きまぐれな日々

昨年末から大きな話題になっているのが、「タイガーマスク」である。

約40年前、1969年から71年にかけて放送された同名のアニメの主人公・伊達直人を名乗る者から、各地の児童相談所や児童養護施設にランドセルなどの寄付が相次いだ件だ。

アニメは古いものの、アニメにあやかった同名のプロレスラーの存在によって、「タイガーマスク」は広く知られている。しかし、アニメのオープニングやエンディングの主題歌は、もう何十年も耳にしたことがなかった。今回の寄付ブームによって、数十年ぶりにアニメのエンディングテーマ「みなし児のバラード」を聞いて、変則的な拍子を持つ哀愁に満ちた歌を、驚きを持って再発見した。最初に耳にしたのは、一昨日(12日)のテレビ朝日「報道ステーション」でニュースのBGMとして流れた時で、数十年前にテレビで流れていたタイガーマスクのエンディングテーマであることはすぐに思い出せたが、懐かしさのあまりネット検索でYouTubeの動画を確認した次第だ。

たまたま、昨日読んだ『日本がアブナイ!』のエントリ「地方競馬のタイガーマスク+菅の「共助の精神」を党内融和にも活かして欲しい」にも、この歌の歌詞が紹介されているのだが、歌詞の中で特に引きつけられたのは、下記のくだりだった。

強ければ それでいいんだ 力さえ あればいいんだ
ひねくれて 星をにらんだ ぼくなのさ


この歌詞について、YouTubeにはこんなコメントが寄せられていた。

強ければそれでいいんだ。力さえあればいいんだ。
という考え方が”ひねくれた”ことだった時代が、あったんだ!
私も、ランドセルの件でたどり着きました。今の日本について、思­わず考えさせられました。


この歌詞の件は、『kojitakenの日記』にも書いたのだけれど、あまりにも印象的だったので、ここにもう一度書く。私は一瞬、竹中平蔵に対する皮肉ではないかと思ったのだが、よく考えてみると竹中だけではない。討論会で高校生と真剣勝負をして泣かせた橋下徹や、「金儲けして何が悪いんですか」と開き直った村上世彰、マッチョとレイシズムがウリの石原慎太郎などが拍手喝采を浴びる時代がずっと続いた。だが、タイガーマスクの時代にはそうではなかった。

私は、かつて住民税を逃れるために毎年住民票を日本とアメリカの間で移していたとされる人物が、辛坊治郎が司会するテレビの極右番組でヘラヘラ愛想笑いを浮かべながら「頑張った者が報われる社会を実現せよ」とのたまう時代に、ほとほと嫌気が差していたのだが、日本人はそんな下種(げす)野郎ばかりではないことが今回の「タイガーマスク」の一件でわかったことは良かった。酷薄な新自由主義の世界は、日本の社会には似合わない。

ところで、前記リンク先の『日本がアブナイ!』は次のように書いている。

 そして、もちろん個人の善意も大切なのだけど。mew的には、本当は、利益を得ている企業が、社会的な役割を果たすために、率先して、様々な施設などへの支援、寄付を行なうようになって欲しいと思うし。<将来のために、進学や資格取得のための奨学金を出すことなども含めて。>


それはその通りだと思う。しかし、グローバル時代には企業も激しい競争にさらされて余裕がなくなっている。もちろん、莫大な利益を上げながら労働分配率を上げずに内部留保を溜め込んだりする新自由主義時代の「優良企業」の問題もあるが、時代の変化によって、業種自体が競争力を失った企業も多く、それらの企業に慈善事業や寄付を求めるのは難しくなってきたことは否めないだろう。

かつての高度成長時代のようなわけにはいかないのである。かつては、大企業が従業員への福利厚生を手厚くして、再分配を行ってきた時代があったが、高度成長時代だったからそれは可能だった。

しかし、高度成長時代を始動した池田勇人自身が、いずれ高度成長時代が終わって低成長時代になると、私企業に代わって政府が再分配を手厚くしなければならない時代がくると考えていた。田中角栄内閣時代に、1973年(昭和48年)を「福祉元年」と位置づけたのも、そうした考え方に沿ったものだ。だが、折悪しく石油ショックとスタグフレーションに見舞われて、日本が福祉国家に転換するチャンスを逃したことはこれまで何度か書いた。その後、福田政権と大平政権の時代(1976?80年)に、財政出動の効果が実って景気が回復したが、今度こそ福祉国家に向けて舵を切らなければならなかった1982年に出現した中曽根康弘政権が新自由主義政策を開始し、バブルの勃興と破裂を招き、当時直間比率の見直しと称して直接税の減税をやり過ぎた結果、日本政府は慢性的な税収不足に悩むことになってしまった。

今、傾いた日本の財政を立て直そうと意欲満々なのが、その日本経済低落の元凶・中曽根康弘の直系である与謝野馨である。中曽根は、「政界風見鶏」として有名で(というより悪名高く)、三木政権(1974?76年)時代には三木武夫と手を組んでいたためにロッキード事件での摘発を免れ、その後田中角栄と組んでついに念願の総理大臣の座に上り詰めた。つい一昨年の麻生太郎内閣で経済関係の閣僚をいくつも兼任して権勢を誇っていた与謝野馨が、自民党が下野すると自民党を離党して平沼赳夫と組み、今また平沼と袂を分かって民主党政権入りしようとしているのを見ると、師の中曽根に勝るとも劣らない「政界風見鶏」だなあと思ってしまう。選挙区で敗れ、自民党の比例代表で復活当選した与謝野は、民主党入りはできないはずだが、無所属議員としてなら入閣できるというのは、たいへんなモラルハザードではないだろうか。与謝野馨の辞書には「恥」という文字はないようである。

そして、その与謝野馨の政策といえば、財務官僚から教わった「財政再建至上主義」を墨守するだけのものだ。菅直人のブレーンとされる経済学者の神野直彦は、財政均衡主義を「新自由主義のドグマ」として厳しく批判しているのだが、神野氏から何も吸収していないらしい菅直人は、財政再建至上主義者である与謝野馨を経済閣僚として迎え入れようとしている。

私は、何も政府の財政赤字に問題がないなどというつもりはない。財政赤字は、政府支出を再分配のために有効に使われなくしてしまう。だが、財政再建というのは好況で税収が増えている時に行うべきものである。過去の日本でいえば、バブル期に税収が増えた時、こんなに税収があるんだからバラマキに使え、減税を行えなどと、間違った政策を次々と繰り出して景気を過熱させた竹下政権の罪が重かった。消費税は、その竹下政権時に導入された。現在のような不況期に消費税率引き上げを含む財政再建策などやってはならない。そんなことは、1996?97年の橋本龍太郎政権の失敗でわかり切っているはずなのだが、歴史から学ぶことを知らない人間は、同じ誤りを何度でも繰り返す。

自民党政権で経済閣僚の要職を長く務めた与謝野馨は、「経済通」として重用されるどころか、経済失政の責任を追及されてしかるべき人間なのだが、財務省や財界、それに中央マスコミの人間を含む富裕層にとってあまりに都合の良い政治家であるため、自民党政権であろうが民主党政権であろうが経済閣僚としてのさばっていられる。それは、与謝野馨にとっては「男子の本懐」かもしれないが、日本国民にとっては良い迷惑である。

与謝野の経済失政の中でも最たるものは、第3次小泉内閣の経済財政政策担当大臣として、「骨太の方針2006」の責任者としてこれをまとめ上げたことだ。この方針の目玉は、年間2200億円の社会保障費の削減だった。与謝野は『文藝春秋』2010年4月号で、自らの業績を下記のように誇っている。

私(注:与謝野馨)が経済財政担当大臣を務めていた小泉内閣時代に作成した「骨太の方針二〇〇六」では、国と地方を合わせたプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化するという目標を盛り込んだ。


重ねて書くが、この「骨太の方針2006」が、年間2200億円の社会保障費の削減を決めたのだ。骨太どころか、「骨粗鬆症」の方針ではないか。

その与謝野馨が、第1次菅再改造内閣の経済財政担当相に就任するという。首相の器とは思えない政治家・菅直人は、たちあがれ日本との連立話が破談になっても、与謝野馨の引き抜きは諦めていなかった。そもそもたちあがれ日本の成り立ち自体に、与謝野馨を蝶番にして民主党と自民党を大連立させようという中曽根康弘とナベツネ(渡邉恒雄)が、やはり権力欲の強い平沼赳夫を利用しようとした思惑が見え隠れする。

中曽根やナベツネの思惑にまんまと乗った菅直人は、しょせんその程度の政治家ということだが、与謝野馨の方は、忘れている人も多いかもしれないが、麻生太郎内閣でも最初から経済財政担当相に起用され、故中川昭一が「ローマの窮日」で「もうろう会見」の失態を犯して財務大臣と金融担当大臣を解任されると、これらのポストも兼任して、主要経済閣僚のポストを一人で独占した男だ。一部に、菅政権を批判して、麻生太郎内閣は良かったと持ち上げる「反新自由主義」の人たちがいるが、そういうことを言う人は、麻生内閣の閣僚人事を忘れているのだろう。

民主党大会では、小沢一郎に近い武闘派の森ゆうこ参院議員が、「自民党時代の大増税路線に行くんじゃないですか」と声を張り上げた。単に執行部に反対しているだけといえばそれまでだが、結果的にとはいえ与謝野の閣僚起用人事を批判しているのは間違ってはいない。だが、小沢一郎自身は与謝野馨批判の声をあげない。例によってソンタクズに動いてもらうスタイルをとっているのだろうか。そのせいか、小沢信者の代表格のブログも、与謝野批判の声をあげない。だから与謝野批判は広まらない。

ブログでは、今春の統一地方選で、無所属で広島県議選(安佐南区)への立候補を検討されているさとうしゅういち氏が「供給重視+財政再建至上主義では国滅ぶ」と書いているのが目立つが、普段あれほど菅・仙谷批判や検察批判の声を張り上げる人たちは、与謝野の名前も出さないか、名前を出しているところでも、菅が与謝野を起用することは批判しても与謝野本人は批判しない。これはいったいどういうことなのだ。与謝野は、小泉内閣の経済財政担当相として「骨太の方針2006」を策定した責任者ではないか。小泉・竹中の新自由主義を批判するのであれば、小泉内閣の経済財政担当相を務めた与謝野馨も批判するのが首尾一貫した姿勢というものではないのか。

掲示板を見ていると、タイガーマスク運動を称賛して菅直人を批判する小沢信者が、前者を福祉国家、後者を市場主義国家になぞらえる書き込みをしていた(下記2件のURLを参照)。

http://www3.rocketbbs.com/731/bbs.cgi?id=liberal7&mode=res&no=15347

http://www3.rocketbbs.com/731/bbs.cgi?id=liberal7&mode=res&no=15350

これを読んでいたら頭痛がしてきた。スレ主の桐野昭二氏は、こんなことを書いている。

地域政策の貧困を打開するには、多湿な褶曲列島の風土から、流域圏を圏域に有志の研究会を発足させ、地域再生の設計図を描くのが最初の課題だ。それは、地域政策と地域政党、住民主導の連携行動につながる。大阪・名古屋・鹿児島の阿久根市、沖縄の歩みは、それを教えている。次の地方選は、その検証過程と捉えたい。


それを受けて、「なおもて」氏は書く。

今後、日本が二つの選択のどの道を目的合理的に採用するのか、
すなわち
 1.弱肉強食の小泉路線による経済拡大路線、
 2.経済成長の期待できないスェーデンタイプの福祉国家路線

この分水嶺において、阿久根市竹原市長、名古屋市河村市長問題は大きな問いかけを我々国民に投げかけているように思えます。
果たして、政治は又国民は二つの選択うち決定を行うことが出来るでしょうか?


まるで、竹原信一や橋下徹や河村たかしが福祉国家を実現するかのような書き込みだ。

私はたまりかねて乱入したのだが、そこでも書いたように話があべこべだ。タイガーマスク運動が起きた背景には、国や地方自治体の再分配の不全がある。アメリカは「サービスの小さな政府」の国だが、金持ちの寄付の文化があり、タイガーマスク運動にたとえられるべきは、むしろアメリカの金持ちの善行だ。そして、竹原信一や橋下徹、とりわけ「減税日本」を掲げる河村たかしが志向するのは、「(サービスの)小さな(地方)政府」だ。政府による強力な再分配を行っているスウェーデンとは真逆ではないか。それに、「経済成長の期待できないスウェーデンタイプの福祉国家路線」という言い方もおかしい。3年前の『週刊東洋経済』の北欧特集号は今も手元にあるが、北欧諸国が注目された大きな理由に、これらの国々の高成長がある。3年も経てば、みな昔のことは忘れてしまうのだろうか。「減税日本」にせよ、与謝野馨の消費税増税・財政再建路線にせよ、「サービスの小さな政府」を目指す点で共通しており、ともに(神野直彦の言葉を借りれば)「新自由主義のドグマ」にとらわれているのだ。そして、慈善事業は「タイガーマスク」のような、個人の篤志家の善意に任せればよい。そういう思想だ。私も「タイガーマスク」には心を動かされるが、それでも心のどこかに引っかかりがあるのは、こうした善意の行為を隠れ蓑にして、国や地方公共団体によるが再分配の強化など必要ない、という風潮が強まるのを恐れるからだ。

「鍋党?再分配を重視する市民の会」を立ち上げて、120人の会員が集まって喜んでいたのだが、世間一般ではごく少数派であることを思い知る今日この頃である。上記mixiのコミュには、携帯電話を使用していないので参加できないなどのご意見も戴いているが、近日中に「鍋党ブログ」(仮称)を立ち上げる予定であり、次回のエントリではご報告できると思う。

財政再建至上論者か、さもなくば「減税真理教」信者という風潮に抗して、再分配の重視を求める声を拡大していきたい。
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今回の改造で、菅政権が新自由主義を推進する事をあからさまに宣言した事になりますね。となると、国民新党はどうするのでしょうか?社民党と国民新党が政権にはいることで、経済政策に社民主義的な色彩が加わる事を期待していたのですが(民主党の09マニフェストも、その色彩が強かったはず)、社民党が離脱し、与謝野が入閣した今、政治的には右派でも経済的には「大きな政府」志向の国民新党は、政権内でどういう立場になるのでしょうか?この際、国民新党は政権離脱するのが筋ではないでしょうか?また、民主党内の旧社会党グループの力が弱すぎると思います。ここまできたら、自治労・日教組などを母体とする議員は民主等を離党し、社民党などと一緒に社民主義政党を結成し、第三極を目指すべきではないかと思います。

2011.01.14 12:52 URL | 佐渡ヶ島 #- [ 編集 ]

与謝野馨氏の左派のブロガーの評判はとてつもなく悪いようですが、私は不安8割、期待2割で考えています。
財政再建至上主義の一方で与謝野氏にとっては一票の得にもならない雨宮処凛さんのイベントに出席するような面を持ち合わせています。
(kojitakenさんもブックマークをつけておられました)
http://www.magazine9.jp/karin/100609/
http://d.hatena.ne.jp/tasukeai-net/20101210/1293809232

わたしも菅内閣には不満いっぱいですが、もし倒閣してもより左派色、社会民主主義カラーの出る政権はあるでしょうか?
またねじれ国会ではどの党の主張も100%は通りません。自民党、みんなの党ならともかく公明党の主張を取り入れる準備は必要です。
例えば労働者派遣法を製造業への規制については見送る一方で登録型だけでも規制できるなら進めるべきだと考えます。
あくまで理想は3分の2を使い与党案を通すか、共産党の意見を聞いて規制を強化すべきだと思いますが、一歩前進が出来ない時にせめて半歩でも進めるか、玉砕で良しとするか、私は前者を支持します。
ジャーナリストもブロガーも理想を追求していいと思いますが、政治家は最善の結果か出せない時は再小不幸の選択肢を取るべきだと思います。

2011.01.14 15:58 URL | RASEN #- [ 編集 ]

与謝野氏のイベント出席の件は以前のコメント欄ででもう取り上げておられましたね、失礼しました。

2011.01.14 16:09 URL | RASEN #- [ 編集 ]

「世に倦む日々」が与謝野入閣について触れていますね
http://twitter.com/yoniumuhibi/statuses/25851994103091200

2011.01.14 19:02 URL | #- [ 編集 ]

タイトルを見て、ついタイガーマスクをかぶった与謝野馨を想像してしまった。
今は亡き水野晴郎が白いタイガーマスクをかぶって「シベリアンタイガー」に扮したことがあった。
そんな想像をしている場合でないのにしてしまうのは、
菅改造内閣がそれだけ「シベリアンタイガー」「与謝野タイガー」のような
面妖な物だということかもしれない。

2011.01.14 19:31 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]

増税ゴロの与謝野を起用したということで正直この政権に何も期待できるところはありませんが

腐ってもリベラルということでしょうか
江田さんがかなりはっきりと死刑に慎重な姿勢を見せたみたいですね
民主党政権は法相と国家公安委員長には片方が右派ならもう片方は左派、という不文律があるのでしょうか

2011.01.15 00:08 URL | 社共支持者 #- [ 編集 ]

「小沢信者の代表的ブログ」ってどこなんですかね?植草ブログなのか、副島シンパの「ライジングサン」なのか、でもどちらも与謝野をあだ名付きで罵ってますし。
 また、小沢と与謝野が親和性が高い、とたびたび書かれてますが、彼らが囲碁友達という以外、何か根拠がおありなんでしょうか。
 第一、与謝野が小沢の同志なら、菅が与謝野を呼び込むわけないじゃないですか。

 それから、どうしても橋本・河村・竹原支持者を「小沢信者」と呼んで、彼らをひとくくりにしたいようですが、これも鳩山より岡田だ、菅の子分の平岡がいい、などといった管理人さんのかつてのご意見と同様に、橋本・河村は「みんなの党」あたりと組んで、その後沈黙されるんじゃないか、という予感がしますね。

 ま、それはともかく、小沢も亀井も、少なくとも今は「解散カード」「大連立カード」を切られるよりは、と忍の構えようですが、いよいよ「国民の生活」大打撃の消費税上げ採決の場でも、まだ菅か前原執行部のもとで「与党」でいるんなら、小沢への期待も、もうおしまいでしょう。

 私も政治なんかしばらく忘れて、ひたすら節約し、強盗など犯罪にも警戒しながら生活防衛につとめるつもりです。

2011.01.15 00:35 URL | cube #- [ 編集 ]

cubeさん、

小沢信者のブログは、与謝野が菅内閣に入閣したことによって与謝野と小沢の距離が離れた、つまり「敵」になったのを見て、ようやく与謝野批判を開始したのです。この記事を書いた時点では、植草一秀も「世に倦む日日」も与謝野批判はしていませんでした。ライジングサンは読んでないから知りませんが、あそこは、それこそ減税真理教だから、それこそその視点から与謝野を批判するでしょう。それはそれで筋が通っているといえるかもしれません。

ライジングサンはともかく、植草は「敵味方思考」を今回も露呈したに過ぎません。まあ、何にしても批判しないより批判した方がマシですが(だって、これでエピゴーネンたちも心置きなく与謝野を批判できるでしょうからね)、後出しジャンケンのそしりは免れません。植草は、政権交代前の一昨年の小沢一郎辞任政局でも、当初小沢の後継には菅が良い、岡田でも構わないみたいな書き方をして、それが小沢の意図と反するとわかると、何もなかったかのように知らぬ顔の半兵衛を決め込んだことがあります。私が過去に「鳩山より岡田のほうがマシ」とか「あえて誰かというのなら平岡秀夫」と書いたことをあげつらうのであれば、植草の過去も直視して下さい。植草信者のcubeさんには無理な注文でしょうけどね。まあ、しばらく政治のことなんかきれいさっぱり忘れて、人生を楽しんで下さいね(藁)

2011.01.15 09:04 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

意味がわからない。

財源がない中どうしたいのか、政局なんてどうでもいいので政策提言してほしいんだけどポジショントークのような気もしてしまう。
今後の政府の方針であなたが割を食うということなんでしょうか。だから反対しているんだったらそれは「私心」です。
与謝野自身も別に明日から増税なんて言っていないわけですし過去の発言や政策だけで批判を繰り返しても賛同者は増えないでしょう。
やるべきことをもっと書くしかないです

いちばんすべきは税金の還付率を上げることでしょう。日本は海外に比べ100税金(社会保険も)払っても40程度しか還付されず60は中抜きされているわけで、そこを改めれば今の水準を高められないとしても減税は可能。しかしこの赤字は3年間限定の特別税でまかなうとかね(個人的には資産税・相続税と海外へ資金が出る際にとるのがいいだろう)

2011.01.15 11:12 URL | くーちゃん #ehuBx04E [ 編集 ]

くーちゃん、とやらへ

あんた、文章の読解力ないのかよ。

そもそも、ポジショントークの何が悪い。政府や民主党・自民党が言ったりやったりすることって、そもそも大企業御用労組や財界のポジショントークだろ。それが、なぜ中間層以下の人間がやる場合に限って「ポジショントーク」だってそしらなければならないんだよ。

前回か前々回のコメント欄でも同じことを書いたぞ。別の人間にだけどな。なんでこんなに頭の悪い奴ばかりなんだ。

税収は、景気が良くなれば増えます。そしたら、所得税を上げたり(特に総合課税化を推進し、超富裕層から分担いただく)、法人税の課税範囲を拡大すればよい。財政再建は好況期に行うべきもので、デフレの不況期にやったって税収を減らしてかえって赤字を拡大するだけ。

あんたら、歴史から何も学ばないのかよ。

2011.01.15 11:33 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

祝 本格保守政権誕生!
菅首相は自民党と保守を競い合うのか。
いや、自民党は極右に行ったから、極右と保守の争いか。
しかし、MSN産経が「増税オールスターズ」と呼んだのには笑った。

2011.01.15 13:51 URL | greenstone #- [ 編集 ]

 私は植草シンパなんかではありませんよ。
 例えば、彼は最近も小沢政権が7年ぐらいつづくのがいい、みたいなことを書いていましたが、その当否はともかく、学者の発言としてはいただけませんね。その、特定政治家に入れ込みすぎなのが確かに欠点です。
 ただ、彼のブログは問題点・着目点がわかりやすく整理され、勉強になるし、鋭いところは鋭いと評価します。
 与謝野のことも、植草自身が自身の過去の文章への誘導を入れているのでわかりますが、前々から批判してるじゃないですか。おそらく、経済専門家として与謝野についてはまだまだ腹に言いたいことがあるんでしょうよ。

 申し訳ないが、よほどの禁句以外はブログで何を書こうが、他人がとやかく言えることではありませんが、
 貴ブログでは「陰謀論者」が特に大好きな言葉で、「アメリカは日本政治にそれほど大きな影響はない」「郵政民営化など、たいした問題ではない」「年次改革要望書って、それが?」「小沢支持層の土豪連中が主敵だ」…みたいな、とてもじゃないが、現代日本政治をネットで論ずる通行証もとれないような珍発言ばかりで「何がこの人をここまで忌避させるんだろう?」という疑問ばかりです。

 こんなんじゃ、いつまでたっても「菅支持者は半周遅れ、小沢信者は逆走」みたいなアホしか書けないでしょうね。
 植草ブログが富士山の7合目レベルなら、貴ブログは讃岐富士ぐらいだと申しておきます。悪しからず。

2011.01.15 17:36 URL | cube #- [ 編集 ]

cubeさん、

ああ、なんだ、まだこのブログ見にきてたんですか(笑)。

> 私は植草シンパなんかではありませんよ。

ふーん、それなのに植草がトンデモで有名な副島隆彦と共著を出すのを大目に見てやれとか言うんですね。あなたも変わった人だ。

> ただ、彼のブログは問題点・着目点がわかりやすく整理され、勉強になるし、鋭いところは鋭いと評価します。

あんなのが「勉強になる」んだったら、悪いことは言いません。政治や経済について語るのは止めた方が良いです。

> 貴ブログでは「陰謀論者」が特に大好きな言葉で、「アメリカは日本政治にそれほど大きな影響はない」「郵政民営化など、たいした問題ではない」「年次改革要望書って、それが?」「小沢支持層の土豪連中が主敵だ」…みたいな、とてもじゃないが、現代日本政治をネットで論ずる通行証もとれないような珍発言ばかりで「何がこの人をここまで忌避させるんだろう?」という疑問ばかりです。

このあたりからだんだん笑いがこみ上げてきました。あのね、竹中平蔵だってね、別にアメリカに脅されてあんな政策をやったんじゃないんですよ。竹中は竹中なりの信念に基づいてやったんだって。「俺は善人だ、アメリカは巨悪だ、竹中はそんなアメリカの手先だ」なんていう、単純な善悪二元論でしか政治や経済を論じることのできない人は、重ねて言うけど、政治や経済のことを語るのはお止めなさい。貴重な人生の時間のムダ遣いです。

そういえば、関岡英之って何してるんでしょうね、今。あの程度では論客として地位を得ることができなかったんでしょうけど、それもアメリカの陰謀ですか?(笑)

とにかく、今、小沢信者が力説している陰謀論なんて、歴史の審判に耐えるもんじゃありませんって。賭けても良い。10年後が楽しみです。

> 植草ブログが富士山の7合目レベルなら、貴ブログは讃岐富士ぐらいだと申しておきます。悪しからず。

ありがとう。せっかく富士山に行っても7合目までしかたどり着けない間抜けよりも、讃岐富士の頂上まで登る方がよっぽど素晴らしいですよ。cubeさん、あなた登られたことありますか? くすんだ感じのメリハリのない地形の岡山と比較して、対岸の香川は箱庭のような美しさがありますよ。懐かしいね。

2011.01.15 19:57 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

以前から気づいていたのですが、
エントリー本文中に、
“小沢信者”という言葉が出てくると、
まるでパブロフの犬のようにコメ欄で噛み付いてくるのが、
cubeさんですね。
よっぽど気になるのでしょうね。

2011.01.15 20:56 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

>日本は海外に比べ100税金(社会保険も)払っても40程度しか還付されず60は中抜きされているわけで

この発言の根拠を求む。
そして何が40還付されて、中抜きの60とは何を指すのか具体的な説明をしてください。

ありきたりの公共事業とか、公務員の人件費とかの理屈なら、すでに無数のブログ等で論破されていますので、納得のいく答をお願いしますよ。

2011.01.15 23:25 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

本当に不条理すなぁー。海江田さんは毎朝、閣議で与謝野さんと顔を合わせなきゃならない。
しかも親分の菅さんは、内閣分断危機・世間からの批判を浴びてでも迎えたいほど、海江田さんより使える人材だということを世間にアピールしているんだからね。

2011.01.16 09:59 URL | 与志 #- [ 編集 ]

ポジショントークが悪いんではなく

意見を書く際に、ポジショントークですと書いてくれってことだけですよ。

経団連連中が書いているさまざまな意見はポジショントークですよ。それすらわかっていない連中はいないでしょう(と断言できないか)

あなたはポジショントークじゃないように書いていて結果「私心」つまりポジショントークで書いているってことですか?って聞いているだけです。それが悪いかということでしたら、ま、そうなんですね。
理解しました。

2011.01.16 20:25 URL | くーちゃん #mQop/nM. [ 編集 ]

くーちゃん、とやらへ

> あなたはポジショントークじゃないように書いていて

誰がそんなことを書きました?

> 結果「私心」つまりポジショントークで書いているってことですか?って聞いているだけです。それが悪いかということでしたら、ま、そうなんですね。

だから、「私心」って何ですか。

あなたのコメントは、「公心」ってわけ? 笑わせないでよね。

「自分が見えていない」というのは、あなたのような人間のことを言うんです。そういう人間のことを、普通、「頭が悪い」って言います。

あなたのような頭の悪い人間は、私は大嫌いなので、これ以上コメント欄に来ないで下さいね。

2011.01.16 20:55 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

金子勝さんのTwitter見てると、この世の終わりのような気分になります。
http://twitter.com/masaru_kaneko

2011.01.16 21:22 URL | のと #- [ 編集 ]

個人のブログに来といて「『ボジショントークです』と書いといてください」はないでしょ。
そりゃ個人の気持ち、『私心』からボジショントークしてますって。どこのブログも。
そうじゃないブログなんて、よっぽどの『国士』さま、政治家さまでない限り無いんじゃないですか。
(団体ブログ、あるいは差し出がましいながら、鍋党再配分ブログをやるとなると、その辺りの前置きはあった方が無難でしょうけれど)

それでも、古寺多見さんのところは広い視点から意見を提言、またコメント欄に意見を取り入れてると個人的には思いますけどね。よっぽどひどくない限り。
意見が合わないと辛口の洗礼はありますけどね(苦笑)

2011.01.16 23:48 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]

>そして、慈善事業は「タイガーマスク」のような、個人の篤志家の善意に任せればよい。そういう思想だ。私も「タイガーマスク」には心を動かされるが、それでも心のどこかに引っかかりがあるのは、こうした善意の行為を隠れ蓑にして、国や地方公共団体によるが再分配の強化など必要ない、という風潮が強まるのを恐れるからだ。

それに加えて気になるのが「援助を必要とする貧しいこどもは施設の子だけ」みたいな印象をあたえかねない報道の仕方です。「政府は子ども手当を児童養護施設の子どもたちの支援に当てるべき」などという意見も目にしました。(実際には、児童養護施設の子どもにも「子ども手当に相当する金額」が支給されることになっています。但し、その運用には問題あり)

現実には、普通の家庭であっても日本の子どもの貧困は深刻です。
2000年度中頃の資料ですが、OECD(経済協力開発機構)の推計によると13.7%すなわち7人に1人の子どもが貧困状況にあるとのこと。特にひとり親世帯の子どもの場合は、57.3%とOECD加盟の24ヵ国中、トルコと並ぶ貧困率の高さです。更に問題なのが、OECD加盟の先進諸国の中で日本だけが、所得再分配後の子どもの貧困率が高くなっていることで、いかに政府の所得再分配が機能していないかを示しています。子ども手当はこれを少しでも是正するために取り入れられた政策なのですが、これにすら「バラマキ」とバッシングを浴びせる片棒を担いだのも今タイガーマスクを持ち上げているメディアです。

大怪我だから先生が救急車を呼ぼうとしたら、健康保険証もないし、病院に行ってもお金が払えないから医務室でしてもらえる処置だけでいいという子、歯が痛くても歯医者に行けずがまんしている子。学校で出る給食以外にまともな食事がとれない子どももおり、そういう子にとっては本来楽しいはずの夏休みや冬休みが、普段にもまして辛い時期になってしまいます。施設にいる子どもたちより悲惨です。

また、これはある養護施設の園長が開設されているブログで読んだことなのですが、「タイガーマスク運動」がこれだけ人々に好感をもって受け入れられている一方で、施設にいる高3女児の大学進学について、多方面に支援を呼びかけていこうと思っていたら、知人から次のようなことを言われたそうです。「不景気の時代、普通の家庭だって進学を諦める子がいるのに、どうして施設の子を大学に進学させなくてはいけないの。家が大変で施設に入っていたのだから進学なんかより働かなくてはならないんじゃないの」と。「タイガーマスク運動」がもてはやされると同時にこのような典型的な劣等処遇の考え方が一般論として通っているようでは、この運動が国による富の再分配につながる可能性は残念ながら低いでしょうね。

2011.01.22 15:39 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

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2011.09.05 16:15  | # [ 編集 ]













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「伊達直人」デビューによくある風景
とある百貨店の文具売り場にて。

2011.01.22 10:36 | 雑談の達人