しますが私は小沢さんのすべてを正しいとか支持するわけではないのです。
ただこの国の体制を変革するには彼のような政治家が必要なのです。
あなたは今の日本に変革が必要とは思いませんか。
今の様に霞が関と財界主流派に任せていたら日本は潰れますよ。
私はせめてそれだけは避けたいと思います。
たとえば日本の未来の為にも、世界へ貢献する為にも、新しいエネルギー革命の先頭を行かないとならないと私は思います。
その為にも彼ら霞が関の関与や財界主流派の様な邪魔な連中は排除したいのです。
それには国民的な意識の共有が必要です。
そしてその為には霞が関が握り続けている情報の公開と、国民による情報の共有化が大事になってくるわけです。
だから既存の既得権益勢力である霞が関や財界主流派に妥協ばかりしている様な政治家では役に立たないのです。
小沢さんらはその点使える政治家だと思っています。
あなたもそういう粗さがしをして、だから小沢は駄目と言う結論ではなく、駄目なところ間違っているところは批判して、でも使えるところは有効に使おうとする考えに変えてくださいよ。
日本は我々国民の怠慢もあって政治家の人材もあまり余裕が無い状態です。
だからどんな政治家でもその時々に使えるならば使っていくしかないのです。
そういう考えにならないと国は良くなりませんよ。

2012.06.25 08:45 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

風太さんへ

>政治は政策が実現できてなんぼのものだよ、言いっぱなしではなんら意味を持たない。

あなたの仰るとおり! だからあなたはそれを小沢議員に言ってあげないと! で、小沢議員は政権与党の幹事長という立場にいながら、たくさんのチルドレンを今も引き連れるほどの力を持っていながら・・・言いっ放しではなく『どんな政策を実現してくれた』の?

>なにかにつけて小沢はどうたらとか、だから小沢はこうたらとかそんな話ばかりです。

だから風太さん、それは『あなたの方』なんですよ(笑)、いつまでもごまかしていてはダメ。政局がらみになると、いつでも元気よくなるんですよね、あなたのような方や小沢議員っていうのは。

>野田政権が進める消費増税の意味も、原発再稼働の意味も、そして原子力基本法の改正で安全保障を入れた意味も、そしてTPP加入についてもよくわかっていないのではないかな。

例えば消費増税に反対しても、その裏で橋下同様の緊縮政治を行っていくのならまるで意味がないのが『現実』だと思うのですが、風太さんの現実にはそうは見えていないのですか? 小沢議員は橋下の緊縮政治を「私と同じだ」と仰っておりますが、その事はあなたにはどう見えているのですか?『小沢議員の橋下マンセーの態度』もまさか、世の中をよくするための『小沢議員の戦略』とか?(笑)

例えば脱原発。それを実現するには今、しっかり電源確保の根拠を示し反対の声を上げるべきだと思いますが、小沢議員は具体的に何をしてきましたか? 今何をしていますか?

>素晴らしい事を並べ立てているだけの政治家では駄目で、それを実現する戦略をもった政治家でないとだめなんだな。だから私は小沢さんをかっているわけであり、ここの皆さんはそれを非難はするけど、では誰がどの政治家が自分たちの思いを実現してくれるかとなると何も言えない。

だから、あなたが言うように『政治は政策が実現できてなんぼのものだよ、言いっぱなしではなんら意味を持たない』ということであるならば『風太さんの現実』の中では、小沢先生は何を実現してくれた事になっているのですか? 是非教えてください。

>上で小沢非難をしていた人達の言い分の殆どはマスコミで言われているものそのままの受け売りです。

あなたの仰る『説』こそ、まさにネットのテンプレのように思えるわけですが。いまだにオザワサンガー・オザワサンガーって・・・ほんと、もう小沢はいいんで。小沢議員では日本の変革など絶対にできませんから(書いてて情けなくなりますね)。せめて今後、小沢抜きで語ってみたらどうでしょうか(笑)。

2012.06.25 23:09 URL | siroto #FqCXxziE [ 編集 ]

あのひと、民主主義というものをまるで理解していない人ですね。「主権在民」とか「基本的人権の尊重」が憲法で明言されているのに、全然行使していませんから。
 それで、ある人にフリーハンドやマスターキーを与えれば、すべてが解決するとでも思っているようですし。

2012.06.25 23:59 URL | puyonyan #- [ 編集 ]

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/searchdiary?word=%A5%B8%A5%E7%A5%F3%CB%FC%BC%A1%CF%BA&type=detail
http://www.manjiro.or.jp/jpn/foundation/index02.html#directors
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20110602
http://www.47news.jp/47topics/tsukuru/article/post_39.html
http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/contents/fuji/2005/fuji20050419134025.html
だいたいが、小沢は原発A級戦犯だし、片山さつきと全く変わらないと思いますが。

2012.06.26 00:07 URL | puyonyan #- [ 編集 ]

puyonyanさんご紹介の最後のリンク先の記事、酷いですね。自分も数年前ネットで発見し、小沢宛に「あんたも一度も就職したこたとねぇだろうが。二世議員という親のコネ丸出しの人生歩んできといて偉そうなこと言うな」っていうメール送りました、余りに腹立ったんで(笑)。そしたら秘書が書いたであろうメール帰ってきましたけど。

ま、こんなこと言う人間が再分配とか国民の生活なんて考えてる訳ないし、いくら霞が関とアメリカの敷いたレールを壊せるかなんか知らんけど、期待なんかできるわきゃないですね。

2012.06.26 10:09 URL | tonybenn1973 #hj3M6W3Q [ 編集 ]

子ども手当の件は官僚のせいじゃなくて「党の要請」ですか。幹事長の小沢さんに要請する「党」って、誰なんですかね。

>あなたは今の日本に変革が必要とは思いませんか。 <

抽象的観念的な「変革」は必要だと思いません。必要なのは地道な改善。
「バサーっと」世の中を一変させるような変革を夢見るから、橋下さんに人気が移るんだと思います。

2012.06.26 13:09 URL | kiriko #- [ 編集 ]

今回の消費税法案の衆院採決時に小沢議員は青票を投じる際に笑顔だった。議場の内外でヨシッ といったという。
もし、本当に消費税を上げることに反対であれば、投票数をみて顔を顰めるべきでは?
法案の衆院通過後に ヨシ ではなくチクショー があるべき姿ではないのか。
結局小沢議員には巷間言われているように理念も政策も主張も無く自分の存在する場所が欲しいだけのひとにみてとれます。

私は原発については推進派、消費税についても推進派です。そりゃ税金が上がるのは嫌だし、放射能も怖いけど中国を初めとし田周辺諸国が軍事的のエネルギー面でも原発をこれまで以上に推進していこうとしているのに日本だけ止める訳にはいかないと思うし、巨額な財政赤字がいづれ破綻するのは目に見えているから増税と社会保障の削減(年金や高齢者医療費)をしないと日本の若者に未来がなくなるのは目に見えていると思います。増税よりも日本がデフォルトしたときのほうがギリシャの状況を見ていると怖いし苦しいと思う。みんなないものねだりはやめようよ。

2012.06.30 13:43 URL | #- [ 編集 ]













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「決められる政治」を求める大手マスコミの皆さん、野田総理はとっくに「決められない政治脱却」を果たしています。
kojitakenさんのこちらの記事を引用させていただきます。 ◆kojitakenの日記 東京新聞を除く各紙、「決められない政治」脱却を大合唱/朝日新聞の惨状に呆れる http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120616/13...

2012.06.18 12:01 | Afternoon Cafe