きまぐれな日々

首相・菅直人が指示したという、民主党とたちあがれ日本の連立工作は、あらゆる面で最悪だ。

勇ましいだけの政治思想極右・平沼赳夫の入閣も論外だが、それ以上に問題なのが与謝野馨の与党入りだろう。

与謝野馨は、安倍晋三・平沼赳夫・城内実・稲田朋美ら政治極右と並ぶ、当ブログにとっては天敵中の天敵である。与謝野は、政治思想的には単なる保守だが、財務省に経済思想をみっちり叩き込まれた財政再建至上主義論者であり、私の基準に照らすと、「経済極右」に当たる。

この与謝野馨が平沼赳夫と野合すると報じられた今年(2010年)4月5日に、当ブログは「よりにもよって与謝野馨と平沼赳夫が『たそがれ新党』を結成」と題したエントリを公開した(下記URL)。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1060.html

この記事を書いた時には、まだ「たちあがれ日本」という党名は発表されていなかったので、「たそがれ新党」と書いたのだが、「たちあがれ日本」と聞いて、「黄昏」と「立ち枯れ」を掛け合わせた、芥川賞受賞の大作家ならではの絶妙なネーミングにうならされたものだ。

12月26日現在、「たちあがれ日本」を検索語にしてGoogle検索をかけると、上位に当ブログの4月12日付エントリ「志の低い野合新党『たちあがれ日本』に議席を与えるな」が引っかかる。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1063.html

これもまた、この政党が民主党と連立を組もうとしたニュースが年末に流れたことで、「志の低い野合政党」とは、われながら本質を突いたタイトルだったなあと手前味噌ながら思ってしまうが、もちろんこの記事を書いた時の「野合」は、政治思想極右の平沼赳夫と経済極右の与謝野馨の野合のことであり、今問題になっているのは政権与党の民主党とこの野合政党の野合だ。要するに、たちあがれ日本は野合に野合を重ねようとしているわけである。その意味で、読売新聞が「揺れるたちあがれ日本、『野合批判』を懸念」と書いているのには笑える。極右の好む言い回しを借りれば、たちあがれ日本こそ「野合」のDNAを持った政党なのだから。

ところで、4月5日付の「よりにもよって与謝野馨と平沼赳夫が『たそがれ新党』を結成」は、主に与謝野馨の経済極右思想、すなわち財政再建至上主義を批判したエントリだ。「お国の借金」を帰さなければならないとして、財政均衡論を唱える与謝野の主張は、一般の人たちの耳になじみ易いため支持を受けやすいが、これは大変な誤解である。菅直人のブレーンにして、今年の参院選前に一部から「消費税増税論者」として叩かれた神野直彦・東大名誉教授が、「均衡財政派」、「上げ潮派」、「消費税増税派」のいずれもが新自由主義のドグマ(教義)の限界を抱えていると指摘していることを前掲リンク先記事で紹介したが、その神野名誉教授をブレーンとしておきながら、与謝野馨と連立を組もうとした菅直人は、なるほど「経済オンチ」と言われても仕方ないな、と思う。

菅直人は、もう一人のブレーン・小野善康阪大教授の思想も理解しているとは言い難く、「一に雇用、二に雇用」と言いながら法人税率引き下げの決断を下した。財務官僚やマスコミから見ると、神野直彦も小野善康も異端なのであり、財務官僚の思想に沿った財政再建至上主義者の与謝野馨こそ、マスコミや財務官僚がもっとも好む政治家である。そして今回、菅直人はその与謝野馨にすり寄った。

菅直人の支持を受けた岡田克也が、平沼赳夫に拉致担当相での入閣を打診したのも、与謝野馨を引きつけるための撒き餌であると私は考えている。つまり、本当に菅直人が組みたいのは平沼赳夫ではなく与謝野馨なのである。

リベラル系民主党支持者の中には、「与謝野馨には政権に入ってほしいけれど平沼赳夫はノーサンキューだ」と言っている人たちがいるが、私に言わせればそういう人たちは官僚やマスコミの財政再建論に騙されている。いかに与謝野が依って立つところの財政均衡論が間違っているかを書くと長くなるので、ここでは前述の菅直人のブレーン・神野直彦東大名誉教授の著書『財政のしくみがわかる本』(岩波ジュニア新書、2007年)を参照してほしい、とだけ書いておく。たとえば、この本の第5章(125?149頁)は、「借金は財政にどんな意味を持つか」と題されている。この本を読んで、それでも与謝野馨を支持するというのなら、私はそれ以上何も言わない。

しかも与謝野は、単に財政再建至上主義をとるだけではなく、4月5日付エントリにも書いたように、『文藝春秋』4月号に掲載された「新党結成へ腹はくくった」と題した「論文」の中で、自らが「社会保障費自然増の2200億円抑制」で悪名高い「骨太の方針2006」策定の責任者であったことを堂々と書き、その業績を誇っているのである。与謝野がここまであからさまな新自由主義者であるにもかかわらず、小泉・竹中の構造改革を批判しているはずのリベラル系民主党支持者の中に、与謝野にシンパシーを抱く人がいることが私には理解できない。

もっとも、与謝野は自民党を含む大連立を組みたい中曽根?ナベツネラインにとっても大事な人間のはずだ。そもそも与謝野は、もともと中曽根康弘の直系の政治家である。今回の連立話は読売にとっても寝耳に水だったようで、急遽たちあがれ日本に冷水を浴びせるような記事を立て続けに掲載した。

一方、諫早湾裁判の上告断念の時には官邸からリークを受けていたと見られる朝日も後追いが遅れた。

親自民の読売、親菅政権の朝日の両紙を慌てさせたかに見える今回の連立模索劇も、昨日(26日)テレビ朝日のローカル番組に出演した田原総一朗が語った政局話によると、菅直人が追い詰められての行動だという。田原は、現在民主党内で繰り広げられている菅直人と小沢一郎の抗争において、追い詰められているのは小沢ではなく菅だと言い、民主党とたちあがれ日本の連立はあり得ない、民主党と自民党の連立ならあり得ると語った。田原が自民党首脳から聞いた話によると、自民党は民主党と連立を組む意欲は満々だが、連立には条件があって、首相・菅直人の退陣が前提なのだという。菅が退陣したあと、自民党が連立を組む民主党に小沢一郎が入っているかどうかについては何も言わなかった。そして、菅抜き(小沢も抜き?)の民主党と自民党の連立に、田原は大いに期待している様子だった。

私はこれを見ながら、6年前の年金未払い政局で、田原が菅の年金未納を責め立てて民主党代表辞任へと追い込んだことを思い出した。あの頃、田原はしきりに民主党は菅や小沢の世代から若返りせよと叫んでいたが、その田原は菅や小沢よりも年上である。この政局では、小沢の後継代表が確実視されたが、小沢にも年金未納があり、それを理由に小沢は代表就任を辞退した。そして、菅を退陣に追い込んだ田原自身にも年金未納が発覚したことは、当ブログでも何度か書いたと思う。

それはともかく、田原の言う通りなら、自民党と大連立を組みたくても組めない窮地に追い込まれた菅直人がたちあがれ日本に助けを求めたのが今回の政局だということになる。田原の言葉の真否は不明だが、ありそうな話ではある。

だが、いかに自民党から嫌われているといっても、たちあがれ日本なんかと組もうとした時点で菅直人を許すわけにはいかない。極右の平沼赳夫を入閣させようとしたことも論外だが、与謝野と組んで消費税増税を実現しようとしたり、あわよくば自民党とも話をつけて大連立に持っていこうという発想もあったに違いない。菅直人が目的のためなら手段を選ばない人間であることは、菅を激しく罵倒している石原慎太郎が名付け親になったたちあがれ日本と組もうとしたことが証明しているし、そもそも菅には自社さ政権で大臣になった経歴もある。

ついつい政局話にそれてしまったが、本エントリの核心は与謝野馨批判である。仮に今回の民主党とたちあがれ日本の連立話が立ち消えになったところで、民主党と自民党が組むかもしれない次の政権にだってたちあがれ日本が参画する目が消えたわけではない。白猫黒猫論ではないが、どこと組もうがたちあがれ日本と連立を組む政党は悪い政党である。

しかも、その悪さは、単に同党に思想極右である平沼赳夫がいるからではない。平沼赳夫は口では勇ましいが別に政権を右に傾けた実績があるわけではない。平沼は、社会党の村山富市が総理大臣を務めていた内閣(1995年8月の村山改造内閣)で運輸大臣として初入閣したのだし、小泉政権時代に初代経産相として、「大学発ベンチャー3年1000社計画」がウリだった「平沼プラン」のような新自由主義政策を推進したことはあるけれども、そりゃ小泉内閣の経産相なら誰でもそうしただろう。経産大臣以外の平沼の仕事というと、イギリスを視察してサッチャーの教育カイカクにかぶれたことが思い出されるくらいで、これも思想右翼というよりは新自由主義にかぶれた側面の方が強い。意外と極右政治家としての実害は少なかったともいえる。

本当に警戒すべきなのは、平沼よりもむしろ与謝野の財政再建至上主義なのである。それを行うのが「民た野合政権」であれ、菅直人が退陣したあとに成立するかもしれない「民自た大連立政権」であれ、必ずや日本経済を破滅のどん底に突き落とすものである。

その意味で、昨日の朝日新聞2面に掲載された記事(下記URL)にはぞっとした。
http://www.asahi.com/politics/update/1225/TKY201012250203.html

以下引用する。

財政再建の考え方「共通」 岡田幹事長、たち日連携意欲

 民主党の岡田克也幹事長は25日、たちあがれ日本に連立政権への参加を打診したことについて「考え方が違うところもあるが、財政健全化に向けた考え方はかなり共通している」と、三重県川越町での記者会見で語った。

 岡田氏は22日、たちあがれ日本の平沼赳夫代表、与謝野馨共同代表と都内で会談。社会保障政策などを協議した。25日はその経緯は触れなかったが、「ひとかどの政治家が集まっている」と評価した。

 たちあがれ日本内には連立参加への慎重論も強く、27日に議員総会を開いて対応を協議する予定だ。

 社民党の福島瑞穂党首は25日、東京都西東京市での街頭演説で「民主党政権がどんな政治をしたいのかますますわからなくなってきた。たちあがれ日本との連立は国民が期待した生活再建の政治から遠ざかるものだ」と批判した。

(asahi.com 2010年12月25日 20時19分)


この記事には、本当に背筋が凍る思いがした。民主党は断じて与謝野馨なんかを入閣させてはならない。

だが、自民党の谷垣禎一も同じことを言いそうな気がする。自民党を飛び出してたちあがれ日本を設立した与謝野を、自民党は除名処分にしているとはいえ(新党改革の舛添要一も同様に除名されている)、除名した政治家がトップにいる政党と連立を組まないとは限らない。民主党にせよ自民党にせよ何でもありの政党だし、何より谷垣禎一自身もしばしば財政再建至上主義者と思われる発言を繰り返し行ってきた政治家である。

日本の政治は、またしても財政再建至上主義の誤りを繰り返すのだろうかと暗い気持ちになる。今年の年の瀬は、本当に最悪だ。
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岡田克也の方は、これは完全に信念で言ってますねえ。つまり菅―岡田ラインで物事を進める限り、連立協議にせよ国会対応にせよ、財政再建が中心に来る可能性が強いということでしょう。

私も、現時点でさえイデオロギー的に左派とは言いがたい、右派となりはてつつある民主党政権に平沼が入ったところで、ある種の法案がストップされるだけで大きな影響はないと思います。やはり、焦点は経済問題であり、与謝野なのでしょう。

与謝野が財務大臣になったとき、小沢、菅、鳩山そして共産党の佐々木氏までが、もちろんいろんな文脈ではありますが、彼の見識を評価するような発言をして話題になったことがあります。まあ割と党派を超えて尊敬されている人ではあるのでしょう。有田よしふがブログで書いている「与謝野離党→政権入り説」は出来過ぎたシナリオですが、今回の騒動の帰趨がどうあれ、与謝野の動きは、気になるところです。

2010.12.27 10:25 URL | よっしー #- [ 編集 ]

連立はご破算になりました。
岡田さんらの稚拙なやり方?のせいか、連立に乗り気だった与謝野さんの党内の説得工作が失敗したようです。
菅内閣はこの結果で生き残りのすべを失うということになります。
これで小沢支持派を追い出すような事をすれば、さらに民主党自体も消滅することになるでしょう。

自民党は小沢支持派を追い出した民主党と連立を組んだとしても、菅さんは総理としては不適格として首のすげ替えを要求してくると思います。
それがいやだとこのままねじれ国会を乗り切らないとならなくなりますが、すでに衆議院での法案再可決は自ら封じてしまいましたので、
法案は自民党の妨害にあいすべて未成立となり、結局菅さんは追いつめられて総辞職か解散総選挙を選択するしかなくなります。
自民党はその後の選挙でマスコミの後押しもあり大勝して、民主党政権は崩壊します。
これで日本の変革は何も達成されないまま事実上終了し、元の木阿弥になるわけですね。

しかしこれではあまりにもバカバカしいというか、そんなシナリオではあまりにも稚拙すぎます。
私はここで見方を変えて、以前小沢さんが与謝野さんと囲碁対局をしたという時から思っていた、
与謝野さんのたちあがれ日本を引っ張りこんでの国会運営というシナリオを取りたいと思います。
このシナリオだと民主党の法案は何とか成立させることが可能になり、当面を乗り切ることが出来ることになるからです。
このシナリオは情報が漏えいしたことで一度潰れていますが、まだ芽は残っていると思います。

そしてこの後の内閣改造で小沢さんは自分の志を受け継ぐ人物を入閣させる。
それで党内の団結をはかり、自分は場合によっては党外に去ることも念頭に入れているのかもしれません。
この間の菅・小沢会談では実はそこまでの話がおこなわれたのかもしれませんね。
私にはそれしか民主党が生き残る道はないと考えています。
小沢一郎という政治家ならばそのくらいのことは何とも思わないでやるのではないでしょうか。

というか、このまま民主党が崩壊して自民党政権(しかも今の自民党のメンバーでは最悪です)復活では、日本の未来が消えてしまいます。
なんとしても変革の灯を消さないで引き継いでいかないと。
簡単に見限るのは自分たちの未来をも見限ることになるのですから。

2010.12.28 00:57 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

NHKと共同通信が連立話をスッパ抜いた時点で連立の話はなくなったと見るべきです。

これは、おそらく連立に反対する園田博之あたりがリークした情報であり、狙いはもちろん連立潰しです。昨年8月までの自民党と同様、今の民主党は泥船と化していますから、仮に私が園田博之だったとしても、全力で潰しにかかり、マスコミに内部情報をリークしただろうと思います。

頭が痛いのは、よっしーさんが書く、下記の現状です。

> 与謝野が財務大臣になったとき、小沢、菅、鳩山そして共産党の佐々木氏までが、もちろんいろんな文脈ではありますが、彼の見識を評価するような発言をして話題になったことがあります。まあ割と党派を超えて尊敬されている人ではあるのでしょう。

菅はもちろんのこと、小沢・鳩山はおろか、共産党の佐々木憲昭氏までもが与謝野に親和的とは、頭痛がします。ま、小沢と鳩山が与謝野にシンパシーを持っていることは知ってましたけど(笑)、彼らは与謝野が主張する財政均衡論こそ新自由主義そのものだということを知らないんですかね。

私が、菅がやろうが小鳩がやろうが同じことだと主張するゆえんです。特にひどいのは鳩山かな。財務相人事で小沢とバトルをやって藤井裕久を入閣させましたよね。

ま、与謝野はクソ真面目な人ではあるのでしょう。だからこそ、財務官僚の教えを忠実に守ろうとするんでしょうね。

2010.12.28 06:56 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

>ここでは前述の菅直人のブレーン・神野直彦東大名誉教授の著書『財政のしくみがわかる本』(岩波ジュニア新書、2007年)を参照してほしい、とだけ書いておく。たとえば、この本の第5章(125~149頁)は、「借金は財政にどんな意味を持つか」と題されている。

「需要がないときに政府がものを買うことによって需要を作り出し、働けない失業者が増えるのを防ぐと言う論理から、不況のときには借金をしてもいいという考え方が成り立ちます」とありますよね。
財政再建のための消費税増税は逆再分配につながるとも書かれていました。菅総理は読んでないのかな。

>菅はもちろんのこと、小沢・鳩山はおろか、共産党の佐々木憲昭氏までもが与謝野に親和的とは、頭痛がします。

与謝野氏は一応(と言っては失礼?)貧困問題にも関心があるようなのです。
今月9日に行われた反貧困たすけあいネットワークイベントにもゲストのひとりとして参加しています。

http://www.seinen-u.org/BR6-omote.pdf

スピーカーは湯浅&河添のダブル誠。
他のゲストは宇都宮健児、雨宮処凛、稲場雅紀、小池晃、福島瑞穂といったおなじみメンバー。更にいちばん注目のスペシャルゲストとして鳩山由紀夫も。
白猫でも黒猫でも三毛でも茶トラでもブチでもキジでも貧困・格差を解決しようとする気があるのはいいといえばいいのですが…。

2010.12.28 13:57 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

6年前の年金未払い政局は確か社保労組(自治労国費評議会)が社保庁に呑ませた覚書

・パソコンのキータッチは1日5000タッチ以内
・45分作業ごとに15分の休憩
・年金加入者の個人情報を記録するサーバはアクセス記録が残らない設定とし職員が流出させても誰がやったかわからない様にする
…が諸悪の根元であるはずでこの前の海保による流出の時にこれについても問題になる事を期待しましたが残念ながら一切出ませんでした…
この年金官僚もsengoku38同様に処罰されるべきと思います。

2010.12.28 23:20 URL | A #AtAD9fD6 [ 編集 ]

どうもタグがきちんと使えていませんでした…
管理人様お手数をおかけします。

2010.12.28 23:32 URL | A #AtAD9fD6 [ 編集 ]

ぽむさん、

> 与謝野氏は一応(と言っては失礼?)貧困問題にも関心があるようなのです。
> 今月9日に行われた反貧困たすけあいネットワークイベントにもゲストのひとりとして参加しています。

雨宮処凛さんによると、与謝野馨は、6月3日にも六本木で開催された「反貧困たすけあいネットワーク」のイベントに出席したのは良いのですが、「日本から豊かさが失われていくことを危惧してる」みたいな発言をして、会場のあちこちから「とっくに失われてるよ・・・」という呟きが漏れたとのことです。
http://www.magazine9.jp/karin/100609/

まあそれでも、反貧困に関心を持つのは良いことなのですが、かつて派遣村に協力した片山さつきは日本版ティーパーティー運動を宣伝し、同じく派遣村に協力した大村秀章は、河村たかしと組んで「減税」を公約して愛知県知事選に立候補、そして与謝野馨は不況下で消費税増税を断行して財政再建に執念を燃やすとなると、彼らの行動には一貫性が全くありません。

これでは、彼らの反貧困の取り組みも、単なる人気取りの手段に見えてしまいます。

2010.12.29 12:50 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

確かに与謝野氏の反貧困イベント参加は人気取り以上のものではないでしょうね。鳩山由紀夫氏に至ってはとにかく目立ちたがりに加えて「いいかっこしたがる」人ですから。当日もさぞ感動的なスピーチをされたのでしょう。

ところで、昨日の日記へのコメントですが。

テレ朝「スーパーモーニング」の河村や橋下持ち上げは本当に目に余りますが、この番組がより悪質だと思うのは、その一方で財政危機を煽ったり、北欧の高負担高福祉政策を肯定的に紹介する特集を組んだりしていることです。財政危機を訴えつつ河村流減税を応援し、高負担高福祉国家を目指せというのだから支離滅裂ですが、もちろん狙いは金持ち優遇の直接税軽減+その埋め合わせの消費税増税の露骨なプロパガンダです。
「みんなが喜ぶ減税になんで反対なんですかぁ?」みたいなお馬鹿な質問を繰り返す赤江嬢にもあきれますが、「左からの強力な小沢擁護」に加え河村たかしまで持ち上げるようになってしまった鳥越俊太郎氏は左派文化人としておしまいですね。

小沢氏が「政権交代の父」なら「政権交代の母」は鳩山由紀夫氏でしょうか(笑)。
音楽家で「○○の父」といえば、ハイドンは「交響楽の父」とされていますね。この人はその人柄から「パパ・ハイドン」と呼ばれていたことでも有名ですが。
「音楽の父・バッハ」「音楽の母・ヘンデル」「交響楽の父・ハイドン」「神童・モーツアルト」「楽聖・ベートーヴェン」「歌曲王・シューベルト」。小・中学校の音楽教室で壁に貼られた肖像画に添えられていたキャプションを思い出しました。

2010.12.29 16:30 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

たちあがれ日本との連立工作が発覚した時点で菅政権は終わったと考えるべきである。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20101229/1293596379

とあるが参議院選挙での過半数割れの負けで菅政権は終わったと考えるべきである。
もっと具体的に主流派と反主流派の両方に距離を置いている政治家を挙げていただきかった。

2010.12.29 19:29 URL | qwer #- [ 編集 ]

菅政権を主導する人たちが小沢支持派を毛嫌いする本当のわけは、菅首脳部が実は官主導部になっているからだと私は思います。
本当にこの国を変革するならば当然「角が立つ」ことをしないと変革などとてもできません。
しかし菅政権を支える人たちはすでにそれを放棄しているようにしか見えないのです。
その例証はいくつも出始めてきています。
小沢支持派とはそれに従わない人たちでしょう。
だから菅さんは小沢さんを疎ましく思い排除しようとするのです。
小沢さんの政治とカネの問題とやらは、それを正当化する為の方便にすぎません。

せっかく政治主導を作り上げようと政策決定の場から排除したはずの高級官僚が、菅政権下で再び実権を取り戻そうとしています。
私にはどうみても、どこからみても、菅さんらは変革をぶち壊そうとしているようにしかみえない。
いわゆる現状追認です。
これは単なる政権内での内輪もめなどではないと思います。
それを内ゲバとしか見られない人がいるから、日本はいつまでたっても変わらないのです

私は民主党政権が行き詰ったのは外からはアメリカの壁であり、内からは霞が関の作り上げた制度の壁を打ち破れなかったからだと考えています。
具体的には沖縄の辺野古の基地問題で主張を通せないで妥協したこと。
予算で省庁の枠組みを超えた社会の実態に合わせた予算を作り出せなかったところに挫折がよくあらわれています。
本来ならば小沢政権であったものを、大久保秘書の逮捕(訴因変更までしないとならないなんて明らかなでっちあげでしょ)で小沢さんを引きずり下ろしたときから躓きが始まっているのです。

そもそも沖縄の辺野古の海兵隊の移転問題でなぜマスコミは一回も世論調査をしなかったのでしょうか!
もうそこからこの一連の政変がいかに意図的に作られているものか、いかに異常な事態が進行しているかがわかりそうなものです。
いくらそこを避けようとしても避けられないですよ。
これをいうと陰謀論者のように思われるかもしれませんが、これはもう明らかな陰謀です。
むしろ、いったいどうしてこんなあからさまな事が行われているにも関わらず、多くの国民がそれに気が付かないでいるのかを真剣に考えるべきです。

私にはそれは長年行われてきた国民の意識への刷り込みに主因があるのではと考えています。
異様なまでのマスコミの共同歩調に気が付かない、または見て見ぬふりをしているのも、自分の中に植え込まれた常識とやらが疑いの目を押さえ込んでいるせいではないでしょうか。
冷静客観的にいまの日本の状態をみれば、それはもう異様というしかないはずです。
それを受け止められれば、そこからまた新たな目線でこの自体への対処の仕方も考えていけるのではと思います。
嫌いな小沢一郎かもしれませんが、彼の目線でも一度日本を見直してみる必要があると、私は思います。
私には小沢という人間は、世界標準(一応そういうのがあるとして)からみたら、ごく普通のまともな政治家だと思います。
菅さんや岡田さんは、世界標準からみたら相手にされないレベルでしょうね。多分

2010.12.30 06:41 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

 本来、小沢のいう「改革」なんて、それほどたいしたものではないんですがね。
 そんなんでも、既得権をもぎ取らそうな連中がグルになって、小沢を標的にクーデターを行う。
 ましてや、私が思っているような、「公営住宅大幅増加」など「社会主義的」政策を本気で目指す有力政治家や団体がいたら、それこそ「土豪連中」がマスコミや国家権力、やくざを使ってたたきつぶすでしょう。
 既存の民間賃貸住宅を国が買い上げ、安く貸し出せばいいのです。実行すれば、家賃や地価も大幅に下がって、生産性のない「土地」なんかに収入のほとんどを費やす今の不合理が改善されるんですがね。土地なんかに金を使うぐらいなら、技術を集約した車などモノに金を使うほうがはるかにマシです。
 そういった政策をいろんな理屈で否定する一方で、「豪華議員宿舎」はじめ、公務員官舎はちゃんと存在するし、ごく少数の老朽公営住宅もなくならない矛盾。

 私は、小沢を「日本国王」などと書き立て「個人崇拝」するのは全く正しくないと思いますが、彼レベルの「既得権打破」すら受け入れられなければ、それ以上の改革なんて「夢想」以外の何ものでもないと思いますね。

2010.12.30 17:22 URL | cube #- [ 編集 ]

◆管理人様
>この記事には、本当に背筋が凍る思いがした。民主党は断じて与謝野馨なんかを入閣させてはならない。
>日本の政治は、またしても財政再建至上主義の誤りを繰り返すのだろうかと暗い気持ちになる。今年の年の瀬は、本当に最悪だ。


 財政再建と言っても、
  http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1137.html
 の私のコメント(2010.12.17 21:43)の様に、積極財政の財政再建も考えられるため、そのような路線に動くべきだと思います。
 与謝野馨議員に関しては、財務大臣時代、1回は政府紙幣発行に動いた気がしますが、S.Sのブログが政府紙幣発行を批判してしまったためなのか、おシャカになってしまいました。

 平成22年も残すところあとわずかとなりました。
 本年は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 良いお年を。

2010.12.30 20:08 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]

財政再建が重要課題でないということ自体よくわからない。
正直右翼だろうと左翼だろうと
どうでもいい。
反小沢だろうと親小沢だろうと
どうでもいい。
そんなことよりもう「終わっている」んじゃないかと思えるこの国をどうするか
具体的な政策でしょう。
その点で左翼も右翼も昔から同じことを言っていて プロレスだな、と。
そんな政策ごっこはどうでもいいので
なんとかしてほしい。

2010.12.31 23:40 URL | ろーりんぐそばっと #ehuBx04E [ 編集 ]

このコメントは管理者の承認待ちです

2013.08.03 14:48  | # [ 編集 ]













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あけましておめでとうございます。
 新年あけましておめでとうございます。 本年も「国会傍聴記 by 下町の太陽」をよろしくお願いします。 ...

2011.01.01 00:33 | 国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行