きまぐれな日々

よほど昨今の閉塞感は危機的なのかもしれないと思う。

何がって、どんどんポピュリズム的な言論が支持者を増やしてきている現実だ。

一昨年の大阪府知事選直前、大阪府民はみんな冷静で、橋下徹を支持する人などほとんどいないと伝えてきた人がいたが、現状は広く知られている通り。前記発言の主は、橋下徹こそ支持してないものの、小沢信者と化した。

河村たかしが旗を振った名古屋市議会のリコールに向けての署名運動にしても、名古屋から「署名が集まるはずなんてない」との声がずいぶん聞こえてきたが、河村らは必要数の署名を集めてしまった。

その河村たかしが、昨日(14日)の朝日新聞紙面に登場していた。同紙には、「衆院予算委が開かれた13日、朝日新聞記者と一緒に国会記者会館でテレビ観戦し、自民党の質問と菅直人首相の答弁を批評してもらった。(聞き手・渡辺哲哉)」と書かれている。

「テレビ観戦」とは昔のプロ野球、いやプロレス番組みたいだな、と思ったのはさておき、朝日新聞(東京本社14版)の紙面には、「首相、経済学わかってない」との見出しがつけられている。該当部分を下記に引用する。

 河村氏の目玉政策は、市民税減税だ。河村氏は民主党で菅グループの事務局長を務めていたことがあるが、菅首相がデフレ脱却について「国債でお金を借りて何か使うか、税収で何か使うか」と答弁したとたん、すぐにかみついた。

 「減税っていう道があるの。悪口言いたくないけど、経済学、わかってないですよ。入りが少なくなれば、役所はムダを削るよう精一杯努力する。菅さん、昔から脱官僚って言ってるけど、官僚が一番おいしいのは税なの。増税したら脱官僚にならんじゃない」

(2010年10月14日付朝日新聞4面より)


河村の言う「経済学」とはいったい何なのか、門外漢からは「神学論争」をしているようにしか見えない「経済学」とは本当に学問といえるのだろうかと言いたくなるが、記事の末尾に、河村が小沢一郎と会う約束があるからと言って去って行ったという記述を見るにつけ、過去に河村を「グループの事務局長」にしたという菅直人ともども、現在河村に接近している小沢一郎とは何者なのかという疑問が頭を離れない。私には、菅直人も小沢一郎も五十歩百歩の大衆迎合政治家にしか見えない。

また、菅や小沢と比較しても、さらに小粒な政治家たちとしか思えない松下政経塾出身の政治家たちは、同塾で「無税国家」の理念をたたき込まれているとのことだ。前東京都杉並区長の山田宏は、現実に杉並区で「無税国家」に向けての実験を行っていた。山田は、毎年一定の予算額を積み立てし、その利子で区民税を削減した上で、最終的(といっても何十年も先)には区民税をなくすという壮大な計画を実行に移していたが、幸い現区長はこれを反故にした。しかし、今度は名古屋市が馬鹿げた実験に舵を切ろうとしている。

当ブログの河村たかし批判エントリは、環境・エネルギー政策を取り上げた記事ほど酷くはないが、かなりの不人気だ。しかも、環境・エネルギー問題の場合、読者の反感を買うまでには至っていないが、河村批判記事は反感も買っているのではないかと思う。ブログ主は公務員を信用しすぎだと思っている読者は多くおられることだろう。

「官から民へ」(私はこれを「公から私へ」と言い換えるべきだと思う)や「小さな政府」の幻想は、それほどまでにも根強いのだろう。一部高級官僚の度外れた悪行が反感を買うのは当然だと思うが、それが一般の公務員にまで適用されるのは理にかなっていない。

いったい民間企業では、企業経営層による理不尽な不正義は行われていないのだろうか。そんなことはあるまい。民間企業の中でも、電力会社やガス会社などのインフラ系企業は、他の製造業と比較して、世界金融危機以降の賃金低下が極めて少ないが、人々の怒りが電力会社に向いているという話はほとんど聞かない。現実に経団連や電力総連を通して自民党や民主党に圧力をかけ、日本の「グリーンニューディール政策」推進を妨害しているのは電力会社なのだが、そんなことを指摘する人間はごく少数派である。

さて、当エントリの後半は唐突なようだが陰謀論批判である。「公から私へ」「小さな政府」論者と陰謀論者がかなりの重なりを見せるように私は思う。これを書きながら私が念頭に置いているのは、前回の記事でも取り上げた副島隆彦や中田安彦である。「ティーパーティー」、「片山さつき」、「副島一派」をキーワードにした前回エントリは、ストレートに河村たかしを批判したエントリと比較してもさらに不人気だったが、小室直樹の弟子を自称する副島隆彦の妄言には目に余るものがある。

直近の例でいうと、私は「小沢信者」の一人が、小沢一郎に「起訴相当」の議決を出した検察委員会のメンバー11人は統一協会のメンバーだったという陰謀論を根拠も示さずに垂れ流していたことを発見したが、言い出しっぺは誰か、ネット検索で調べてみると、案の定副島隆彦だった。副島は、自身が運営する「気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板」に自ら投稿した102番の記事「私たちの小沢一郎と小沢派国民2千万人の反撃がこれから始まる。」に、下記のように書いた。

 この吉田繁實(引用者註:検察審査会で審査補助員を務めた弁護士)や、検察審査会員に選ばれた者たちは、統一教会という恐ろしい宗教政治団体のメンバーだろう。そして、この統一教会が検察庁や警察庁の幹部たちの中にまでたくさん潜り込んでいる。英語名では、Moonist  (ムーニスト)という。現職のアメリカの国務省の国務次官補のひとりまでいる、潜り込んでいるおそろしい集団である。 あの日本で言えば「(拓大(たくだい)右翼、国士舘(こくしかん)右翼の元締め」のようであるディック・チェーニー副大統領(当時)が、「なに。アベ(安倍晋三首相のこと)は、ムーニストか。だったら、オレはイヤだから、会わない」と、この男でさえ、避けたのだ。そういう連中だ。


なんと副島隆彦は審査補助員と検察審査員を、何の根拠もなく統一協会のメンバーと決めつけている。安倍晋三の悪口を書いて左派のご機嫌を取っているが、安倍晋三とて統一協会系の大会に祝電を送るなど、統一協会との関係が取り沙汰される人間ではあるが(安倍の統一協会への祝電事件は、当ブログ開設直後の主要なテーマでもあった)、安倍晋三とて統一協会のメンバーではあるまい。単に祖父の岸信介から韓国関係の利権を引き継いだだけだろう。

ましてや勝手に検察審査員を統一協会のメンバーと決めつけるなど言語道断である。当ブログで「副島隆彦」を検索語にしてブログ内検索をかけていただければわかるが、当ブログが副島隆彦に言及したエントリは、当エントリで8件目で、いずれも今年(2010年)の記事だが、過去副島隆彦など眼中になかった私の視界に副島が入ってきたのは、いうまでもなく植草一秀と共著を出版したことによる。副島は、中川昭一の「もうろう会見」や過度の飲酒癖がたたったと思われる急死についても陰謀論を展開するような輩であり、当ブログで副島の言説を肯定的に取り上げたことは、もちろん一度もない。

これまで当ブログは植草一秀を陰謀論者の代名詞のように書いてきたが、ブログ開設から副島との共著を出すまでの間は、植草が陰謀論を展開したことによって得た金はほとんどなかったはずだ。しかし副島は違う。ずっと前から陰謀論で飯を食ってきた人間である。そんな副島に、ブログを書くことによって一銭の対価も得ていない人間が迎合する筋合いなど何もない。だから私は、いくら不人気でも副島の陰謀論を徹底的に叩き続ける。

ところが、そんな副島隆彦の陰謀論の火に油を注ぐ政治家がいる。田中康夫である。

私は、2007年の東京都知事選で、石原慎太郎を倒すべく田中康夫の立候補を期待していた人間だが、石原に勝てると露ほども考えていなかったであろう田中は、立候補するどころか極右の櫻井よしことテレビ番組(テレビ朝日の『サンデープロジェクト』)で石原慎太郎のみならず、対立候補の浅野史郎氏を揶揄する雑談を繰り広げていたのに私は激怒し、それ以来、田中に評価すべき点「も」あることは認めながら、田中に対してネガティブになった。当ブログの2007年6月6日付記事は、「反 『新党日本』 宣言 ? 『田中康夫』 『有田芳生』 を落選させよう!」と題している。この記事は、現在ではほとんど参照されないが(実際たいした記事でもないが)、公開当時にはかなりのアクセスを集めた。

残念ながら現在では田中康夫も有田ヨシフも国会議員になってしまった。田中の盟友・有田芳生は、統一協会ウォッチャーとのことだが、安倍晋三の祝電事件当時、週刊誌に登場しては安倍晋三を弁護し、懸命に火消しをしていたいかがわしい人物である。田中自身も、統一協会と関係があるとされる民主党参院議員の室井邦彦と親密であり、この件についてはかつて私自身が「だからといって田中康夫自身が統一協会と関係があるとはいえない」と田中を弁護して批判を浴びたことがあるが、田中自身にも胡散くささはある。

さらに田中康夫は、「国籍法」改正に反対し、平沼赳夫や城内実と共同歩調をとった。最近では田中は外国人参政権や選択的夫婦別姓にも反対しているのではないかとの情報もあるが、真偽は確認できていない。2005年に田中が小林興起らと「新党日本」を結成した時、私は「田中ってこんな右翼だったのか」と思ったものだが、田中は年々右傾化の度合いを強めているように見える。ちなみに小林興起も浪人時代にリチャード・コシミズを頼ったこともある陰謀論体質の政治家だ。

以上延々と田中康夫の悪口を書いたが、その田中康夫が最近垂れ流したのが、「検察審査員の平均年齢が30.9歳だったことは、統計学という『科学』を超越した、長寿国家ニッポンらしからぬ摩訶不思議な年齢構成比だ」という陰謀論である。田中はこれを『日刊ゲンダイ』という小沢信者御用達のイエローペーパーに発表したが、ネットでも参照できる(下記URL)。
http://news.livedoor.com/article/detail/5056359/

田中はここで「平均年齢出現の確率は100万分の7」という、週刊誌が書いた記事を盲信したものと思われるが、この計算は70歳以上の人は検察審査員を辞退できることを無視しているなど、信用できる推定とはいえず、仮に70歳以上を除外すれば確率は0.1%、つまり勝率5割のプロ野球・ヤクルトスワローズが10連勝する程度の確率になるらしい。今年、ヤクルトが10連勝を記録していることを覚えておられるプロ野球ファンの方もおられるだろう。

さらに、検察審査員の平均年齢は実は33.91歳だったという訂正が後になされており、その場合さらにありふれた事象となる。この時になされた説明も、算術計算で辻褄が合わないらしいが、お役所が審査員の平均年齢を低く発表して得られるメリットは何もない。お役所の仕事があまりにずさんで、何重ものミスを犯したとしか考えられない。

田中康夫自身ではないが、この件に関して若者に対する差別的言辞を弄した小沢信者もいた。彼らの正体を露呈したというべきだろう。

さすがに田中はそこまで酷くはないが、それでも「審査員は護られ、裁判員は晒される」というタイトル自体が問題含みだ。田中が「審査員同様、裁判員も守れ」と言いたいのなら、私は反対しない。しかし、田中の文章からそのような含意を読み取ることはできない。田中は、「裁判員同様、審査員も晒せ」と言っていると解釈するのが自然だ。

副島隆彦が「検察審査委員の11人は統一協会のメンバーだ」などというデマをばらまく現状で、審査員の実名を晒したりしたらどうなるか。彼らの社会生活は支障を来すだろう。審査員を提訴せよ、などと息巻く小沢信者もいるし、最悪狂信的な小沢信者に暗殺されかねない。

どう控えめに評価したところで、田中康夫は副島隆彦らの陰謀論の火に油を注ぐ軽佻浮薄な文章を書いたと言わざるを得ないだろう。恣意的に若者を選んだという印象を読者に与える田中の文章自体が、陰謀論以外のなにものでもないと当ブログは主張する。

とにかく私は、副島隆彦や田中康夫が垂れ流す陰謀論に心底怒っている。こんなものに影響されては日本はますますダメになる一方だ。


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鳩山由紀夫が不起訴相当になったとき、検察審査会に対して何か疑いをかけた人はいたのでしょうか。
不起訴相当、としながらも、議決文の中では鳩山氏の言い分に疑問の声も出たことなどが付言されてたんですけどね。

ソエジーは相変わらずですが、田中康夫が何であんなになるんだろう。田中康夫が以前から政治家・小沢一郎を高く評価する発言をしていたのは覚えているので、そのせいで、小沢一郎に対しては贔屓目になってしまうということなんでしょうか。

2010.10.15 11:44 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]

一般庶民からみれば、暗殺されるのは小沢氏、副島の方ではないかと強く感じますが、立会い演説でも見ながら、ひやひやしていました。副島氏など一番危ない気がします。

2010.10.15 14:05 URL | azami #- [ 編集 ]

今日の国会中継を見ましたが、裁判員の選定については恣意的ではないにしてもシステムに何らかの欠陥等がありそうですね。
私はそのように感じました。

2010.10.15 14:32 URL | SB #- [ 編集 ]

根拠のない陰謀論者のソエジー、ヤッピーの主張には笑うしかないですね。

ただ、最終的な11人の平均年齢が34.55歳となったとのことです(14日付読売新聞)
これはそれほど不自然ではない平均年齢ですが、ここで少し奇妙なのは
1回目の検察審査会の平均年齢が4月時点で34.27歳(産経新聞)で、2回目と極めて近い年齢だということです。
というより1回目と2回目でメンバー換えせず4月→9月で3人誕生日を迎えればこの年齢になるなあ

2010.10.15 15:09 URL | 東郷ビール #p2JBwNPM [ 編集 ]

日本の政治が明治維新以来皇国カルトを司法に利用した中世陰謀政治であることは世界の常識でしょうに。
現在、中央政府官僚やマスゴミによる政治陰謀の存在を指摘するとあなたは怒るわけですが、そもそも何のためにどこの国でも普通に起こる常識的陰謀論にわざわざ怒ってみせるのですか?
その特定の個人に対する個人的怒りの表明は、全体的に見るといまのところ、司法の独立を内部から棄損して国民をあざ笑いながら行われているカルトの政治活動を容認するためにしかなっていないですね。

2010.10.15 18:46 URL | 通りがけ #- [ 編集 ]

管理人より

ずっと以前からの読者の方はご存知だと思いますが、コメント欄の名前を名乗る時、「名無し」(「名なし」「七紙」「七誌」なども含む)や「通りすがり」「通りがかり」「通りがけ」などの、不特定の人間を意味する言葉は使わないでください。このコメント自体は、投稿するために一時的に禁止ワードから外していますが、このあとすぐにこれらの言葉を「禁止ワード」として再登録します(「通りがけ」は従来禁止ワードにはしていませんでしたが、禁止ワードに加えます)。今後、名前欄以外でもこれらの言葉を使ったコメントは受けつけません。ご了承願います。

2010.10.15 19:40 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

ぼくが得た情報は以下のものです。その一部を転載します。
ぼく自身もこの件には不自然なものを感じています。

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小沢一郎が検察審査会を「ブラックボックス」という理由
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2010/10/post-e82b.html

まず疑問に思うのは、今年4月に出た1回目の「起訴相当」の議決は、11人の検査審査員全員「起訴相当」だったという事実。いくらこの間の大手マスコミの報道が効いているとはいえ、小沢氏の事件はプロの東京地検特捜部が本気で立件を目指しながら頓挫した案件だ。それが「起訴相当」は8名以上の賛成で成り立つが、いくら何でも無作為に選ばれた検察審査員11人全員とも「クロ裁定」なんてことがあり得るのだろうか? さらに先日出た2度目の「起訴相当」は8名以上だったとしか賛成数は明らかになっていないが、気になるのはその11名の平均年齢が30・9歳という事実。無作為に成人から選べば、平均年齢は50歳近くになるのではないか? 万一、偶然そうなったとしても、若者=洗脳に弱いということで、小沢氏に不利な人選結果となったことは否めないはずだ。こうした確率的に不可解と思わずにいられない事実が1つならともかく、複数重なると、これは偶然とは思えなくなって来ざるを得ない。その疑念をさらに深くするのが、「検察審査協会」という任意団体の存在だ。

2010.10.15 20:28 URL | Vitamin-C #lqZcrvkk [ 編集 ]

Vitamin-Cさん、

> 若者=洗脳に弱い

という山岡俊介氏の意見に、私は同意しません。より洗脳に弱いのは、思考が硬直化してきた中年以上の人たちだと思います。

それと、azamiさんと仰る方が、

> 一般庶民からみれば、暗殺されるのは小沢氏、副島の方ではないかと強く感じます

と書いていますが、見知らぬ「検察審査員」を何の根拠もなく「統一協会のメンバー」と決めつけるような、病的な感性を持った「一般庶民」に、私は遭遇したことはありません。

新興宗教の信者に、そのような思考様式を持つ人が多いことはよく知っていますが...

2010.10.15 20:40 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

 またたまブログ主さんの「孤軍奮闘」の健筆ぶりが痛々しいですね。
 副島批判は同意ですが、その返す刀で田中康夫を「陰謀論」と斬ってみたり…
 検察審査会は、その杜撰な議決文を当然のことながら小沢弁護団に告訴されましたが、それ以外にも、審議時間が1週間ほどだけだったとか、会議録を見せないとか、そのくせ平均年齢だけは発表してそれを2転3転させてみたりとか、つっこみどころ満載なんですが。
 それをむやみに弁護するのは日共と同様、過去に百万遍正論を吐いていたとしても、「九仞(キュウジン)の功を一簣に虧(カ)く」の類になりかねませんよ。

2010.10.15 21:23 URL | cube #- [ 編集 ]

cubeさん、

植草一秀が副島隆彦と共著を出し、植草が自ブログでしきりにそれを宣伝している件についてのご見解をお聞かせ願えませんか?

2010.10.15 21:29 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]

 共著を出したり、相手のブログ先を自分のところに貼り付けてみたりするぐらい、どうということはないでしょう。
 ま、共通項は多い、ぐらいのご認識で。
 植草は、卑見でも副島の?な部分には決して乗ってきませんよ。あえて異論までは言いませんが。その対談本の共著でも、もう手元にないので確認しませんが、たしか中川昭一を擁護したりする部分はほとんど植草の発言はなかったですね。副島の方も遠慮しているのか、西川前郵政社長を「愛国者」などと、ネットか他の本で書いていた奇説は出していませんでしたし。
 ブログ主さんのような言論人として「完全在野」に徹する覚悟は植草氏にはないでしょうから、多少の「いい顔」とか「知らんぷり」ぐらいは許してやりましょうよ。特に政治評論というのはそれ自体が「政治活動」なのだから。
 それと、私がブログ主さんに申し上げたいのは、反新自由主義というのはあくまで、政策レベルの問題ということです。一方検察や検察審査会について「小沢信者」が問題にしていることは、法治国家、民主国家の根幹に関わる問題だということです。それをお忘れなく。

2010.10.15 23:42 URL | cube #- [ 編集 ]

まぁ、統一心霊協会はわが国の支配層の隅々まで浸透していますからね。
現実は福島さんの陰謀論どころじゃないですよ。

大学時代、大学への統一教会の浸透と彼らのさまざまな犯罪行為や陰謀と数々を見聞きしました。
また、統一心霊協会のダミー団体とのいたちごっこも仕事で経験していますので、彼らが検察審査員を乗っ取っていたのとしても何も不思議ではないですね。
彼らは、そういうことを考えたりやったりする連中ですよ。

でも、私は今のところ福島さんには反対です。
むしろ、検察審査会が審査をやってないことの方を疑ってます。

わが国の裁判所がまともに機能しているなら、起訴したって無罪判決しか出るはずがないので、あまり心配していません。
でも、審査会どころか裁判官がカルトの影響下にあると言うことは、今の日本だとありえます。
大学時代にさかのぼって身元を洗わないと、誰も信用できませんね。

2010.10.15 23:55 URL | そにく #- [ 編集 ]

10%の恒久減税案は、新自由主義的な香りがするので人気がないようですが、私は議員報酬の半減案の方に恐れを抱いています。
今も昔も日本では住民は市政にあまり関心を寄せてこなかった。その結果、市議が住民の意見を市政に反映しなくなり、透明性を失ったので今日の状況が生まれたものと思います。米国では自治体に矛先は向けられていません。市政が攻撃の対象となっているのは日本独特の事情があるからだと思います。

しかし、市議会に対する反発から市議の報酬を半減すると、これまで以上に、市議は特別の階層からしか選ばれなくなり、それは大変危険な状況を産む可能性があります。
恒久減税法が成立しても、世論の反対がおきれば、いつでも市議会の議決により廃止できます。これが民主政治です。しかし、市議会の構成員が特定の集団・階層からしか選ばれないと、それすらできなくなります。民主政治の過程が機能しなくなってしまうのです。
今の市議の年収レベルであってもリスクの高い職業である市議に立候補できる人は特別の人です。しかし、これが年収800万しかもらえないとなると、現状の選挙制度の下では、コストをカバーすることが困難で、パトロンとなるような人(企業/団体)がいないと立候補できず、事実上市民政治家が立候補できなくなります。自治体のレベルで市民政治家が生まれないとなると、地方自治制度の意義の一つが失われます。

悪法ができることは、民主政の下ではそれほど怖くない。表現の自由が機能していれば、回復が可能です。しかし特定の人々しか立候補できないとなると、民主政の過程そのものが損傷されるので、自律回復機能がうまく働かなくなります。
簡単に言えば、議員報酬半減の下で当選した議員は、その制度が有利なので、制度改正に抵抗するでしょう。すると、この制度が続くことになり、ずっと特定の階層から議員が選出され続け、自分たちに不利な条例は制定されません。
民主性の過程が傷つけられ、民意が反映しにくいシステムとなってしまう可能性があるのです。

名古屋市議の皆さんは懺悔して、開かれた透明性のある市政の実現を誓ってください。
そして、正攻法で、言論の力で、健全な民主政を実現して欲しいと思います。

2010.10.16 08:31 URL | greenstone #- [ 編集 ]

 参院の委員会で小野議員と議論していた戦後苦、ホントにバカっすねぇ~~。官僚恫喝して。これで北海道衆院補選ので民主の敗北は決定的となった・・・(@@)

2010.10.16 19:00 URL | ‘内管領’戦後苦の春は短い #- [ 編集 ]

kojitakenさん、皆さん、こんばんは。
 
nesskoさんが
>田中康夫が以前から政治家・小沢一郎を高く評価する発言をしていたのは覚えている

と仰ってますが、私が初めて見た小沢一郎を大絶賛する人物が、田中康夫でした。小沢一郎の国連主義を非常に高く買っていましたが、「何もここまで」というくらいに、自分の母親まで動員して(母親も小沢贔屓だったらしい)誉めてました。もう10数年前のことです。

cubeさんのご発言が気になったもので、コメント投稿させていただきます。

>植草は、卑見でも副島の?な部分には決して乗ってきませんよ。あえて異論までは言いませんが。

「副島の?な部分には決して乗って」いかない、というのはcubeさんの読後感ですね。でもそんなことは大半の読者には伝わらないと考えるのが当然で、植草氏にもし異なる考えがあるのなら、それを述べるのが著者の責任ではないですか。そうでないと、読者には相手の発言を容認したととられる可能性が大いにありますね。最近、対談本といえば、ほぼすべて褒めあい、馴れ合いで、大体、cubeさんがここで話されているとおりの進行のように思えます。これでは議論の面白み、深まりともに期待できないでしょう。

>ブログ主さんのような言論人として「完全在野」に徹する覚悟は植草氏にはないでしょうから、多少の「いい顔」とか「知らんぷり」ぐらいは許してやりましょうよ。特に政治評論というのはそれ自体が「政治活動」なのだから。

この考え方は妙ではありませんか。日常的な付き合いなら多少の「いい顔」とか「知らんぷり」は誰でもやっていることだし、それでも結構でしょうが、植草氏が世間に知られ、こうして話題になるのはブログなどで政治評論をしているからでしょう。ずいぶん、人の批判もしているのですから、それなら、こういう場所でこそ責任をもった言動をとってもらわなければ困ります。まして、著書など出せば影響力が増すわけですからなおさらでしょう。Cubeさんも、「言論人として「完全在野」に徹する覚悟」のない人物の「いい顔」とか「知らんぷり」を許してやりましょうよ、などと他人に言ってもいいと考えること自体どうかと思いますが。

2010.10.16 20:18 URL | 横板に雨垂れ #- [ 編集 ]

greenstoneさん

>今も昔も日本では住民は市政にあまり関心を寄せてこなかった。その結果、市議が住民の意見を市政に反映しなくなり、透明性を失ったので今日の状況が生まれたものと思います。米国では自治体に矛先は向けられていません。市政が攻撃の対象となっているのは日本独特の事情があるからだと思います。

従来から議会を監視している「市民オンブズマン」等の市民団体の活動なんて、市長を支持する住民の多くはこれまでスルー(場合によっては嫌悪?)してましたしね。
(一方、こういった団体は今回の「リコール騒ぎ」を静観してたようです。)

自治体の活動は自分たちの生活に直にかかわってくるものだからこそ、支えたり、監視しなければならないのに、それを上から破壊するような声のでかい「モンスター首長」を選び、支持してしまうなんて、、、
日本は本当に「草の根」が育たないですね。

2010.10.16 20:50 URL | ウサギの耳アカ #- [ 編集 ]

「横板に雨垂れ」さん

 対談本は対談本、中には政治的立場がまったく立場の違う者同士が対談本を出したり、そこまでいかなくとも雑誌やネット、その他メディアで対談したりすることはよくあること。
 その際、いちいち相手の揚げ足をとるような意見は載せません。それでは到底本にならないでしょう(そういう、遠慮ないバトルを売り物にする場合は別として)。
 また、議員は自分の投票で右顧左眄していたら話にならないが、それでもある程度は党議拘束などで仲間に合わせないと、現実的な力にならない。
 言論人だって同じです。理想としては侃々諤々とやるべきでしょうが、「仲良しグループ」をつくって遠慮しあっていても、それほど気にする必要はないでしょう。それが人間社会の常ですから。
 我々読者は、彼の意見を読んで、その傾向と要点、結論を読み取り、中には誤解や無知、遠慮で言わない部分も見えるだろう、しかし、他にない価値のある部分をくみ取ればいいのです。
 ただし、嘘や理不尽、付和雷同があまりに多ければ根本的に信頼をなくし読む気が失せる。そんなものです。
 それから言論の「正確さ」「首尾一貫性」も大切ですが、彼の言論の「よってもたらされるだろう結論、結果」はもっと重要です。日共の穀田が、政治倫理審査会はを「論外だ。密室でやることが基本で、議事録も出されず、傍聴も許されない。うそをついても罰せられない」と批判して小沢の証人喚問を要求しているというのは、この政治倫理審査会への評価だけに限れば「正しい」としても、失笑と憐憫を禁じ得ないというところでしょうね。

2010.10.16 21:55 URL | cube #- [ 編集 ]

例の田母神一派の東京中国大使館へのデモに刺激されたという中国国内の大規模なデモで、中国へ進出した日本企業に被害が出始めているみたいですね。
これで得をするのは誰なのか考えない馬鹿が日本と中国にまたがってお互いに足の引っ張り合いを演じている滑稽な様です。

太子党派に足元を脅かされる現中国政権は、これでますます厳しいかじ取りを余儀なくされるでしょう。
結局欧米からの批判をかわす為に人民元の大幅切り上げを余儀なくされるのではないかな。
そうなれば進出した日本企業も多大な影響を被ることになる。

また日本側も菅内閣が追いつめられて政権が崩壊すれば、次は親米派の前原政権という流れになるのでしょうね。
何も知らない国民は、若くて見栄えのいい前原に、マスコミの囃したてもあって熱狂するのかもしれないな。
しかし前原政権はアメリカべったりですから、中国の脅威から日本を守るためと称して巨額の米国債を引き受けさせられるでしょうね。
どうせいずれは紙切れ同然になる米国債を大量に引き受けて、しかも思いやり予算は増額させられる。
その結果日本はますます窮乏し、高齢化社会で街のあちこちにホームレスがあふれる悲惨な事態に陥ることになるのでしょう。

と三段論法的な飛躍した考えを述べましたが、でも当たらずとも遠からずだと思います。
そうそう小沢さんの証人喚問とやらですが、共産党まで求めているそうですね。
共産党もすっかり世の中の流れに迎合するようになりましたか(笑)。
まともに考えれば小沢さんの政治とカネの問題など、ただの小沢外しのペテン以外の何物でもない事は明白なのにね。
私の友人が知り合いの大学法学部の教授らに小沢さんの政治とカネの問題について意見を求めたところ、殆ど一笑に付されたそうです。
まああんなインチキで有罪無罪もあったものではないですからね。

だからといっては何ですが、マスコミ報道ににまともな法学者のコメントはまったく載っていませんよね。
そりゃあそうです、マスコミに都合のよいコメントなど出せる法学研究者などいるわけがないですから。
でもいつまでも国内向けとはいえペテンをおおっぴらに吹聴しまくっていると、欧米先進国から日本は本当に法治国家なのかと疑問を呈されるのではないかな。
検察の暴走といい、マスコミの大政翼賛会ブリといい、日本も来るべきところまで来ている感がありますね。

2010.10.17 00:39 URL | 風太 #seTEoywg [ 編集 ]

>私の友人が知り合いの大学法学部の教授らに小沢さんの政治とカネの問題について意見を求めたところ、殆ど一笑に付されたそうです。

>そりゃあそうです、マスコミに都合のよいコメントなど出せる法学研究者などいるわけがないですから。

なわけないでしょう。強制起訴決議が出た翌日の朝刊をごらんください。どこの大学の誰です?その教授たちって。

マスコミにとっての都合はともかく、強制起訴に批判的でない法学者、政治学者の意見はいくらでも紹介されています。批判的なのは一部のジャーナリズム。それはそれで、結構なことでしょう。ともかく、法律学者が一様に批判的であるかのような言辞は事実に反すると思います。

たとえば刑事法の専門家であれば、強制起訴権が付与されること自体に批判的であればともかく、そうでなければ今回の審査会の決議だけに批判的なことを言っている人は多くない。

一方、批判者の声が封殺されているどころか、専門家でも、上脇、郷原といった批判派の声は一部マスコミに十分取り上げられているというべきでしょう。

とにかく、一時代を築いた政治家が、奇矯で狂信的な支持者に囲まれながら、どんどん影響力を失っていくというのは寂しいものがあります。幹事長を辞めた時点で第一線を退くのが、一番本人のためであったように思われます。

2010.10.17 02:41 URL | こころ #- [ 編集 ]

風太さんへ
私は前原は小型の「小泉純一郎」だと思っています。
小泉純一郎>前原>枝野という感じですかね?

あと「日本の若者」だけがマスコミに感化されやすいのではなく「日本人」自体が「マスコミ」に騙されやすのです。 ちょっとした著名人・有名人がテレビで「もっともそうな」ことを言うと皆それを信じてしまう。年齢はあまり関係有りません。
 ネット社会に生きている人間はインターネットという情報ツールで情報を検索していますが、テレビだけしか情報源がない多くの国民は常にそちらに誘導されてしまう。
 「マスコミ」を動かせば「国民」は簡単に動くのです。 その事に気づいたのが「小泉」でした。 そして今では「前原」「枝野」があとに続きます。 テレビ朝日は完全に「前原」「枝野」に押さえられました。 日本テレビは「小泉グループ」に押さえられています。 そしてこの2社が日本の国民を操っているのです。 世論を作り出しているのはこれら「政治家」なのです。
 この両者の後ろには「電通」が動いているのは間違いありません。 芸能人は「電通」に楯突く事は絶對出来ません。 彼らを巧みに操つり我々国民をマインドコントロールしているのです。
 サブリミナル効果を使っているのかも知れません。 
 本当に恐ろしい世の中になりました。 それに「国民」は殆ど気づいていません。

2010.10.17 10:36 URL | 世直し大工 #- [ 編集 ]

風太さん、世直し大工さん、素晴らしいコメントです。ブログ主さんも、もう少し視野をひろげないと
森田実になってしまいますよ。もう、なってるかな?

2010.10.17 21:55 URL | 活橋内人 #- [ 編集 ]

いや、kojitakenさんがしっかり自分の立場から歯に絹着せずに言論の場を確立しているからこそ、
そして許容できる範囲の言論は立場の異なる言論でも(是々非々はありつつも))ある程度受け入れているからこそ、
政治ブログというものが狭い範囲の、同好のみで結成された狭い世界のものにならないのだと思います。
その辺りは政治に口出しする、どうしてもしちゃう人間は感謝しなければいけない。
私なんかはコメント専門なんで、そして自分でブログ持とうものなら他から意見されたらたまらなくなる性分なんで、
kojitakenさんの心の広さにはいつも感服してます。
実際、自分の言論の確立の場で異なる意見のものも(ある程度)分け隔てなく受け入れるというのはかなり心のエネルギーがいると思うので、単純にすごいと思います。

2010.10.18 01:02 URL | 朱の盤 #XQYq98OQ [ 編集 ]

私は瀬島隆彦熱烈信者です。

「アポロ11号は月に行かなかった論」

これ読んで投げ出しましたが、最近再読したら、その通りだと思うようになりました。

副島せんせの言説はほとんど正しいと思う。

時間が時が過ぎれば、証明されるのだろうが、今はそんな悠長な事態では無い。

2010.10.18 21:59 URL | かづ23 #- [ 編集 ]













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副島隆彦のHPへのリンクを抹消! 副島隆彦を似非リバータリアンとして糾弾せよ!
今現在(2011-04-10 22:55:31)を持ちまして、副島隆彦のHPへのリンクを抹消しました(↓リンクを参照): http://www.geocities.jp/oblige347/Linkpage.html もう、既に副島隆彦氏およびその愚劣な弟子等(これを副島隆彦を盲信する『信者』といって差し支え無いであろ

2011.04.15 22:31 | 自由進歩マガジン『青旗』! 『Art&Blue-Liberalism』のBlog