きまぐれな日々

岩波新書の新刊である内橋克人編『大震災のなかで』という本を読んでいる。これは、岩波新書編集部によると、

 現地で活動を続けた医師やボランティアをはじめ、作家や学者ら33名が、〈3・11〉の意味、復興のあり方などについて、それぞれの思いと考えをつづります。

とのこと。それに内橋克人(と岩波書店の編集者)が編集したものだ。

3番目に柄谷行人が「原発震災と日本」という題で書いた文章が載っている。柄谷氏は、「原発に関する本以外に何も読めなくなった」と書いている。私もそうで、震災前に読み始めていた本の続きが読めなくなった。それで、全然ん本を読まない日が続いたが、ある日原発に関する本を読んだら、あっという間に読めてしまった。それで今に至る。

柄谷氏は、私は自身が原発建設に対して何の抵抗もしなかったということに、忸怩たる思いがある。

と書いているが、私も含めて同じ思いの方は多いのではないだろうか。私は、原発事故がここまでひどいものになろうとは予想もしていなかったが、被曝労働や放射性廃棄物の問題、それに今ブログでキャンペーンを張っている「電源三法交付金」による原発立地自治体の「シャブ漬け」の問題などを認識していた。でも知っていただけで何もしなかった。4年前に東電が柏崎刈羽原発の事故隠しをしたことを指摘する英語記事を訳して『kojitakenの日記』に書いたりもした。でも、辛うじてそれくらいのことをして、以前からの原発批判派だった証拠を残しているだけであって、それ以上のことは何もしなかった。

昨日、テレビ朝日の『サンデーフロントライン』で、大学を辞めて在野の科学者として原発を批判し続けた高木仁三郎(1938-2000)を紹介していた。高木仁三郎の『原発事故はなぜくりかえすのか』(岩波新書、2000年)は、現在書店に並んでいる数多くの原発本の中でも特に推薦したい一冊だ。リンクを張ったamazonのサイトに掲載されている読者レビュー10件のうち9件までが東電原発事故後に書かれている。

夜にはNHKスペシャル「広がる放射能汚染」で、放射性物質を多く含んだ雲のようなもの(プルーム)が上空を通過している時に雨が降ると、放射性物質が雨粒によって地上に叩き落とされ、ホットスポットができるのだと言っていた。その例として、東京電力の福島第一原発から100km以上も離れた栃木県のある地域で線量を計測した例を紹介していた。私は原発事故の直後から、事故の悪影響はじわじわ出てくると予想してそれをブログにも書いたが、ホットスポットの話などをよく認識していたわけではない。

この番組が終わるとNHKはスポーツニュースを始め、それが終わるとウィンブルドンテニスの男子シングルス決勝戦の中継を始めた。私はパワーテニス全盛になって以来あまりテニス中継を見なくなっていたので、新聞のテレビ欄を見ると、なんと6月に「Eテレ」に改称したらしい教育テレビの「ETV特集」で原発特集をやっていた。大江健三郎と第五福竜丸の乗組員だった大石又七氏が対話していたが、東京の夢の島に第五福竜丸が展示されていることも知らなかった。昨日、たまたま夢の島公園の横を通過し、はるか昔、関西で過ごした小学生時代にこの地名を初めて知った頃のことを思い出していたが、第五福竜丸が展示されているとは、これは一度見に行かなければならない。

番組はその後、中曽根康弘や読売新聞の正力松太郎が原発を始めた話が紹介され、読売が紙面で原発キャンペーン記事を書いた現物を画面に映し出していたが、ああ、とうとうNHKまでもがこの史実を紹介するようになったんだなあと思った。しかし、このあたりで疲れが出て不覚にも寝てしまった。再放送があれば続きを見たいと思う。

延々と書いたが、このように時代は急激に変化している。変化は被災地の福島でもっとも大きく、これまで原発を推進してきた自民党福島県連でさえ「脱原発」を掲げざるを得ないまでになっている。原発から離れれば離れるほど「脱原発」の強度は弱くなるが、首都圏ではまだかなり強く、だから首都圏での「脱原発・反原発」デモは盛り上がる。柄谷行人も参加したという6.11のデモに私も参加したが、通りがかった長距離バスが信号待ちで止まったと思うと窓が開いて、「頑張れよー」という応援の声が飛び、デモ隊が歌う替え歌にバスの乗客が唱和してくれた。道を歩いていたスーツを着た男性がデモに飛び入り参加したりもした。そのくらい脱原発の気運は高まっている。ただ、同じ東京であっても永田町は外界から遮蔽されているらしくて、未だに原発を推進した自民党を引き入れて「大連立」政権をつくろうなどという妄動を、民主党側でも岡田克也らが展開している。呆れ返るばかりのKYぶりだ。

一方、西日本ではどうなのだろうか。空気を読んで「脱原発」へと舵を切ったあの橋下徹に牽引されているようでははなはだ心もとない。橋下の狡猾さには舌打ちするばかりだが、それでも「脱原発」を言わないよりは言った方がマシには決まっている。「原発銀座」の福井に近い滋賀県では、知事が「脱原発」のスタンスを示した。

前回のエントリで取り上げた玄海原発が現在は焦点になっているが、次に注目されるのは四国電力の伊方原発だろう。四国電力も関西電力や九州電力と同様、原発依存度が高いが、伊方原発には玄海原発や高浜原発(3号機)同様プルサーマル燃料を用いた原子炉がある(3号機)。東電の福島第一原発でもそうだったが、なぜプルサーマル燃料は「3号機」にばかり用いられるのだろうか。

伊方原発に話を戻すと、これは鎌田慧が「金権力発電所」と表現した(鎌田慧著『原発列島を行く』 集英社新書, 2001年)ほど、四国電力が札束で地域の人たちのほっぺたをひっぱたいて作った原発だ。この伊方原発に関して、南海日日新聞社の社主を務めて2006年に亡くなった斉間満氏の著書『原発の来た町―原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』が2002年に南海日日新聞社から出版されている。現在では絶版で入手困難とのことだが、pdf化されており、読むことができる(下記URL)。ちなみに私は、この本のことをブログ『SIMANTO114残日録』で知った。
http://www.hangenpatsu.net/files/SaimaIkataBook.pdf

ここには、原発建設が単に環境に悪影響を与えて放射線の危険を生じさせるだけではなく、いかに地域のコミュニティを破壊するかが描かれている。元伊方町長・井田與之平さん(1890-1990)の妻・キクノさんの自殺については、伊方原発を「金権力発電所」と痛烈に批判する鎌田慧のルポにも触れられているが、それがより詳細に記述されている。

こういう本を読むと、ますます強く原発を止めなければならないと思うのだ。「菅の脱原発は悪い脱原発、小沢の脱原発は良い脱原発」なんて言っている場合ではないし、そもそも菅直人も小沢一郎も「脱原発」などとはいえない。共産党支持者の一部には「脱原発」に冷淡な人や批判する人もいるようだが、そういう人たちに対しては、今回の東電原発事故の深刻さとか、事故前から営々と続けられた被曝労働の問題とか、積みあがる一方の放射性廃棄物の問題とか、札ビラで過疎地の人たちのほっぺたをひっぱたき、地域内でのいがみ合いや痛ましい自殺その他を引き起こした電力会社や政府のやり方(「電源三法交付金」の問題を含む)などなど、もろもろの問題をどう評価するのか聞いてみたい。

単にムード的に「政権交代熱狂に疑問を挟んだら『自民の補完勢力』になることなど、脱原発に疑問を挟んだら『原発推進派』になることとはよく似ている」などと言っている場合ではない。今朝(7/4)の朝日新聞にも、「志位氏が原発撤廃強調」という見出しの小さな記事が出ているが、それによると、志位和夫・共産党委員長は共産党の第3回中央委員会総会の幹部会報告で「多くの国民が『原発撤退』を真剣に考え、行動し始めている。その一点で広い共同をつくり上げたい」と述べて原発撤退を前面に押し出す考えを強調したという。これを「共産党も『脱原発』の翼賛体制に加わった」というのは勝手だが、原発の危険性、放射性廃棄物、被曝労働、地域の破壊などの論点について説得力のある主張を示せなければ、誰もついてこないだろう。
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本当に不思議だ。
小沢を批判して偽黄門(渡部恒三)は全く批判しない。
kojitakenは、基地外だ。

2011.07.05 23:12 URL | ナナ #- [ 編集 ]

フシアナさん…もといフシナナ、否、ナナさん
そういうことは少なくとも以下を見てから言ってちょ(ってちょい見で書き逃げ奴に言ってもしかたないけどw)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-957.html

あと、余談ですが、
最近のテニスがつまらない、と思っている人が私以外にいて安心しました・・・(^^;)

2011.07.06 02:31 URL | ウサギの耳アカ #- [ 編集 ]

諸々の議論を見ていると「自然エネルギーに先鞭をつけることへの可否」が見えてこないのが歯がゆい。
私は先鞭くらいはつけていいとの立場。
その開発にしろ、原発の全面撤退にしろ想像している以上の時間がかかるのは確実だろう。
この地震でいわゆる「推進派」の論拠はことごとく崩壊した以上、
「原発墨守派」「エネルギー転換先延ばし派」の表現が適当だろう。
同派など目の前の電力不足を重視する向きもあるが、
破局は時と場所を選ばない以上、それプラス安全策を決めておかないと。
しかし東通原発について東北電力が「ベント失敗なら建物に電動ドリルで穴開けて水素を逃す」と言ったのに呆れた。
(青森県の安全検証委員会でのこと)
こんなので「安全な推進」だなんて住民をナメるにもほどがある。
どうしても続けたいならもっとまともな策を考えないと誰も納得しない。

2011.07.06 08:08 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

日本おいて、放射線技術そのものが、オーバーテクノロジーである。

原発は当然全て廃止しなければいけませんが、それだけで満足してはいけません。

日本に於ける全ての放射線(放射性同素体も含む)技術・施設・設備を廃止若しくは廃棄しなければいけません。

2011.07.07 00:05 URL | #JalddpaA [ 編集 ]

全く他の人の文章をろくに読まずに批判または賞賛する人が多すぎる。私にはその神経がわからない。

経団連会長がヨーロッパで放言を炸裂させています。原発を継続するらしいですね。いつから国民の代表になったのか。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110706-00000017-jnn-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000105-san-bus_all

それにしても、サンケイが経団連会長のヨーロッパ訪問に力を入れています。経団連礼賛のつもりかしら。

2011.07.07 01:44 URL | 負け組の矜恃 #- [ 編集 ]

菅総理は今度は原発のストレステストをするそうです。

もうなんなんだろうなあ、こいつら。
ストレステストって、つまりはコンピューターによるシュミレーションでしょ。
それはつまりテストをする者が適当に情報をインプットすれば、自分らに都合のいい結果が出てくるだけじゃないですか。
今頃になってこんなバカバカしい茶番をするということは、つまりは菅内閣が何を考えているのかよくわかります。

もういいかげんにこんな政治ごっこやめにしてもらいたいです。
いまや与野党を見渡してもまともな政治家はほとんどいないよ。
与党民主党も執行部を牛耳るのは仙谷・岡田・前原・渡部・玄葉、野田、もういいや、くだらない学級会レベルのクズばかりだもの。
自民党はと言うと、谷垣・石原・石破・大森・逢沢、こちらもどうでもいいクズばかりだなあ。

正直言ってこの連中に比べたら小沢一郎の方が遥かにいいと思うのだけど、それはつまりガキのお遊びと大人の政治家のそれの違いの様なものです。
もうここまできたら官民挙げて拒絶する小沢一郎に一度総理大臣をやらせてみたらどうですか。
私はそれをして小沢一郎を乗り越えて行かないと、日本の政治はいつまでもこんな感じのままだと思いますよ。
霞が関も相当劣化しているようですし、小沢アレルギーの正体にそろそろ気が付いてもらいたいです。

2011.07.07 02:01 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

見よ、この小泉・清和会、新自由主義、マスコミ、横須賀・横田のバイタ臭ぷんぷんの、香ばしい「ハードボイルド小説」風文章を。

>要するに、菅はこの国のエスタブリッシュメントの尾を踏んだのだ。電力会社と原発関連企業と政界に横たわる闇の獣の尻尾を。

だとさ。

http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/301.html?c18#c18

2011.07.07 07:58 URL | cube #- [ 編集 ]

ろくな政治家がいないなら、直接民主主義制に回帰しましょうよ。
そうなっちゃいけない理由でも、あるんですか?
別に代議制と併用して、国家の重要事には直接民主主義制を使って物事を決めてもいいじゃないですか。
そうして、原発が本当にこの国に必要なのかどうかの国民投票をしましょうよ。

憲法改悪に繋がるという理由でこれまで、国民投票制度の整備には左派の反対が多いように思えたのだけれど、この機会に国民投票制度の整備の必要性を、我々日本国民の民主主義意識に対しての信用を、社会党や共産党など左派にも納得して欲しいんだなぁ…

でなければ、今度の事態もまた『天皇による原発不要宣言』という“玉音放送”で決着をつけることになるか、
最終的な決着はこのニ択以外にはないような気がする。日本という土壌では。

そしてもし、後者による決着が成されるならば、第二次大戦終了時と同じように、天皇の人心掌握性を維持・利用するために、この国の官僚体制はこのまままた50年は維持される、少なくともその大きな根拠になる。

原発(とそれに群がる連なる利権維持構造)が早期に日本から放逐されるなら、ぶっちゃけ私は上記どちらの決着でも構いやしないのだけれど、
今後100年の国家体制の基盤を考えた時には前者、国民投票での原発の放逐が決着されることを、なるべくなら民主主義者としては希望するんだけどなぁ…。

2011.07.07 12:36 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]

朱の盤さんへ

国民投票は大賛成です。
特に今度の事故で明らかになった国のエネルギー政策についてはなおさらやるべきと思います。

ただひとつ条件があります。
それは国策としての原発絶対維持・推進派が流していたインチキ情報ではない、科学的な真っ当な情報の共有化です。

何も本当の事が知らされないままでの国民投票では、カルト宗教団体の中での意思決定のようなものです。
そしてマスコミ機能が正常でない現在、その真っ当な情報の共有化が一番むずかしいところだと思います。

2011.07.07 13:34 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

ところで、民主党の前原氏は、朝日新聞の記事によると、脱原発を問う(国のエネルギー政策に関する)国民投票の実施には反対だそうです。

国民(有権者)は、選挙で代議員さえ選べば、あとは【プロ】の政治家に委ねるべきとの意図らしいのですが、怒りを覚えました。

しかし現行の小選挙区制度と2大政党の下では「YES」か「NO」しか実質的に国民は選べず、余程に状況が差し迫って「ワン・イッシュー」で闘われる選挙の場合を除けば、【総合政策】で国民は判断せざるを得ず、それはおしなべて単なる【印象的】な右派と左派という選択肢で、実際は似たような政策の2大政党の議席の折半になるというのが実際でしょう。

そういう意味で、私は選挙制度については、小政党乱立で連立政権が常態となろうとも、ドイツの様に「比例代表」を中心に据えた制度の方が、国民としての選択の幅が有って良いと私は考えます。

しかし、前原氏は、現状の小選挙区制度中心の選挙では、まず脱原発が「ワン・イッシュー」で選挙争点となる事は無いと見通して、発言しているとしか思えません。

たとえ国政の重要課題だろうと、直接民主主義の「国民投票」でなく、間接民主主義の代議制に委ねろというのは、何か他の意図が有っての発言とは思えませんから。

要するに、一言で言えば(主権者だのと言いつつ)、国民の意思を馬鹿にしているだけでしょう。(典型的な愚民思想)

彼(前原氏)は、別の場所で「20年なら20年で区切って脱原発というならば反対しない」などと、国民の【人気取り】の為のリップサービスをしている様ですが、それを私が一時しのぎのリップサービス以上の【本気】だと受け取れないのは、上記の様に…如何に国政の基本的問題であろうと直接民主主義である「国民投票」に反対してみせる事で、自分を政治の「プロ」としつつ、国民とは正確な判断が出来ない存在だと見下している「愚民思想」という…(庶民ならともかく政治家としては)…【最悪】の資質を持つ人間だからであり、こういう人間を私は決して信用しません。

まぁ…私の所属する共産党のよくやる「国民に党の主張が浸透しなかった」という選挙総括も、結果から自分の党の【体質】や【政策】を自省するのではなく、責任を党の政策を理解しなかった国民に転嫁するという意味で、同じく「愚民思想」という点で同罪ですが…(苦笑)

やはり、今は、解散総選挙では無く、脱原発か否か?という「ワン・イッシュー」を問う【国民投票】こそが、こうした政治家達に対する痛打や縛りになると、私が下記(↓)のブログで主張した事を、再確認した思いです。

http://blue.ap.teacup.com/nozomi/120.html

2011.07.07 15:31 URL | 伊賀篤=勉強不足のJCP党員 #Xk9Ues7M [ 編集 ]

まさに憲法改正を連想させるせいか、住民投票はともかく国民投票は、とくに左派的な側から主張されることはあまりなかった。憲法国民投票法案をなんとか成立させまい、有効要件を高めようと社民党あたりが頑張っていたことを思い出すと、苦笑したくなります。とはいえ、現実的に考えれば現行憲法と整合的な制度をつくってそれを実施するのに数年。その頃は原発問題が最大のイシューではありえないでしょう。一方、小選挙区制度に懐疑的な意見が多いですが、実際は最小限の票で最大の効果を上げうる制度でもあります。二大政党の片方が脱原発を打ち出して大勝することだって、絵空事ではありません。

しかし、現実には、脱原発の流れが進むとしても、一部で言われているような劇的なことは何も起こらず、「ゆっくり着実に」という経過をたどるでしょう。それを担うのは菅首相ではもちろんありえず、次の世代以降の誰かなのだろうと思います。

ところで瓢箪から駒のように、原発の再開が難しくなっているようで、私は曖昧な形でオフをオンにすることが一番良くないと思っていたのでこの点良かったとは思うのですが、ほんとうは3ヶ月前からやっておくべきことで、ギリギリのケースのみ、ストレステストを施した上で、一部原発の再開を国民にお願いする、というのが正しいあり方だったと思います。

2011.07.08 00:36 URL | 赤塚男 #- [ 編集 ]

九電のやらせメール事件が明るみにでましたが、まさにこれこそが原発推進勢力の体質の象徴ですね。
危険な国策エネルギー政策を僻地に押し付けて、その代わりに札束をばらまく。
この異様なやり方を日本社会で異様に見えないように日常化する為に、予定調和的なやらせを公然と行うことが実は以前から日常的にやらされてきたのです。
それが今回共産党地方組織の手で明るみにでたのですが、それに対してのマスコミの対応も実にひどかった。
特にNHKのニュースウォッチ9のキャスターの大越健介は、番組スタッフが作り上げた九電批判の意味を込めたVTRが流されると、その内容を殆ど無視していきなり話題を菅総理非難にすり替えてしまい、以後はひたすら菅総理の命じた原発の再点検非難に終始していました。

この大越と言う御用キャスターは以前からこの様な事を平然とやっていましたが、NHKがいまだに国策推進の為の御用機関の一翼を担っている証拠ですね。
大越は就任当時は少しはましな事を言っていたのですが、徐々に御用売言家になり下がっていった人物です。
それがいまだにこの様なNHKの報道の顔にいるのも、NHKのトップの意思が強く反映されているのでしょう。
これで視聴料など取るのですからとんでもない話です。

それにしても菅総理と言う存在はますます日本的な予定調和の世界をずたずたに切り裂いています。
おかげで国体護持勢力のインチキ振りがあからさまになり誤魔化しきれないくらいな状態になってきています。
大越の様な御用売言家達はそれを逆手にとって九電のインチキの隠ぺいに利用しようと必死の様ですが、もういくら頑張っても完全に誤魔化し続けることは出来ないでしょう。
菅総理もトンでもですが、それ以上に日本の支配層のB層化(笑)も加速しているようです。
元々劣化していたものが、もはやどうしょうもない状態です。

2011.07.08 04:35 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]













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2011.07.06 21:54 | 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)

「最強の反原発派」天木直人の転向
「敵の敵は味方」の論理を濫用し、“ナニワの暴君”橋下徹氏を無批判に持ち上げたりする天木直人氏*1だが、いくらなんでもこれはないだろう。 本題に入る前に、5月9日付の天木ブログより(以下、太文字は引用者)。 ■私と菅首相の違い(5月9日付『天木直人のブログ』)  

2011.07.07 21:47 | vanacoralの日記