きまぐれな日々

当ブログの過去ログを見てみると、民主党代表選が終わった9月中旬からずっと河村たかしを批判する記事を書き続けてきた。民主党代表選で菅直人が再選、小沢一郎が敗北して、あの忘れられない一昨年9月1日の福田康夫元首相の辞意表明以来ずっと続いた「政局の時代」がようやく一段落したこともあって、政治を扱う他のブログもやや不活発になったのかもしれないが、それを考慮しても、一連の当ブログの河村たかし批判記事はかなり不評を買っているような感触を持っている。

感じるのは、ネットで政治を語る人たちのメインストリームが、新自由主義批判がピークに達した2007年頃からずいぶん変わり、小泉政権時代に回帰しつつあるように思われることだ。

2006年の民主党代表選で勝利した小沢一郎が、「国民の生活が第一」をスローガンに掲げ、それまでの小沢一郎の政策路線を改め、前年(2005年)の『論座』のインタビューではおくびにも出さなかった、農業者所得戸別保障制度、子ども手当、高校無償化などの政策を打ち出して、2007年の参院選で安倍晋三を葬り、2009年の政権交代につなげたことは、「反小沢」と見られているであろう当ブログも高く評価している。

2007年当時、「公務員カイカク」に熱心だったのは、首相の安倍晋三だった。安倍晋三は前任者の小泉純一郎とは打って変わって不人気だったが、田原総一朗が必死に安倍を擁護している記事を今読み返すと感慨深い。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070626_16th/index1.html

当時田原は、公務員カイカクに熱心な安倍晋三を叩く「安倍叩き」がトレンドになっていたことに激怒していた。同じ頃、安倍政権を攻撃する小沢一郎を「小沢自治労」と呼んだのは屋山太郎だった。だが、前年からこの年にかけてNHKが放送した「NHKスペシャル・ワーキングプア」のシリーズなどの影響もあって、格差・貧困への怒りが高まっていたこの年においては、安倍晋三の「公務員カイカク」よりも小沢一郎の「国民の生活が第一」の方が圧倒的に支持され、参院選で自民党は歴史的惨敗を喫して、安倍晋三は臨時国会初日に所信表明演説を行った翌日に辞意を表明するという、これ以上考えられないほどの "AbEnd"(=安倍の異常終了)で政権の座を去ったのだった。

しかし、昨年の政権交代前頃には既に風向きが変わっていた。新自由主義側は、「みんなの党」を押し立てて反攻に出てきた。当時の麻生政権は、「小泉構造改革を継承する」としていた安倍政権とはずいぶん政策を変え、リーマン・ショックを受けて景気を下支えするために積極財政に転じていた。竹中平蔵は麻生政権のこの政策を厳しく批判したものだが、民主党も麻生政権の「バラマキ」を批判していた。

昨年6月18日付当ブログエントリ「単純な『官僚叩き』は『小さな政府』志向の新自由主義の道だ」で、社会経済学者の松原隆一郎が「新自由主義の立場からすれば、官僚は私利のため国民に無駄を強いている」と指摘していることを紹介した。この頃には民主党代表は小沢一郎から鳩山由紀夫に代わっていたが、鳩山由紀夫はもともと民主党内でも新自由主義色の強い政治家であり、麻生政権の「バラマキ」批判へと舵を切っていた。政権交代しか眼中になかった小沢信者(ozw信者)は気づかなかったに違いないが、私は同じ記事で屋山太郎が民主党支持にスタンスを変えていることを指摘し、

屋山太郎は、今では渡辺喜美一派に参加しているが、最近その屋山が民主党にすり寄っているのも、鳩山由紀夫らが強調する「官僚支配の打破」が単純な官僚叩きに堕して新自由主義の道を進む可能性があると見て取ったからではないかと私は想像している。

と書いた。

屋山太郎は先月産経新聞に寄稿した「菅氏も小沢氏も存在意義失った」と題する記事で、安倍晋三政権時代に生まれ、みんなの党が引き継いだ公務員カイカクを民主党は骨抜きにしていると怒っている。屋山は新自由主義者なりに首尾一貫しており、自らの信念に基づいて、2007年に小沢一郎を罵倒し、昨年には鳩山由紀夫に好意を示し、今年は菅直人を批判した。

ところが現在ozw信者が繰り広げている菅政権批判の中には、屋山太郎と同じような視点から政権を批判する者が目立つようになった。そういう連中は、河村たかしを擁護している場合が多く、「減税真理教」にはまり込んでいる。つまり彼ら自身が、かつてあれほど激しく批判した新自由主義者と化しているわけだが、彼らにはそんな自覚は露ほどもないに違いない。

屋山太郎なんかに言われるまでもなく、天下りなどの高級官僚の悪弊は改めるべきだろう。だが、それがなぜ河村の「減税真理教」信仰に短絡するのか、私にはさっぱり理解できない。私は、毎回毎回河村たかしを批判し続けてきた結果、前回のエントリでは、ついにコメント欄で「自治労」認定を受けるに至った(笑)。3年前に小沢一郎が屋山太郎に言われたのと同じことを小沢一郎支持者から言われるようになろうとは、と感慨深いものがある。これほどまでにも、新自由主義の浸透力は強い。何しろ、あれだけ新自由主義を全開にしている河村たかしを、小沢一郎と提携しているという理由だけでozw信者は批判するどころか絶賛するのだから。

河村たかしが唱える「減税真理教」の信者から見ると、政府税調の専門家委員会など、「増税を唱えて景気を冷やす悪魔」にしか見えないのかもしれない。先日、専門家委員会の議論が再開され、同委が「所得税の累進性を強化することが望ましい」「証券優遇税制は廃止」などの方向性を示したとのニュースが流れている。

陰謀論者として悪名が高い副島隆彦(ソエジー)あたりは、神野直彦や大沢真理を「増税主義者」呼ばわりするのかもしれないが、専門家委は当然の方向性を示したものと私は理解している。

法人税減税についても、政権のスタンスが揺れていることが報道されており、そもそも政権は法人税を下げたとしても租税特別措置の見直しなどによって法人税収が減らない方策を模索している。一昨日(20日)の朝日新聞には、玄葉光一郎・民主党政調会長が「社会保険料の企業負担は、欧州よりも日本は低い。法人税率を5%引き下げる意味はどれくらいあるのかは、真剣に考えないといけない」と話した、と書かれている。

新自由主義者として名を馳せた玄葉光一郎でも、政権与党の政調会長になるとこういう発言になる。考えてみれば当たり前の話で、財界と政府の役割は異なる。私企業は利潤の獲得を追求するが、政府には富の再分配が求められるのである。方針はぶつかり合って当然。「官から民へ」とは、正しくは「公から私へ」と言うべきであって、河村たかしの「減税真理教」とは、「富の再分配を止めてひたすら利潤の追求だけをマンセーしよう」と唱えるトンデモ新興宗教以外のなにものでもない。そんなものに、陰謀論者の副島隆彦らに扇動された一部のozw信者が感化されて熱狂する。目をそむけたくなる醜悪な光景である。

ところで、河村たかしに関するニュースだが、署名集めを担った受任者の記名欄が未記入の署名が約11万4800人分あることを受け、名古屋市選挙管理委員会が審査期間を1か月延長して個別に調査する方針を固めた。これに対し、河村側は「恣意(しい)的な調査だ」と強く反発し、期間延長の取りやめを求める仮処分申請など法的措置も辞さない構えだという(リンク先の中日新聞記事より)。

審査期間が1か月延びると、河村がもくろむ愛知県知事選、名古屋市長選、名古屋市議選のトリプル選挙が不可能となることもあって、河村陣営がいきり立っているらしい。

提出された約46万5千人の署名のうち約11万5千人分が、受任者の記入欄が空白の署名簿に書かれているとの報道だが、1人で10回署名したなどと公言して河村たかしのお褒めにあずかろうとした河村信者のおばちゃんがいたという報道もあったことでもあり、選管には厳正な審査を行ってもらいたい。河村信者には勝手に騒がせておけばよい。


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kojitakenさんは甘いですよ。小沢信者に言わせれば、証券優遇税制の廃止などはすべて口だけで、実際にやろうとしているのは法人税減税だけだ!といえば、kojitakenさんの批判をやすやすとかわすことができます。また言えば、後期高齢者医療制度、高速無料化とガソリン税、普天間、こういった問題で態度を民主党はひるがえしていまから、ならば、再分配強化を打ち出すといってもそれもひるがえす可能性は高いでしょう。そう考えずに単に河村氏に傾倒する小沢信者をたたきたいがために、マスコミから報道される再分配強化を信じている(あるいは利用する)のは、卑怯というものです。

2010.10.22 08:55 URL | 2ちゃんねらー #- [ 編集 ]

2ちゃんねらーさん、

税収が減ることによる政府のメリットって何かありますか?

2ちゃんねらーさんが挙げられた例のうち、普天間以外の後期高齢者医療制度、高速無料化とガソリン税の2点は、税収不足から政策を翻したものでしょう。

政府が税収が少なくなる方向の政策をとることには、よほど確信的な新自由主義政策を推進する政治家を想定しない限り、合理的な説明を与えることはできません。これまでの財務官僚や政府、貧乏人から税金をふんだくれば良いと考えていたに違いありませんが、もう貧困層から税収を増やす余地は少なくなってきました。民主党が消費税増税を打ち出して選挙をやったら惨敗しましたしね。第一、財務官僚自身が所得税の累進性を緩和しすぎたと言っているのが現状です。

ozw信者が理にかなった説明をできない限り、私を論破することなどできないことは、いうまでもありません。

問題は、主張が理にかなっていなくても情に訴えることはできることで、河村たかしや橋下徹らの主張はますます人々の共感を得るだろうと私は予想していますけど。

そうそう、ozw信者が橋下徹支持に舵を切るのも時間の問題だと私は考えています。

2010.10.22 09:17 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

とりあえず、『所得税の累進課税は強化すべし』という国の方向性が見えたことはよかったです。
あとはそれをどう実現させるか。

河村支持者の方々は『民主主義政治には金がかかり、そしてある程度費用をかけないといい政治はできない』ということを理解しないとだめな気がします。

2010.10.22 13:31 URL | SPIRIT(スピリット) #6g2y7452 [ 編集 ]

 署名した名古屋市民の殆どは、減税なんてそんなことは眼中にありません。
 ここのところが判らないと!
 それから選管委員四人のうち三人は落選した元議員。単純な河村バッシングでは、どうしようもないところに来ていることを知らなくては。

2010.10.22 16:11 URL | 影丸 #gIYQI5Sw [ 編集 ]

以前にkojitakenさんが書かれていたこと、
--経済学を語らせると神学論争になる--
これは私も以前から感じていたことです。
人文系の学問には大なり小なりそういう面はありますが、ことに経済学は論理よりも、論者のイデオロギーに支配される面が多く、これが経済学そのものを実に怪しげな現代の祈祷術にしています。

私が河村たかしを批判する理由のひとつが、この論理性の低さなのです。
減税したら景気が良くなる、そこへ導く理論というのがあまりにも粗雑で、幼稚このうえなく、聞くに堪えない世迷い言になっているからです。それを後押ししているのが「減税、なんか嬉しい」とか「市議会なんて要らない」という精神論・感情論なのですから、真っ当に将来を考えている者からすればたまったものではありません。

たとえば「みんなの党」。バラ色のアジェンダを振りかざし、大衆的な人気を得ることに関しては絶妙です。
しかし冷静に考えれば(いや冷静に考えなくとも)、年4%経済成長させて、10年で国民所得を1.5倍にする、しかも増税なんかしないのに財源いっぱい。そんなことがホイホイできるなら、とっくにやっていますよ。
「みんなの党」のアジェンダは、かつて多くの人が泣きを見た「北朝鮮は地上の楽園」との詐欺まがい情報と大差ありません。
あんな大ボラふきを、名の通った経済学者が「成長戦略」などと持ち上げるのを見てると「おまえら、頭大丈夫か?」と言いたくもなります。

中には腰を落ち着けて研究をしている経済学者もいますが、テレビなどでもてはやされる学者やエコノミストは、大衆受けを狙ったことしか言わない。そんな連中の「人気」に媚びて振り回されるのが、みんなの党や橋下、河村といったポピュリズム政治というヤツなのです。

2010.10.22 20:32 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

 どうも、 小沢=新自由主義&河村 の図式を管理人さんの頭の中で作り上げ、それとの対比で菅政権を擁護するという、?な論調が目立つちますね。
 思い出してくださいよ、先の代表選で、小沢は消費税増税は、次の総選挙まで禁止、法人税は高くない、先のマニフェストは厳守すると言いました。
 最近も環太平洋パートナーシップ(TPP)の交渉参加問題で小沢派が集まり、反対ののろしをあげたというニュースがありました。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101022/plt1010221550005-n1.htm

 主に米国が要求する「自由貿易」圧力に屈して「関税撤廃」「規制緩和」を次々をしていくというのは、中曽根以来の新自由主義路線の基本中の基本ではないですか。
 これなどは、「三宅・松木が河村を応援した」程度の薄弱なものではなく、まさに「小沢派」主要メンバーそろい踏みの「小沢政治」の表れでしょう。
 新自由主義に反対というのは、私もまったく異論なしですが、それと小沢や「小沢信者」を牽強付会に結びつける最近の文章はいただけないですね。

2010.10.22 20:39 URL | cube #- [ 編集 ]

毎日新聞 2010年9月26日 2時30分

名古屋リコール:受任者が担当区以外の署名集め…法令違反

河村市長の支援団体は毎日新聞の取材に対し、指示したことを否定したうえで、「受任者欄に記入がない場合は署名簿を破棄するか、署名した人にもう一度(署名を)お願いする」と説明した。

 市選挙管理委員会には「受任者欄が空欄のまま署名を集めている」との指摘が多数寄せられているという。市選管に立ち入り調査などの権限はないといい、「実施団体に適法な署名集めを呼び掛け、提出された署名簿を見て有効か無効か審査する」としている。


http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100926k0000m040104000c.html

この記事を見ると、河村側はいかにいいかげんかよくわかります。自分たちがルールを桃らないのを棚に上げて、選挙管理委員会を攻撃するのは卑怯です。自分たちは絶対的に正しいのであり、何をやっても許される、間違ってるのは自分たち以外である。このような考え方で動いているとしか思えない。非常に危険です。

2010.10.22 21:36 URL | バーナード #mQop/nM. [ 編集 ]

署名を依頼する側が、ごく初歩的なミスをしてますな。
所詮リコール運動への熱意はその程度のものだったということか。
改革ごっこはもう終わりにすればよろしいのでは?
真剣に署名された方々は、河村氏の支援団体に抗議デモをしたらよろし。

2010.10.22 22:40 URL | 元大阪府民からの伝言  #- [ 編集 ]

仙谷官房長官を過大評価するのも禁物だし、はっきりいって最近の国会答弁は巷間言われるような、仙谷がしたたかだとか攻めにくいだとかいうのとは全く逆で、政府の傷を深めているだけだと思うが、政策的に仙谷が政権を引っ張っているのは確かなようだ。法人税減税やTPPも仙谷主導らしい。90年代に社会党の革新を担った左派が、新自由主義の先頭に立つというわかりやすい構図か。

他方で、彼に政権乗っ取りのような大それた意図など全くなく、予算と引き換えに身を引くシナリオを考えていると思われるが、今のままだと補正や本予算の審議すらもたないだろうし、政権自体の命すらあぶないだろう。

とにかく、菅直人の存在感のなさがすごい。代表戦で元気になった気がしたが、それもそれっきりだった。いったい何のために総理やってるのだろう。

2010.10.23 00:17 URL | こころ #- [ 編集 ]

相変わらず馬鹿なkojitakenは、ネオコン仙谷のことは全く書かないんだな。

2010.10.23 11:28 URL | ss #- [ 編集 ]

法人税減税の大合唱が続いている。自分にはどうしても理由が分らない。
企業の海外移転を食い止める、という理由があげられるが、法人税率を5%程度下げることが、本当に企業が国内に踏みとどまる動機付けになるのだろうか。あまり関係ないような気がする。法人税の問題一つで海外移転を決めるわけではないし、海外移転の大きな理由にもならないと思うからだ。
私も、玄葉氏の5%引下げは意味がないと発言した記事を読んだ。なぜかこういう記事はとても小さく扱われる。社会保障負担を加えれば、日本は、仏、独より企業負担が低いと、かねてから色々な人が説明しているにも拘らず、新聞に載るのは各国の法人税率を比較した棒グラフばかりだ。

もし、どうしても法人税の減税をやりたいのなら、地域によって減税率を変えるべきだ。
税収不足と過疎に悩む地域に高い減税率を適用すれば、一番効果的な地域活性策になる。長期間の法人税減税を保証すれば、企業誘致の大きな誘引になるし、企業誘致こそが最も有効な地域振興策だからだ。
しかし、そんなことはこれまでも政府はやらなかったし、今後も絶対にやらないだろう。利権のうまみがないからだ。公共事業がおいしいのだ。

透明な、利権の絡まない行政をやらないと、政府・自治体はもたなくなると思う。
今後間違いなく日本は重税国家となる。国民の公的部門を見る眼はますます厳しくなるし、公的部門に不信感が募れば、破壊的政策を唱える政治家が次々に登場し喝采を浴びるだろう。
福祉国家となるためには、既得権益打破と再分配政策は、車の両輪であり、切り離せないと思う。

2010.10.23 18:43 URL | greenstone #- [ 編集 ]

個人的には減税真理教をどうにかしようと思ったら公務員自身による霞ヶ関バッシングが必要だと感じます。
「お前達が天下りとかをするから汚職や不正を一切していない自分達まで悪く見られてしまうじゃないか!」という公務員自身による怒りの活動は私の知る限り無いしあったとしても見えて来ない、そのため「身内に甘い」とか「自浄能力が無い」という目で世間から見られてしまい結果、橋下知事や河村市長や小沢一郎、みんなの党といった霞ヶ関を変える外的要因になりうる者?に人気が集まってしまう。
私自身、前回の参院選で比例はみんなの党の若林アキに入れましたが霞ヶ関バッシングによる財源捻出を実現して欲しいからなんです。
例えば厚労省や社保庁の天下り官僚にスパウザ小田原やグリーンピア等で生じた損害を弁済させれば約10兆円の財源となるし仮に10兆円が既に使い果たされて(!)現在の彼等に弁済出来る資力が無いのだとしてもきちんと彼等が刑務所で罪を償い見せしめとなる事によって将来的に喰い潰される公金の額が減ればそれはそれである程度の財源となる。
みんなの党に入れた人間は(少なくとも私は)そういう事を望んでいるのです。

2010.10.23 22:47 URL | A #AtAD9fD6 [ 編集 ]

先日、文部科学省が「奨学金制度利用について、社会貢献活動を条件付ける」方針を打ち出したそうですね。
無利子とはいえ、いずれは返さねばならない奨学金は(しかもデフレ下では実質負担増となる)、別に国の予算を食い潰すわけでもないのに、こうした余計な条件付けは何のつもりでしょう?
貸した金は返せ、それに加えて徴兵制や下放もどきの余計な「労働」も提供しろというのでしょうか?

生活保護「働ける人は受給期限を」指定都市市長会が要望http://www.asahi.com/politics/update/1020/TKY201010200318.html
これはいわゆる「ワークフェア」的な思想ですね。
社会福祉の進んだ欧州でもこうしたワークフェア思想に対して反発も多いようですが、「自立に向けて最大限の努力を行ったか」などと言うあたり、市長会はより踏み込んだ形でこれを導入させようとしているようです。

最近増加している生活保護は働けるけど怠けて働かないのではなく、働ける場所を探せないからであり、これに公権力が支給を盾に、労働まで強制するとなれば非常に危険な全体主義的社会に走る恐れがあり、しかも「最大限の努力」などという、権力側の恣意的な判断がいくらでも入るやり方には危険がいっぱいです。

自民党的な社会に戻せという気はありませんが、民主党の政権下で、こうした強権的、全体主義的な方針が次々出されてくるとはどういうことでしょうか?
低所得世帯学生や低所得者を、保護の対象から切り捨てようという、恐るべき社会の到来を予感します。
しかも今の日本ではこうした方針が支持されかねないだけに余計に怖い。

2010.10.23 23:07 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]


みなさんこんにちは。
greenstone さんと同じ疑問をぼくも持っています。

--
法人税減税の大合唱が続いている。自分にはどうしても理由が分らない。
--


ぼくが思うにテレビ・新聞で法人税減税の効果について大々的に宣伝しているのは、スポンサーである大企業の意向でしょう。「法人税減税すれば国際競争力がつくぞ!!」と言って法人税減税の流れを作って、なんとか法人税を減税しようとしているだけと思います。
確かに法人税引き下げの声はあるのですが、税金払えてるのは日本企業全体の3割以下です。

--
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/keiki_w1007.html
実効税率の引き下げにより、64.6%の企業が「企業利益の押し上げ」に期待
多くの企業が企業利益の押し上げを期待しているものの、法人税の申告事績で黒字申告割合が3割を下回っている(国税庁)なかでは、実効税率の引き下げを有効なものとするためにも、一刻も早い黒字企業の拡大が必須である。
--


というのが現状だと思います。テレビ見ててもこういう話はぜんぜん出てきませんよね?
法人税減税議論より先に、どうしたら黒字の企業が増えるかの議論が先だと思います。

さらに「みなし外国税額控除」というものがあります。海外で企業経営している人だったら誰でも知っていることとは思います。しかし、ぼくのような普通の勤め人ではこういう制度があることは調べなくてはわかりませんね。

--
法人実効税率のごまかしと法人所得課税
政府税調答申、経団連提言を斬る
http://www.zsk.ne.jp/zeikei552/ronbun.html

(3)なぜそんなに低いのか
2.外国税額控除
外国で払った税金を日本の決算申告時に控除できるという制度、自分が支払っていない税金も控除できてしまう間接外国税額控除やみなし外国税額控除も含まれており、大変不公平な大企業優遇税制です。三菱商事は07年3月期に399億26百万円の減税になっています。
--


この制度のすごいところは自分が支払っていない税金(外国で法人税控除分)も、払ったとみなして控除されることです。

--
日刊こどもニュース
[法人税の減額・節約・割引方法をもっと詳しく! ]
http://news4kids.blog66.fc2.com/blog-entry-115.html
・外国税額控除ってなに?
--


のところに具体例があります。
たしかに「二重課税を避ける」のはわかりますが、企業が海外で払ってもいない税金まで日本政府が出すのはどういうことなのでしょうか?

その他の控除では
・試験研究費税額控除
・受取配当益金不算入
というものあありまして、日本企業の実際の税率は30%程度です。

--
社会保障負担を加えれば、日本は、仏、独より企業負担が低いと、かねてから色々
な人が説明しているにも拘らず、新聞に載るのは各国の法人税率を比較した棒グ
ラフばかりだ。
--


ここでgreenstoneさんが言われている、棒グラフとは控除前の40%くらいの値のことだと思います。控除前の値で比較して、「日本の法人税率は高い!」というのは確かにおかしいと思います。Youtube で

--
橋下知事「法人税40%日本が断トツに高い、蕁麻疹とか凄かったですよ」
http://www.youtube.com/watch?v=Pi2ufYl4rJ8
--


といってみんなを納得させる手口です。

結局、法人税減税は儲かっている企業の、口実にしか過ぎないと思います。ついでに言うと、テレビで「日本の消費税率はヨーロッパと比べて低い」としきりに宣伝しています。簡単に言えば、法人税減税した穴埋めが消費税増税なのでしょう。
前の選挙の時の党首討論会で志位(共)さんが「財界の要求で法人税を40%から25%まで下げると、2007年度のリーマショック前の実績で計算した場合、法人税の引き下げで税収は9兆円穴が開き、消費税を5%上げると新たな財源は11兆円になる」つまり消費税増税は法人税減税の穴埋めだといってました。つまりはそういうことだと思います。

現時点で、日本企業が海外移転する理由をぼくが順番付けするなら

1.円高
2.海外の安い労働力
3.海外市場
4.法人税率

となります。

2010.10.24 09:54 URL | Vitamin-C #lqZcrvkk [ 編集 ]

>Aさん

それはあなたが知らないだけです。
私が受け取る毎月数枚の組合機関誌には、公務員による組合の意見も載りますが、高級官僚の利権や天下りの実態は報告され、批判されています。
なぜか公務員による幹部批判はマスコミは取り上げようとはしませんが。

最近のマスコミの論調で、名古屋リコール問題について「条件を満たさない署名だからといって、民意を踏みにじるのはいかがか?」という意見が目立ちます。

これはおかしいですね。条件を満たさなければ無効扱いは当然。入学試験で名前を書き忘れれば失格にされても仕方ない。
リコールという、他人を失職させる重大な行為だけに厳しい条件が付けられるのは何らおかしいことではありません。
責任は署名を行った代表者にあり、不備を指摘した者が責められる風潮はおかしいと思われます。

2010.10.24 11:02 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

バラマキ 減税 年末調整(源泉徴収)

2010.10.24 14:18 URL | いずみ&村石太マン #QSSb4Nds [ 編集 ]

日記へのコメントですが。
「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」は未読ですが、6月に放映されたNHKスペシャル「密使若泉敬 沖縄返還の『代償』」は見ました。
私は、西山太吉の「沖縄密約―『情報犯罪』と日米同盟」などを読んでいたので若泉敬が当時自民党幹事長だった福田赳夫の推挙を受けいわば確信犯的に密約締結を推進したことを知っていましたが、予備知識を持たずあの番組を見た視聴者であれば彼に感情移入をしてしまったのも無理はないでしょう。あの番組は晩年の若泉に焦点を当てて作られていましたから。
しかし、冷静に考えればある物事に対して権力の側にいた者として重大な責任があることは明白なのに、後に批判側に回ったというだけで過大に評価するというのはおかしなことです。なぜか最初から反権力の側にいて果敢に闘った人よりも英雄視されたりすることも多いようです。一概には言えないとは思いますが、どうも日本人にはこの様な傾向が強いように思えます。戦争責任を曖昧にする論調を生む一因かもしれません。結果として見れば消極的に戦争遂行への賛成を繰り返したに過ぎないとも言える広田弘毅を「悲劇の宰相」と過度に美化することなどが思い浮かびました。
何人かの小沢信者が若泉敬を英雄扱いしているそうですが、かって新自由主義化に積極的に関わったことの責任は一切問うことなく、反権力の英雄と小沢一郎を持ち上げる心情と通じるものを感じます。

池田香代子さんですが、普天間問題が大詰めを迎えた春頃のブログは痛々しいばかりの鳩山擁護のエントリが目立ちましたね。よく「感性だけの人」との批判を目にしますが、本当に「感性だけ」なら許せるのですが、私があきれるのはネット上の俗説みたいなものをあっさりと受け入れてしまう軽薄さです。「自エンド」あたりにいるような一般ブロガーならともかく、護憲派として知られる文化人なのに。「世界がもし100人の村だったら」等の著者であり「ソフィーの世界」や新版「夜と霧」などの翻訳者が…とがっかりさせられています。池田さんによる夜と霧」やケストナーの新訳を読んでみたいと以前は思っていましたが、今ではその気はなくなりました。

2010.10.24 15:23 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

ぽむさん、

> 私は、西山太吉の「沖縄密約―『情報犯罪』と日米同盟」などを読んでいたので若泉敬が当時自民党幹事長だった福田赳夫の推挙を受けいわば確信犯的に密約締結を推進したことを知っていましたが

私も西山元記者が書いた岩波新書を以前読みましたが、確かに福田赳夫の推挙で密約に関わったと書かれてましたよね。

でも、『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』には、福田赳夫のことがほとんど書かれてないんですよ。福田の名前は、確か1回出てきただけで、それも枝葉末節的に、よそよそしい筆致で書かれていたので、あれっと思いました。このあと、西山さんの著作を参照して再確認しようと思っています。

若泉敬は、単に批判する必要があるにとどまらず、著書に書かなかったこともたくさんあると言うことですね。ま、当然のことではありますが。

またまた池田香代子さんを槍玉に挙げた件ですが、ネット検索で結構彼女のブログ記事が引っかかるから、どうしても批判してしまいます。今回も、「若泉敬」でググったら最初のページに池田さんのブログ記事が出てきて、あの感性というより情緒性だけで書かれた感心しない文章を読む羽目になってしまいました。それなりの影響力を持つ人だけに、批判しないわけにはいきません。

2010.10.24 19:14 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

>飛び入りの凡人さん
↑で"あったとしても見えて来ない"と言った通り刑事告発などマスコミが扱わざるを得ない程の大規模な動きは無いという事を言っているのです。
貴方の言う公務員の組合の組合員の中には天下り官僚の元同僚とかだった人達も含まれていると思いますが彼等が人数を揃えて目撃した事を状況証拠としてかため集団訴訟を起こせば書類等の物的証拠が始末されていてもあるいは責任を取らせる事が出来るかもしれないし流石にそこまで大規模な動きとなればマスコミも扱わざるを得なくなると思います。
裏金を作ろうと天下り法人同士でお互いわざと損する様な取引をすれば利益相反取引による商法違反。
裏金を作った事によって年金掛け金などの人から預かった性質のお金を目減りさせれば背任罪。
元は公金の裏金を懐に入れれば横領罪。
裏金を得た事による所得を確定申告時に正直に書くとは思えないので脱税。
裏金作りのためのトンネル会社やペーパー会社とはいえ一応は民間企業である法人に官僚が私利のために便宜をはかれば贈収賄罪。
公務員自身がこれらの罪を刑事告発し天下り官僚に刑務所で罪を償わせるぐらいの事をしないと世間の行政への不信は拭えない気がします。

2010.10.24 22:36 URL | A #AtAD9fD6 [ 編集 ]

Kojitakenさん

>でも、『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』には、福田赳夫のことがほとんど書かれてないんですよ。福田の名前は、確か1回出てきただけで、それも枝葉末節的に、よそよそしい筆致で書かれていたので、あれっと思いました。

そうなんですか。でも、単なる勘ぐりかもしれませんが、これがかえって福田赳夫と若泉敬の関係の深さを示唆しているように思えます。それにこの本が出版された時、福田赳夫はまだ存命でしたよね。
私もさっき、西山太吉の「沖縄密約」を読み返してみたのですが、福田と若泉は「昵懇の仲」だったとありました。

>あの感性というより情緒性だけで書かれた感心しない文章

理性で判断しなければならないことに情緒性を持ち込む甘さに私もいらいらさせられます。

ところで↑で話題になっているTPP(環太平洋パートナーシップ)ですが、この点については小沢派の主張はまっとうだと思います。小沢支持者だったらこんな時こそ「日本の農業を壊滅に追い込む菅政権」と現政権を批判し小沢派に積極的にエールを送ればいいと思うのですが、どうもいわゆるネットの「信者系」の方たちはこの件に関心がないようです。

greenstoneさん

>もし、どうしても法人税の減税をやりたいのなら、地域によって減税率を変えるべきだ。

道州制が実施されたらそれができるようになるでしょう。
しかし、これが道州制の問題点のひとつです。全国一律ではなく地域によって法人税を自由に設定できれば、当然企業は税金の安い地方へ集中します。企業を誘致したい各地域は競争で法人税を下げることになります。経団連が道州制導入を推進している理由がこれでしょう。

2010.10.24 23:57 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

ぽむさん、

>でも、『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』には、福田赳夫のことがほとんど書かれてないんですよ。福田の名前は、確か1回出てきただけで、それも枝葉末節的に、よそよそしい筆致で書かれていたので、あれっと思いました。

恥ずかしい話ですが、この部分を訂正します。

若泉氏自身が、福田赳夫氏に紹介されたことを本の第1章で、「福田赳夫氏を通じての総理要請」という節まで設けてちゃんと書いていました。西山太吉氏も、若泉氏の著書を引用する形で、福田赳夫氏が紹介したルートだと書いていることを確認しました。実は冒頭部分を読んだのは少し前で、第4章以降をほぼ一気読みしたのですが、そのために冒頭部分の記憶が曖昧になっていたようです。少なくとも中盤以降には福田赳夫氏の名前はほとんど出てきませんし、若泉氏が福田赳夫氏と連絡を取り合っていたこともないと思われます。

それより若泉氏の行動で最大の問題点は、若泉氏自身が佐藤首相に、自分の隠密行動を愛知揆一外相にも木村俊夫官房副長官にも伏せてくれ、と頼み込み、佐藤首相もそれを認めたことでした。さらに問題なのは、この交渉でアメリカが日米繊維交渉と沖縄返還をリンクさせる形で日本に圧力をかけたのですが、なんと若泉氏がキッシンジャーと一緒になって佐藤首相に圧力をかけていたことです。

この件では、日本の産業界も議会もマスコミも「アメリカには一歩も妥協するな」と強硬に主張し、旭化成社長の宮崎輝氏らは、佐藤首相訪米時に自らも渡米して、佐藤首相らに圧力をかけるほどでしたが、若泉氏の行動は、まさにアメリカのエージェント以外のなにものでもありませんでした。植草一秀氏に「悪徳ペンタゴンの手先」と評されても仕方ないくらいです。

結局この件で佐藤首相は首脳会談で話し合いながら、(若泉氏が勝手に結んだ)約束を反古にしてニクソン大統領の激しい怒りを買うことになりました。1970年以降、繊維交渉でも若泉氏はキッシンジャーとの裏交渉を続けたようです。しかし、若泉氏は繊維交渉の資料をすべて焼却し、記録を残しませんでした。おそらく、若泉氏は自身の「売国」的な行動を裏付ける資料をたっぷり持っていて、それを公表しないどころか闇に葬って世を去ったに違いありません。

というのは、この件では大平正芳、宮澤喜一といった、当時通産相を務めた日本の政治家も強硬だったのであり、宮澤氏は密約の書面を見せようとするアメリカ側に対して、見るのも拒絶したそうです。

激怒したニクソンは、「1971年10月15日までに政府間協定を結ばないと『対敵取引法』を適用するぞ」と佐藤首相に最後通牒を突きつけ、結局田中角栄新通産相が、米側の要求をのむ代わりに繊維業界の損失を補填するという方針に転換し、10月15日に米側原案に近い形での「日米繊維問題の政府間協定の了解覚書」を仮調印したのでした。

要するに全面的にアメリカの言いなりになって、繊維業界の損失は日本国民の税金で補填するという結末になったわけで、この件でアメリカのエージェントとして動いたのが若泉敬氏なら、最後に手を下したのは田中角栄氏だったわけです。

日米繊維交渉から約20年後、日米構造協議で小沢一郎氏がホイホイとアメリカの要求を簡単にのみ続けたのも、この時の田中角栄氏の決断から、アメリカからの圧力には勝てないと最初から観念していたためなのかと勘繰ってしまうほどです。少なくとも、60年代末の日本は、大平・宮澤氏ら保守政治家も、宮崎輝氏ら産業界も、日本経済新聞や朝日新聞以下マスコミも、みな「アメリカ何する者ぞ」と意気軒昂だったわけで、それは日本の国力が日の出の勢いだったからですね。だから強気に出られたわけで、今、国力が衰えている時期に、自民党の一部政治家が言うような勇ましい態度を示したって、日本が国際的に孤立していくだけではないかと思います。

沖縄問題に戻ると、60年代末の時点で、沖縄に核兵器を配備する戦略的な意味は既に失われていたという結論にアメリカが達していたことを若泉氏は後に知ったと、著書で認めています。若泉氏の著書を読むと、彼の情報源の大半が日米の新聞だったことがわかりますが、日本は高度経済成長をしていて国力はあったのに、情報戦で負けていたから、沖縄返還交渉でも日米繊維交渉でも最終的にアメリカの要求通りになってしまったのではないかと思います。

若泉氏については、特に日米繊維交渉と絡めて(否定的な)再評価がなされるべきだと思う次第です。

2010.10.25 04:52 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

>Aさん

一労働組合がどうしてそこまでしなくてはならないのですか?
労組とは労働者の権利を守るための組織ですよ。悪を告発するためのものではない。それと天下り自体は違法ではない。組合新聞に書かれていることは違法といえるほどのことまではない。高級官僚もあからさまに告発されるようなヘマをさらすわけはありません。道義的にまずいんじゃないか、ということは書いてありますが、それに対し法的措置を講ずるには証拠も必要だし、なにより労組は検察官ではありません。
公務員労組からは高級官僚の天下りを苦々しく思っている感情は強く伝わりますが、それらは批判する以上のことはできない。

民間企業でも同じですが、上層部の腐敗を追及するには限界がある。さしたる力も持たない末端構成員にそれを要求し、できなければ不信とバッシングの対象とするとは、結局あなたは叩きたいだけではないですか?

労組ができることとできないことの判別くらいつけてください。

2010.10.25 19:41 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

Kojitekenさん。
丁寧なレスありがとうございます。じっくりと拝読しました。

当然ながら先日のNHKスペシャルでは、若泉氏最大のダークサイドと言える繊維交渉の件は全くふれられていませんでした。
しかし、沖縄返還の「代償」と言われる日米繊維交渉でも密使として活躍したのが、若泉氏と高瀬保氏だったことはよく知られています。当時、駐米公使としてこの件に取り組んでいた吉野文六・元外務省アメリカ局長は2003年に刊行した「オーラルヒストリー」の中で彼らを「忍者」と言っているくらいです。この件でキッシンジャーが裏交渉を取り仕切ったらしいというのは知っていましたが、若泉氏がそのキッシンジャーと一緒になって佐藤首相に圧力をかけていたとは…。単なる「密使」で終わる気はない相当な野心家だったのではと邪推したくもなります。
そして、結局アメリカの要求をのむ形でこの問題に決着をつけたのが当時(71年)通産大臣に就任した田中角栄だったというわけですね。

>日米繊維交渉から約20年後、日米構造協議で小沢一郎氏がホイホイとアメリカの要求を簡単にのみ続けたのも、この時の田中角栄氏の決断から、アメリカからの圧力には勝てないと最初から観念していたためなのかと勘繰ってしまうほどです。

話はずれますが、小沢信者さんたちの言うことでいちばん不思議なのが「小沢さんならアメリカにモノ言える」ということ。何を根拠に言っているのかさっぱりわかりません。

>若泉氏については、特に日米繊維交渉と絡めて(否定的な)再評価がなされるべきだと思う次第です。

そうですね。ただ、自分で読まずに批判もできないので「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」を先ほどアマゾンで購入しました。最近、まとまった時間がなかなか取れないので読破するのに時間がかかりそうですが、トライしてみましょう。

2010.10.26 02:33 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]

飛び入りの凡人さんへ
>結局あなたは叩きたいだけではないですか?
官民問わず不祥事を起こした団体は叩かれて当たり前なのではないですか?民間の会社員だって「不正をしたのは重役達だけなんだから自分達まで悪く見るな」と言っても通らないのではないですか?

>上層部の腐敗を追求するのには限界がある
それを言ったミートホープ社員がその後どうなったかという事を考えれば不正を目撃しても失職を恐れて見て見ぬふりをした代償をたまには公務員も支払う事になっても良いのではないですか?そういう見せしめによって喰い潰される公金の額が大幅減になるぐらいの事が起きないと河村市長の様な人間ですらマシと感じるほどまでに失墜した世間からの信用を取り戻すのは難しいのではないですか?

2010.10.26 18:15 URL | A #AtAD9fD6 [ 編集 ]

>Aさん

>不祥事を起こした団体は叩かれて当たり前なのではないですか?

そうですよ。そんなことに反対なんかしてません。もちろん批判するにも節度は必要ですがね。
私はあくまでも、「不正の告発を、証拠も持てない組織や個人に過大なまでに要求する」ことを無理難題と言ってるんです。
ましてや不正の責任は第一義的には当事者にある。それをあなたは公務員なり社員なりの中の末端である弱者の義務にすりかえているんですよ。こんな無茶な話はないでしょう。

>喰い潰される公金の額が大幅減になるぐらいの事が起きないと河村市長の様な人間ですらマシと感じるほどまでに失墜した世間からの信用を取り戻すのは難しいのではないですか

私の意見はあなたとは違うのです。私はそういう風潮そのものを批判しています。
天下りをなくすことと、公的社会整備を充実させることとは別に考えるべきだ、私は以前からこう言っています。
あなたの言う思考は確かに現在日本に存在するでしょう。これを煽っているのはマスコミです。だから私はマスコミを批判しますし、簡単にこんな言説に乗る国民をも批判してるのです。

あと「上層部の腐敗一掃」だとか「無駄の根絶」などというのは、官民問わず永遠の課題です。
改善してもさらに上の要求が出てきます。さらに上を目指すことは大事ですが、これを言い訳にして「だから増税は反対」だとか「小さな政府がいい」などというのは大局的なものの見方ができていないとしか言いようがありません。

2010.10.26 22:39 URL | 飛び入りの凡人 #mQop/nM. [ 編集 ]

遅いレスですみません。

>先日、文部科学省が「奨学金制度利用について、社会貢献活動を条件付ける」方針を打ち出したそうですね。<

読売の記事ではそのような意味に取れますが、別の(共同通信の)記事ではちょっと違うような…。
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092401001024.html
「審査基準にボランティア“経験”を加味する」のであって、「金貸すからボランティアしろ」とは違う意味に読めます。

こちら↓を参照していただければと。
http://d.hatena.ne.jp/tonmanaangler/20101022

2010.11.02 04:08 URL | kiriko #- [ 編集 ]

主の小沢氏たたきがさらにエスカレートしてますが、新自由主義者は前原氏・仙石氏であり、小沢氏は違う方法だったはずです。

2010.11.16 10:09 URL | 炬燵熊猫 #6sKKLMP2 [ 編集 ]













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