特に後者の件で、常日頃「反戦平和」を旗印にしている人たちまでもが、仙谷由人の「失言」と表現している件にも失望させられる。つい数年前まで「護憲」を掲げていた朝日新聞(撤回したという話は聞かないから、今でも建前上は「護憲」なのだろう)が、「『暴力装置』の表現は、かつて自衛隊を違憲と批判する立場から使用されてきた経緯がある」などとミスリードするものだから、「左の朝日がそんなことを書くくらいだから」とばかり、国民の大多数がその方向に流れてしまっている。
だが、朝日新聞が「左」だの「護憲」だの「進歩的」だの「リベラル」だのという時代はとっくに過去のものになっている。既に経済政策に関しては、10年も前から新自由主義志向の強い「経済極右」的傾向を顕著に示してきた朝日だが、最近は政治思想的にもすっかりおかしくなった。「『暴力装置』の表現は、かつて自衛隊を違憲と批判する立場から使用されてきた経緯がある」なんて嘘は、読売新聞でさえ書かない。他にそんなことを書くのは、夕刊フジと城内実くらいのものである。
それもそのはず、自衛隊(や警察)を「暴力装置」と呼ぶのは、別に左翼の専売特許でも何でもなく、政治を論じる場合の基本的な了解事項だ。石破茂、小林よしのり、池田信夫(ノビー)、植草一秀(ミルトン・フリードマンの信奉者)といった、そうそうたる「右」の論者も、こぞって「自衛隊は暴力装置」だと主張する。それが当たり前だからだ。
世耕や朝日新聞などに騙されて、Twitterで
などとつぶやいた自民党参院議員の佐藤正久は、誤りを指摘されてこれを訂正し、マックス・ウェーバーによる「暴力装置」とは「軍隊・警察は国家権力の暴力装置である。国家から権力奪還するためには社会の中に新たな暴力が組織化されなければならない」と暴力革命を是とし、国家は悪であるとの認識では?仙谷官房長官がこの考えであれば、マルクス主義から脱却していないの?
と書いた。無知は褒められないが、誤りを訂正する態度だけは評価できる。本記事の初めの方で書いた、「命懸けで国土を守る自衛官への冒涜だ」とは、自民党総裁・谷垣禎一がTwitterに書いた言葉だが、谷垣は佐藤正久とは違って訂正も何もしていない。この男は世襲政治家だが、やはり世襲政治家にろくな人間はいない。こんな男に自民党総裁が務まるのだから、自民党も堕ちたものである。マックス・ウェーバ?が暴力革命を是とするとした呟きは誤りでした。取り消せて頂きます。ご指摘ありがとうございました。
そもそも、仙谷由人自身、護憲派ではない。明文改憲論者である。石破茂とは、政治的スタンスにさしたる違いはない。一昨日(20日)に書いた「kojitakenの日記」の記事にいただいた、kemouさんのコメントに、的確な指摘がなされているので、以下引用する。
kemou 2010/11/21 01:08
仙谷に対する批判として「仙谷は(元)左翼だから、ウェーバーと同じように暴力装置という言葉を使った石破とは違い、自衛隊を貶す意味で使ったに違いない」というものがあります。そこで気になったので仙谷が過去にどのように「暴力装置」という表現を使ったか彼のサイト内を検索してみました。すると以下の3つの文章が出てきました。
http://y-sengoku.com/06/00/00112901.html
http://y-sengoku.com/06/05/051003.html
http://y-sengoku.com/06/04/040308.html
一番上のURLから一部引用しますと「権力の背後には物理的な強制手段があります。これは警察力、軍事力を独占することで、国家権力にさせる、というのが近代主権国家であります。(略)中央集権的な国家権力以外に、警察力、軍事力を持つことができないというのが、明治維新政府の、疑似近代国家と言ってもいいでしょう。そういう近代国家というのは、物理的な強制手段、暴力装置を独占するというところに、徴税権や裁判権の現実的な機能を担保する根拠があるわけです」とあります。
これは完全にウェーバーのそれと同じで、左翼云々とは無関係ですね。
さらに仙谷はこれらの文章でそれに続けて憲法の中に自衛隊が存在する根拠を書くべきと、
憲法9条を変えることに言及し、さらに護憲論への批判も少なからず加えています。
これらを見ると「(元)左翼云々?」は完全に的外れで、
石破との一致性のほうがより際立ってきます。
どうも右側の(中の馬鹿な)人達は「仙谷=社会党出身」ということにばかり惑わされて、
仙谷由人に対して実態とはかけ離れた攻撃を加えてるように思えます。
日頃から「反戦平和」を訴える人間であれば、仙谷が石破と同様の政治的立場をとる人間であることをとらえて、仙谷を批判すべきだと思うが、それどころか「命懸けで国土を守る自衛官への冒涜だ」などと情緒的につぶやく谷垣禎一に対する批判さえもできず、仙谷由人の発言を「失言」と言ってしまう、書いてしまうようではダメだ。政治学では当たり前の用語を「言葉狩り」してしまう今の日本はとてもアブナイ。そうは思わないか。
まさにこの文章を書きながら、柳田稔法相の辞任(後任は仙谷由人が兼務するとのこと)を知ったが、柳田稔の発言は弁護のしようのない「失言」であるのに対し、仙谷由人の「暴力装置」は失言ではない。むしろ、筋の悪い批判を行った世耕弘成こそ強く批判されるべきだ。この批判があまりに筋が悪かったことは、安倍晋三、平沼赳夫、稲田朋美らでさえ騒いでいないことからも明らかであり、バカみたいに騒いでいるのは、石原慎太郎や城内実など、極右政治家の中でも軽薄な連中だけである。だが、その軽薄な主張が多数の国民の心をとらえている。
どんどん台頭してくる極右言論に対する対抗言論があまりに弱すぎる。頭の痛い問題である。
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30年以上前になりますが、政治学や社会学の授業では当たり前に「暴力装置」という言葉が出てきました。左翼用語と勘違いして鬼の首でも取ったように反応する野党議員の程度の低さには辟易しますが、きちんと反論できない与党にはもっとうんざりです。今の日本ではウェーバーどころか社会科学的な物言いや思考さえ左翼とされてしまうのでしょうか。
2010.11.22 10:16 URL | 虎児 #2m94DvmI [ 編集 ]
これまでにも碌な質問してませんよね。
郵政選挙のとき広報担当してたため持ち上げられたことがありましたが(具体的には『論座』に大きく取り上げられたりしていました)、じつは大した貢献でもなかったのではないかな。世耕がいなくてもあの選挙では大勝してたでしょうね。
2010.11.22 12:05 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]
以後、答弁で以下のような発言をした大臣は、国会を軽視した、ということで辞任していただきましょう。
「個別の事案についてはお答えを差し控えます」
「法と証拠に基づいて適切にやっております」
ま、冗談はさておき、「暴力装置」発言問題は、後のフォローが本当にひどかったですね。
この程度のことでこんなだから、経済や外交なんて本当に期待できないですね。
2010.11.22 13:11 URL | ウサギの耳アカ #- [ 編集 ]
仙谷官房長官の発言は、マックス・ウェーバーがどうこう以前に、上司が部下に対して「お前ら、暴力装置だ。俺はお前を信用してない。だから、お前らが暴走しないように監視する。」なんていう発言をしたのと同じ。
官房長官は、自衛官にしてみれば上司にあたるポジションなのであって、上司と部下との間の信頼関係をぶち壊すようなことをしでかしたのだから、やはり官房長官としてはあるまじき発言であって、批判されるのは当然のこと。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」とある憲法に対して「護憲」である人たちが、「諸国民の~信頼」以前に、自分の部下に対して「信頼しない」では、話にならないという反省がないのは、私にとっては不思議である。
2010.11.22 13:39 URL | わくわく44 #- [ 編集 ]
別に彼は部下に対して、挨拶や訓辞で言ったわけではないでしょう。国会で一般論として使うのなら、政治学用語として定着している「暴力装置」などは、使ってかまわない、むしろ政治家が国会でどしどし使うべき言葉でしょうね。
それを、使ったことよりも、ものすごい剣幕で非難したり、すぐに謝ったりすることの方がずっとまずい。
海上保安官を結局処分できなかったり、英雄視したり、「シビリアン・コントロール」の方が危うい雰囲気が見えますね。
2010.11.22 17:35 URL | cube #- [ 編集 ]
朝日新聞(1995年12月04日 夕刊)
素粒子・4日
歴史と時代を逮捕する韓国の「革命」。暴力装置である軍と権力の関係は人類共通の問題。
2010.11.22 18:13 URL | ねこ三世 #- [ 編集 ]
①週刊アエラ(1999年01月18日)
置き去りの安全保障問題(菅沼栄一郎・テレビで言えなかったこと)
「平和憲法」と自衛隊の存在はともに国民に支持されているが、「武力の行使は……永久にこれを放棄する」とした9条と暴力装置である自衛隊の存在は明らかに矛盾する。
②朝日新聞(2002年10月27日)
天声人語
▼こうした〔テロ〕事件が個人の衝動や欲望からだけではなく、国家や権力者、あるいはテロ集団にかかわっているとき、深淵の闇は一段と深まる。強大な組織や暴力装置、冷酷な計算が背後にひかえていることが多いからだ
③朝日新聞(2002年11月15日夕刊)
貝殻制度(経済気象台)
本来的に暴力装置である政府は民富を収奪し利権集団を形成し、仲間内で分配しようとする。貝殻のごとく固く閉じて、極力中身を見せないのが最善である。
④朝日新聞(2007年07月25日)
ジャーナリズム再興 主筆 船橋洋一
朝日新聞のジャーナリズム精神とは何か。
私はそれを「権力監視」にあくまで食らいつく記者根性であると思っている。権力を握るのが誰だろうが、どの政党だろうが、暴力装置を持つ権力が国民の権利を守るのか、侵すのか。
※kojitakenさま
朝日新聞の検索システムで調べたら、最近約10年間で朝日とAERAでこれだけ国家や軍隊・自衛隊を「暴力装置」と呼んでいました。
2010.11.22 18:27 URL | ねこ三世 #- [ 編集 ]
日本では暴力というのは言葉自体がネガティブで使うことが憚られる風潮がありますからねえ。ましてや浅間山山荘事件、学生運動、60年代以降左翼と暴力は結びつけられてしまっている現状もありますし。本人の意向はどうであれ、暴力装置などと言ってしまうと、見下していると思われても、また軽んじている、侮蔑しているなどととらえられてもしかたありませんねえ。過去の学説云々、誰かも使った云々なんて関係ありませんね。その時は何の問題にもなってないわけですし、抗議もないわけですから。彼が国会のあの場所であの文節で、あのタイミングで使ったことに問題があるわけで、彼が使ったことにより左翼の暴力革命と同一視されているわけですから。御自身が不適切な言い回しであったことを認め速攻で撤回されているわけですが。
2010.11.22 19:33 URL | 〇〇 #- [ 編集 ]
左翼が暴力的だったのはもう遠い昔のこと。
今はむしろおとなしすぎるくらいだと思う。
世に訴える力が弱まったのもそれが一因か。
今回の一件で、もし仙谷氏や民主左派議員たちがエキサイトし、世耕氏に襲いかかってリアル袋叩きにでもしていれば、世間の反応はまた違ったものになっただろう。
ネトウヨやエセ右翼のいくばくかは左翼マンセーに転向したかもしれない。
左派も少しは俗物的な面があったほうが面白く、また頼もしいのではないか。
2010.11.22 23:15 URL | 元大阪府民からの伝言 #- [ 編集 ]
最近の朝日の右傾化・劣化はひどいものですが、なぜか「声欄」では結構まともな意見を取り上げることが多いです。「リベラルな朝日」の残照がかろうじて「声欄」に残っているようにさえ思えることもあります。11月22日の同欄トップには「暴力装置」についての東京都在住60代男性による極めてまっとうな発言が載っていました。
一部書き起こします。
────────
仙谷氏の「暴力装置」発言は全く問題がなく、騒ぐ方がどうかしていると考える。大学の一般教養を学んだ者なら、政治権力が暴力装置を伴うものであることは政治学のイロハとして知っているはずである。謝った仙谷氏は謝罪を撤回した方がいい。
ちなみに「広辞苑」によると、「政治権力」とは「社会集団内で、その意思決定への服従を強制することができる、排他的な正当性を認められた権力。普通、政治的権威、暴力装置、決定と伝達の機関をもつ。その最も組織化されたのは国家権力である。」とあり、政治権力の要素として「暴力装置」を伴うことが示されている。この定義に政治的立場の左右は関係ない。
────────
この当たり前の見解が、朝日自ら述べられず、読者によるものということがいかに異常な事態だという自覚が朝日にはあるのでしょうか。
Kojitakenさんが日記で取り上げていられた20日付けの「素粒子」(「自衛隊は暴力装置」と仙谷長官。だが自衛隊は創設以来、一人も人を殺したことがない。誇るべし我らが「実力組織」)も、いろいろな意味で本当にひどいですね。「暴力装置」の意味をミスリードしていることに加えて(意図的か本当にわかっていないかは不明)、一応「護憲派」のつもりらしい偽善ぶりにあきれはてました。
それにしても今回の騒動が示した右傾化と知性の劣化には愕然とするばかり。言うなれば、戦時中、同盟国なのにドイツやイタリアの音楽も他の西洋音楽同様「敵性音楽」にしてしまったのと同じレベル。
「左翼」と「持ち上げられている」仙谷氏だって、典型的な右傾化した元全共闘に過ぎないというのに。
2010.11.23 00:51 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]
cubeさん
>別に彼は部下に対して、挨拶や訓辞で言ったわけではないでしょう。国会で一般論として使うのなら、政治学用語として定着している「暴力装置」などは、使ってかまわない、むしろ政治家が国会でどしどし使うべき言葉でしょうね。
公の場で、「自分の部下のことを信用してません」なんていう解釈をされても仕方がないフレーズを使うことは異常。
それを「どしどし使うべき言葉」などと思う思考も、人間として間違っている。
>それを、使ったことよりも、ものすごい剣幕で非難したり、すぐに謝ったりすることの方がずっとまずい。
自衛隊員の気持ちを「人間として」理解できるならば、物凄い剣幕で非難するのは当然のこと。人間として誤った言説をしたのなら、謝るのは当然のこと。それをまずいと思考すること自体、人間として間違っている。
>海上保安官を結局処分できなかったり、英雄視したり、「シビリアン・コントロール」の方が危うい雰囲気が見えますね。
不法行為に関する企業の内部告発を否定するのであれば、その感情は正当化できますが、そうでないならば、その感情は否定されます。
ぽむさん
思想の左右以前の話です。どこの会社に「自分とこの社員は信用できないんだよねぇ」なんていう社長がいますか?!たとえ、そう思っていても、それを口に出すべきではないでしょう。
そういう、人間としての基本を忘却する思考と感情を恥と思わない人が存在する方が、日本社会にとって危険です。
2010.11.23 08:01 URL | わくわく44 #- [ 編集 ]
例えば「殺人者」という言葉が不適切であるとします。とある食品会社で食中毒事件が起きてしまい、社長が社員に対してこう言ったとしたらどうでしょう。
「食品を扱う我々にとって、今回の件は法律的に言えば過失傷害となるかもしれない。しかし、消費者の命を預かっているという意識を常に持ち、今後このような事が起これば殺人者であるとの気持ちで職務に当たって頂きたい。」
これを聞いて「社長が殺人者扱いするなんて、社員の士気に関わる。」なんて思う社員が大半だとしたら、そんな会社は潰れてしまう方が良いと思う。
今回の官房長官の発言は「シビリアンコントロールが効かなければ暴力装置である。」とのニューアンスと感じました。これは、過去の戦争でもそうであったし、国民も自衛隊も常に心に止めておかなければいけないと思います。このことを踏まえ、二度と過去の過ちを繰り返さないよう自衛隊の皆様には情熱と熱意を持って職務を執行していただくことを期待しています。
しかし、最近、文意ではなく「暴力装置」という単語ばかりが先走ったり、これに対する現役の隊員の発言が記事に書いてあったり、かなり危ない方向に日本が進んでいると感じてしまいます。
※すいません、「暴力装置」を「暴力集団」と書いてましたので、修正させていただきます。
2010.11.23 10:02 URL | B層 #QoDDW0aM [ 編集 ]
佐藤正久や森雅子を神聖なる国政の場に意図せずとも送りこんでしまったことを
県民として深くお詫び申し上げますw
2010.11.23 10:25 URL | 観潮楼 #- [ 編集 ]
わくわく44さん
「人間としての基本」というならば、銃器や戦車・戦闘機は危険物として取り扱うでしょう。
ならばそれを直接扱う人間は危険物取扱者ということで、彼・彼らについては強力な自制をかけてもらわなければ危険です。
彼らの自制を期待するだけというのも都合の良過ぎる話ですから、彼らそのものを一つの武器即ち暴力装置と見立て、安易にその武力暴力を行使しないように政治権力によってコントロールをかけることで、二重の安全装置をつけます。
それがシビリアン・コントロールです。
武器を武器であると認識することで生まれる自制。
それに直接携わる組織を暴力装置であると認識することで生まれる、さらなるコントロール。
その二つによって、自国民や他国を武力暴力によって脅かさない安全装置をかけているわけです。
武器を持っている人間がその危険性を認識していないのは「人間の基本として」危ないことだと思いませんか?
政治においても軍隊・自衛隊を暴力装置として認識していないことは同じように危険でしょう。
彼ら自衛隊を信用するしないという話ではなく、国家自体が軍・自衛隊を「武器として」持っているならば、その行使に近い立場にいる政治家は、当然これを暴力装置という認識を持っていなければ危険です。
そうでなければ、その行使を安易に行うことになりかねません。
そしてその認識は、政治の場で発言したところで問題になるような言葉ではありません。
ことは言葉使いが悪い、人としての礼儀が出来ていない、というマナー・お行儀レベルでの話ではなく、権力が有する暴力装置について、きちんと安全装置・ロックがかけられているか、という問題であるのです。
そういう意味で仙谷官房長官が暴力装置発言を撤回したということは、自衛隊が暴力装置であるという認識が国家権力において緩んでいるとうことです。
その行使がすぐには国民や国外に向かないにしても、それ即ち政治権力による安全装置が緩んでいる状態(の見識)であるということは否めません。
こちらの方がよほど日本社会・国際社会的に危険な状態だと思うのですが、いかがでしょう?
2010.11.23 14:58 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]
一般の日本人であれば、所持しているだけで銃刀法違反で処罰される武器を持つことが公に認められているのが自衛隊員や警察官。ですから、その権限を行使するにあたっていかに慎重でなければならないかの自覚を促すためにも「暴力装置」のようなストレートな表現は必要。これは別に自衛隊員や警察官を侮辱することにはなりませんし、それを侮辱と感じるような人は自衛隊員や警察官には向きません。ドラマに出てくるような優しい駐在のお巡りさんも真面目な人であればなおさら警棒や拳銃を所持する自分を「暴力装置にもなりうる存在」と意識していると思いますよ。
>朱の盤さん
>そういう意味で仙谷官房長官が暴力装置発言を撤回したということは、自衛隊が暴力装置であるという認識が国家権力において緩んでいるとうことです。
同感です。それに仙谷氏は「こんな基本的なことばも知らないでよく国会議員が務まるな」くらい言ってもよかったのに。それがすぐ謝罪してしまうのが、全共闘活動家のなれの果てを象徴しているようで情けないものがあります。
2010.11.23 16:19 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]
暴力装置という用語を用いた事への是非論が盛り上がってますね。“是”派=「正論を重視せよ」、“非”派=「正論だけでは機械ではない人は動かない。だから気遣いが必要だ」という感じでしょうか。
この機会にヴェーバーの『職業としての政治』を再読しています。私のような浅学と違い皆様は御存知とは思いますが、同書には「官吏である以上、「憤りもなく偏見もなく」職務を執行すべきである。」との記述と共に「これに反して、政治指導者、したがって国政指導者の名誉は、自分の行為の責任を自分一人で負うところにあり、この責任を拒否したり転嫁したりすることはできないし、また許されない。」ともあります。
暴力装置の取り扱いを担う仙谷内閣には、海保や地検に責任を押し付けるような真似を控えて欲しかったですね。おそらく“非”派が少なくないのは、ヴェーバーが言う処の政治指導者としての責任を仙谷内閣が放棄した行動に不公正を感じるからなのでしょう。
私個人は“暴力装置”に問題はないと考えますが、正論だけでは人は動かせないなと痛感しています。
2010.11.23 17:04 URL | loopy #- [ 編集 ]
この発言で自衛隊の士気が下がるという主張にはいくつかの仮定が必要です。
「自衛隊員が学術用語しての暴力装置を知らない」、
「(後に知ったとしても)この言葉に国家における暴力装置の重要性が示されている点を汲み取れない」、
「シビリアンコントロールやその必要性について知らない」などです。
シビリアンコントロールの必要性を知っていれば、それが必要と言われたところで怒るはずもなく、
国家における暴力装置の重要性を自覚していれば、暴力装置と呼ばれたところで、
むしろ「自分達は日本の暴力装置を担う一員として誇りを持っている」と感じるでしょう。
それどころか「暴力装置じゃない」なんて言われれば逆に呆れてしまうでしょう。
言い換えれば、自衛隊の士気が下がるという主張は自衛隊員の知的水準を相当低く見積もっています。
また、自衛隊員になるまでの過程でそういった教育をするシステムが整っていないとも読めます。
自衛隊員を擁護しているようで、実は自衛隊や自衛隊員を馬鹿にした話になっています。
今回の件は左翼呼ばわりされている仙谷が自民党から攻撃されていることで、
あたかも左=擁護側、右=批判側となっているような構図に見られていますが、
中を見るともう少しねじれていて、擁護は右の論者からも意外に多く見られます。
それは右の論者ほど国家における暴力装置の重要性を高く見積もる傾向があり、
「暴力装置としての自衛隊」としての認識もより強く持っていることが多く、
そこから「自衛隊が暴力装置なのは当然」との意見が出るのは当然でもあります。
(言い換えれば左側からの無邪気な批判が出やすい理由もここにあるのかもしれません)
逆にいえば仙谷をあえて右から批判しようとすると、自衛隊の知的水準を低く見積もるとか、
丸川のように「平和憲法への冒涜」とどちらから批判してるのかわからないねじれを見せるとか、
あるいは「左翼だから誤解を招くんだ。自業自得」ともはや批判とすら呼べないところへ逃げるとか、
どこかしらおかしな視点を抱え込んだ批判になりがちなようです。
2010.11.23 17:32 URL | 毛 #pYvi7Xj2 [ 編集 ]
名古屋市民です。
自衛隊は暴力装置であるのは当然で失言でも暴言でもありません。それを失言・暴言というのは自衛隊は憲法違反などとは夢にも思っていないから合憲・合法の組織を「暴力装置」と言うのはけしからん、という思考方法からでしょう。
自衛隊・日米安保はやはり憲法違反ではないのですかね。未だに、こんなことを言っているのは私の周りでも私ぐらいになりましたがね。民主党も日曜日の松戸市市議会議員選挙で11人の候補者の中で2人の当選だったようで支持者ではないですが気になります。ではまた。
2010.11.23 19:56 URL | 藤原欽也 #4bWVJAFI [ 編集 ]
朱の盤さん、ぽむさん、 毛さん。あなたたちは、まだご理解なさってないようです。
仙谷官房長官は、自衛官の上司である。仙谷官房長官の発言は、『上司が部下に向かって「お前ら、信用ならねぇ」と言った』のと同じである。つまり、仙谷官房長官は、その立場にある人間として、使ってはならない言葉を使ったのである。
わかりますか?
仙谷由人という人が、一介の国会議員であるならば、特に問題ないのです。学術用語として現に存在する言葉でもあり、理論的には誤りとはいえないものですから、使うことに何ら支障はない。
しかし、仙谷由人という人は、自衛官の上司である官房長官なのです。「暴力装置」が正しいかどうかという次元の問題ではないのです。それを理解できないで、私に対して批判的になるということは、それだけ自衛隊に対する感情的な憎悪がある以外に理由はありません。
もし、本当に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」という憲法を大切だと考えるならば、あなたたちは、自分が持っている思考や感情を猛省してください。
藤原欽也さん
>それを失言・暴言というのは自衛隊は憲法違反などとは夢にも思っていないから合憲・合法の組織を「暴力装置」と言うのはけしからん、という思考方法からでしょう。
あなたの思考もまた、「暴力装置発言は失言・暴言だ」と抗議する自民党議員と同じレベルにある、ということを指摘しておきます。
2010.11.23 21:42 URL | わくわく44 #- [ 編集 ]
名古屋市民です。
自分では当然のことを言ったつもりなので「わくわく44」さんに反論したいですが一言だけ、おそらく「わくわく44」さんも自衛隊が憲法に違反しているか、いないかなど全くと言っていいほど考えたことがないから私にも他の方々にも感情的な批判をしているのだと思います。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」と条文を引用されていますが、そのような憲法が少なくとも年間数兆円の予算を持つまでになった現在の規模の自衛隊を許容しているとは私は思いません。
どうか、そのことも含めて本当に自衛隊が暴力装置と言えないのかどうか考えていただきたいのです。
では、また。
2010.11.23 22:32 URL | 藤原欽也 #4bWVJAFI [ 編集 ]
自衛隊に対する生理的な嫌悪感を持っている人間が
「自衛隊を合憲的存在としてきちっと憲法に明記すべき(=憲法9条を変えて自衛隊の存在を明記すべき)」
なんてことを言うはずがないでしょう。(もちろんこれは仙谷のことです)
「暴力装置」も「シビリアンコントロール」も「暴力装置は信頼できない」という意味ではないし、
そもそもシビリアンコントロールの主体は仙谷や菅ではなく国民です。
仙谷が「シビリアンコントロールが必要」と言っても、それは「俺は自衛隊なんぞ信頼してないから、
俺様の統制が必要だ」ということではありません。むしろ上司たる仙谷が「上司として自衛隊を信頼しているので、
私としては国民からの統制はなくてもいいかなと考えております」なんて言えば大問題です。
これこそが本物の失言中の失言で、即座に首が飛ばされるべき発言です。
むしろ軍の上司としての立場を持つ人間こそ「国民のコントロール下にないといけない」
という認識をより強く持たねばならず、上司になった途端に情に流されて
「国民のコントロール下でなくてもいい」などと思うほうが遥かに問題です。
仙谷がそんな人間だとしたら、逆にそれこそ軍の上に立ってはいけない存在です。
2010.11.23 22:38 URL | 毛 #pYvi7Xj2 [ 編集 ]
わくわく44さんへ
>もし、本当に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」
>という憲法を大切だと考えるならば、
>あなたたちは、
>自分が持っている思考や感情を猛省してください。
わくわく44さんは、
憲法の基本中の基本を理解していない。
立憲主義における憲法の定義と機能を調べてください。
憲法とは法律とは異なります。
憲法を定義すると、
“国家権力の濫用を抑制し、国民の権利、自由を守る
ための最高法規”
となります。
このことの意味をあなたはわかりますか?
憲法は、国民ではなく統治機構が暴走しないよう
公権力に縛りをかけておくことに本義があるのです。
国民によって選らばれた国民の代表である国会議員に
よって構成される国会の場において、
行政を代表するものが、自衛隊の性質として、
「暴力装置でもある自衛隊、
ある種の軍事組織だから政治的中立を
守らなければならない」
という至極まっとうな認識を表明したことに
なんら問題は無いと言わざるを得ません。
そもそも軍事組織になぜシビリアンコントロールが
必要なのか?
そのことの意味を考えて御覧なさい。
それは、軍事組織が保有する暴力装置の暴走を
防ぐことに他なりませんよ。
わくわく44さん、
あなたは最低限、ここで憲法の基本中の基本を
知っておきなさい。
無知すぎます。
2010.11.23 22:46 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
北と南でドンパチをしたみたいですね。
このことは沖縄の知事選挙に影響を与えそうな気がします。
流れが非常に悪くなってきた気がします。
菅内閣の呆れ立てるぐらいのど素人ぶりは、民主党のイメージダウンに最大限に貢献しています。
なにやら自民党政権末期のように自滅しそうな勢いです。
思えば小沢元代表が大連立を組もうとした事がありました。
結局党内の大反対でつぶされましたが、経験の無さによる弊害がここにきて露呈してきているようです。
結局菅も仙石も、前原のおこちゃま時代とさして違っていないということです。
彼らは政権を守るために必死にアメリカに媚びへつらい、TPPなどでも忠臣ぶりを最大限に発揮しています。
日本に取りマイナス以外のなにものでもなく、まさに消えろ!です。
柳田の失言?あれはつまりは自民党時代のやり方を使わせてもらっているということでしょう。
国民に対してはトンでもない大臣ですが、何も自民党が責める資格があるとも思えません。
また仙石長官の発言に至っては、逆に問題視する連中の方がアホ丸出しで恥ずかしい限りです。
世界に向かって教養の無さをPRしているようなものです。
マスコミが味方に付いていると思っているのか自民党も言いたい放題ですね。
しかし菅内閣も民主党も支持率は急降下です。
これで解散総選挙などしたら、自民大勝間違いないところでしょう。
本来は小沢政権で変革が進んでいたはずなのに、マスコミの妨害のせいで日本は窮地に追い詰められています。
テレビなどのメディアが結局は日本の癌だったということでしょうか。
あとは菅内閣を総辞職させて、出来れば細野内閣か、せめて原口内閣でも作るしか道はないでしょう。
これが今の日本に残された最後の生き残るための選択肢です。
他に総理に適任な人材がいますか?
そりゃあ小沢さんが総理が一番ふさわしいと思いますが、無理でしょ今の現状ではね。
だからこの選択しかないと私は思うのです。
2010.11.23 23:55 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]
理屈としては、「(ウェーバーの原著に、直接載ってるか否かは兎も角)社会学で十分定着している用語なので、なんら問題ない」で結論が出ているのでは?
ただ、この話題が妙に盛り上がるのは、主義主張抜きに、個人の言語センスや嗜好と絡むからと思います。お馬鹿なトーク番組風にいえば
「優等生っぽい」って言われるのと、「不良っぽい」って言われるの、正直どっちが嬉しい?
みたいな質問にどちらに答えるかと、今回の仙谷発言に対する反応は、優位な相関関係がある気がする。
少なくとも私は、「自衛官であり、かつ『暴力装置』という用語を知らなかった自分」を想像しても、今回の発言に何故ここまで怒る人が居るのか、今一つピンと来ない。
2010.11.24 00:45 URL | ふは #pk1Oawbg [ 編集 ]
ちなみに元自衛官(陸一般:1任期)でしたから告白すると、うららかな日曜の午後に公園に行って子供らがきゃっきゃ遊んでいるのを見ながら、
(俺はもし命令があればこの場の全員を皆殺しにするのだな。躊躇なく俺はそれが出来るな)
などとベンチでぼんやり考えるぐらい、不健全なのか職務に忠実だったのかわからん人間でしたので、実際的にも上の人間には「暴力装置」ぐらいの認識は最低限持っていてもらわんと、危ないんじゃないかなあと体験的に思います。
中にいた経験からすると、上から「暴力装置」なんて言われた日には、やんちゃ心にガッツポーズ決めちゃうような人が多かった気もしますが。(ワイルドに見られたい人が結構いますから)
自らが殺人者になり得る予測を常に意識の底に持ち続けるお仕事です。
命令に自我を委ねることにあまり抵抗が無いよう、上の命令には絶対服従の教育も心身に受けます。
自分の意志でトリガーを引くのに比べ、命令に従ってトリガーを引くのはかなり難易度が下がりますが、自分からトリガー引きたい人も割といます。
国民や政府がどうであれあくまで「守る」お仕事であるという自衛隊の理念は今でも立派に思っていて、そういう組織の一員だったことは今でもうれしく思っています。
とりとめもなく書きましたけど、いざ命令が下れば(無いですが)人殺しも職務の1つというお仕事は、一般社会の枠組みからちょっとはずれてますから、
自衛隊とその上を語る時にあんまり一般社会の会社の上司と部下の関係から推し量ってそれを語るのは、正しくないと思いますね。
2010.11.24 02:57 URL | #XQYq98OQ [ 編集 ]
すいません。名前書き忘れて送信しちゃいました。
11/24 02:57のコメントは朱の盤が書きました。
2010.11.24 09:24 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]
関係ないですが、北朝鮮砲撃、沖縄知事選に影響与えそうで不気味です。いかんともし難いが。
2010.11.24 15:53 URL | 赤塚男 #- [ 編集 ]
まさに暴力装置が絵空事でない事件が海の向こうで起きたわけですが。国内的にも、今回の事件は頭が痛い。沖縄の選挙に決定的な影響を与えたのではないかという点。そして、尖閣諸島で手がつけられなくなっているタカ派的気分がますます増幅される点。(武器輸出見直しはこれで確定でしょう。)菅がそれを煽る可能性もあるし、ポスト菅のせめぎあいにも利用されそう。幸い野党は休戦に応じたが、すでにポスト菅で前原が一番人気の現在、ますますひどい方向に行きそう。朝鮮学校無償をこの事件で動かすというのは、はしなくも政権の場当たり体質を示しています。いったい、無償化したあと事件が起きたら、授業料追加徴収でもするのだろうか。
2010.11.24 16:53 URL | サンボレ #- [ 編集 ]
藤原欽也さん
>おそらく「わくわく44」さんも自衛隊が憲法に違反しているか、いないかなど全くと言っていいほど考えたことがないから私にも他の方々にも感情的な批判をしているのだと思います。
違います。今回の問題は、自衛隊が憲法に違反しているかどうかとは違う次元の話なのであって、合憲であろうとなかろうと、結論は変わりません。
そして、「感情的な批判」なる文言は、どういう意味か不明です。もし、理論的ではないという意味ならば、十分に理論的な批判をしている私に対して冒涜していることになるので、発言及び思考を撤回してください。
フリスキーさん
仙谷由人という人が、一介の国会議員であるならば、特に問題ないのです。学術用語として現に存在する言葉でもあり、理論的には誤りとはいえないものですから、使うことに何ら支障はない。
しかし、仙谷由人という人は、自衛官の上司である官房長官なのです。「暴力装置」が正しいかどうかという次元の問題ではないのです。
この文言を正しく理解できる人ならば、私に対して「わくわく44さん、 あなたは最低限、ここで憲法の基本中の基本を
知っておきなさい。 無知すぎます。」というのが、私に対する不当かつ不正な感情であり思考であることは明白です。そもそも、あなたが列挙して程度の憲法の基本など、私は熟知しています。その上で、その次元の話ではないことを理論的に正しく説明しています。従って、猛省し、謝罪しなさい!(激怒)
そこまでして、自衛官を貶めたいか?人間としての猛省を要求します。(激怒)
毛さん
仙谷官房長官は「暴力」という単語を発したのですよ。
「暴力装置」そのものは、学術的には誤りではない(というが、仙谷官房長官の認識は中途半端であると予測されるが)わけだが、それは学問の上での話。市井の人々に一般的な文言では、ネガティブな印象を与える「暴力」という文言を使えば、「俺はお前を信頼してない」と言っているのと同じです。
同じ「暴力装置」という文言は、石破政調会長も原口一博前総務大臣も使っていましたが、原口前大臣は、そのあたりを斟酌して『誤解を恐れずに言えば』と、前置きし、「これは、テクニカルな話であって、自衛隊のみなさんを貶める意図はない」ということを提示した上で使用しています。
その配慮ができないのであれば、こんな文言を使うべきではありません。
朱の盤さん
自衛隊の最高指揮官は内閣総理大臣で、その直接的なサポートは防衛省のトップである防衛大臣がするのですが、首相官邸にあって首相のサポートをするのは官房長官なんです。官房長官の差配は、首相や防衛大臣ほどではないにせよ、自衛隊や自衛官の生殺与奪を左右するといっても過言ではない。それだけの強大な権力を持ち、また、「上司」として位置するんです。
この発言、一介の学者なり国会議員であるならば、意味や使い方に誤りさえなければ、批判されるものではありません。実際に、マックス・ウェーバーはそういう意味で使っているのですから。(もっとも、仙谷官房長官は、間違いではないが、理解が中途半端な部分があると思われるが、それは「批判」されるものではない。)むしろ、「暴力装置」発言を非難する人たちの方が「シビリアンコントロールの重要性を認識できてない」と批判を受けることになるでしょう。
問題は、「立場」なんです。それも、人間と人間の基本的な関係においての次元。憲法的に正しいとか学術的に正しいとか、それ以前の話なんですよ。そこを踏まえないで、やれマックス・ウエーバーだの、シビリアン・コントロールだのというのは、「官房長官に対して弱い立場にある公務員(この場合は自衛官)」に対する思いやりがないと批判されても、それを甘受しない選択はありません。
2010.11.24 18:51 URL | わくわく44 #- [ 編集 ]
今回の砲撃事件でタカ派的気分が盛り上がるか?その点は微妙な気がします。そもそも良識的な穏健右派だろうとウヨクだろうと「朝鮮半島(大陸)とかかわり合いになるな/なりたくない」が大半の共通意識ですから。
むしろ「戦前の過ちを反省して半島・大陸と仲良くなろう」という反ウヨ的考えの持ち主ほど危ういのではないかと私は懸念します。外国と“仲良く”する→外国に権益を持つ→権益を守るための行動を求められる、そんな流れになる可能性はないでしょうかか?例えば“仲が良い”米国の都合に応じて自衛隊を海外に派遣したのが、米国に於ける権益を守りたいという考えに発したように。
しばしば耳にする「中国(その他の外国でも可)との経済的結びつきが無ければ、これからの日本はやっていけない」なんて物言いも、戦前の「満蒙は生命線」を想起させられて不気味ですね。
冷たいようですが、外国同士のイザコザは傍観するに限ります。
2010.11.24 19:51 URL | loopy #- [ 編集 ]
>仙谷官房長官は「暴力」という単語を発したのですよ
いやはや、反論したいというより驚きというか、それを通り越して呆れてきました。
あなたの言ってることはある意味を持った熟語があったとき、
その熟語の中にネガティブと思われる文字(列)が含まれていた場合、
その熟語自身がネガティブな意味を持っていなくても使うのを控えるべき、
と言っているのと同じことですから。
「暴力装置」は「暴力」というネガティブな文字列を含んでいますが、
「暴力装置」自身は必ずしもネガティブな言葉ではありません。
「暴力団」や「暴力集団」と字面は似ていても、その意味はあまりに異なります。
あなたの理屈に沿うと「"半殺し"はいかがですか」と言おうものなら激怒されそうですね。
「自衛隊の方々が地域の住民に"半殺し"(註:おはぎ)を振舞いました」
なんて出来事を紹介したら自衛隊を貶めたことにされそうです。
どうやら殺風景やら生殺しやら、このあたりの表現も避けたほうが良さそうですかね。
まぁ一般人が誤解するのは仕方ないかもしれません。
ですが、発言の場は日本における政治の中心である国会です。
ここで専門用語をそのような理由で使うことを憚るとしたら大損失です。
結局のところ、あなたのような議論はあまりに本質とかけ離れています。
ただ、あなたがそのような主張をしているだけならまだいいのです。
最も大きな問題は国会議員がそれと同レベルのことをしていることです。
「自衛隊は暴力装置である」という表現が問題視されていますが、
本質的に失言になるのは「自衛隊は暴力装置ではない」と言った場合です。
後者は「暴力」というネガティブな文字列を避けているからいい、とはなりません。
後者は自衛隊が「防衛のための機能性を持ち合わせていない」あるいは
「防衛のための機能性を持たせないようにする」ことを意味します。
(文民統制の効いた)暴力装置だからこそ国家の秩序を守るのに役立つのです。
(言い換えれば「自衛隊は暴力装置でない」という言葉は
暴力というネガティブな文字列を避けるかわりに
自衛隊の存在価値そのものを否定することになっています。)
その1つである自衛隊が暴力装置としての役割を持つことを否定するのですから、
日本の安全保障において極めて危ういことですし、諸外国に無用な誤解を招きます。
ところが困ったことに自民党は今回仙谷を「暴力装置とは何事だ」と責め立てました。
では自民党が与党に返り咲いたとき、野党議員から次の質問が来たらどうするのでしょう。
「総理、官房長官、防衛大臣にお伺いします。
自衛隊は暴力装置ですか。端的にイエスかノーでお答えください。」
自分達がやったことの手前、「暴力装置です」とは言えないでしょう。
「暴力」という文字列を含むからなんてロジックを使っていたら尚更です。
かといって、これは「暴力装置ではない」と答えてはならない質問です。
おそらく肯定のニュアンスを込めながら曖昧な答弁をするでしょうが、
「イエスかノーで」と強く言われれば最終的に全員イエスと言うでしょう。
野党のときは俗論を振りかざしても、大臣の立場でそれはできません。
そもそも本質的な議論としては答えはもはや明らかなのですから。
俗論は俗論でそこに一定の説得力を感じる人もいるのでしょうが、
「市井の人々の一般的な感覚」を全否定するものではないですが、
それが物事の本質的な部分を歪めてしまっては元も子もありません。
現に上の質問が来たら答弁に窮する状況を作っている時点で問題です。
与党も野党も関係なく、当たり前の答弁が当たり前にできる状況を作らないと、
最終的には国権の最高機関たる国会そのものの質の低下につながります。
2010.11.24 22:49 URL | 毛 #pYvi7Xj2 [ 編集 ]
わくわく44さん
>仙谷由人という人が、一介の国会議員であるならば、特に問題ないのです。
>学術用語として現に存在する言葉でもあり、
>理論的には誤りとはいえないものですから、使うことに何ら支障はない。
>しかし、仙谷由人という人は、自衛官の上司である官房長官なのです。
>「暴力装置」が正しいかどうかという次元の問題ではないのです。
>問題は、「立場」なんです。
>それも、人間と人間の基本的な関係においての次元。
>」憲法的に正しいとか学術的に正しいとか、それ以前の話なんですよ。
>そこを踏まえないで、やれマックス・ウエーバーだの、
>シビリアン・コントロールだのというのは、
>「官房長官に対して弱い立場にある公務員(この場合は自衛官)」に対する
>思いやりがないと批判されても、それを甘受しない選択はありません。
結経のところ、あなたは情緒的な問題にすりかえて屁理屈をこねているだけですね。
まともな判断力を持った自衛隊員や警察官だったら「自分たちは暴力装置になりうる」くらいの自覚は持ってるはずで、それを今さら上司が国会で言ったから傷つくというような次元のことではないでしょうに。
>もし、本当に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」
>という憲法を大切だと考えるならば、
>あなたたちは、
>自分が持っている思考や感情を猛省してください。
失礼ながら、あの小泉元総理が自衛隊のイラク派兵に憲法前文利用したり、数か月前こちらでも話題になった武田邦彦がトンデモエントリで25条持ち出したりしたことを思い出してしまいました。トンデモな憲法持ち出しという意味で。朝日新聞なんかもそうなりつつあるようですが。
2010.11.25 01:16 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]
わくわく44氏の高圧的な物言いにはあきれかえって話になりませんね。以下は彼または彼女が用いた言葉ですね。
私に対して冒涜していることになるので、発言及び思考を撤回してください。
あなたたちは、自分が持っている思考や感情を猛省してください。
従って、猛省し、謝罪しなさい!(激怒)
そこまでして、自衛官を貶めたいか?人間としての猛省を要求します。(激怒)
もし、理論的ではないという意味ならば、十分に理論的な批判をしている私に対して冒涜していることになるので、発言及び思考を撤回してください。
理論的でない彼または彼女が「十分に理論的な批判をしている私に対して」というところを読んで笑わざるを得ませんでしたね。国会は議論の場ですよ。この人の物言いでは、国会で議論すること自体、弾圧されそうですね。なお、わくわく44氏が再三、国と民間企業を比較して仙谷氏を批判していますが、どだい、民間企業と国とを比較すること自体、馬鹿げている。政治家や公務員を批判するのに、よく使われる常套手段ですが、それを大まじめで語る人を私は信じない。「発言及び思考を撤回してください。」などと語る人に何を言っても詮ないことでしょう。
2010.11.25 08:36 URL | 負け組の矜恃 #- [ 編集 ]
名古屋市住民署名で不正署名を選管が大量に発見した件について
河村市長は「民主主義の虐殺」と選管の精査を貶める発言をしています。
この発言は「暴力装置」よりも敵意や悪意が感じられる表現ですが、
今朝の朝ズバなどの報道では全く問題意識を持っていないようですね。
「暴力装置」発言については石原都知事も「陳謝ではすまない」などと言っていますが
「世の中で一番害悪なのはババア」と発言していた石原には他者を非難する道理があるとは思えませんね
2010.11.25 09:52 URL | 東郷ビール #Vdz.lraQ [ 編集 ]
すみませんが、もう1つわくわく44氏について。
「私に対して冒涜している」と彼または彼女が使っているのにも驚いてしまった。普通、「冒涜」ということばは、「神への冒涜」とか「国家への冒涜」とか使うことはあっても、「私に対して冒涜」というような使い方はしない。「神聖にして犯しがたいものに対する冒涜」というのが冒涜の意味だと思います。さしずめ「私の考えは神(防衛省)のごとく正しいから犯してはならない」と彼または彼女は考えているのでしょう。でなかったら、こんなおかしな使い方はしない。日本人の典型のような私は自分のことは卑下することはできても、「私に対して冒涜するな」など、神聖なものに対して恐れ多くて使えない。
2010.11.25 10:35 URL | 負け組の矜恃 #- [ 編集 ]
>負け組みの矜持さんへ
わくわく44氏については、
あまりに可笑しなことを言っているので、
ためしに、
検索してみると出てくるわ出てくるわ。(笑)
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4SUNC_jaJP398JP398&q=%e3%82%8f%e3%81%8f%e3%82%8f%e3%81%8f%ef%bc%94%ef%bc%94
あっちこっちで、
同様のカキコをやらかしているようです。
ここで呆れ返ってしまうことは、
議論の相手方にむかって、
『以上、反論の余地がないコメントなので、
何人も、私のこのコメントについては、
無条件に受け入れる義務しかないことを付記しておく。 』
このような発言をしていることです。(笑)
要するにこの方は、
トンデモ君&無敵君ということでしょう。
2010.11.25 12:46 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
2010-11-24 18:51 わくわく44 さんのコメント。
>市井の人々に一般的な文言では、ネガティブな印象を与える「暴力」という文言を使えば、「俺はお前を信頼してない」と言っているのと同じです。
つまり「家庭内暴力」を配偶者から振るわれたと語る夫または妻は、もう関係修復不可能な「発言」をしているということかな。離婚は絶対ですね。
教育委員会が、教師の体罰を含む指導について、「教員の暴力に関する調査」などと題した文書を作ったら、「その教員を信頼していない」と言っていることと同じなのかな。その文書内容が、「一部、いきすぎがあったとしても教員の熱意は認められる」という内容だったとしても。でも、教育委員会の人は、たとえば「びんた」を、「暴力」という以外に、他に書きようがなかったのかもしれない。
2010.11.25 18:25 URL | kuroneko #Fi/ZeKIQ [ 編集 ]
お久しぶりです。
全く記事と関係ありませんが、この1年民主党政権が行ったことは外交失策と官僚主導、特に財務省の政策の丸飲みです。財務省政策の最たるものが大増税で、景気にさらなる冷や水を浴びせようとしています。前回の衆院選で民主党を支持した貴ブログにも少なからず責任があるのではないでしょうか?国民の生活第一とは笑わせます。
記事に関しては暴力装置はその通りでしょう。しかし、菅・仙石が売国極左政治家であることは確かです。早急にお辞め頂くことが日本のためです。
2010.11.25 22:33 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
資本主義者さんへ
>前回の衆院選で民主党を支持した貴ブログにも
>少なからず責任があるのではないでしょうか?
kojitakenさんは、社民主義者であって、
民主党支持者ではありませんよ。
嘘だと思うなら、
2009年8月のこちらの一連の記事を読んでごらんなさい。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-date-200908.html
>自民党の崩壊はもちろん大歓迎なのだが、
>比例区を含めて民主党の圧勝になってしまうと、
>日本の政治は必ずしも好ましい方向には向かわないと
>当ブログは考える。
>当ブログは前々から何回も何回も書いているように、
>衆議院の定数削減、
>特に比例区の削減には大反対であるから、
>「比例区では自公民以外に投票しよう」という
>呼びかけを
>再度行っておく。
ところで、
資本主義者さんは、橋下徹大阪府知事を評価されて
いたと記憶しております。
その橋下や当時の中田横浜市長ら、首長連合は
総選挙前に民主支持を表明していましたが、
この橋下らの責任をあなたは問うということですね?
2010.11.25 23:18 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
橋下氏を支持もしていませんし、不支持でもありません。あなたの記憶違いです。
彼らは自分の治める自治体の利益を考えて民主を支持したり批判しているにすぎません。
2010.11.25 23:38 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
ブログ主は小選挙区で民主を推していたのは間違いありません。社民党も連立を組んでいました。
2010.11.25 23:42 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
資本主義者さん、
選挙区と候補者は人によって違うから、読者に特定の政党を推したりは私はしませんけど、個人的に言えば、昨年の衆院選当時に選挙権を持っていた香川1区で、世襲政治家で新自由主義者の平井卓也なんかを私が推すはずはありません。民主党の小川淳也に入れましたよ。
それと、私が社民主義者というのは確かですが、社民主義者と社民党支持とは違います。実際、昨年の総選挙で、比例区は共産党に投票しましたが、私は民主党も社民党も共産党も、もちろん右派諸政党も支持しない無党派の人間です。
2010.11.26 00:07 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
なるほど。申し訳ない。
しかし、日本の政治家・政党は主義主張がはっきりしないというかない?だから無党派になりますね(笑)
小さな政府路線は自民・民主の極一部とみんなの党だけですよ(泣)
安全保障の考え方なんてさらにはっきりしない。
政界再編してアメリカのようにきっちり分かれてほしいものです。
2010.11.26 00:15 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
虎児さんの
>今の日本ではウェーバーどころか社会科学的な物言いや思考さえ左翼とされてしまうのでしょうか。
のご発言で昔見た「真空地帯」という映画の1シーンを思い出しました。
学徒兵が持っていたウェーバーの「社会科学方法論」という岩波の文庫本を上等兵が社会主義と関係があるのではないのではと訝るというシーン。
現代の(一部の)保守政治家・極右思想を持った人たち(ネトウヨ等)の頭の中もこの上等兵と同じだと思うと、わが国の行く末が非常に危うく感じます。
2010.11.26 00:21 URL | 真イカ #SFo5/nok [ 編集 ]
資本主義者さんへ
>橋下氏を支持もしていませんし、
>不支持でもありません。あなたの記憶違いです。
いいえ、
支持、不支持ではなくて、
“評価”と言っているのです。
あなたは以前、
彼の弁護士になるまでの努力を評価していましたが、
“あなたがたが毛嫌いする橋下”云々というくだりから、
少なくとも、あなたは橋下氏に対して否定的ではないという
心象を与えます。
それと、今回のあなたの以下の投稿からも、
>彼らは自分の治める自治体の利益を考えて民主を
>支持したり批判しているにすぎません。
橋下氏をかばうようなニュアンスが伝わってきますよ。
あなたは、kojitakenさんが民主を支持したという
レッテルを貼ってその責任を問おうとした。
ところが、
こちらの2009年の7月、8月、及びそれ以降の
一連の記事を読んで御覧なさい。
どこが民主支持者なのでしょう・・・
>こんな政策を民主党が掲げている以上、
>比例区で民主党に投票することは絶対におすすめできない。
>地方では、自民党候補を落とすためには
>民主党候補に投票せざるを得ない選挙区が多く、
>当ブログ管理人の選挙区も例外ではないが、
>比例区では「自公民」以外の共産党、社民党、国民新党などの
>政党から、各自の思想信条に近い政党を選んで
>投票することを強くおすすめしたい。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-958.html#cm
橋下は、はっきりと民主支持を公表していました。
いっぽう
kojitakenさんは、上記のような消極的な理由により
(つまり自民候補者を落とすため戦略的に)
民主候補者に投票したのであって、
けっして民主党を支持したとは言えませんよ。
人の批判をするのみならず、
その責任を問うからには人の主張をきちんと
読んで把握しておくことは常識ですよ。
もう一度聞きます。
資本主義者さん、
あなたは、民主支持を公表した橋下氏の責任を
問いますか?
簡単な質問ですので、ごまかさずに、
yesかnoかで答えられますでしょう。
2010.11.26 00:29 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
あまりに的外れですね(笑)
端的に言うとNOです。百歩譲って私が橋下氏を評価しているとしても私が評価している人が支持しているものにまで責任があると?
確か、あなたは9条があれば自衛隊も日米安保必要なしと言いながら、北朝鮮有事があればアメリカが 黙っていないと言って軍事力による抑止力を肯定してましたね(笑)
あまりに稚拙なので反論しませんでしたが、本件と合わせてもう少し理論的になりましょう。
2010.11.26 01:01 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
資本主義者さんへ
あなたがこちらのブログ主に対して、
誤認(つまりブログ主が民主支持をした)
に基づく責任論を問うたのです。
ならば、
あなたが肯定的に取り上げる
(少なくとも決して否定的には取り上げない)
そして、kojitakenさんがかねてより批判的な
橋下氏こそが民主支持を公表したわけですが、
その責任をどう思うかと問いかけたわけですよ。
つまり、
あなたの提起した責任論によって
反問したわけです。
>端的に言うとNOです。
>百歩譲って私が橋下氏を評価しているとしても
>私が評価している人が
>支持しているものにまで責任があると?
民主を支持したという
誤認に基づいてブログ主の責任を問いながら、
橋下氏については、
民主を支持していても不問ということですね。
>確か、あなたは9条があれば自衛隊も
>日米安保必要なしと言いながら、
>北朝鮮有事があればアメリカが
>黙っていないと言って軍事力による
>抑止力を肯定してましたね(笑)
いきなり話を脱線させますね。
しかも、デマは勘弁してください。(苦笑)
私は自衛隊不要論者でも、
日米安保破棄論者でもありません。
非武装中立論者でもありません。
こちらを含むどこのブログにおいても、
私は、過去に
そのような主張をしたことは一度もありません。
資本主義者さんは、京大出身者にしては、
記憶力と読解力と論理的思考力に
相当な難がありますね。
P.S
あなたは、誤認に基づく書き込みをしてきたので、
そこを指摘した上で反問させていただきましたが、
その答えも頂きましたし、
もういい加減、
他人のブログでスレチなコメントを続けるのは
控えるべきでしょうね。
2010.11.26 06:43 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
今度のあほらしい『暴力装置』騒ぎを見て、『天皇機関説』を連想した。
結構怖い話だと思う。
2010.11.26 13:45 URL | 仙石さ~ん、何で謝るの? #- [ 編集 ]
はじめまして。
佐藤何某という議員の発言である「マックス・ウェーバーによる「暴力装置」とは「軍隊・警察は国家権力の暴力装置である。国家から権力奪還するためには社会の中に新たな暴力が組織化されなければならない」と暴力革命を是とし、国家は悪であるとの認識では?仙谷官房長官がこの考えであれば、マルクス主義から脱却していないの?」
これの言ってる意味がよくわからないのですが・・・
2010.11.29 17:24 URL | 一般市民 #- [ 編集 ]
「暴力装置」という表現がこれ以前に国会で使用されてきたかどうかを目安にすれば良いのではないでしょうか。
その表現の是非というより、言葉遣いの問題です。
結果的に反感を持つ人が多い発言であったことだけは確かです。
この記事とコメントでの議論のおかげで言葉の細部をつつくことばかりの政論は無意味であることに気づかされました。
2010.11.30 01:46 URL | 一般 #- [ 編集 ]
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