きまぐれな日々

昨日(8月29日)に行なわれた民主党代表選で、野田佳彦が民主党次期代表に選ばれた。これに伴い、菅直人内閣は総辞職し、野田新内閣が誕生する見通しだ。

前回のエントリで、タイトルに「『前原誠司新首相』が確定的」と銘打ったが、そうはならなかった。前原誠司は主流派内に敵を作り過ぎた。その結果菅直人陣営も岡田克也も離反した。

一方の小鳩派だが、前回の記事に

もし今回小鳩派が担ぐのがあの「原発の守護神」海江田万里だとしたら笑ってしまう。

と書いたのは、もちろん小沢一郎が海江田万里を担ぐだろうと予想していたからだ。だいたい6割から7割くらいの可能性で、小沢が海江田を担ぐのではないかと思っていた。鹿野道彦もいたが、1997年の新進党最後の党首選で鹿野と争った小沢が鹿野を支持するとは思えなかった。だが、小鳩派にはまだ小沢鋭仁もいたし、「隠し玉」がどうこうと言っている連中もいたから(私は「隠し玉」なんか信じてなかったけど)、3~4割程度は不確定要素があると考えて、断言はしなかった。

それは当たったのだけれど、タイトルにまで掲げた「前原圧勝」の予想は大外れだった。「野田佳彦では勝てないから俺が出る」と言わんばかりの前原誠司の自信満々の態度からは、とてもでないけれどもこんな大失速は予想できなかった。

だが、いざ前原が失速した時に思ったことは、「これはみんな小沢一郎の術中にはまっているのではないか」ということだった。

以下は一種の陰謀論というか陰謀仮説かもしれない。だが、どうしてもこの仮説を捨て切れないので書く。

現在は、誰が総理大臣になっても舵取りが難しい時期だ。自民党政権時代にもこんな時期があった。それは2008年9月1日に福田康夫が突然辞意を表明したあとのことで、急遽自民党総裁選が行なわれることになった。当時は民主党に勢いがあり、誰が総理総裁をやっても難しいと思ったが、「国民的人気」があるとされていた麻生太郎が総理大臣になった。しかし、朝日新聞の政治記者・曽我豪に書かせたと言われている『文言春秋』誌上での解散予告に反して、麻生は議会を解散できず、就任後わずか半年で内閣支持率は一桁にまで落ち、その後「西松事件」の影響で一時持ち直したものの、民主党代表が小沢一郎から鳩山由紀夫に代わると再び自民党の勢いは落ち、ついに衆院選で惨敗を喫してしまった。

今民主党が置かれている立場も当時の自民党と同じ、否、それよりさらに厳しい。3年前には、麻生が勇気を持って解散すれば、自民党はたとえ下野したとしてもそれなりの議席数は獲得できただろう。しかし現在は、当時の麻生同様「国民的人気」があるとマスコミが喧伝している前原誠司が新代表・首相に就任したところで、解散総選挙をやれば民主党は惨敗するに決まっている。

しかも現在は原発の問題がある。世論は「脱原発」指向が支配的だが、永田町や霞ヶ関では「原発維持」や「原発推進」が圧倒的多数を占める。菅政権下では、ずっと前から調整運転を続けてきた北電の泊原発3号機こそ菅首相が辞意を表明した隙を突いて北海道知事の高橋はるみが営業運転を認めたものの、定期点検で停止中の原発は再稼働していない。これを1基でも再稼働させるだけでも世論の批判を浴びる。内閣支持率は下がる。

菅首相が「脱原発」を打ち出したのも、東電原発事故への対応から原発の恐ろしさを身を持って感じたこともあるだろうけれど、東日本大震災が起きなければ3月に菅政権は倒れていただろうと言われるほど追い詰められていたこととも関係がある。つまり、何らかの政権浮揚策が必要だったのだ。菅首相は、「脱原発」に活路を求めた。

しかし、菅首相の「脱原発」路線は一定の支持を得たものの、菅内閣の支持率上昇には結びつかなかった。私は、せっかく「脱原発」を口にしながら、菅政権の腰が引けていたことが原因だろうと考えている。特に経産省からの「原発維持・推進」の圧力は強い。それにいとも簡単に屈したのが経済産業大臣の海江田万里だった。

今回、小沢一郎が担いだのはその海江田万里だったのである。私は海江田に言及する時、意識して「あの『原発の守護神』海江田万里」と書くようにしている。それくらい、海江田の妄動は目を覆うばかりだった。海江田は何の根拠もなく原発の「安全宣言」を出し、わざわざ九州に出向いて玄海原発の再稼働を要請した。そのあげくに菅直人に「梯子を外され」て菅と大喧嘩。国会で自民党議員に追及されては泣き出し、掌に「忍」と書いて、その文字がわざわざテレビカメラに映るように手を高々と掲げた。

いくら「担ぐ神輿は軽くてパーがいい」とは言っても、ここまで手の施しようのない無能な政治家を担いで代表選に勝つつもりが果たして本当に小沢一郎にあったのか。私にはとてもそうは思えなかった。

そもそも、民主党の党勢が今後回復する可能性はあるのか。それさえ疑わしい。そんな情勢下で小沢一郎はこれまでどんな行動をとってきたか。それは組織を「ぶっ壊す」ことだった。

古くは1992年の佐川急便事件のあと、金丸信、竹下登、小沢一郎の3人が連日新聞に「金竹小」(こんちくしょう)と叩かれていた頃に遡る。あれほどマスコミに叩かれていたはずの小沢一郎が、「政治改革」の旗手となり、自民党を割って出て新生党を作り、細川護煕連立政権を樹立したのは翌1993年のことだった。その後新進党を結成して政権奪取を狙った1996年の総選挙で自民党に敗れ、野中広務や加藤紘一らに「一本釣り」をやられて新進党の党勢が縮小すると、小沢一郎は1997年の新進党最後の党首戦に勝利したあと、新進党を解党した。そのあと結成したのが自由党だった。自由党は2003年の民自合併で民主党と合流した。

小沢一郎は経世会を飛び出し、新進党を解党し、自由党を民主党に合流させたわけだが、その度ごとに政党のグループ(経世会)や政党(新進党、自由党)の政治資金の残金をせしめては、自派の拡大に金を使ってきた。自民党時代から幹事長の座を小沢は好んできたが、それは幹事長というポストが候補者の公認権や金庫を押さえることができるからだ。だから「西松事件」で民主党代表を退いた時にも小沢一郎は幹事長に居座った。小沢一郎は、自らに従順な議員には手厚く援助するが、小沢に楯突くような人間は徹底的に干し上げる。だから周りにはイエスマンしか残らない。

そんなことをしているから自派から候補者が出せなかったんだといえなくもないけれども、それでは小沢一郎は「海江田万里代表」にリアリティがあると本気で思っていたのだろうか。政治バラエティ番組でビートたけしが言っていたが、海江田が総理大臣になったら経産省と小沢一郎の板挟みでまた泣き出すんじゃないか。誰もがそう思うのではないか。

今回の代表選の決選投票における海江田万里の票は177票。昨年菅直人と小沢一郎が争った時に小沢一郎が獲得した票は200票だから、それと比べると大幅に減っている。これを「小沢一郎の影響力の低下」と見るべきなのか。そうではないだろう。今回、鹿野道彦やその支持者のかなりの部分が決選投票で野田佳彦に投票したとされる。また、野田佳彦のかつての腹心だった馬淵澄夫及び支持者の多くは決選投票で海江田万里に投票したとされる。さらに、2005年の代表選で前原誠司に敗れた菅直人のグループの多くは第1回投票から野田佳彦に投票したとされる。

これらのことからわかるのは、鹿野道彦にせよ馬淵澄夫にせよ菅直人にせよ、皆「敵味方思考」で行動しているということだ。「敵の敵は味方」の論理。政治家は政策で動くのではなく、自らの感情で動くのである。それら一切合財を考慮に入れて、それでも海江田万里で勝てると小沢一郎は踏んだのか。

永田町や霞ヶ関の論理に従えば、現在定期検査で停止中の原発を一刻も早く動かす方向の圧力しかかからない。しかし、原発を再稼働させれば間違いなく世論、特に「脱原発」論者を敵に回すことになる。「脱原発」派の機嫌もとりたい小沢一郎にとっては、それは避けたいところだろう。

原発の件に関して言うと、経産官僚の意を受けて玄海原発再稼働へと動いた海江田万里は、代表選の告示を受けて、それまでの原発に対する姿勢を突如転換して、「40年で原発をなくす」と言い出した。これは「転向」ではあるけれども、40年といえば原発の耐用年数。つまり、定期点検中の原発を1基残らず再稼働しても、耐用年数に達した原発の再稼働さえ認めなければ自然に達成できるという、きわめてハードルの低い目標だ。しかも、耐用年数に達する原発が次々現れるのは数年後からであって(1973年の石油危機を機に「田中曽根」が原発推進へと舵を切ったことを想起されたい。現在は、石油危機からまだ40年は経過していない)、その頃には海江田はもう政界にはいない。つまり、古い原発の存廃を判断する機会は次の首相あたりには、まだわずかしかないのである。現在はそういう時だ。そんな時に打ち出した「40年で原発ゼロ」とは、要するに「脱原発」の政策なんて何もやらないよ、と言っているのと同じことだ。だから、仮に海江田万里が総理大臣になったら、定期検査中の原発はいとも簡単に再稼働させてしまうだろう。もちろんそれは野田佳彦が今後行なうであろうことでもある。要するに、総理大臣が野田佳彦であっても海江田万里であっても「脱原発」は菅政権より大幅に後退する。

現時点で、菅直人は「脱原発」の功労者だった、言われるほど悪い政権ではなかったという評価が一部から出され、かなり広く共感を得ている。私は、東日本大震災以前の菅政権は全く評価しないが、大震災に伴って起きた東電原発事故を機に曲がりなりにも「脱原発」(それは「減原発」へとすぐに後退したが)を打ち出し、浜岡原発を止めて玄海原発の再稼働を阻止したことだけは一定の評価を与えることができると思う。そして海江田万里が総理大臣になって原発を次々再稼働させれば、「菅直人=脱原発、小沢一郎=原発推進派」という評価が国民の間で定着することになる。そんな選択を小沢一郎がするだろうか。

勘繰り過ぎかもしれないが、今回の代表選を小沢一郎が本気で勝ちにいったとは、私にはどうしても思えないのである。

ただ、一つだけ間違いないのは、今後どうやっても民主党の党勢は低下するしかない現状で、小沢一郎が次にとる手は「民主党の解体」以外にはないということだ。人間は一度やったことは何度でも繰り返す。ここでポイントになるのは、党を解体する時に金庫を押さえていることだ。経世会、新進党、自由党。全部のケースで小沢一郎は政治資金を持ち逃げした。民主党でも同じことをやる。だから前原誠司との交渉で幹事長のポストを要求したけれども、前原がそんな要求をのむはずがなかったとは前回にも書いた。

前原なら、来年の代表選までの「つなぎの代表・総理大臣」なんかに甘んじるはずもなく、解散・総選挙をやるかもしれない。そんなことをされては金庫の鍵を握り損ねる。だから小沢にとっては「前原代表」だけは阻止しなければならない。一方、野田なら来年の代表選までの間の解散はまず考えられない。その間、「消費税増税」だの「原発再稼働」だの「TPP」だのの不人気の政策は野田に全部やらせて、野田内閣の支持率が下がり切ったところで「次の代表」の座を勝ち取る(=金庫の鍵を握る)。これが小沢一郎の青写真だったのではないか。そのためには、何が何でも前原を潰さなければならない。表面に出てきた情報は何もないが、水面下では小沢一郎による猛烈な「前原潰し工作」がなされていたか、さもなければ事前の情勢調査によって主流派で決選投票に残るのが野田佳彦だと確信したのか、そのいずれかの理由によって前原の線は消えたと確信した小沢が、およそ勝てるはずもない海江田万里をあえて担いだのではないか。そう私は想像する次第である。この流れと関連するが、野田佳彦が幹事長に誰を指名するかも注目されるところだ。まさか小沢系の人物にはならないとは思うが、中間派の人物が選ばれれば、それだけでも小沢一郎にとっては成果だろう。

ついでに言うと、今後野田がやるであろう「消費税増税」も「原発推進」も「TPP」も、すべて小沢一郎本来の政策と一致する。小沢一郎の昔からの主張は「所得税と住民税の半減と消費税率の大幅引き上げ」であり、小沢一郎は「原発利権」に絡んできた人間でもあり、自他ともに認める自由貿易論者である。今はそれらの本来の持論を偽装しているけれども、小沢一郎の本質は野田佳彦と何も変わらない。それでも看板だけはしばしば架け替えるのは、「政策は大道具、小道具」で「金がすべて」というのが小沢一郎の本質であることを理解すれば不思議でも何でもない。

長々と書いたが、来年、またも不毛な「政界再編」が起きるのではないかというのが私の予想である。野田佳彦の政策や思想信条については何も書かなかったが、「原発推進」、「消費税増税」、「TPP推進」、「沖縄米軍基地の県内移設」が軸となる上、野田佳彦は民主党内でも有数の右翼政治家であることには注意を喚起したい。民主党ではよく前原誠司が「タカ派」の代名詞とされるが、実際には旧自民党の羽田孜系、旧自由党の小沢一郎系、旧民社などとともに野田グループが前原より「右」に位置する。前原はもちろん軍事タカ派の新自由主義者だが、民主党内では「まん中」程度に過ぎない。野田の政治は前原にやらせるよりもっと悪くなる。はっきりいって野田政権に期待できるものは何一つない。

しかし、野田政権でさらに悪くなる日本を「変える」のに、無定見の権力亡者である小沢一郎がまたぞろしゃしゃり出てくるのであれば、1982年の中曽根内閣発足以来の「失われた30年」を「失われた40年」にするだけの話である。最近の小沢グループはますます「カルト教団」と化していて、同グループの決起集会で、ある若手議員が「今回は海江田首相を目指そう。来年は小沢首相を実現するぞ!」と叫ぶと、会場から万雷の拍手がわき上がり、「ガンバロー」三唱が響いたという。冗談じゃない。最初から「1年限定の傀儡政権を作りますよ」と言っているようなものだ。これほど国民をバカにした話はない。

この異常な集会のニュースを聞いて私が思い出したのは、突飛な連想かもしれないが、5年前に加藤紘一の実家が放火されて全焼した時、ある講演会で自民党の稲田朋美がこの件に言及して「先生の家が丸焼けになった」と軽い口調で話したところ、会場が爆笑に包まれたという話だった。カルト集団には、世間の常識が通用しない独特の空気がある。それは極右もリアルの小沢信者(=民主党の小沢・鳩山グループ)も同じことだ。

いずれにせよ、次期政権にも期待できなければ、党内野党ともいえる「小鳩派」も完全なカルト集団と化した民主党に、もはや未来はない。昨日の民主党代表選は、民主党の「終わりの始まり」を告げるできごとだった。
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輿石東が幹事長内定だそうで。
小沢一郎大勝利だな。

2011.08.30 17:47 URL | Ursaemajpris #- [ 編集 ]


今朝の朝日新聞ですが、野田氏が党首選を制したことについて、

>政治の流れを逆戻りさせず、前へ進める――。そんな現実的な判断といえる。

>最大の勝因は「野田氏らしさ」ではないか。それは候補者の中でただひとり、復興増税に賛成し、税と社会保障の一体改革でも、政府の消費増税の方針の堅持を明確に唱えたことだ。ぶれずに増税の必要性を訴えた姿勢に、一定の共感が広がったのは間違いない。
国債が格下げされるなど、日本財政は危機的な状況にある。にもかかわらず、政治家は国民に厳しい現実を説いて負担を求めることを厭(いと)い、必要な決定を先送りしてきた。
野田氏の当選を、こんな「先送りの政治」から脱却する機会にしなければならない。

と、野田氏が消費税増税に踏み切ることを後押しする言葉がならんでいます。

財政赤字を消費増税で解決するのが常識、定説であるかのような書き方です。

毎日新聞も、

>復興増税だけではない。消費税率の引き上げを含む税と社会保障の一体改革についても、依然、党内の抵抗は大きい。当面の復興増税についても「将来世代に負担を先送りしない」と語った野田氏だ。強い意志で財政再建と持続可能な社会保障制度作りを進めてもらいたい。

と書いていますが、野田氏=消費税10%というイメージがあることを考えると、やはり消費増税を後押ししているといえます。

私は、格差が問題とされるようになり、それに加えて、不況や震災が生活の苦しい人たちをさらに苦しめている今の状況を考えると、累進性の強化による所得税増税や資産課税の増税を考えるのが普通だという感覚をもっていますが、こうも大手マスコミに、堂々と反対の立場から、さも当然のように論じられると、少し自信を失ってしまいます。

さて、私には経済学の常識がないのでしょうか。それとも、たんに、大手マスコミは、お金持の人たちの立場の論説をしているのでしょうか。

経済学者も「学者」ならお金もちですしね…。

正しい知に至る方法って、難しいですね。

2011.08.30 21:24 URL | suterakuso #- [ 編集 ]

えっ、幹事長に輿石東だってにレス

向こうにレスできないのでこちらへ

1 小鳩派に抜けられて少数与党になるという羽田政権(社会党を冷遇して連立離脱されて少数与党)の2の舞を避けたかった

2 小鳩派をいびり出したところで自民党にも大連立反対派が多く大連立の見通しが立たない

3 小沢に近いと言っても実は輿石は政府に従順(強行な増税論者ではないけどかといって反増税をつよく訴えたりはしなかった、原発についてもそう)

ということだと思いますよ。
私見ですけどね。

2011.08.30 22:32 URL | 社共支持者 #- [ 編集 ]

これで一部で報道された川端幹事長だったら
増税派な上に原発推進派という安倍に並ぶクソウヨ政権の誕生でしたねw
まあ明日の経産大臣と文科大臣次第で
やっぱり自民以上に酷い政権になる可能性もありますが

2011.08.30 22:38 URL | 社共支持者 #- [ 編集 ]

社共支持者さん、

「えっ、幹事長に輿石東だって」というのは、野田佳彦はなんと小沢一郎に民主党の「金庫の鍵」を渡したのかって意味ですよ。

世間では、代表選で野ダメが勝ったのは、菅直人や岡田克也が野ダメを支援したせいだなんて言われてますけど、菅や岡田でさえ小沢一郎の掌中で踊ってたんじゃないかという気が私にはします。

政策のことなんか関係ありません。民主党の政治家は、誰一人として「政策」なんかでは動いてませんよ。

2011.08.30 23:49 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

 長々と書かれていますが、何でそう考えるのか、問題の所在がさっぱり分からない。
 脱原発や反原発は争点ではないし、前原氏の票数が伸びなかったのはあまりに早い表面への復帰は総理になっても叩かれる材料になり、そのまま解散へ追い込まれるんじゃないかと言う一般議員の恐れが原因でしょう。
 いかに大過なく政権を持続できるかが、選挙権を持つ議員の最大関心で、小沢の傀儡と叩かれるだろう海江田、外国人献金の傷が深い前原には消極的にならざるを得ないでしょ。

 何とか残り2年でで挙党体制を固めつつも、自公と親和性の高い野田氏で与野党対立を緩和しつつ、支持率回復をはかる・・・麻生氏と同じようにうまくいかないでしょうが。
 
 本音を言えば、前原氏の方が解散に追い込まれやすそうなんで期待してたんですがね。
 解散マダー?

2011.08.31 04:41 URL | nanbu #- [ 編集 ]

政局も政策も、放射能の拡散には何の構いもなく、
むしろまんべんなく混ぜてみんな仲良く生き地獄で生きようじゃないか、な~に早く死んだ方がマシだと早晩思うようになるし、そうしてくれた方がこちらも助かるんだウッシッシ、
みたいな感じがして、今は日本の国政を真正面から見ない方が良いように思います。
言葉は悪いが胸糞悪くなるだけです。

海外全体の流れから、日本はどういう立場になっているのか、何を要求されどう応える、どう応えなければならない可能性があるのかとか(マクロ視点)、
自分の身の回りの町内会や会社の互助会等で、どう放射能対策・防護に取り組みネットワークを繋いでいるかとか(ミクロ?視点)、
そっちならいくらでも語る意味はあると思うんですが、国政はもう…。
まともに相手をしようと思えば思うほど、ヘドロの底に沈むようなもんです。

国政はフクシマと共に政府が脳みそメルトダウンして、なおも汚染域や犠牲の拡大を目指す『放射能の権化』と化しました。
だから頭の中にコンクリートの防護壁をしっかり作って、彼らに汚染されて絶望を植えつけられないよう精神的距離を置くこと、それを第一に考えた方がいい。

そのうちマクロからの圧力か、ミクロからの押し上げかが密となり、それが極となって猛烈な勢いで吹き出した時に、
その勢いを借りて、一度国政その物を廃炉にし、新しい政治力供給システムでも構築しないことには、
国会解散しても状況はさほど変わらんでしょう。

夢想家と言われようが、現在をあまり相手にせず(とは言っても実際の放射能防護対策にはしっかり気を配った方がいい)、未来を相手に政治を考えていったがいい。
今からでも密にそれを練り上げていけば、国政再編の折りには良い指針の材料としてそれを提示できると思う。

それはある種の逃避かもしれないが(というか放射能からは逃避しないと危ないじゃないか)、
今や何の希望も見出だせない国政の悪夢の中でさ迷うよりは、よっぽどマシではないかと思う次第。

2011.08.31 07:04 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]

興石さんが幹事長だそうですね。
なるほど野田さんは意外に賢いのだなあと思いました。
野田さんがもし総理を続けるとしたら、なによりも党が存続していかなくてはなりません。
そして小沢外しをしていた間の民主党の凋落ぶりは誰が見ても明らかです。
野田さんは党務に小沢さんを巻き込むことで党勢の維持拡大を狙っているのだと思います。
つまり民主党の立て直しの為には小沢さん達の力が必要と痛感したのでしょう。
地方議員の経験がある野田さんにとってやはり小沢さんの力は大きいのでしょうね。
選挙で勝っておいてから幹事長を小沢さんの盟友の興石さんに任せる。
彼はなかなかにしたたかですね。
あとは東北復興と原発事故対応に新エネルギー推進と経済ですね。
経産相と財務相と環境相に誰をもってくるのか。
これでこの内閣の命運が決まります。
原発についてはまともに考えればすでに命運が尽きかけているのは明らかです。
そして一日も早く自然エネルギー推進に舵を切らないと日本はこの分野でも厳しい状況に置かれるでしょう。
現実の世界情勢をみればすでに化石エネルギーや核エネルギーの次の世代への競争がスタートしているのです。
原発事故という教訓を得たにも関わらずこのスタートを遅らせる事がどういう意味をもつのか。
これがわからないようでは国のリーダーの資格は無いと言っても過言ではないでしょう。

2011.08.31 16:30 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

マスコミも政治家もどこを向いてるんだか。
これだけ震災があったあとに増税。
しかも富裕層は負担なしってそれが経済学の常識って言うなら、頭いかれてますよ。
本当ならそういう人たちにこそ、負担してもらわなければならないはずなのに、減免って・・・


どういう神経してるんですかって問い詰めたいですよ。
あなたどういう頭してるんですかって。
特に庶民派ぶってるマスコミにですよ。特にね

2011.08.31 18:45 URL | yasu #VogXnsm6 [ 編集 ]

菅氏は辞任のドサクサに紛れて福島県入りして中間処分場の要求をしたのは許せん。
「私の選挙区で預かります」くらい言うのが筋だろ。
これだけでも震災対応はいくら評価があろうがチャラだ。

2011.09.01 00:43 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

本題からは外れますが。

kojitakenの日記で知ったのですが、長崎大の御用学者の山下教授が朝日ガン大賞を受賞したそうですね。
この山下教授はドイツのシュピーゲル誌のインタビューでも明らかなようにとんでもない研究者です。

彼はこのインタビューでも何かというとチェルノブイリでの経験を語ります。
そして今度は日本の福島で科学界に記録を打ち立てる大規模な研究になる調査が出来ると嬉々として語っています。
しかしその対象となる福島の多くの被曝者の健康についてはただ一言
「周辺住民に放射線による直接的な影響が生じるとは思いません。線量が小さすぎます。
(がんもがん死もまったく起きないと?)データーに基づけばそう思います」で片付けているのです。
だったら調査も研究とやらも必要ないではないかと突っ込みたくなりますが、目的が被曝者の為のものではないということですね。

この考え方は戦後日本にやってきて広島や長崎で被爆者の被害の調査だけして、治療は無視したアメリカの医師・研究者の姿勢そのものです。
彼にとっては福島の被曝者は患者ではなくただの研究対象のモノでしかないのでしょう。
彼が自慢げに語るチェルノブイリの事故も今回の福島の事故も民主国家でないがゆえに起きた人災です。
民主国家でない国の経験やデータは国家利益でしかないのに、それを自慢げに答えるのが山下教授という御用学者の本性なのです。

そんな人物に朝日ガン大賞なのだそうですから、もはや朝日新聞もとことん御用新聞と言う事でしょう。
もっとも福島であれだけ県民から嫌われている人物がその福島の県立医大の副学長になったりするのです。
国策に寄り添えば何でも望み通りのものが手中に出来るということでしょうか。

だからこの国は根本的な体制変革が必要なのです。
封建制残る明治以来続くこの体制の変革なくして民主主義の実現はありえないのです。

2011.09.01 19:10 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]













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