阪神大震災が起きた1995年もそういう年だったが、今回の東日本大震災は、その阪神大震災と比較しても震災への対応が遅れ、そのことをもって政府を追及する声も、特に自民党など野党から強い。しかし、被災した地域の広がりが桁違いであることに加え、東電原発事故が起きた影響を無視するわけにはいかない。そして、原発事故対応は、仮に「原発を守りたい」モチベーションの強い自民党政府であったなら、現政権よりさらにひどいものになったであろうことは、想像に難くない。
現在の焦点は原発の再稼働へと移りつつあり、九州電力で停止している玄海原発2号機と3号機の再開の是非が議論になっている。予想通り、再開容認の姿勢を打ち出した古川康佐賀県知事について、『kojitakenの日記』で、
と書いて、古川康を批判したところ、読者の間でちょっとしたコメント欄のやりとりがあった。この古川康という人物、父親が元九州電力社員で、玄海原子力発電所のPR館の館長を務めていたらしい。古川康自身は中学生時代まで佐賀県で過ごしたあと、鹿児島のラ・サール高校に入学、東大法学部を卒業して1982年に自治省に入省し、2003年から佐賀県知事を務めて現在3期目。もちろん自民党系の知事だ。経歴からも、佐賀の「土豪政治家」といえると思う。土豪の御曹司が40代になって里帰りし、地元の知事になったのだ。こんな人間だから、全国で真っ先に原発の再開に応じる。
論外だ。
kagisou 2011/06/30 09:48
日本という国は電力会社が支配しているみたいですね。恐るべきことです。身の毛がよだつほどいやです。
この際、電力会社のいいなりになるのは嫌で、民主党も自民党も公明党も嫌いわれわれは国民は、一人ぼっちのドンキホーテみたいな菅さんを支持し、ともに進むしか道はないように思います。
yossie90 2011/06/30 10:40
そもそも菅首相が再開要請しなければ知事の判断も問われないわけで、知事の素性を云々する以前に政府の責任を問うべきでしょう。むしろ知事はともかくも最初は慎重姿勢を見せていたわけです。山口二郎氏が言っていたように、逆手にとって、この夏を(新たに稼動させる)原発なしで乗りきれるかどうかというチャレンジにすることもできたのではないですか。「原発解散」やもろもろの法案よりもはるかに少ない労力で(首相の一存で)、最大限の効果が得られる「脱原発」アピールになると思います。
百歩譲ってほんとうに再稼働が必要なら、首相本人が矢面にたつべきだとも思います(福井のように難航が予想されるケースにおけるカードのつもりか?)。いったいこのニュースを見て「一人ぼっちのドン・キホーテみたいな菅さん」なんて感想がどこから出てくるのでしょう。普天間基地問題の鳩山首相について、「官僚とアメリカと閣僚にハメられた」みたいなことを言ってた人たちを思い出します
Gl17 2011/06/30 13:13
どっちも極論だなあ、菅氏は確かに他より現状マシだし、でもアテにできるはずもないでしょ。首相は世の空気を読んでいるだけですから世論が脱原発に盛り上がればそちらへ動くし、政界で維持の動きが強ければ追従するし、社会の要請の向きに行くでしょ当然。
但し首相以外は「脱・原発」の世論を見て逆に旧来方針の固執に動いてるのが困るわけだけど。
私の意見はGl17さんに一番近いのだけれど、古川康の素性に言及してまで古川氏を批判したのは、原発を止められるのは原発立地自治体の首長だからである。玄海原発の例でいえば玄海町と佐賀県、敦賀の原発だったら敦賀市と福井県知事だ。敦賀市の前市長・高木孝一は1983年に
などという暴言を吐いたが、こんな人物を首長に選んでいるようでは原発は止められない。なお高木孝一は1995年に落選したが、その高木を破って以後5選された河瀬一治・現敦賀市長も原発推進派である。しかも、高木孝一の倅である高木毅は福井3区選出の自民党衆院議員であり、5月の国会で菅首相に退陣を迫った。高木毅もまた、古川康同様「土豪政治家」であって、それが国政に進出してきている。もちろん典型的な利益誘導型の政治家であろうことは容易に推察できる。これが自民党なのだ。100年経って片輪が生まれてくるやら、50後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。こいうふうに思っております。
今回の東電原発事故で、福島県民の間には「反原発」の気運が高まっている。言葉には言い尽くせない被害を受けたのだから当然だろう。原発推進派の民主党議員・渡部恒三の秘書を務めた経歴を持つ佐藤雄平知事も「脱原発」に転じたし、東電原発事故以前にはプルサーマル計画受け入れを声高に叫んでいた自民党福島県連も、腰を引きながらも「脱原発」を打ち出した。すると、東電原発事故直後には「エネルギー政策の転換」を口にしたこともあった自民党総裁の谷垣禎一は自党の福島県連をとがめるコメントを発するていたらくで、だから自民党はダメなのだ。
かつての「国民政党」から「階級政党」へと堕落した自民党は論外だけれども、私が言いたいのは、首長にどんな政治家を選ぶかが地域の住民に問われているということだ。いつまでも地域の住民が「土豪」の首長を選んでいたのでは、「土豪の、土豪による、土豪のための政治」しか行わず、地域は衰退する一方になる。
これに関連するのが「電源三法交付金」の話だ。地方を重視する論者の間でさえ、「交付金がなければやっていけない過疎の地方」などという表現で、電源三法交付金を問題視しようとしない傾向が強いが、とんでもない。電源三法交付金でできるのは、「なんでこんな場所にこんな立派な建物ができると誰もが思う」(東京電力の社員自らそう語っていた)ハコモノであり、その維持費には、かつては電源三法交付金は使えなかったので、原発立地自治体の中でも財政規律の緩い放漫財政をやっていたところでは自治体の財政を悪化させるところも出た。
さらに問題なのは、どの原発立地自治体においても、原発の黎明期は別として、ある程度原発が各地に建ち始めた時代には、どの地域でも例外なく反対運動が初期には強く、それを政府が「札ビラでほっぺたをひっぱたいて」強引に原発の建設を推進していったという事実だ。その結果、地域のコミュニティでいがみ合いが生じ、原発推進派の数が反対派を上回るようになると、「村八分」が起きた。その結果、今年の東通村議選などもそうだったようだが、原発の是非を争点にすること自体が憚られる悪しき空気が自治体を覆ってしまった。
これらの事情は、たとえば鎌田慧のルポに詳しい。私は鎌田氏の『原発列島を行く』(集英社新書, 2001年)を東電原発事故後に読んだ。
この本に、70年代半ばに愛媛県伊方町で四国電力の伊方原発に反対する運動(原発設置反対共闘委員会)をしていた元伊方町長の川口寛之氏の話が出てくる。川口元町長はもともとは原発賛成派だったが、他の原発立地地域の実態を知って反対に転じていたという。やはり伊方町長を長年にわたって務めていた川口氏の兄・井田與之平氏の妻が、ボーリング調査のための「仮契約書」だと言う四国電力の嘘に騙されて、夫の留守中に「承諾」の判を押してしまった。怒った井田氏に離別された妻は、鬱病になって自殺してしまったとのことだ(前掲書82頁)。これが「原発を建てる」ということだ。
だから、「電源三法」を廃止せよと私は叫ぶのだ。今回はエントリの半ばに合言葉を挿入する。
いる? 電源三法
きる! 電源三法
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atsushi_iga 2011/06/30 15:50
再開を認めた、2号炉と3号炉もそうですが、もっと心配なのは運転中の【最も古い】1号炉です。
この1号炉ですが、週刊現代によると、加圧水型で、炉内の圧力は150気圧も有るのですが、建築から40年が過ぎ、中性子線による容器の材質劣化により、97度以下に急激に冷却すると破砕するそうです。
(ガラスにお湯を入れるのと同じ温度破砕)
緊急冷却も出来ない、玄海原発の1号炉は、即時に【廃炉】にすべきです。
http://d.hatena.ne.jp/eirene/20110620/1308555942
atsushi_igaatsushi_iga 2011/06/30 16:15 3連投すいません。先程、菅直人オフィシャルHPに載っているメールアドレスと、首相官邸の御意見フォームに…
「玄海原発の2号機と3号機の再開の替わりに、緊急冷却も出来ない、玄海原発の1号炉は、即時に【廃炉】にすべき」
…と題して、上記の2記事の内容を送りました。
(もちろん本当は…2号機も3号機も再開させたくは無いですが…)
上記コメントのリンク先には、玄海原発1号機に使用されているステンレスが、「中性子照射脆化」を起こして脆くなることが書かれているが、これは確か、ステンレスそのものは中性子に対して強いけれども、材料に含まれる不純物が中性子にやられやすく、そのために運転開始から長い年月が経過した原子炉は、トラブルによって急激に原子炉を冷やさなければならなくなった時に破壊されてしまう恐れが高まっていくということだったと思う。
原子炉の破壊しやすさの指標になるのが「脆性遷移温度」で、これが玄海原発1号機では1976年に35度、4年後の1980年には37度、さらに13年後の1993年には56度だったのが、それから16年が経った2009年には一気に98度にまで跳ね上がった。原子炉の耐用年数は、かつては30年とされていたが、現在では40年とされている。しかし、玄海原発1号機は、早く廃炉にした方が良いレベルにまで悪化している。なお、この脆性劣化は、日本よりアメリカの原発の方がひどいとされていて、かつてアメリカでは早期に廃炉に追い込まれた原発が続出したと聞いている。アメリカは脆性遷移温度120度を目安にしていて、これでは甘いと批判されていたとのことだったように記憶している。玄海原発1号機は、「アメリカでさえ廃炉にする」レベルに急速に近づいているといえるのではないか。
伊賀さんのコメントからリンクされたブログ記事が引用している『週刊現代』の記事には、関西電力の美浜原発が言及されている。美浜原発1号機の脆性遷移温度は81度、同2号機は78度のことだが、1号機は既に運転開始から40年を超えている。
今朝(7/1)の朝日新聞6面(東京本社発行最終版)の6面に、「美浜2号機、40年超えへ」という記事が出ている。2号機も来年7月に運転開始40年を迎えるのだが、関西電力は40年を超えて運転を続けるための報告書を7月中に国に提出する方針を固めたとのことだ。朝日新聞記事によると、
とのことだ。運転開始から30年を過ぎた原発は、10年ごとに老朽化対策の報告書を国に提出し、認めてもらうことが必要。美浜2号機の提出期限は7月25日で、「脱原発」への転換など国のエネルギー政策の大きな方針変更がない限り、関電は提出する方向だ。
美浜原発1号機は、50年の運転を目指して現在も稼働中である。要するに何もしなければ原発は慣性力(惰性力)で動き続ける。玄海原発とともに美浜原発の今後にも要注意だが、何より求められるのは、国民一人一人が「私たちの手で原発を止めるんだ」という強い意志を持つことだろうと思う。菅はあてにできない、さりとて自民党や小鳩だったらもっとひどくなる、というのが現状だから、つまらない政局話なんかにいつまでもかまけていないで、「脱原発」の流れを大きくし、確かなものにしていくことがいちばん大事だ。
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- 「買取法案」が成立したら、次は「電源三法」の廃止だ! (2011/06/24)
本音を言えば…「全原発の即時停止」と叫びたいぐらいですが、あえて優先順位を付けるとすれば、老朽化原発を優先して停止していくべきですね。
管総理には期待していませんが、何とか与党の次期党首選挙で…少しでも「原発問題」への対応が争点になるように、民主【党外】からも【世論で圧力】をかけていくしか無いでしょう…
電力会社や地元自治体に「運転差し止め訴訟」等で、圧力をかけるという事は、浜岡ではやってますが…他の自治体の市町村議員などが中心になって、もっと広範に住民訴訟を起こして貰いたいです。(主権者として)
2011.07.01 09:43 URL | 伊賀篤=勉強不足のJCP党員 #Xk9Ues7M [ 編集 ]
(トピズレかもしれませんが・・・)
7月に入って、マスメディアの「節電」プロパガンダ攻勢が本格的になってきましたね。
そんなに「節電」が必要なら、スタジオの照明を若干暗くするとかいうようなケチ臭いことでやったつもりになるのではなしに、「隗より始めよ」で、昼間のテレビ放映の休止とか、自分たち(マスメディア)が目に見える形で率先してやらなければいけないのでは?、と思うのですが。
自分のことを棚にあげて、マイナス要素を庶民に押し付けてはいけませんよね。
(節電自体が悪い、と言っているつもりは毛頭ありません。)
2011.07.01 17:45 URL | ウサギの耳アカ #- [ 編集 ]
このコメントは管理者の承認待ちです
2011.07.01 20:06 | # [ 編集 ]
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2011/sha20110630.html
全市町村に原子力マネーとはもはや悪平等の域。
話はかわって、反原発サイドも工程表を出してみるのも一つの手では。
「即時廃炉」か「徐々に廃炉」かで手順も変わるし、
可視化することで、議論が盛り上がるはず。
2011.07.01 20:11 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]
>>国民は、一人ぼっちのドンキホーテみたいな菅さんを支持し、ともに進むしか道はないように思います
進んでいって、菅や江田グループといっしょに、電力会社や大手マスコミをみんなで応援しよう!
第4回訪中団<04年8月13~20日>
訪問地=瀋陽、北京、上海、杭州
団長
勝俣恒久(東京電力社長・日本経団連副会長)
副団長
水谷克己(東京電力常務)
越智洋(中部電力常務)
団員
濱田康男(関西電力取締役)、田中豊蔵(財務省財政制度等審議会委員・元朝日新聞論説主幹)、大林主一(中日新聞常務)、石原圭子(東海大学助教授・お茶の水大学講師)、元木昌彦(講談社社長室付・週刊現代元編集長)、花田紀凱(宣伝会議常務・週刊文春元編集長)、大河原正太郎(勝俣社長秘書)、江田洋一(江田議員秘書)
事務局長・有馬克彦(全国栄養士養成施設協会常務理事・自由社取締役)
顧問
江田五月(参議院議員・民主党副代表・参議院議員会長・元科学技術庁長官)
石原萠記(日本出版協会理事長・日本対外文化協会副会長)
徐迪旻(NPO法人亜州(アジア)友好協会理事長・「愛華」編集長)
http://blog.goo.ne.jp/project-justice/e/63f87643262071e163c9a791a38f126d
2011.07.02 07:31 URL | cube #- [ 編集 ]
一つお尋ねしますが、管理人さんや皆さんは何年スパンでの脱原発をお考えですか?即ですか?10年スパンですか?20年スパンですか?脱原発支持者の間でも考えは異なると感じています。
私は現時点では、日本より自然エネルギー分野で10年進んでいるドイツが、今から10年スパンという計画ですから、20年スパンまでは現実的には妥当という立場です。共産党や社民党は10年スパンの訴えです。
個人的には原発再稼働容認者は原発推進派という単純なレッテル貼りは10年スパン、20年スパンで脱原発を考えている人達の分裂をまねく恐れもあると考えます。
2011.07.03 13:50 URL | FK #- [ 編集 ]
FKさん、
私は10年スパンを考えていますが、20年スパンの論者を切り捨てるものではありません。むしろ、このエントリで示唆しているように、玄海原発は現在停止している2号機や3号機よりも、中性子を浴び続けたステンレスの劣化の危険性が指摘されている1号機を止める方が急がれると考えています。1号機は今冬定期点検の予定ですが、2号機の運転を認める代わりに(プルサーマルの3号機は不可)、1号機の廃炉を求める等の妥協はあってもいたしかたないと思っています。
ただ、これだけは言いたいのですが、現在、自然エネルギー推進派を「スローな脱原発論者」、つまり一種の「原発容認論者」であるとして批判しているのは、『反戦な家づくり』とか『世に倦む日日』といった、「地球温暖化陰謀論」に頭を汚染された小沢信者のブログだということです。たとえば飯田哲也氏は東電原発事故後に「10年スパン」へと脱原発を前倒しする構想に転換しましたが、その飯田氏らさえ、彼らに「本物ではない」と言われて「原発容認派」にされてしまうわけです。この例から明らかなように、脱原発派を分断しようとしているのは小沢信者の方です。
たまたま関連記事を『kojitakenの日記』に書いたばかりなのでご参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110703/1309667863
2011.07.03 14:10 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
全ての原発を今すぐ止めるのは無理があるから、せめて老朽化したもの(設計段階での耐用年数を超えているものは全て)から止めるとか、科学的というか論理的思考で話を進めてもらいたいです。
今回の福島原発事故が明らかにした事の一つが、原子力施設の安全を審査するはずの原子力安全・保安院が、制度的にも能力的にもその機能が果たせるような組織でないという事でした。元GE技術者の告発で、東電の原発が全基止まった時、経産省は保安院に対し「電力会社の運転計画に支障の無いよう検査すること」と指示を出したらしい。こんな経産省の下請け機関である安全・保安院を抜本的に変革しない限り、あそこが何を言っても信用されるはずがないです。経産省も、そんな事はわかっていると思う。分かっていて、「全ての原発の安全が保障されたから運転再開してもらいたい」としゃあしゃあと言えてしまうところが、憎たらしい。今後の交付金の額を心配している原発立地市町村の弱みにつけこんでいけば、再開に合意するところが出てくると思っているんじゃないか。そういう強引な方法ではなく、保安院の解体・再構築から始めるなど、論理的に進めてもらいたいものです。
それにしても、佐賀県で行なわれた説明会はひどかった。私は、民主主義を基本とする国々においては、市民参加、透明性、説明責任をなどを徹底させていくのが一つのトレンドになっていると思っています。環境影響評価なども、本来は市民参加を強化するためのツールになるはずのものです。それでも、まだまだ市民参加に対しアレルギーの強いところもあり、形ばかりの公聴会でお茶を濁そうとする行政もあります。しかし、今回の佐賀の説明会は、「形ばかりの公聴会」にもなっていなかった。住民参加関連の仕事をした事のある人なら、みな唖然としてしまったのではないか。佐賀の説明会は時代錯誤も甚だしい、とんでもな形式の会でした。
経産省は、自分達でエネルギー政策を決めて行きたいかもしれないけど、もうそんな時代ではないです。もっと地方政府やそこの住民も参加して決めていくべきと思う。こんな時代錯誤な経産省にはがっかり・・・。
2011.07.03 14:58 URL | さくら #- [ 編集 ]
う~ん。玄海1号機の「脆性遷移温度」による危険性はよくわかります。
私も即刻廃炉にすべきだと。
しかし、2,3号機を拙速に再稼動してしまってよいのか?
3号機はプルサーマル発電であり、昨年12月に一次冷却材中のヨウ素濃度が上昇し、燃料棒にピンホールが開いた可能性があるとして、定期点検を二週間ほど前倒しして実施。
九電は今に至るも運転再開後の受け入れ燃料棒、燃料集合体に対する検査指針を示していません。
もちろん、プラント全体の全電源喪失に対する安全性の確保はお粗末極まりない。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65747179.html
1号機の「脆性遷移温度」問題でも、専門家からは試験片の詳細検査データの提示と解析の必要性を、求められていますが九電は応じず。
例によって例のごとく電力会社の隠避体質が放置されたまま、玄海2,3号機、川内原発1号機再稼動がなければ、夏の安定的電力供給は困難という、九電のロジックにお墨付きを与えることになります。
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20110609_451722.html
玄海町の町長さんと物言わぬ町民の皆様はともかく、唐津市等近隣自治体には不安に思う方々も多いでしょう。
そして他電力の停止中原発のドミノ倒し的再稼動につながる事にもなりかねない。
そう言えば美浜1,2号機をどうしても「60年運転」したいらしい関電の経営陣は、株主総会で傲慢にも「テポドン着弾しても原発は壊れない」と言ったとか。
そして各社共通するのは電力供給能力の不透明さ。
結局安全性を無視してなし崩し的に原発再稼動を目論む電力会社の姿勢は無視できない、よって定検詳細データも全電源喪失に対する安全確保の根拠も電力供給能力のバックデータも、徹底的な情報公開を求めることが必要かと考えます。
ちなみに佐賀新聞が県内外から意見を募集、まとめて九電へ公開質問しています。
http://www.saga-s.co.jp/news/genkai_pluthermal.0.1959722.article.html
どうやら古川知事も管総理との会談結果をもって玄海2,3号機の再稼動を決めたい模様ですので、私も上記URLともども玄海のみならず商業炉全体の問題として、意見を官邸に送ってみようかと思います。
2011.07.03 18:29 URL | meditation2011 #- [ 編集 ]
お返事ありがとうございます。管理人さんの立場は理解できました。その上で少し異論を述べます。
1.「反戦な家づくり」さんや「世に倦む日々」さんがどのような主張をされたのか、紹介がありませんので、『地球温暖化陰謀論』に頭を汚染されたという貴方の主張には同意できません。
また個人的に感じる事ですが、貴方は一小沢支持者の部分的な発言だけを取り上げて、小沢支持者全員を『小沢信者』として侮蔑しているように思えます。小沢支持者の中にも色々な人がいますよ。これは自民党支持者、共産党支持者も同様ですよ。個人的には小沢支持者で共通しているのは、西松事件・陸山会事件で検察・マスコミの立場に立たず、少数派ながら小沢氏擁護の姿勢を採っている人達で、2009マニフェストを可能な限り守り抜きたいという勢力と考えています。
2.温暖化陰謀論になるのかどうか知りませんが、私も今回菅内閣で閣議決定された買取法案は、そもそも目的が脱原発で提出されたものでは無いと考えています。目的は地球温暖化阻止のために提出されたものと理解しています。(菅内閣はベトナムや中東に積極的に原発を売り込んでいました。また新成長戦略の中にも原発推進が入っていたと記憶しています。)
それを菅さんが延命のためと人気取りのために脱原発に利用しているだけだと考えています。
また法案の中身も全量買い取りなのか余剰全量買い取りなのかあいまいです。買取価格、買取期間は政省令まかせです。飯田氏のように一歩前進と評価することもできますが、私は経産省の省令など全く信用できません。飯田氏は原発研究に関してはプロと認めていますが、政治のプロとは限りません。私が自民党の原発推進議員であればこの法案に賛成できます。権力を取り戻せば好きなように差配できます。
2011.07.03 23:03 URL | FK #- [ 編集 ]
FKさんへ
「反戦な家づくり」さんや「世に倦む日々」さんがどのような主張をされたのか、紹介がありませんので、とあなたは書いていますが、自分でそれらのブログに直接あたればいいでしょう。同じ小沢支持者なのだから、あなたが直接、読めばいいでしょう(なお、「kojitakenの日記」の中で部分的に紹介していますよ)。それさえしないのだから、なにをか況んやですね。少なくても、kojitakenさんは意見を異にするそれらのブログを読んで発言しているのですから。
なお、「世に倦む日々」は以前は熱烈な反小沢であったのですがね。彼は例の「小沢談合事件」について、小沢は有罪であり、それを示す有力な証拠があると誇らしげに述べていました。かのブログ主の感情の吐露には、辟易です。彼は以前、NHKのプロジェクトXが終了することについて記事を書き、同番組をあまり見ていないが、熱烈な支持者であったといった文章を書いていた。その記事を読み、それ以降、よほどのことがない限り、そのブログにアクセスことはなくなった。
2011.07.04 10:30 URL | 負け組の矜恃 #- [ 編集 ]
負け組の矜持さんへ
>・・・あなたが直接読めばいいでしょう。それさえしないのだからなにおか況やですね。
理解し支持してもらうなら貴方が代わりに該当記事を示し説明すればいいではありませんか。貴方はその代わりに地球温暖化陰謀論とは全く関係無い「世に倦む日々」さんの過去の主張を紹介しているだけではありませんか。
貴方にお尋ねしますが、
1.『地球温暖化陰謀論』とはそもそも『誰の』『どういう』主張ですか?
2.私の「今回の買取法案は、そもそも地球温暖化阻止のための法案であった。」という主張は『地球温暖化陰謀論』と同一なのですか?違うのですか?また貴方は私の主張に同意ですか?不同意ですか?(不同意の場合はその理由もお示し下さい。)
3.今回提出された買取法案(自民党でも修正すれば賛成できる法案)に、最初からもろ手を上げて賛成しなければ『脱原発派ではない』という認識ですか?YES,NOでお答えください。(共産党や社民党は審議を通じて最終的に採決では反対するかも知れませんよ。)
3点を逃げずにきちんとお答えください。論点ずらしはすぐに指摘しますよ。納得のいく回答であれば貴方の主張を支持します。
2011.07.04 14:29 URL | FK #- [ 編集 ]
横槍ですみません。
世間一般的には、「現在の人間の活動は、地球環境を変えてはならないほど変えてしまっている。」というのが科学的で常識ということになっています。
これに対し、地球温暖化陰謀論とは、「人間の活動による温暖化など、地球や太陽の活動に比べれば大したものではない。地球は、氷河の大きさや海水面が大幅に変わるほど、氷期と間氷期を繰り返して来たではないか。今、温暖化を大げさに問題として取り上げている連中は、利益のためにそうしているだけだ。例えば、環境にやさしい車を買わせるためだ。」などと主張する立場です。
kojitakenさんの主張は、
「いわゆる小沢信者には陰謀論を信じている人が多い。つまり、官僚・アメリカ(CIA)・マスコミなどが、自分たちの望ましい世界をつくるために、人びとを欺いていると信じている人が多い。そして、小沢氏こそが日本を救うために行動する人物であり、だからこそ、小沢氏は苦難の道を歩むのであり、小沢叩きも西松問題も、陰謀であると信じている人が多い。このように世間一般で常識とされるようなことを疑う姿勢は、地球温暖化陰謀論との親和性が高い。よって、小沢信者には、地球温暖化陰謀論を信じる人がいるはずだ。その人たちが、自然エネルギーを推進するための全量買取法案に反対するのだろう。」
というものだと思います。
全量買取法案の効果についてですが、Kojitakenさんも、全量買取法案が原発を止めるために決定的なものだとは考えていません。それが一番分かるのは、kojitakenさん自身の過去の記事でしょう。一応、以下に示します。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1193.html
また、kojitakenさんも、菅首相が清明心から原発問題に取り組んでいるとは言っていませんし、菅首相に頼って原発を止めることがベストだとも考えていません。これも、一応、示します。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110622
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1189.html
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1190.html
2011.07.05 06:46 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
スパンで言えば、私は「即原発全部止めろ」派ですね。
そう主張し続ければ、20年後くらいには全部止まってくれるのかな?と。
原発稼働の問題自体が地方財政の問題と直結してる部分があるので、「今すぐ止めろ」と「地方は中央からの補助金に依らない財政基盤を確立せよ」(例えば、自然エネルギー発電は地方のみに作電を許し、地方はそれを都市に売ることにより財政を維持する。もちろん発電・送電網は地方自治体の優位所有にする、とか)を両方言い続けて、
10年でどうにか実現への具体的な目処がついて、20年で原発を日本から放逐し、エネルギー利権を独占会社・関連分野の官僚・政治家等々、中抜きを得手とする連中を食わせるための餌にしない体制が社会に根付き、全ての地方が 中央から財政がために首輪と綱つけられてる状態を解消し、となったら良い方じゃあ無いのかなあ、と。
でも最初から「20年スパンくらいでの、それら原発放逐と地方財政・財源基盤確立が適当」と主張しちゃうと、露店の値引き交渉じゃないけど原発維持派に都合良くノロノロズルズルのらりくらりと、抜け道逃げ道を作られかねないので(実際、「今すぐ止めろ」と言っても、相当な抜け道逃げ道を彼らは算段してくれるので)、「原発全てを即止めろ!」が現段階では主張としては適当かなと思うのです。
(主張する)時限を緩める場合には、原発維持派の方から「せめて20年で」と言ってきたら「え~!?…じゃあ2年以内で決着(全原発止め)ということで負けとく」ぐらいの譲歩で丁度いいんじゃないかと。
そのくらい厳しいツンデレ(交渉カードの出し渋り)ぶりじゃないと、原発維持派にズルズル現状を維持・発展されて
「いやぁ、もう話がまとまってるんで、今さら原発の廃止なんて出来ませんよ♪」になりかねない(現状でさえ、そうなりつつある)ので、主張としては「即原発全部止めろ」が正解なんじゃないですかね。
少なくとも、原発維持派が全く折れてこない現状では。
2011.07.05 08:59 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]
FKさんへ
私があなたにyesかnoを答える必要も義務もありません。ただ、kojitakenさんに反論を示すのであれば、それなりにkojitakenさんの過去の記事や少なくともkojitakenさんが批判しているブログなどを読んでからにした方がいいということですよ。批判するのであれば、それが礼儀でしょう。
2011.07.05 09:08 URL | 負け組の矜恃 #- [ 編集 ]
>suterakusoさんへ
わかりやすいご説明ありがとうございます。大変参考になりました。その上で一小沢支持者として疑問点・異論・見解を述べます。
1「小沢支持者は、官僚・アメリカ・マスコミなどが自分達の既得権益を守るために、邪魔者を排除する行動を採っているといると考えている」という事は言えると思っています。私としては既得権益者としては当然の行動だと考えています。お尋ねしますが、貴方はそのように考えてはいないのですか?またそのように考えている人達は全て陰謀論者なのですか?
2.個人的には小沢支持者の「地球温暖化陰謀論」賛成者はごくごく少数だと感じます。私は今回の貴方の説明で(初めて誰の主張か分かりませんが)どういう主張なのか理解できました。私は小沢氏はもちろん小沢系議員の人達でも今までその主張を見た事がありません。「阿修羅」でも見た事がありません。貴方の見解は単なるこじつけとしか思えません。
3.全量買取法案のkojitakenさんの立場は理解・納得しました。個人的にはせっかく脱原発で盛り上がっているのですから、新代表の下で、買取価格や買取期間などを具体的に提示できる法案の方が望ましいと考えていましたが、もはや手遅れだと思っています。小沢系議員も今回の法案には今の世論(買取法案は脱原発)からすると、反対はしないと予想しています。
2011.07.05 11:15 URL | FK #- [ 編集 ]
朱の盤さんへ
ご意見ありがとうございます。貴方の主張も一理あると思います。確かに明日にでも地震リスクがあるのですから早いに越した事はありません。
それでは私にのみでは無く10年スパンの飯田さんや、管理人さん、共産党さん、社民党さんにも即原発廃止せよ!と厳しく批判し指導して下さい。
個人的には即原発廃止が国民に支持されるとは現時点では思っていませんので、なるほどと思われるような理論武装が必要と考えます。貴方はそれを持っているのですか?それが無ければ国民の理解・納得・支持は得られませんよ。条件闘争以前に無視されますよ。
2011.07.05 12:43 URL | FK #- [ 編集 ]
負け組の矜持さんへ
結局貴方は、ご自分で何一つ回答できず全て他人任せなのですね。横レスで丁寧な説明をしてくれたsuterakusoさんの方によっぽど矜持を感じます。今後とも貴方と違い彼の主張には耳を傾けたいと思います。
以後、貴方の私へのコメントは一切捨て置きます。
2011.07.05 13:37 URL | FK #- [ 編集 ]
(はじめに、kojitaken 様。このやり取りがあまり拡大することを快く思わないのでしたら、御遠慮なく承認されないで下さい。)
FK 様
1 陰謀論とはそういうものだと思います。こうした世界の見方が強い人を陰謀論者というのだと思います(ちなみに、陰謀論者とは、陰謀を企てている人のことではないと思います)。私についてですが、私も、現在のマスコミの報道をそのまま鵜呑みにしてはならないと思います。学者もそのまま信じてよいものではないと思います。原発問題で、このことを痛感させられたと思います。マスコミの分かりやすい問題点は、コマーシャリズム(商業主義)だと思います。マスコミの、あるかもしれない分かりにくい問題点は、「いわゆるお金持ちの人たちが自分たちに都合のよい価値観を人びとにすりこんでいる」ということだと思います。これは本当にそうなのだろうかと、私が関心を持っているものです。こうしたことを考えながら、自分のメディア・リテラシーを高めるにはどうすればよいかとさまよっていたところ、たどり着いたのがkojitakenさんのブログだったとも言えます。
2 まず、私の主張ではなくて、「私がkojitakenさんの主張だろうと勝手に推測した主張」であることを、確認させて下さい。Kojitakenさんに「いや、私の考えは全然違う」と言われれば、誰の主張でもないということになって、議論の意味がなくなってしまいます。私の推測が正しいとして、kojitakenさんが、誰のことをさして、「全量買取法案に反対する小沢氏の支持者は、地球温暖化陰謀論者だ」と言っているかというと、例えば、武田邦彦教授です。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110403/1301789966
政治家のことを言っていた印象は、私にはありません。
ちなみに、私はどう考えるのかと聞かれると、そこまで小沢氏の支持者の主張を調べていないので私には分からないとしか言えません。
ところで、FKさんは、風太さんではないですよね。私がここにコメントするようになった頃にFKさんもコメントするようになったのですが、いっぽうで、風太さんがコメントすることがなくなって、少し気になっています。私も、主張と文体から、お二人は別人だと考えていますが、いちおう、確認したくなりました。
2011.07.05 14:10 URL | suterakuso #- [ 編集 ]
FKさんのおっしゃるとおり。
再エネ法で、たとえ再エネ比率が高まっても、その分火力・水力・原子力すべてを足した比率が下がるだけのこと。たぶん、電力会社は火力の比率を下げるでしょう。彼らの言い分は、火力のコストが高く、co2排出なのだし、「原発はもう安全」なのだから。
日本の近海から天然ガスとか、メタンハイドレートとか取り出しても、やっぱり彼らは外国から高いウランを買ってくるんじゃないでしょうか。これらもやっぱりco2排出しますからね。
もっとも、原発がco2削減や地球温暖化防止にどれだけ効果があるかということ自体、きわめて疑問なんですが。
百歩譲って、なるべくco2を出さないことが正しいとしても、結局、原発の危険とどっちを選ぶのか、という話。
今だって火力は6割。それを8割か9割にすることで、co2削減にどれほどの意味があるのか?
日本は、co2削減では、工業国ではもともと優等生なのです。アメリカや中国、インドの動向抜きに、放射能汚染に我慢してまで削減することにどれほど意味があるのか?
もし国際公約上、どうしても問題なら、例えば、高燃費車への補助金を、もっと徹底的に増やすとかすれば、解決するんじゃないでしょうか。
それに、すぐ原発を止めて火力に換えろと主張する人々は、誰一人自然エネルギーを開発や買い取りに反対の人なんていないでしょう。原発廃止をとにかく優先しろ、と言っているに過ぎない。
10年後、とか言うのは、まったく意味がありません。もしそう主張する人が、「火力増加は許さない、企業の火力による自家発電分買い取りも許さない」とかにも言っているとしたら、はっきり「敵」でしょうね。
2011.07.05 17:56 URL | cube #- [ 編集 ]
>FKさん
私は政治運動に理論武装は不要、とまではいかないまでも、論破を必要とするほどの論理が必要とは思っていません。
初めは、気持ちだけがあればいい。
そして最後までその気持ち、怒りや義憤を忘れずに保ち続けられるか、それを「押し付けにならないように」人に伝えられるか、それが大事だと思っています。
日本人は、感情を表に出すことをことさらに苦手にする民族です。
自分の都合を圧し殺し、他者や社会の都合を優先させることを良しとする民族です。(※極めて個人的な見解です)
彼らに感情を吐露させる。
つらい。
苦しい。
いやだ。
逃げたい。
嫌いだ。
これら負の感情を如何に彼らに吐き出させ、今後100年の国の基盤を造る原動力にするか。
私の重視しているのはその辺りの、理論を動かすための感情の迸り、
発電を行うためのダムの開放です。
そのためには、ルサンチマンさえ利用すべし、とまで考えています。
ルサンチマンを如何に昇華し、昇華させ、民に民自身の生を治めさせるか。
その手伝いをするのが政治、政治運動だと心得ています。
理論武装による論破は人を貫くことは出来るかもしれない。
けれど決して人を屈し、従わせることなど出来ない。
人を真に屈させるのは、寒く凍えている時に差し出された一杯のお茶であったり、みじめな気持ちで空腹になっている時に振る舞われた一品の料理だったりするのです。
その場面において、いかにその人が自分の生を治められる手伝いを行えるか。
個人的な意見としては、政治運動とは、その機会にどうやって人と触れ合うか、ということです。
そしてこれも極めて個人的な意見ですが、そのタイミングを逃さずコミュニケーションする能力に比べたら、ネットでの理論武装の言論、それによる批判批評・論破など、児戯に等しい。
対象の日常に切り込めない政治言論など、カラスの囀りと考えます。
ちなみに私は理論武装はおろかそんな神業コミュニケーション能力が出来ているわけでは決してありませんので、ただの役立たずではあります。
が、気持ちだけはある。
この気持ちを失わぬよう、日々稚拙な自作プラバッグ(メッセージ・バッグ)を持ち歩き、人々の日常に原発問題を視覚から切り込んでいく。
それが私の精一杯です。
あまり貴方が望まれる答えにはなっていないだろうとは思うのですが、私に言えるのはこのぐらいです。
正直、私も手探り状態なのです(苦笑)
良い生治を。
2011.07.05 21:21 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]
suterakusoさんへ
私は「風太さん」ではありませんよ。
今後ともよろしくお願いします。
2011.07.06 03:54 URL | FK #- [ 編集 ]
ストレステストかあ!その手があった!
菅さんがバカじゃなくてよかったですね。鳩山だったら政権放り出して逃げてるでしょう。
菅さんが稼いだ時間の中で、市民がどれだけ自分たちの意思を示せるか、これが問われているのだと思います。
前にもコメントしたかもしれませんが「こっちが本家だ。あいつらはエセだ!」みたいのはなるべくやめないとダメでしょう。
自民党が出してくるだろう「本物のエセ脱原発」はたたきながら。
2011.07.06 21:08 URL | 民主原人 #- [ 編集 ]
佐賀県知事が、原発再開やらせメールに、「気持ちは理解できる」とコメントしています。ストレステストについてはなぜ今になって?「国は信用できない」とぼやいています。玄海町長は「馬鹿にされた」と息巻いています。してやったりですね。首相が少なくともハトみたいにバカでなくてよかった。稼いだ時間で、何をするか。問われているのは市民です。小異を捨てて大同につき、別個に進んで、一緒に撃ちましょう。
2011.07.06 21:47 URL | 民主原人 #- [ 編集 ]
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