きまぐれな日々

今回の東日本大震災に伴って、福島原発で炉心溶融という、日本初の重大事故が起きた。それも、福島第一原発の1号機、2号機、3号機のすべてで起きた。1号機と3号機で水素爆発が起き、それに先立っては格納容器にある弁を開ける作業を行った。この弁を開けることは、水蒸気とともに放射性物質を大気中に放出することを意味し、日本の原発においては決して起こり得ないとされてきたことだった。2号機はさらに危険な状態にあり、弁を開けられない状態になったため、東京電力は格納容器から水を介さず、期待を直接放出した。この方法だと、水を通す場合に比べて途中で一部の種類の放射性物質が除去されにくくなるという(3月15日付朝日新聞1面記事より)。さらに、2号機で爆発音があり、圧力抑制装置が破損したという発表がなされた。TBSに出ている御用コメンテーターは、1号機や3号機と同様の水素爆発ではないかなどと言っていたが、これが見え透いた嘘であることは素人の私にだってわかる。これは格納容器のトラブルであって、1号機や3号機よりさらに深刻な状況に至ったと見られる。

政府の対応も変わってきた。朝日新聞の報道によると、

菅直人首相は15日早朝、原子力発電所の事故問題などで、政府と東京電力が一体となって情報を入手し、対策を検討するため、東電内に「統合連絡本部」を設置すると発表した。本部長には菅首相、副本部長には海江田万里経産相と清水正孝東電社長が就く。

とのことだ。私はこれまで別ブログなどで、政府が事故への対応を東電に丸投げしているように見えるとさんざん批判してきたが、事態の深刻さを受けて、政府もようやくこのような対応をとったものと見られる。私にいわせれば遅きに失しているけれど。

事態の進行につれて徐々に変わってはきたが、これまでの報道が「大気中に放出された放射性物質の量は、人間の健康に影響を与えるものではない」という説明に終始してきたことは全くいただけない。彼らマスコミは、周辺住民に無用な懸念を抱かせないという大義名分を盾にとっている。それにはもっともな部分もあるのだが、一方で彼らは見え透いた嘘も平気でしゃべる。

たとえば、放射線の被曝量をCTスキャンと比較して、大したことはないと強弁するのもその一つだ。病院でCTスキャンを受けても、それは一回こっきりだが、放射性物質が体内に残ると、人体はいつまでも放射線を浴び続けることになるのである(体内被曝)。つまり、最初に浴びる放射線量はCTスキャンよりずっと少なくても、長い間かけて浴びる放射線の総量は、体内に放射性物質を摂取した場合の方が、比較にならないほど多くなる。だから、セシウムが検出された、つまり「死の灰」が撒き散らされた福島原発の近辺には、今後長い間人間は住めない。チェルノブイリ原発の事故のあと、いまだに炉を中心として半径30kmに住むことが禁じられていることを思い出してほしい。なお、この記事をいったん書き上げたあとの、今朝(15日)の「朝ズバ」で、ようやくコメンテーターから体内被曝についてのコメントを聞くことができた。

あまりに長い間「原発安全神話」にすっかり洗脳された日本人は、原発の危険性に対して鈍感になっている。私がブログで原発を批判する記事を書くと、それじゃ電力供給量が今より20%少ない生活に、お前は我慢できるのかと迫る。なんだ、社民党か共産党かよ、という反応を示す者もいる。だが、社民党や共産党くらいしか原発を批判する勢力がなくなっている現状の方が、よほどおかしい。

東北で地震や津波に遭難して苦しんでいる被災者には目もくれずに、東京の人間は福島原発のことばかり騒いでいる、などとしたり顔で書いているブログもあった。アホか。まだ収束していない今回の原発事故が、格納容器が破損して周囲に大量の放射性物質を撒き散らす結果に至ったら(現にそうなっている可能性が高い)、もっとも大きなダメージを受けるのは、原発近辺に住む人たちではないか。そういう間抜けな文章を書くブログ主もまた東京に住んでいることを私は知っているのだが、この手のブログのお馬鹿な文章を読むにつけ、朝日新聞の方がよっぽどまともな報道をしているよなあと思う。

そう、今回の原発事故について、もっとも的を射た記事を書いているという印象を受けるのは、朝日新聞で環境・エネルギー問題を専門で扱ってきた竹内敬二編集委員の記事なのである。ところがどういうわけか、竹内編集委員の記事は、asahi.comにはなかなか載らない。原発推進の立場と思われる朝日新聞の社論と合わないからなのだろうか。3月12日付に掲載された「地震国と原発 どう共存するのか」と題する記事は、朝日をとっていなかったり、とっていても竹内記者の記事を読まない読者にも知ってもらいたいと思って、『kojitakenの日記』の「東日本大震災で崩れ去った日本の原発の『安全神話』」と題したエントリで、抜粋して紹介した。福島第一原発をめぐる推移は、結局竹内記者の見立て通りに進んだというのが私の感想だ。

3月14日付朝日新聞3面にも、竹内記者による「甘い想定 頼った『最終手段』」と題した記事が掲載されたが、この記事にも教えられるところが多かった。こちらも、asahi.comには見つからなかったので、以下に抜粋して紹介する。

今回の原発事故で、格納容器にある弁を開ける作業が行われたのは前述の通りだが、実はこの弁は、原発の建設時(1号機の場合は1971年)には「日本では炉心溶融は起こらない」として装備されていなかったそうだ。専門家は、もし弁がなければ、格納容器の爆発から大惨事に至った可能性が高かったと見ているとのことだが、この弁は1979年のスリーマイル島原発事故や1986年のチェルノブイリ原発(炉の型が違う)の炉心爆発事故のあとつけられたものだ。それも、フランス、スウェーデン、ドイツ、アメリカなどが次々と弁を取り付けたのに、日本ではその後も「過酷事故は起こらない。対策は不要」とされてきたものを、1992年に原子力安全委員会が「検討が必要」との見解を出したあとになって、ようやく電力会社が「確率はきわめて低いが安全性を高める」として方針を変えたとのことである。東京電力などがもつ沸騰水型炉(BWR)は90年代半ばから弁の設置を始めたが、関西電力などの加圧水型炉(PWR)には弁は作っていないそうだ。

竹内記者の記事の末尾近くで、今回の事故は日本人の原子力への考え方を決定的に変えるだろう、「想定外の」の繰り返しでは片づけられない、と書かれているが、今回の重大事故につながったのは、非常用ポンプを動かすためのディーゼル発電機がすべて津波にやられて動かなくなったためだった。そして、1995年の阪神大震災以降、耐震強度には注意が払われてきた原発も、津波対策は盲点になっているとは、以前から指摘されていたことだった。

たとえば、2010年3月1日付「しんぶん赤旗」の記事「チリ地震が警鐘 原発冷却水確保できぬ恐れ/対策求める地元住民」などがその例だ。この記事で想定されているのは、津波の引き波で海水の取水が不能になるケースで、今回の事故の原因とは異なるが、津波対策が不十分だったこと自体は既に指摘されていたことであって、「想定外」でも何でもない。

原子力に関する事故が起きるたびに、「想定外」「100万分の1しか起こり得ないことが起こった」などと言われるのだが、そういう文句を聞くたびに思う。「100万分の1」とはどんなタイムスパンでの話なのか。原発が稼働している数十年の間を通して一度でも事故を起こす確率が「100万分の1」であったのなら、それは「運が悪かった」ことになるのだが、それは事実とは違うだろう。確率の見積もりが間違っていたのである。それも、原子力推進という国策第一で、安全性をおろそかにしたというのが本当のところだったはずだ。「100万分の1」の事象が何度も起きれば、それは「100万分の1」などではなかったことはあまりにも当たり前であって、要するに、「想定外」の事態が何度も起きたならば、それは「想定できなかった」のではなく、意図的に「想定しなかった」のだ。「想定される事態」を意識的に無視したのだ。

先の戦争の例を引くまでもなく、権力とは、平気で人民を犠牲にするものである。今回の原発事故には、それが悪い形で表れた。

昨日の新聞記事で一番頭にきたのは、毎日新聞に掲載された、「福島第1原発3号機も水素爆発 11人けが」と題された記事の末尾だ。

3号機の燃料は上部約2メートルが冷却水から露出し、このため燃料棒が溶ける「炉心溶融」が続いたとみられ、注水の方法に問題があったことが危機的な状況を招いたという。

などと、事故現場での作業に責任を押し付けるような文章になっている。2号機で弁が開かなくなった事態が起きた件でも、現場の作業を批判するような報道が流れている。

私は、報道が現場の作業を批判するということは、事態が一段と深刻な段階になったことを示すのではないかと憂慮する。事故が起きてからの作業のミスなんかよりずっと大きな責任があるのは、原発の安全神話をうたいながら、実は国策第一で安全性をおろそかにしてきた電力会社、経済産業省、そして自民党時代から民主党に代わってからの今に至るまで続く政権である。

現場で必死に作業をされている方々を私は心から応援するし、その結果、仮に最善を尽くしたにもかかわらず最悪の結果に至ってしまったとしてもやむを得ないとさえ思っている。しかし、電力会社と経産省と政府の責任は厳しく追及しなければならないし、日本は今回の大地震と原発事故を機に、エネルギー政策を大きく転換させなければならない。


(注)この記事は、3月14日深夜にいったん書き上げたあと、3月15日早朝に加筆したものです。3月15日付朝日新聞にも竹内編集委員の解説記事が出ていますが、朝日新聞社には竹内記者の一連の記事をasahi.comに掲載してほしいと思います。
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2011.03.15 08:28 | 東京電力原発事故 | トラックバック(-) | コメント(22) | このエントリーを含むはてなブックマーク

原子力資料情報室記者会見
録画をご覧いただけます

第4回(2011/3/14 19:30~)※日本外国特派員協会にて
http://www.ustream.tv/recorded/13320522

第3回(2011/3/13 19:30~)※日本外国特派員協会にて
videonews.com
http://www.ustream.tv/recorded/13295291

第2回(2011/3/13 17:00~)
videonews.com
http://www.ustream.tv/recorded/13293527

第1回(2011/3/12)
videonews.com
http://www.ustream.tv/recorded/13269582

2011.03.15 08:32 URL | #- [ 編集 ]

東京郊外の日野市に在住の人の自宅に設置されている
ガイガーカウンターによる放射線測定でも
今朝がたから数値が上昇しています。
通常の平均値0.15マイクロシーベルトから
今現在正午40分の時点で4倍から5倍以上まで
上昇しています。
あきらかにこちらまで放射線が来てますね。
原子力安全神話などとっくに吹っ飛んでいますね。
未だにネット上で素人が余計なこというな的な
ことを言って黙らせようとしている人間が散見されますが、
もはやそんな事態じゃないですわ。

2011.03.15 12:45 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

こちらからどうぞ

http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

2011.03.15 12:50 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]


第4号機の火災が鎮火された模様だと言う
報道が出ていますが、
その後、上記のデータは急降下して今は通常の値までもどってきたのは、
それによるものでしょうか。
予断を許しませんね。

2011.03.15 14:07 URL | フリスキー #- [ 編集 ]

私の隣り町にも原発立地町から避難民が。
一応、半径100キロ近い土地であるものの外出時にマスクや帽子をする動きが見られた。
これも東電が後出しジャンケンを繰り返して信用を失った証拠。
仮に逃げようにもガソリンがスタンドに並んでも入手不能の状態。これが車社会ゆえ最大の問題。
もはや雪隠詰め。

2011.03.15 19:38 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

はじめまして。今回の震災に関してコメントしているサイトを見て回ってたどり着きました、いっきと申します。

本日の記事を読ませていただき、うなずくことばかりでした。特に、「想定外」のくだり。
また、こうしたじりじりした状況での記事は、いきおい感情的な表現や断定的な書き方に流されがちですが、kojitakenさんのあくまで冷静な筆致に感銘を受けました。

私は、ここ数日の東電および保安院の会見をテレビで見るたびに、歯がゆい思いをしています。
いくつもの「こんなはずじゃなかった」を聞かされていますが、できるはずのことが出来ていないのか、できていないとしたらそれはなぜなのか、その問題への対処法は、そしてその結果はどうなったのか。

会見を見る側が当然知りたいと考えることへの説明はなく、ただ現在こうなっています、というばかり。本当にお粗末としか言いようがありません。会見の体をなしていません。

電源車輌のプラグが合わないとか弁が開閉しないとか、フェイルセーフは一体どうなっているのか?さまざまな事象を想定しての訓練はしてこなかったのか?等々、思うところは山ほどありますが、今は現場で奮闘しているであろう下請けの方を中心とした作業員の方に敬意を表して、事態を見守りたいと思います。

2011.03.15 20:52 URL | いっき #- [ 編集 ]

まったくもって本当の無知蒙昧な私にはうなずかされることばかりでつっこむこともさらにつけたすことも何もありません。
私はじつにおバカなことに、いざ今回の事故が起こるまでは、原子力発電の仕組みさえよくわからず、何だか知らないけどいざとなったら実にもろいものだ原発はない方がいいのかもなとしか考えていませんでした。
今ここにある危機をkojitaken様のお蔭ですこしづつ知ることができることを心から感謝します。
もしkojitaken様のような大賢者様が政府の要職にあれば、平時はおろか、有事においては、いかに頼もしいことかしれません。

2011.03.15 21:04 URL | 谷本篤史 #gKumvUXs [ 編集 ]

今回の原発事故に関しての掲示板・ブログ等に原発擁護派がものすごい勢いで書き込みをしています(勿論それに対しての反論も同程度ありますが)。
ひどいのになると、日本のエネルギー問題を混乱させる反核団体は日本から出ていけと。
M9.0が想定外の地震だったから事故が想定外となっても仕方ないと。

事故を起こしたのはあくまでも「原発」であって反核団体ではない。なのに事故の原因の電力会社を擁護して、事故を懸念してきた勢力に出ていけというこの異常な神経。
M9.0は想定外だったが、津波警報はその想定外にも対応して的確に予想できたではないか。対応できなかった原発と同次元で物を語るな!

私の組合は原水協に加入しています。原水禁とは非建設的な対立を続けて、正直「反核団体もくだらねー対立やめて協力しろよ」と思ってきたのですが、事故を起こした原発を擁護し、反核勢力批判に血道を上げる連中は「小沢信者」ならぬ「原発信者」なんでしょうね(笑)。

http://d.hatena.ne.jp/kechack/20110313
このブログは普段は結構評価しているブログだったのですが、「素人は黙ってろ」的なもの言いに首を傾げます。
「原発震災」という言葉は、素人では全くない石橋克彦教授が提唱した警告です。
石橋教授は東海地震の危険性をとなえ、国の防災計画の中枢を担った真っ当な科学者です。

2011.03.15 22:27 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

はじめまして。気になることがありました。
ここの3号機は平成22年10月26日からプルサーマルでの稼働になっているのですが大丈夫なんでしょうか?報道されてないようですが。
東京電力プレスリリース
http://www.tepco.co.jp/cc/press/10102601-j.html

2011.03.15 22:38 URL | nok #SFo5/nok [ 編集 ]

今回の事態を機に脱・原発の方向を探るならば政治家・官公庁・大企業を糾弾するだけでなく、まず我々庶民自身が率先して改めるべきでしょうね。「貿易立国・工業立国しか日本の生きる道はない」と誤解したり「贅沢がしたい」と欲張って地方に犠牲を強いたままでは脱・原発は成し遂げられない。
まずはこの難局をみんなで協力して乗り切りましょう。そして必ず脱・原発を成し遂げましょう。

2011.03.15 22:46 URL | loopy #- [ 編集 ]

今回の事故は日本の財界で大きな力を持つ東電と自民党と霞が関と、そしてその広報機関と化していたマスコミと東大閥のなれ合いの構造が作りだした人災と言っても過言ではないと思います。
原爆の実験場と化した日本において、本来は原発に慎重であったはずなのに、今では世界でも最先端の推進国になっています。
その陰には醜い原発利権構造と、それに群がる御用学者の暗躍があったというわけです。
菅総理はついにイラ菅ぶりを発揮して東電幹部をどなりつけたそうですが、いまさらという気もしないまでもありません。
しかし原発利権と無縁だった菅総理だからこそやれることがあると思います。
テレビではついに東電をかばい切れなくなった御用学者が醜い言いわけを始めています。
また御用キャスターは核物質は人体にさして有害と言えるほどのものではないと、話をとんでもない方向へリードしようとしています。
そういえばテレビ番組のスポンサーは殆ど降りたようですね。
公共広告機構の同じCMを繰り返し流しています。
なにかあったのでしょうか。
いずれにしても問題は核燃料が完全に鎮静化するまで排出し続ける放射性物質をどうやって押さえ込むかです。
これが一番の難題だと思っています。

2011.03.15 22:51 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

世界中でも、特に原発推進国のドイツなどでも凍結や見直しの動きが出だしているようです。
くしくも、また日本が「原子力」の恐ろしさを知らしめる役割を果たしてしまったようです。
かつて被爆国となった経験をまるで生かせなかったことが残念です。情けない。

これまで原発を推進してきた政治家連中は全員コメントを出すべきですね。
管理人さんの仰るとおり「想定外」などという言い訳は全く通用しませんから。
推進派のリストをぜひ見てみたいものです。

それにしても福島と比べて、火災が起こった女川原発のことは以後不思議なぐらい報道されません。かなり気になっているのですが・・・。

2011.03.15 23:41 URL | siroto #jg5ZjxmI [ 編集 ]

怒鳴りつけても何の意味もない。萎縮して報告がますます遅れるだけ。駄目な上司の典型。
自民が悪いと政争の材料にする人がコメント蘭に1人。

2011.03.15 23:42 URL | loopy #- [ 編集 ]

こんにちは、いつも拝見させて頂いて勉強させて頂いております。

>事故現場での作業に責任を押し付けるような文章になっている。

今日、私の会社に訪ねてきた取引先のおっさんが、まさにこのテの発言していました。
「冷却する海水を早くかける判断すればよかったんだ!そんな責任をとる指導者がいなかったから最悪の事態になったんだ!東京電力の社員がふぬけなんだよ!関西電力の方がマシだ!あの原発は古いから駄目なんだよ!」
…バカは黙ってろ!と何度叫びだしそうになったか…
この人も「原発信者」なんでしょうか?

2011.03.16 00:00 URL | うろこ #qr7mm/lQ [ 編集 ]

 人前でいつものように平気で暴言を吐く「どこにでもいそうな」ゴーマンバカ石原も腹立たしいが、
 いまだにに一切顔を出さない東電の社長や会長など、これまた日本社会の「どこにでもいそうな」無責任最高幹部はもっと腹立たしいですね。
 一体今度の原発事故は、「想定以上の」自然災害だからしょうがない、謝罪義務など一切なしとでも日本では「なって」しまっているんでしょうかね。
 大津波なんか、数年前インド洋でもあったことだし、明治以降も今回クラス以上の津波はあった。「地震列島」日本で原発を運転するからには、当然想定に入れなければならないのに、波がかぶっただけで、即「炉心融解レベル∞」はないだろ。
 「説明責任」大好きなマスコミも政治家も、どうして社長にマスコミの前で頭を下げさせないのか。
 石原も菅も政治家だから、選挙でoutにできるし、だから最低限でも謝罪など責任はとらされる。
 しかしこういった、淘汰するすべがない官僚トップや半官独占企業のトップの悪行・無責任はもっとタチが悪いと思いますね。
 アメリカ人の被害者でもでたり、汚染大気がグアムにでも飛んでいったら、トヨタの社長みたいに、まずは米国議会で謝罪させられるんかねえ…

2011.03.17 05:59 URL | cube #- [ 編集 ]

確かに想定外だったように思います。しかし、想定外を想定して対策を訴えていたことも事実です。以下を見れば明瞭です。
http://www.jcp-fukushima-pref.jp/seisaku/2007/20070724_02.html

http://www.441-h.com/siryou/atomic.html

今どうするか。

現地の不安と救援に全力を傾けること、そして全力で鎮圧すること、現状がどうなっているかをキチンと報道すること、想定外を想定した退避の方法を具体化すること、

大丈夫だ、大丈夫だ、と言いながら、手が打てていない!正しい情報が伝えられないから不安が走り、すでにいろんな退避が行われている!これはパニックに向かった前兆としてみるが、それでも大丈夫論を振りまいている。

支援している米軍や諸外国の対応は過剰な反応だろうか!

2011.03.17 07:02 URL | コミュニスト #- [ 編集 ]

日本のVIP連中の、欲深さ、ずるさ、凶気をつくづく思い知らされますね。

亀井が、「谷垣は狂ってる」と言って災害復興増税案に怒ったらしい。
http://www.janjanblog.com/archives/33914

これも、亀井はともかく、与党菅一派は自民党案に乗りそうな「人非人」が多そうだから、特に民主党の個々の政治家の試金石になるでしょう。消費税と違って、この案件での解散総選挙はないだろうから、現有勢力で考えなければならない。注目は小沢派がどう出るか。

デフレで、円も史上最高値というんだから、ジャンジャンお金を刷ればいいのです。この記事に書かれているとおり、100兆刷りまくったって、問題なしでしょう。

このどさくさに「増税」なんてほざくのは、まさに「紳士づらした悪魔」です。

2011.03.17 22:54 URL | cube #- [ 編集 ]

雁屋哲氏という作家は、左派ではあるがかなりラディカルな人です。
雁屋氏にやり込められた人は屈辱感を味わいこそすれ、意見を変えて反省するということはないようにも思えます。
しかしそんな雁屋氏のブログが原発信者の攻撃で停止させられたと聞いてこの国の糞ッたれぶりが分かりました。海外メディアが報じる「日本人は地震でも冷静さを失わない」は表面しか見ていません。

この事態にはあまり政治的な発言はしないようにしようと思いましたが、ここで言っておきます。
東電を「官僚的体質」とか「天下り企業」というのは間違いです。東電は会長も社長も純粋に民間企業畑の人間です。
会長は中越沖地震での原発被災に「中国やトルコに売るためのいいデータが取れた」と発言する人間です。社長は安全から切り捨てていく「コストカッター」といわれる人間です。
いわば東電はネオリベの権化のような人間に支配されているわけです。もしこれが官僚的体質というなら、ネオリベ企業が危機に対してこうした姿勢を見せるということです。

問題はこんな企業に振りまわされるような腑抜けな政府にしてしまったことです。
米政府も「一民間企業に情報を支配されるなんて」と言っています。官僚をこの場で悪者視する方向に話を持っていく向きもありますが、その「一民間企業に何も言えない」官僚にしてしまったことが問題なのです。

それとCubeさん。
明治以降でモーメントマグニチュード9.0以上の地震津波は日本ではありません。明治以降に限れば今回は初めての事態です。
ただ地震は数十年、数百年単位で起きるものなので、対策を取るなら数百年をスパンにして、歴史時代の地震を調べておく必要があります。

2011.03.18 00:53 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

いや、「明治三陸大津波」で、三陸海岸の湾内でしょうけど、40m近い津波があったそうですよ。

私の言いたかったのは、東電というのは、紛れもない独占企業だということです。あそこが不祥事を起こしても、関東の人は他の会社を選べない。トヨタや三菱は製造した車に致命的欠陥があると、収益も大損失を受けるでしょうが、東電は株価は落ちても、収益はあまり変わらないんじゃないでしょうか。

こんな「不沈」企業で、ましてや原発を扱う企業なら、私はむしろ、民間企業であることの方がおかしいと思いますね。

こちらは本物の「安全神話」が続いている新幹線も、もとは「国鉄」であり、国が潤沢にお金を注いだからできたことだと思います。

「コストカッター」が目先のボーナスや、役員報酬目当てに原発を運転されたらたまったもんじゃありません。

倒産知らず、責任なしの国営と、収入無制限の民間の悪いとこ取り(彼らにとってはいいとこ取り)というのが東電の実態なんじゃないでしょうか。

むしろ、きっぱり「半官半民」をやめて、電力会社やガス会社は、水道や下水と同様にすべて国営にして、経営効率の多少よくないところは目をつぶり、原発なんかは今後、国立大学や研究所と協同で運営すべきだと思いますね。もし原発をどうしてもつづけるつもりなら。

私は原発なんか、すぐに廃棄すべきだと思っていますけれども。

2011.03.18 22:51 URL | cube #- [ 編集 ]

多分今回の一件で、世界でも『脱原発』の動きが加速するでしょう。

その場合問題は、代替エネルギーを何にするか。風力や太陽電池は天候によって発電量が左右されやすいから、波力発電や地熱発電中心に切り替えていくべきだと思いますが、どうでしょうか?

2011.03.21 10:39 URL | SPIRIT(スピリット) #ycSDNT9Y [ 編集 ]

まさに地熱発電はけっこう希望があるんじゃないかと最近熱く思っている者です。Wikipedia レベルの知識しかないのに発言して恐縮ですが、火山と温泉がたくさんある日本にかなり合った発電方法だと思います。政府が開発用の予算を増やすかどうか検討中のようですが、ぜひ増やしてほしいですね!

脱原発によって経済的な後退があるのではないかと心配する向きもあることは承知していますが、むしろ新たなクリーン(個人的には cleaner だと思うのですが)エネルギー開発によって、経済活動を活性化できる可能性もあるのではないかと前向きに考えてほしいものです。

2011.04.11 16:16 URL | geothermal #5BRND9j2 [ 編集 ]

既存の技術の組み合わせだけでも、節電効果をある程度高めることは可能です。原発を即時全廃は現実的ではないですが、徐々に減らすのは夢物語ではないと思います。
日本のガス火力発電所は世界でも最高水準の発電効率を誇りますが、熱を捨てているのでどんんなに頑張ってもエネルギー効率は50%を超えることはできません。以前、発電所を見学したときに、「これ以上研究費をつぎ込んでも、発電効率は大きく上がらないんだから、今捨てている熱を有効活用するという考えはないのか?」と質問したところ、「買ってくれる人いないから」と一蹴されてしまいました。独占企業の典型例を見たきがしました。少しでも競争があったら、顧客を探す努力をするし、海岸沿いに超大型発電所を建設する以外の選択肢も検討すると思ったからです。選択肢の一つは地域分散型のコージェネシステムなどです(有名なのが六本木ヒルズ)。残念ながら、地域独占の上に胡坐をかいていた日本の電力会社には、現在海に捨てている膨大なエネルギーを有効活用する気がさらさらなかったです。
後、経産省傘下のNEDOが実施しているESCO事業と言うのがあります。オフィス、病院、文化施設などの省エネ化事業への補助金事業です。既存の建物に省エネタイプの空調機、ボイラー(場合によってはコージェネボイー)、省エネ照明などを導入して建物の省エネ化を図ると言うものです。膨大なエネルギーを消費する大規模病院などでは、年間の光熱費を数千万円削減したところもあります。原発推進のための特別会計を、もっとこういう事業に振り分けてもらいたいものです。
環境意識の高いところは、すでに建物の省エネ化を行なっています。一部コンビにもついに始めました。今回の原発事故は本当に残念ですが、これをきっかけに都市の省エネ化に真剣に取り組んでもらいたいです。

2011.04.15 15:56 URL | さくら #- [ 編集 ]













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