きまぐれな日々

鉢呂吉雄前経産相の辞任騒ぎについてネットでは議論百出だが、私はこの件について多くを語りたいとは思わない。最初、自民党議員が鉢呂氏の「死の街」発言を批判していると聞いた時には、これまで原発を推進してきた張本人の自民党が何言ってるんだとしか思わなかったが、鉢呂氏辞任の決め手となったのは、「死の街」発言ではなく、報道各社によって表現が少しずつ違う「放射能○○○」という発言だったという。

鉢呂氏の首を取ろうと報道合戦を繰り広げたマスコミは論外だし、あっさりと鉢呂氏の首を切った野田佳彦首相の事なかれ主義にも呆れるが、私が思い出したのは「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺であって、鉢呂吉雄という男のあまりの軽さに脱力してしまったのである。

この軽さでは、新規の原発は建設しないとか将来原発はゼロになるなどと言っていたところで、いずれ必ず先頭を切って原発再稼働に踏み切るなど「脱原発」とは真逆の方向に進んだに違いない。野田新政権発足直後から野田佳彦は本当に自分がやりたい政策(原発維持など)を「政敵」にやらせる方針だろうと思っていたし、それは前回の記事にも書いた。だから私は、鉢呂吉雄の辞任を特に残念とも思わない。

ただ、あのどうしようもなかった論外の安倍晋三内閣(2006~07年)以来、閣僚のクビがどんどん飛びまくっている現状には、政治家の劣化を思わざるを得ない。

この惨状を招いた元凶は小選挙区制だと私は考えている。小選挙区制は90年代の「政治改革」の産物だが、これを推進した人物として、学者では山口二郎、政治家では小沢一郎と菅直人がそれぞれ筆頭に挙げられる。私は2000年代半ばに五百旗頭真、伊藤元重という2人の学者と朝日新聞の薬師寺克之(『論座』編集長を経て論説委員)が行なった小沢一郎と菅直人へのロングインタビューを記録した2冊の本をかつて買って読んだ。小沢と菅の政治思想や政策は、これらの本で彼らがしゃべっている事柄をもとに解釈している。過去にも当ブログで指摘したと思うが、小選挙区制、二大政党制に関しては小沢一郎、菅直人とも強硬な推進論者で、2人のうちでも特に強硬なのは小沢一郎だ。

だが、この制度のもとでは、公認権と(民主党の場合)幹事長が一手に握る政治資金の配分を恣意的に行なうことによって、二大政党の国会議員は党執行部という蛇ににらまれた蛙のようになってしまって、政治家が全然育たない。郵政総選挙直後の小泉純一郎や政権交代選挙直後の小沢一郎の前で、自民党・民主党の議員は言いたいことも言えず、日本の政治のレベルは大きく劣化した。その結果、つまらない失言で閣僚が辞任する失態が安倍政権以降6人の総理大臣のもとずっと続いてきた。

自民党も民主党もマスコミも、菅直人が総理大臣をやっているから政局が安定しないのだ、菅さえ辞めれば全ては解決して万々歳だ、と連呼してきたが、大マスコミが持ち上げた人格者(笑)の野田佳彦が首相を務める内閣でも、さっそくバカバカしい辞任劇が起きた。読売、朝日、毎日3紙の政治部長こそ引責辞任すべきなんじゃなかろうか(嘲笑)。

あんまり「野ダメ」(野田佳彦)やマスコミにばかり毒づくのも何だから、少しだけまともな動きもあることだけ書いておこうか。

今回の民主党代表選で、細川護煕が野田政権樹立に動いて野田佳彦、小沢一郎との三者会談を行なったことは、細川自身が明かしたから広く知られていることと思う。私は1993年に発足した連立政権で新自由主義を推進した細川護煕などたいして評価しないが、三者会談で細川護煕は良いことも言っている。9月3日に読売新聞が報じたところによると、細川護煕は、

1994年に細川政権が導入した衆院小選挙区比例代表並立制度に関し、自民党一党支配を終える役割を果たした今、見直すべきだと明言した。

とのことだ。

また、8月14日付朝日新聞に根本清樹編集委員が書いていたコラムによると、野田佳彦や前原誠司の後見人といわれる仙谷由人も選挙制度見直しに言及しているらしい。以下引用する。

 政党政治も、二つの大政党が交互に政権を担うのが本当に現実にあうのか。複数政党の連立、連合による政治が常のことになって不思議はないのではないか。そう考えれば、衆院の選挙制度を比例代表中心の仕組みに変えることが充分選択肢になると仙谷(由人)氏はいう。政治のかたちを再び大きく転換させる力業である。

(2011年8月14日付朝日新聞掲載「ザ・コラム」(根本清樹編集委員執筆)より)


根本記者の同じコラムには、小沢一郎と親しい田中康夫は、選挙制度見直しには言及せず、次の総選挙では税制、原発、公務員制度を論点にして、50~60議席程度の政党が四つ五つできるのではないかとの見通しを述べたことが紹介されている。

しかし、第一党が地滑り的勝利を収めることが多く、第二党もそこそこ議席を得るものの、第三党以下の議席がわずかになってしまう現行の選挙制度で、どうやって50~60議席程度の政党が四つ五つできるというのか。田中康夫は、おそらく小沢一郎に遠慮して選挙制度の再改革に言及しないのだろうと想像するが、そんないかさま的な態度では全く議論に説得力を持たない。

断っておくが、私は野田佳彦や前原誠司ら松下政経塾出身の民主党議員の後見人であるらしい仙谷由人など全く支持しない。仙谷由人という男の本性は、一昨年の「文化大革命」発言に凝縮されていると考えている。

だが、たとえ仙谷由人や細川護煕が発言したことであっても、正しいことは正しいのだ。私が念頭に置いているのは例によって「小沢信者」のことであって、小沢信者という人種は、小沢一郎の主張に反対する者を「敵」と認定して徹底的なパージを行なおうとする。6年前の「小泉信者」も同じだった。

かつての「小泉信者」や現在の「小沢信者」は、小選挙区制とそれが生み出した、血に飢えた群衆を満足させて彼らを権力者の思うがままに制御するための「劇場政治」という麻薬に冒された重症の中毒患者のようなものだ。彼らもまた、日本の政治をダメにした元凶に数え入れて良いと思う。

そういえば昨日、9月11日は、ニューヨークのテロ事件から10周年であるとともに、小泉純一郎の「郵政総選挙」から丸6年の日だった。奇しくも今年の「9.11」は6年前と同じ日曜日。私に言わせれば、戦後日本の政党政治にとっての「命日」から数えての「七回忌」だ。

今こそ選挙制度はを比例代表制を中心とする制度に作り変えるべきだ。小選挙区制比例代表並立制は、日本の政治を硬直させてダメにする弊害こそあれ、メリットは何もない。民主党は小沢一郎、菅直人ら「トロイカ」を乗り越えるべきだし、野党も選挙制度再改革を声高に主張すべきだ。
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従来政界からは比例区減の話ばかりでしたから、少しは比例重視の声が出始めたというのはちょっと驚きです。

そもそも自民も民主も小選挙区のせいで過度に大敗した経験を持ちながら、未だあんな制度を更に推し進める議論が主というのが実に不思議なのですが。

二大政党=小選挙区というドグマに縛られているのか、或いは選挙区をいじると地盤を抱える有力議員を整理しないといかんからでしょうか???

現状の面倒としては、自民党が次の選挙に関しては小選挙区で圧倒的有利という可能性を見ていて、制度改革には反対しそうなところですかねえ。
逆に大敗しかねない民主には改革の動機がやっと出てきたとしても。

2011.09.12 14:15 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]

今現在は民主の一部やたちあがれ日本、国民新党が中選挙区制の復活、公明党が比例中心にするよう主張していますよね。

ただ、どちらにしても手間と費用は今まで以上にかかってきますから、仮に比例中心になったとしても、国民も多少の金銭スキャンダルには目をつぶるべきではないでしょうか。
ある程度費用をかけないといい民主主義政治はできませんし。

たしか、90年代の政治改革の背景にも、宇野・海部政権の行き詰まりと、故・金丸信の金銭スキャンダルがあったことから、より費用を安く、かつ二大政党制が進められる小選挙区制がいいということだったと思います。
(ちなみに中選挙区制では、資金は派閥が、活動は後援会がサポートしていたと聞いています。後援会が世襲議員を増やしたとも言われていますが)

2011.09.12 18:27 URL | SPIRIT(スピリット) #Bcjh3QfU [ 編集 ]

以前も似たことを書いたと思うのですが、山口二郎氏は90年代後半にはドイツ式の小選挙区比例代表併用制に変えるべき、と一定の自己批判をしています。(『日本政治の課題   新・政治改革論』)
また私も小選挙区比例代表併用制か現行制度で比例区を全国区に統一すべきだと考えますが、必ずしも小選挙区制のせいで政治が悪くなったとは言えないと思います。同時に比例中心の制度ならば左派の選択肢が生まれるでしょうか?例えば中選挙区制最後の選挙だった1993年の衆院選で社会党は140近くあった議席を70台に減らしています。更に細川内閣の選挙制度改正案は当初小選挙区と比例区の比率が250:250だったのに参議院社会党が内閣の一員でありながら250:250の与党案を否決したことで、自民党と連立与党の衆議院3分の2合意をつくるため小選挙区300:比例区200(地域別11ブロック)になってしまったことを頭に入れなければなりません。これによって左派は間違いなく自分の首を締めました。また昨年の社民党の政権離脱以降は労働者派遣法も民法も所得・相続増税も進んでいません。

政治の劣化・特に左派の弱体化は決して制度やメディアのせいではなく、構想力と戦略のなさゆえの自滅だった面が多くあります。
(民主党に入党した辻元清美議員に悪態をつく福島党首を見ていると特に感じます。)
ひとつの課題が解決できなかったとしてもまだ他の課題に期待できるならば文句を言いつつ支持する粘り強さを持つべきだと思います。さらにKojitakenさんやブログの読者の人達が求めるような社会民主主義を掲げる政党が出てくるためには、左派が良い意味でもっとずるくなるべきではないでしょうか。ブログの内容とはずれていますがお邪魔しました。

2011.09.12 21:56 URL | RASEN #- [ 編集 ]

野田総理が経団連の米倉会長と会談しTPP推進の立場を言明したとか。
そして鉢呂大臣の後任は枝野前官房長官だとか。
ここまでくるとわかりやすいというか、やはり鉢呂大臣は邪魔だったということです。
鉢呂大臣は原発にもTPPにも慎重な立場でしたからね。
そんな人物よりも野田総理のいいなりになるであろう枝野前官房長官の方が都合がよいという事でしょう。

しかし疑問なのは当初すんなりと決まるはずだったような後任人事がまる一日ずれ込んだことです。
私にはわかりませんが、きっと舞台裏では経産相のポストをめぐる権力闘争があったのでしょうね。
野田大臣が米倉会長と会談したのにも、なにかありそうな気がします。

私はこれだけ簡単に大臣が変わるのも、選挙制度による政治家の劣化も勿論あるのでしょうが、ただでさえ狭い政治家の政策決定における裁量の幅が、さらに狭くなってきている事も大きいのではと考えています。
ようするに各大臣ポストには省庁のいいなりに動くような政治家が求められているのでしょう。
だから今回の鉢呂大臣のように、少しでも怪しい(つまり役所の考えに逆らう)動きをしそうな大臣は、このようにして簡単に取り換えられるわけです。
これでは政治家は単なるお飾りにすぎなくなります。
勿論民主主義にも大いに反することになります。
しかし自民党時代からこれが日本の政党政治の本質であったと私は考えていますし、民主党になってさらに露骨になってきているのではないでしょうか。

2011.09.12 22:12 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

参議院もそうでしたね。自分たちが多数派の時は二院制は優れている、といいますし、不利な時は廃止論を主張してきます。

2011.09.13 07:03 URL | puyonyan #- [ 編集 ]

比例代表制度や多党制を見直す動きは世界的にありますね。二大政党制の限界は各国で見られます。ただ比例代表中心の多党制の欠点を申しますと、1.比例区選出議員が多くなり、都市中心、地方軽視、自由貿易至上主義の議員が増える可能性がある。 2.特定政党が単独過半数を取るのが難しくなる。選挙前に連立の枠組みを有権者に提示できればいいが、思わぬ選挙結果により、選挙後に有権者不在の連立工作が行われ、有権者の失望を招くリスクがある。 その辺も勘案しておく必要があると思います。

2011.09.13 11:03 URL | kechack #- [ 編集 ]

地元民ならともかく散々「ゴーストタウン」報道したマスコミが「死の街」批判ってどうなんですかね。
放射能なすりつけ発言はともかく「死の街」批判って納得できんね。マジで第四の権力が力を付けて来てる。

2011.09.13 19:54 URL | ヨンヒ #- [ 編集 ]

比例代表制といっても、現在の参議院の選挙制度は、政党ではなく個人が立候補する全国区に近いものがあります。これは無党派層を獲得したい政党の都合で導入されたようなところがあり、速やかに廃止すべきでしょう。マスコミと政党の歪な結びつきの原因にもなります。それを象徴しているのが、自民党からの立候補は仮だとか何とかいって当選した丸山議員で、あの頃には「そんなことを堂々と言う人なのか」と少し驚いたものですが、仙石氏とのいざこざや、同じ番組仲間の橋下府知事や島田伸介の現在をみると、むしろ庶民的なイメージの方が「仮」だったのかもしれないと思うようになりました。

現在の日本で比例代表制の拡大に期待することは、ヨーロッパのように極右が少数派としてあぶりだされるのではないかということです。極右があぶりだされ、今の自民党と民主党のような争いでも、極右と組もうとするような方は議席を減らすというような流れができればまだよいのですが…。ただし、日本の場合、極右の反対に社会民主主義が位置してしまうようなところがあり、再分配的な政策はそれでも伸長しない可能性が高いと思いますが…。(極右の反対には、一党独裁をともなう社会主義や、無政府主義の過激派が位置するのが正しいバランスだと思うのですが…。)

安部元首相のように、より親和性の高そうな党があるのにそちらに離党しない人もけっこう多いですしね…。

2011.09.13 21:59 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

議会制民主主義にあっては、特に現代のように高度に発達した時代にあっては、選挙において多様な民意が反映するような選挙制度でなければなりません。それなしでは、民主政治の実現は不可能です。小選挙区制においては大量の死票が出ます。つまり、多様な民意が反映しない選挙制度なのです。日本に民主政治を実現するためには、今すぐにでも小選挙区制を廃止しなければなりません。

2011.09.14 10:57 URL | hamham #wMyNaENg [ 編集 ]

それより1票の格差なんだと思いますが・・・。

2011.09.14 14:42 URL | やまぼうし #ehuBx04E [ 編集 ]


私も小選挙区制はすぐに止めてもらいたいです
私は 中選挙区制ではなく、大選挙区制を強く願っています
大選挙区制にすると金がかかるんだよ。と言う人もいますが
参議院の選挙区の人たちは それほどお金を集金してるんでしょかね
大選挙区制を願っているのは、中選挙区制だと少数政党の存続が危ういからです
例えば、定員が3人だと やはり自民、民主、公明になると思います
だから、私は大選挙区制を望んでいるのです
選挙システムが大選挙区制になることを 強く願っています


ところで、気まぐれな日々様
また新しく動画を作りましたので
よろしければ、ご覧になってください


政治手法「外敵を作って社会を安定させる」
http://www.youtube.com/watch?v=b5TN7fLfaQ8

エセ左翼とは「外交左翼・経済右翼」 今の「朝日」が代表例
http://www.youtube.com/watch?v=OcxmKlaAAak

2011.09.15 00:59 URL | matuo #eFH/e8Lg [ 編集 ]

かつての社会党のような政党が完全に消滅してしまった今、中選挙区制に戻したところで、右翼政党と新自由主義の政党だけの国会ができあがるでしょう。matsuoさんのおっしゃる通りです。ほとんど社会民主主義的な政党が入り込む余地はないでしょう。自民民主の右翼と新自由主義者が1つになって巨大政党の一党独裁さえ考えられます。

やはり、完全な比例代表制(アイルランドのような)にするか、小選挙区を100としても、あとは完全な比例代表制にするというのがいいと思います。以下のブログ記事に、アイルランドの比例代表制についてわかりやすい説明があります。

http://naokoguide.blog33.fc2.com/blog-entry-1267.html

2011.09.15 09:21 URL | 負け組の矜恃 #- [ 編集 ]

民主党は自民党以上に完全小選挙区への志向が強く、これまでの参与の果たしてきた役割を考えると、成田氏の就任などもあまり過大評価はできないかもしれません。また、参院との関係をよほど整理しないと、比例の要素を強くしても、たとえば一種の大連立状態が半ば永続しそうな懸念もあります。私は現行制度であっても民主党がもう少し左に位置する政党には十分なり得たと思っており、自らそのような道を打ち捨ててきた気がしています。

2011.09.15 13:23 URL | ぽげむた #tHX44QXM [ 編集 ]

おい、日本共産党かつての幹部、山下文男元文化部長が自衛隊と原発を容認しているぞw
都合の悪いコメントはIPアドレスごとアクセス禁止か?逃げ切れると思ってるバカwww
魚拓を取ったうえで晒してやるから覚悟しろやwww
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110813-00000301-gtwo-soci
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110824-00000301-gtwo-soci
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110830-00000301-gtwo-soci

佐野眞一氏の東日本大震災のレポート

「三十六人乗りの大型ヘリだった。中にはちゃんと医務室みたいなものまであった。僕はこれまでずっと自衛隊は憲法違反だと言い続けてきたが、今度ほど自衛隊を有り難いと思ったことはなかった。国として、国土防衛隊のような組織が必要だということがしみじみわかった。

とにかく、僕の孫のような若い隊員が、僕の冷え切った身体をこの毛布で包んでくれたんだ。その上、身体までさすってくれた。病院でフルチンにされたから、よけいにやさしさが身にしみた。僕は泣いちゃったな。鬼の目に涙だよ」

山下はそう言うと、自分がくるまった自衛隊配給の茶色い毛布を、大事そうに抱きしめた。

山下はその毛布を移送された花巻の病院でも、ホテルでも子どものように握りしめて放さなかった。

「この毛布は、運ばれた花巻の病院の毛布よりずっと暖かいからね。ところが、花巻の病院を退院するとき、それはこっちにおいていきなさい、と言われた。でも、看護師長がもらったものを取り上げることはないと言ってくれたおかげで、ここにもってこれた」

自衛隊の対応がよほどうれしかったのか、山下はもう一度毛布をしっかりと抱きしめた。

―今回の大津波と過去の大津波の一番の違いは、原発事故が起きたことです。山下さんは原発についてどう思われますか。

「僕は原発を全面的には否定しないんですよ。だって、将来の日本のエネルギー問題を考えれば、何が何でもいけないと言うわけにはいかない。それは防潮堤をもっと高くしろという短絡的な意見と同じでね。こういう事故が起きると、ほら見たことか、やはり原発はダメじゃないかという意見が必ず出てくるが、それもダメですよ」

原発事故については日共の大幹部らしい公式的見解が出てくると思っていたが、これは意外な意見だった。

2011.09.15 13:52 URL | 佐野眞一氏の東日本大震災のレポート #- [ 編集 ]

「左翼を伸ばすために○○制にしよう!」という発想は、ゲリマンダーと同じで、動機に問題があると思います。あくまでも、小選挙区だと死票が多くなる、弱者・少数者への配慮がなくなる、などの理由から主張すべきだと思います。

私は社民主義的な政策をのぞみますが、そのためにはむしろ、日本語能力を高めることと、徹底した情報公開により、国民の政治的判断力を高めることこそ大切だと思います。「思想教育か!」と言われそうですが、「科学的態度ですよ」と穏やかに反論するしかないでしょうね。例えば、「ローレンツ曲線というのがあって…」とか、「欧米の付加価値税は高いといわれるが、ゼロ課税制度などもあって…」とかいうことは科学的な態度ですよね。で、対する側は修正主義者が多かったりするわけですよね。

ただ、情報公開といったときに、組合の啓蒙主義的な態度みたいにならないようにも気をつけるべきでしょうね。私は、「左翼の後退」は、組合幹部の、「いつも正しい私たちの話を聞けば、みんな私たちのように思うはずだ」と言わんばかりの態度に原因の一端があると思います。あんなのにお金払いたくない…と。

2011.09.15 21:02 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

負け組の矜恃様。

>かつての社会党のような政党が完全に消滅してしまった今、中選挙区制に戻したところで、右翼政党と新自由主義の政党だけの国会ができあがるでしょう。matsuoさんのおっしゃる通りです。ほとんど社会民主主義的な政党が入り込む余地はないでしょう。自民民主の右翼と新自由主義者が1つになって巨大政党の一党独裁さえ考えられます。

負け組の矜恃様のご心配は、党議拘束を緩和・撤廃すれば、ある程度、解消すると思います。

中選挙区制・大選挙区制・比例代表制にしても、結局右派議員が多くなってしまうかもしれません。

しかし、一般的に右寄りと言われてる議員でも、各論的に左寄りの傾向もあります。
(民主党の川端G・野田G・前原G、自民党の民主党・新進党・自由党上がりの議員(石破政調会長・小池総務会長等)は、各論的に左寄りの傾向が強いと思います。)

しかし、民主党・自民党の党議拘束がある為、右寄りの傾向しか表に出せない状態です。

党議拘束を利用して右傾化することはできますが、党議拘束を利用して左傾化することはできません。

左寄りの傾向を表に出す様にする為、党議拘束を緩和・撤廃する必要があります。

2011.09.15 21:45 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]

毎日新聞の与良が「少数政党の意見が反映されるように議員定数の削減をするべき」とほざいていましたが、「そんな都合の良いことがあるか」と叫びたくなりました。

2011.09.15 22:12 URL | 不肖の弟子 #OmjuuAXs [ 編集 ]

私は、今の選挙制度は有権者の意思を反映した制度ではないということが問題であると思っています。小泉の郵政選挙でも、前回の民主党の大勝選挙も所詮は不平等な選挙制度のなせる技です(得票率と当選者数の比較をすれば、許しがたい制度です)。

もちろん、比例代表制に移行したからといって、今の日本人の民度を考えると、例えば、タレント候補を大勢立てて、躍進する政党が誕生するかもしれません。でも、それでも、アイルランド方式の比例代表制にすべきだと考えています。仮に、その結果、タレント候補を押し立てて大勝した政党が政権を取ったとすれば、国民の民意として受け入れざるを得ないでしょう。しかし、今の制度は民意さえ反映していません。比例代表制は日本人の民度を問うことができる制度だとも思います。また、地方選挙も比例代表制にすべきだと考えています。

所詮、選挙制度は制度にすぎません。いかなる選挙制度を採用しようが、民度が低ければ、結果は同じことになると思いますが、しかし、それでも、いやそれだからこそ、比例代表制にすべきだと思います。

2011.09.16 07:52 URL | 負け組の矜恃 #- [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2011.09.16 19:10  | # [ 編集 ]

matuoです 2回目のコメントをお許しください


自民党も新自由主義 民主党も新自由主義

ようするに、自民党と民主党の二大政党制では
国民にとって、選択肢がないということです

無論、TPPに関しても、両党とも支持です
農業関係の人たちは、どうしたらいいんですか

これは、アメリカもイギリスもそうなんですけど
二大政党制って、両党とも政策が似てくるんですよね

レーガン ブッシュシニア クリントン ブッシュジュニア
サッチャー メージャー ブレア キャメロン

クリントンやブレアが第3の道とかいっても、
実質みんな新自由主義ですよ

だから、けっきょく国民にとっては
「中国共産党一党独裁」とほとんど同じなんですよね
アメリカもイギリスも日本も、選択肢がないわけですから

オバマで若干(ほんとに若干)リベラルに戻しましたけど、
それでも今のアメリカがリベラルだとは思えませんね
去年の中間選挙でも大敗しましたから オバマは

だから私は、都道府県単位の大選挙区制が一番好ましいと思っています
全国比例制だと、地方の人の声が届きにくいと思うからです

どっちにしても、現状の小選挙区制だけは
今すぐにでも止めてもらいたいです

切なる願いです

2011.09.17 02:54 URL | matuo #eFH/e8Lg [ 編集 ]

ここで比例代表制度を希望している人たちは、比例代表制度の欠陥部分を知っているのでしょうか?また、比例代表制度の欠陥部分を承知の上で、そのリスクヘッジを具体的に思考したり、あるいは、そのリスクを背負う覚悟をしっかり持った上で希望しているのでしょうか?

選挙制度に「これが正しい」というのはありません。各々の選挙制度には、どれも長所と短所があります。
小選挙区の欠陥部分は、みなさんが主張していることで正しいですが、日本は、1955年以後、中選挙区制でまともな政権交代をしたことがないのです。「政権担当能力」という言葉が言われましたが、これは、阪神大震災と東日本大震災の政府の動きで「自民党しか持っていなかった」ということが明らかになりました。

日本のような1億人の人口と世界第三位のGDPの経済力を持ち、高度な法治主義を実現している国で醸成するのは、「実際の行政の動きを把握する」だけでも時間がかかるのです。そこから「決断」「方向性の決定」をするのですから、政権担当能力を持つには、本当に時間がかかるのです。
覚悟を決め、「第二党を育成する」ということも有権者の責任になるのです。

そのことを通じて、定期的な政権交代によって、政党間の緊張を高め、国民の意思を立法や行政に反映させることは必要ですが、中選挙区制に実現しなかった以上、「第二党が政権を担う可能性が高まる」制度を導入したのは至極当然の話であって、小選挙区制を批判する資格は、あなたたちを含めた日本国民には「まだない」と断言しなければなりません。

本当に、みなさんが求める民主政治を実現したいのであれば、みなさんは、自分自身の感情と思考を猛省し、理想と現実のギャップから逃げず、人権でも経済でも軍事でも、みなさんが希望することに「徐々に進む」ことを望み、そのためには「自衛隊の派遣賛成」という意見を持つ義務があります。

この私の発言に嫌悪したり、無視したり、批判したり、反論するようでは、あなたたちの求める民主政治をはじめとした理想とした社会や世界は永遠に構築しないという真理を理解してください。
みなさんが理想としている政策や社会制度の「裏」には、とんでもない「覚悟」があるのですよ。

2011.09.18 16:03 URL | わくわく44 #- [ 編集 ]













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