きまぐれな日々

東日本大震災から2か月が経過したが、震災当日に起きた東京電力の原発事故が未だに収束しないどころか、昨日になって同電力の福島第一原発1号機でメルトダウンが起きていたことを東京電力が認め、収束がさらに遅れる見通しになった。

今朝(5月13日)の朝日新聞に、事故発生直後の東京電力の内部資料が報じられているが、それを見ながら私は、ああ、当日に「2ちゃんねらー」たちが追いかけていた通りだったなあと思った。あの3月12日の土曜日、政府や保安院、東電などが何も言わないものだから、苛立った私はずっとテレビをつけっ放しにして「2ちゃんねる」にかじりついていたのだ。

「2ちゃんねる」はベントの件についてもずっと追いかけていた。ベントがなかなか進まないのは放射線量が高過ぎるからだと「2ちゃんねらー」たちは書いていたが、その通りだった。朝日新聞は、

国会では野党がベントの実施の遅れが事故悪化を招いたと批判したが、内部資料には高い放射線量下でその作業がはかどらなかった様子が見て取れる。

と書いている。

朝日には、ベント作業の際、作業員が被曝したことも書かれている。

3月12日10時57分、1F-1【号機】(引用者註=福島第一原発1号機)のベント操作で作業員が100ミリ(引用者註=100ミリシーベルト)超え

との東電内部資料が示されているのだが、この情報も3月12日当日に2ちゃんねるで流れていた。ワープロ打ちした文書をスキャナで読み取ったと見られる官邸の資料がpdfファイルでインターネットに公開されており、それにリンクが張られていたのだ。2ちゃんねらーにも慌て者がいて、「ミリシーベルト」と「シーベルト」を取り違えて、「致死量の数十倍の放射線を浴びた」と大騒ぎしていたことは、当ブログか『kojitakenの日記』に以前書いたと思う。作業員の被曝量は106ミリシーベルトだった。その後、被曝量の上限が250ミリシーベルトに引き上げられたことは周知の通りだ。

事故の対応に当たった作業員の被曝にしても、事故の起きた原発の近くにお住まいの方々についても当てはまることだが、生身の人間が被曝していることを考慮していない意見があまりに多過ぎる。「事故処理、オレなら手がある」と称して、「決死隊の突撃」を口にしたという某政党の元代表もその一人だ。決死の作業なら、事故直後からずっと続けられてきたのである。元代表はそんなことも知らないのだろうか。

福島第一原発1号機の圧力容器内に水がたまっておらず、炉心溶融(メルトダウン)が起きていたことを東電がようやく認めた件についても、3月12日に2ちゃんねるで活発に議論されていたことはもちろん、翌3月13日の新聞紙面に、毎日新聞から産経新聞に至るまですべての新聞で「炉心溶融」という見出しが躍っていたにもかかわらず、またその後にも田中俊一やら石川迪夫やらの御用学者たちが「燃料は全部溶けている」と繰り返し発言していたにもかかわらず、東京電力は昨日になるまでメルトダウンを認めなかった。これは、1号機の圧力容器の水位計が示す計測値が事故直後からずっと変わっていなかったためだというが、もちろん水位計が壊れていたためであり、東京電力は壊れた計器の値にすがって虚構の「収束計画」を立てていたことになる。

経産省の原子力安全・保安院は、燃料棒内部にある焼結された燃料が溶けて崩れることを「燃料ペレットの溶融」、解けた燃料棒が原子炉下部に落ちることを「メルトダウン」と、わざわざ別に定義したが、メルトダウンの定義の件も3月12日に2ちゃんねるで議論されていた。保安院の言う「燃料ペレットの溶融」も炉心の溶融なのからメルトダウンだとして、「広義のメルトダウンなら既に起きている」と指摘した2ちゃんねらーに対し、原発安全厨の2ちゃんねらーが「(狭義の)メルトダウンはまだ起きていない」と、噛み合わない反論をしていたのだった。

今朝の朝日新聞は、

専門家によると、実際にはこうした過程(引用者註=「燃料ペレットの溶融」及び「メルトダウン」)は短時間で進み、区別が難しい。

と書いている。つまり、狭義のメルトダウンも3月12日には既に起きていたと見られるし、そもそも「燃料ペレットの溶融」と「(狭義の)メルトダウン」をわざわざ区別すること自体ナンセンスということだ。

なーんだ、結局事故発生当初に「2ちゃんねらー」たちが言っていた通りだったじゃないか、というのが朝日新聞記事を読んでの私の感想である。「2ちゃんねらー」たちが活発に議論していた間、日本テレビ系の福島中央テレビが1号機が爆発した映像を流し、イギリスのBBCは「日本の原発が大爆発」とインターネットで全世界に発信していたのに、東京電力から官邸には何の報告もなく、この爆発が水素爆発と見られるとの推定を枝野官房長官が発表したのは、爆発から5時間も経ってからのことだった。

このように、事故発生直後から醜態を晒し続けてきた東京電力だが、その後も壊れた水位計の計測値にすがって「メルトダウン」を否定し、虚構の事故収束計画を立てていたのだ。それは根底から覆った。東電の罪深さは想像を絶している。

ところで、今回の東京電力原発事故に伴う損害賠償枠組みの決定を、政府は13日に先送りした。この政府案については、「脱原発」側の毎日新聞が「東電の責任追及が不十分だ」、「原発を抱えた民間会社としての東電存続を前提にすることで、全国10電力体制のあり方や原発政策の見直しには触れずに済む仕掛けにもなっている」と批判する一方、原発推進勢力の本家本元の一つである読売新聞は、「問題は、国の負担が極めて限られている点だ。(国は)全面に立ち、さらなる負担に応じるべきではないか」、「賠償法には、『巨大な天災地変』が原因とされれば、国が全面的に負担するとの規定もある」などと、毎日新聞とは正反対のベクトルからやはり政府を批判している。

昨日(12日)開かれた民主党の原発事故影響対策プロジェクトチームの会合で出た政府案への批判は、主に原発推進論に立つ議員から、読売新聞社説と同主旨の批判が続出したものらしい。昨日のテレビのニュースでは実名は聞かなかったが、朝日新聞には実名が出ていて、電力総連などの支援を受ける旧民社党系議員から異論が噴出して会議が一時中断したとして、電力総連(関西電力労組)出身の藤原正司参院議員の、

枠組みは国が後ろに下がりすぎだ。国の負担をもっと明確にするべきだ。

という発言を紹介している。また、毎日新聞と同様の、

東電に甘い枠組みで、これでは国民の理解を得られない。

という意見も出たと報じている。結局、午後8時すぎに荒井聰座長に一任して枠組みは事実上容認されたが、「旧民社の害毒」がまた一つあらわになった。

民主党では、旧民社だけではなく右翼の吉良州司も読売的な立場から政府案を批判したし、同じく右翼の西岡武夫が浜岡原発停止を批判するなど、どちらかというと原発推進勢力側からの首相批判が目立つ。私は、毎日新聞が書くように、「原発を抱えた民間会社としての東電存続を前提にすることで全国10電力体制のあり方や原発政策の見直しには触れずに済む仕掛け」などもってのほかだと思うので、その立場から菅政権を批判するが、自公はいうまでもなく、民主党でも旧民社や右翼議員の多い小鳩派主導の内閣になった場合にも、読売新聞的な方向性に則った政策に再転換されることは火を見るより明らかだから、現時点では菅政権の継続を容認するしかないと考えている。
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やっと東電がメルトダウンを認めましたが、
誰も驚かないというか、ああヤッパリという印象を受けた人が多かったのではないでしょうか。更迭された保安院の中村審議官が、まともだったことも証明されました。

再臨界が起こらなかっただけ、幸運だったと思っています。ただ、工程表の変更は余儀なくされたようで、菅総理は、サミットで原発事故の説明をするのかが、興味のあるところです。

民主党の賠償スキームには、東電擁護派の議員から異議が噴出したらしいですが、この期に及んで・・・という感じです。事故調査委員会や対策本部には、東電や経産省に関わりのない議員で構成してほしいものです。何せ東電は、経産省幹部や議員の子供を入社させている会社です。あの有名な保安院の西山審議官のご子息も東電社員らしいです。

賠償スキームについては、突っ込みどころ満載の案らしいですが、今後国会でどんな議論が出るか・・・・・。自民党も民主党も当てになりません。思い切って、多くの質問時間を共産党や社民党に割り振ってほしいものです。

報道によると、賠償スキームの原案は、三井住友銀行が作ったという、何とも情けない話です。

2011.05.13 14:08 URL | somebody #- [ 編集 ]

岡田幹事長 大間原発は建設継続
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110513124626.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f

建設中のものをどう扱うかも、「流れ」を見る上で大きな試金石です。責任ある立場では、あまり触れたがらない人が多いけど、これが最初か。

2011.05.13 14:35 URL | 赤塚男 #- [ 編集 ]

東電は、これまでメルトダウン以外にも使用済み核燃料の大規模な溶融の可能性も頑なに否定しています。これもそのうち訂正されるのでしょうか? 今回の事故で、核廃棄物というのが、非常に取り扱いの難しいものである事が一般の人にも明らかになりました(こんなものを原子炉の上に置いておく設計思想そのものが驚き)。日本の核廃棄物処理政策はすでに破綻していると言えるので、根本見直しを迫るような事態は隠したいのか、と勘ぐってしまいます。浜岡原発は停止なので、使用済み核燃料はそのまま浜岡に置かれる事になるのかと予想されますが、電源喪失という状態になったら、使用済み燃料棒も凶器になるという事が明らかとなったのだから、燃料棒の保管場所もきちんと検討してもらいたいです。

2011.05.13 17:02 URL | さくら #- [ 編集 ]

初めて投稿させていただきます。

>誰も驚かないというか、ああヤッパリという印象を受けた人が多かったのではないでしょうか。<
somebody様のこのコメントには全く同感、と言いますか、情報量の多さも影響していると思いますが、驚かない自分が危険と感じています。
空間放射線量、海中、汚泥、地下水への浸透の心配等々本当にまずい状況ですね。
確かに人が入らないと分からない事実があるのですが、何が確認済み事項で何が想定なのかを精査した上でロードマップは組み立てられたのか?バックアップの対策はきちんと検討されてきたのか?新たな課題に対する取り組みが合理的に行われているのか?など疑問点が多く、相変わらず対策が後手後手という印象です。
サミット前に5/17の合同対策本部記者会見にてロードマップ見直しが発表されるはずなので、まずはそこに注目したいです。

さて、賠償スキームですが確かに東電の免責を排除したことと、仮払いを優先させる点は評価できますが、東電の組織として現状維持を事実上認めたものである、という指摘は説得力がある。

いまさら遅いのですが、経産省、古賀茂明氏のいわゆる古賀ペーパーが採用されていたら、と思ってしまいますね。
http://www.youtube.com/watch?v=YA2LaX8eGDA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=smi_ySOpZ4c

賠償スキームを二段階に分けて、第一段階は東電が全額賠償不可能と言っていることから、事実上破綻とみなし、資産保全命令を出す。
仮払いを迅速に行うために、東電と政府意の連帯債務とし、責任の順番は後々ゆっくりやればよい。
また、安定的な電力供給を行うために、東電のキャッシュが一時的に不足し資金調達が必要となる場合は、政府が保証する。
こうすれば取り付け騒ぎも起こらず、最大貸付行で1兆円に満たない貸付環境の中で、金融不安に陥ることもない。
そもそも東電のお客は逃げられないのだから、キャッシュは潤沢に回っている。

第二段階は東電再生のプロセスとし、原発の今後を決める。原発存続ならば原発は資産、廃止ならばコストに勘定される。
これが決まって初めて東電としていくら返せるか?賠償額が確定する。
この間、東電のリストラ、株主責任、金融機関債権カットが行われ、それで足りない分が国民負担となる。
なお、原発廃止方向となれば、発送電分離、その場合送電部を国が保有するか否か、また、発電所売却益なども議論され、新規参入組みも含め新規ビジネスが発展していく。
としています。

古賀氏は触れていませんが、原発廃止方向となれば核燃サイクル問題の闇にもせまることになりますし、核のゴミ問題もどう始末つけていくのか議論されることとなります。
今のスキームではそこもどうなるかわからない。
いっそのことエネルギーシフト組が超党派で議連立ち上げてくれないですかねぇ?
超党派のエネルギーシフト勉強会は脱原発か原発推進か温度差があり、このままでは単なるガス抜きにしかならないのではないか?と懸念しています。

2011.05.13 19:23 URL | meditation2011 #i1EXc9YQ [ 編集 ]

賠償うんぬんに関して。
『文芸春秋』6月号で金井利之・東大大学院教授の指摘。
「国・事業者は値切り交渉するだろうし、
ほとぼりがさめたら被災者側の正当な要求をもたかりのように受け止めるかもしれない」、
「非災地の住民、自治体からの嫉妬や被災者間の不公平感を利用することで
要求を抑えこむかもしれない」。
これに当事者でなく原発推進派やマスメディアなど外野の連中が
同じことをする可能性を付け加えておきたい。
後者などは福島に限らず内陸と沿岸の被害差が大きい宮城・岩手でもあるのではと懸念する。

2011.05.13 22:22 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

相変わらず強引な「色分け」ですね。
小沢への評価はともかく、どうしてそんなに「菅の方がマシ」という結論にしたいのか?

たとえば、民主党内「民社協会」会長の田中慶秋らグループは、サンケイによれば、

「田中氏らは「原子力政策は国策として進めてきた。十分な賠償のためには国が賠償責任を果たすべきだ」と指摘。
 将来の電力安定供給や経営維持のため、東電の負担限度額や賠償期限を設けるべきだと主張した。」

 この田中は、すごい経歴で、ウィキによれば、福島県双葉郡浪江町出身、福島県立双葉高校卒業。ということで、まさに福島第一に潰された地、避難遅れの患者の被爆でニュースになったあの高校出身です。

 自分の故郷を近寄ることもできぬ危険地帯と化した張本人である東電を助けよう、という心理は、私などにはとても計りがたいですが、

 この田中は昨年の民主党代表選ではネットの「菅直人 国会応援団」の写真付き名簿に堂々と顔見せしてますよ。私は恨めしくて保存していたのですが。

 サンケイ記事の「田中氏のグループ」というのも、ほとんど菅支持者じゃないんでじょうか。

2011.05.14 06:22 URL | cube #- [ 編集 ]

『政府の東日本大震災復興構想会議の五百旗頭真議長(防衛大学校長)は13日、日本記者クラブで会見し、 被災地の農業や漁業の再生に関し、「外国人をどう活用するか。国際的な人材を吸引するという在り方も考えなくてはいけない」と述べ、 外国人の雇用を積極的に進める方策を検討する考えを明らかにした』というニュースが伝えられました。平成の開国を唱える首相自身の意向もあるのでしょう。「原発事故に対応するためには菅政権を支持するしかない」などと安易に考えていると、日本がとんでもない方向へ突き進む可能性が大きいです。

2011.05.14 06:25 URL | loopy #- [ 編集 ]

浜岡原発を設計した元エンジニア谷口雅春さんが週刊ポストにおいて重要な発言を寄せられています。
曰く浜岡原発の耐震強度データに偽装があったというものです。
建設当時浜岡原発の2号機の設置場所は地盤が軟弱でおよそ原発などの構造物設置には完全に無理な場所であったにもかかわらず、数値を誤魔化して強引に作ったのだとか。

これが本当ならば浜岡原発は地震が起きればひとたまりもない砂上の楼閣です。
これは多分中部電力関係者は知っていて知らん顔を決め込んでいると思われます。
いままで幸いにして地震が起きなかった事が唯一の幸いです。
この際ただちに原発を廃止して解体をはじめるべきです。

にもかかわらず今度の菅総理の決断では1兆円もかけて津波対策の堤防をつくるのだとか。
これは勿論地元向けのていのいい公共工事というわけでしょう。
でもこんな無駄な金をかけるよりも、その金で原発そのものの解体工事をした方が絶対にましです。
それが出来ないのがやはり今の民主党菅政権と言うよりも、日本の政治の限界でしょうか。
でもやらないと駄目だという事です。
その為の方策を深く考えていかないと。

まだまだ政治家を使いこなせていないというか、何も政治がわかっていない我々国民です。
批判や色分けも大事なのでしょうが、それでもそんな政治家しかいないのですから、それをいかにうまく使うかを、つまり動かすかを考えていかないと何も変わらないと思います。
小沢一郎であるが菅直人であろうが、駒は限られているのですからそれを使うしかないのです。
もし使えないとしたら長期的(新人の政治家を育て上げる)にはともかく今の現状を変える事は無理と考えるべきです。

他にやり方があるならば別ですが、ありますか?

2011.05.14 09:51 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

民社系や電力業界とのしがらみなんて、平時ではともかく今回のような緊急時に大した意味を持たない気がする。

そもそも原発のトップセールスだって、製造業が斜陽気味になり、他方で金融業の競争力もまだまだという認識の下で、官民一体型として仙谷さんの下ですすめられたものであって、ことさら特定団体や業界との関係なんてことを考えなくても、大きな方向性として自民党政権以来存在したものであろう。逆に、これに反対する勢力が民主党内で存在したわけでもない。

菅が東電に乗り込んだ、という点にせよ、あれほどの緊急時に、どんな首相であれ東電に甘い対応をとって国民を犠牲にした、という想定はあまり考えられない。政治家の判断として、国家国民の危機を回避するという判断をする程度の分別は、日本の与野党のリーダーには存在しただろうと思います。だから、しがらみがないから、というのはあまり関係ないと思う。逆に菅でさえ初動の遅れを批判されてもいる(こちらはこちらで、他の首相ならよりましな対応ができた、とも思わないけど。だから全体として現時点で菅政権の対応を批判する気にも賞賛する気にもならない)。

また、ここは私自身はよく判断が出来ないのだが、東電賠償スキームが東電に甘すぎるという批判が相当程度存在するわけだけど、これも特定の関係があるとかないとかいう観点から説明できるものなのか?というと、そんなに関係ないと思う。

で、公的関与を強めれば、必然的に国の責任だって増していって、国民負担だって増えるのではないか。負担に上限を設けるかどうかで争っているが、到底東電が全て負担できるはずもなく、おのずと国民負担に跳ね返ることは避けられない。電気料金値上げにしてもおなじ。

今の経営陣は早晩退陣が避けられないだろう。その場合、さらに東電の責任を追求せよ、というときの責任は何を意味するのか。株主の責任だ、というのはわかるし、その点からして今回の政府案への批判が強いのはわかる。しかしそれ以上というと何か。きちんと法的破綻処理をしろという意味なのか。それでもJAL以上の公的関与はさけられないだろうし、安全管理などのために一定の人材や設備を維持していく必要があるので、それもまた国民の負担か、ということになる。

結局長い目で見れば、いろんな意味で現在の民間企業形態で地域独占という仕組みに無理があり、その見直しまで踏み込もう、ということになるのだろうが、さしあたっての東電の処理ということになると、なんでも東電を痛めつけろ、とか国民負担はけしからん、だけではすまないように思えて、難しい。

2011.05.14 10:34 URL | 赤塚男 #- [ 編集 ]

東電を助けるか否かが、我々税金負担にどれだけ違いがあるのかは、たしかに素人にはわかりにくいですが、

某「小沢信者」経済学者が強調しているのは、ここで東電を倒産必然なのに、そうさせないことは「モラルハザード」だということです。

それははっきり理解できることだと思います。ここで東電に甘い対応をとったら、他の電力会社にとっても、原発事故責任への「示し」がつかず、今後の原発安全管理にも禍根を残しかねないといこことです。

日本人は、デモなどで目立って「出る杭」になり、露骨に「お上」に逆らうことは苦手ですが、一方で、陰湿ないじめや「足の引っ張り合い」は決して苦手じゃない。

よくない言い方かもしれませんが、今回の放射能汚染が長崎大某教授のような御用学者が言うように、本当に大したことなければ、東電責任追及が甘くても、そのままで済むでしょうが、5年後、10年後、現場の事故処理作業員はじめ、近隣住人に癌などが多発する自体になれば、さすがにそのままでは済まないと思いますね。今の担当政治家も含め、やり玉に挙がりますよ。

さすがに「東京電力」の名前ではもう営業できないし、古くは三菱重工爆破事件や、最近では厚労省元幹部刺殺事件のような、陰湿な事件も起こりうる。

そこまで考えて対応すべきだと思います。

2011.05.14 17:03 URL | cube #- [ 編集 ]

14日現在、読売だけなので半信半疑ではありますが「政府は14日、仏ドービルで26、27日に開かれる主要8か国(G8)首脳会議(サミット)で菅首相が表明する「日本の原子力・エネルギー政策に関する将来構想」の骨格を固めた。 原子力発電について、安全性を高めた上での利用継続方針を打ち出すとともに、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの利用拡大を表明する」というニュースが流れているようです。国民による警戒と批判が必要ですね。

2011.05.14 17:52 URL | loopy #- [ 編集 ]

売国清和会よりも田中角栄が嫌いだから宮崎信行みたいに小沢一郎をキチガイみたいに批判しているんだな。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110515/1305430549
>小沢一郎はこの田中角栄の直弟子であることをよく認識しておこう。

2011.05.15 13:23 URL | 名無し #- [ 編集 ]

テーマと少し異なりますが。

橋下知事の率いる大阪維新の会が、府立学校の入学式・卒業式の国歌斉唱時に起立することを教員に義務づける条例案を、19日開会の府議会に提出することを検討しているらしいです。
大阪維新の会は現在議会定数の過半数を占めていて可決は確実の情勢です。(読売などによる)

橋下知事の掲げる維新とは、つまりこういうことだったわけですね。
この条例案提出に橋下知事の本質を見るようです。
こうやって職員組合に踏み絵を踏ませて従わない者には見せしめに処分し、自分の考えかたに力ずくでも組み臥せるというつもりでしょう。

今回の維新の会の動きは、こうやって知事の天敵の組合潰しなどに利用されることは間違いないでしょう。
その若さと弁護士出身という経歴から、もう少しましな人物かと思っていましたがやはりこの程度でした。
弁護士としても法廷には殆ど立たず、また国選弁護人などの金にならない仕事はまったく引き受けないタレント弁護士上がりの人物です。

東京の石原知事といい大阪の橋下知事といい、どうしてこんなチンピラレベルの人物を世間は必要以上に持ち上げるのか、私にはまったくわかりません。
よほど利用価値があるということなのでしょうか。
しかし彼がこの様な人物である事がこれではっきりしました。
それがわかっただけでもよしとしますか。

しかし東京都民もですが、大阪府民もアホですね。

2011.05.15 15:00 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

ご存じかもしれませんが、このような記事を見つけました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110514/stt11051423450007-n1.htm
この人たちは、もう無視した方がよいのか、徹底的に多くの人に何をしているのか印象づけたほうがよいのか、どちらなのでしょうかね。
産経以外のマスコミは、どうも付き合うのが面倒くさくなったようにみえますが…。

2011.05.15 21:23 URL | Mr.Bank #- [ 編集 ]

非常に参考になり且つ勉強させて頂けます。有難うございます。 原発は危ない物です。 気違いに刃物~と言う様に使い方を間違えれば、多くの命を絶つ物。 日本の原発は素人に原発。是も非常に危険で今回の問題を起こしたのは完全に人災と、受け止めて居ります。  
本来、原発は持つ前、箱を作る前に、徹底した事故対応の出来る準備、取り扱い、処理を熟知して初めて持つ物です。 仏のメンタルが其れを証明して居る様に、アレバ社は研究所や専門技術者、日々新たな研究開発を怠らず、自信を持って対処出来る投資をして、初めて安全に機動させられるものと思います。 
そうした点を比べますと、平和ボケの前政権並びに素人の東電幹部は、下請け、孫請けに薄給でメンテナンス、事故処理を任せて来た。 無責任な侭、想像を絶する高額の給料で、幹部の私腹を肥やして来た。勿論裏には利権も配布されて居た事でしょう。 

本来、この無駄を設備投資、安全確保に投資する認識が有れば、こんな問題は起きなかった筈です。 是は国際社会における、日本の金銭メンタルの恥じです。 最初から原発利権だけを貪るピラニア軍団の金庫。。是が日本の原発の失敗。 

最初から欠陥品だったボロボロの定年過ぎの原発が、あれだけの津波に有る程度耐えた~と言う事は、定年原発に暇を出し、新たに設備投資して補強されて居たら、あれ程の津波や地震でも耐えられたと思います。

そして今回の震災が自公政権で無かった事は救いでした。 情報が此処まで開示出来た事は幸いです。 元々自民、東電、保安院がつるんで癒着して居た(記事)と言う事ですから、自公政権で有れば、未曾有の大震災対処と言う事で闇に葬って居たでしょう。 

菅総理が東電に乗り込んだのは賛成です。 あれ程、全てを隠す東電相手に、現場視察と言うパーフォーマンスは重要でした。 原子炉が廃炉になるからと、海水注入に躊躇、菅総理が怒鳴った~と、当然の事と評価して居ます。 

役員報酬と宣伝に莫大な費用をかけられるのに、廃炉の資金を先に考えた~と言う無神経さに驚きです。 今後は、アレバ社の様な原発管理の研究所を設置して、安全確認の出来る要員を東電直属に置いて、原発とクリーン・エネルギー開発、双方に力を入れる事を望みます。 直ぐに原発停止は無理でしょう。 順を踏んで徐々に、その為はもう少し政権を安定させる為、菅総理に頑張って欲しいと、支持しています。 

自公に戻ったら元の黙阿弥。原爆を組み立てられる様に、原発を持っている様な感覚の、安倍氏始め信望者のアヒルとか~ 余りに古い感覚の政治屋の政治。 民主の大物も震災復興資金が気になり、急に政権交代批判へ。 利権でしょ~あの方はお金に目が無い厚顔。 

こんな政治屋がのさばって居る限り、国民は政治屋の奴隷です。 国民が目を覚まし、菅政権を支える事です。 上から目線の自民は馬鹿馬鹿しくて国民の為に連立など出来るか~と言う顔して居ますよね、谷垣、石原両氏は。。。連立は絶対反対。 何しろ未来志向で、若者の将来の為、頑張って欲しいと願って居ます。 国民も応援して支えるべきです。 国民自信の為に。。。

2011.05.16 08:23 URL | 未来志向 #- [ 編集 ]

この番組はご覧になりましたか?
役所の研究所に勤めていた人が福島県の放射能を調査したいと上に言ったところ断られ、辞表を提出して被爆直後から原発周辺の放射能を独自に調査した記録です。
放射能汚染の本当の姿が映し出されるとともに、そこに暮らす人々の苦しみが伝わってくる番組です。
また校庭の放射能汚染の問題も取り上げています。
ほんと素晴らしいドキュメンタリーです。NHKにもまだこういう番組の放送を許す度量があったんですね。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0515.html

2011.05.16 19:32 URL | のと #- [ 編集 ]













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