きまぐれな日々

前回のエントリで取り上げた諫早湾の件は、結局菅直人首相が「上告断念・常時開門」を決断した。この件は朝日新聞が「スクープ」したが、実際には官邸から朝日へのリークだろう。しかし、菅政権の支持率浮揚にはつながっていない。私は、このくらいの判断は当然やってもらわなければならないと思っていたが、これさえも批判するマスコミもあるそうだ。単に自民党を後押しする勢力の戯言だろう。

諫早湾の上告断念は良かったのだが、その前日(14日)、菅首相が法人税の5%減税を決断したのは全くいただけない。5%も減税すると税収増の穴埋めができない、法人税減税は3%にとどめよとする野田佳彦財務相と、5%減税にこだわる玄葉光一郎民主党政調会長の意見が折り合わなかったのを、菅首相が調停したものだ。いうまでもなく、野田財務相は財源の確保にこだわる財務省の意見を、玄葉政調会長は法人税減税を強硬に要求する財界(経団連)の意見を代弁したものであり、菅首相は「官僚対経団連」のマッチで、経団連側に立った判断を下したことになる。

こんなところからも、「諸悪の根源は官僚」という俗説の愚かさがわかる。最近は、もともと左翼だった人が、「現代日本の対立軸は、資本主義対社会主義、小さな政府対大きな政府などではなく、官僚主導対政治主導だ。左翼は資本家の労働者からの搾取を問題視するが、本当に問題なのは官僚による税金の搾取なのだ」などというトンデモ理論をのたまっている実例を知って、私は腰を抜かした。いかにも河村たかし信者が泣いて喜びそうな言説だが、政治主導の結末が法人税の5%減税だった。

この法人税減税の見返りに、菅首相は財界に雇用の拡大を求めたが、財界は頑として応じようとしない。減税してもらいながら雇用も拡大しない企業とは、「やらずぶったくり」以外のなにものでもない。こんなことなら、いっそインセンティブ制にして、雇用を増やしたり、非正規雇用を正規雇用に転換した企業に限って法人税の一定率を減免し、逆にリストラした企業には法人税を増税するなどすれば良かったのではないかと思ってしまう。

この法人税減税は、菅首相が言っていた、「一に雇用、二に雇用」という言葉を自ら裏切るものだ。自民党やマスコミは、この菅発言に対して、「雇用あっての経済成長ではなく、経済成長あっての雇用ではないのか」と批判していた。増税してそれを政府による雇用に充てるという小野善康・阪大教授の主張はトンデモ扱いされた。私は小野教授の主張に全面的に賛成はしないが、不況期に政府が直接雇用を行う案は理にかなっていると思う。しかし、マスコミが強調したのは、その前段に当たる「増税」の部分であり、特にマスコミにとっては「増税イコール消費税増税」だから、小野教授は神野直彦・東大名誉教授ともども、「消費税増税論者」の代表格であるかのようにマスコミに伝えられた(小野教授自身が「所得税増税が望ましいが、消費税増税でも良い」と発言したことに問題はあったけれど)。

今回の法人税減税とは、まさに自民党やマスコミなど、菅首相を批判した側の主張に沿った政策といえる。政府は、今回の法人税減税に合わせて、企業向けの減税措置を縮小したり、富裕層を中心とした個人向けの増税を行うことで、1.5兆円になる法人税減税を一部埋め合わせる。それでは足りないからと財務省が反対していたのだが、逆に財界やマスコミはその増税分を批判している。財界は、それが資本の論理なのだろうから、彼らにとっては当然の言い分なのだろうが、看過できないのがマスコミである。「個人には増税」などというキャッチフレーズを使っている。あたかも「減税ならなんでも善、増税ならなんでも悪」と言わんばかりであり、そんなことばかり言っているから、河村たかしの噴飯ものの「減税真理教」が人々の共感を呼ぶのだ。

朝日新聞は、16日付社説で、いろいろと留保をつけながらも菅首相の法人税5%減税の決断を評価した。その留保が「財政の規律」であるから、これは財務省に沿った主張であって、悪いとこ取りをする朝日新聞には呆れるほかない。この社説でも、今日(17日)の社説でも、朝日は政府に合わせるかのように「消費税」の文字を封印しているが、社説には書かなくとも、朝日新聞経済部を代表するスター記者・伊藤裕香子が書いてくれている(笑)。

14日付の朝日新聞3面に伊藤裕香子が書いた記事の見出しは、「消費税封印 遠い抜本改革」、「財源かき集め帳尻合わせ」、「資産家や役員、高負担」となっている(東京本社発行最終版)。見出しだけ並べると、富裕層にばかり負担を求めないで、消費税で薄く広く財源を確保せよ、と言っているように見える。実際、伊藤裕香子は下記のように書く。

 個人向けの増税も、財源のかき集めの色彩が強い。財務省の五十嵐文彦副大臣は13日の記者会見で「これまでの税制は所得の高い人に有利な仕組みで、(所得の)格差拡大を生んできた。行き過ぎた部分の是正は急務であり、前進したと思う」と説明。民主党が掲げる「格差是正」の理念に沿ったものだが、税金を取りやすい富裕層に負担を求めただけに終わった側面は否めない。

(中略)

消費税増税の封印を解き税制の抜本改革に着手できなければ、所得税の税率構造の見直しなどの実現は難しい。結局は毎年、財源探しと「小手先」の税制改革を繰り返すことになりかねない。

(朝日新聞 2010年12月14日付 伊藤裕香子記者の署名記事より)


もういい加減にしてくれと言いたくなる。日本は、他の先進諸国と比較して、税収に占める所得税の比率が低い。長年にわたって累進制を緩和し続けてきたことに加えて、分離課税だらけの税制になっているために、年収1億を超の超富裕層になると、累進制が弱まるどころか逆進的になるということは、当ブログで何度も何度も書いてきたことだ。その所得税の見直しが、なぜ消費税増税の議論とリンクさせなければ進めることができないのか。伊藤裕香子の論理は、私には理解不能である。

今回の税制改革では、環境税の創設も盛り込まれた。だが、政権交代前の民主党の構想と比較すると小規模で、しかも段階的に実施されることになった上、特別会計に組み込まれる。昨夜のテレビ朝日『報道ステーション』では家計に与える影響の話をしていたが、この環境税にもっとも強硬に反対していたのはいうまでもなく経団連である。社民党や共産党はもちろん、「みんなの党」でさえ環境税導入に賛成していることは、以前当ブログで指摘したと思う。環境税が腰砕けになっているのも、政府が財界に配慮したものといえるのである。

飯田哲也氏の【20世紀型産業経済vs21世紀型知識社会の戦い】と題された10月22日付のTwitterをつなげて下記に紹介する。

民主党の環境政策が急速に劣化しているらしい。昨日、開催された民主党税制改正PTで、諸富京都大教授などの良識・良質な方をお呼びしながら、鉄鋼など経済界からの怒号で環境税潰しの空気を作るような運営がされたらしい。

民主党の税制改正PTメンバーは、中塚一宏委員長のほか、主要な参加メンバーとして、細野豪志、近藤洋介、吉田治、岸本周平、大谷信盛、小川淳也、川内博史。

民主党の税制改正PTメンバー、大阪選出の吉田治氏などは、関西人独特の雰囲気を漂わせながら、環境税が入ればカーボンリーケージが起きてしまうという、業界団体代表の発言を引き出すことを狙った質問を繰り返す。

川内氏などは、「民主党はマニフェストでガソリン税の揮発油税を廃止するだけでなく、その減税を公約したはずで、現在揮発油税の暫定税率部分が、つなぎ税によって維持されているのは公約違反だ」と叫ぶ。

経団連や電事連が温暖化政策(環境税・総量削減義務)や自然エネルギーの固定価格制度を「アンチビジネス」とレッテル貼りするなら、こちらは向こうを『反社会団体』と呼んだ方が良いかも。

経団連や電事連が「反環境税」の論陣を張るなら、こちらは彼らを「フリーライダー」(タダ乗り)で批判しなければ。

(2010年10月22日の飯田哲也氏のTwitterより)


かくして環境税は骨抜きにされた。

ついでに、同じ頃の飯田氏のTwitterに興味深いものがあるので紹介する。

祝島こそ、この国の『20世紀なるもの』と『21世紀を目指すもの』とが激しくぶつかり合う場所。名古屋のCOP10でも激しく非難されたように、瀬戸内に最後に残る、世界遺産級の自然が残るところに『遅れてきた原発』を作るセンスには絶句。原発を必要と考える人でも、変だと思うはず。(10月23日付)

名古屋(自治労全国大会)で前講演者(環境省)に対し、2派の「温暖化懐疑論」からの質問。一つは「トンデモ懐疑派」、もう一つは反原発から派生した温暖化懐疑派。極右と極左が図らずも共闘する結果に。2つの「トンデモ」の陰で、20世紀型のエネルギー既得権益が温存される。(11月6日付)


当ブログで池田信夫(ノビー)とその後小沢信者と化した人々が、「地球温暖化陰謀論」で共闘していることを批判したのは一昨年のことだ。当ブログがその後小沢信者たちと袂を分かったのは必然だったのだなと思う。温暖化懐疑論で一部小沢信者たちがあがめていた武田邦彦は、政治思想的には極右である。まさに極右と極左のトンデモの共闘。

そして、彼らの共闘が行き着く先が、再分配の否定である。初めの方に書いた、「資本家の労働者からの搾取より、官僚の人民からの税金の搾取の方が問題」と主張する、左翼崩れのトンデモ言説などがそれを後押しする。これに乗じて河村たかしは「庶民革命」を叫ぶが、権力者が主導する「庶民革命」などあろうはずがない。

「小沢信者御用達」の週刊誌というと、週刊金曜日、週刊朝日、週刊ポストなどが挙げられると思うが、その中の一つ、週刊ポストが「無税国家論」をブチ上げている(2010年12月24日号)。同誌の10月8日号で大前研一が「不平等な制度である現在の所得税、法人税、消費税などをすべて廃止し、平等な資産課税と付加価値税を導入する」などと主張していたらしいが、それを再度引き合いに出して「無税国家論」をアピールしたものだ。この「無税国家論」は、もとは松下幸之助の主張で、民主党、自民党などに数多くいる松下政経塾出身議員は在塾当時にたたき込まれたはずの思想だ。財務省の野田佳彦も民主党政調会長の玄葉光一郎も松下政経塾出身議員である。

資産課税の強化はもちろん必要だと私も思うが、税制の基本は直接税である。所得税や法人税の廃止などトンデモとしか言いようがないが、週刊ポストの記事は、金持ちを優遇するこれらの言説を批判する識者のコメントを載せながら、レーガンやサッチャーの政策を賛美しているのだから、読んでいて目が点になった。新自由主義そのものではないか。

こんな週刊誌が小沢信者にウケる。週刊ポストは、そのうち河村たかしのマンセーもやり始めるのではないか。来年の2月6日には、河村たかしの思惑通り、名古屋市ではトリプル選挙が行われることになりそうだ。新自由主義に酔いしれる人々が歓呼の声を上げる、2005年の「郵政総選挙」を思わせる悪夢の再来を見ることになりそうだ。河村信者が当ブログに「税金は罰金だ」というコメントを寄せたことを思い出す。こんな思想が蔓延するから、やすやすと法人税は減税され、環境税は骨抜きにされる。

なんとトンデモな年の瀬か。
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小野善康や神野直彦の言っていることを、歪曲して伝えるマスコミ。
それを批評・批判する人がマスメディア上に出られなくなっているのでしょうか。

言っていることを真に受けるのがバカだという姿勢で情報を垂れ流すのなら、そんなテレビ局や新聞社は淘汰され仕分けされてもしかたがない。

2010.12.17 11:56 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]

週刊文春12月23日号の小林信彦のエッセイを読むと、小林信彦も小沢信者もどきになってしまってるなとわかりがっくりきました。日刊ゲンダイの愛読者なのでしかたないのかもしれませんが、氏は護憲派だった筈。

護憲派からすれば、安倍晋三より性質が悪いのが小沢一郎だろうに、何故そうなるのか?

小林信彦は、ラジオで話聴いたら頭がよさそうだからという理由で、田中康夫や佐藤優を買っているようだし、たぶん都市部のあるタイプの代表なんだろうけど、どの程度似たような人がいるんだろうか。

2010.12.17 17:50 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]

 
『新たな防衛計画大綱』とは、
 「自民党が出来なかったことを打ち出した」のではなく、「自民党ですらしなかったことを民主党はうちだした」もの。
  
 月一億円の機密費が、出回った感じのする今日この頃のあちこちのメディア。
 

2010.12.17 19:31 URL | 元部平連 #gIYQI5Sw [ 編集 ]

◆管理人様

どもども、牧野弘幸です。

>法人税減税&消費税増税

 法人税減税とか消費税増税とか言うより、消費税でも法人税でも無く、政府紙幣を主財源とした方が良いと思います。
 極端な話、2000兆円ほど政府紙幣を発行し、国民全員に1000万円ほど定額給付金を給付し、残りは国債の返却に充当した方が良いと思います。
 政府立法と言うのも困難なため、超党派の党議拘束無しの議員立法に持ち込む必要がありますが、民主党は小沢一郎に離党勧告を出す必要があります。
(野党の審議拒否や小沢一郎の拒否権発動を避けるため)

>資産課税の強化はもちろん必要だと私も思うが、税制の基本は直接税である。
>所得税や法人税の廃止などトンデモとしか言いようがない・・・・


 資産課税は所得税より再配分傾向が強く、より「垂直的公平」に勝ってます。

以上です。

2010.12.17 21:43 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]

 相変わらず、牽強付会というか、小沢への悪感情が先走り、ポイントがよくわからない文章になってますね。「小沢信者」への悪口は、そろそろ脇へ置いておいた方がいいんじゃないでしょうか。

 私ももちろん「減税真理教」などには与しませんが、菅のやり方が許せないのは、あくまで「消費税増税」やその他増税、福祉関連支出カットとセットにして、法人税増税をするからでしょう?河村(私は河村の主張を細かく検証したわけではないですが)流の「減税真理教」とはちょっと違うんじゃないでしょうか。

 また、
「政治主導の結末が法人税5%減税だった」
というのも、じゃあ、もし「政治主導」を売り文句にしてこなかった自民党政権だったら、今回の5%減税はあり得なかったとでも考えておられるのでしょうか。むしろ、「小沢信者」なら、菅が「政治主導」を本音では投げてるから、財界や官僚、マスコミのいいなりなんだ、と主張するんじゃないでしょうか。

 環境税のことで、川内氏ら「親小沢」議員を非難する識者のコメントをわざわざ引用してくるのも、いかにも牽強付会ですね。川内氏がこういう発言をしていることは確かでしょうが、それはあくまで、ガソリン税減税という民主党の野党時代の公約を反古にしたことを言っているだけで、「地球温暖化」とか、そんなことを念頭に置いているわけではないでしょう。

 小沢自身はもちろん、「親小沢」も「小沢信者」はもちろん、何でも正しいわけでも、「神様」でもないが、何かその正しくなことをクローズアップして、例えば川内氏が「目立っている「普天間基地国外移設」については、目もくれようとしない、というのはとても公平な態度とは言えないですね。始めて読む方ならだれでも、管理人さんは、「日本共産党」か「凌雲会党」かどちらかに所属する党員の方なのか、と思うんじゃないでしょうか。

2010.12.18 02:25 URL | cube #- [ 編集 ]

法人税減税は、かなり前からの自民党の主張でしたが、小泉政権下でも実施できなかった。
それを菅内閣が見事に実現した。菅内閣は、消費税増税、国家機密法制定、防衛体制の再構築、TPP参加と、自民党がやりたくてもできなかった政策を次々推進実施していく。
菅政権は、新自民党。

消費税のことを少しだけ。
消費税は、常識のように逆進的だといわれている。欧州では50年代から消費税が導入され、60年代からEC型付加価値税が普及し、当時、何回か所得と納税額の調査が行なわれた。
調査結果は、逆進的だったことは一度もなく、ほぼ比例課税となった(累進ではない)。
これは、食料品等の必需品が非課税となっていたからである。日本もいずれ20%くらいまで消費税が引き上げられると思うが、その前に課税対象の議論を真剣にやって欲しい。消費税も運用の仕方で性格を変化させられる。
欧州で消費税が早く進んだのは、所得税は捕捉されない税金と考えられてきたからだ。
間接税の発想の基礎には、税金はあらゆる段階でとるのが公平だという考えがある。脱税が非常に多かったらしい。
日本の場合、直間比率の是正という点が消費税導入の梃子となった。いわゆるトーゴーサンの不公平税制だ。直接税が多くなればなるほどサラリーマンが損をすると考えられたのだ。このブログ内での言葉を使えば「ルサンチマン」というやつだ。
日本で、直接税を増やすことが検討されると、必ずこの業種間の不公平が取り沙汰される。
その点の不備を是正し、資産課税なども考えに入れると、結局、納税者番号制に行き着いてしまう。いずれは導入されることになるだろうが、日本のような官僚国家であると、恐ろしい管理社会監視社会を生んでしまいそうな不安がある。導入に当たっては市民が行政を直接コントロールできる仕組みが必要だと思う。

2010.12.18 07:00 URL | greenstone #- [ 編集 ]

岡田が原発慎重派というのは本当でしょうか?
外相時代原発の海外売り込みに積極的だったし、財界寄りなイメージあるのでそうは思えないのですが

2010.12.18 08:58 URL | 社共支持 #- [ 編集 ]

そうそう、朝日の船橋主筆が辞めたみたいですよ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/jinji/20101215-OYT8T00670.htm

2010.12.18 09:23 URL | 社共支持 #- [ 編集 ]

自民党が政権党だったら法人税はどうなっていたかという件ですが、菅政権と同じ5%減税か、より財務省の主張に近い3%減税になっていたでしょうね。それも、おそらく後者だと思います。

その場合、野党・民主党は自民党の「法人税減税」を批判したでしょうから、法人税減税率を圧縮する方向の圧力になります。

今、なぜ自民党(や読売新聞)が、さらに過激な法人税率引き下げ(や消費税の大増税)を主張しているかというと、それは彼らが野党だからです。行政に責任のある立場ではないから、好き勝手な主張ができる。

10年前のネオリベ全盛期は別として、少なくとも2006年から2009年までは、民主党は経済政策でも自民党より「左」に位置していました。もちろんその時の民主党代表は小沢一郎です。

その民主党が政権についたら、その左にはもう社民党と共産党しかありません。両方とも小政党だし、社民党は議会での賛否を見ても、今でもかなり民主党寄りです。そうなると、左側からの圧力は非常に弱くなります。だから、民主党政権は「自民党政権にもできなかったこと」ができる。長島昭久なんか、自分から「自民党政権にもできなかったことをやるんだ」と公言して息巻いてますね。

これが保守二大政党制の弊害であり、これを推進したのが、小沢一郎や菅直人です。小沢一郎は右から、菅直人は左から90年代の政治改革を推進しました。

その帰結が現状であるわけです。民主党政権批判が、菅直人と小沢一郎をセットにした批判になるのは、当然のことです。

2010.12.18 09:34 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

社共支持 さん、

岡田克也は別に原発慎重派ではないでしょう。

ただ、旧民社のように、電力会社や電機会社の利益代表(御用労組を通じて経団連と結びついているとも言える)ではない分、再生可能エネルギーにも目配りできる分だけ、原発をより過激に推進する旧民社の政治家よりマシだという位置づけになると思います。相対的なものですよ。

朝日新聞前主筆の船橋洋一は、12月15日に66歳の誕生日を迎えたのを機に、朝日新聞社を退社したものであって、別に朝日を石もて追われたわけではないし、船橋がつけた慣性に従って、朝日新聞はこれからも惰性で動いていくことでしょう。星浩なんか一面にしょっちゅう署名記事を書くエース記者になっちゃいましたから、そのうち星が論説委員を経て主筆にでもなるんじゃないですか?星は船橋より11歳も若いですしね。

2010.12.18 09:42 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

先週の土曜日(11日)日経朝刊に上場企業の手元資金が64兆円と過去10年間で最高になっているとのこと。法人税を減税しても企業内に資金が滞留するだけで何の役にも立たない。しかしながら日経や経済団体が求めるように減税はなった以上それらの成果を是非見せてもらいたいものだ。出来なければ内部留保に課税すべきである。

2010.12.18 10:14 URL | 北欧かぶれ50 #- [ 編集 ]

◆greenstone様

>その点の不備を是正し、資産課税なども考えに入れると、結局、納税者番号制に行き着いてしまう。
>いずれは導入されることになるだろうが、日本のような官僚国家であると、恐ろしい管理社会監視社会を生んでしまいそうな不安がある。
>導入に当たっては市民が行政を直接コントロールできる仕組みが必要だと思う。


 資産課税の課税対象の範囲をどうするかですよ。
 課税対象の範囲を土地に限る場合、特に納税者番号制を施行する必要がありません。

2010.12.18 16:38 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]


cubeさん

「小沢」の活字に即反応するあなたは相変わらず分かりやすいですね。
少しもすれない。

是々非々。
これまで何度となく管理人様が記した言葉。
覚えてください。



2010.12.18 22:43 URL | ぱぱん #- [ 編集 ]

 いやいや、管理人さんは、決して是々非々なんかではありませんよ。
 ちょうど、昨年初夏、鳩山対岡田で民主党代表選が行われたときから、特に改憲が持論の鳩山とはそりが合わないらしく、他の「きっこ」とか「植草」とか「阿修羅」とかの小沢・国民新党・社民寄りの連中へ対抗心むき出しとなり、そのまま一直線ですよ。
 最近は、河村の「減税真理教」と小沢を強引に結びつけ、毎回悪口ばかりじゃないですか。
 そのくせ、小沢関連の検察、検察審査会、司法、マスコミ関連デタラメは完全スルーを決め込んでます。検察審査会の平均年齢については逆に「どうしてこれが異常なのか?」と食ってかかる始末。
「減税真理教」=小沢と結びつけられる「眼力」はあるのに、911とか、検察・検察審査会への疑惑は一切認めない、とそういう方です。
 まあ、高負担・高福祉国家を目指す、熱い思いは伝わってきますし、こうやって批判的なコメントもほとんど掲載してくれますので、そのあたりの民主的骨太い精神は私も高く評価させていただいてますが。
 私としては、前も書かせていただいてますが、小沢側への悪口も、悪くはないがをもう少し控えないと、現状はバランスが悪すぎるというのが、率直な思いなのです。

2010.12.19 00:41 URL | cube #- [ 編集 ]

「自民党でさえできなかった」式の力学が一番働いたのが防衛大綱だと思いますが、これまた皮肉なことに、民主党政権の時に中国との衝突とか朝鮮半島の緊張が起きるんですよね。

小沢鳩山岡田前原はともかく、菅直人が元来さほどのタカ派でないことを私も疑っていませんが、ほとんど無関心なので担当大臣に引きずられるままという感じですし、個別の問題よりアメリカとの関係優先という感じなのでしょう。

富裕層への負担も、法人減税の穴埋めでなく、正面からうちだして、配偶者控除の見直しも踏み込んで欲しかった。まあ課税強化の方向性そのものは悪くないので褒めてやっていいのではないかと思いますが、減税は政治主導、増税は党の圧力に押されて及び腰、ではこまります。

2010.12.19 02:44 URL | 赤塚男 #- [ 編集 ]

半年以上も更新されなくて休眠になっている「すなふきんの雑感日記」で「世の評価は属人的である」という記載がなされたことがあります。
つまり同じことを言っても、Aさんなら好意的に解釈するが、Bさんには悪意があるかのように解釈するような場合です。

今の民主党は「Bさん」の立場になってしまっている。
公約を守ろうとすれば「財源はどうする?」「バラマキだ!」。変えようとすれば「公約違反だ!」のループ地獄に陥ってしまっています。できもしない公約を“バナナの叩き売り”よろしくひけらかした民主党に第一義的な責任があるのは確かですが、もう少し好意的な見方をできないものか?

毎日の調査で増額反対が69%という子ども手当だって、配偶者控除廃止とセットなら認めてやればいいじゃないかと思うのですがそこを叩く。
「子ども手当>配偶者控除」の中間所得層以下ならメリットはあるので、そこまで足を引っ張ってどうする?
とまあそんなことしてるのが、マスゴミのゴミたる所以なのですが。

かつて小泉元総理は「公約違反はたいしたことではない」とすごい発言をしましたが、支持率は目立って下がったりしませんでした。マスメディアも強く叩いた記憶もありません。今の民主党がこんな発言をしたら大変なことになるのにね。

やっぱり世の中の評価ってのは、人に依るものなのかしら?

2010.12.20 00:14 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

小沢信者ブロガーの大半が、潮受け堤防の開門に触れてない。ネトウヨも自民党もコメント無し。
両者とも世間受けする話は黙殺の様ですね。
それでいて、管さんの沖縄訪問には難癖つける。
あれれ、5月下旬に県外移設を断念したのは鳩山さんなのに。って感じです。
その鳩山さんと小沢さんのタッグは、目を細めて喜んでるのも小沢信者。
彼らは一体、どうしちゃったのでしょう?
しかし、マスコミの支持率調査で開門の是非を設問にいれないのは。関連して内閣支持率が上がるから避けているんでしょうね。

2010.12.20 01:36 URL | aki #- [ 編集 ]

cubeさんへ

cubeさんは、以前よりこちらのコメ欄にて
kojitakenさんへの批判を繰り返しておられますが、
あなたの立ち位置がよくわかりません。

kojitakenさんは、大きな路線論者で、社民主義者であり、
私がkojitakenさんを支持する理由はそこにあるのですが、
端的にお聞きしますが、
cubeさんは、
大きな政府路線に対してどのような
評価をされているのですか?

2010.12.20 09:28 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

訂正です

>kojitakenさんは、大きな路線論者で、

kojitakenさんは、大きな政府論者で、

2010.12.20 12:18 URL | フリスキー #- [ 編集 ]

フリスキーさん、
 私だって高福祉・高負担・大きな政府に賛成ですよ。
 例えば、今デフレと言われてますが、アジアの工業化が進む中、デフレ基調は仕方がない面もあるでしょう。しかし、生活に不可欠なもので、それにほとんど連動しないものがあります。家賃や土地価格などです。それが下がらないから、就職口も賃金も減る中、庶民の生活はますます苦しいのです。 どうして、公営住宅を大々的に増やさないのか、非常に疑問ですね。そういうことを果敢にしてくれる政府を望んでいます。

 私は、管理人さんの総論に反対しているわけではありません。偏していることが不満なのです。
 例えば、憲法を守るというなら、その文面をいじるいじらないなんてことより、今の官民あげての小沢バッシングこそ憲法違反としてもっとゆゆしき事態と思うのですが、「日本共産党」は何をやっているんでしょうか?管理人さんは何をとぼけた発言をしているんでしょうか?

 その政治主張は、管理人さんも批判的なんでしょうが、天木直人氏のような、少しおっちょこちょいでも、媚びもせず、歯に衣着せず、融通無碍な態度こそ在野で「是々非々」だと私は思いますね。

2010.12.20 15:20 URL | cube #- [ 編集 ]

◆フリスキー様

>cubeさんは、以前よりこちらのコメ欄にてkojitakenさんへの批判を繰り返しておられますが、あなたの立ち位置がよくわかりません。
>cubeさんは、大きな政府路線に対してどのような評価をされているのですか?


 そのような問題では無いと思います。
 cubeさんのkojitakenさんへの批判の理由として、大きな政府・小さな政府と言った問題では無く、小沢一郎議員に対するスタンスの違いだと思います。
 社会民主主義系のブログの中でも、小沢一郎議員に対するスタンスが割れる傾向があります。
 ただし、あくまでも私の意見ですが、小沢一郎議員に対して批判的なスタンスをとった方がよいと思います。

2010.12.20 21:19 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]

法人税は、大企業には上げ、中小企業に対しては下げるなどのメリハリをつけたほうがよかったと思うのですが・・・。
いくらなんでも、中小企業や零細企業に高い法人税を払わせるのは酷というものですし。

とにもかくにも、法人税減税が決まってしまった今、問題は企業内部留保に課税するかどうか、課税するとしたらどれくらいかだと僕は思っています。
内部留保に関しては共産党や民青も批判していますしね。
迅速に内部留保への課税を具体化すべきだと思います。

2010.12.20 22:16 URL | SPIRIT(スピリット) #6g2y7452 [ 編集 ]

>SPIRIT(スピリット)さん
>いくらなんでも、中小企業や零細企業に高い法人税を払わせるのは酷というものですし。

そんな心配はご無用です。
法人税というのは黒字企業にしか課税されません。
そして、そんな企業は3割もないというのが現状です。
知人でかって会社を経営していた人は法人税を課せられる年は、経営者として誇らしかったと言ってましたよ。利益を出した上、社会に還元もできるわけですから。
残念ながら強欲な大企業経営者はそうは思っていないようですけどね。

名古屋の住民税1割減税もそうですが、「減税」というと一見庶民の生活が楽になるように思われがちですが、結局金持ちに有利になるだけのことが多いのです。

2010.12.21 00:47 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

>小沢信者のcubeさん
>今の官民あげての小沢バッシングこそ憲法違反

何時から小沢バッシングが憲法違反になったんだよ?訳の分からない妄言を吐くなよ。
これだから小沢が真実の小沢信者は嫌われる。

2010.12.21 17:30 URL | 八式墓塵 #yViVdgiA [ 編集 ]

cubeさんへ

> 私は、管理人さんの総論に反対しているわけではありません。
>偏していることが不満なのです。
> 例えば、憲法を守るというなら、
>その文面をいじるいじらないなんてことより、
>今の官民あげての小沢バッシングこそ憲法違反としてもっと

>ゆゆしき事態と思うのですが、
>「日本共産党」は何をやっているんでしょうか?
>管理人さんは何をとぼけた発言をしているんでしょうか?

小沢バッシングが憲法違反などと奇妙なことを
おっしゃるので、
試しに、“小沢一郎 憲法違反”でググってみました。
そしたら、
真っ先にヒットしたのが、植草一秀氏のブログの
12月17日のエントリーでした。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-a74f.html

『菅直人内閣小沢一郎氏政倫審招致強行は憲法違反』

そこには、こうありますね。

『政倫審への小沢一郎氏の出席問題が激しく報道されているが、
すでに小沢一郎氏に対する強制起訴の方針が定められた以上、
政倫審に小沢一郎氏を招致することは適切でない。
小沢一郎氏には憲法で保障された基本的人権があり、
刑事裁判で起訴される小沢一郎氏には正当な防御権が存在する。』

『国会は行政権力を牽制する存在であり、
国会議員には強い身分上の権利が保障されている。
これを無視して、国会が国会議員の基本的人権に踏み込むのは、
国会の自己否定そのものである。』

これを読んで明白なのは、
植草一秀氏は、憲法および人権について無知だということです。

議員特権と政治倫理審査会招致や証人喚問は関係が
ありません。
また議員特権と基本的人権とは別の概念です。
国会議員だからといって、特段に基本的人権が強い保障を
受けるなどしたら、それこそ立憲主義の本旨が損なわれます。

これら別々の制度、別々の概念を持ち出してきた上に
牽強付会に違憲だと主張する植草一秀氏の無知を
受け売りしてしまいましたね。

植草氏を信奉するのはご自由ですが、
あまり真に受けると今回のように馬鹿を見ますよ。

P.S

そもそも政治倫理審査会を作ったのは、
小沢一郎だとご自身がおっしゃっているわけですが、
過去の審査例を見て御覧なさい。
9件のうち、8件は疑惑を受けた本人の申し出により
開議されているのです。
ならば、
小沢一郎ご本人も、自らの疑惑を晴らすためにも、
堂々と出てこられればよろしいと思いますよ。

2010.12.22 02:28 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

上記2名の方、情報不足なのか、「小沢信者」「小沢マンセー」とレッテル貼り、党派思考で心を閉ざしておられるのか、ずいぶんのんきなご認識ですね。
 下記サイトの多くの記事(特にオリーブ氏、徳山氏の文章)を「虚心に」ごらんになって、ご自身でお考えください。この小沢バッシングは、「5.15」「2.26」事件に匹敵する、実質的クーデターとして、後世語られることになるでしょう。
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=101245

2010.12.22 13:54 URL | cube #- [ 編集 ]

>cubeさんへ

ご紹介のサイトに目を通しましたが、
小沢バッシングが憲法違反だ、
政治倫理審査会への招致が憲法違反だという
支離滅裂な主張に関する論拠となるものは
どこにも見当たりません。

『国会は行政権力を牽制する存在であり、
国会議員には強い身分上の権利が保障されている。
これを無視して、国会が国会議員の基本的人権に踏み込むのは、
国会の自己否定そのものである。』

この植草一秀氏の文言が、既に複数のブログ、
副島隆彦の掲示板で肯定的に取り上げられているようですが、
既述したように、
政倫審に招致することが憲法違反だという論拠として
滅茶苦茶なんです。
こんなものを信じ込まされている時点で
“~信者”と私は思ってしまいます。

2010.12.22 19:24 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

cubeさんへの追伸

小沢批判に関しては、こちらのkojitekenさんと合わせて、
日本共産党にもその矛先を向けておられますね。
以前より、cubeさんの同様の共産党批判は拝読しておりました。
この点で疑問に思うことがあります。

といいますのは、
植草一秀氏が以前より盛んに“悪徳ペンタゴン”という
言葉を使われますね。
これによれば、小沢バッシング、小沢強制起訴、
小沢招致も、悪徳ペンタゴンとこれに操られた政治家、
役人、世論によって小沢が排除されようとしていると
そういう説明になるわけですね。
この点ですが、
悪徳ペンタゴンというのは、好きな言葉ではありませんが、
しかし、
政官業の癒着というのは昔より指摘されてきましたし、
これに大手マスコミが結びつき、またアメリカの利害が
背後で関係しているという面は大いにあると思います。
ただ、私はケースバイケースで見ていくべきだと思いますし、
植草氏のような教条主義的な“悪徳ペンタゴン原理主義”には
ついていけません。
それこそ極左みたいじゃないですか・・・

ここで、
悪徳ペンタゴン論に与するであろうcubeさん
にお聞きしたいのですが、
悪徳ペンタゴンが本当に日本の権力を操ってきたのならば、
あなたのお嫌いな日本共産党も、
相当にその悪徳ペンタゴンにやられてきたのではないですか?
つまり、
日本共産党やここが関係している団体、運動、政策に
反する政策、これらに不利な処分、判決、マスコミの取り上げ方
なども背後で悪徳ペンタゴンが関わってきた
ということになりますよね?
これらについては、
cubeさんは黙認、容認ということでよろしいですか?
つまり、
悪徳ペンタゴンは悪いことばかりではなく、
良い事もするということでOKですか?
後者については、容認するということでOK?
あるいは、
日本共産党やここが関係している団体、運動、政策
に対しては悪徳ペンタゴンは何もしていない
という事であれば、
悪徳ペンタゴンが策を弄しているケースとそうではない
ケースはどうすれば区別がつくのですか?

2010.12.22 19:31 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]

70年代の初頭、いわゆる革新勢力が強かった頃に共産党が複数の左派勢力による連合政権「民主連合政府」なる構想を立ち上げたことがあります。選挙で合法的に政権を獲得、政権樹立後も反対政党を含む複数政党を認めるなど憲法が定めた市民的自由は引き続き保障、選挙で負ければ当然野に下る事を基本条件としていました。おそらく1970年に誕生した世界初の民主的選挙によって成立したチリのアジェンデ社会主義政権をお手本としたと思われます。
そしてこの「民主連合政府」が実際に樹立されたなら、アジェンデ政権と似たような末路をたどったのではないでしょうか。まさしく「悪徳ペンタゴン」によって。そして、その時小沢一郎氏はまずまちがいなく連合政府をつぶす側に加わっていたでしょうね。これは必ずしもフィクションの世界の想像だけではないです。小沢氏はあの政治改革によって実際に左派勢力の封じ込めに成功していますから。

折しも、22日に公開された外交文書で沖縄返還前の1968年に行われた初の琉球政府行政主席公選で、日米両政府が米軍基地存続を容認する保守系候補を当選させるため、さまざまな裏工作で選挙に介入していたことが判明しました。

<外交文書公開>日米が裏工作を展開 68年の琉球主席公選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101222-00000026-mai-pol

日米両政府の裏工作にもかかわらず、公選では、革新系の屋良氏が当選したのですが、終戦直後のレッドパージ以来このような日米政府による左派勢力への妨害は数限りなくあったわけです。
そして、従来小沢氏は権力側の人であり、現在だって与党内反主流というだけです。京セラ創業者の稲盛和夫氏を後援者に持つような人が「反権力」とは思えません。
「検察・検審を糾弾するデモ」を批判的に評したあるブログ記事に「国家権力やメディア批判への本当のデモは、この小沢一郎と検察のような生易しいものではない」とありましたが、「革命だ、反権力だ」と勇ましいシュプレヒコールを声高に叫ぶ彼らを滑稽と感じるのは私だけではないでしょう。

もっとも実を言うと、私もあまり小沢氏の「政治と金」問題には興味がなく、ことさらにこの点で氏を糾弾することにはうんざりしています。政治改革を推進したことのほうがはるかに罪が重いと考えていますから。共産党の小沢氏の「政治と金」追求も安易な大衆受けを狙っているかのような感もありますね。

2010.12.22 23:57 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

「憲法違反」というのは、別に最近話題の政治倫理審査会や証人喚問に小沢が出る出ないだけで言っているわけではないでしょう。

 夏の検察審査会の2回目議決についても、数々の疑惑、本当に開かれたのかどうかすら怪しまれています。民主党の森氏や有田氏らが国会で質問したり、議員特権で資料を出させたりしていますし、マスコミや有志も資料請求していますが(私も資料請求書に署名しました)、何ヶ月たってもなしのつぶて、具体的なことはまったく藪の中という状態です。
 それをマスコミはまた一切報じません。

 森ゆうこ議員は、検察審査会を「第四権力」だとおっしゃっていますが、まさにその通りで、自民党政権時、合法的に強制起訴権を付与されたこと自体も憲法違反の可能性大だったわけですが、さらに小沢問題に関しては、その結審文面の権限逸脱(それを司法側がスルーしちゃってるのもデタラメなんですが)、平均年齢の不自然、2回目審査期間が一週間という異常、民主党党首選当日に結審という奇妙、審査結果を普通は翌日には掲示するのにこの件に限って1ヶ月近く遅延という異常、情報開示をこばむ異常、それらをマスコミが話題にしない異常と、もう、きりがない状態です。
 そういったことは、先のolive さんのサイトの過去の文章を読んでいただければわかります。(私は彼の考え方すべてに賛成しているわけではありませんが)

 これらは官製クーデターといわずなんと言うんでしょうか。

 マスコミについて言えば、西松事件の報道を、最近一切しませんが、これは、検察側証人が検察の主張を完全に覆す証言をしているからで、まだ裁判所の判決は出ていませんが、この検察捜査と秘書逮捕よって去年、小沢が代表を退いたのは一体何だったのか?と思いませんか。

 これらを、官・民そろっての基本的人権への侵害といわず、何というのでしょうか。

 官・民そろっての憲法違反です。

 共産党の歴史では、「5.15」についてどう教えているんですか?犬養毅は、もちろん「左」ではないですが、クーデターは仕方ないとでも教えているんでしょうか?
 政敵云々、主張や立場が違うは関係ない。村木さんの報道の例でもわかるとおり、「政敵」が絡んだら、共産党さんに聞いても本当のことを教えてくれないとなったら、我々の卑近な生活相談だってとても頼れませんよね。
 

2010.12.23 00:26 URL | cube #- [ 編集 ]

◆ぽむ様

>70年代の初頭、いわゆる革新勢力が強かった頃に共産党が複数の左派勢力による連合政権「民主連合政府」なる構想を立ち上げたことがあります。 ~ 小沢氏はあの政治改革によって実際に左派勢力の封じ込めに成功していますから。

 何となく、2010年の民主党の党内政局に似てるような気がします。
 この時小沢一郎氏はまちがいなく複数の民主党勢力(小沢G以外)による連合政権「菅内閣」をつぶす側に加わってます。

2010.12.23 09:54 URL | 牧野弘幸 #v/Q4ADBU [ 編集 ]













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